JP2658674B2 - ブレーキ導風板 - Google Patents
ブレーキ導風板Info
- Publication number
- JP2658674B2 JP2658674B2 JP26736191A JP26736191A JP2658674B2 JP 2658674 B2 JP2658674 B2 JP 2658674B2 JP 26736191 A JP26736191 A JP 26736191A JP 26736191 A JP26736191 A JP 26736191A JP 2658674 B2 JP2658674 B2 JP 2658674B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide plate
- air guide
- brake air
- press
- brake
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発熱したブレーキの
冷却を促進させるためにブレーキ側に風を導くブレーキ
導風板の改良に関し、特に、取り付け時の作業性が向上
するようにしたものである。
冷却を促進させるためにブレーキ側に風を導くブレーキ
導風板の改良に関し、特に、取り付け時の作業性が向上
するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来のブレーキ導風
板1は、ブレーキ(図示せず)側に風を導くように湾曲
した形状をなすとともに、テンションロッド2に取り付
けられたクランプ3A,3Bにボルト・ナット4A,4
Bによって結合され、その端部がトランスバースリンク
5にボルト・ナット6によって結合されることにより、
ブレーキの近傍に配設されている。
板1は、ブレーキ(図示せず)側に風を導くように湾曲
した形状をなすとともに、テンションロッド2に取り付
けられたクランプ3A,3Bにボルト・ナット4A,4
Bによって結合され、その端部がトランスバースリンク
5にボルト・ナット6によって結合されることにより、
ブレーキの近傍に配設されている。
【0003】そして、このような取り付け構造である
と、ブレーキ導風板1の荷重はテンションロッド2に支
持される一方、例えば路面上に積もった雪等に触れるこ
とによりブレーキ導風板1にテンションロッド2周りの
回転運動が生じようとしても、ボルト・ナット6がスト
ッパとして働くため、その回転運動を阻止することがで
きた。
と、ブレーキ導風板1の荷重はテンションロッド2に支
持される一方、例えば路面上に積もった雪等に触れるこ
とによりブレーキ導風板1にテンションロッド2周りの
回転運動が生じようとしても、ボルト・ナット6がスト
ッパとして働くため、その回転運動を阻止することがで
きた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の取り付け構造であると、確かにブレーキ導
風板1の回転運動を阻止することはできるが、ブレーキ
導風板1をボルト・ナット6によってトランスバースリ
ンク5に取り付けていたため、その位置出しが困難であ
り、作業性が悪いという問題点があった。
ような従来の取り付け構造であると、確かにブレーキ導
風板1の回転運動を阻止することはできるが、ブレーキ
導風板1をボルト・ナット6によってトランスバースリ
ンク5に取り付けていたため、その位置出しが困難であ
り、作業性が悪いという問題点があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術が有す
る課題に着目してなされたものであって、取り付け時の
作業性の向上が図られるブレーキ導風板を提供すること
を目的としている。
る課題に着目してなされたものであって、取り付け時の
作業性の向上が図られるブレーキ導風板を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ブレーキ側に風を導くブレーキ導風板に
おいて、テンションロッドとトランスバースリンクとを
結合している複数のボルト・ナット部が圧入される圧入
部を形成した。
に、本発明は、ブレーキ側に風を導くブレーキ導風板に
おいて、テンションロッドとトランスバースリンクとを
結合している複数のボルト・ナット部が圧入される圧入
部を形成した。
【0007】
【作用】テンションロッドとトランスバースリンクとを
結合しているボルト・ナット部を、ブレーキ導風板に形
成された圧入部に圧入すると、それらボルト・ナット部
と圧入部との結合力によってブレーキ導風板の回転運動
等が阻止される。そして、圧入作業は、ボルト・ナット
の締結作業に比べて容易に行えるし、複数のボルト・ナ
ットが圧入される結果、位置も簡単に決まる。
結合しているボルト・ナット部を、ブレーキ導風板に形
成された圧入部に圧入すると、それらボルト・ナット部
と圧入部との結合力によってブレーキ導風板の回転運動
等が阻止される。そして、圧入作業は、ボルト・ナット
の締結作業に比べて容易に行えるし、複数のボルト・ナ
ットが圧入される結果、位置も簡単に決まる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図3は、本発明の一実施例を示す図で
ある。なお、上記従来の技術の構成と同等の部材には同
じ符号を付している。即ち、ブレーキ(図示せず)側に
風を導くように湾曲したブレーキ導風板1は、従来と同
様に、テンションロッド2に取り付けられたクランプ3
A,3Bと、ブレーキ導風板1に形成されたボルト孔7
A,7Bとを、ボルト・ナット(図示せず)によって結
合することにより、テンションロッド2に支持される。
明する。図1乃至図3は、本発明の一実施例を示す図で
ある。なお、上記従来の技術の構成と同等の部材には同
じ符号を付している。即ち、ブレーキ(図示せず)側に
風を導くように湾曲したブレーキ導風板1は、従来と同
様に、テンションロッド2に取り付けられたクランプ3
A,3Bと、ブレーキ導風板1に形成されたボルト孔7
A,7Bとを、ボルト・ナット(図示せず)によって結
合することにより、テンションロッド2に支持される。
【0009】そして、ブレーキ導風板1の裏面側には、
このブレーキ導風板1を取り付けた際にトランスバース
リンク5のテンションロッド2との結合部位の下面側に
当接するように、板状部材10が一体に設けられてい
る。この板状部材10には、その拡大平面図である図2
及び図2のA−A線断面図である図3に示すように、テ
ンションロッド2とトランスバースリンク5とを結合し
ているボルト8A,8B及びナット9A,9Bが圧入さ
れる圧入部としての孔10A及び10Bが形成されてい
る。
このブレーキ導風板1を取り付けた際にトランスバース
リンク5のテンションロッド2との結合部位の下面側に
当接するように、板状部材10が一体に設けられてい
る。この板状部材10には、その拡大平面図である図2
及び図2のA−A線断面図である図3に示すように、テ
ンションロッド2とトランスバースリンク5とを結合し
ているボルト8A,8B及びナット9A,9Bが圧入さ
れる圧入部としての孔10A及び10Bが形成されてい
る。
【0010】即ち、テンションロッド2とトランスバー
スリンク5とは、テンションロッド2を上側にした状態
で、二組のボルト・ナット8A,8B,9A,9Bによ
って結合されていて、その結合部位のトランスバースリ
ンク5の下面側にはボルト8A,8Bの先端部が突出す
るとともに、そのボルト8A,8Bの先端部にナット9
A,9Bが締結されている。
スリンク5とは、テンションロッド2を上側にした状態
で、二組のボルト・ナット8A,8B,9A,9Bによ
って結合されていて、その結合部位のトランスバースリ
ンク5の下面側にはボルト8A,8Bの先端部が突出す
るとともに、そのボルト8A,8Bの先端部にナット9
A,9Bが締結されている。
【0011】そして、板状部材10に形成された孔10
A,10Bは、ナット9A,9Bをボルト8A,8Bに
締結した状態の外形に対応して、ナット9A,9Bが圧
入される上面側の径は広く、ボルト8A,8Bの先端部
が圧入される下面側の径は狭くなっている。このような
ブレーキ導風板1であると、その取り付け作業は、板状
部材10の孔10A,10Bのそれぞれに、締結状態の
ボルト・ナット8A,8B,9A,9Bを圧入した後
に、クランプ3A,3Bとボルト孔7A,7Bとをボル
ト・ナットで結合すれば完了するが、従来行っていたボ
ルト・ナットの締結作業が圧入作業で済むし、しかも、
板状部材10に形成された二つの孔10A,10Bにボ
ルト・ナット8A,8B,9A,9Bを圧入するから、
ブレーキ導風板1の位置決めが簡単に行えるので、取り
付け時の作業性が向上する。
A,10Bは、ナット9A,9Bをボルト8A,8Bに
締結した状態の外形に対応して、ナット9A,9Bが圧
入される上面側の径は広く、ボルト8A,8Bの先端部
が圧入される下面側の径は狭くなっている。このような
ブレーキ導風板1であると、その取り付け作業は、板状
部材10の孔10A,10Bのそれぞれに、締結状態の
ボルト・ナット8A,8B,9A,9Bを圧入した後
に、クランプ3A,3Bとボルト孔7A,7Bとをボル
ト・ナットで結合すれば完了するが、従来行っていたボ
ルト・ナットの締結作業が圧入作業で済むし、しかも、
板状部材10に形成された二つの孔10A,10Bにボ
ルト・ナット8A,8B,9A,9Bを圧入するから、
ブレーキ導風板1の位置決めが簡単に行えるので、取り
付け時の作業性が向上する。
【0012】また、ボルト・ナットの締結部位が圧入部
に代わったということは、その分、部品点数が削減され
たことになるから、重量やコストの面でも従来に比べて
有利である。そして、取り付けられたブレーキ導風板1
が例えば外力を受けてテンションロッド2周りに回転し
ようとしても、ボルト・ナット8A,8B,9A,9B
と、孔10A,10Bとの間には水平方向の力が働くか
ら、ブレーキ導風板1の回転運動は阻止され、ブレーキ
導風板1はブレーキ側へ風を導くことができる所定の位
置に保持されるし、その際、抜ける方向の力は作用しな
いから、本実施例のように圧入によって回転を阻止する
構造としても特に不具合はない。
に代わったということは、その分、部品点数が削減され
たことになるから、重量やコストの面でも従来に比べて
有利である。そして、取り付けられたブレーキ導風板1
が例えば外力を受けてテンションロッド2周りに回転し
ようとしても、ボルト・ナット8A,8B,9A,9B
と、孔10A,10Bとの間には水平方向の力が働くか
ら、ブレーキ導風板1の回転運動は阻止され、ブレーキ
導風板1はブレーキ側へ風を導くことができる所定の位
置に保持されるし、その際、抜ける方向の力は作用しな
いから、本実施例のように圧入によって回転を阻止する
構造としても特に不具合はない。
【0013】さらに、板状部材10は、ボルト・ナット
8A,8B,9A,9Bを覆っているので、飛び石等か
らこれらを保護するガイドとしても働くため、別途、ナ
ットキャップ等を設ける必要がない。
8A,8B,9A,9Bを覆っているので、飛び石等か
らこれらを保護するガイドとしても働くため、別途、ナ
ットキャップ等を設ける必要がない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テンションロッドとトランスバースリンクとを結合して
いる複数のボルト・ナット部が圧入される圧入部を形成
したため、回転運動を阻止するためのボルト・ナットの
締結部が不要となり、ブレーキ導風板の位置決めが簡単
に行えるので、取り付け時の作業性が向上するし、部品
点数も減るから、軽量化やコスト低減も図られるという
効果がある。
テンションロッドとトランスバースリンクとを結合して
いる複数のボルト・ナット部が圧入される圧入部を形成
したため、回転運動を阻止するためのボルト・ナットの
締結部が不要となり、ブレーキ導風板の位置決めが簡単
に行えるので、取り付け時の作業性が向上するし、部品
点数も減るから、軽量化やコスト低減も図られるという
効果がある。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】本実施例の要部を拡大した平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来の構成を示す斜視図である。
1 ブレーキ導風板 2 テンションロッド 5 トランスバースリンク 8A,8B ボルト 9A,9B ナット 10 板状部材 10A,10B 孔(圧入部)
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキ側に風を導くブレーキ導風板に
おいて、テンションロッドとトランスバースリンクとを
結合している複数のボルト・ナット部が圧入される圧入
部を形成したことを特徴とするブレーキ導風板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26736191A JP2658674B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | ブレーキ導風板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26736191A JP2658674B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | ブレーキ導風板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105042A JPH05105042A (ja) | 1993-04-27 |
JP2658674B2 true JP2658674B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=17443761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26736191A Expired - Lifetime JP2658674B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | ブレーキ導風板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658674B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107914785A (zh) * | 2016-10-05 | 2018-04-17 | 株式会社斯巴鲁 | 整流装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2918329B1 (fr) * | 2007-07-06 | 2009-10-02 | Renault Sas | Ecope de refroidissement pour vehicule automobile |
JP5304207B2 (ja) * | 2008-12-08 | 2013-10-02 | 日産自動車株式会社 | ブレーキエアガイド構造 |
FR3140333A1 (fr) * | 2022-10-04 | 2024-04-05 | Renault S.A.S | véhicule possédant un train avant doté d’un guide d’air |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP26736191A patent/JP2658674B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107914785A (zh) * | 2016-10-05 | 2018-04-17 | 株式会社斯巴鲁 | 整流装置 |
CN107914785B (zh) * | 2016-10-05 | 2019-08-23 | 株式会社斯巴鲁 | 整流装置 |
DE102017123062B4 (de) * | 2016-10-05 | 2020-12-24 | Subaru Corporation | Gleichrichter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05105042A (ja) | 1993-04-27 |
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