JP2656721B2 - ドラムへのフィルム固定装置 - Google Patents

ドラムへのフィルム固定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録装置の刷版や
ファクシミリ自動製版装置の謄写原紙などの各種フィル
ムを回転自在なドラムに巻き付けて固定する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、代表的なドラムへのフィルム固定
装置としては、印刷機における刷版固定装置が知られて
いる。この印刷機における刷版固定装置は、ドラムの外
周面に軸方向に沿って2本の細溝が形成され、これらの
細溝に刷版の両端部を折り曲げて挿入することによって
刷版をドラムの外周面に固定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、フィルムの両端部が折り曲げられて折りく
せがつくことになるので、このフィルムを後工程で処理
するような場合に取り扱いに不便をきたすという問題点
がある。また、ドラムに特殊な細溝加工を施す必要があ
り、加工コストが高くつくとともに、細溝がドラムに歪
みを発生させる原因にもなりやすい。また、フィルム装
填の自動化が困難である。
【0004】そこで、本出願人は、フィルムを巻き付け
て回転するドラムに、フィルムの前端部をドラム外周面
に押え付ける前部押え部材と、フィルムの後端部をドラ
ム外周面に押え付ける後部押え部材とをボルトを介して
ドラムに装備するとともに、これら前部押え部材および
後部押え部材をドラム外周面から浮上させるようにバネ
付勢し、ドラムが所定の回転位置にある状態で、前部押
え部材および後部押え部材の各ボルトをねじ締め機構で
自動操作することで、ドラムに巻き付けたフィルムの前
端部および後端部をそれぞれドラム外周面と前部押え部
材および後部押え部材とで挟持固定する装置を先に提案
している(特願平4−89940号)。
【0005】このねじ締め方式のフィルム固定装置は、
フィルム端部を折り曲げることがなく、また、ねじ締め
機構を用いて前部押え部材および後部押え部材を挟持操
作および挟持解除操作できるので、自動化を図ることが
できる利点を有するものであるが、次ぎのような改良す
べき点があった。 各ボルトに対するねじ締め機構の位置合わせを高い
精度で行う必要があるために、この位置決めのための機
構および制御が複雑になる。 ボルト回動操作に多少時間がかかり、フィルム装填
や取り外しに要する時間が長くなる。 ねじ締め機構の締め込みトルクをトルクリミッター
等で機械的に設定することになるが、機械部品の磨耗等
によって締め込みトルクの設定値が経時的に変化するお
それがあり、過剰な締めつけによるフィルムの損傷や、
締めつけ不足が発生しないようにするためには、点検整
備が必要となり、管理に手数がかかりやすい。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、フィルムの両端部を折り曲げることな
くドラムに自動的に固定することができるとともに、特
に、その操作時間を短くでき、かつ、フィルムを損傷す
ることなく簡単確実に固定することができるドラムへの
フィルム固定装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明は、ドラムの外周面にフィルムを巻き付けて
固定するフィルム固定装置において、フィルムの前端部
をドラム外周面に押え付ける前部押え部材を、ドラム軸
心と平行な支点軸心周りに揺動自在に前記ドラムに支持
するとともに、この前部押え部材のフィルム押圧端がド
ラム外周面に接触するように前部押え部材を揺動付勢す
るバネを前記ドラムに装備し、前記ドラムに巻き付けら
れたフィルムの後端部をドラム外周面に押え付ける後部
押え部材を、ドラム軸心と平行な支点軸心周りに揺動自
在およびドラム周方向に一定範囲でスライド自在にドラ
ムに支持するとともに、この後部押え部材のフィルム押
圧端がドラム外周面に接触するように後部押え部材を揺
動付勢するバネを前記ドラムに装備し、前記ドラムに対
向する位置に、所定位置にある前記前部押え部材をバネ
に抗して強制揺動させて、そのフィルム押圧端をドラム
外周面から浮上させる前部押え部材操作手段と、所定位
置において後退スライドしている前記後部押え部材をバ
ネに抗して強制揺動させて、そのフィルム押圧端をドラ
ム外周面から浮上させ、かつ、浮上したフィルム押圧端
をフィルムの後端部の上に重複させるように後部押え部
材を進出スライドさせる後部押え部材操作手段と、を装
備してある。
【0008】
【作用】本発明の作用は、次のとおりである。原点位置
にドラムが位置している状態で、前部押え部材操作手段
を作動させて前部押え部材をバネに抗して強制揺動さ
せ、そのフィルム押圧端をドラム外周面から浮上させ、
供給されたフィルムの前端部を前部押え部材のフィルム
押圧端の下にもぐり込ませる。この状態で、前部押え部
材操作手段の操作を解除することで、前部押え部材はバ
ネによって付勢揺動復帰し、そのフィルム押圧端とドラ
ム外周面との間にフィルムの前端部を折り曲げることな
く弾性的に挟持固定することができる。次に、ドラムの
回転によってフィルムをドラム外周面に巻き付けてゆ
き、後部押え部材の近くにフィルムの後端部を位置させ
る。この状態で、先ず、後部押え部材操作手段によって
後部押え部材をバネに抗して強制揺動させて、そのフィ
ルム押圧端をドラム外周面から浮上させ、次いで、後部
押え部材をその浮上させた姿勢で進出スライドさせ、巻
き付けられたフィルムの後端部の上にフィルム押圧端を
重複させる。その後、後部押え部材操作手段の操作を解
除することで、後部押え部材はバネによって付勢揺動復
帰し、そのフィルム押圧端とドラム外周面との間にフィ
ルムの後端部を折り曲げることなく弾性的に挟持固定す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を刷版画像記録装置における刷
版固定に適用した実施例を図面に基づいて説明する。図
1は刷版画像記録装置の記録ヘッドを省略した刷版装填
部位の概略構成を示す斜視図、図2は前部押え部材およ
び後部押え部材の一部を示す平面図、図3は操作機構の
側面図、図4は操作機構の一部を示す平面図、図5は操
作機構の一部を示す正面図である。
【0010】図1において、1は中空円筒状のドラム、
2はドラム1の外周面に巻き付け装着される刷版として
のアルミニウムをベースとしたフィルム、3はフィルム
2の前端部をドラム1に固定するための前部押え部材、
4はフィルム2の後端部をドラム1に固定するための後
部押え部材、5は前部押え部材3および後部押え部材4
を操作するための操作機構、6はフィルム2をドラム1
に向けて供給搬送するローラコンベアである。
【0011】ドラム1は、フィルム2の長さよりやや長
い周長となる径に設定され、図示しないモータによって
正逆転駆動されるようになっている。ドラム1の周面に
は、その内部空間と連通する多数の小孔と、各小孔につ
ながった複数本の細溝が形成されている。ドラム1の内
部空間は中空回転軸1aを介して図示しない真空吸引装
置に接続されている。ドラム1の周面にフィルム2を巻
回した後、この真空吸引機構でドラム1の内部空間を減
圧することにより、フィルム2をドラム1の周面に吸着
保持し、本実施例の固定装置と協働してフィルム2を固
定するようになっている。
【0012】図1,図2に示すように、前部押え部材3
は、ドラム軸心方向に複数に分割された横長の板状部材
で構成され、その前端部がフィルム押圧端3aに、ま
た、その後端部が操作部3bとなっている。そして、前
部押え部材3の側端面に打ち込み装着した支点ピン3c
が、ドラム1の外周面にボルト連結した支持部材7に、
ドラム軸心と平行な支点軸心P周りに揺動自在に支持さ
れている。また、ドラム1の外周面に没入するように装
着した圧縮コイルバネ8によって操作部3bを上方に押
し上げ付勢することで、フィルム押圧端3aがドラム外
周面に接触するように前部押え部材3が揺動付勢されて
いる。
【0013】後部押え部材4は、前部押え部材3と同様
に、ドラム軸心方向に複数に分割された横長の板状部材
で構成され、その前端部(前部押え部材3とは逆向き)
がフィルム押圧端4aに、また、その後端部が操作部4
bとなっている。そして、後部押え部材4の側端面に打
ち込み装着した支点ピン4cが、ドラム1の外周面にボ
ルト連結した支持部材9に、ドラム軸心と平行な支点軸
心Q周りに揺動自在に支持されている。また、支持部材
9とドラム外周面との間に形成された支点ピン挿通孔1
0がドラム周方向に長い長孔状に構成されており、この
支点ピン挿通孔10に沿って後部押え部材4がドラム周
方向に一定範囲で移動可能となっている。さらに、ドラ
ム1の外周面に没入するように装着した圧縮コイルバネ
11およびボール12によって操作部4bを上方に押し
上げ付勢することで、フィルム押圧端4aがドラム外周
面に接触するように後部押え部材4が揺動付勢されてい
る。
【0014】図3〜図5に示すように、操作機構5は、
ドラム1の両端外側方において立設固定された左右のフ
レーム13の間に、前部押え部材操作手段14と後部押
え部材操作手段15とを装備した構造となっており、以
下に各部の構成を詳細に説明する。
【0015】前部押え部材操作手段14は、スクイズロ
ーラ16と、これをローラ支軸16aを介して支持した
支持アーム17と、この支持アーム17の上部円形孔1
7aに摺動可能に嵌入された偏心カム18と、これを回
転駆動するモータM1 、等から構成されており、ローラ
支軸16aの両端に備えたガイドローラ19を、フレー
ム13に形成したガイド溝20で案内することで、偏心
カム18の回転に伴って、スクイズローラ16がドラム
外周面に対して遠近移動するように構成されている。
【0016】後部押え部材操作手段15は、ゴムローラ
21と、これを軸支した左右一対の可動フレーム22
と、この可動フレーム22を支持した一対の操作レバー
23,24と、これを揺動作動させる偏心カム25,5
5と、カム駆動用のモータM2と、ゴムローラ21を回
転駆動するモータM3 、等から構成されている。
【0017】左右の可動フレーム22は、その上端部に
おいて角パイプからなる横フレーム26で連結されてお
り、この横フレーム26に取り付けたモータM3 と、ゴ
ムローラ21の支軸27とがギヤ28,29で連動連結
されている。また、図5に示すように、支軸27の延長
端に取り付けたガイドローラ30、および可動フレーム
22の外側面に取り付けたガイドローラ31が、フレー
ム13に形成したガイド溝32に係入されて、可動フレ
ーム22が一定姿勢で平行にドラム1に対して遠近移動
できるように構成されている。
【0018】また、操作レバー23,24はそれぞれ支
点軸33,34を中心に回動可能に支持され、操作レバ
ー23,24それぞれに作用するように偏心カム25,
55が同一回転位相で回転軸35に固定されている。そ
して、フレーム13に装着したモータM2 と回転軸35
とがギヤ36,37で連動連結されている。
【0019】操作レバー23,24のそれぞれの遊端部
と可動フレーム22の上部、横フレーム38の上部とが
ピン連係され、この操作レバー23,24の揺動に連動
して可動フレーム22,38が昇降移動されるようにな
っている。また、上側の左右操作レバー23の先端間に
架設した横フレーム38から複数本のロッド39が下方
に延出されるとともに、このロッド39が、可動フレー
ム22の横フレーム26に貫通され、ロッド39に外嵌
装着した圧縮コイルバネ40によって、ゴムローラ21
を後端押え部材4の操作部4bに弾性付勢する。この
時、操作レバー24は、偏心カム55より離間すること
となり、コイルバネ40の弾性力は全てゴムローラ21
に伝わる。なお、偏心カム55の径を偏心カム25のそ
れに比べて小さくすることにより、操作レバー24が偏
心カム55から離間しやすいので、弾性力がゴムローラ
21により伝わりやすくなる。
【0020】図5に示すように、可動フレーム22の横
フレーム26にはスライドロッド41および圧縮コイル
バネ42を介して支持されたフィルム押え43が弾性的
に後退上昇可能に装着されている。
【0021】本実施例のフィルム固定装置は以上のよう
に構成されている。次に、この装置のフィルム自動装着
作動を、図6〜図12の工程図と図13のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0022】(1)フィルム前端固定作動 先ず、図6に示すように、スクイズローラ16の下に前
部押え部材3の操作部3bが対向する位置までドラム1
を回転移動させ(S1)、次いで、図7に示すように、
モータM1を回転駆動することによってスクイズローラ
16を下降させる(S2)。これによって、前部押え部
材3のフィルム押圧端3aがドラム外周面から浮上され
る。ここでローラコンベア6を起動してフィルム2をド
ラム外周に向けて搬送することで、フィルム2の前端部
をドラム外周面と浮上しているフィルム押圧端3aとの
間に挿入する(S3)。
【0023】フィルム2の前端部が支持部材7の先端に
当接して位置決めがなされたら、ローラコンベア6を停
止し、モータM1を逆回転駆動することによってスクイ
ズローラ16を上昇させる(S4)。操作部3bの押圧
が解除された前部押え部材3はバネ8によって復帰揺動
し、フィルム押圧端3aとドラム外周面との間にフィル
ム2の前端部が弾性的に挟持されて固定される。
【0024】(2)フィルム巻き付け作動 フィルム前端部の固定がなされると、ドラム1を巻き取
り方向(図の場合、反時計方向)に回転させ、フィルム
2をドラム外周面に巻き付けてゆく(S5)。そして、
図8に示すように、スクイズローラ16の下を前部押え
部材3が通過するに足りる設定時間だけドラム回転が進
行した時点で、スクイズローラ16を再び下降させて、
フィルム2をドラム外周面に密着させる(S6,S
7)。
【0025】(3)フィルム後端固定作動 スクイズローラ16を下降しての巻き付けが設定時間経
過すると、ドラム1の回転を停止する(S8,S9)。
この停止状態は、図9に示すように、フィルム2の後端
部がスクイズローラ16から少し突出し、かつ、後部押
え部材4の操作部4bがゴムローラ21に下に位置する
ようにタイマー設定が予めなされている。
【0026】次に、図10に示すように、ゴムローラ2
1を下降させて、後部押え部材4のフィルム押圧端4a
をドラム外周面から浮上させる。この場合、可動フレー
ム22の下降に伴ってフィルム押え43も下降し、スク
イズローラ16から突出しているフィルム2の後端部を
フィルム押え43の押え片43aでドラム外周面に押し
つける(S10)。
【0027】そして、図11に示すように、ゴムローラ
21を所定方向(図の場合、時計方向)に回転駆動さ
せ、これによって、後部押え部材4を前方に一定量進出
スライドさせ、操作部4bをフィルム2の後端部の上に
重複させる(S11)。その後、ゴムローラ21を再び
上昇復帰させると、図12に示すように、操作部4bの
押圧が解除された後部押え部材4はバネ11によって復
帰揺動し、フィルム押圧端4aとドラム外周面との間に
フィルム2の後端部が弾性的に挟持されて固定される
(S12)。
【0028】以上のように作動することで、フィルム2
は弛みなくドラム1に巻き付けられて、その前後の端部
が弾性的に挟持固定される。フィルム2が装着される
と、上述した真空吸引装置でフィルム2をドラム周面に
吸着保持し、ドラム1を高速回転させながら、ドラム1
の軸方向に記録ヘッドを移動させることにより、フィル
ム2の表面に画像記録が行われる。
【0029】画像記録が終了した後、フィルム2をドラ
ム1から取り外す作動は、上記装着作動を逆にたどれば
よい。その順序を図14のフローチャートに示す。ま
ず、図12に示すように、ゴムローラ21の下に後部押
え部材4の操作部4bが位置するまでドラム1を回転移
動させ(S21)、スクイズローラ16を下降してフィ
ルム2の後端部近くを押さえ込み(S22)、ゴムロー
ラ21を下降させて後部押え部材4のフィルム押圧端4
aを浮上してフィルム後端部の挟持を解除する(S2
3)。
【0030】次に、ゴムローラ21を逆方向(図12で
は反時計方向)に回転することで、このゴムローラ21
に接触している後部押え部材4を後退スライドさせ、フ
ィルム後端部の上から退避させる(S24)。
【0031】次に、ゴムローラ21を上昇退避させ(S
25)た後、ドラム1を逆回転(図12の場合、時計方
向)させ、自由となったフィルム2を送り出してゆく
(S26)。なお、後端部から送り出されたフィルム2
は、搬入経路とは別に設置された搬出用の案内経路に導
かれてゆく。
【0032】ドラム1の逆回転が設定時間経過して前部
押え部材3がスクイズローラ16に接近した時点でスク
イズローラ16を上昇させ(S27,S28)、その時
点から設定短時間後に、前部押え部材3の操作部3bが
スクイズローラ16の下に到達したところでドラム逆回
転を停止し(S29,S30)、スクイズローラ16を
下降させて、前部押え部材3によるフィルム挟持を解除
する(S31)。
【0033】以上のようにして、両端が解除されたフィ
ルム2を搬出用の案内経路のコンベアを駆動することに
よって搬送し(S32)、その後、スクイズローラ16
を上昇リセットして、フィルム搬出が完了する(S3
3)。
【0034】なお、上記実施例のステップS6,S8,
S27,S29では、ドラム1の回転位置をタイマーに
より検出していたが、ドラム1の回転に同期して回転す
るエンコーダからの信号により検出してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、人手をかけることなく自動的にドラムにフィルムを
装着固定することができるのであるが、特に、以下のよ
うな効果を発揮する。
【0036】 前部押え部材および後部押え部材を押
圧してバネに抗して揺動することでフィルム押圧端を開
放し、その押圧を解除してフィルム押圧端を付勢復帰移
動させてフィルム端部を挟持するので、押圧位置を特に
厳密に位置決めしなくてもフィルム固定あるいは開放操
作を的確に行うことができる。
【0037】 ねじ締めのような時間のかかる操作を
必要としないので、フィルム装填や取り外しの操作時間
の短縮化が図れる。
【0038】 フィルム端部の固定がバネによる弾性
挟持であるので、経時的に挟持力が変化することが極め
て少なく、特別な管理を要することなく、長期間に亘っ
て適正で安定した固定機能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルム固定装置の概略構成を示
す斜視図である。
【図2】前部押え部材および後部押え部材の一部を示す
平面図である。
【図3】操作機構の側面図である。
【図4】操作機構の一部を示す平面図である。
【図5】操作機構の一部を示す正面図である。
【図6】フィルム前端部固定工程の説明図である。
【図7】フィルム前端部固定工程の説明図である。
【図8】フィルム巻き付け工程の説明図である。
【図9】フィルム後端部固定工程の説明図である。
【図10】フィルム後端部固定工程の説明図である。
【図11】フィルム後端部固定工程の説明図である。
【図12】フィルム後端部固定工程の説明図である。
【図13】フィルム固定工程の作動フローチャートであ
る。
【図14】フィルム排出工程の作動フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ドラム 2 フィルム 3 前部押え部材 3a フィルム押圧端 4 後部押え部材 4a フィルム押圧端 8 バネ 11 バネ 14 前部押え部材操作手段 15 後部押え部材操作手段 P 支点軸心 Q 支点軸心

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムの外周面にフィルムを巻き付けて
    固定するフィルム固定装置において、 フィルムの前端部をドラム外周面に押え付ける前部押え
    部材を、ドラム軸心と平行な支点軸心周りに揺動自在に
    前記ドラムに支持するとともに、この前部押え部材のフ
    ィルム押圧端がドラム外周面に接触するように前部押え
    部材を揺動付勢するバネを前記ドラムに装備し、 前記ドラムに巻き付けられたフィルムの後端部をドラム
    外周面に押え付ける後部押え部材を、ドラム軸心と平行
    な支点軸心周りに揺動自在およびドラム周方向に一定範
    囲でスライド自在にドラムに支持するとともに、この後
    部押え部材のフィルム押圧端がドラム外周面に接触する
    ように後部押え部材を揺動付勢するバネを前記ドラムに
    装備し、 前記ドラムに対向する位置に、所定位置にある前記前部
    押え部材をバネに抗して強制揺動させて、そのフィルム
    押圧端をドラム外周面から浮上させる前部押え部材操作
    手段と、所定位置において後退スライドしている前記後
    部押え部材をバネに抗して強制揺動させて、そのフィル
    ム押圧端をドラム外周面から浮上させ、かつ、浮上した
    フィルム押圧端をフィルムの後端部の上に重複させるよ
    うに後部押え部材を進出スライドさせる後部押え部材操
    作手段と、を装備してあることを特徴とするドラムへの
    フィルム固定装置。
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