JP2008024393A - プリンタ用ロールペーパの巻き取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリンタ用ロールペーパの不良品の発生率を下げるとともに、巻き取り開始時の作業時間を短縮して生産効率を向上することができる巻き取り装置を提供すること。
【解決手段】 駆動ローラ1と、この駆動ローラの回転で従動し、帯状のペーパ6を巻き取る巻き芯ローラ3と、巻き芯ローラ3と駆動ローラ1との間に、巻き芯ローラを一周させたペーパの先端6aを導入するガイド部材9とを備え、上記ガイド部材9は、ガイドローラ11と、このガイドローラを回転自在に支持するとともに、上記駆動ローラと巻き取りローラとの接点へのペーパの導入部8に対して上記ガイドローラ11を進退可能に支持する支持部10a,10bとからなる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、巻き芯ローラにペーパを巻きつけてロールペーパを製造するプリンタ用のロールペーパの巻き取り装置に関する。
携帯プリンタや、レジ端末などで用いるプリンタ用紙として、芯無しロールペーパが用いられている。
芯無しロールペーパは、帯状ペーパを巻き芯ローラに巻きつけて、後から巻き芯ローラを抜いて製造するが、巻き芯ローラの抜き取りが簡単にできるように、ペーパ先端を巻き芯ローラに、糊、粘着テープなどを用いて仮留めしない。このように、ペーパを巻き芯ローラに仮留めしないで巻き付けるための巻き取り装置が従来から知られている。
このような巻き取り装置は、例えば、図7に示すように、第1駆動ローラ1と、第2駆動ローラ2とに接触させて従動する巻き芯ローラ3を載置するとともに、第1駆動ローラ1に接触するニップローラ4と、巻き芯ローラ3の上で上下動する押圧ローラ5とを備えている。なお、上記第1、第2駆動ローラ1,2は、図示しないモータに連結し、その回転によって、ペーパ6を搬送しながら巻き芯ローラ3を回転させるようにしている。そして、上記巻き芯ローラ3は、ペーパ6を巻き取るに伴って直径が大きくなり、その分回転中心が上昇するようになっている。
また、押圧ローラ5は、巻き芯ローラ3上にペーパ6が供給されていない状態では、上方に移動し、巻き芯ローラ3とは接触しないようにしているが、ペーパ6の巻き取り中には巻き芯ローラ3のペーパ6に接触して、ロールの直径に応じて上昇するようにしている。
さらに、上記第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間にペーパ6の先端6aを挟み込むため、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との接点に、先端を対向させた押し込みブレード7を備えている。この押し込みブレード7は、鋭利な先端7aを有する金属製のブレードで、この押し込みブレード7の先端7aを、図7の二点鎖線のように、上記接点に近づけたり離したりできるようにしている。
このような装置において、上記第1駆動ローラ1とニップローラ4とで誘導されたペーパ6を第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に挟持して進行させ、その先で、第2駆動ローラ2と巻き芯ローラ3とで挟持し、ペーパ先端6aが巻き芯ローラ3の上部まで進んだところで押圧ローラ5を降下させてペーパ6を押さえる。押圧ローラ5でペーパ6を押さえることによって、ペーパ6が巻き芯ローラ3に沿って進むようにする。
ペーパ6がさらに進んで巻き芯ローラ3をほぼ一周したら、その先端6aを第1駆動ローラ1で供給されるペーパ6の後続部分と巻き芯ローラ3との間に挿入しなければならない。このとき、上記押し込みブレード7の先端7aによってペーパ先端6aを第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間にペーパ先端6aを押し込むようにしている。
このように、押し込みブレード7を用いてペーパ先端6aを押し込む作業は、人が手作業で行っている。実際には、押し込みブレード7を機械的に移動させて、先端7aを上記巻き芯ローラ3に近づけてから、最後は、人が手作業で押し込みブレード7を押してペーパ6を押し込み、先端7aが上記巻き芯ローラ3と第1駆動ローラ1との間に挿入されたかされないかのタイミングで退避させるようにしている。
なお、上記芯無しロールペーパの巻き取り装置は、ペーパ先端を芯に仮留めしない芯ありのロールペーパの巻き取りにも利用できる。
特開平7−10327号公報
上記したように、押し込みブレード7の先端7aで、ペーパ先端6aを巻き芯ローラ3と第1駆動ローラ1との間に押し込む際に、ブレード先端7aが、ペーパ先端6aより後方に接触した場合には、図8のように、ペーパ6の先端側が折り畳まれた状態で、両ローラ1,3間に押し込まれることになる。
このようにペーパ6が折り畳まれた状態でペーパ6が巻き取られると、巻き芯ローラ3を抜き取って完成した芯無しロールペーパは、プリンタ用紙として使用した場合、その終端に折り畳まれた部分がくることになる。そして、この用紙が感熱紙や感圧紙の場合、裏面が表に表れることになるので、終端部分には印字できないし、折り線によって傷が付いたり発色したりしてしまう。また、普通紙であっても折り畳まれた部分には、段ができて、きちんと印字できない。
また、ペーパの厚みが部分的に変わるので、ロールからのペーパの繰り出しが不均一になったり、回転トルクが大きくなったりしてしまう。特に携帯用プリンタのように小型プリンタの場合には、ペーパ送り用モータも小型の低トルクのものを用いているので、折り畳まれた部分が引っ掛かってペーパを送れないこともある。
このように、最後まで使えないロールペーパは不良品である。特に、携帯プリンタなど、小型のプリンタでは、小さなスペースに、長いペーパを収納できるようにするために、芯無しのロールペーパや、芯にペーパを仮留めしていないロールペーパを用いる場合が多い。それなのに、収納したロールペーパが最後まで使えないのでは、このようなロールペーパを用いる意味がない。
さらに、ペーパの終端が印字ヘッドに引っ掛かって、プリンタの故障の原因となることもある。
つまり、上記のように、先端が折り畳まれたまま巻き取られたロールペーパは、全量が使えなかったり、印字不良が発生したり、さらには、プリンタの故障の原因になったりする不良品である。このような不良品は、実際には出荷されないのでロスになる。
また、上記押し込みブレード7のペーパへの押し付けタイミングがうまくいった場合でも、押し込みブレード7の先端7aを両ローラ1,3間へ押し込んでしまった場合には、それを抜くときに、ブレード先端7aとともにペーパ先端6aが引き戻されてしまうことがある。そして、引き戻されたペーパ先端6aが、再度、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に挟まれて、ペーパ6は、先端が折れた状態で巻き取られることになる。つまり、押し込みブレード7を押し込みすぎても、不良品の原因となる。
さらに、押し込みブレード7の先端7aを、ローラ1,3の接点より手前でペーパ6に押し当てた場合には、ブレード先端7aをペーパ6の移動速度と一致させて移動させないと、ブレード先端7aで、ペーパ6を擦って傷つけてしまうことがある。その結果、不良品を製造してしまう。
一方、上記のような不良品を製造しないためには、押し込みブレード7の押し当てタイミング、押し込み量、押し込みブレード7の移動速度を最適にする必要があり、押し込みブレード7を用いたペーパの挿入作業は熟練を必要とするものであった。そのため、ペーパ6の送り速度を遅くして、時間をかけて慎重に行なわなければならないこともあった。
その結果、上記従来の巻き取り装置を用いた場合には、不良品の発生率が高くなるとともに、巻き取り開始時のペーパの挿入作業に時間がかかり、生産効率が悪いという問題があった。
この発明の目的は、不良品の発生率を下げるとともに、巻き取り開始時の作業時間を短縮して生産効率を向上することができるプリンタ用ロールペーパの巻き取り装置を提供することである。
第1の発明は、駆動ローラと、この駆動ローラの回転で従動し、帯状のペーパを巻き取る巻き芯ローラと、上記巻き芯ローラと駆動ローラとの間に、巻き芯ローラを一周させたペーパの先端を導入するガイド部材とを備え、上記ガイド部材は、ガイドローラと、このガイドローラを回転自在に支持するとともに、上記駆動ローラと巻き取りローラとの接点へのペーパの導入部に対して上記ガイドローラを進退可能に支持する支持部とからなる点に特徴を有する。
なお、上記導入部とは、上記駆動ローラと巻き芯ローラとの接点近傍で、上記接点に対して、ペーパの搬送方向を基準にした上流側である。そして、上記接点近傍とは、この導入部に上記ガイドローラを位置させることによって、ペーパ先端を、上記駆動ローラと巻き芯ローラとの接点へ導入できる近さのことである。
第2の発明は、第1の発明を前提とし、上記ガイド部材の支持部は、第1板部材と、角度調整機構を介して連結した第2板部材とからなり、第1板部材における第2板部材と反対側の一辺に、ガイドローラを取り付け、上記第1板部材と第2板部材とのなす角を調整可能にした点に特徴を有する。
第1、第2の発明によれば、ガイドローラを有するガイド部材によって、駆動ローラと巻き芯ローラとの間にペーパ先端を誘導するようにしている。ガイドローラはペーパの移動速度に応じて回転するので、従来の押し込みブレードのように、ペーパの移動速度に合わせてガイドローラを移動させなくても、ペーパを傷つけたり、折り込んだりしてしまうことがない。そのため、不良品の発生率を下げることができる。
また、この発明のガイド部材では、従来の押し込みブレードのように、ペーパへの押し当てタイミングや、押し込み量、移動速度などの微妙な調整が不要なので、熟練者でなくても、だれでも簡単にペーパの挿入作業ができるようになる。
従って、不良品によるロスを減らし、作業効率を上げて、生産効率を向上させることができる。
第2の発明では、ガイド部材の支持部を二つの板部材で構成するとともに、これら板部材が作る角度を調整可能にしている。そのため、装置の様々な条件に応じて、最適な位置に、ガイドドローラを位置させることができる。また、巻き芯ローラの直径や、ペーパの種類などを変更することによって、導入部の範囲が変わった場合に、上記角度を調整して対応することもできる。
図1〜図6を用いて、この発明の一実施形態を示す。これらの図において、図7,8に示す従来例の装置と同じ構成要素には、同じ符号を用いている。
この実施形態の巻き取り装置は、図1,4,5に示すように、巻き芯ローラ3に対してペーパ6を送るための、この発明の駆動ローラである第1駆動ローラ1と、第2駆動ローラ2と、ニップローラ4、押圧ローラ5を備えている点は、上記従来例の装置と同じである。そして、各ローラの配置および機能も、従来例の装置と同じである。
ただし、この実施形態では、従来例の押し込みブレード7の代わりに、ガイド部材9を備えている。
なお、この実施形態の巻き取り装置は、芯無しロールペーパだけでなく、芯があっても、その芯に対してペーパ先端を仮留めしないで巻きつけ、ペーパの終端まで利用できるロールペーパに対応する装置である。
上記ガイド部材9は、それぞれ矩形の第1板部材10aおよび第2板部材10bとを連結して構成したこの発明の支持部と、第1板部材10aに取り付けたガイドローラ11とからなり、このガイドローラ11を、上記第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との接点手前の、この発明のペーパの導入部である導入部8に臨ませている。
上記導入部8とは、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との接点の近傍で、この接点に対して、ペーパの搬送方向を基準にした上流側である。そして、この導入部8に、上記ガイドローラ11を設けることによって、ペーパの先端6aを第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に確実に導入できる箇所のことである。なお、上記ガイドローラ11は、この導入部8に設けることができる程度に、直径を細くしたローラである。
上記ガイド部材9の具体的構成は、図2,3に示すとおりであるが、第1板部材10aと第2板部材10bとを複数のヒンジ12で連結している。このヒンジ12は、軸12cの周りに互いに揺動可能にした一対の部材12a、12bからなり、各部材12a、12bを、それぞれ、第1板部材10aと、第2板部材10bとに固定している。
また、第1、第2板部材10a,10bに掛け渡すブロック13を設け、このブロック13を第2板部材10bに固定するとともに、第1板部材10a側には、ネジ穴13aを形成し、このネジ穴13aにネジ14を取り付けている。このネジ14をネジ穴13aに貫通させ突出させることによって、図3に示すように、第2板部材10bに対し、第1板部材10aを傾斜させ、ネジ14の突出量によって角度θを調整できるようにしている。
なお、図2は、上記ネジ14をネジ穴13aから突出させないで、第1板部材10aと第2板部材10bとを同一平面上に配置した状態を示した平面図である。
さらに、各板部材10a,10bには、ビス15a,15bを設けるとともに、両ビス15a,15bにコイルスプリング16を掛け渡し、上記ネジ14によって調整した角度θを保持するようにしている。つまり、この実施形態では、上記ヒンジ12、ブロック13、ネジ14、ビス15a,15bおよびコイルスプリング16によって、発明の角度調整機構を構成している。
また、第1板部材10aの一辺には、軸受け部18を設け、この軸受け部18によって上記ガイドローラ11を回転自在に支持している。この実施形態では、第1板部材10aの長辺に、その中央部と両端部に軸受け部18を設け、2本のガイドローラ11を支持している。このように2本のガイドローラ11を用いたのは、小径のガイドローラ11は長いと撓みやすいので、長さを短くして撓みを防止するためである。従って、撓みが問題とならなければ、1本のガイドローラ11でも足りるし、本数を増やせば、個々のガイドローラ11を短くして剛性の低い材料を使用することもできるようになる。
さらに、第2板部材10bには、図示しない装置本体側に取り付けるため取り付け穴17を設けている。
なお、後で説明するが、上記ガイドローラ11は、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間の導入部8において、ペーパの先端6aをガイドする機能を発揮するものなので、その直径は、上記導入部8に挿入できる程度に小さいことが必要である。
ただし、ペーパ先端6aを、ローラ間に挿入できる導入部8の範囲は、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3の直径の比率や、搬送するペーパ6の腰の強さなどによっても異なる。そして、この導入部8の範囲は、各ローラの大きさや、ペーパの種類によっても異なる。例えば、腰の強さなどによって、巻き芯ローラ3に沿って搬送し易いペーパとそうでないペーパがあるが、巻き芯ローラ3に沿って搬送し易いペーパの場合には、ガイドローラ11をローラ接点より離して設けることができる。つまり、導入部8の範囲が広いということである。反対に、巻き芯ローラ3に沿い難いペーパの場合には、ガイドローラ11を上記接点の間際に設けてガイドする必要があり、導入部8が狭いのである。
従って、導入部8に位置させるガイドローラ11の最適な直径は、ペーパの種類や装置に応じて選択する必要がある。
このようにしたガイド部材9を、上記導入部8に臨ませて設けている(図1)。そして、このガイド部材9は、図1における矢印A方向の往復移動と、回転中心19周りの回転ができるように、図示しない接続部材を介して装置本体に取り付け、ペーパ先端6aを第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に導入する際には、上記ガイドローラ11を導入部8に挿入できるようにしている。
なお、この実施形態では、ガイド部材9の矢印A方向の移動には、図示していないエアシリンダを用い、ガイドローラ11を図中下方へ下げるための回転は手動で行なうようにしている。
そして、ガイドローラ11を、上記導入部8へよりスムーズに挿入できるようにするために、上記角度調整機構を用いて、第1板部材10aと第2板部材10bとのなす角度θを調節するようにしている。
また、図1,4,5に示す回転中心19は、模式的なものであり、実際には、図2に示す取り付け穴17を介して装置本体に取り付けるための接続部材側に設けている。
さらに、上記押圧ローラ5も、従来例の押圧ローラ5と同じであるが、この押圧ローラ5は、回転軸20aを中心に回転する支持部材20に、自身の回転軸20aによって回転自在に取り付けられるとともに、支持部材20の回転によって上下するようにしている。
以下に、この巻き取り装置の作用を説明する。
なお、図1、図4〜図6は、実施形態の装置の作用を説明するための図であるが、模式図であり、各ローラやガイド部材9の寸法関係は実際のものとは異なる。特に、図1、図4,5では、ガイドローラ11を実際よりもかなり大きく表わしている。
まず、図1において、図示しない元巻きローラから繰り出したペーパ6は、第1、第2駆動ローラ1、2と巻き芯ローラ3との間を通過して搬送される。そして、ペーパ6の先端6aが巻き芯ローラ3の上方に到達したら、支持部材20を回動させて押圧ローラ5を下降させる。
押圧ローラ5は、下降すると図4のように巻き芯ローラ3にペーパ6を挟んで接触し、ペーパ6を巻き芯ローラ3に沿って進行させながら自身も回転する。なお、図4、図5では、ガイド部材9の位置が分かり易いように、押圧ローラ5の支持部材20は二点鎖線で示している。
図4の状態から、ペーパの先端6aがさらに進み、巻き芯ローラ3をほぼ一周して、再度、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との接点手前の導入部8に接近したら、図示しないエアシリンダを制御して、上記ガイド部材9を図4の矢印A1方向へ移動させる。これにより、図5に示すように、ガイドローラ11が、上記導入部8に接近し、巻き芯ローラ3に接触する。このとき、上記ガイドローラ11は、エアシリンダによって、巻き芯ローラ3に軽く押し付けられている。
このように、ガイドローラ11が導入部8の近傍で巻き芯ローラ3に接触したら作業員は、手でガイド部材9の第1板部材10aを矢印B方向へ(図5参照)へ押し下げるようにする。
ガイド部材9は、矢印B方向へ押し下げられると回転中心19を中心として回転するが、上記図示しないエアシリンダによって矢印A1方向の押圧力も受けているので、回転しながら平行移動することになる。その結果、図6に示すように、ガイド部材9が点線で示す位置から実線の位置まで移動し、その先端は、ガイドローラ11’の位置から、ガイドローラ11の位置まで移動する。すなわち、ガイドローラ11が導入部8へ入り込むことになる。
このように、ガイドローラ11が、導入部8に入り込めば、ガイドローラ11は、ペーパ6の進行に応じて回転し、ペーパ6は、このガイドローラ11にガイドされて、巻き芯ローラ3に沿って進む。つまり、ガイドローラ11によって、ペーパ先端6aは、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に導入される。先端6aが、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に挿入されたら、ガイド部材9を退避させる。以降、巻き芯ローラ3がペーパ6を巻き取ってペーパロールを形成する。
この実施形態の装置では、回転自在にしたガイドローラ11を、導入部8に挿入することによって、ペーパの先端6aをガイドするようにしている。
つまり、従来のように、ペーパ先端6aをブレードの先端7aで第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に押し込むのではなく、ペーパ6が巻き芯ローラに沿って進行するようにガイドするのである。従って、ガイドローラ11は、ローラ間に入り込む必要もないし、入り込むこともない。
そのため、従来のように、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に入り込んでしまった押し込みブレードの先端7aを引き抜く際に、一旦挿入されたペーパ先端6aを引き戻して、折り曲げてしまうことはない。
さらに、移動中のペーパ6の表面にガイドローラ11を当てても、ペーパ6の進行を止めてしまうことがないので、図8に示すブレード先端7aを押し当てたときのように、ペーパ6が折り畳まれてしまうこともない。
また、人が、ガイドローラ11を上記導入部8へ挿入する際に、ガイドローラ11を押し当てる位置が、ペーパ先端6aより遅れてしまったとしても、ガイドローラ11を進めて、先端6aに追いつきながら導入部8に入り込ませることもできる。このとき、ガイドローラ11がペーパ6上を移動したとしても、ガイドローラ11自身が、ペーパ6の速度に応じて回転するので、従来例の押し込みブレード7のようにペーパ6を傷つけてしまうことはない。
つまり、折れ曲がりや傷の発生をなくし、不良品の発生率を低減することができる。
上記のように、ガイドローラ11は、もともと、第1駆動ローラ1と巻き芯ローラ3との間に入り込む心配がないので、押し込み量を考慮して微妙なタイミングで引き抜く必要もないし、ペーパ6に接触した状態では、ペーパ6の速度に応じて回転するので、ガイドローラ11をペーパ速度に合わせて移動させる必要もない。
従って、不良品の発生を恐れて特別な注意を払う必要がない。熟練を必要としないで、誰でも簡単に導入部8に、ガイドローラ11を位置させることができるため、巻き始めのペーパ導入作業の時間を短縮し、作業効率を上げることができる。
実施形態の装置の作用説明図である。 実施形態のガイド部材の平面図である。 実施形態のガイド部材に角度をつけた状態の断面図である。 実施形態の作用説明図であり、図1の状態から進んで、押圧ローラを降下させた状態を示している。 実施形態の作用説明図であり、図4の状態からガイド部材9を巻き芯ローラへ近づけた状態を示している。 実施形態の作用説明図であり、ガイドローラが導入部に入り込んだ状態を示している。 従来例の巻き取り装置の作用説明図である。 従来例の巻き取り装置での不良発生の作用を説明するための図である。
符号の説明
1 第1駆動ローラ
3 巻き芯ローラ
6 ペーパ
6a 先端
8 導入部
9 ガイド部材
10a,10b 板部材
11 ガイドローラ
12 ヒンジ
13 ブロック
13aネジ穴
14 ネジ
15a,15b ビス
16 コイルスプリング

Claims (2)

  1. 駆動ローラと、この駆動ローラの回転で従動し、帯状のペーパを巻き取る巻き芯ローラと、上記巻き芯ローラと駆動ローラとの間に、巻き芯ローラを一周させたペーパの先端を導入するガイド部材とを備え、上記ガイド部材は、ガイドローラと、このガイドローラを回転自在に支持するとともに、上記駆動ローラと巻き取りローラとの接点へのペーパの導入部に対して上記ガイドローラを進退可能に支持する支持部とからなるプリンタ用ロールペーパの巻き取り装置。
  2. 上記ガイド部材の支持部は、第1板部材と、角度調整機構を介して連結した第2板部材とからなり、第1板部材における第2板部材と反対側の一辺に、ガイドローラを取り付け、上記第1板部材と第2板部材とのなす角を調整可能にした請求項1に記載のプリンタ用ロールペーパの巻き取り装置。
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