JP2009255325A - シート状部材のドラム巻付方法及びその装置 - Google Patents

シート状部材のドラム巻付方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】先端及び後端が幅方向に斜めに切断されるシート状部材を成形ドラムの外周面に巻き付ける場合でも、シート状部材の先端及び後端の幅方向一端側と他端側を把持機構によって成形ドラムの外周面に確実に接触させることのできるシート状部材のドラム巻付方法及びその装置を提供する。
【解決手段】シート状部材1の切断方向に沿って斜めに配列された複数の把持部41を各把持部41ごとに設けられた複数のピンシリンダ41bによって上下方向に移動自在に支持し、各把持部41をそれぞれ成形ドラム2の外周面との接触位置に応じた高さまで変位させることにより、シート状部材1の先端側または後端側を成形ドラム2の外周面に沿って接触させるようにしたので、シート状部材1の先端及び後端の幅方向一端側と他端側を巻付把持機構40によって成形ドラム2の外周面に確実に接触させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車用タイヤの製造に用いられるシート状部材のドラム巻付方法及びその装置に関するものである。
一般に、自動車用タイヤの製造工程においては、ゴムのシート状部材からなるベルトを成形ドラムに巻き付ける工程があるが、巻き付ける際のベルトの蛇行や横ずれにより、ベルトの先端と後端とのスプライス部に位置ずれを生じやすいという問題がある。
そこで、シート状部材の先端側を把持部により把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、把持部によりシート状部材の先端側を成形ドラムの外周面に接触させ、成形ドラムを回転させながらシート状部材を所定長さだけ成形ドラムに巻き付けた後、シート状部材の後端側を把持部により把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、把持部によりシート状部材の後端側を成形ドラムの外周面に接触させることにより、シート状部材の後端側を先端側にスプライスするようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)
特開平5−254715号公報
ところで、前記シート状部材としてのベルトは、先端及び後端が幅方向に斜めに切断されるため、その先端側または後端側を成形ドラムの外周面に接触させる際、成形ドラムの軸心に対してシート状部材の先端または後端が斜めになっている分、シート状部材の先端側または後端側の幅方向中央側は成形ドラムの外周面に接触しても、幅方向一端側と他端側はそれぞれ成形ドラムの外周面から離れたままとなる。このため、シート状部材の幅方向一端側と他端側を把持機構によって成形ドラムの外周面に確実に接触させることができず、その結果、スプライス部の位置ずれが生じやすくなるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、先端及び後端が幅方向に斜めに切断されるシート状部材を成形ドラムの外周面に巻き付ける場合でも、シート状部材の先端及び後端の幅方向一端側と他端側を把持機構によって成形ドラムの外周面に確実に接触させることのできるシート状部材のドラム巻付方法及びその装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、先端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材を成形ドラムに巻き付けるシート状部材のドラム巻付方法において、前記シート状部材の切断方向に沿って斜めに配列された複数の把持部によりシート状部材の先端側を把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、シート状部材の先端側が成形ドラムの外周面に沿うように各把持部をそれぞれ成形ドラムの外周面に対して所定方向に変位させてシート状部材の先端側を成形ドラムの外周面に接触させ、成形ドラムを回転させながらシート状部材を所定長さだけ成形ドラムに巻き付けた後、後端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材の後端側をシート状部材の切断方向に沿って斜めに配列された複数の把持部により把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、シート状部材の後端側が成形ドラムの外周面に沿うように各把持部をそれぞれ成形ドラムの外周面に対して所定方向に変位させてシート状部材の後端側を成形ドラムの外周面に接触させることにより、シート状部材の後端側を先端側にスプライスするようにしている。
これにより、シート状部材の先端側が把持部によって把持されながら成形ドラムの外周面まで移動されるとともに、シート状部材が所定長さだけ成形ドラムに巻き付けられた後、シート状部材の後端側が把持部によって把持されながら成形ドラムの外周面まで移動されることから、シート状部材の蛇行や横ずれを生ずることなくシート状部材が成形ドラムに巻き付けられる。この場合、シート状部材の先端側または後端側が成形ドラムの外周面に沿うように各把持部がそれぞれ成形ドラムの外周面に対して所定方向に変位しながらシート状部材が成形ドラムの外周面に接触することから、先端及び後端が幅方向に斜めに切断されるシート状部材を成形ドラムに巻き付ける場合でも、シート状部材の先端及び後端の幅方向一端側と他端側を成形ドラムの外周面に確実に接触させることができる。
また、本発明は前記目的を達成するために、先端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材の先端側を把持部により把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、把持部によりシート状部材の先端側を成形ドラムの外周面に接触させ、成形ドラムを回転させながらシート状部材を所定長さだけ成形ドラムに巻き付けた後、後端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材の後端側を把持部により把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、把持部によりシート状部材の後端側を成形ドラムの外周面に接触させることにより、シート状部材の後端側を先端側にスプライスするシート状部材のドラム巻付装置において、前記把持部がシート状部材の切断方向に沿って複数配列され、各把持部によって把持したシート状部材の先端側または後端側が成形ドラムの外周面に沿うように各把持部をそれぞれ成形ドラムの外周面に対して所定方向に変位させる巻付把持機構を備えている。
これにより、シート状部材の先端側が巻付把持機構の把持部によって把持されながら成形ドラムの外周面まで移動されるとともに、シート状部材が所定長さだけ成形ドラムに巻き付けられた後、シート状部材の後端側が巻付把持機構の把持部によって把持されながら成形ドラムの外周面まで移動されることから、シート状部材の蛇行や横ずれを生ずることなくシート状部材が成形ドラムに巻き付けられる。この場合、シート状部材の先端側または後端側が成形ドラムの外周面に沿うように各把持部がそれぞれ成形ドラムの外周面に対して所定方向に変位しながらシート状部材が成形ドラムの外周面に接触することから、先端及び後端が幅方向に斜めに切断されるシート状部材を成形ドラムに巻き付ける場合でも、シート状部材の先端及び後端の幅方向一端側と他端側を成形ドラムの外周面に確実に接触させることができる。
本発明によれば、シート状部材の蛇行や横ずれが生じないようにシート状部材を成形ドラムに正確に巻き付けることができるので、品質の向上を図ることができる。この場合、先端及び後端が幅方向に斜めに切断されるシート状部材を成形ドラムに巻き付ける場合でも、シート状部材の先端及び後端の幅方向一端側と他端側を成形ドラムの外周面に確実に接触させることができるので、シート状部材のスプライス部の位置ずれを確実に防止することができる。
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1はドラム巻付装置の要部平面図、図2はその要部側面図、図3は巻付把持機構の要部正面図、図4は巻付把持機構の動作を示す要部正面図、図5乃至図7はドラム巻付装置の動作を示す概略側面図である。尚、図1では押付機構の図示は省略してある。
本実施形態のドラム巻付装置は、例えばタイヤ構成部材のベルトからなるシート状部材1を成形ドラム2に巻き付けるもので、シート状部材1は先端及び後端を幅方向に斜めに切断されて成形ドラム2に巻き付けられる。
このドラム巻付装置は、シート状部材1を搬送する第1のコンベア10と、第1のコンベア10と成形ドラム2との間のシート状部材1を支持する第2のコンベア20と、シート状部材1を幅方向に斜めに切断する切断機構30と、シート状部材1の先端側を把持して成形ドラム2まで移動させる巻付把持機構40と、切断されたシート状部材1の先端側を把持して巻付把持機構40に移載する移載把持機構50と、シート状部材1を切断位置の前方(成形ドラム2側)で押さ付ける押付機構60とを備えている。
第1のコンベア10は図示しない駆動部によって駆動されるベルトコンベアからなり、シート状部材1を成形ドラム2側に向かって搬送するようになっている。
第2のコンベア20は回転自在なローラコンベアからなり、シリンダ21によって上下方向に移動自在に支持されている。
切断機構30は、丸刃からなるカッター31と、シート状部材1を載置する載置台32と、カッター31を載置台32の上面に沿って移動させる駆動部33とからなる。載置台32の一端(成形ドラム2側)は幅方向に斜めに形成されており、カッター31は載置台32の一端に沿って斜めに移動するようになっている。
巻付把持機構40は、シート状部材1の切断方向に沿って斜めに配列された複数の把持部41と、各把持部41をそれぞれ上下方向に移動自在に支持する第1の支持部42と、第1の支持部42を上下方向に移動させるシリンダ43と、シリンダ43を介して第1の支持部42を支持する第2の支持部44と、第2の支持部44を前後方向(シート状部材1の搬送方向)に移動させる駆動部45とから構成されている。把持部41は上面側に吸着パッド41aを有し、吸着パッド41aは図示しない真空吸引装置によってシート状部材1を吸着するようになっている。各把持部41は第1の支持部42に固定された複数のピンシリンダ41bにそれぞれ取付けられており、各ピンシリンダ41bに供給される空気によってそれぞれ上方に移動するようになっている。第2の支持部44は前端側にシリンダ43が固定され、後端側を駆動部45によって駆動されるようになっている。駆動部45は、第2の支持部44が螺合するボールネジ45aと、ボールネジ45aを回転させるモータ45bとからなり、モータ45bによって第2の支持部44を前後方向に移動させるようになっている。この場合、モータ45bには、サーボモータやステッピングモータ等、回転量を制御可能なモータが用いられ、成形ドラム2の回転に同期して第2の支持部44を移動可能になっている。また、巻付把持機構40には、シート状部材1の幅方向に対する第1の支持部42の角度を任意に調整可能な角度調整機構(図示せず)が設けられており、材料の仕様によってシート状部材1の切断角度が異なる場合に、各把持部41の配列方向の角度を変更できるようになっている。更に、巻付把持機構40は、各把持部41の全ての吸着パッド41aだけでなく一部の吸着パッド41aのみを作動可能になっており、例えば幅の狭いシート状部材1を吸着する場合には、シート状部材1に接する一部の吸着パッド41aのみを作動させるようになっている。
移載把持機構50は、シート状部材1の切断方向に沿って斜めに延びる把持部51と、把持部51を上下方向に移動させるシリンダ52と、シリンダ52を介して把持部51を支持する支持部53と、支持部53を前後方向に移動させる駆動部54とから構成されている。把持部51は下面側に吸着パッド51aを有し、吸着パッド51aは図示しない真空吸引装置によってシート状部材1を吸着するようになっている。支持部53は前端側にシリンダ52が固定され、後端側を駆動部54によって駆動されるようになっている。駆動部54は、支持部53が螺合するボールネジ54aと、ボールネジ54aを回転させるモータ54bとからなり、モータ54bによって支持部53を前後方向に移動させるようになっている。また、移載把持機構50には、巻付把持機構40と同様、シート状部材1の幅方向に対する把持部51の角度を任意に調整可能な角度調整機構(図示せず)が設けられている。更に、移載把持機構50は、巻付把持機構40と同様、把持部51の全ての吸着パッド51aだけでなく一部の吸着パッド51aのみを作動可能になっている。
押付機構60は、シート状部材1の切断方向に沿って斜めに延びる押付部材61と、押付部材61を上下方向に移動させるシリンダ62と、シリンダ62を支持する支持部63とからなり、押付部材61を切断位置の前方のシート状部材1に上方から下方に向かって押し付けるようになっている。
次に、前記ドラム巻付装置によってシート状部材1を成形ドラム2に巻き付ける方法を説明する。まず、図5(a) に示すように先端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材1の先端側を移載把持機構50の把持部51によって把持し、図5(b) に示すように第1のコンベア1を同期させながら把持部51を駆動部55によって前方に移動することにより、シート状部材1の先端側を巻付把持機構40の把持部41の上方まで移動する。次に、図5(c) に示すようにシート状部材1の先端側を巻付把持機構40の把持部41によって把持し、移載把持機構50の把持部51をシート状部材1の把持を解除して切断位置の後方位置に戻す。この場合、第2のコンベア20は、巻付把持機構40の把持部41の移動を妨げないように下方に移動している。
この後、図6(a) に示すように第1のコンベア1及び成形ドラムと同期させながら巻付把持機構40の把持部41を駆動部45によって前方に移動することにより、シート状部材1の先端側を成形ドラム2の下方まで移動し、把持部41をシリンダ43によって上方に移動してシート状部材1の先端側を成形ドラム2の外周面に接触させる。その際、シート状部材1の先端は成形ドラム2の軸心に対して斜めになっているため、図4に示すように成形ドラム2の外周面がシート状部材1の上面に対して曲面状になるが、巻付把持機構40の各把持部41は、各把持部41ごとに設けられた複数のピンシリンダ41bによってそれぞれ上方に移動するため、図4に示すように各把持部41がそれぞれ成形ドラム2の外周面との接触位置に応じた高さまで上昇し、シート状部材1の先端側が成形ドラム2の外周面に沿うように成形ドラム2の外周面に接触する。次に、図6(b) に示すように巻付把持機構40の把持部41をシート状部材1の把持を解除して切断位置の前方位置に戻すとともに、第2のコンベア20を上方に移動してシート状部材1を下方から支持し、図6(c) に示すように第1のコンベア1を同期させながら成形ドラム2を回転させることにより、シート状部材1を所定長さだけ成形ドラム2に巻き付ける。
この後、図7(a) に示すように押付機構60の押付部材61を下方に移動して切断機構30の前方のシート状部材1を巻付把持機構40の把持部41に押し付けるとともに、移載把持機構50の把持部51をシリンダ52によって下方に移動して切断機構30の後方のシート状部材1を切断機構30の載置台32に押し付けることにより、シート状部材1を押付部材61と巻付把持機構40の把持部41によって挟持するとともに、移載把持機構50の把持部51と載置台32によって挟持し、切断機構30の前後のシート状部材1を押さえた状態でカッター31によりシート状部材1を幅方向に斜めに切断する。次に、図7(b) に示すように押付機構60の押付部材61を上方に移動するとともに、第2のコンベア20を下方に移動し、切断されたシート状部材1の後端側を巻付把持機構40の把持部41によって把持する。続いて、成形ドラム2を回転させながら把持部41を前方に移動し、シート状部材1の後端側を成形ドラム2に巻き付けながらシート状部材1の先端側を成形ドラム2の下方まで移動する。そして、図7(c) に示すように把持部41をシリンダ43によって上方に移動してシート状部材1の先端側を成形ドラム2の外周面に接触させることにより、シート状部材1の先端と後端とをスプライスする。その際、シート状部材1の後端側は先端側と同様、各把持部41がそれぞれ成形ドラム2の外周面との接触位置に応じた高さまで上昇し、図4に示すようにシート状部材1の先端側が成形ドラム2の外周面に沿うように成形ドラム2の外周面に接触する。
このように、本実施形態によれば、シート状部材1の先端側を巻付把持機構40の把持部41によって把持しながら成形ドラム2の外周面まで移動するとともに、把持部41によって成形ドラム2の外周面に接触させ、成形ドラム2を回転させながらシート状部材1を所定長さだけ成形ドラム2に巻き付けた後、シート状部材1の後端側を把持部41によって把持しながら成形ドラム2の外周面まで移動するとともに、把持部41によって成形ドラム2の外周面に接触させ、シート状部材1の先端とスプライスするようにしたので、シート状部材1の蛇行や横ずれが生じないようにシート状部材1を成形ドラム2に正確に巻き付けることができ、品質の向上を図ることができる。
更に、シート状部材1の切断方向に沿って配列された複数の把持部41を各把持部41ごとに設けられた複数のピンシリンダ41bによって上下方向に移動自在に支持し、各把持部41をそれぞれ成形ドラム2の外周面との接触位置に応じた高さまで変位させることにより、シート状部材1の先端側または後端側を成形ドラム2の外周面に沿って接触させるようにしたので、先端及び後端が幅方向に斜めに切断されるシート状部材1を成形ドラム2に巻き付ける場合でも、シート状部材1の先端及び後端の幅方向一端側と他端側を巻付把持機構40によって成形ドラム2の外周面に確実に接触させることができ、シート状部材1のスプライス部の位置ずれを確実に防止することができる。この場合、各把持部41をピンシリンダ41bによって変位させるようにしているので、各把持部41を確実に変位させることができる。
また、切断されたシート状部材1の先端側を移載把持機構50の把持部51によって把持して巻付把持機構40の把持部41まで移動し、巻付把持機構40の把持部41に移載するようにしたので、巻付把持機構40の把持部41に対するシート状部材1の先端側の位置決めを移載把持機構50によって正確に行うことができ、巻付把持機構40による成形ドラム2へのシート状部材1の巻き付けを常に良好に行うことができる。
更に、シート状部材1を切断する際、シート状部材1を押付機構60の押付部材61と巻付把持機構40の把持部41との間に挟持するとともに、移載把持機構50の把持部51と載置台32との間に挟持することにより、切断機構30の前後のシート状部材1を押さえた状態でカッター31によりシート状部材1を切断するようにしたので、切断時のシート状部材1の位置ずれを防止することができ、常に正確な切断を行うことができる。
図8及び図9は本発明の他の実施形態を示す巻付把持機構の正面図であり、前記実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の巻付把持機構40は、前記実施形態の各ピンシリンダ41bに代えて、各把持部41をそれぞれ上方に付勢する複数のスプリング41cを備えている。
本実施形態によれば、シート状部材1を把持した巻付把持機構40によって成形ドラム2にシート状部材1の先端側または後端側を接触させると、図9に示すように各把持部41がそれぞれスプリング41cの付勢力に抗して下方に移動することにより成形ドラム2の外周面との接触位置に応じて変位し、シート状部材1の先端側または後端側を成形ドラム2の外周面に沿うように接触させることができる。この場合、各把持部41をスプリング41cによって変位させるようにしているので、構造の簡素化を図ることができる。
尚、前記各実施形態では、巻付把持機構40の吸着パッド41aに真空吸引式のものを用いているが、例えばベルトのように内部に金属製のコードを有するシート状部材の場合は、磁力によってシート状部材を吸着するようにしてもよい。
本発明の一実施形態を示すドラム巻付装置の要部平面図 ドラム巻付装置の要部側面図 巻付把持機構の要部正面図 巻付把持機構の動作を示す要部正面図 ドラム巻付装置の動作を示す概略側面図 ドラム巻付装置の動作を示す概略側面図 ドラム巻付装置の動作を示す概略側面図 本発明の他の実施形態を示す巻付把持機構の要部正面図 巻付把持機構の動作を示す要部正面図
符号の説明
1…シート状部材、2…成形ドラム、10…第1のコンベア、20…第2のコンベア、30…切断機構、40…巻付把持機構、41…把持部、50…移載把持機構、60…押付機構。

Claims (4)

  1. 先端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材を成形ドラムに巻き付けるシート状部材のドラム巻付方法において、
    前記シート状部材の切断方向に沿って斜めに配列された複数の把持部によりシート状部材の先端側を把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、
    シート状部材の先端側が成形ドラムの外周面に沿うように各把持部をそれぞれ成形ドラムの外周面に対して所定方向に変位させてシート状部材の先端側を成形ドラムの外周面に接触させ、
    成形ドラムを回転させながらシート状部材を所定長さだけ成形ドラムに巻き付けた後、
    後端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材の後端側をシート状部材の切断方向に沿って斜めに配列された複数の把持部により把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、
    シート状部材の後端側が成形ドラムの外周面に沿うように各把持部をそれぞれ成形ドラムの外周面に対して所定方向に変位させてシート状部材の後端側を成形ドラムの外周面に接触させることにより、シート状部材の後端側を先端側にスプライスする
    ことを特徴とするシート状部材のドラム巻付方法。
  2. 先端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材の先端側を把持部により把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、把持部によりシート状部材の先端側を成形ドラムの外周面に接触させ、成形ドラムを回転させながらシート状部材を所定長さだけ成形ドラムに巻き付けた後、後端を幅方向に斜めに切断されたシート状部材の後端側を把持部により把持して成形ドラムの外周面まで移動させるとともに、把持部によりシート状部材の後端側を成形ドラムの外周面に接触させることにより、シート状部材の後端側を先端側にスプライスするシート状部材のドラム巻付装置において、
    前記把持部がシート状部材の切断方向に沿って複数配列され、各把持部によって把持したシート状部材の先端側または後端側が成形ドラムの外周面に沿うように各把持部をそれぞれ成形ドラムの外周面に対して所定方向に変位させる巻付把持機構を備えた
    ことを特徴とするシート状部材のドラム巻付装置。
  3. 切断されたシート状部材の先端側を把持して巻付把持機構の把持部まで移動し、巻付把持機構の把持部に移載する移載把持機構を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のシート状部材のドラム巻付装置。
  4. 前記シート状部材の切断時に切断位置の近傍でシート状部材を巻付把持機構の把持部との間に挟持することにより、シート状部材を押さえ付ける押付機構を備えた
    ことを特徴とする請求項2または3記載のシート状部材のドラム巻付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013000959A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用プライ材料の製造装置
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CN104002546A (zh) * 2013-02-22 2014-08-27 大日本网屏制造株式会社 图案形成装置及图案形成方法

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