JP2656434B2 - エスカレータ歩行用足場 - Google Patents

エスカレータ歩行用足場

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JP2656434B2 JP7048193A JP7048193A JP2656434B2 JP 2656434 B2 JP2656434 B2 JP 2656434B2 JP 7048193 A JP7048193 A JP 7048193A JP 7048193 A JP7048193 A JP 7048193A JP 2656434 B2 JP2656434 B2 JP 2656434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エスカレータのステ
ップを取り外した際の開口部に取り付けられるエスカレ
ータ歩行用足場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のエスカレータの中間部の
ステップを取り外した状態を示す側面図であり、図にお
いて1は移動手摺が設けられている欄干、2はステッ
プ、3はステップ軸、4は図示していないが内部に制御
盤、駆動機、踏段チェーン緊張装置、移動手摺駆動装置
等が取り付けられているトラスである。なお、Mは作業
者である。
【0003】このように構成されたエスカレータのトラ
ス4内の点検作業は、ステップ2を数段取り外して開口
部5を形成して、点検作業を行うことになる。この時、
作業者Mはステップ2上を歩行することになり、特に開
口部5では図11に示すようにステップ軸3に直接足を
のせて歩行している。
【0004】しかしながら、ステップ軸3は回転自在に
取り付けられているので、作業者Mはステップ軸3から
足を踏み外す危険性があり、開口部5における作業者M
のステップ軸3上の歩行が困難となるという欠点があっ
た。
【0005】そこで、その改善策として、一端側にフッ
ク7が取り付けられた渡し板6を用意し、図12に示す
ようにフック7を開口部5の上部のステップ軸3に引っ
掛け、他端を下部のステップ2に載せて、渡し板6を開
口部5に設置し、作業者Mの開口部5上の歩行を容易と
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のエスカレータは
以上のように、ステップ2を数段取り外して開口部5を
形成してトラス4内の点検作業を行っており、その際に
フック7をステップ軸3に引っ掛けて渡し板6を開口部
5に設置し、開口部5では作業者Mは渡し板6上を歩行
するようにしているので、特にエスカレータ上部乗場の
水平部に至る部分では、図13に示すように渡し板6の
フック7がステップ軸3に取り付けられず、作業者Mは
ステップ軸3に足をのせて開口部5を歩行しなければな
らず、作業の危険性が大きいという課題があった。ま
た、渡し板6は長さが一定であり、開口部5の短長の変
化に対応できず、さらに渡し板6の長さが1.5〜3m
程度と長くなり、その重量も重くなり、その保管スペー
スの確保や運搬が困難となるという課題もあった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、エスカレータのステップを取り
外した際の開口部に取り付けて、開口部における作業者
の歩行の安全性を向上できるエスカレータ歩行用足場を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエスカレ
ータ歩行用足場は、一対のブラケットと、一対のブラケ
ットを対向して支持する支持板と、一端側を一対のブラ
ケット間に回転自在に取り付けられた踏み板と、踏み板
の他端側に設けられて上側のステップ軸に嵌合される上
部フックと、ブラケットに高さ調整可能に取り付けられ
て下側のステップ軸に嵌合される可変フックとを備えた
ものである。
【0009】
【作用】この発明においては、支持板に対向して支持さ
れた一対のブラケットに可変フックが高さ調整可能に取
り付けられ、かつ、踏み板が回転自在に取り付けられて
いるので、エスカレータの上部および下部乗場近傍、あ
るいは中央部においてステップ軸間の段差が異なってい
ても、ステップ軸間の段差に合わせて可変フックの高さ
が調整され、上部フックおよび可変フックをステップ軸
に簡便に嵌合でき、その際に踏み板の平行度が確保され
る。また、ブラケットに対して踏み板を回転させて折り
たため、容積が縮小される。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例を示すエスカレータ歩行
用足場の斜視図であり、図において、10はブラケッ
ト、11は2本のブラケット10を平行にかつ対向して
支持する支持板、12はブラケット10に所定間隔で設
けられた高さ調整用の穴、13はフック部14および穴
15を有してブラケット10に嵌装される可変フック、
16は可変フック13の穴15を通してブラケット10
の穴12に嵌入されて、可変フック13をブラケット1
0に固定するロックピンである。
【0011】17は一端側が筒状に形成された踏み板で
あり、この踏み板17はその筒部内にピン18を通して
ブラケット10に回転自在に取り付けられている。19
は踏み板17の他端側にU字状に形成された上部フッ
ク、20は上部フック19に設けられたロック装置であ
り、このロック装置20は、図2に示すように止め金2
1が上部フック19の1辺に設けられた開口22に出入
りするように上部フック19にピン23により回転可能
に取り付けられている。なお、ロック装置20には、止
め金21を開口22から上部フック19の内側の方向に
付勢するバネ部材を配設してもよい。
【0012】このように構成された歩行用足場は、図3
に示すようにピン18を中心にブラケット10を回転さ
せて、折りたたむことができ、保管スペースが少なく、
かつ運搬が容易となる。
【0013】つぎに、この実施例の動作について説明す
る。まず、エスカレータのステップ2を取り外し図4に
示すようにエスカレータ上部乗場付近に開口部5を形成
する。そこで、図5に示すようにステップ軸3の段差に
合わせて、ブラケット10上で可変フック13を所定の
高さまでスライドさせた後、穴15を介して穴12にロ
ックピン16を嵌入し、可変フック13をブラケット1
0に固定する。ここで、ステップ軸3間の段差はエスカ
レータの上部および下部乗場に近付くにつれ小さく、中
央部では大きくなっているので、可変フック13の高さ
は設置するステップ軸3間の段差に合わせてその都度調
整する必要がある。
【0014】ついで、可変フック13が高さ調整された
歩行用足場の踏み板17の上部フック19を上側のステ
ップ軸3に上方から嵌め込む。この時、図6の(a)に
示すように開口22から内側に突き出ているロック装置
20の止め金21は、図6の(b)に示すように、ステ
ップ軸3に押し上げられてピン23を中心として回転し
て開口22内に押し込まれる。そして、ステップ軸3が
U字状の上部フック19内に納まると、止め金21は自
重により図6の(c)、(d)に示すようにピン23を
中心として回転して開口22から内側に突き出て、上部
フック19にステップ軸3をロックする。さらに、可変
フック13のフック部14を下側のステップ軸3に上方
から嵌め込むことにより、歩行用足場が所定のステップ
3間に設置される。
【0015】上述の操作を繰り返して行うことにより、
図7に示すように、エスカレータの開口部5に歩行用足
場を取り付けることができる。なお、図8、図9はエス
カレータの中央部の開口部5に歩行用足場を取り付けた
状態を示している。
【0016】作業が終了した場合には、指にて止め金2
1をピン23を中心として回転させて開口22内に押し
込み、ロックを解除する。その後、踏み板17を上方に
持ち上げて、上部フック19および可変フック13とス
テップ軸3との係合を解く。そして、ピン18を中心と
してブラケット10を回転させて歩行用足場を折りたた
み、運搬、保管する。また、エスカレータの開口部5に
はステップ2が取り付けられて塞口される。
【0017】このように、上記実施例によれば、ブラケ
ット10に踏み板17がピン18を介して回転自在に取
り付けられているので、ピン18を中心としてブラケッ
ト10と踏み板17とを折りたたむことができ、小型軽
量化を図ることができ、保管スペースの縮小化および運
搬性の向上を図ることができる。
【0018】また、支持板11に対向して支持された一
対のブラケット10に可変フック13が高さ調整可能に
取り付けられ、かつ、踏み板17が回転自在に取り付け
られているので、エスカレータの上部および下部乗場近
傍、あるいは中央部においてステップ軸3間の段差が異
なっていても、ステップ軸3間の段差に合わせて可変フ
ック13の高さを調整でき、歩行用足場を複数種類用意
することなく1種類で対応できるとともに、歩行用足場
を取り付けた際の踏み板17の平行度が確保され、作業
者Mの歩行の安全性が向上される。
【0019】また、U字状の上部フック19および可変
フック13でステップ軸3に上方から嵌合して取り付け
ているので、歩行用足場の取付作業が簡単となる。
【0020】また、上部フック19にロック装置20を
設けているので、歩行中の歩行用足場の落下が防止され
て作業者Mの歩行の安全性が向上される。
【0021】また、ロック装置20を上部フック19に
止め金21をピン23により回転自在に取り付けて構成
しているので、ロック機構の解除が簡単であり、治工具
を使用せずに簡単に着脱でき、取付作業性が向上され
る。
【0022】なお、上記実施例では、ブラケット10に
穴12を設けるとともに、可変フック13に穴15を設
け、穴12、15にロックピン16を嵌入して、可変フ
ック13をブラケット10に高さ調整可能に取り付ける
ものとしているが、可変フック13の取付構造はこれに
限らず、その取付高さを可変できる構造であればよく、
例えば可変フック13の穴15にねじ山を設け、ボルト
を螺着してその締付力によりボルト先端部をブラケット
10に押し当てて固定する構造でもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、一対の
ブラケットと、一対のブラケットを対向して支持する支
持板と、一端側を一対のブラケット間に回転自在に取り
付けられた踏み板と、踏み板の他端側に設けられて上側
のステップ軸に嵌合される上部フックと、ブラケットに
高さ調整可能に取り付けられて下側のステップ軸に嵌合
される可変フックとを備えているので、エスカレータの
上部および下部乗場近傍、あるいは中央部におけるステ
ップ軸間の段差が異なっていても、ステップ軸間の段差
に合わせて可変フックの高さを調整でき、取り付けた際
の踏み板の平行度が確保されて、作業者の歩行の安全性
を向上でき、ステップ軸に簡単に着脱できて、装着作業
性を向上でき、さらには折りたたみが可能で、小型軽量
化が図られるエスカレータ歩行用足場が得られる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すエスカレータ歩行用
足場の斜視図である。
【図2】この発明の一実施例を示すエスカレータ歩行用
足場におけるロック装置の斜視図である。
【図3】この発明の一実施例を示すエスカレータ歩行用
足場の折りたたみ動作を説明する斜視図である。
【図4】エスカレータの上部乗場付近のステップを取り
外した状態を示す側面視図である。
【図5】この発明の一実施例を示すエスカレータ歩行用
足場における可変フックの高さ調整を説明する斜視図で
ある。
【図6】(a)〜(d)はそれぞれこの発明の一実施例
を示すエスカレータ歩行用足場における上部フックのロ
ック装置の動作を説明する工程側面図である。
【図7】この発明の一実施例を示すエスカレータ歩行用
足場のエスカレータ上部乗場付近の取付状態の側面図で
ある。
【図8】この発明の一実施例を示すエスカレータ歩行用
足場にエスカレータ中間部の取付状態の側面図である。
【図9】この発明の一実施例を示すエスカレータ歩行用
足場にエスカレータ中間部の取付状態の斜視図である。
【図10】エスカレータの中間部のステップを取り外し
た状態を示す側面図である。
【図11】従来のエスカレータの開口部における歩行状
況を説明する側面図である。
【図12】従来のエスカレータの開口部における渡し板
を用いた歩行状況を説明する側面図である。
【図13】従来のエスカレータの開口部における渡し板
を用いた場合の不具合を説明する側面図である。
【符号の説明】
2 ステップ 3 ステップ軸 5 開口部 10 ブラケット 11 支持板 13 可変フック 17 踏み板 19 上部フック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータのステップを取り外した際
    の開口部のステップ軸間に取り付けられるエスカレータ
    歩行用足場であって、一対のブラケットと、前記一対の
    ブラケットを対向して支持する支持板と、一端側を前記
    一対のブラケット間に回転自在に取り付けられた踏み板
    と、前記踏み板の他端側に設けられて上側の前記ステッ
    プ軸に嵌合される上部フックと、前記ブラケットに高さ
    調整可能に取り付けられて下側の前記ステップ軸に嵌合
    される可変フックとを備えたことを特徴とするエスカレ
    ータ歩行用足場。
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