JP2656365B2 - 写真焼付装置の制御方法 - Google Patents

写真焼付装置の制御方法

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JP2656365B2 JP7822090A JP7822090A JP2656365B2 JP 2656365 B2 JP2656365 B2 JP 2656365B2 JP 7822090 A JP7822090 A JP 7822090A JP 7822090 A JP7822090 A JP 7822090A JP 2656365 B2 JP2656365 B2 JP 2656365B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付装置の制御方法に関する。
〔従来の技術〕
画像を側光して得た側光情報に基づいて露光量を演算
し、演算された露光量に基づいて光源系を調光して画像
を焼付ける写真焼付装置を使用するときには、以下の手
順で焼付処理を行う。
まず、写真焼付装置の搬送装置にネガフイルムをセツ
トした状態で、搬送装置によってネガフイルムを搬送
し、ネガフイルムに記録されている画像を焼付位置に停
止させる停止処理を行わせる。次に、オペレータによっ
て以下に示す判断が行われる。
焼付処理をする価値の有無の判断。
焼付位置に位置決めされた画像を検定し、焼付処理を
する価値が有るか否かを判断する。位置決めされた画像
が、例えばピンボケ等による不鮮明な画像等な場合に
は、ネガフイルムの搬送を指示する搬送スイツチを操作
し、焼付位置に次の画像を位置決めさせる。
画像位置補正の有無の判断 焼付処理対象の画像が焼付位置に正確に位置決めされ
ているか否かを判断する。位置決めが正確でない場合に
はネガフイルムの搬送を指示する搬送スイツチを操作し
て、画像位置を補正する。
画像の色及び濃度補正の有無の判断 焼付処理対象の画像を検定し、色及び濃度の補正を行
うか否かを判断する。補正を行う場合には補正キーを操
作して色及び濃度の補正量を入力する。
その他の補正の有無 焼付処理対象の画像を検定し、特殊な撮影光源によっ
て撮影された画像、熱変質したネガフイルムに記録され
た画像等の所謂特殊条件を有する画像か否かを判断す
る。特殊条件を有する画像の場合には補正キーを操作し
て、各補正量を入力する。
オペレータは上記判断を行い、補正無の場合には焼付
処理の開始を指定し、補正有の場合には上記補正指示を
行った後で焼付処理の開始を指定する。
写真焼付位置は焼付処理の開始が指定されると、焼付
位置に位置決めされた画像を側光し、側光することによ
って得た側光情報に基づいて露光量を演算する。このと
き、前記色及び濃度の補正量が入力されている場合には
入力された補正量に応じて露光量を補正する。次に演算
された露光量に基づいて光源系を調光し、前記位置決め
された画像を印画紙(例えばカラーペーパー等)に焼付
ける。以上の処理がネガフイルムに記録されている画像
の1コマ毎に行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、画像の1コマ毎についてオペレータが
前記各判断を行うために要する判断時間は約0.5秒〜数
十秒程度である。このため、1コマ毎の焼付処理を1秒
程度以下で行うことができる写真焼付装置では、この判
断時間によって実際に焼付処理を行う場合の処理時間が
増加していた。なお、オペレータが補正有と判断し補正
を行う画像は、一般的に小規模現像所の場合で統計的に
画像コマ全体のたかだか15%程度である。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、オペレ
ータの判断に伴う写真焼付装置の実処理能力低下を抑
え、焼付けまでの平均時間を短縮することができる写真
焼付装置の制御方法を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明に係る写真焼付装置
の制御方法は、画像が記録された感光材料を搬送して焼
付位置に停止する停止処理、停止された画像を側光して
得た側光情報に基づいて露光量を演算する演算処理、演
算された露光量に基づいて光源系を調光する調光処理及
び停止された画像を焼付ける焼付処理を行う写真焼付装
置を使用する写真焼付装置の制御方法において、停止処
理を行わせた後、オペレータによる焼付状態の判断と並
行してオペレータによる焼付状態の判断の結果を仮定し
て演算処理及び調光処理を行わせ、オペレータによる焼
付状態の判断結果が得られた後に前記仮定した判断結果
とオペレータによる判断結果が一致した場合直ちに焼付
処理を行わせることを特徴としている。
また、オペレータにより複数種の条件が各々判断され
ることにより焼付状態が判断され、オペレータによる焼
付状態の判断結果が前記仮定した判断結果と異なる場合
には、オペレータが適正でないと判断した条件が前記停
止処理に関連する条件であれば停止処理まで戻り、オペ
レータが適正でないと判断した条件が前記演算処理に関
連する条件であれば演算処理まで戻って、オペレータに
よる焼付状態の判断結果に応じて焼付処理条件を補正さ
せた後に焼付処理を行わせることが好ましい。
更に、仮定した判断結果は予め登録できることが好ま
しい。
〔作用〕
本発明では、停止処理を行わせた後、オペレータによ
る焼付状態の判断と並行してオペレータによる焼付状態
の判断の結果を仮定して演算処理及び調光処理を行わ
せ、オペレータによる焼付状態の判断結果から得られた
後に前記仮定した判断結果とオペレータによる判断結果
が一致した場合直ちに焼付処理を行わせる。オペレータ
による前記〜の判断(焼付状態の判断)は、多くの
場合、判断結果が無補正(適正)となるので、オペレー
タによる焼付状態の判断と写真焼付装置による処理(演
算処理及び調光処理)とが同時に行われることになり、
オペレータによる焼付状態の判断に伴う写真焼付装置の
実処理能力の低下を抑え、焼付けまでの平均時間を短縮
することができる。
また、オペレータによる焼付状態の判断が仮定した判
断結果と異なる場合には、オペレータが適正でないと判
断した条件が前記停止処理に関連する条件であれば停止
処理まで戻り、オペレータが適正でないと判断した条件
が前記演算処理に関連する条件であれば演算処理まで戻
って、オペレータによる焼付状態の判断結果に応じて焼
付処理条件を補正させた後に焼付処理を行わせるように
すれば、オペレータによる焼付状態の判断において、停
止処理に関連する条件が適正でないとオペレータが判断
した場合(例えば焼付処理をする価値が無いとオペレー
タが判断したり、画像位置の補正が必要とオペレータが
判断した等の場合)には、停止処理まで戻って停止処理
以降の処理が行われ、演算処理に関連する条件が適正で
ないとオペレータが判断した場合(例えば画像の色、濃
度の補正やその他の補正が必要とオペレータが判断した
等の場合)には、演算処理まで戻って演算処理以降の処
理が行われることになる。従って、オペレータが焼付処
理をする価値が有ると判断した画像のみを、焼付位置に
正確に位置している状態で、適正な露光量で焼付けるこ
とできる。
更に、仮定した判断結果を予め登録できるようにする
ことで、感光材料の特性や写真焼付位置の調整状態にあ
わせて、オペレータの判断結果との一致度を最適化で
き、処理時間を最短にすることができる。
〔実施例〕
次に図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図には本発明に係る写真焼付装置の制御方法が適
用可能な写真焼付装置の焼付処理系10が示されている。
焼付処理系10は光源部11を有している。光源部11は光源
42を備えており、光源42は光源制御装置43を介して制御
回路50の入出力ポート50Dに接続されている。光源42か
ら照射された光源は、調光フイルタ部40、拡散筒44を介
してネガキヤリア19にセツトされたネガフイルム21へ至
る。光源42から照射される光線の光量は光源制御装置43
によって制御される。調光フイルタ部40はC、M、Yの
3枚のCCフイルタ(色補正フイルタ)から構成され、各
フイルタは前記光線の光軸上に出没するように移動可能
とされている。各フイルタの移動はフイルタ制御装置41
によって行われる。フイルタ制御装置41は制御回路50の
入出力ポート50Dに接続され、制御回路50によって各フ
イルタの移動量及び移動タイミングが制御される。
また、ネガキヤリア21は制御回路50の入出力ポート50
Dに接続されており、制御回路50によってネガフイルム2
1の搬送及び搬送停止が制御される。なお、ネガフイル
ム21に記録されている画像の中心とネガフイルム21を透
過する光線の光軸とが一致した状態が、ネガフイルム21
が焼付位置に適正に位置決めされた状態である。
ネガフイルム21搬送路を挾んで光源部11の反対側には
光学系29が配置されている。ネガフイルム21を透過した
光線はレンズ45及びシヤツタ46を通過し、ネガフイルム
21に記録された画像を露光室14にセツトされたカラーペ
ーパ15上に結像させる。前記シヤツタ46はシヤツタ駆動
装置47によって作動される。シヤツタ駆動装置47は制御
回路50の入出力ポート50Dに接続されており、制御回路5
0によってシヤツタ46の作動タイミングが制御される。
また、光学系29はネガフイルム21の濃度を測定する、
例えばCCD等の濃度測定器48を備えている。濃度測定器4
8は制御回路50の入出力ポート50Dに接続され、測定結果
を制御回路50へ出力する。
露光室14近傍には装着部58が配置されている。装着部
58にはカラーペーパー15をリール13に層状に巻き取って
収容するペーパマガジン12が装着される。装着部58近傍
には一対の搬送ローラ38が配置されている。一対のロー
ラ38は制御回路50の入出力ポート50Dに接続されたロー
ラ駆動装置38Aによって駆動され、カラーペーパ15を挾
持して搬送する。また、露光室14近傍には一対の搬送ロ
ーラ39が配置されている。一対の搬送ローラ39は制御回
路50の入出力ポート50Dに接続されたローラ駆動装置39A
によって駆動され、露光室14においてネガフイルム21の
画像が焼付けられたカラーパーパ15を挾持して図示しな
いリザーバ部へと搬送する。
また、露光室14近傍のカラーペーパ15搬送路の上流側
及び下流側には、各々ペーパプレツシヤプレート16が配
置されている。各々のペーパプレツシヤプレート16は一
対の挾み板17から構成されている。この一対の挾み板17
は、カラーペーパ15搬送路を挾んで対向するように配置
されている。ペーパプレツシヤプレート16の一対の挾み
板17は、カラーペーパ15を挾持するように移動可能とさ
れ、プレツシヤプレート駆動装置18によってその移動が
制御される。プレツシヤプレート駆動装置18は制御回路
50の入出力ポート50Dに接続されており、制御回路50に
よってペーパプレツシヤプレート16の移動タイミングが
制御される。
制御回路50はCPU50A、ROM50B、RAM50C、入出力ポート
50Dが互いに接続されて構成されている。また、入出力
ポート50Dにはオペレータによって操作される操作パネ
ル22が接続されている。
操作パネル22には、濃度補正キー24、色補正キー26、
ネガフイルム搬送キー28及び処理スタートキー30が設け
られている。濃度補正キー24は、単一の標準キー24A、
3個の高濃度キー24B及び低濃度キー24Cから構成され
る。オペレータは濃度の補正をしない場合に標準キー24
Aを操作し、カラーペーパ15に焼付ける画像の濃度が高
くなるように補正する場合に高濃度キー24Bのいずれか
を操作し、画像の濃度が低くなるように補正する場合に
は低濃度キー24Cのいずれかを操作する。
色補正キー26は3個のキーから成り、3個のキーは各
々シアン、マゼンタ、イエローに対応している。オペレ
ータは色補正を行う場合、補正を行う色に対応している
キーを操作する。ネガフイルム搬送キー28は2個の位置
補正キー28A及びネガフイルム送りキー28Bとから構成さ
れている。2個の位置補正キー28Aの各々ネガフイルム2
1の搬送方向に対応している。ネガフイルム21の停止位
置の補正を行う場合、オペレータはいずれかの位置補正
キー28Aをオンする。ネガフイルム21は位置補正キー28A
がオンされている間のみ低速で搬送され、これにより焼
付処理を行う画像を焼付位置に適正に位置決めすること
ができる。また、次の画像を位置決めする等の場合、オ
ペレータは位置補正キー28Aとネガフイルム送りキー28B
とを同時にオンしてネガフイルムの送りを指定する。こ
れによりネガフイルム21は次の画像が焼付位置に到達す
るまで高速で搬送され、次の画像が焼付位置に位置決め
される。
処理スタートキー30が操作されると焼付処理が開始さ
れる。オペレータは補正無しと判断した場合に処理スタ
ートキー30を操作する。また、各補正有りと判断した場
合には各補正キーを操作した後で処理スタートキー30を
操作する。
次に本実施例の作用を第2図のフローチヤート及び第
3図のタイミングチヤートを参照して説明する。
ネガフイルム21に記録された画像をカラーペーパ15に
焼付ける場合、オペレータはネガフイルム21をネガキヤ
リア19にセツトし、位置補正キー28Aとネガフイルム送
りキー28Bとを同時にオンする。
ステツプ100ではネガフイルムの送りが指定されたか
否かを判定する。ネガフイルムの送りが指定されていな
い場合にはステツプ100を繰り返す。位置補正キー28Aと
ネガフイルム送りキー28Bとが同時にオンされ、ネガフ
イルムの送りが指定されるとステツプ102へ移行し、以
下、ステツプ102乃至ステツプ106では、ネガフイルム21
を搬送し、ネガフイルム21に記録された画像を焼付位置
に停止させる停止処理を行う。
すなわち、ステツプ102ではネガキヤリア19を作動さ
せ、ネガフイルム21を搬送する。ステツプ104では濃度
測定器48の出力を監視し、画像のエツジを検出したか否
かを判定する。なお、画像のエツジの検出は、ネガフイ
ルム21の濃度の高濃度から低濃度への急激な変化、また
は低濃度から高濃度への急激な変化によって検知するこ
とができる。エツジが検出されない場合はステツプ102
に戻り、エツジが検出されるまでステツプ102及びステ
ツプ104を繰り返す。ステツプ104の判定が肯定される
と、ステツプ106へ移行する。
ステツプ106ではネガフイルム21を所定距離搬送し、
画像を焼付位置に停止させる。制御回路50のROM50Bには
画像のエツジを検出した後、該画像を焼付位置に停止さ
せる場合のネガフイルム21の搬送距離が予め記憶されて
いる。ステツプ106ではこの搬送距離に基づいてネガフ
イルム21を搬送し、画像を焼付位置に停止させる。
画像が焼付位置に停止されると(第3図矢印Aに示す
タイミング)、オペレータは焼付けする価値があるか否
か、画像位置が適正か否かを判断すると共に、画像を検
定して画像の色及び濃度を補正する必要があるか否かを
判断する。
写真焼付装置ではこのオペレータの判断と並行して、
補正がないものと仮定して画像を側光して得た側光情報
に基づいて露光量を演算する演算処理、演算された露光
量に基づいて光源系を調光する調光処理等をステツプ10
8乃至ステツプ114で行う。
すなわち、ステツプ108では搬送ローラ38、39を駆動
してカラーペーパ15を搬送し、カラーペーパ15の被焼付
け部分を露光室14に位置決めする。ステツプ110では光
源42を点灯し焼付位置に停止された画像を側光し、画像
の積算透過濃度(LATD)を求める。このとき、調光フイ
ルム部40の各フイルタを予め光源42の光軸上から退かせ
ておく。
ステツプ112では、画像の積算透過濃度を基づいて
C、M、Y毎の露光量を演算する。このとき、検定によ
って予め定められた補正情報があれば補正情報によって
補正して露光量を演算する。また、C、M、Yの各露光
量から、シヤツタ46の開放時間と、調光フイルタ部40の
各フイルタの移動量と、を求める。また同時に濃度測定
器48とカラーペーパ15との分光特性の差分に応じて各フ
イルタの移動量の粗調整を行う。これにより、露光量演
算後のフイルタの移動量が小さくなるので、処理時間を
短縮することができる。
ステツプ114ではステツプ112で求めた露光量に基づい
て各フイルタ位置の微調整を行うと共に光源42の調光を
行う。また、同時にペーパプレツシヤプレート16を作動
させ、カラーペーパ15を挾持させる。これにより、ステ
ツプ114の処理終了後(第3図矢印Bに示すタイミン
グ)画像位置の補正及び濃度及び色補正が無い場合には
ステツプ114の処理終了後、直ちにカラーペーパ15への
画像の焼付けを行うことができる。
ステツプ116では位置補正キー28Aが操作されたか否か
を判定する。位置補正キー28Aが操作されていない場合
にはステツプ120で処理スタートキー30が操作されたか
否かを判定する。処理スタートキー30が操作されてない
場合にはステツプ116に戻り、位置補正キー28Aまたは処
理スタートキー30が操作されるまでステツプ116及びス
テツプ120を繰り返す。
オペレータは画像位置が適正か否かを判断し、画像位
置が焼付位置に正確に位置決めされていないと判断した
場合及び焼付けする価値がない画像であると判断した場
合(停止処理に関連する条件が適正でないとオペレータ
が判断した場合)には位置補正キー28Aを操作する。
これによりステツプ116の判定が肯定され、ステツプ1
18で位置補正キー28Aの操作に応じてネガキヤリア21を
作動させてネガフイルム19を搬送する。ステツプ118を
実行した後はステツプ110に戻り、ステツプ110乃至ステ
ツプ114で位置補正された画像または次のコマ画像に対
して演算処理、調光処理等の処理を行う。これらの処理
は、オペレータの判断結果に応じた焼付処理条件の補正
に対応している。
オペレータは画像位置が焼付位置に正確に位置決めさ
れていると判断すると、次に画像の濃度及び色を検定
し、補正の必要の有無を判断する。例えば、明暗の極端
な差のある画像は、積算透過濃度に基づいて露光量を演
算した場合に誤差が生じやすい。オペレータは焼付処理
対象画像がこのような画像の場合には濃度補正の必要有
りと判断し、濃度補正キー24を操作した後で処理するス
タートキー30をオンする。また、色補正の必要有りと判
断した場合には色補正キー26を操作した後で処理スター
トキー30をオンする。また、補正の必要無しと判断した
場合には処理スタートキー30のみをオンする。以上、オ
ペレータが行う各判断及び各キーの操作は第3図矢印A
に示すタイミングから第3図矢印Bに示すタイミングの
間に行われる。
処理スタートキー30がオンされるとステツプ122へ移
行し、濃度補正キー24及び色補正キー26が操作されたか
否を判定する。各補正キーが操作された場合(演算処理
に関連する条件が適正でないとオペレータが判断した場
合)には、ステツプ124で入力された補正量に応じて露
光量の補正演算を行い、シヤツタ46の開放時間、C、
M、Yの各フイルタの移動量を求める。次にステツプ12
6でC、M、Yの各フイルタの移動量に基づいて調光フ
イルタ部40の各フイルタを移動させて調光を行い、ステ
ツプ128へ移行する。これらの処理も、オペレータの判
断結果に応じた焼付処理条件の補正に対応している。
また、ステツプ122で各補正キーが操作されていない
と判断した場合にはステツプ128へ移行する。
ステツプ128ではステツプ112または124で求めた開放
時間の間シヤツタ46を開放する。これにより、光源42か
ら照射された光源は、ネガフイルム21を透過し、シヤツ
タ46を通過して露光室14内のカラーペーパ15へ照射さ
れ、焼付位置に位置決めされた画像がカラーペーパ15に
焼付けられる。ステツプ130ではペーパプレツシヤプレ
ート16の作動を停止してステツプ100へ戻る。以上の処
理を画像1コマ毎に繰り返して焼付処理が行われる。さ
きに述べたように、85%以上の画像コマは補正の必要が
ないのでステツプ118、124及び126の処理を省略でき
る。
次に第4図を参照し、従来の写真焼付装置と本実施例
の写真焼付装置との処理時間を比較する。
第4図(A)には従来の写真焼付装置の処理シーケン
スが示されている。従来の処理シーケンスでは、ネガフ
イルム21搬送後にオペレータにより各補正の有無の判断
が行われ、その間写真焼付装置は待ち状態となってい
る。このため、画像1コマの処理が終了するまでに約2.
3秒の時間を要する。この結果、1時間当たりの画像の
処理コマ数は、 3600秒÷2.3秒=約1570コマ/h となる。なお、ネガフイルムの掛け替え時間については
1本に24コマの画像が記録されたネガフイルムを使用
し、1本当りの掛け替え時間を10秒程度として、画像1
コマ当り平均0.4秒程度かかるものとして計算した。
第4図(B)には本実施例の処理シーケンスが示され
ている。本実施例の処理シーケンスは、第2図及び第3
図にも示すように、ネガフイルム21の搬送後、オペレー
タによる各補正の有無の判断、すなわち焼付状態適正判
断と、露光量演算等の写真焼付装置側の処理と、が並行
して行われる。このため、補正無しの場合には1コマの
画像の焼付処理に要する時間は約1.7秒で済む。また、
補正有りの場合には、画像位置の補正を行った後で再度
露光量を演算するため、平均約2.4秒の処理時間を要す
る。補正の有無は焼付処理を行う画像の内容によって異
なるが、補正無しの画像のコマ数を処理コマ数全体の85
%とすると、処理時間の平均は、 1.7秒×0.85+2.4秒×0.15=約1.8秒 このため、1時間当りの画像の処理コマ数は、 3600秒÷1.8秒=約2000コマ/h となる。従って、本発明の写真焼付装置の制御方法を用
いることにより、従来よりも平均処理時間を短縮するこ
とができる。
このように、本実施例ではオペレータによる判断と並
行して演算処理及び調光処理を行わせ、オペレータの判
断結果が得られた後に焼付処理を行わせるようにしたの
で、オペレータの判断に伴う写真焼付装置の実処理能力
低下を抑え、焼付けまでの時間を短縮することができ
る。
また、本発明の写真焼付装置の制御方法は従来の写真
焼付装置に適用可能であり、従来の写真焼付装置におい
て各処理の順序を制御するプログラムを変更するのみで
本発明を実施することができるので、実施が容易であ
る。
なお、本実施例ではオペレータが位置決めされた画像
について焼付処理をする価値が無いと判断した場合に位
置補正キー28Aによって次のコマが焼付位置に位置する
ように搬送したが、位置補正キー28Aが所定時間以上に
オンされた場合に前記判断がされたと判断し次の画像を
位置決めするようにしてもよく、また、別にスイツチを
設けこのスイツチがオンされた場合に次の画像を位置決
めするようにしてもよい。
また、本実施例では仮定して処理を先行させる判断基
準として全て無補正としたが、特にこれに限定されるも
のではなく、例えば濃度補正をプラス気味にすべきネガ
フイルムが多い場合には、判断条件も濃度補正はプラス
にするという条件を予め制御回路50に登録しておき、こ
れに従って処理を行うようにしてもよい。これは請求項
(3)の発明に対応している。
さらに、本実施例ではオペレータにより補正が行われ
る対象を画像位置、画像の濃度及び画像の色としていた
が、特にこれに限定されるものではなく、例えば予め露
光補正情報を求めた場合等にはオペレータにより画像位
置のみを補正させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、オペレータによる焼
付状態の判断と並行してオペレータによる焼付状態の判
断結果を仮定して演算処理及び調光処理を行わぜ、オペ
レータによる焼付状態の判断結果が得られた後に前記仮
定した判断結果とオペレータによる判断結果が一致した
場合直ちに焼付処理を行わせるようにしたので、オペレ
ータの判断に伴う写真焼付装置の実処理能力低下を抑
え、焼付けまでの平均時間を短縮することができる、と
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る写真焼付装置の焼付処理系の概
略構成図、第2図は本実施例の作用を説明するフローチ
ヤート、第3図は本実施例における各処理のタイミング
を示すタイミングチヤート、第4図(A)及び(B)は
従来と本実施例との処理シーケンスを示すシーケンス図
である。 10……焼付処理系、 15……カラーペーパ、 19……ネガキヤリア、 21……ネガフイルム、 24……濃度補正キー、 26……色補正キー、 28A……位置補正キー、 30……処理スタートキー。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像が記録された感光材料を搬送して焼付
    位置に停止する停止処理、停止された画像を測光して得
    た測光情報に基づいて露光量を演算する演算処理、演算
    された露光量に基づいて光源系を調光する調光処理及び
    停止された画像を焼付ける焼付処理を行う写真焼付装置
    を使用する写真焼付装置の制御方法において、停止処理
    を行わせた後、オペレータによる焼付状態の判断と並行
    してオペレータによる焼付状態の判断の結果を仮定して
    演算処理及び調光処理を行わせ、オペレータによる焼付
    状態の判断結果が得られた後に前記仮定した判断結果と
    オペレータによる判断結果が一致した場合直ちに焼付処
    理を行わせることを特徴とする写真焼付装置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】オペレータにより複数種の条件が各々判断
    されることにより焼付状態が判断され、オペレータによ
    る焼付状態の判断結果が前記仮定した判断結果と異なる
    場合には、オペレータが適正でないと判断した条件が前
    記停止処理に関連する条件であれば停止処理まで戻り、
    オペレータが適正でないと判断した条件が前記演算処理
    に関連する条件であれば演算処理まで戻って、オペレー
    タによる焼付状態の判断結果に応じて焼付処理条件を補
    正させた後に焼付処理を行わせることを特徴とする請求
    項(1)記載の写真焼付装置の制御方法。
  3. 【請求項3】前記仮定した判断結果は予め登録できるこ
    とを特徴とする請求項(1)または(2)記載の写真焼
    付装置の制御方法。
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