JP2655360B2 - 洗車機における上面乾燥装置 - Google Patents
洗車機における上面乾燥装置Info
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- JP2655360B2 JP2655360B2 JP2033291A JP3329190A JP2655360B2 JP 2655360 B2 JP2655360 B2 JP 2655360B2 JP 2033291 A JP2033291 A JP 2033291A JP 3329190 A JP3329190 A JP 3329190A JP 2655360 B2 JP2655360 B2 JP 2655360B2
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- car
- beam sensor
- air
- compressed air
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、いわゆる門型洗車機に関し、特にブロワ
ノズルを自動車上面に非接触で作用させ主に自動車上面
の乾燥をはかるタイプの上面乾燥装置に関する。
ノズルを自動車上面に非接触で作用させ主に自動車上面
の乾燥をはかるタイプの上面乾燥装置に関する。
[従来技術] 従来この種の装置として、ブロワノズルと一体に昇降
するビームセンサを備え、このビームセンサにより自動
車の車体を検知してブロワノズルを昇降させるタイプの
装置が知られている。以下、その一例を第1図〜第3図
を用いて説明する。
するビームセンサを備え、このビームセンサにより自動
車の車体を検知してブロワノズルを昇降させるタイプの
装置が知られている。以下、その一例を第1図〜第3図
を用いて説明する。
洗車機本体1は、レール2・2上を往復走行し、レー
ル2・2間に停車された自動車を跨ぐようにして移動す
る。洗車機本体1内には、洗浄ブラシ3・3・3、ブロ
ワ4・4、ブロワノズル5・6・6をはじめ洗浄水噴射
ノズル(図示しない)等を設けており、洗車機本体1の
走行に伴い、洗浄水噴射を伴うブラッシングによる洗浄
と、ブロワ作動によりブロワノズルから空気吹き付けを
行なう乾燥とを順次行なう。このうち乾燥作業は、最終
工程として常時洗車機本体1の復行に伴って実行され、
本体1は復行しつつ乾燥を行い、洗車開始時の待機位置
に復帰して洗車を終了する。
ル2・2間に停車された自動車を跨ぐようにして移動す
る。洗車機本体1内には、洗浄ブラシ3・3・3、ブロ
ワ4・4、ブロワノズル5・6・6をはじめ洗浄水噴射
ノズル(図示しない)等を設けており、洗車機本体1の
走行に伴い、洗浄水噴射を伴うブラッシングによる洗浄
と、ブロワ作動によりブロワノズルから空気吹き付けを
行なう乾燥とを順次行なう。このうち乾燥作業は、最終
工程として常時洗車機本体1の復行に伴って実行され、
本体1は復行しつつ乾燥を行い、洗車開始時の待機位置
に復帰して洗車を終了する。
前記ブロワノズル5・6・6のうちブロワノズル5
は、車体上面の形状に倣って昇降するよう構成されてお
り、以下その構成について第2図および第3図を用いて
説明する。ブロワノズル5は両側方にアーム9・9を延
出してその端部にキャリア10・10を設けており、このキ
ャリア10・10において洗車機本体1前方両側に形成され
たレール11・11と係合し、ブロワノズル5の昇降動作を
ガイドしている。また、ブロワノズル5は、そのキャリ
ア10・10においてチェーン12・12により洗車機本体1天
部より吊り下げられ、このチェーン12・12とスプロケッ
ト13を介して連動するエアシリンダ14の作動により昇降
操作される。15・15・15はチェーン12のガイド用スプロ
ケットである。
は、車体上面の形状に倣って昇降するよう構成されてお
り、以下その構成について第2図および第3図を用いて
説明する。ブロワノズル5は両側方にアーム9・9を延
出してその端部にキャリア10・10を設けており、このキ
ャリア10・10において洗車機本体1前方両側に形成され
たレール11・11と係合し、ブロワノズル5の昇降動作を
ガイドしている。また、ブロワノズル5は、そのキャリ
ア10・10においてチェーン12・12により洗車機本体1天
部より吊り下げられ、このチェーン12・12とスプロケッ
ト13を介して連動するエアシリンダ14の作動により昇降
操作される。15・15・15はチェーン12のガイド用スプロ
ケットである。
16a・16bおよび17a・17bはそれぞれ対を成して動作す
るビームセンサで、前記キャリア10・10と一体に形成さ
れるケース8にそれぞれ位置をずらして固定され、常時
発光器16a・17aから出力されるビーム信号X・Yをそれ
ぞれ受光器16b・17bで受信し、ビーム信号X・Yが遮ら
れると検出信号を出力する。すなわち、ビーム信号X・
Yが自動車車体に遮られたか否かで、ブロワノズル5と
車体との相対位置を検出する。
るビームセンサで、前記キャリア10・10と一体に形成さ
れるケース8にそれぞれ位置をずらして固定され、常時
発光器16a・17aから出力されるビーム信号X・Yをそれ
ぞれ受光器16b・17bで受信し、ビーム信号X・Yが遮ら
れると検出信号を出力する。すなわち、ビーム信号X・
Yが自動車車体に遮られたか否かで、ブロワノズル5と
車体との相対位置を検出する。
前記乾燥工程において、ブロワノズル5が下降し、作
用方向前側に位置するビームセンサ16a・16bのビーム信
号Xが自動車に遮られて、受光器16bでこれを検出する
と、ブロワノズル5を上昇させ、これに伴い受光器16b
の検出状態が解かれるとブロワノズル5を再び下降させ
る。また、ビームセンサ17a・17bのビーム信号Yが自動
車に遮られ、これを受信器17bで検出するとブロワノズ
ル5の下降を停止し一定位置に保持し、受光器17bの検
出状態が解かれると再びブロワノズル5を下降させる。
用方向前側に位置するビームセンサ16a・16bのビーム信
号Xが自動車に遮られて、受光器16bでこれを検出する
と、ブロワノズル5を上昇させ、これに伴い受光器16b
の検出状態が解かれるとブロワノズル5を再び下降させ
る。また、ビームセンサ17a・17bのビーム信号Yが自動
車に遮られ、これを受信器17bで検出するとブロワノズ
ル5の下降を停止し一定位置に保持し、受光器17bの検
出状態が解かれると再びブロワノズル5を下降させる。
[発明が解決しようとする問題点] ところで上記洗車機で洗車を実行すると、洗浄工程に
おいて洗浄水噴射を伴うブラッシングを行うため、洗浄
水が飛散して前記ビームセンサの発光面および受光面に
付着することがある。ここで洗浄水を付着させたまま乾
燥工程に入ると、ビームセンサでは付着した水滴により
ビーム信号X・Yが正常に授受されず、ビーム信号が遮
られた検知状態となってブロワノズル5が下降しないと
いう事態が生じてしまう。
おいて洗浄水噴射を伴うブラッシングを行うため、洗浄
水が飛散して前記ビームセンサの発光面および受光面に
付着することがある。ここで洗浄水を付着させたまま乾
燥工程に入ると、ビームセンサでは付着した水滴により
ビーム信号X・Yが正常に授受されず、ビーム信号が遮
られた検知状態となってブロワノズル5が下降しないと
いう事態が生じてしまう。
また、早朝や霧の発生した時などにはビームセンサの
発光面および受光面に結露した水滴が付着して誤動作を
生じることがある。こうした事態は寒冷地において顕著
に現れる。すなわち寒冷地では、噴射された洗浄水が凍
結して洗浄効果を阻害しないように、洗浄水として温水
を用いることが多いが、温水を使用すると水蒸気が洗車
機本体内に立ちこめビームセンサに結露水が付着する結
果となるのである。
発光面および受光面に結露した水滴が付着して誤動作を
生じることがある。こうした事態は寒冷地において顕著
に現れる。すなわち寒冷地では、噴射された洗浄水が凍
結して洗浄効果を阻害しないように、洗浄水として温水
を用いることが多いが、温水を使用すると水蒸気が洗車
機本体内に立ちこめビームセンサに結露水が付着する結
果となるのである。
[問題点を解決するための手段] この発明は、こうした問題点に対処して、ビームセン
サの発光面および受光面にその端部を開口させた圧縮空
気管路と、該圧縮空気管路を開閉する弁装置と、乾燥動
作開始時の所定のタイミングで前記弁装置を所定時間開
いて、前記発光面および受光面に圧縮空気を吹き付ける
よう制御する手段とを備え、乾燥作業開始にあたりビー
ムセンサから水滴等の付着物を除去して誤動作の解消を
はかったものである。
サの発光面および受光面にその端部を開口させた圧縮空
気管路と、該圧縮空気管路を開閉する弁装置と、乾燥動
作開始時の所定のタイミングで前記弁装置を所定時間開
いて、前記発光面および受光面に圧縮空気を吹き付ける
よう制御する手段とを備え、乾燥作業開始にあたりビー
ムセンサから水滴等の付着物を除去して誤動作の解消を
はかったものである。
[実施例] 以下、上記従来例に本発明を採用した例について第4
図以降の図面を基に説明する。
図以降の図面を基に説明する。
第4図および第5図は本発明一実施例の一方のケース
18部を示す説明図、第6図は第4図B−B線の断面図で
ある。19はブロワノズル5が上方の待機位置にあるとき
前記ケース18のビームセンサ16a・16b部を収容するカバ
ーで、下方を開放すると共にケース18が上下動できるよ
う切欠部20を設けており、上端に設けたフランジ21にお
いて洗車機本体1の左右対称位置に固定されている。こ
れにより、ビームセンサ16a・16bのビーム信号Xの発・
受光窓22を覆って、洗浄時の洗浄水の浸入を防止してい
る。
18部を示す説明図、第6図は第4図B−B線の断面図で
ある。19はブロワノズル5が上方の待機位置にあるとき
前記ケース18のビームセンサ16a・16b部を収容するカバ
ーで、下方を開放すると共にケース18が上下動できるよ
う切欠部20を設けており、上端に設けたフランジ21にお
いて洗車機本体1の左右対称位置に固定されている。こ
れにより、ビームセンサ16a・16bのビーム信号Xの発・
受光窓22を覆って、洗浄時の洗浄水の浸入を防止してい
る。
24はビームセンサ17a・17bのビーム信号Yの発・受光
窓23に取り付けられるカバーチューブで、ゴム等の軟質
材からなり、やはり洗浄水等の浸入を防止している。
窓23に取り付けられるカバーチューブで、ゴム等の軟質
材からなり、やはり洗浄水等の浸入を防止している。
25は圧縮空気を送るエアホース、26はビームセンサの
発光面27および受光面28に向けて圧縮空気を吹き付ける
エアパージを行うエアノズルで、この双方により圧縮空
気管路29(第7図参照)が形成される。エアホース25は
前記アーム9内を通され、ブロワノズル5へ連通するブ
ロワダクトと並行して配設されて洗車機本体内部へ至っ
ている。
発光面27および受光面28に向けて圧縮空気を吹き付ける
エアパージを行うエアノズルで、この双方により圧縮空
気管路29(第7図参照)が形成される。エアホース25は
前記アーム9内を通され、ブロワノズル5へ連通するブ
ロワダクトと並行して配設されて洗車機本体内部へ至っ
ている。
第7図は実施例の要部制御系を示すブロック図であ
る。エアシリンダ14は二つのポート30・31を備えた複動
式エアシリンダから成り、第1のポート30へ給気を受け
てピストンロッド32を引き込みブロワノズル5を上昇さ
せるよう附勢し、第2のポート31へ給気を受けてピスト
ンロッド32を押し出しブロワノズル5を下降させるよう
附勢する。33は第1のポート30に対し給気と大気開放と
を切り換えて行なう三方電磁弁、34は同じく第2のポー
ト31に対し給気と大気開放とを切り換えて行なう三方電
磁弁で、通常は弁33を給気側、弁34を大気開放側にセッ
トして、ブロワノズル5を上方待機位置に保持させてい
る。
る。エアシリンダ14は二つのポート30・31を備えた複動
式エアシリンダから成り、第1のポート30へ給気を受け
てピストンロッド32を引き込みブロワノズル5を上昇さ
せるよう附勢し、第2のポート31へ給気を受けてピスト
ンロッド32を押し出しブロワノズル5を下降させるよう
附勢する。33は第1のポート30に対し給気と大気開放と
を切り換えて行なう三方電磁弁、34は同じく第2のポー
ト31に対し給気と大気開放とを切り換えて行なう三方電
磁弁で、通常は弁33を給気側、弁34を大気開放側にセッ
トして、ブロワノズル5を上方待機位置に保持させてい
る。
45は第1のポート30への給気圧を所定値P1に設定する
第1の調圧器、46は第2のポート31への給気圧を所定値
P2に設定する第2の調圧器である。これら調圧器45・46
で設定される給気圧P1・P2は次のような関係にある。
第1の調圧器、46は第2のポート31への給気圧を所定値
P2に設定する第2の調圧器である。これら調圧器45・46
で設定される給気圧P1・P2は次のような関係にある。
P1>PU>P1−P2>PD ここで、PUはエアシリンダ12の第2のポート31を開放
した状態で第1のポート30への給気圧を徐々に上げたと
き、ブロワノズル5が上昇を始める最小気圧を示し、PD
は同じく第2のポート31を開放し第1のポート30内の空
圧を徐々に下げたとき、ブロワノズル5が下降を始める
最大気圧を示している。すなわち、第1のポートへ与え
られる給気が4kg/cm2のときブロワノズルが上昇を始
め、2kg/cm2まで下げたとき下降を始めたとすれば、P1
は4kg/cm2より大きく、またP2はP1との差が2〜4kg/cm2
の範囲内になるようにそれぞれ設定すれば良い。
した状態で第1のポート30への給気圧を徐々に上げたと
き、ブロワノズル5が上昇を始める最小気圧を示し、PD
は同じく第2のポート31を開放し第1のポート30内の空
圧を徐々に下げたとき、ブロワノズル5が下降を始める
最大気圧を示している。すなわち、第1のポートへ与え
られる給気が4kg/cm2のときブロワノズルが上昇を始
め、2kg/cm2まで下げたとき下降を始めたとすれば、P1
は4kg/cm2より大きく、またP2はP1との差が2〜4kg/cm2
の範囲内になるようにそれぞれ設定すれば良い。
これにより、三方電磁弁33のみを給気側とすればブロ
ワノズル5が上昇し、双方の電磁弁33・34を給気側にす
ればブロワノズルが一定位置に停止保持され、双方の電
磁弁33・34を大気開放側にすればブロワノズル5の自重
で下降させることができる。
ワノズル5が上昇し、双方の電磁弁33・34を給気側にす
ればブロワノズルが一定位置に停止保持され、双方の電
磁弁33・34を大気開放側にすればブロワノズル5の自重
で下降させることができる。
35は前記圧縮空気管路29を開閉する二方電磁弁で、通
常は閉弁状態に保持され、後述する制御部40からの信号
に応じて開弁し前記エアノズル28より圧縮空気を噴出さ
せてビームセンサのエアパージを行う。
常は閉弁状態に保持され、後述する制御部40からの信号
に応じて開弁し前記エアノズル28より圧縮空気を噴出さ
せてビームセンサのエアパージを行う。
36・37は前記ビームセンサの受光器16b・17bに備えら
れる受光感度検出手段で、発光器16a・17aより送られる
ビーム信号X・Yの受光レベルが所定以下に低下すると
制御部40へ信号出力する。
れる受光感度検出手段で、発光器16a・17aより送られる
ビーム信号X・Yの受光レベルが所定以下に低下すると
制御部40へ信号出力する。
制御部40は、前記光電スイッチの受光器16b・17bから
の検出信号に応じて前記三方電磁弁33・34を動作させ、
エアシリンダ14を介してブロワノズル5を昇降動作する
と共に、前記受光感度検出手段36・37からの信号等に応
じて前記二方電磁弁35を開閉操作する。
の検出信号に応じて前記三方電磁弁33・34を動作させ、
エアシリンダ14を介してブロワノズル5を昇降動作する
と共に、前記受光感度検出手段36・37からの信号等に応
じて前記二方電磁弁35を開閉操作する。
41は操作パネルで、主に洗車の開始入力を行うが、表
示部42を備え異常発生時にはこれを表示して異常報知す
る。
示部42を備え異常発生時にはこれを表示して異常報知す
る。
第8図および第9図は上記実施例の動作を示すフロー
チャートで、第8図は前記受光感度検出手段での信号出
力により実行されるフロー、第9図は洗車実行に伴い洗
浄工程の後に行われる乾燥工程のフローをそれぞれ示し
ている。以下この図を基に実施例の動作を説明する。
チャートで、第8図は前記受光感度検出手段での信号出
力により実行されるフロー、第9図は洗車実行に伴い洗
浄工程の後に行われる乾燥工程のフローをそれぞれ示し
ている。以下この図を基に実施例の動作を説明する。
洗車が開始されると、まずビームセンサ17a・17bが機
能状態とされ、これに伴い受光感度検出手段37が感度低
下を検出して信号出力すると第8図のフローを実行す
る。また、洗車実行に伴い乾燥工程に入ると、ビームセ
ンサ16a・16bも機能状態となり、これに伴い受光感度検
出手段36・37のいずれかで信号出力があれば第8図のフ
ローを実行する。
能状態とされ、これに伴い受光感度検出手段37が感度低
下を検出して信号出力すると第8図のフローを実行す
る。また、洗車実行に伴い乾燥工程に入ると、ビームセ
ンサ16a・16bも機能状態となり、これに伴い受光感度検
出手段36・37のいずれかで信号出力があれば第8図のフ
ローを実行する。
第8図において、まず前記二方電磁弁35を一定時間
(0.5〜2秒)開く(1)。その後、信号出力のあった
受光感度検出手段からの信号をモニタし、信号出力がな
く感度が回復されたと確認されれば(2)、このフロー
を終了する。ステップ(2)で感度低下が解消されてい
ないと認められれば、ステップ(1)より動作を繰り返
し、万一n回(2〜4回)繰返し実行しても感度が回復
されなければ(3)、異常フラグFをセット(F←1)
すると共に、操作パネル41の表示部42において異常表示
をしてフローを終了する(4)。
(0.5〜2秒)開く(1)。その後、信号出力のあった
受光感度検出手段からの信号をモニタし、信号出力がな
く感度が回復されたと確認されれば(2)、このフロー
を終了する。ステップ(2)で感度低下が解消されてい
ないと認められれば、ステップ(1)より動作を繰り返
し、万一n回(2〜4回)繰返し実行しても感度が回復
されなければ(3)、異常フラグFをセット(F←1)
すると共に、操作パネル41の表示部42において異常表示
をしてフローを終了する(4)。
第9図において、洗浄工程に引き続き洗車機本体1が
復行し乾燥工程に入ると、まず前記三方電磁弁33・34の
双方を大気開放側に切り換えてブロワノズル5を下降さ
せると共に、二方電磁弁35を前記一定時間開いてエアパ
ージを行い、また制御部40内のタイマTには所定時間t1
をセットしてタイマカウントを行う(11)。ここでセッ
トされる時間t1は、ブロワノズル5が下降してビームセ
ンサ16a・16bが前記カバー19から抜け出すに要する時間
を想定して設定されている。
復行し乾燥工程に入ると、まず前記三方電磁弁33・34の
双方を大気開放側に切り換えてブロワノズル5を下降さ
せると共に、二方電磁弁35を前記一定時間開いてエアパ
ージを行い、また制御部40内のタイマTには所定時間t1
をセットしてタイマカウントを行う(11)。ここでセッ
トされる時間t1は、ブロワノズル5が下降してビームセ
ンサ16a・16bが前記カバー19から抜け出すに要する時間
を想定して設定されている。
これに伴いタイマTではセット値t1を減算カウント
し、t1経過(T=0)を検知すると(12)、次に前記異
常フラグFがセットされているか否かを確認する(1
3)。ここで異常フラグFがセットされていれば(F=
1)、ビームセンサが正常に機能できない状態にあると
判断して、三方電磁弁33を給気側へ、三方電磁弁34を大
気開放側へ切り換えてブロワノズル5を上昇させ(1
4)、乾燥工程終了までこの状態を継続する(15)。
し、t1経過(T=0)を検知すると(12)、次に前記異
常フラグFがセットされているか否かを確認する(1
3)。ここで異常フラグFがセットされていれば(F=
1)、ビームセンサが正常に機能できない状態にあると
判断して、三方電磁弁33を給気側へ、三方電磁弁34を大
気開放側へ切り換えてブロワノズル5を上昇させ(1
4)、乾燥工程終了までこの状態を継続する(15)。
なおこの異常状態は、洗車終了後にビームセンサの各
発・受光面をきれいに拭き上げた後、操作パネル41に設
けられるリセットボタンを押せば解除できる。
発・受光面をきれいに拭き上げた後、操作パネル41に設
けられるリセットボタンを押せば解除できる。
ステップ(13)で、異常フラグがセットされていなけ
れば(F=0)、ステップ(11)に伴うブロワノズル5
の下降動作が継続され、これに伴い作用方向前側に位置
するビームセンサ16a・16bの光信号Xが自動車に遮られ
受光器16bでこれを検出すると(16)、三方電磁弁33を
給気側に、三方電磁弁34を大気開放側にそれぞれ切り換
えてブロワノズル5を上昇させる(17)。上昇に伴い、
受光器16bの検出状態が解かれると(18)、三方電磁弁3
3・34の双方を給気側に切り換えてブロワノズル5を一
定位置に保持すると共に、タイマTにt2をセットしてこ
の保持動作開始からの時間をカウントする(19)。ここ
でセットされる時間t2は、ブロワノズル5が頻繁に昇降
を繰り返して、フェンダーミラー等の突起物に接触した
り安定した乾燥機能が損なわれたりするのを防止するた
め、ブロワノズル5上昇後洗車機本体1が一定距離(10
cm〜20cm)走行するまで下降を阻止するよう設定された
ものである。
れば(F=0)、ステップ(11)に伴うブロワノズル5
の下降動作が継続され、これに伴い作用方向前側に位置
するビームセンサ16a・16bの光信号Xが自動車に遮られ
受光器16bでこれを検出すると(16)、三方電磁弁33を
給気側に、三方電磁弁34を大気開放側にそれぞれ切り換
えてブロワノズル5を上昇させる(17)。上昇に伴い、
受光器16bの検出状態が解かれると(18)、三方電磁弁3
3・34の双方を給気側に切り換えてブロワノズル5を一
定位置に保持すると共に、タイマTにt2をセットしてこ
の保持動作開始からの時間をカウントする(19)。ここ
でセットされる時間t2は、ブロワノズル5が頻繁に昇降
を繰り返して、フェンダーミラー等の突起物に接触した
り安定した乾燥機能が損なわれたりするのを防止するた
め、ブロワノズル5上昇後洗車機本体1が一定距離(10
cm〜20cm)走行するまで下降を阻止するよう設定された
ものである。
ステップ(19)における保持動作がビームセンサ16b
・17bの双方とも検出状態に転ずることなくタイマ時間t
2が経過(T=0)する(20)、三方電磁弁33・34の双
方を大気開放側に切り換えてブロワノズル5を下降させ
(21)、ステップ(13)より動作を繰り返す。
・17bの双方とも検出状態に転ずることなくタイマ時間t
2が経過(T=0)する(20)、三方電磁弁33・34の双
方を大気開放側に切り換えてブロワノズル5を下降させ
(21)、ステップ(13)より動作を繰り返す。
一方、ブロワノズル5の下降に伴いビームセンサ17a
・17bの光信号Yが自動車に遮られ、これを受光器17bで
検出すると(22)、三方電磁弁33・34の双方を給気側に
切り換えてブロワノズル5の下降を停止し一定位置に保
持する(23)。この後、ビームセンサ17a・17bの検出状
態が解かれると(24)、前記ステップ(21)を実行して
ブロワノズル5が下降される。
・17bの光信号Yが自動車に遮られ、これを受光器17bで
検出すると(22)、三方電磁弁33・34の双方を給気側に
切り換えてブロワノズル5の下降を停止し一定位置に保
持する(23)。この後、ビームセンサ17a・17bの検出状
態が解かれると(24)、前記ステップ(21)を実行して
ブロワノズル5が下降される。
こうして乾燥動作が行なわれ、洗車機1が洗車開始時
の位置に戻って動作終了を検知すると(25)、三方電磁
弁33を給気側に三方電磁弁34を開放側にそれぞれ切り換
えてブロワノズル5を上昇させると共に、二方電磁弁35
を前記一定時間開いてエアパージを行って(26)、一連
の動作を終える。
の位置に戻って動作終了を検知すると(25)、三方電磁
弁33を給気側に三方電磁弁34を開放側にそれぞれ切り換
えてブロワノズル5を上昇させると共に、二方電磁弁35
を前記一定時間開いてエアパージを行って(26)、一連
の動作を終える。
以上のようにこの実施例によれば、圧縮空気管路29を
備え、乾燥作業開始時のステップ(11)においてエアパ
ージを行い、ビームセンサの発・受光面27・28に圧縮空
気を吹き付けて洗浄水等の付着物を除去し、誤動作を防
止している。
備え、乾燥作業開始時のステップ(11)においてエアパ
ージを行い、ビームセンサの発・受光面27・28に圧縮空
気を吹き付けて洗浄水等の付着物を除去し、誤動作を防
止している。
また第8図に示すように、乾燥作業時以外でもビーム
センサの受光感度が低下すれば、即時にエアパージを行
ってビームセンサの機能確保をはかっている。
センサの受光感度が低下すれば、即時にエアパージを行
ってビームセンサの機能確保をはかっている。
更に乾燥作業が終了すると、次回洗車時の機能確保の
ため再度エアパージを行う。特に、寒冷地では付着した
水が凍結してビームセンサに固着する恐れがあるので、
作業終了後にエアパージを行っておけば安全である。
ため再度エアパージを行う。特に、寒冷地では付着した
水が凍結してビームセンサに固着する恐れがあるので、
作業終了後にエアパージを行っておけば安全である。
なお厳寒地で使用する場合は、付着した水が洗車実行
中の短時間で凍ってしまうことがあるので、上記タイミ
ングに限らず洗車中は一定時間おきにエアパージ動作を
繰り返すようにすれば良い。
中の短時間で凍ってしまうことがあるので、上記タイミ
ングに限らず洗車中は一定時間おきにエアパージ動作を
繰り返すようにすれば良い。
[発明の効果] 以上のように本発明は、門型に形成された洗車機本体
を自動車を跨ぐように往復走行させ、前記自動車の洗浄
および乾燥を行う洗車機であって、前記洗車機本体に昇
降自在に設けられ自動車の上面に空気を吹き付けるブロ
ワノズルと、該ブロワノズルと一体に昇降し前記自動車
を検出するビームセンサとを備え、ビームセンサからの
検出信号に応じて前記ブロワノズルを昇降操作し、ブロ
ワノズルを自動車上面に非接触で作用させ自動車の乾燥
をはかるタイプの上面乾燥装置において、ビームセンサ
の発光面および受光面に向けてその端部を開口させた圧
縮空気管路と、該圧縮空気管路を開閉する弁装置と、乾
燥作業開始時の所定のタイミングで前記弁装置を所定時
間開いて、前記発光面および受光面に圧縮空気を吹き付
けるよう制御する手段を備えるので、洗浄工程中に、洗
浄水等の付着を防ぐために、ビームセンサの発光面や受
光面に常時圧縮空気を吹き付けるようなことをしなくて
も、乾燥作業開始時に所定時間だけ弁装置を開いて圧縮
空気を吹き付けるだけで、ビームセンサの発光面や受光
面に付着した洗浄水等を強制的に除去できる。これによ
り、乾燥工程において、ブロワノズルをビームセンサか
らの検出信号に応じて昇降操作して自動車上面に非接触
で作用させ乾燥させるとき、ビームセンサーの発光面や
受光面に水滴等が付着していることが無いので、ビーム
センサーが付着物によって誤検出をおこすことがなく、
常に安全かつ確実な上面乾燥ができる。
を自動車を跨ぐように往復走行させ、前記自動車の洗浄
および乾燥を行う洗車機であって、前記洗車機本体に昇
降自在に設けられ自動車の上面に空気を吹き付けるブロ
ワノズルと、該ブロワノズルと一体に昇降し前記自動車
を検出するビームセンサとを備え、ビームセンサからの
検出信号に応じて前記ブロワノズルを昇降操作し、ブロ
ワノズルを自動車上面に非接触で作用させ自動車の乾燥
をはかるタイプの上面乾燥装置において、ビームセンサ
の発光面および受光面に向けてその端部を開口させた圧
縮空気管路と、該圧縮空気管路を開閉する弁装置と、乾
燥作業開始時の所定のタイミングで前記弁装置を所定時
間開いて、前記発光面および受光面に圧縮空気を吹き付
けるよう制御する手段を備えるので、洗浄工程中に、洗
浄水等の付着を防ぐために、ビームセンサの発光面や受
光面に常時圧縮空気を吹き付けるようなことをしなくて
も、乾燥作業開始時に所定時間だけ弁装置を開いて圧縮
空気を吹き付けるだけで、ビームセンサの発光面や受光
面に付着した洗浄水等を強制的に除去できる。これによ
り、乾燥工程において、ブロワノズルをビームセンサか
らの検出信号に応じて昇降操作して自動車上面に非接触
で作用させ乾燥させるとき、ビームセンサーの発光面や
受光面に水滴等が付着していることが無いので、ビーム
センサーが付着物によって誤検出をおこすことがなく、
常に安全かつ確実な上面乾燥ができる。
第1図は従来例を示す正面図。 第2図は同従来例の要部正面図。 第3図は同従来例の要部側面図。 第4図および第5図は本発明一実施例の要部説明図。 第6図は第4図のB−B断面図。 第7図は実施例のブロック図。 第8図および第9図は実施例の動作を示すフローチャー
ト図。 1は洗車機本体、5はブロワノズル、16a・16bおよび17
a・17bはビームセンサ、29は圧縮空気管路、35は弁装置
たる二方電磁弁、40は制御手段たる制御部である。
ト図。 1は洗車機本体、5はブロワノズル、16a・16bおよび17
a・17bはビームセンサ、29は圧縮空気管路、35は弁装置
たる二方電磁弁、40は制御手段たる制御部である。
Claims (1)
- 【請求項1】門型に形成された洗車機本体を自動車を跨
ぐように往復走行させ、前記自動車の洗浄および乾燥を
行う洗車機であって、前記洗車機本体に昇降自在に設け
られ自動車の上面に空気を吹き付けるブロワノズルと、
該ブロワノズルと一体に昇降し前記自動車を検出するビ
ームセンサとを備え、ビームセンサからの検出信号に応
じて前記ブロワノズルを昇降操作し、ブロワノズルを自
動車上面に非接触で作用させ自動車の乾燥をはかるタイ
プの上面乾燥装置において、 ビームセンサの発光面および受光面に向けてその端部を
開口させた圧縮空気管路と、該圧縮空気管路を開閉する
弁装置と、乾燥作業開始時の所定のタイミングで前記弁
装置を所定時間開いて、前記発光面および受光面に圧縮
空気を吹き付けるよう制御する手段とを備えたことを特
徴とする洗車機における上面乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2033291A JP2655360B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 洗車機における上面乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2033291A JP2655360B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 洗車機における上面乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03235745A JPH03235745A (ja) | 1991-10-21 |
JP2655360B2 true JP2655360B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=12382436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2033291A Expired - Lifetime JP2655360B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 洗車機における上面乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655360B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05189501A (ja) * | 1992-01-09 | 1993-07-30 | Mutoh Ind Ltd | 図面編集方法および装置 |
JP3240303B2 (ja) * | 1992-01-09 | 2001-12-17 | 新日鉄ソリューションズ株式会社 | シンボル認識システム |
JPH0580931U (ja) * | 1992-04-06 | 1993-11-02 | 岡本 昌典 | 洗車機 |
JPH0580932U (ja) * | 1992-04-06 | 1993-11-02 | 岡本 昌典 | 洗車機 |
JP6816799B1 (ja) * | 2019-08-30 | 2021-01-20 | Toto株式会社 | 便座装置及び排泄物検知装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2514730B2 (ja) * | 1990-01-25 | 1996-07-10 | 株式会社ニッポー技研 | 自動洗車装置 |
-
1990
- 1990-02-14 JP JP2033291A patent/JP2655360B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03235745A (ja) | 1991-10-21 |
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