JP2655197B2 - 菌蕈類用培地 - Google Patents
菌蕈類用培地Info
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- JP2655197B2 JP2655197B2 JP2119271A JP11927190A JP2655197B2 JP 2655197 B2 JP2655197 B2 JP 2655197B2 JP 2119271 A JP2119271 A JP 2119271A JP 11927190 A JP11927190 A JP 11927190A JP 2655197 B2 JP2655197 B2 JP 2655197B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は菌蕈類用培地に関するものであり、更に詳細
には窒素源として小麦粉を主原料とした多孔質な組織を
有する焼成物を使用した菌蕈類の人工培地に関するもの
である。
には窒素源として小麦粉を主原料とした多孔質な組織を
有する焼成物を使用した菌蕈類の人工培地に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、キノコ栽培においては原木栽培が主流であった
が、近年オガクズを用いる人工培地栽培が盛んに行なわ
れるようになってきた。また、人工培地栽培できるキノ
コも、ナメコ、ヒラタケ、エノキタケ、マイタケ、シイ
タケ、クリタケなど、その種類も次第に増えてきてい
る。一方、年々異常気象の発生頻度が増加してきてお
り、さらには都市開発等による自然破壊が進んできてお
り、原木栽培では安定したキノコの供給は望めず、屋内
での人工環境によるキノコ栽培の必要性が益々大きくな
ってくるものと考えられる。現在、人工培地栽培で用い
られる培地は、主にオガクズと米ヌカであり、オガクズ
は炭素源として、米ヌカは窒素源として利用されてい
る。米ヌカに含まれる栄養分としては、タンパク質のほ
か、無機塩類やビタミン類があり、現時点では米ヌカが
最も優れた窒素源と言われている。しかしはがら、米ヌ
カは含有成分が変化し易く、不安定であるので保存管理
に神経を使わなければならない。また、米ヌカとともに
窒素源としてよく使用されるものにフスマがあるが、こ
れも米ヌカと同様のことが言える。
が、近年オガクズを用いる人工培地栽培が盛んに行なわ
れるようになってきた。また、人工培地栽培できるキノ
コも、ナメコ、ヒラタケ、エノキタケ、マイタケ、シイ
タケ、クリタケなど、その種類も次第に増えてきてい
る。一方、年々異常気象の発生頻度が増加してきてお
り、さらには都市開発等による自然破壊が進んできてお
り、原木栽培では安定したキノコの供給は望めず、屋内
での人工環境によるキノコ栽培の必要性が益々大きくな
ってくるものと考えられる。現在、人工培地栽培で用い
られる培地は、主にオガクズと米ヌカであり、オガクズ
は炭素源として、米ヌカは窒素源として利用されてい
る。米ヌカに含まれる栄養分としては、タンパク質のほ
か、無機塩類やビタミン類があり、現時点では米ヌカが
最も優れた窒素源と言われている。しかしはがら、米ヌ
カは含有成分が変化し易く、不安定であるので保存管理
に神経を使わなければならない。また、米ヌカとともに
窒素源としてよく使用されるものにフスマがあるが、こ
れも米ヌカと同様のことが言える。
[発明が解決しようとする課題] 従って、本発明は米ヌカやフスマに代わり、比較的安
定で充分な供給があり、しかもキノコ菌糸の成長をより
促進する窒素源を含有する菌蕈類用培地を提供すること
を目的とする。
定で充分な供給があり、しかもキノコ菌糸の成長をより
促進する窒素源を含有する菌蕈類用培地を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、キノコの人工培地の窒素源として食パンを
使用すると、米ヌカやフスマのときよりもキノコ菌糸の
成長が速くなるという知見に基いてなされたものであ
る。
使用すると、米ヌカやフスマのときよりもキノコ菌糸の
成長が速くなるという知見に基いてなされたものであ
る。
即ち、本発明は小麦粉を主原料とした多孔質な組織を
有する焼成物を含有することを特徴とする菌蕈類用培地
を提供する。
有する焼成物を含有することを特徴とする菌蕈類用培地
を提供する。
本発明における培地組成は、窒素源を除いては一般の
キノコのオガクズ栽培に見られるものと同様のものであ
る。即ち、窒素源である小麦粉を主原料とした多孔質な
組織を有する焼成物、炭素源であるブナ、スギなどのオ
ガクズ、および水を含む。尚、所望により、上記焼成物
重量の2/3以下の量で米ヌカ、フスマなどの通常の窒素
源を共存させることができるが、共存させる量としては
少なければ少ないほどよく、好ましくは共存させないの
がよい。
キノコのオガクズ栽培に見られるものと同様のものであ
る。即ち、窒素源である小麦粉を主原料とした多孔質な
組織を有する焼成物、炭素源であるブナ、スギなどのオ
ガクズ、および水を含む。尚、所望により、上記焼成物
重量の2/3以下の量で米ヌカ、フスマなどの通常の窒素
源を共存させることができるが、共存させる量としては
少なければ少ないほどよく、好ましくは共存させないの
がよい。
小麦粉を主原料とした多孔質な組織を有する焼成物と
しては、食パン、フランスパンなどのパン類、またはカ
ステラなどが例示される。(以下、小麦粉を主原料とし
た多孔質な組織を有する焼成物のことを本発明の焼成物
という。) 本発明の焼成物はキノコの種類による特性に応じて、
粉末にしたり、角切にしたりして使用することができ
る。オガクズは市販されているものをそのまま使用する
ことができるが、大きさ10メッシュパス〜32メッチュオ
ンのものがよい。
しては、食パン、フランスパンなどのパン類、またはカ
ステラなどが例示される。(以下、小麦粉を主原料とし
た多孔質な組織を有する焼成物のことを本発明の焼成物
という。) 本発明の焼成物はキノコの種類による特性に応じて、
粉末にしたり、角切にしたりして使用することができ
る。オガクズは市販されているものをそのまま使用する
ことができるが、大きさ10メッシュパス〜32メッチュオ
ンのものがよい。
本発明においては、本発明の焼成物とオガクズとの配
合割合は特に限定されるものではないが、体積比で1/2
〜1/6、好ましくは1/3〜1/4になるように混合したもの
がよい。次に、この混合物に水を添加して水分含有量
を、例えば、62〜68重量%になるように調製するのがよ
い。次いで、調製した培地PP(ポリプロピレン)ビンな
どの一般に使用されている容器に、密度が、例えば、0.
6〜0.7g/cm2になるように充填する。次に、オートクレ
ーブなどで100〜121℃で15〜60分間加熱殺菌する。次い
で、予め近似の培地で培養した菌を上記培地に植菌し、
暗所で20〜27℃で培養する。
合割合は特に限定されるものではないが、体積比で1/2
〜1/6、好ましくは1/3〜1/4になるように混合したもの
がよい。次に、この混合物に水を添加して水分含有量
を、例えば、62〜68重量%になるように調製するのがよ
い。次いで、調製した培地PP(ポリプロピレン)ビンな
どの一般に使用されている容器に、密度が、例えば、0.
6〜0.7g/cm2になるように充填する。次に、オートクレ
ーブなどで100〜121℃で15〜60分間加熱殺菌する。次い
で、予め近似の培地で培養した菌を上記培地に植菌し、
暗所で20〜27℃で培養する。
本発明の培地で培養する木材腐朽菌として、シイタケ
などのLentinus属、マイタケなどのGrifola属、および
カンゾウタケなどのFistulina属のキノが例示される。
などのLentinus属、マイタケなどのGrifola属、および
カンゾウタケなどのFistulina属のキノが例示される。
[発明の効果] 本発明によれば、窒素源に米ヌカやフスマを使用した
ときに比べてキノコの菌糸成長が速くなる培地を提供す
ることができる。
ときに比べてキノコの菌糸成長が速くなる培地を提供す
ることができる。
次に実施例により本発明を説明する。
[実施例] 実施例1 (培地組成) 炭素源 ブナのオガクズ 窒素源 A.11メッシュパスの食パン B.5mm角切食パン C.11メッシュパスの食パン+米ヌカ D.5mm角切食パン+米ヌカ E.米ヌカ(コントロール) *食パン:米ヌカ=1:1(重量比) *11メッシュパスの食パン…耳を取除いた食パンを乾燥
させ粉末状にして、11メッシュのフルイに通したもの。
させ粉末状にして、11メッシュのフルイに通したもの。
*5mm角切食パン…耳を取除いた食パンを5mm角の大きさ
に切ったもの。
に切ったもの。
以上の5通りの炭素源と窒素源を組合わせ培地材料を
用意した。これらの5通りの組合わせ培地材料をそれぞ
れ炭素源:窒素源=3:1(体積比)となるようにして均
一混合したものを、植物培養試験管(内径22mm、高さ15
0mm)に充填し、これに水を加えて水分68重量%、密度
0.7g/cm3になるように調製した。このときの培地の高さ
は9〜10cmであった。次に、この試験管をオートクレー
ブを用いて121℃で15分間加熱殺菌した。冷却後、寒天
培養したシイタケの菌糸の小片を培地表面に植菌した。
次に、これを25℃の保温器に入れて暗所で培養した。
用意した。これらの5通りの組合わせ培地材料をそれぞ
れ炭素源:窒素源=3:1(体積比)となるようにして均
一混合したものを、植物培養試験管(内径22mm、高さ15
0mm)に充填し、これに水を加えて水分68重量%、密度
0.7g/cm3になるように調製した。このときの培地の高さ
は9〜10cmであった。次に、この試験管をオートクレー
ブを用いて121℃で15分間加熱殺菌した。冷却後、寒天
培養したシイタケの菌糸の小片を培地表面に植菌した。
次に、これを25℃の保温器に入れて暗所で培養した。
このときのシイタケの菌糸成長(蔓延)度合を表−1
に示す。尚、成長度合は培地の高さをa、植菌面(表
面)から菌糸の先端までの距離をbとしたとき、(b/
a)×100から求めた。
に示す。尚、成長度合は培地の高さをa、植菌面(表
面)から菌糸の先端までの距離をbとしたとき、(b/
a)×100から求めた。
表−1から明らかなように、窒素源として食パンを使
用したもの(A、B、C、D)の方が米ヌカのみを使用
したもの(E)より菌糸の成長度合が大きく、従って、
本発明(A、B、C、D)は比較例(E)よりも菌糸の
成長速度が速いことがわかる。また、食パンのみを使用
したもの(AとB)の方が食パンに米ヌカを混ぜたもの
を使用したもの(C、D)より菌糸の成長度合が大き
く、従って、食パンのみを使用したもの(AとB)は食
パンに米ヌカを混ぜたものを使用したもの(CとD)よ
りも菌糸の成長速度が速いこともわかる。
用したもの(A、B、C、D)の方が米ヌカのみを使用
したもの(E)より菌糸の成長度合が大きく、従って、
本発明(A、B、C、D)は比較例(E)よりも菌糸の
成長速度が速いことがわかる。また、食パンのみを使用
したもの(AとB)の方が食パンに米ヌカを混ぜたもの
を使用したもの(C、D)より菌糸の成長度合が大き
く、従って、食パンのみを使用したもの(AとB)は食
パンに米ヌカを混ぜたものを使用したもの(CとD)よ
りも菌糸の成長速度が速いこともわかる。
Claims (2)
- 【請求項1】窒素源として小麦粉を主原料とした多孔質
な組織を有する焼成物のみを使用し、且つ水分含量が62
〜68重量%であることを特徴とする菌蕈類用培地。 - 【請求項2】木材腐朽菌用培地として用いる請求項1記
載の菌蕈類用培地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2119271A JP2655197B2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 菌蕈類用培地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2119271A JP2655197B2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 菌蕈類用培地 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0416123A JPH0416123A (ja) | 1992-01-21 |
| JP2655197B2 true JP2655197B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=14757232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2119271A Expired - Fee Related JP2655197B2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 菌蕈類用培地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2655197B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE202008015493U1 (de) | 2008-11-21 | 2009-02-12 | Boehringer Ingelheim Pharma Gmbh & Co. Kg | Faltschachtel |
| CN103636406B (zh) * | 2013-12-05 | 2015-03-11 | 成都榕珍菌业有限公司 | 利用聚氨酯海绵作为菌种载体的食用菌菌种的制作方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS637721A (ja) * | 1986-06-27 | 1988-01-13 | 花王株式会社 | きのこ類の生育促進剤 |
-
1990
- 1990-05-09 JP JP2119271A patent/JP2655197B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0416123A (ja) | 1992-01-21 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |