JP2654597B2 - 壁式ラーメン構造の配筋方法 - Google Patents

壁式ラーメン構造の配筋方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、壁式ラーメン構造の建物における柱と梁と
の接合部の配筋方法に関する。
(従来の技術) 鉄筋もしくは鉄骨鉄筋コンクリート構造物において、
デッドスペースを少なくして部屋の内部空間を有効に利
用するために壁式ラーメン工法が採用されている。
しかも、梁主筋の配筋を施工しやすくするために該梁
主筋を柱との接合部で柱中心より手前で折曲げて定着す
る構造がある。
これを第3図乃至第4図で説明すると、第3図は縦断
正面図で第4図は同じく平面図である。
図において、柱主筋15を建て込んだ後、一端を柱18中
心手前で上下に折り曲げた梁筋17に、フープ筋16を地組
した鉄筋篭をクレーン等の運搬手段で配設する。そし
て、補強用の水平補強筋19を柱筋の外周部に固着してい
る。なお、符号20は梁、符号21は耐震壁を示している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の配筋方法では、左右の梁20,20
をつなぐものが水平補強筋19であるので、左右の梁20が
一体として挙動するように対処するには不十分であり、
しかも該水平補強筋19は閉鎖型でないので、梁主筋端部
のコンクリートを拘束するには不十分であった。これが
ために、柱と梁の接合部における梁主筋の折曲げ部周辺
のかぶりコンクリートが繰り返し荷重を受けてはらみだ
す、と言った欠点が存在した。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、左右
の梁を充分に拘束して安定した耐力を発揮させる壁式ラ
ーメン構造の配筋方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る壁式ラーメン構造の配筋方法の上記課題
を解決し、目的を達成するための要旨は、壁式ラーメン
構造の柱と梁との接合部において、柱内に配筋してある
複数の補強筋を、柱の中心部を相互に越えてX型に交差
するように配筋するとともに、前記接合部の梁主筋にお
ける上端筋と下端筋との間に格子状の格子鉄筋を配筋し
たことに存する。
(作用) このように、本発明に係る壁式ラーメン構造の配筋方
法によれば、前記X型補強筋により梁に加わった剪断力
が柱筋にも伝達されて一体性が増し、また、前記梁の端
部に設けた格子鉄筋により前記接合部周辺のかぶりコン
クリートのはらみ出しを防止できる。
(実施例) 以下、添付図面に従って、本発明の一実施例を説明す
る。第1図は、本発明に係る接合部1の正面図、第2図
は同じくその平面図である。
本壁式ラーメン構造の配筋方法は、前記梁2と柱3
(第2図の点線間が柱部分に相当)との接合部1で、図
1に示すように、柱主筋5と、補強筋4,4aと、左右の梁
2の上端筋6aと下端筋6と、格子状の格子鉄筋7とが、
各々配筋されている。前記柱主筋5は、柱3が立設され
る上下方向(鉛直方向)に沿って複数配筋される。そし
て、補強筋4,4aは、接合部1以外の範囲では前記柱主筋
5に対して略平行に設けられると共に、前記接合部1内
では柱3の中心部を越えて梁2の方向に斜めに配筋され
ている。この補強筋4,4aを、その梁2方向に斜めに配筋
された部分を、図1に示すように柱と梁を含んだ鉛直面
を正面視して互いにX型に交差するように、かつ、図2
に示すように平面視では左右梁2,2の梁主筋6,6に沿って
略並列させて配筋する。そして、この補強筋4,4aと柱主
筋5とを、番線や溶接等の固着手段で固着する。前記梁
主筋6,6aの端部は接合部1内に配筋され、且つ、柱3の
中心部の手前で該柱3の上下方向に沿って折り曲げされ
ている。前記格子状の格子鉄筋7は、梁主筋6a,6との間
に、略水平にして複数配筋されている。そして、該格子
鉄筋7は柱主筋5に番線や溶接等の固着手段で固着され
る。上記柱主筋5と梁主筋6,6aと格子鉄筋7との配筋手
順としては、例えば、予め柱主筋5と補強筋4,4aとを溶
接で固着し、その後、柱主筋5と前記補強筋4,4aを固着
した柱主筋5とを型枠内にクレーンで搬入して内包させ
る。そして、梁主筋の下端筋6を型枠内に配筋し、格子
状の格子鉄筋7を組立筋等で地組みしたものをクレーン
で搬入して柱主筋5に現場溶接で固着する。そして、梁
上端筋6aをクレーンで型枠内に搬入して配筋し、柱主筋
5及び格子鉄筋7に現場溶接で固着する。また、別の配
筋手順として、例えば、柱主筋5を型枠内に配筋した後
に、補強筋4,4aを前述のX型に配筋して現場溶接で柱主
筋5に固着する。そして、梁主筋の下端筋7と上端筋6a
とを配筋し柱主筋5に仮止めした後に、格子鉄筋7を構
成する各鉄筋を前記下端筋6と上端筋6aとの間に格子状
に配設しながら現場溶接して柱主筋5に梁主筋6,6aと共
に固着する。このように、工期や作業現場の状況に応じ
て地組みしたり現場での組立て配設したりして、前記補
強筋4,4aや格子鉄筋7を配設するものである。
そして、型枠内にコンクリートを打設して壁柱と梁を
構築する。なお、符号8は耐震壁を示している。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る壁式ラーメン構造
の配筋方法を、壁式ラーメン構造の柱と梁との接合部に
おいて、柱内に配筋してある複数の補強筋を、柱の中心
部を相互に越えてX型に交差するように配筋するととも
に、前記接合部の梁主筋における上端筋と下端筋との間
に格子状の格子鉄筋を配筋したので、前記X型の補強筋
により梁筋に生じる力を上下の柱に伝達せしめまた左右
の梁がバラバラに動作しないので耐力の向上となり、更
に、前記格子鉄筋により梁主筋の折曲げ周辺部のコンク
リートを充分に拘束し、コンクリートのはらみ出しを防
止して繰り返し荷重に充分な耐力を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る接合部の正面図、第2図は同じ
くその平面図、第3図乃至第4図は、従来例に係る梁と
柱の接合部の正面図と平面図である。 1……接合部、2……梁、3……柱、4……X型補強
筋、5……柱主筋、6……梁主筋、7……格子鉄筋。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁式ラーメン構造の柱と梁との接合部にお
    いて、柱内に配筋してある複数の補強筋を、柱の中心部
    を相互に越えてX型に交差するように配筋するととも
    に、前記接合部の梁主筋における上端筋と下端筋との間
    に格子状の格子鉄筋を配筋したことを特徴とする壁式ラ
    ーメン構造の配筋方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106988486A (zh) * 2017-05-08 2017-07-28 山东科技大学 一种空间网格型钢管混凝土柱连接节点及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106988486A (zh) * 2017-05-08 2017-07-28 山东科技大学 一种空间网格型钢管混凝土柱连接节点及方法
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