JPH06136821A - 鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法 - Google Patents
鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法Info
- Publication number
- JPH06136821A JPH06136821A JP28729792A JP28729792A JPH06136821A JP H06136821 A JPH06136821 A JP H06136821A JP 28729792 A JP28729792 A JP 28729792A JP 28729792 A JP28729792 A JP 28729792A JP H06136821 A JPH06136821 A JP H06136821A
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- JP
- Japan
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- steel
- reinforced concrete
- concrete structure
- steel frame
- floor slab
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- Pending
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐震壁の縦筋の配筋作業を容易に行い、かつ
鉄骨材の無駄をなくすことである。 【構成】 鉄骨鉄筋コンクリート構造物１の鉄骨躯体５
を建方する際に、間仕切壁６に鉄骨小梁を架設する代わ
りに、床スラブ７天端から５００ｍｍ上部に建方用の仮
設梁８を架設して前記間仕切壁６及び床スラブ７にコン
クリートを打設した後に、前記仮設梁８を解体して他の
階の仮設梁８として転用する。
鉄骨材の無駄をなくすことである。 【構成】 鉄骨鉄筋コンクリート構造物１の鉄骨躯体５
を建方する際に、間仕切壁６に鉄骨小梁を架設する代わ
りに、床スラブ７天端から５００ｍｍ上部に建方用の仮
設梁８を架設して前記間仕切壁６及び床スラブ７にコン
クリートを打設した後に、前記仮設梁８を解体して他の
階の仮設梁８として転用する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鉄骨鉄筋コンクリート構
造物の構築工法に関するものである。
造物の構築工法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、鉄骨鉄筋コンクリート構造物の
マンション等は、間仕切壁が耐震壁となっていることが
多い。この耐震壁には鉄骨梁が設けられているが、この
鉄骨梁と耐震壁の鉄筋とは、図３の（１）及び（２）に
示すような方法で接合されている。前記の（１）の方法
は、間仕切壁１０の縦筋２０先端を折り曲げるか、或は
鉄骨梁３０に溶接したものである。また、前記（２）の
方法は、鉄骨梁３０を四分割してその中央に間仕切壁１
０の縦筋２０を貫通させて配筋したものである。
マンション等は、間仕切壁が耐震壁となっていることが
多い。この耐震壁には鉄骨梁が設けられているが、この
鉄骨梁と耐震壁の鉄筋とは、図３の（１）及び（２）に
示すような方法で接合されている。前記の（１）の方法
は、間仕切壁１０の縦筋２０先端を折り曲げるか、或は
鉄骨梁３０に溶接したものである。また、前記（２）の
方法は、鉄骨梁３０を四分割してその中央に間仕切壁１
０の縦筋２０を貫通させて配筋したものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記（１）の
方法は、縦筋を曲げ加工又は溶接加工をするため、手間
が多くかかるという問題があり、また（２）の方法は、
縦筋を貫通配筋するため配筋作業が困難であり、かつ鉄
骨材が無駄になるという問題があった。本発明は上記の
ような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、
間仕切壁の縦筋の配筋作業を容易に行い、かつ鉄骨材の
無駄をなくすことである。
方法は、縦筋を曲げ加工又は溶接加工をするため、手間
が多くかかるという問題があり、また（２）の方法は、
縦筋を貫通配筋するため配筋作業が困難であり、かつ鉄
骨材が無駄になるという問題があった。本発明は上記の
ような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、
間仕切壁の縦筋の配筋作業を容易に行い、かつ鉄骨材の
無駄をなくすことである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの本発明の鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法の
要旨は、間仕切壁が耐震壁となっている鉄骨鉄筋コンク
リート構造物の構築工法において、鉄骨躯体の建方の際
に、間仕切壁に鉄骨小梁を架設する代わりに、該鉄骨梁
を床スラブ天端のやや上部に建方用の仮設梁として架設
し、前記耐震壁及び床スラブにコンクリートを打設した
後に、前記仮設梁を解体して他の階の仮設梁として床ス
ラブ天端のやや上部に架設してなることに存する。
めの本発明の鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法の
要旨は、間仕切壁が耐震壁となっている鉄骨鉄筋コンク
リート構造物の構築工法において、鉄骨躯体の建方の際
に、間仕切壁に鉄骨小梁を架設する代わりに、該鉄骨梁
を床スラブ天端のやや上部に建方用の仮設梁として架設
し、前記耐震壁及び床スラブにコンクリートを打設した
後に、前記仮設梁を解体して他の階の仮設梁として床ス
ラブ天端のやや上部に架設してなることに存する。
【０００５】
【作用】間仕切壁に鉄骨小梁を架設する代わりに、床ス
ラブ天端のやや上部に建方用の仮設梁を架設して前記耐
震壁及び床スラブにコンクリートを打設した後に、前記
仮設梁を解体して他の階の仮設梁として床スラブ天端の
やや上部に架設して鉄骨鉄筋コンクリート構造物を構築
することにより、前記架設梁を転用することができるの
で、耐震壁の縦筋の配筋作業が容易にできるとともに、
鉄骨材の無駄を省くことができる。
ラブ天端のやや上部に建方用の仮設梁を架設して前記耐
震壁及び床スラブにコンクリートを打設した後に、前記
仮設梁を解体して他の階の仮設梁として床スラブ天端の
やや上部に架設して鉄骨鉄筋コンクリート構造物を構築
することにより、前記架設梁を転用することができるの
で、耐震壁の縦筋の配筋作業が容易にできるとともに、
鉄骨材の無駄を省くことができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明における鉄骨鉄筋コンクリート
構造物の構築工法の一実施例について詳細に説明する。
図１は鉄骨鉄筋コンクリート構造物の断面図、図２は図
１における要部の拡大断面図である。
構造物の構築工法の一実施例について詳細に説明する。
図１は鉄骨鉄筋コンクリート構造物の断面図、図２は図
１における要部の拡大断面図である。
【０００７】本発明の鉄骨鉄筋コンクリート構造物１
は、基礎コンクリート２上の柱建込み位置に鉄骨柱３を
それぞれ建込み、これら鉄骨柱３間に鉄骨大梁４を掛け
渡して鉄骨躯体５を構築する。
は、基礎コンクリート２上の柱建込み位置に鉄骨柱３を
それぞれ建込み、これら鉄骨柱３間に鉄骨大梁４を掛け
渡して鉄骨躯体５を構築する。
【０００８】次に、前記鉄骨大梁４の上部、すなわち間
仕切壁６における床スラブ７から５００ｍｍの上方位置
に仮設梁８を架設する。この仮設梁８は一度でコンクリ
ートが打設できる階数分だけ架設するものとする。また
この際、前記間仕切壁６は耐震壁とするため通常の小梁
は架設せずに、コンクリートの打設が済むまではこの仮
設梁８で兼用するものとする。
仕切壁６における床スラブ７から５００ｍｍの上方位置
に仮設梁８を架設する。この仮設梁８は一度でコンクリ
ートが打設できる階数分だけ架設するものとする。また
この際、前記間仕切壁６は耐震壁とするため通常の小梁
は架設せずに、コンクリートの打設が済むまではこの仮
設梁８で兼用するものとする。
【０００９】次に、この仮設梁８を架設した後、それが
架設された間仕切壁６に縦筋６ａ及び横筋６ｂを配筋し
て型枠を組み立てると共にコンクリートを打設して耐震
壁を構築する。よって、前記間仕切壁６の配筋は小梁が
ないために容易に配筋することができるようになった。
そして、上記コンクリートが硬化した後に、これら耐震
壁における仮設梁８を解体して上階における間仕切壁６
の上部に仮設する。
架設された間仕切壁６に縦筋６ａ及び横筋６ｂを配筋し
て型枠を組み立てると共にコンクリートを打設して耐震
壁を構築する。よって、前記間仕切壁６の配筋は小梁が
ないために容易に配筋することができるようになった。
そして、上記コンクリートが硬化した後に、これら耐震
壁における仮設梁８を解体して上階における間仕切壁６
の上部に仮設する。
【００１０】このように、建方用の仮設梁８を順次転用
して鉄骨鉄筋コンクリート構造物１を構築することによ
り、作業効率の向上及びコストダウンを図ることができ
る。
して鉄骨鉄筋コンクリート構造物１を構築することによ
り、作業効率の向上及びコストダウンを図ることができ
る。
【００１１】
【発明の効果】鉄骨躯体の建方の際に、間仕切壁に鉄骨
小梁を架設する代わりに、床スラブ天端のやや上部に建
方用の仮設梁を架設して前記耐震壁及び床スラブにコン
クリートを打設した後に、前記仮設梁を解体して他の階
の仮設梁として床スラブ天端のやや上部に架設すること
により、鉄骨鉄筋コンクリート構造物を短期間でかつ効
率的に構築することができる。
小梁を架設する代わりに、床スラブ天端のやや上部に建
方用の仮設梁を架設して前記耐震壁及び床スラブにコン
クリートを打設した後に、前記仮設梁を解体して他の階
の仮設梁として床スラブ天端のやや上部に架設すること
により、鉄骨鉄筋コンクリート構造物を短期間でかつ効
率的に構築することができる。
【００１２】耐震壁の鉄筋を組む部分に鉄骨小梁を設け
ないので、鉄筋工事の簡略化及び省力化を図ることがで
きる。
ないので、鉄筋工事の簡略化及び省力化を図ることがで
きる。
【００１３】仮設梁の転用ができるのでコストダウンを
図ることができる。
図ることができる。
【図１】鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】図１の要部の拡大断面図である。
【図３】（１）及び（２）は従来の鉄骨鉄筋コンクリー
ト構造物の構築工法を示す断面図である。
ト構造物の構築工法を示す断面図である。
１ 鉄骨鉄筋コンクリート構造物 ２ 基礎コンクリート ３ 鉄骨柱 ４ 鉄骨大梁 ５ 鉄骨躯体 ６ 間仕切壁 ７ 床スラブ ８ 仮設梁
Claims (1)
- 【請求項１】 間仕切壁が耐震壁となっている鉄骨鉄筋
コンクリート構造物の構築工法において、鉄骨躯体の建
方の際に、間仕切壁に鉄骨小梁を架設する代わりに、床
スラブ天端のやや上部に建方用の仮設梁を架設して前記
耐震壁及び床スラブにコンクリートを打設した後、前記
仮設梁を解体して他の階の仮設梁として床スラブ天端の
やや上部に架設してなることを特徴とする鉄骨鉄筋コン
クリート構造物の構築工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28729792A JPH06136821A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28729792A JPH06136821A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06136821A true JPH06136821A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17715556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28729792A Pending JPH06136821A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06136821A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103590514A (zh) * | 2013-11-04 | 2014-02-19 | 盐城工学院 | 密排螺旋箍筋约束混凝土剪力墙结构及其施工方法 |
| CN105908868A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-08-31 | 北京工业大学 | 一种轻钢边框-主筋型单排配筋再生混凝土剪力墙及作法 |
| CN105937279A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-09-14 | 河北建筑工程学院 | 钢片限位连接的现浇整体式钢框架填充墙体系及施工方法 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP28729792A patent/JPH06136821A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103590514A (zh) * | 2013-11-04 | 2014-02-19 | 盐城工学院 | 密排螺旋箍筋约束混凝土剪力墙结构及其施工方法 |
| CN105937279A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-09-14 | 河北建筑工程学院 | 钢片限位连接的现浇整体式钢框架填充墙体系及施工方法 |
| CN105908868A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-08-31 | 北京工业大学 | 一种轻钢边框-主筋型单排配筋再生混凝土剪力墙及作法 |
| CN105908868B (zh) * | 2016-06-22 | 2018-02-02 | 北京工业大学 | 一种轻钢边框‑主筋型单排配筋再生混凝土剪力墙的作法 |
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