JP2648923B2 - 高層乃至超高層rc造建物用芯鉄骨柱 - Google Patents

高層乃至超高層rc造建物用芯鉄骨柱

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JP2648923B2 JP63003534A JP353488A JP2648923B2 JP 2648923 B2 JP2648923 B2 JP 2648923B2 JP 63003534 A JP63003534 A JP 63003534A JP 353488 A JP353488 A JP 353488A JP 2648923 B2 JP2648923 B2 JP 2648923B2
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育雄 山口
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道彦 太田
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、高層乃至超高層RC(鉄筋コンクリート)造
建物用芯鉄骨柱に関するものである。
「従来の技術と発明が解決しようとする課題」 近年、30〜40階建ての超高層RC造建物の開発が各方面
で盛んに行われており、その工法の一つに高軸力に対す
る安全性をより優れたものとするために下層階の柱の中
央部に軸力用の芯鉄骨を配置する方法がある。
この場合、通常、第15図、第16図に示すように、柱の
中央部にH形鋼を配置する。図柱、bは、柱主筋、c
は、フープ、dは、中子フープ、eは、打設コンクリー
トである。
しかし、この方法では、柱の耐震性能上きわめて重要
な中子フープ、特に重要度の高い中央部での中子フープ
の配置が困難であり、また、柱・梁接合部での梁主筋の
貫通が困難で、H形鋼に鉄筋挿通用の透孔を穿設する必
要がある。
本発明は、かかる従来の問題点を解決しようとするも
のである。
[課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、請求項1の発明は、4本のL形
鋼11を方形の四隅に位置させて並行させるとともに、こ
れらのL形鋼11の隣接相互をバンドプレート、その他の
連結片12にて結合一体化させた組立圧縮材を軸力用の芯
鉄骨1として柱中央部に配し、その芯鉄骨1の周辺に、
また内部に貫通させて配筋2を施し、該配筋には、柱周
縁部の複数の柱主筋21と、これらの柱主筋を囲成する多
数のフープ22と、その芯鉄骨1の外側に位置する多数の
中子フープ23と、その芯鉄骨1の内側を貫通する多数の
中子フープ24とにより、その芯鉄骨1と絡み合った密実
な鉄筋篭を形成し、それらの芯鉄骨1及び配筋2を埋入
させて柱コンクリート3を打設したことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、4本のL形鋼11を方形の四
隅に位置させて並行させるとともに、これらのL形鋼11
の隣接相互をバンドプレート、その他の連結片12にて結
合一体化させた組立圧縮材を軸力用の芯鉄骨1として柱
中央部に配し、その芯鉄骨1の周辺に、また内部に貫通
させて配筋2を施し、該配筋には、柱周縁部の複数の柱
主筋21に、これらの柱主筋21を外側で拘束する縦横適数
の周縁部の鋼棒と、その芯鉄骨1の外側に位置する縦横
適数の中間部の鋼棒と、その芯鉄骨1の内側を貫通する
縦横適数の中央部の鋼棒とを溶接一体化させて格子状に
形成した多数の溶接格子フープ25を組み付けることによ
り、その芯鉄骨1と絡み合った密実な鉄筋篭を形成し、
それらの芯鉄骨1及び配筋2を埋入させて柱コンクリー
ト3を打設したことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であるから、配筋2の組み立ての過程で、
請求項1の発明にあっては、芯鉄骨1の内側を貫通する
多数の中子フープ24を、また、請求項2の発明にあって
は、多数の溶接格子フープ25における中央部の鋼棒を、
それぞれ芯鉄骨1に任意に挿通させればよく、芯鉄骨1
により配筋2が阻害されるようなことはない。そして、
それらの配筋2の、芯鉄骨1と絡み合った密実な鉄筋篭
の形成で、芯鉄骨1と配筋2とが力学的に格段に優れた
コンビネーションを発揮し、このコンビネーションが柱
の耐力を大幅に増大させる。
柱・梁接合部では、芯鉄骨1に梁主筋4を任意に貫通
させればよく、貫通に支障を生じさせることはない。勿
論、芯鉄骨1に透孔を穿設する必要はない。
「実施例」 第1図、第2図は、実施の一例を示している。
図において、1は、軸力用として柱の中央部に配した
組立圧縮材による芯鉄骨、2は、該芯鉄骨の周辺に、ま
た内部に貫通させて設けた配筋、3は、打設コンクリー
ト、4は、柱・梁接合部の梁主筋である。
芯鉄骨1は、第8図に示す既製の山形鋼又は第9図に
示す溶接にてビルトアップした厚肉のL形鋼から成る4
本のL形鋼11を、第5図に示すように、方形の四隅に位
置させて並行させるとともに、バンドプレート、その他
の多数の連結片12により、第6図の梯子状又は第7図の
ラチス状に結合一体化させて、組立圧縮材に形成する。
なお、ラチス状の場合は、曲げ・せん断により有効とな
る。
芯鉄骨1には、第10図乃至第14図に示すように、4本
のL形鋼11の表面に縞状の凸凹13を付設してもよい。こ
の場合、この縞状の凸凹13は、芯鉄骨1と打設コンクリ
ート3との付着性を向上させ、耐震性能等をより一層増
大させる。
なお、この凸凹13は、L形鋼の圧延工程中に形成する
ようにすればよい。凸凹に代え又は凸凹と共にスタッド
を付設してもよい。
配筋2は、複数の柱主筋21と、これらの柱主筋を囲成
する多数のフープ22と、芯鉄骨1の外側に位置する多数
の中子フープ23と、芯鉄骨1の中央の貫通する多数の中
子フープ24とにより、密実な鉄筋篭を形成する。
而して、第2図に示す柱・梁接合部にあっては、複数
の梁主筋4を芯鉄骨1内に貫通させ、或いは、芯鉄骨1
の外側にて、適宜に挿通させる。
第3図、第4図は、他の例を示している。この場合
は、第1図、第2図のものにおいて、フープに溶接格子
フープ25を用いている。
この溶接格子フープ25は、それらの柱主筋21を外側で
拘束する縦横適数の周縁部の鋼棒と、その芯鉄骨1の外
側に位置する縦横適数の中間部の鋼棒と、その芯鉄骨1
の内側を貫通する縦横適数の中央部の鋼棒とを溶接一体
化させて格子状に形成したものである。つまり、第1
図、第2図のものにおいて、フープ22、中子フープ23,2
4に相当する鋼棒を格子状に溶接して、溶接格子フープ2
5としたものである。
こうして形成した多数の溶接格子フープ25を、それら
の柱主筋21に組み付けることにより、その芯鉄骨1と絡
み合った密実な鉄筋篭を形成する。その他は、第1図、
第2図の場合と同じである。
「発明の効果」 請求項1、請求項2の発明によれば、芯鉄骨1の内側
にフープ22の中子フープ24又は溶接格子フープ25の鋼棒
を貫通させ、かつ、芯鉄骨1の外側にもフープ22の中子
フープ23又は溶接格子フープ25の鋼棒を配しているの
で、配筋2には芯鉄骨1と絡み合った密実な鉄筋篭を形
成させることができて、芯鉄骨1と配筋2との間には力
学的に格段に優れたコンビネーションを発揮させること
ができ、したがって、高軸力下での耐震性能を大幅に向
上させることができ、より高層化、スパンの増大等を可
能ならしめることができる。
しかも、芯鉄骨1につき、4本のL形鋼11を方形の四
隅に位置させて並行させるとともに、これらのL形鋼11
の隣接相互をバンドプレート、その他の連結片12にて結
合一体化させた組立圧縮材としているので、芯鉄骨1に
は特に耐力上重要度の高い中央部の中子フープ24又は溶
接格子フープ25の中央部の鋼棒を支障なく任意に挿通さ
せることができ、更に、柱・梁接合部では芯鉄骨1に透
孔を穿設する等の必要もなく芯鉄骨1に梁主筋4を支障
なく貫通させることができて、施工を容易ならしめるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第14図は、本発明の実施例で、第1図、第2
図は、一例の中間部と柱・梁接合部の截断平面図、第3
図、第4図は、他の例の中間部と柱・梁接合部の截断平
面図、第5図は、芯鉄骨の一例を示す平面図、第6図、
第7図は、それぞれL形鋼を例示する拡大平面図、第10
図は、芯鉄骨の他の例を示す平面図、第11図、第12図
は、それぞれ芯鉄骨の他の例を例示する側面図、第13
図、第14図は、それぞれL形鋼の他の例を例示する拡大
平面図、第15図、第16図は、それぞれ従来例を示す中間
部の截断平面図である。 1……芯鉄骨、2……配筋 3……打設コンクリート、4……梁主筋 11……L形鋼、12……連結片 13……凸凹、21……柱主筋 22……フープ、23,24……中子フープ 25……溶接格子フープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 道彦 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 中井 政義 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 特開 昭63−4137(JP,A) 特開 昭63−67358(JP,A) 実開 昭49−122616(JP,U) 実開 昭54−56417(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4本のL形鋼11を方形の四隅に位置させて
    並行させるとともに、これらのL形鋼11の隣接相互をバ
    ンドプレート、その他の連結片12にて結合一体化させた
    組立圧縮材を軸力用の芯鉄骨1として柱中央部に配し、
    その芯鉄骨1の周辺に、また内部に貫通させて配筋2を
    施し、該配筋には、柱周縁部の複数の柱主筋21と、これ
    らの柱主筋を囲成する多数のフープ22と、その芯鉄骨1
    の外側に位置する多数の中子フープ23と、その芯鉄骨1
    の内側を貫通する多数の中子フープ24とにより、その芯
    鉄骨1と絡み合った密実な鉄筋篭を形成し、それらの芯
    鉄骨1及び配筋2を埋入させて柱コンクリート3を打設
    したことを特徴とする高層乃至超高層RC造建物用芯鉄骨
    柱。
  2. 【請求項2】4本のL形鋼11を方形の四隅に位置させて
    並行させるとともに、これらのL形鋼11の隣接相互をバ
    ンドプレート、その他の連結片12にて結合一体化させた
    組立圧縮材を軸力用の芯鉄骨1として柱中央部に配し、
    その芯鉄骨1の周辺に、また内部に貫通させて配筋2を
    施し、該配筋には、柱周縁部の複数の柱主筋21に、これ
    らの柱主筋21を外側で拘束する縦横適数の周縁部の鋼棒
    と、その芯鉄骨1の外側に位置する縦横適数の中間部の
    鋼棒と、その芯鉄骨1の内側を貫通する縦横適数の中央
    部の鋼棒とを溶接一体化させて格子状に形成した多数の
    溶接格子フープ25を組み付けることにより、その芯鉄骨
    1と絡み合った密実な鉄筋篭を形成し、それらの芯鉄骨
    1及び配筋2を挿入させて柱コンクリート3を打設した
    ことを特徴とする高層乃至超高層RC造建物用芯鉄骨柱。
JP63003534A 1988-01-11 1988-01-11 高層乃至超高層rc造建物用芯鉄骨柱 Expired - Fee Related JP2648923B2 (ja)

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KR101868809B1 (ko) * 2017-07-21 2018-06-19 김용주 이질(異質) 구조 기둥의 접합 시스템 및 방법

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