JP2653953B2 - フィルタ - Google Patents

フィルタ

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JP2653953B2
JP2653953B2 JP3347615A JP34761591A JP2653953B2 JP 2653953 B2 JP2653953 B2 JP 2653953B2 JP 3347615 A JP3347615 A JP 3347615A JP 34761591 A JP34761591 A JP 34761591A JP 2653953 B2 JP2653953 B2 JP 2653953B2
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TEII AARU DABURYUU UIIKURU SEEFUTEI SHISUTEMUZU Inc
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
    • B60R21/2644Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/10Filter screens essentially made of metal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/10Particle separators, e.g. dust precipitators, using filter plates, sheets or pads having plane surfaces
    • B01D46/12Particle separators, e.g. dust precipitators, using filter plates, sheets or pads having plane surfaces in multiple arrangements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輛乗員安全装置に関
し、更に詳細には、膨張可能なエアバッグを含む車輛乗
員安全装置に関するものである。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、膨張可能なエアバッグが車輛の乗員のための安全装
置として用いられている。エアバッグはガス発生材料の
燃焼によって発生されたガスにより膨張される。車輛が
クラッシュに会うと、クラッシュセンサがガス発生材料
を点火する点火器に信号を送る。この発生したガスはエ
アバッグの中に向けられてこのエアバッグを車輛乗員室
の中に膨張せしめて乗員を拘束する。
【0003】ガス発生材料の点火と燃焼とはガスの所定
の高さの圧力と温度で発生する。このガスは気化し溶融
した燃焼粒状物を帯びている。燃焼加熱物はエアバッグ
を損傷させる。従って、ガスを冷却し気化し溶融した燃
焼粒状物を除去するためにフィルタが必要とされる。
【0004】しかしながら、このようなフィルタはエア
バッグが乗員室の中に迅速に膨張する作動を妨害する。
【0005】米国特許第4,017,100号はエアバ
ッグを膨張するガスのフィルタを開示している。このフ
ィルタはガス発生材料とハウジングのガス排出口との間
でハウジング内に配置されている。このフィルタは3つ
の隣接したグループに配置されたフィルタ材料層を含
む。第一のグループの層は他のグループの層の支持を形
成するスクリーンである。第二のグループの層はフィル
タ層として働き、グラスファイバから形成されている。
第三のグループの層はフィルタ層として働き、スチール
ウールから形成されている。支持スクリーンは第三のグ
ループの層の各側に設けられ且つ開口を有する金属プレ
ートがフィルタ層をガス発生材料から分離している。連
続するフィルタ材料層はフィルタを通るガス流の下流方
向で多孔性を減少するという問題がある。これは、ガス
がフィルタを通して実質的に直線通路に移動する際にガ
スから連続的に粒状物を除去するように設計されている
からである。
【0006】他の形式のガスフィルタが米国特許第3,
972,545号に開示されている。この特許はガスが
ガス発生材料から複数のフィルタ層を通してガス排出口
に流れるようにした細長い円筒ハウジングを開示してい
る。これらフィルタ層は一対の開口付プレートを含み、
これらプレートはPH中和材料と軸方向に交互に配置さ
れた細かいおよび粗いワイヤスクリーンとを収容するプ
ラスチックバッグを支持している。第三の開口付きプレ
ートがハウジングのガス排出開口からスクリーンを分離
する。ガスは実質的に直線通路のフィルタを通して軸方
向に移動する。
【0007】米国特許第4,017,100号および同
第3,972,545号はエアバッグを膨張するガスを
濾過するのに用いられる2つの型式のフィルタを開示し
ている。他の特許および技術文献が多数のフィルタ構造
を開示している。これらフィルタ構造の多くはワイヤス
クリーン、スチールウールおよび/又はセラミック材料
を含みガスを濾過する。典型的にはこれら材料の組合せ
が用いられる。フィルタ構造の製造およびフィルタ構造
と他の部品との組立てにおいて、スチールおよびセラミ
ックフィルタは損傷することがある。
【0008】本発明の目的は上述の如き従来技術の欠点
を改善したフィルタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は複数のフィルタ層を有しガス発生材料に
よって発生されたガスから材料を有効に除去するフィル
タを特徴とする。
【0010】各フィルタは平行な両側面とこれら両側面
間に延びる少なくとも一つのガス流開口とを備えてい
る。フィルタ層は隣接するフィルタ層の側面間にスペー
スをあけて配置されている。各フィルタ層は隣接するフ
ィルタ層の各ガス流開口に対向する側面領域を有する。
従って、前記スペースとガス流開口とを通して曲がりく
ねったガス流通路から形成される。
【0011】このフィルタはエアバッグの中に導入され
るガスを邪魔することなくガスから不必要な燃焼物を除
去する働きをする。
【0012】特に、本発明では、ガスが曲がりくねった
フィルタの通路を通るのでガスは十分に冷却され且つ濾
過される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0014】図1は、本発明の好ましい実施例に基づく
車輛乗員安全装置のインフレータ(膨張器)10を示
す。この安全装置は膨張可能なエアバッグ(図示せず)
を含む。インフレータ10は、ハウジング11とプロペ
ラントメッシュソック(発火薬網目かご)12と燃焼ホ
イル(薄片)シート14とフィルタモジュール16とを
備えている。
【0015】ハウジング11は上方ハウジング部材18
と下方ハウジング部材20とを有する。上方ハウジング
部材18は、軸線22と円筒状内壁24とこの円筒状内
壁と同心の円筒状外壁26とを有する。これら円筒状内
外壁24,26間には上方の環状空間28が形成されて
いる。上方ハウジング部材18は、又、前壁30を含
み、この前壁はガス出口32を有し、他のガス出口は環
状空間28をハウジング11の外部と連通する。前壁3
0の内側面から軸方向にボス33が突出している。
【0016】下方ハウジング部材20は円筒状内壁34
と円筒状外壁36とを備えている。これら円筒状内外壁
34,36は、上方ハウジング部材18の円筒状内外壁
24,26と同心であり、且つ下方の環状空間37を形
成する。
【0017】この下方ハウジング部材20は、更に、後
壁38と、環状空間37をこの下方ハウジング部材の外
部と連通するための管状コネクタ40とを備えている。
この管状コネクタは、導火線41を、下方環状空間37
内に延びる点火線42と接続するようにされている。こ
の導火線41はエクスプロシブ・テクノロジー・インク
の登録商標“TLX”で知られたものであるのが好まし
い。点火線42は同じ会社の登録商標“ITLX”で知
られたものであるのが好ましい。導火線41は点火信号
を公知の方法で伝達する。
【0018】上方ハウジング部材18は、上方および下
方の環状空間28,37が共に、下方ハウジング部材2
0の後壁38から上方ハウジング部材18の前壁30へ
軸方向に延びる環状室を形成するように下方ハウジング
部材20に収容可能である。
【0019】プロペラントメッシュソック12は全体と
して円環体の形状を有する織られたワイヤ部材から成
り、環状室内に後壁38に隣接する位置で密嵌するよう
いなっている。このメッシュソック12は図1で概略的
に示されたガス発生材料43を含んでいる。このワイヤ
メッシュの織られたワイヤ構造はインフレータ10の最
初のフィルタ段階を形成する。
【0020】ガス発生材料43はアルカリ金属アジド化
合物から作られるのがよい。これら化合物は式MN
3(Mはアルカリ金属)によって表され、好ましくはナ
トリウム又はカリウムが好ましく、最も好ましいのはナ
トリウムである。ガス発生材料43は米国特許第4,8
17,828号(TRWオートモチブ・プロダクト・イ
ンク)に開示された材料から作られるのが好ましい。こ
のような材料は、アジ化ナトリウムの重量で61乃至6
8%、硝酸ナトリウムの重量で0乃至5%、ベントナイ
トの重量で0乃至5%、酸化鉄の重量で23乃至28
%、グラファイト補強ファイバの重量で2乃至6%、1
乃至2%の燻蒸二酸化ケイ素を含む。好ましくは、グレ
ーンの合成物はアジ化ナトリウムの重量で63%、硝酸
ナトリウムの重量で2.5%、ベントナイトの重量で2
%、酸化鉄の重量で26.5%、グラファイト補強ファ
イバの重量で4%、燻蒸二酸化ケイ素の重量で2%のも
のである。燻蒸二酸化ケイ素はキャボット製造カンパニ
ーによるCAB−O−SILの登録商標の下に製品番号
EH5で販売されている。グラファイト補強ファイバは
直径が3〜6ミクロン、長さが1インチの千分の40〜
80である。
【0021】破裂フォイルシート14は中心孔44を有
するリング状ディスクから成り、このため、このフォイ
ルシートは、ハウジング11の前壁30とフィルタモジ
ュール16との間の位置で環状室内に密嵌する。他の破
裂フォイルシート14はガス排出口32を塞ぎ且つガス
をハウジング11からガス排出口32を通して排出せし
めるように所定高さのガス圧の下で破裂するようにされ
ている。この破裂フォイルシート14に設けられた開口
45は、このフォイルシートを前壁30と同一平面の位
置でボス33上に位置決めるためのものである。好まし
くは、この破裂フォイルシート14は前壁30に対して
接着剤によって所定位置に保持される。
【0022】図2および図3に示すように、フィルタモ
ジュール16は間隔をあけて隣接して配置された複数の
フィルタ層を備えている。好ましい実施例において、こ
れらフィルタ層は芝軸で位置決めされたディスク状スチ
ールバッフルプレート46である。各バッフルプレート
は中心開口48と互いに平行な平らな両側面50とガス
流開口52とを有する。一つのバッフルプレートの各側
面50はこの側面におけるガス流開口52の総面積より
大きい面領域を有する。ガス流開口52の総面積は各バ
ッフルプレート46の各側面50において略同じであ
り、且つハウジング11の前壁30におけるガス排出口
32の総面積に略等しい。略等しいガス流面積の全てあ
るいは幾つかは好ましい実施例において等しくすること
ができる。ガス流開口52は中心開口48の周りに円形
に配置された円弧状スロットから成る。各バッフルプレ
ート46のガス流開口52は各隣接するバッフルプレー
ト46のガス流開口52から半径方向にずれて配置さ
れ、このため側面50の領域は軸方向に対向する各ガス
流開口52に配置されている。本発明のこの好ましい実
施例におけるガス流開口52は全体的にオフセットさ
れ、このため側面領域は各ガス流開口52の全領域に対
向する。
【0023】フィルタモジュール16は、更に、複数の
ステンレススチールスクリーン60を備えている。これ
らスクリーンは、又、中心開口62を有する平坦なディ
スクから成る。バッフルプレート46はスクリーン60
とは、これらプレートとスクリーンとが互い違いに積重
ねられた配列で同心に配置されている。一つのスクリー
ン60は各隣接する対のバッフルプレート46間に配置
されている。これらスクリーン60はバッフルプレート
46の側面50を間隔をあけるように働き、又、フィル
タ層として働く。好ましくは、スクリーン60は、図3
に示すように、ウェーブ即ち波状のワイヤ64から形成
されて、ガスがバッフルプレート46の側面50間のス
ペースを通して軸方向および半径方向の両方に流れるの
を容易にする。
【0024】これらバッフルプレート46およびスクリ
ーン60は、フィルタモジュール16を通して軸方向に
延びる曲がりくねったガス流通路を形成する。一つの曲
がりくねったガス流通路は図2に矢印で示されている。
一つのバッフルプレートのガス流開口52を通って軸方
向に流れるガスは、次の隣接するバッフルプレートの対
向する側面に当たり、次いで、これら隣接するプレート
の側面50間のスペースを通って半径方向に流れるよう
に偏向してこの隣接する次のバッフルプレートのガス流
開口に到達する。この曲がりくねったガス流通路の半径
方向は、隣接するバッフルプレート46間において逆向
きになっている。
【0025】バッフルプレート46とスクリーン60と
が図1に示すように、フィルタモジュール16を形成す
るように密に積重ねられたときこのフィルタモジュール
16はハウジング11の室の中にその円筒ハウジング壁
に対して密接してフィルタモジュール16と円筒ハウジ
ング壁との間を軸方向に流れるガスをブロックする。こ
れとは別に、同様の目的のためにフィルタモジュール1
6の周りにスリーブを設けてもよい。ハウジング11の
前壁30のボス33はフィルタモジュールを前壁30か
ら離して保持し、この結果、最前のバッフルプレート4
6はガス排出口32をブロックしない。
【0026】車輛に担持されたクラッシュセンサが導火
線41を介してインフレータ101に点火信号を送るこ
とによってクラッシュに反応したときに、その点火信号
は管状コネクタ40を通して点火線42に伝達される。
次いで、この点火線が点火し、メッシュソック12のワ
イヤメッシュ構造を貫通する燃焼物を放出してメッシュ
ソック12に収容されたガス発生材料43を点火する。
ガス発生材料43の点火と燃焼はガスを放出し、このガ
スは、エアバッグを損傷する溶融金属と共に気化した燃
焼状物を帯びている。このガスはハウジング11の壁に
よって閉じ込められて所定の温度および圧力でガス流開
口32に向かって軸方向に流れてフィルタモジュール1
6を通り冷却され濾過される。
【0027】ガスが図2に示すようにフィルタモジュー
ル16を通して曲がりくねった通路に流れるので、この
ガスは連続するずれたガス流開口52間を半径方向に流
れてバッフルプレート46の間隔をあけた側面50に対
して当る。スクリーン60は、ガスが隣接するバッフル
プレート46の隣接する側面50の両方に接触すること
を保証するために流れるガスの乱流を生じさせる。
【0028】バッフルプレート46は、初期にはガス発
生材料43から放出する熱ガスより冷たく、従って、気
化した燃焼物は側面50に対して凝縮する。又、ガスに
よって運ばれた溶融金属は冷たい側面50の上に積層す
る。ファイバフィルタ層、スチールウールフィルタ層又
はスクリーンと比べてバッフルプレート46は気化した
燃焼物の凝縮のため又溶融金属の積層のためにガス流開
口52を囲む連続面領域を形成する。又、ガスに不浸透
な材料から作られているのでこのバッフルプレート46
はガスを、開口即ちガス流開口52を形成する打抜かれ
た部分のみを通して流す。従って、このガスは、ファイ
バフィルタ層、スチールウールフィルタ層およびスクリ
ーンだけの如く、連続する不浸透面領域を持たないフィ
ルタ層を通る直線の通路に比べて曲がりくねった通路に
のみ流れるように指向される。
【0029】実質的に直線のガス流通路に比べてこの曲
がりくねったガス通路は、移動するガスを、凝縮し且つ
溶融金属を積層するためにより大きな面領域に対して指
向する。図2に示すように、フィルタモジュール16を
通る曲がりくねったガス流通路は半径方向部分と軸方向
部分とを含む。半径方向部分はずれたガス流開口52間
の半径方向距離によって定められた長さを有する。この
曲がりくねったガス流通路の軸方向部分はバッフルプレ
ート46の厚さに隣接するバッフルプレート46間の間
隔を加えた大きさによって定められた長さを有する。好
ましくは、それら半径方向部分は軸方向部分より長い。
従って、ガスは、フィルタモジュール16を通して軸方
向に延びる曲がりくねったガス流通路の全長の大部分に
沿ってバッフルプレートの側面50に当たる。追加的に
述べると、この曲がりくねった通路を通るガス流れ時間
は等しい軸方向長さの直線通路を通るガス流れ時間より
も長い。従って、バッフルプレート46は連続するガス
の気化凝縮と冷却とを比較的長い時間で行うことができ
る。ガスは約1204℃(2200゜F)から約315
℃(600゜F)〜427℃(800゜F)にフィルタ
モジュール16で冷却される。
【0030】このフィルタモジュール16は、又、流れ
るガスから望ましくない燃焼粒状物を除去する。ガス内
の大きな粒状物はメッシュソック12に保持される。ガ
スが図2に示すように、フィルタモジュール16を通し
て曲がりくねった通路に流れるのでガスで運ばれる粒状
物は直線通路を慣性で連続して流れ、次いでバッフルプ
レート46およびスクリーン60によってトラップされ
る。ファイバフィルタ層の密接したせまい開口と違って
バッフルプレート46の比較的広く間隔をあけたガス流
開口52はバッフルプレート46にトラップされた粒状
物によって蔽遮されない。従って、フィルタモジュール
16を通る粒状物の通路は、エアバッグを膨張するのに
必要な加圧ガス流を過剰に妨害することなく塞がれる。
重要なことは、加圧ガス流を過剰に妨害することなくガ
スを濾過すると、少量のガス発生材料43をエアバッグ
を膨張するのに用いることができる。
【0031】濾過されたガスがフィルタモジュール16
から排出するとき、燃焼フォイルシート14は、ガス圧
が所定のレベルに達するまでガスがハウジング11のガ
ス排出開口32を通して流出するのをブロックする。次
いで、燃焼フォイルシート14が燃焼して加圧ガスをエ
アバッグの中に急流せしめる。
【0032】本発明に係るフィルタモジュールに用いら
れるバッフルプレート46およびスクリーン60の数は
変更することができる。バッフルプレートの数が増大す
ると、側面50の総面積が増大する。この場合、ガス流
開口52の面積は、燃焼物の凝縮およびトラップのため
の隣接側面領域間のガス流通路の実質部分を維持したま
ま増大され得る。大きなガス流開口はエアバッグに向か
うガス流を僅かに制限せしめる。ガス流開口面積に対す
る側面の面積の最適比は温度、ガス排出口に必要な圧力
レベルおよびガス発生材料によって異なる。本発明の実
施に当たって、図2に示す如く、5つのバッフルプレー
ト46とこれらと交互に配置された6つのスクリーン6
0とを有するフィルタモジュールが最良の結果をもたら
すことが判った。しかし、3つのバッフルプレートとこ
れらの間に配置された3つのスクリーンとを有するフィ
ルタモジュールも満足する結果を得た。図2に示された
バッフルプレート46は約8cm(3.15インチ)の
直径と約0.15cm(0.06インチ)の厚さを有
し、約0.3cm(0.124インチ)だけ間隔をあけ
て配置されている。半径方向外方に配置されたガス流開
口52を有するバッフルプレート46の一側は約37平
方センチメートル(5.74平方インチ)の面積と約
5.4平方センチメートル(0.84平方インチ)のガ
ス流開口面積とを有する。半径方向内方に配置されたガ
ス流開口52を有するバッフルプレート46の一側は約
38平方センチメートル(5.88平方インチ)の側面
面積と約4.5平方センチメートル(0.70平方イン
チ)のガス流開口面積とを有する。スクリーン60のメ
ッシュ寸法および数は変更することができ且つ0.16
cm(0.062インチ)のワイヤ直径と1インチ
(2.54cm)平方当たり、60個の開口を有する粗
いメッシュスクリーン、0.08cm(0.031イン
チ)のワイヤ直径と1インチ平方当たり144個の開口
を有する中間メッシュスクリーンおよび0.07cm
(0.027インチ)のワイヤ直径と1インチ平方当た
り380個の開口を有する細かいメッシュスクリーンを
含むことができる。
【0033】本発明の他の実施例におけるバッフルプレ
ートが図4および図5に示されている。図4に示された
バッフルプレート100は中心軸102を有する平坦な
スチールディスクと平行な両側面104と円形に配置さ
れたガス流開口106とを備えている。側面104の全
面積は側面104におけるガス流開口106の全面積よ
り大きい。好ましくは、側面104は15平方センチメ
ートル(2.33平方インチ)の全面積を有し、図示さ
れた14個のガス流開口106は側面104の平面にお
いて7.0平方センチメートル(1.08平方インチ)
の全面積を有する。図5に示されたバッフルプレート1
08は中心軸110を有する平坦なスチールディスクと
中心開口112と平行な両側面114とを備えている。
側面114の全面積は側面114において中心開口11
2の面積より大きい。好ましくは、側面114は14.
8平方センチメートル(2.30平方インチ)の全面積
を有し、中心開口112は7.2平方センチメートル
(1.11平方インチ)の面積を有する。
【0034】図6はハウジング120の内側に設けられ
たバッフルプレート100,108を示す。このハウジ
ングは両端壁122,124と円筒の外壁126とを備
えた細長い円筒形を有する。この円筒形の外壁は各端壁
122,124に隣接して円周方向に間隔をあけて配列
されたガス排出口128を有する。これらガス排出口は
車輛の乗員側でエアバッグの中にガスを指向するように
なされている。ハウジング120は、又、材料43の如
きガス発生材料を収容する内部スペース130を備えて
いる。
【0035】バッフルプレート100,108はハウジ
ング120に2つのグループで配置されている。バッフ
ルプレートの各グループは内部スペース130とガス排
出開口128の列との間に配置されている。各グループ
のバッフルプレート100,108は間隔をあけた同軸
位置で互いに交互に配置されている。これらバッフルプ
レート100,108は上述したフィルタモジュール1
6のスクリーンを用いることもできる。内部スペース1
30に含まれたガス発生材料によって発生されたガス
は、各グループのバッフルプレート100,108によ
って形成された曲がりくねった通路を通って各列のガス
排出口128に流れる。一つのバッフルプレート108
の中心開口112を軸方向に流れるガスは次の隣接した
バッフルプレートの側面104の領域に流れる。次い
で、ガスはバッフルプレート100のガス流開口106
の円形配列に向かって半径方向外方に旋回する。ガス流
開口106を軸方向に流れるガスは次の隣接するバッフ
ルプレート108の側面114の領域に流れ、次いで、
バッフルプレート108の中心開口112に向かって半
径方向内方に旋回する。一つのグループのバッフルプレ
ート100,108によって形成される曲がりくねった
ガス流通路の半径方向部分は、流れるガスがガス排出口
128に達するまで他のグループのバッフルプレート1
00,108におけるガス流方向と逆である。
【0036】図4〜図6に示されたバッフルプレート1
00,108を図1に示されたハウジング11の如きハ
ウジングに交互に用いることができ、この場合、バッフ
ルプレート108の中心ガス流開口112はハウジング
11の円筒内壁24,34の周りに円周方向に延びる環
状のガス流通路を形成するように設定される。
【0037】本発明の他の実施例のフィルタ層が図7に
示されている。これらフィルタ層150,152は円筒
状のチューブに巻きつけられた平坦なシートから形成さ
れている。この平坦なシートの縁面は、シーム154を
形成するように当接して配置された溶着あるいは他の公
知の結合方法によって互いに接着される。これらフィル
タ層150,152は半径方向に隣接する位置に間隔を
あけて配置され、好ましくは、軸線155上に中心位置
決めされる。各フィルタ層150,152は、平行な両
側面と本発明に従って偏心して配置され半径方向外方に
延びる曲がりくねったガス流通路を形成するガス流開口
156とを備えている。
【0038】ハウジング158は車輛の乗員側にフィル
タ層150,152を収容している。ハウジング158
は軸線155に沿って延び且つフィルタ層と同様に、シ
ーム162を形成する当接縁面を有する円筒状チューブ
として形成されている。このハウジング158はフィル
タ層150,152からエアバッグにガスを指向するた
めのガス排出口164を有する。フィルタ層150,1
52を含むエアバッグインフレータは、又、内側のフィ
ルタ層152内にガス発生材料を含み且つフィルタ層1
50,152間に一つ又は複数のスクリーンを含むこと
ができる。本発明に係るプロペラントメッシュソックは
内側のフィルタ層152内に適合するように細長い形状
に形成することができ、又、追加の円筒状フィルタ層お
よびスクリーンを含むことができる。
【0039】本発明の更に他の実施例が図8〜図10に
示されている。図8に示すように、フィルタシート20
0は第一の部分202、第二の部分204および第三の
部分206を有する。第一の部分202は複数の第一の
ガス流開口208を有する。第二の部分204は、第一
のガス流開口208より大きい複数の第二のガス流開口
210を有する。第三の部分206は、第二のガス流開
口210より大きい複数の第三のガス流開口212を有
する。上部側面214がフィルタシート200の第一〜
第三の部分202,204,206の全てに亘って延び
且つガス流開口208,210,212の全てを囲んで
いる。上部側面214に平行な下部側面216が又、第
一〜第三の部分202,204,206に亘って延び且
つガス流開口208,210,212の全てを囲んでい
る。フィルタシート200は、車輛乗員安全装置のガス
発生材料によって発生されたガスに不浸透なシート金属
の如き材料から作られ、ガス流開口208,210,2
12はフィルタシート200に設けられた孔即ち打抜き
開口として形成されている。
【0040】第一、第二および第三のガス流開口20
8,210,212はフィルタシート200に沿って長
手方向に延びる隣接する列に配置されている。第一のガ
ス流開口208の一つの列が第二のガス流開口210の
隣接する列に重なった場合、第一のガス流開口208は
第二のガス流開口210間で上部側面214の領域に重
なって位置する。第二のガス流開口210の一つの列が
第三のガス流開口212の隣接する列の上に重なった場
合、第二のガス流開口210は第三のガス流開口212
間で上部側面214の領域に重なって位置する。
【0041】図9に示すように、フィルタシート200
はコイル状に巻きつけられている。第三の部分206は
第二の部分204の周りにループ状に延び、この第二の
部分204は第一の部分202の周りにループ状に延び
ている。従って、第一〜第三の部分202,204,2
06は平行な両側面を有し且つ半径方向に間隔をあけた
位置に配置されたフィルタ層を形成する。
【0042】図10に示すように、第三の部分206に
おける上部側面214の領域は、第二の部分204にお
ける第二のガス流開口210の各一つに半径方向に対向
して配置されている。第二の部分204における上部側
面214の領域は第一の部分202における第一のガス
流開口208の各一つに半径方向に対向して配置されて
いる。従って、曲がりくねったガス流通路がガス流開口
208,210,212およびコイル状のフィルタシー
ト200の半径方向に隣接する第一〜第三の部分20
2,204,206間のスペースを通して形成される。
スクリーン材料220の一つ又は複数の層が図9に示す
如く含まれるのが好ましい。
【0043】コイル状のフィルタシート200は図7に
示す如くハウジング158の如きハウジング内に収容可
能であって車輛乗員安全装置のガス発生材料によって発
生されたガスから材料を除去する。ガスが半径方向外方
に延びる曲がりくねったガス流通路に沿って流れるとき
連続するより大きなガス流開口208,210,212
が流れるガスの圧力降下に適応する。
【0044】本発明によれば、上述の如く、第一に、フ
ィルタ層がコイル状フィルタシートから成っているため
に、フィルタ層の形成が簡単に行える利点がある。又、
第二に、バッフルプレートに互いに半径方向にずれた円
形配列のガス流開口を設けたのでガスの濾過を効率良く
行うことができ、又、第三に、バッフルプレートに中心
ガス流開口とこの中心ガス流開口から半径方向にずれた
円形配列のガス流開口とを設けたので、ガスの濾過を効
率良く行え、又第四に、ガス発生材料を収容するワイヤ
メッシュ構造を全体として円環体の形状にしたので簡単
な構造で点火信号をコンテナに効率良く導入することが
できるという利点を有する。
【0045】尚、本発明は上述の実施例に限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアバッグインフレータの分解斜
視図。
【図2】図1のエアバッグインフレータのフィルタ層の
分解斜視図。
【図3】図2の部品の部分側面図。
【図4】本発明のエアバッグインフレータの他の実施例
の側面図。
【図5】本発明のエアバッグインフレータの他の実施例
の側面図。
【図6】本発明の他の実施例のエアバッグインフレータ
の側面図。
【図7】本発明の他の実施例のエアバッグインフレータ
の部品の部分斜視図。
【図8】本発明の更に他の実施例のエアバッグインフレ
ータの部品の平面図。
【図9】図8の部品を含むフィルタの側断面図。
【図10】図8の部品を含むフィルタの部分斜視図。
【符号の説明】
10 インフレータ 11 ハウジング 12 プロペラントメッシュソック 14 燃焼フォイルシート 16 フィルタモジュール 18,20 ハウジング部材 28 スペース 32 ガス排出口 46 バッフルプレート 50 両側面 52 ガス流開口 60 スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エイチ・セムチェナ アメリカ合衆国ミシガン州48073,ロイ ヤル・オーク,ダラム 3818 (56)参考文献 特開 昭63−141851(JP,A) 特開 昭57−11138(JP,A) 特公 昭60−4012(JP,B2)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスによって膨張されたとき車両の乗員
    を拘束する膨張可能なエアバッグと、ガス発生材料を収
    容しかつ少なくとも一つのガス排出口を有するハウジン
    グとを有する車両乗員安全装置内の前記ガス発生材料に
    よって発生されたガスから燃焼粒状物を除去するフィル
    タにおいて、 各々が平行な両側面と前記両側面間に設けられた少なく
    とも一つのガス流開口とを有する複数のフィルタ層を含
    み、前記フィルタ層は、隣接するフィルタ層の側面との
    間でスペースをあけて隣接位置に配置され、各フィルタ
    層は前記スペース及び前記ガス流開口を通して曲がりく
    ねったガス流通路を形成するように隣接するフィルタ層
    の各ガス流開口に対抗する側面領域を有し、 前記フィルタ層はコイル状フィルタシートの半径方向に
    隣接する部分から成るフィルタ。
  2. 【請求項2】 ガスを発生するガス発生材料と該ガスに
    よって膨張されたとき車輛の乗員を拘束する膨張可能な
    エアバッグと前記ガス発生材料を収容し且つ少なくとも
    一つのガス排出口を有するハウジングとを含む車輛乗員
    安全装置における前記ガスから材料を除去するフィルタ
    であって、複数のフィルタ層を備え、前記フィルタ層は
    ディスク状バッフルプレートを備え、該バッフルプレー
    トの少なくとも一つは中心ガス流開口を有し、該一つの
    バッフルプレートに隣接する少なくとも一つの他のバッ
    フルプレートは前記中心ガス流開口から半径方向にずれ
    た円形配列のガス流開口を有するフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記ガス流開口が円弧状のスロットから
    成る請求項2記載のフィルタ。
  4. 【請求項4】 ガス発生材料と該ガス発生材料によって
    発生したガスによって膨張されたとき車輛の乗員を拘束
    する膨張可能なエアバッグと前記ガス発生材料を収容し
    少なくとも一つのガス排出口を有するハウジングとを有
    する車輛乗員安全装置の前記ガスから材料を除去するフ
    ィルタであって、複数のバッフルプレートと複数のスク
    リーンとを備え、前記バッフルプレートの夫々は平行な
    両側面と該両側面間に延びる少なくとも一つのガス流開
    口とを有し、前記バッフルプレートとスクリーンとは少
    なくとも一つのスクリーンが各隣接するバッフルプレー
    ト間に配置された状態で積層配列に配置され、該積層配
    列がガス発生材料とガス排出口との間でハウジング内に
    収容可能であり、前記バッフルプレートはガス流開口を
    有し、前記ガス流開口の夫々は各隣接するバッフルプレ
    ートの各ガス流開口から全体的に偏心して配置されてい
    るフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記バッフルプレートは同軸に配置され
    たディスク状部材から成り、前記バッフルプレートの少
    なくとも一つは中心に配置されたガス流開口を有し、一
    つのバッフルプレートに隣接する少なくとも一つの他の
    バッフルプレートは、前記中心ガス流開口から半径方向
    にずれた円形配列のガス流開口と前記中心ガス流開口の
    全領域に対向する側面領域とを有する請求項4記載のフ
    ィルタ。
  6. 【請求項6】 膨張可能なエアバッグと、ガス発生材料
    用のハウジングとを備えた車両乗員安全装置に用いられ
    る前記ガス発生材料のためのコンテナにおいて、 ガス発生材料を収容するワイヤメッシュ構造を含み、前
    記ワイヤメッシュ構造が前記ハウジング内に収容可能で
    ありかつ全体として円環体の形状を有する、コンテナ。
  7. 【請求項7】 膨張可能なエアバッグを有する車両乗員
    安全装置のインフレータアセンブリであって、 前記エアバッグを膨張させるガスを放出するガス発生材
    料を収容するハウジングと、 前記ハウジングに収容された点火可能な材料と、 前記ガス発生材料を収容するように前記ハウジングに配
    置されたコンテナと、を備えて成り、 該点火可能な材料は点火時、熱と火炎とを放出し、前記
    コンテナは開口を有するワイヤメッシュ構造を有し、こ
    の開口を通して前記燃焼の熱と火炎とが前記ワイヤメッ
    シュ構造に入って前記ガス発生材料を点火するように
    し、前記ワイヤメッシュ構造は全体として円環体の形状
    を有する、コンテナ。
  8. 【請求項8】 ガス発生材料と、該ガス発生材料によっ
    て発生されたガスによって膨張されたとき車輛の乗員を
    拘束する膨張可能なエアバッグと、前記ガス発生材料を
    収容し少なくとも一つのガス排出口を有するハウジング
    とを有する車輛乗員安全装置における前記ガスから材料
    を除去するフィルタであって、第一の部分と第二の部分
    と該第一および第二の部分に亘って延びる側面と前記第
    一および第二の部分の夫々に設けられた複数のガス流開
    口とを有するフィルタシートを備え、該フィルタシート
    は不浸透な材料を有し、前記ガス流開口は前記不浸透な
    材料をパンチ加工して形成された開口から成り、前記フ
    ィルタシートは、前記第二の部分が前記第一および第二
    の部分間にスペースを形成するように第一の部分の周り
    にループに延び且つ前記側面が前記第一の部分の各ガス
    流開口に半径方向に対向する領域を有して前記ガス流開
    口と前記スペースとを通して曲がりくねったガス流通路
    を形成するようにコイル形状に巻きつけられ、前記フィ
    ルタシートは、前記ガス発生材料とガス排出口との間に
    前記曲がりくねったガス通路が延びるように前記コイル
    形状で前記ハウジング内に収容可能であるフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記フィルタシートの前記第二の部分は
    前記第一の部分のガス流開口より大きいガス流開口を有
    する請求項8記載のフィルタ。
  10. 【請求項10】 長手方向の軸線、外方向円筒壁、該外
    方円筒壁との間で環状のスペースを形成するように前記
    外方円筒壁と同軸の内方円筒壁、後方軸方向端壁及び少
    なくとも一つのガス排出口を有する前方軸方向端壁を有
    するハウジングと、 全体として円環体の形状を有する、ガス発生材料を収容
    するワイヤメッシュコンテナと、 前方コンテナと前記ガス排出口との間で前記ハウジング
    内に収容されたフィルタモジュールと、 該フィルタモジュールと前記ガス排出口との間で軸方向
    に流れるガスをブロックするように支持された燃焼フォ
    イルシートと、を備えて成り、 前記コンテナは前記ハウジングの後方軸方向端壁に隣接
    して前記ハウジングの前記環状スペース内に位置決めさ
    れ、前記フィルタモジュールは積層配列のバッフルプレ
    ート及びスクリーンを含むフィルタ要素のグループから
    成り、前記バッフルプレートとスクリーンとは積層配列
    において交互に配置され、前記バッフルプレートはガス
    流開口を含む平坦な両側面を有し、前記ガス流れ開口の
    夫々れは前記バッフルプレートを軸方向に通る曲がりく
    ねったガス通路を形成するように隣接するバッフルプレ
    ートの各ガス流開口から片寄って配置され、前記フィル
    タ要素のグループは前記ハウジングの前記環状スペース
    内に収容されたリング状部材から成り、前記燃焼フォイ
    ルシートは前記ガスを流すように所定の圧力の下で破れ
    るようにされている、膨張可能な車両乗員エアバッグの
    ためのインフレータアセンブリ。
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