JP2653790B2 - ラツチ装置 - Google Patents

ラツチ装置

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JP2653790B2
JP2653790B2 JP62169292A JP16929287A JP2653790B2 JP 2653790 B2 JP2653790 B2 JP 2653790B2 JP 62169292 A JP62169292 A JP 62169292A JP 16929287 A JP16929287 A JP 16929287A JP 2653790 B2 JP2653790 B2 JP 2653790B2
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    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
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    • A45C13/30Straps; Bands
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • A44B11/2592Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts fastening by sliding in the main plane or a plane parallel to the main plane of the buckle

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバツクへのストラツプの連結等に用いられる
バツクル、オーデイオ機器等の扉の取付に用いられるロ
ツク装置等に適用されるラツチ装置に関する。
[従来の技術] バツクへのストラツプの連結に用いられるバツクル、
オーデイオ機器等の扉の取付に用いられるロツク装置等
では、ラツチ装置が内蔵され、ラツチ装置によってバツ
クへストラツプを着脱自在に連結したり、扉を全閉位置
でロツクしたりすることができるようにされている。
ところが、従来のこの種のラツチ装置にあっては、適
用されるバツクル、ロツク装置等の装置の操作を簡単に
することはできるが構造が複雑であったり、又は構造は
簡単であるが適用されるバツクル、ロツク装置の操作を
煩雑にしてしまう等の問題があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記事実を考慮し、構造が簡単で、しかも適
用される装置の操作を簡単とすることができるラツチ装
置を得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本発明では、係合部が形成された押込み部材と、前記
押込み部材が挿入される挿入部を備えた受け部材と、前
記挿入部内へ張り出し押込み部材が押し込まれると前記
係合部に押し拡げられ係合部が通過すると弾性復元して
係合部をロックするロック手段と、前記押込み部材に対
して相対移動可能に設けられ、前記係合部がロックされ
た状態で押込み部材を前記挿入部に押し込むと、前記ロ
ック手段を押し拡げて係合部のロック状態を解除するス
ライド部材と、を有することを特徴としている。
〔作用〕
上記構成の本発明では、受け部材の挿入部に押込み部
材の係合部を挿入し押し込んでいくと、挿入部内に張り
出したロック手段に係合部が当たって、ロック手段を押
し拡げる。さらに、押込み部材を押し込んでいき、係合
部がロック手段を通過すると、ロック手段が弾性復元し
て係合部をロックする。これによって、押込み部材と受
け部材とがロックされる。
次に、ロック状態を解除するときは、押込み部材をさ
らに奥側へ押し込む。これによって、押込み部材に相対
移動可能に設けられたスライド部材が、ロック手段を押
し拡げて係合部のロック状態を解除する。ここで、押込
み部材を引き抜くと、スライド手段はロック手段と係合
しているので、係合部だけが引き抜き方向へ移動する。
さらに押込み部材を引き抜くと、係合部がスライド手段
に当たって、スライド手段と共に挿入部から抜け出る。
このように、押込み部材の押込み操作のみで係合部と
ロック手段とのロック状態を解除することができるの
で、取扱いが容易となる。
[実施例] 第1図から第7図には、本発明に係るラツチ装置の第
1実施例が示されており、この実施例では、バツクルに
適用されている。
バツクル10はベルト12A、12Bの連結用とされている。
このバツクル10は第1図に示される如く、第1の係合部
材としての第1のバツクル本体14と、第2の係合部材と
しての第2のバツクル本体16とを備えた構成とされてい
る。
第1のバツクル本体14は第1図に示される如く、取付
部18と、挿入部20とから構成されている。
取付部18は平板状で、略中央部には矩形のベルト挿通
孔22が穿設されている。このベルト挿通孔22へはベルト
12Aの端部付近が挿通係止されている。
挿入部20は丸軸状で、先端にはテーパ面24が形成さ
れ、先細形状となっている。この挿入部20の軸方向中間
部には、両端に段部20A、20Bを備える小径部26が形成さ
れ、外周が係合部としてのリング溝30となっている。こ
の小径部26へは移動部材としてのリング28が軸方向へス
ライド自在に嵌入されている。このリング28は外径が挿
入部20の外径よりも若干大きく、外周部が全周に亘って
挿入部20の外周面よりも外側に突出している。
なお、リング28としては第2図に示される如く、円筒
部材を直径方向に二分割したものや、第3図に示される
如く、円筒部材に軸方向に沿うスリツト32を形成すると
ともにスリツト32に対向する内周壁に軸方向に沿う円弧
溝33を形成して軸方向に沿って薄肉部34を形成したもの
を用いることができる。第2図のリング28は、接着等に
よって接合することで小径部26へ容易に嵌入でき、また
第3図のリング28は、薄肉部34を弾性変形してスリツト
32を拡幅することで小径部26へ容易に嵌入でき、組付が
簡単である。
第2のバツクル本体16は第1図に示される如く、取付
部40と、受部42とから構成されている。
取付部40は平板状で、略中央部には矩形のベルト挿通
孔44が穿設されている。ベルト挿通孔44へはベルト12B
の端部付近が挿通係止されている。
受部42は円筒状に形成され、第4図に示される如く内
方に前記第1のバツクル本体14の挿入部20を挿入可能と
する開口48が同軸的に形成されている。この受部42の軸
方向中間部には、前記第1のバツクル本体14のリング溝
30に対応して係合受部としてのフツク50が形成されてい
る。
フツク50は受部42にコ字型のスリツト52を貫通形成し
てこのコ字型内部を受部軸線方向に延びる可撓部54とす
ることにより形成されている。従ってこの可撓部54は受
部42の軸心を挟んで一対形成され、それぞれ受部軸線と
平行に取付部40方向へ向いた片持ちアーム状となってい
る。
この可撓部54の先端部には受部42の開口48内に突出す
る突起56が形成されている。突起56は開口48の入口に面
した部分が斜面58とされ、受部42の開口48への挿入部20
の挿入時には斜面58に挿入部20のテーパ面24が当たり、
挿入部20のテーパ面24に押圧されて可撓部54を受部42の
外側へ弾性変形して開口48の外側へ押し出され開口48の
奥方への挿入部20の挿入を可能とするようにされてい
る。
この受部42の開口48内には、第4図に示される如く、
フツク50の突起56よりも奥方にブツシユ60が挿入配置さ
れている。このブツシユ60は開口48の底面との間に圧縮
コイルばね62が介在され、開口48の入口へ向けて付勢さ
れている。
次に本実施例の作用を説明する。
ベルト12A、12Bを互いに連結する場合には、第1、第
2のバツクル本体14、16を互いに係合させればよい。
第1、第2のバツクル本体14、16を係合するためには
第1のバツクル本体14の挿入部20を第2のバツクル本体
16の開口48へ押込挿入する。第1のバツクル本体14の挿
入部20はテーパ面24に案内されて開口48内へ円滑に挿入
される。
第1のバツクル本体14の挿入部20が第2のバツクル本
体16の開口48に挿入されると、第1のバツクル本体14の
挿入部20のテーパ面24が突起56の斜面58と当り、斜面58
を押圧されて突起56が可撓部54を受部42の外側へ弾性変
形して開口48の外側へ押し出され、この後挿入部20の先
端がブツシユ60へと当接される。
さらに第1のバツクル本体14の挿入部20を圧縮コイル
ばね62の付勢力に抗して押し込むと、フツク50の突起56
が挿入部20のリング溝30に対応される。この際、フツク
50の突起56はリング28を段部20Bへ向けて移動させ突起5
6がリング溝30に対応された位置ではリング28は段部20B
方向へ移動された状態とされる。特に、リング28は外径
が挿入部20よりも大きくされているので、突起56がこの
リング28を乗り越えて段部20B方向へ移動することはな
く、リング28は確実に段部20B方向へと移動された状態
とされる。
フツク50の突起56が挿入部20のリング溝30に対応され
ると、可撓部54が弾性力で形状復元され、第5図に示さ
れる如く突起56がリング溝30内に入り込む。
これによって、第1、第2のバツクル本体14、16が互
いに係合され、ベルト12A、12Bが互いに連結される。
この係合状態では、突起56がリング溝30に沿って挿入
部20の周方向へ移動可能とされ、第1、第2のバツクル
本体14、16が相対回転可能とされる。このため、ベルト
12A、12Bが捩れたりした場合には、この捩れを吸収でき
る。
ベルト12A、12Bを互いに離脱する場合には、第1のバ
ツクル本体14の挿入部20を圧縮コイルばね62の付勢力に
抗してさらに若干量だけ奥方へ押し込めばよい。
第1のバツクル本体14の挿入部20を押し込むと、段部
20Bによってリング28が突起56の斜面58と当り、可撓部5
4を受部42の外側へ弾性変形して突起56を開口48内から
押し出してリング溝30内から抜き出し、突起56が第6図
に示される如くリング28へ乗り上げられる。
ここで、第1のバツクル本体14を引き出すと、第7図
に示される如くリング28が突起56との摩擦抵抗で引出し
中の挿入部20と相対移動し、挿入部20の先端側段部20A
へ当接する。さらに第1のバツクル本体14を引き出す
と、リング28が段部20Aへ当接したまま挿入部20が開口4
8から抜き出されて第1、第2のバツクル本体14、16が
解離される。
このように本実施例では、構造が簡単で、しかもバツ
クル10の操作を簡単とするこができる。なお、突起56が
リング溝30に入り込む時に突起56が小径部26の外周面に
当たるようにすれば、突起56がリング溝30に入り込むと
同時に小径部26の外周面との接触音を発し、節度を持っ
て第1、第2のバツクル本体14、16を係合させることが
できる。また、突起56がリング溝30に入り込む時に可撓
部54がリング28の外周面に当たるようにしても突起56が
リング溝30に入り込むと同時に可撓部54がリング28との
接触音を発することとなるので、前記同様、節度を持っ
て第1、第2のバツクル本体14、16を係合させることが
できる。
第8図から第10図には、本発明に係るラツチ装置の第
2実施例が示されており、この実施例においてもバツク
ルに適用されている。
この実施例では、第1のバツクル本体14の挿入部20が
略矩形板状に形成され、第2のバツクル本体16の開口48
もこれに対応して矩形孔とされている。
また、第1のバツクル本体14には挿入部20の先端部付
近に係合部としての開口70が貫通されている。開口70は
挿入部20の肉厚方向に見て矩形状で、中央部には挿入部
20の押込引出方向(第9図左右方向)にガイドブロツク
78が掛渡されている。このガイドブロツク78の片側には
ブロツク74がガイドブロツク78の長手方向へ開口70の端
面70Aから端面70Bまでスライド可能に嵌合されている。
ブロツク74は、表面74Aが挿入部20の表面よりも突出し
ている。
このブロツク74は表面74Aと反対側の両側部からの薄
板部76が突出され、開口70の両側部から突出した薄板部
70Cと対応している。このためブロツク74は第8図下方
向への移動がガイドブロツク78で、上方向への移動が薄
板部70Cによって阻止され、挿入部長手方向のみへのス
ライドが自在とされている。
一方、第2のバツクル本体16には前記第1実施例と同
様なフツク50が設けられているが、前記実施例と異り、
受部42の片側(第9図上側)のみに設けられている。
従って、この実施例においても第1のバツクル本体14
の挿入部20を第2のバツクル本体16の開口48内へ挿入す
れば、ブロツク74が突起56により開口70の片側の端面70
B方向へ移動されて開口70内へ突起56が入り込んで第10
図に示される係合状態となる。
また、この状態からさらに若干量だけ第1のバツクル
本体14の挿入部20を第2のバツクル本体16の開口48内へ
押し込めば、ブロツク74が端面70Bによって移動力を受
けて突起56を開口48内から押し出して開口70から抜き出
し、挿入部20が開口48から抜き出されるまでこの状態を
維持して第1、第2のバツクル本体14、16が解離され
る。なお、この場合には突起56が開口70に入り込む時に
突起56がガイドブロツク78に当たるようにするか又は可
撓部54がブロツク74に当たるようにすることにより、突
起56が開口70に入り込む時に接触音を発生させることが
できる。
なお、ブロツク74は挿入部20の押込引出方向に移動自
在であればよく、第11図に示される如くガイドブロツク
78を片持梁状に形成するとともにブロツク74を筒状に形
成し、ガイドブロツク78をブロツク74に挿入してブロツ
ク74を挿入部20の押込引出方向に移動自在とするように
してもよい。この場合、第11図に示される如く、挿入部
20の表裏両側に開口70を形成することができるので、第
1のバツクル本体14の表裏にかかわらず、第1のバツク
ル本体14を第2のバツクル本体16に係合させることがで
き、バルクル10の操作性がより向上される。なお、この
場合、ブロツク74は挿入部20の表側または裏側へ向けて
ガイドブロツク78を一時的に撓ませることにより組み付
けられている。
また、第12図及び第13図に示される如く、ガイドブロ
ツク78を開口70の挿入部押込引出方向に沿う両側の縁に
形成するとともにブロツク74の挿入部押込引出方向に沿
う両側部に溝80を形成し、ブロツク74の溝80にガイドブ
ロツク78を嵌入してブロツク74を挿入部20の押込引出方
向に移動自在とするようにしてもよい。この場合にも第
13図に示される如く、挿入部20の表裏両側に開口70を形
成することができるので、第1のバツクル本体14の表裏
にかかわらず、第1のバツクル本体14を第2のバツクル
本体16に係合させることができる。なお、この場合、第
12図に示される如く開口70に隣接して挿入部押込引出方
向に長手方向とされた長孔82が形成され、この長孔82に
より開口70を拡径する方向へガイドブロツク78が撓み変
形可能とされ、ブロツク74は開口70を拡径する方向へガ
イドブロツク78を一時的に撓ませることにより組み付け
られる。
第14図から第16図には、本発明に係るラツチ装置の第
3実施例が示されており、この実施例においてもバツク
ルに適用されている。
この実施例では、バツクル10はロープ88A、88Bの連結
用とされており、第1のバツクル本体14の取付部18及び
第2のバツクル本体16の取付部40は第14図に示される如
くそれぞれ互いに平行に離間された平板部18A、40Aが形
成されているとともに平板部18A間、平板部40A間にそれ
ぞれピン18B、40Bが立設され、ピン18B、40Bにそれぞれ
ロープ88A、88Bの端部付近が巻き掛けられている。
また、第1のバツクル本体14の挿入部20は第14図に示
される如く四角軸状に形成され、軸方向中間部には前記
第1実施例と同様な両端に段部20A、20Bを備える小径部
26が形成されているが、前記第1実施例と異り、小径部
26の断面形状が四角形状とされ、リング28もこれに対応
して略角筒形状とされている。
さらに、第2のバツクル本体16の開口48も第1のバツ
クル本体14の挿入部20に対応して矩形状とされている。
また、前記第1、第2実施例と異なり、受部42にフツク
50が形成されておらず、これに代って第15図に示される
如く一対のブロツク84が取り付けられている。
一対のブロツク84はそれぞれ第2のバツクル本体16の
受部42の両側壁に形成されたガイド孔85へ第1のバツク
ル本体14の挿入部挿入方向と直角な方向に移動可能に嵌
入され、互いに接離可能に取り付けられている。これら
のブロツク84には略コ字型形状のピン86の端部が嵌入さ
れ、ピン86を介して互いに連結されている。ピン86は2
個設けられ、これらはそれぞれ受部42の側壁外周に形成
された溝87内に嵌入されて受部42に保持され、ブロツク
84の一部が開口48内に突出した状態にブロツク84を保持
しており、ブロツク84は開口48を部分的に幅狭としてい
る。これらのピン86はばね材で形成されており、一対の
ブロツク84はピン86の付勢力で一部が開口48内に突出し
た状態に保持されている。
これらのブロック84は開口48内への突出部であって開
口48の入口に面する面が開口48を奥方へ向けて徐々に拡
幅するような斜面84Aとされ、開口48への第1のバツク
ル本体14の挿入部20の挿入時には斜面84Aに挿入部80の
テーパ面24が当たり、挿入部20のテーパ面24に押圧され
てピン86を変形して開口48の外側へ押し出され、開口48
の奥方への挿入部20の挿入を可能とするようにされてい
る。
したがって、この実施例においても第1のバツクル本
体14の挿入部20を第2のバツクル本体16の開口48内へ挿
入すれば、リング28がブロツク84によりリング溝30の端
面20B方向へ移動されてリング溝30へブロツク84が入り
込んで第16図に示される係合状態となる。
また、この状態からさらに若干量だけ第1のバツクル
本体14の挿入部20を第2のバツクル本体16の開口48内へ
押し込めば、リング28が端面20Bによって移動力を受
け、ブロツク84を開口48内から押し出してブロツク84を
リング溝30から抜き出し、挿入部20が開口48から抜き出
されるまでこの状態を維持して第1、第2のバツクル本
体14、16が解離される。
なお、ピン86の端部をブロツク84にインサート成形す
るようにすれば、組付工数が削減され、コスト安とされ
る。また、ピン86に代ってブロツク84を連結するような
薄肉可撓片をブロツク84と一体に成形するようにしても
よく、この場合には組付工数だけでなく、部品点数も削
減され、大幅にコスト安とされる。
第17図から第19図には、本発明に係るラツチ装置の第
4実施例が示されており、この実施例ではロツク装置に
適用されている。
ロツク装置90は第18図及び第19図に示される開閉扉92
のロツク用とされている。開閉扉92は機器本体94に開閉
可能に軸支されているとともに機器本体94への軸支側と
反対側の端部裏面にロツド96が取り付けられ、全閉位置
でロツド96がロツク装置90に係止されてロツクされるよ
うにされている。
このロツク装置90は第18図に示される如く、第1の係
合部材としてのロツク軸100と、ロツク軸100が収容され
る第2の係合部材としてのケース102と、を備えた構成
とされている。
ロツク軸100はケース102内に収容される角柱状の本体
部104と、本体部104に一体に形成されてロツド96の係止
用とされた一対のアーム106、108とが設けられている。
アーム106、108はそれぞれ本体部104の軸方向一端に薄
肉部106A、108Aで連結され、先端側端部が自由端とされ
ている。これらのアーム106、108は自由状態で両者間へ
ロッド96を挿入可能に自由端側端部が拡っているととも
に、薄肉部106A、108Aを変形して両者間へロツド96を保
持可能とされている。
このロツク軸100はアーム106、108がケース102から出
没可能にケース102へ本体部104が押込引出可能に収容さ
れている。アーム106、108はケース102内から突出され
た状態で両者間へロッド96を挿入可能な自由状態とさ
れ、ケース102内へ収容された状態で第19図に示される
如く両者間へロツド96を保持可能な状態とされるように
なっている。
このロツク軸100の本体部外周には、第17図に示され
る如く突起110及び2個のブロツク112、114が形成され
ている。突起110はケース102に形成されている長孔115
(第17図に図示)に嵌入されてロツク軸100のケース102
からの抜け止め用とされている。ブロツク112、114はロ
ツク軸100の押込引出方向に互いに離間して対向され、
両者間へ係合部としての溝116が形成されている。溝116
には、底壁にガイドブロツク117が突出形成され、この
ガイドブロツク117に圧入嵌合されて移動部材としての
スライドピース118がロツク軸100の押込引出方向へ移動
自在に設けられている。スライドピース118にはケース1
02の内壁に当接される凸部118A(第17図に図示)が形成
されている。凸部118Aはケース102の内壁に当接されて
ケース102に対してのスライドピース118の移動に抵抗を
付与するようになっている。
ケース102は機器本体94に形成された取付孔120に挿入
係止されて開閉扉92を閉じた時にロツド96がロツク軸10
0のアーム106、108間に対応するように配置されてい
る。このケース102には、外周にコ字型のスリツト120
(第17図に図示)が形成され、このスリツト120に囲ま
れて係合受部としてのフツク122が形成されている。フ
ツク122はロツク軸100の押込引出方向に延びロツク軸10
0の押込方向側の端部が自由端とされた片特アーム状と
されている。このフツク122の自由端側端部には、ケー
ス102の内方に突出する突起124が形成されている。突起
124はロツク軸100の収容部入口に面した部分が斜面126
とされ、ロツク軸100の押込時には斜面126にロツク軸10
0のブロツク112が当たり、ブロツク112に押圧されてケ
ース102の内方から外側へ押し出されケース102の奥方へ
のロツク軸100の押込を可能とするようにされている。
このケース102とロツク軸100との間には、圧縮コイル
ばね128が介在されてアーム106、108がケース102内から
突出する方向へロツク軸100を付勢している。ロツク軸1
00は圧縮コイルばね128に付勢されてアーム106、108が
ケース102の外側へ突出した状態とされている。
次に本実施例の作用を説明する。
第18図に示されているのは開閉扉92が開いている状態
である。この状態から開閉扉92が閉じられると、ロツド
96がロツク軸100のアーム106、108間に挿入され、ロツ
ド96に押圧されてロツク軸100がケース102内へ押し込ま
れる。ロツク軸100がケース102内へ押し込まれると、ス
ライドピース118がケース102との摩擦力でブロツク114
に当接した状態でロツク軸100とともに押し込まれる。
この押込により、ロツク軸100のブロツク112がフツク
122の突起124の斜面126に当接され、ロツク軸100のブロ
ツク112に押圧されて突起124がケース102の内方から外
側へ押し出される。
さらにロツク軸100が押し込まれると、ロツク軸100の
溝116に突起124が対応される。これと同時にフツク122
が形状復元されて突起124が第19図に示される如く溝116
に入り込む。これによってロツク軸100の抜き出しが阻
止される。
ロツク軸100の抜き出しが阻止された状態では、第19
図に示される如くロツク軸100のアーム106、108がケー
ス102内へ収容され、ロツド96がアーム106、108に保持
される。これによって、ロツド96がロツク装置90に係止
されて開閉扉92が全閉位置でロツクされる。
この状態から開閉扉92を開ける場合には、ロツク軸10
0をさらに押し込む方向へ開閉扉92を押圧すればよい。
開閉扉92が押圧されると、ロツド96に押圧されてロツク
軸100がさらにケース102内へ押し込まれる。ロツク軸10
0が押し込まれると、スライドピース118に押圧されて突
起124がケース102の内方から外側へ押し出されてスライ
ドピース118上に乗り上げられる。
ここで、開閉扉92を押圧するのをやめると、圧縮コイ
ルばね128に付勢されてロツク軸100が引出方向へ移動さ
れる。このロツク軸100の移動により、スライドピース1
18にロツク軸100のブロツク112が当接され、スライドピ
ース118がロツク軸100のブロツク112に押圧されてロツ
ク軸100とともに移動される。
ロツク軸100はアーム106、108がケース102から突出す
る位置まで移動される。アーム106、108はケース102か
ら突出されてロツド96を引抜可能とし、これによって開
閉扉92のロツク状態が解除されて開閉扉92が開放可能と
される。
したがって、この実施例においても構造が簡単でしか
もロツク装置10の操作を簡単とすることができる。
また、この場合には突起124が溝116に入り込む時に突
起124がガイドブロツク117に当たるようにするか又はフ
ツク122の可撓部がスライドピース118に当たるようにす
ることにより、突起124が溝116に入り込む時に接触音を
発生させることができ、これによって節度を持って開閉
扉92をロツクさせることができる。
なお、各部品は特別な精度が不要で、しかも第17図に
示される分解斜視図から明らかなように組付も簡単であ
り、従来のこの種のロツク装置に比べて大幅にコスト安
とされる。また、開閉扉92の全閉時に開閉扉92を余計に
閉めることなく、開閉扉92をロツクでき、従来のこの種
のロツク装置に比べて開閉扉92の全閉時の操作が簡便と
される。
[発明の効果] 本発明は上記構成としたので、構造が簡単であり、ま
た、押込み部材の押込み操作のみでロック状態が解除さ
れるので、取扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本発明に係るラツチ装置の第1実施
例を示し、第1図は本発明ラツチ装置が適用されたバツ
クルの斜視図、第2図は第1図のリングを示す斜視図、
第3図は第1図のリングの他の構造を第2図に対応して
示した斜視図、第4図から第7図はそれぞれ第1図の作
動を示す断面図、第8図から第10図は第2実施例を示
し、第8図は本発明ラツチ装置が適用されたバツクルを
第1図に対応して示した斜視図、第9図は第8図を第4
図に対応して示した断面図、第10図は第8図を第5図に
対応して示した断面図、第11図は第8図から第10図のバ
ツクルの他の実施例を第9図に対応して示した断面図、
第12図及び第13図は第8図から第10図のバツクルのその
他の実施例を示し、第12図は第8図に対応して示した斜
視図、第13図は第9図に対応して示した断面図、第14図
から第16図は第3実施例を示し、第14図は本発明ラツチ
装置が適用されたバツクルを第1図に対応して示した斜
視図、第15図及び第16図はそれぞれ第14図のバツクルの
作動を示す断面図、第17図から第19図は第4実施例を示
し、第17図は本発明ラツチ装置が適用されたロツク装置
の分解斜視図、第18図及び第19図はそれぞれ作動を示す
断面図である。 14……第1のバツクル本体、 16……第2のバツクル本体、 28……リング、 30……リング溝、 50……フツク、 70……開口、 74……ブロツク、 84……ブロツク、 100……ロツク軸、 102……ケース、 116……溝、 118……スライドピース、 122……フツク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】係合部が形成された押込み部材と、前記押
    込み部材が挿入される挿入部を備えた受け部材と、前記
    挿入部内へ張り出し押込み部材が押し込まれると前記係
    合部に押し拡げられ係合部が通過すると弾性復元して係
    合部をロックするロック手段と、前記押込み部材に対し
    て相対移動可能に設けられ、前記係合部がロックされた
    状態で押込み部材を前記挿入部に押し込むと、前記ロッ
    ク手段を押し拡げて係合部のロック状態を解除するスラ
    イド部材と、を有することを特徴とするラッチ装置。
JP62169292A 1986-07-31 1987-07-07 ラツチ装置 Expired - Fee Related JP2653790B2 (ja)

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JP61-118132 1986-07-31

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