JP2653737B2 - 用紙処理装置 - Google Patents

用紙処理装置

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JP2653737B2
JP2653737B2 JP3316354A JP31635491A JP2653737B2 JP 2653737 B2 JP2653737 B2 JP 2653737B2 JP 3316354 A JP3316354 A JP 3316354A JP 31635491 A JP31635491 A JP 31635491A JP 2653737 B2 JP2653737 B2 JP 2653737B2
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Mita Industrial Co Ltd
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は用紙処理装置に関し、特
に画像形成装置の側方に配置可能であり、画像形成装置
から排出されてきた用紙を処理するための用紙処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば複写機においては、コピー処理
された用紙に対してパンチ孔を開けたり、あるいは用紙
の所定位置に印字処理を施すための機構が設けられる場
合がある。このような複写機では、定着装置の用紙搬送
方向下流側に印字機構やパンチ機構が配置されている。
そして、定着後の用紙の搬送を一旦止めてその用紙に印
字を行い、また用紙を所定の位置まで搬送して一旦停止
させ、パンチ機構を駆動して用紙の所定位置にパンチ孔
を開けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような印字機構
及びパンチ機構を設けた装置では、用紙の搬送路途中に
各機構が並設されており、定着装置から排出部までの搬
送路が長くなってしまう。したがって、装置が大型化
し、また印字処理やパンチ処理を行わない場合にも用紙
の排出に時間がかかってしまう。
【0004】また、小さいスペースに印字機構及びパン
チ機構を並設すると、各機構での処理中に用紙先端が後
段のたとえばソータ側に進入する。このため、各機構で
の処理に対応させて後段の装置の作動を制御する必要が
ある。本発明の目的は、印字やパンチ孔の形成等の処理
を行うことができ、しかも用紙搬送方向のスペースを小
さくすることにある。
【0005】本発明の別の目的は、用紙搬送方向のスペ
ースを小さくでき、しかも、用紙処理に際し、後段に装
着される他の機能を有する装置の制御を簡単にすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る用紙処理装
置は、画像形成装置の画像形成部から排出されてきた用
紙を処理するための装置である。そして、用紙が導入さ
れる用紙導入部と、用紙が排出される用紙排出部と、用
紙導入部と用紙排出部とを連結する第1搬送路と、第1
処理手段と、第2搬送路と、第2処理手段と、処理指定
手段と、搬送手段と、搬送制御手段とを備えている。
【0007】前記第1処理手段は、第1搬送路に設けら
れ、用紙に第1の処理を施す。前記第2搬送路は、第1
搬送路の途中において、用紙排出部から上流側に向けて
搬送される用紙が案内されるように下方に分岐する第2
搬送路である。前記第2処理手段は、第2搬送路に配置
され、用紙に第2の処理を施す。前記処理指定手段は用
紙に施す処理を指定するためのものである。前記搬送手
段は用紙を第1及び第2搬送路中で搬送する。前記搬送
制御手段は、処理指定手段で第2処理が指定されたと
き、第1搬送路中の用紙の搬送方向下流側部分の搬送を
停止するとともに搬送方向上流側部分を用紙後端が第1
搬送路の分岐部を通過するまで下流側に搬送し、用紙後
端が分岐部を通過した後、用紙が後端側から第2搬送路
の第2処理手段側に搬送されるように搬送手段を制御す
る。第2の発明に係る用紙処理装置は、画像形成装置の
画像形成部から排出されてきた用紙を処理するための装
置である。この装置は、用紙が導入される用紙導入部
と、用紙が排出される用紙排出部と、用紙導入部と用紙
排出部とを連結する第1搬送路と、第1処理手段と、第
2搬送路と、第2処理手段と、処理指定手段と、搬送手
段と、ループ形成手段とを備えている。
【0008】前記第1処理手段は第1搬送路に設けら
れ、用紙に第1の処理を施す。前記第2搬送路は、第1
搬送路の途中において、用紙排出部から上流側に搬送さ
れる用紙が案内されるように下方に分岐する搬送路であ
る。前記第2処理手段は第2搬送路に配置され、用紙に
第2の処理を施す。前記処理指定手段は、用紙に施す処
理を指定するための手段である。前記搬送手段は、用紙
を第1及び第2搬送路中で搬送するための手段である。
前記ループ形成手段は、処理指定手段で第2処理が指定
されたとき、第1搬送路中の用紙の一部に、第1搬送路
の分岐部から第2処理手段での処理時に第2搬送路中に
位置する用紙後端までの搬送距離分のループを形成し、
用紙後端を第1搬送路の分岐部より下流側に搬送する。
【0009】
【作用】第1の発明に係る用紙処理装置では、画像形成
部において画像形成された用紙が用紙導入部に導入され
る。導入された用紙は、第1搬送路あるいは第1搬送路
及び第2搬送路中を搬送され用紙排出部から排出され
る。第1搬送路では、用紙に第1の処理を施すことが可
能であり、また第2搬送路では用紙に第2の処理を施す
ことが可能である。
【0010】ここで、第1処理手段は第1搬送路に設け
られ、第2処理手段は第1搬送路の途中において下方に
分岐する第2搬送路に設けられる。すなわち、第1処理
手段と第2処理手段とが上下方向に配置される。このた
め、1つの搬送路に2つの処理手段を並設した従来装置
に比較して用紙の搬送方向のスペースが小さくなる。ま
た、各処理を施さない場合には、搬送距離の短い第1搬
送路を介して導入部から排出部に用紙を排出するので、
用紙排出に係る時間が短い。
【0011】第2の発明に係る用紙処理装置では、前記
同様に用紙導入部に導入された用紙は第1搬送路あるい
は第1搬送路及び第2搬送路中で搬送されて用紙排出部
から排出される。用紙に第1処理を施す場合には、第1
搬送路を搬送される用紙に対して第1処理手段で処理が
施される。また、用紙に第2処理を施す場合には、用紙
を第1搬送路中で搬送して用紙の一部を所定の位置で停
止させるとともに、用紙後端が第2搬送路への分岐部を
通過するまで搬送を続ける。この状態で用紙を逆方向に
搬送すると、第1搬送路から下方に分岐する第2搬送路
に用紙後端が案内され、用紙は第2搬送路に搬送され
る。そしてこの第2搬送路中の用紙に対して第2処理手
段によって第2処理が施される。
【0012】第2処理を施す際、用紙後端を第1搬送路
の分岐部より下流側に搬送する際、たとえば搬送路の一
部に開口を形成することにより、用紙の一部はこの開口
部で湾曲してループが形成される。このループ量は、第
1搬送路の分岐部から第2処理手段で処理される際の用
紙後端までの搬送距離に相当している。そして用紙後端
が第1搬送路の分岐部を通過した時点で、前記ループ量
を逆方向に搬送し用紙を第2搬送路の第2処理手段に案
内する。
【0013】このように、用紙に対して処理を施す際に
装置内部で用紙の搬送制御を行うので、たとえば装置後
段にソータ等の他の装置を設けた場合にも、ソータの制
御は搬送のオン/オフ制御だけでよく、用紙の処理のた
めに制御が複雑になることはない。
【0014】
【実施例】全体構成 図1は本発明の一実施例を採用した複写機を示してい
る。図において、複写機本体1の上面には原稿台2が固
定されており、原稿台2上には開閉自在な原稿押え3が
配置されている。複写機本体1の図右側には、バイパス
トレイ4と1対の給紙カセット5,6とが着脱自在に装
着されている。複写機本体1の図左側には、本発明の一
実施例としてのスタンプ・パンチ装置21が装着されて
いる。また、このスタンプ・パンチ装置21のさらに図
左側には、ソータ7が装着されている。
【0015】複写機本体1の内部において、その上部に
は原稿読み取りのための露光装置8が設けられている。
この露光装置8は、光源、ミラー、レンズ等から構成さ
れている。また、複写機本体1の中央部には、静電潜像
が形成される感光体ドラム9が配置されている。感光体
ドラム9の周囲には、感光体ドラム9を所定の電荷に帯
電させる主帯電装置10、静電潜像を現像する現像装置
11、用紙にトナー像を転写する転写装置12、感光体
ドラム9から用紙を分離する用紙分離装置13及び感光
体ドラム9上の残留トナーを除去するクリーニング装置
14が配置されている。
【0016】バイパストレイ4及び給紙カセット5,6
と感光体ドラム9等によって構成される画像形成部との
間、及びその画像形成部よりも下流側には、それぞれ用
紙を搬送する給紙搬送路17及び排紙搬送路18が設け
られている。また、排紙搬送路18とスタンプ・パンチ
装置21との間には、搬送されてきた用紙上の転写像を
定着するための定着装置20と、定着後の用紙をスタン
プ・パンチ装置21側へ排出するための排出ローラ19
とが配置されている。
【0017】ソータ7は、スタンプ・パンチ装置21か
らの用紙を受ける搬入経路22と、上下方向の間隔を隔
てて配置された複数の用紙受け23a,23bと、搬入
経路22と用紙受け23a,23bとの間に配置された
分岐機構24とを有している。なお、用紙受け23a,
23bのうち、上端に配置されているのがノンソート用
紙受け23aであり、その下方に配置されているのがソ
ート用紙受け23bである。
【0018】スタンプパンチ装置 スタンプ・パンチ装置21は、図2に示すように、複写
機本体1からの用紙を受ける用紙導入部30と、この用
紙導入部30と対向する側に配置され、用紙をソータ7
側に排出する用紙排出部31と、用紙導入部30と用紙
排出部31との間に配置された搬送路32と、用紙に印
字処理を行うためのスタンプ機構33と、用紙後端にパ
ンチ孔を形成するためのパンチ機構34とを有してい
る。
【0019】用紙導入部30は、その先端が複写機本体
1側に挿入された導入搬送路35と、導入搬送路35の
他端側に配置された導入ローラ36とから構成されてい
る。また、用紙排出部31は、排出ローラ37と、この
排出ローラ37の上流側に近接して設けられた用紙排出
スイッチ38とを有している。搬送路32は、導入ロー
ラ36から排出ローラ37に用紙を導くための第1搬送
路40と、第1搬送路40から分岐する第2搬送路41
とを有している。第1搬送路40は、導入ローラ36部
分から排出ローラ37に向けて上方に傾斜するように配
置されており、上ガイド板40aと、この上ガイド板4
0aと所定の間隔を隔てて配置された下ガイド板40b
とから構成されている。第1搬送路40において、排出
ローラ37の上流側には搬送ローラ42が設けられてい
る。第1搬送路40は、その下ガイド板40bは排出ロ
ーラ37部分にまで延びて設けられているが、上ガイド
板40aは搬送ローラ42部分から下流側には形成され
ていない。したがって、排出ローラ37と搬送ローラ4
2との間には、搬送されてきた用紙の先端が上方に湾曲
し得るように、すなわちループを形成し得るようにルー
プ形成空間43が形成されている。第2搬送路41は、
第1搬送路40から用紙を逆方向に搬送したときに、用
紙が下方に導かれるように第1搬送路40から分岐して
おり、その分岐部(合流部でもある)は導入ローラ36
の下流近傍で、第1搬送路40の最も下方位置である。
この第2搬送路41は、導入側の第1ガイド板41a
と、第1搬送路40の下ガイド板40bに連続する第2
ガイド板41bとから構成されている。第1ガイド板4
1aの上端は水平方向に折り曲げられており、導入ロー
ラ36からの用紙を第1搬送路40側に案内するように
なっている。
【0020】スタンプ機構 図2及び図3に示すように、スタンプ機構33は、導入
ローラ36と搬送ローラ42との間の第1搬送路40上
方に配置されている。このスタンプ機構33は、装置の
前後方向に対向して配置された1対の開閉フレーム45
a,45bと、この1対の開閉フレーム45a,45b
間に取り付けられたスタンプ支持フレーム46と、スタ
ンプ支持フレーム46を作動させるためのスタンプ作動
機構47とを有している。
【0021】開閉フレーム45a,45bは、その導入
側の一端がスタンプ・パンチ装置21のフレーム48に
ピン49により開閉自在に支持されている。ピン49
は、フレーム48に形成された切欠き48a(図2参
照)に支持されている。開閉フレーム45a,45bの
排出側の自由端には、それぞれ係止部材50が回動自在
に取り付けられており、この係止部材50がフレーム4
8の係止部48bに係止している。したがって、係止部
材50と係止部48bとの係止を解除すれば、開閉フレ
ーム45a,45bは、図4に示す姿勢を経て、この図
4に示す姿勢からさらにほぼ90°時計方向に回転させ
ることが可能である。
【0022】スタンプ支持フレーム46は、上方が開口
するほぼ箱状に形成されており、幅方向の側壁46a,
46bがそれぞれ開閉フレーム45a,45bと所定の
隙間を隔てて対向している。各側壁46a,46bの上
端には外方に突出するピン51が固定されており、各ピ
ン51はそれぞれ開閉フレーム45a,45bを貫通し
ている。ピン51が貫通する開閉フレーム45a,45
bの孔は、上下方向に延びる長孔となっており、開閉フ
レーム45a,45bに対してピン51が所定の範囲で
上下し得るようになっている。また、スタンプ支持フレ
ーム46の側壁46a,46bのほぼ上下方向中間位置
には、外方に突出する突出部46c,46dが形成され
ている。一方、開閉フレーム45a,45bの下端はそ
れぞれ内方(スタンプ支持フレーム46側)に折り曲げ
られており、この折曲げ部とスタンプ支持フレーム46
の突出部46c,46dとの間には、スタンプ作動機構
47を構成するリターンスプリング52が配置されてい
る。これにより、スタンプ支持フレーム46は常に上方
に付勢されている。
【0023】一方、スタンプ支持フレーム46の用紙搬
送方向の両側壁46e,46fには、それぞれスタンプ
ユニット55を装着するための複数の支持部56が形成
されている。この支持部56及びスタンプユニット55
については後述する。また、スタンプ支持フレーム46
の底壁46gには、複数の支持部56に対応してスタン
プ用の孔が形成されている。
【0024】スタンプ作動機構47は、前述したリター
ンスプリング52と、昇降部材60と、カム61とを有
している。昇降部材60は、一端がスタンプ支持フレー
ム46から外方に突出するピン51の先端に係止され、
他端は開閉フレーム45aから外方に突出するピン62
に係止している。そして、図2に示すように、側部には
導入側に突出する係止部60aを有している。一方、カ
ム61は、フレーム48に回転自在に支持された軸63
の両端部に固定されている。そしてカム61が1回転す
ることにより、カム61の外周係止部61aが昇降部材
60の係止部60aに係止し、所定位置昇降部材60が
所定量下降した時点で両係止部61a,60aの係止が
外れ、昇降部材60はリターンスプリング52により、
スタンプ支持フレーム46及びピン51を介して上方に
戻されるようになっている。なお、スタンプ作動機構4
7は、装置の前方側及び後方側にそれぞれ設けられてい
る。
【0025】スタンプユニット55は、図5に示すよう
なスタンプホルダ57と、このスタンプホルダ57に着
脱自在なインク付スタンパー58とから構成されてい
る。スタンプホルダ57は、三角柱形状の本体65と、
本体65の一方の側部にスライド自在に装着された第1
係止部材66と、この第1係止部材66と対向する側の
側部に装着された第2係止部材67と、両係止部材6
6,67間に配置されたスプリング68とから構成され
ている。本体65は、図3、図6及び図7から明らかな
ように、側面視三角形状となっており、その3面のそれ
ぞれにはインク付スタンパー(以下、単にスタンパーと
記す)58を取り付けるための爪69が形成されてい
る。また、第1係止部材66は大径部66aと、小径部
66bと、ストップ部66dとを有している。大径部6
6aには、図6から明らかなように、等角度間隔で外周
に突出する3つの突起66cが形成されている。この突
起66cにより、第1係止部材66と本体65とは相互
の回転が禁止される。また第2係止部材67は、本体6
5内部に位置するフランジ部67aと、大径部67b
と、小径部67cとを有している。小径部67cには、
図7から明らかなように、等角度間隔で外方に突出する
4つの突起67dを有している。
【0026】一方、スタンプユニット55が取り付けら
れる支持部56は、スタンプ支持フレーム46の側壁4
6e,46fに形成された切欠き70,71(図6及び
図7参照)により形成されている。側壁46eに形成さ
れた切欠き70は、その開放部の幅dは第1係止部材6
6の小径部66bが通過し、かつ大径部66aが通過で
きないような寸法となっている。また、開放部から奥側
部分は、第1係止部材66の大径部66aが係合可能な
寸法となっており、上部2か所には、第1係止部材66
の突起66cに係合可能な切り込み部70aが形成され
ている。一方、側壁46fに掲載された切欠き71は、
第2係止部材67の小径部67cが係合可能な寸法とな
っており、上部が1か所及び側部2か所には、第2係止
部材67の突起67dが係合可能な切り込み部71aが
形成されている。
【0027】このようにして、スタンプホルダ57の第
1及び第2係止部材66,67とスタンプ支持フレーム
46の切欠き70,71とにより、スタンプホルダ本体
65を回転禁止状態及び回転可能状態とする連絡手段が
構成されている。パンチ機構 パンチ機構34は、スタンプ・パンチ装置21の導入部
30下方に配置されており、用紙挿入部が第2搬送路4
1と連続している。このパンチ機構34は、レバー75
と、レバー75によって作動するパンチ(図示せず)を
有している。レバー75は、このスタンプ・パンチ装置
21の底部に回転可能に取り付けられた偏心カム76に
よって作動させられるようになっている。
【0028】駆動機構 図8に、用紙搬送のための駆動機構及びスタンプ機構3
3及びパンチ機構34を駆動するための駆動機構を示
す。この駆動機構は、搬送用のドライブモータ80と、
スタンプ・パンチモータ81とを有している。ドライブ
モータ80の回転出力は、ギア82,83,84を介し
て搬送ローラ42に伝達される。一方、スタンプ・パン
チモータ81の回転出力は、ギア85,86,87及び
クラッチ79を介して偏心カム76が固定された回転軸
88に伝達される。また、スタンプ・パンチモータ81
の回転出力は、プーリ89、ベルト90、及びプーリ9
1,92を介して中間駆動軸77,78に伝達される。
中間駆動軸77に伝達された回転力は、ギア94,95
及びクラッチ104を介して導入ローラ36に伝達さ
れ、またギア94,96,97及びクラッチ98を経て
さらにギア99,100を介してスタンプカム61が固
定された軸63に伝達される。また、中間駆動軸78の
回転力は、ギア101,102及びクラッチ103を介
して排出ローラ37に伝達される。ここで、各モータ、
プーリ及びギアは、スタンプ・パンチ装置21のフレー
ム48にそれぞれ支持されている。
【0029】制御部 複写機本体1及びスタンプ・パンチ装置21は、それぞ
れ図9に示すような制御部110,111を有してい
る。各制御部110,111は、CPU、ROM、RA
M等からなるマイクロコンピュータを備えている。複写
機本体側の制御部110には、複写機本体1の上面に配
置されたキー入力部112と、排出ローラ19の下流側
に配置された用紙排出スイッチ113と、他の入出力部
とが接続されている。スタンプ・パンチ装置21の制御
部111は、複写機本体制御部110と接続されてい
る。スタンプ・パンチ制御部111には、図2に示した
用紙排出スイッチ38と、導入ローラ駆動部114と、
搬送ローラ駆動部115と、排出ローラ駆動部116
と、スタンプ駆動部117と、パンチ駆動部118とが
接続されている。なお、各駆動部114〜118は、ド
ライブモータ80、スタンプ・パンチモータ81及びク
ラッチ等から構成されるものである。
【0030】スタンプユニットの装着作業及び印字面変
更作業 本実施例においては、図10に示すようなスタンプホル
ダ57(スタンプユニット)がスタンプ機構33のスタ
ンプ支持フレーム46に取り付けられる。この場合、ス
タンプ支持フレーム46は、用紙の幅方向に複数のスタ
ンプホルダ支持部56を有しているので、任意の位置
に、また同時に複数のスタンプホルダ57を装着するこ
とが可能である。
【0031】スタンプホルダ57をスタンプ支持フレー
ム46に装着する場合には、図10に示す状態から、第
1係止部材66及び第2係止部材67をホルダ57の本
体65内に押し込む。このとき、図11に示すように、
第1係止部材66については、その大径部66aが本体
65内に進入し、小径部66bが本体65から出る状態
とする。また、第2係止部材67は、その全部が本体6
5内に進入するように押し込む。この状態で、スタンプ
ホルダ57をフレーム46の切欠き70,71にセット
する。このとき、第1係止部材66はその大径部66a
が本体65内に進入し、小径部66bがフレーム46を
通過するので、また第2係止部材67はその全てが本体
65内に進入しているので、それぞれ切欠き70,71
内にスムーズに挿入される。そして、各係止部材66,
67の押し込みを解除すると、各係止部材66,67
は、スプリング68によって外方に突出する。第1係止
部材66は、その大径部66a及び突起66cがそれぞ
れ切欠き70及び切り込み70aに係合する。一方、第
2係止部材67は、小径部67C及び突起67dが切欠
き71及び切り込み71aに係合し、図12に示すよう
な状態でスタンプ支持フレーム46にスタンプホルダ5
7が装着される。
【0032】ここで、図5〜図7及び図10〜図12で
はスタンパー58を示していないが、必要に応じて1個
以上のスタンパー58をホルダの各面に設けられた爪6
9を利用して装着する。また、以上の作業は開閉フレー
ム45a,45bを開き、スタンプ支持フレーム46が
図2に示した姿勢とは逆の姿勢、すなわちスタンプホル
ダ57の支持部56が上方に位置するような姿勢として
装着作業を行う。
【0033】一方、印字面を変更する場合には、前記同
様に開閉フレーム45a,45bを開く。そして、第1
係止部材66を本体65内に押し込み、その小径部66
aがスタンプ支持フレーム46に係合するような状態と
する。この状態では、スタンプ支持フレーム46に対し
て本体65が回転自在となり、所望のスタンパーを印字
方向に移動させることができる。所望のスタンパーが用
紙と対向する印字位置にきたところで第1係止部材66
の押し込みを解除すれば、第1係止部材66が突出し、
その突起66cが切り込み70aに係合して回転禁止状
態となる。
【0034】以上のように、この実施例では用紙の幅方
向に複数のスタンプホルダ支持部57が配置されている
ので、必要に応じて用紙幅方向の印字位置を変更するこ
とが可能である。また、各支持部56にスタンプホルダ
57を装着することにより、同時に複数種類の印字を行
うことができる。また、1つのスタンプホルダ57に対
して3個のスタンパー58を装着することができ、同じ
印字位置においても印字内容を変更することができる。
【0035】さらに、スタンプユニット55の着脱及び
印字内容の変更を簡単な作業で行うことができる。制御動作 次に制御フローチャートにしたがって動作を説明する。
図13において、図示しないメインスイッチをオンすれ
ば、ステップS1においてコピー枚数を1枚に設定した
り、定着装置のヒータを加熱する等の初期設定が行われ
る。また、この際に後述するスタンプフラグ、位置フラ
グ及びパンチフラグがオフの状態に設定される。
【0036】次に、ステップS2ではオペレーターによ
ってプリントキーが押されたか否か、ステップS3では
スタンプモードキーが押されたか否か、ステップS4で
はスタンプ位置を指定するためのキーが押されたか否
か、ステップS5ではスタンプ位置をクリアするための
位置クリアキーが押されたか否か、ステップS6ではパ
ンチモードキーが押されたか否か、ステップS7ではそ
の他のキーが押されたか否かを判断する。いずれかのキ
ーが押されるまで、プログラムはステップS2からステ
ップS7の判断を繰り返し実行する。プリントキー、ス
タンプモードキー、位置キー、位置クリアキー及びパン
チモードキー以外のキーが押された場合には、ステップ
S7からステップS8に移行する。ステップS8では、
押されたキーの種類に応じた処理を実行し、その処理が
終了すれば再びステップS2に戻る。
【0037】スタンプモードキーが押された場合には、
ステップS3からステップS9に移行する。ステップS
9では、スタンプフラグ(Sフラグ)がオン状態である
か否かを判断する。スタンプフラグがオフ状態であれば
ステップS10に移行し、スタンプフラグをオン状態と
する。一方、スタンプフラグがオン状態であればステッ
プS11に移行し、スタンプフラグをオフ状態とする。
すなわち、スタンプモードキーを押すごとに、スタンプ
フラグはオン状態とオフ状態との間で切り換わる。
【0038】スタンプ位置を指定するためのキーが押さ
れた場合には、ステップS4からステップS12に移行
する。ステップS12では位置フラグをオン状態とす
る。次にステップS13では、スタンプ位置を設定する
ためのタイマーのカウント値Tを指定された位置に応じ
て設定し、この情報をスタンプ・パンチ装置21の制御
部111に送出する。
【0039】位置クリアキーが押された場合には、ステ
ップS5からステップS14に移行する。ステップS1
4では、位置フラグをオフ状態とする。そしてステップ
S15では、予め設定された位置にスタンプ処理が実行
されるようにスタンプ用タイマーのカウント値Tをセッ
トする。パンチモードキーが押された場合には、ステッ
プS6からステップS16に移行する。ステップS16
では、パンチフラグ(Pフラグ)がオン状態であるか否
かを判断する。パンチフラグがオフ状態の場合にはステ
ップS17に移行し、パンチフラグをオン状態とする。
一方、オン状態の場合にはステップS18に移行し、パ
ンチフラグをオフ状態とする。このようにして、前記ス
タンプモードキーを押した場合と同様に、パンチモード
キーを押すごとに、パンチフラグはオン状態とオフ状態
との間で切り換わる。
【0040】また、オペレーターによりプリントキーが
押された場合には、ステップS2から各種のサブルーチ
ンを実行するためのステップS19に移行する。ステッ
プS19における各種のサブルーチンには、給紙制御サ
ブルーチンや画像形成動作サブルーチン等が含まれてい
る。スタンプ・パンチ装置21側では、図15〜図20
に示す制御フローチャートにしたがって処理を実行す
る。
【0041】すなわち、複写機本体1側のメインスイッ
チをオンすれば、ステップS20において初期設定がな
される。この初期設定において、スタンプ機構33のカ
ム61やパンチ機構34の偏心カム76が初期位置に移
動させられる。次に、ステップS21ではパンチフラグ
またはスタンプフラグがオン状態であるか否かを判断
し、ステップS22ではスタンプフラグのみがオン状態
となっているか否かを判断し、ステップS23ではパン
チフラグのみがオン状態となっているか否かを判断す
る。パンチフラグ及びスタンプフラグのどちらもがオフ
状態の場合にはステップS21からステップS24に移
行し、ステップS24では通常排紙サブルーチンを実行
する。また、スタンプフラグのみがオン状態となってい
る場合にはステップS22からステップS25に移行す
る。ステップS25では、スタンプサブルーチンを実行
する。さらに、パンチフラグのみがオン状態となってい
る場合にはステップS23からステップS26に移行す
る。ステップS26では、パンチサブルーチンを実行す
る。スタンプフラグ及びパンチフラグの両フラグがオン
状態の場合には、ステップS21,S22,S23を介
してステップS27に移行する。ステップS27ではス
タンプ・パンチサブルーチンを実行する。
【0042】通常排紙モード 通常排紙モードが選択された場合には、ステップS24
における通常排紙サブルーチンが実行される。このサブ
ルーチンでは、図16に示すように、まずステップS3
1において用紙が複写機本体1側から排出されてきたか
否かを判断する。この判断は、複写機本体1の用紙排出
スイッチ113が用紙によってオンし、その旨の信号が
スタンプ・パンチ装置21側の制御部111に送出され
てきたか否かによって判断する。
【0043】複写機本体1から用紙排出信号が送出され
てきた場合には、ステップS31からステップS32に
移行する。ステップS32では、導入ローラ36、搬送
ローラ42及び排出ローラ37を駆動する。これらの各
ローラ36,37,42の駆動は、ドライブモータ80
を正回転させるとともに、スタンプ・パンチモータ80
を駆動し、導入ローラ36及び排出ローラ37を駆動す
るためのクラッチ103,104を連結状態とする。
【0044】次に、ステップS33では、スタンプ・パ
ンチ装置21から用紙が排出されたか否かを判断する。
すなわち、複写機本体1側から用紙が搬送されてくる
と、この用紙は導入搬送路35及び導入ローラ36を介
して第1搬送路40に案内される。そして、搬送ローラ
42を通過して用紙排出スイッチ38をオンし、排出ロ
ーラ37によってソータ7側に排出される。そして、用
紙後端が排出スイッチ38を通過すると用紙排出スイッ
チ38はオフとなる。この用紙排出スイッチ38のオン
からオフへの移行を検出し、ステップS33からステッ
プS34に移行する。
【0045】ステップS34では、設定された枚数分の
用紙が全てスタンプ・パンチ装置21を通過したか否か
を判断する。この判断は、複写機本体1の制御部110
から送られてくる信号によって判断する。終了していな
い場合にはステップS34からステップS31に移行
し、ステップS31〜ステップS34の処理を繰り返し
実行する。一方、全ての用紙がこの装置21内を通過し
終わった場合には、ステップS34からステップS35
に移行する。ステップS35では、ドライブモータ80
及びスタンプ・パンチモータ81オフして各ローラを停
止させ、メインルーチンに戻る。
【0046】スタンプモード スタンプモードが指定された場合には、ステップS25
のスタンプサブルーチンを実行する。この場合には、図
17に示すように、ステップS40において、前記同様
にして複写機本体1側から用紙排出信号によって用紙が
送られてきたか否かを判断する。用紙が複写機本体1側
から排出されてきた場合にはステップS40からステッ
プS41に移行する。ステップS41では、スタンプ用
のタイマーをスタートする。次にステップS42では、
ドライブモータ80及びスタンプ・パンチモータ81を
オンし、各ローラ36,42,37を回転させる。これ
により、導入されてきた用紙は導入ローラ36により第
1搬送路40に案内され、さらに搬送ローラ42により
排出ローラ37側に搬送される。このとき、用紙サイズ
が大きい場合には、用紙先端は排出ローラ37を通過
し、ソータ7側に搬送される。
【0047】ステップS43では、スタンプ用タイマー
が設定時間になったか否かを判断する。設定時間になっ
た場合には、ステップS44に移行する。ステップS4
4では、ドライブモータ80及びスタンプ・パンチモー
タ81をオフとすることによって、各ローラ36,4
2,37の回転を停止させて、用紙の搬送を停止する。
なお、このときソータ7側のローラも停止させる。次に
ステップS45では、スタンプ・パンチモータ81をオ
ンし、クラッチ98を連結する。これにより、ギア99
及び100を介してカム61が1回転する。カム61の
1回転により、カム61の係止部61aが昇降部材60
の係止部60aに係止し、昇降部材60、ピン51及び
スタンプ支持フレーム46を介してスタンプユニット5
5が下降する。これにより、第1搬送路40で停止して
いる用紙に対してスタンパー58が押圧され、印字処理
される。カム61が回転を続けると、その係止部61a
が昇降部材60の係止部60aから外れ、スタンプ支持
フレーム46はリターンスプリング52により上昇させ
られる。これにより、スタンプユニット55も図2に示
すような初期位置に戻る。
【0048】スタンプ処理が終了するとステップS46
に移行する。ステップS46では、各ローラ36,4
2,37を回転させる。なお、これと同じタイミング
で、ソータ7側のローラも回転させる。次にステップS
47では、用紙が排出されたか否かを判断する。この判
断は、前記同様に用紙排出スイッチ38のオンからオフ
への移行を検出して行う。用紙の排出が検出されると、
ステップS48に移行する。ステップS48では、設定
された枚数分の用紙が通過したか否かを判断し、通過し
ていない場合にはステップS40に戻る。そして、ステ
ップS40〜ステップS48の処理を繰り返し実行す
る。設定された枚数分の用紙が通過した場合には、ステ
ップS48からステップS49に移行する。ステップS
49では、ドライブモータ80及びスタンプ・パンチモ
ータ81をオフして全てのローラの回転を停止させ、メ
インルーチンに戻る。
【0049】パンチモード パンチモードが指定された場合には、ステップS26の
パンチサブルーチンが実行される。このパンチサブルー
チンでは、図18に示すように、まずステップS55で
複写機本体1側から用紙が排出されてきたか否かを判断
する。用紙が排出されてきた場合にはステップS55か
らステップS56に移行する。ステップS56では、パ
ンチ用タイマーをスタートする。次にステップS57で
は、各ローラ36,42,37を回転させる。これによ
り、前記同様に用紙は導入ローラ36から第1搬送路4
0に案内され、さらに搬送ローラ42及び排出ローラ3
7によりソータ7側に搬送される。
【0050】次に、ステップS58では、パンチ用タイ
マーが時間Tp1 経過したか否かを判断する。時間Tp
1 が経過するのを待ってステップS59に移行し、ステ
ップS59ではクラッチ103をオフして排出ローラ3
7のみの回転を停止させる。また、パンチ用タイマーを
リセットするとともに再スタートさせる。なお、排出ロ
ーラ37の停止と同じタイミングで、ソータ7側のロー
ラの回転も停止させられる。ここで、時間Tp1 は、用
紙サイズに応じて設定される時間であり、第1搬送路4
0を搬送されている用紙の後端から第1搬送路40と第
2搬送路41の合流部(分岐部)までの長さが、第2搬
送路41の搬送距離と等しくなったところで排出ローラ
37が停止するように設定される。なお、第2搬送路4
1の搬送距離とは、図2のPで示すように、前記両搬送
路40,41の合流部(分岐部)からパンチ機構34の
用紙挿入部終端までの搬送距離である。このように、第
2搬送路41の合流部(分岐部)から用紙後端までの長
さが一定の長さPになったところで排出ローラ37を止
め、しかも導入ローラ36を回転させることにより、長
さPについて排出ローラ37上流部分のループ形成空間
43部分で用紙が湾曲する。これにより、図21に示す
ように、ループが形成される。なお、用紙サイズが大き
い場合は、用紙先端はソータ7側に進入し、ソータ7側
のローラにニップされた状態で停止している。このよう
なループ形成空間43を設け、第2搬送路41の搬送距
離に相当する分だけループを形成することにより、パン
チ処理に際し、スタンプ・パンチ装置21内の搬送制御
だけで処理でき、ソータ7側では、搬送ローラのオン/
オフ制御のみを行えばよい。
【0051】次に時間Tp1 が経過するとステップS6
0に移行する。ステップS60では、排出ローラ37が
停止させられてから時間Tp2 が経過したか否かを判断
する。時間Tp2 が経過するのを待ってステップS61
に移行する。この時間Tp2 は、用紙後端が導入ローラ
36を通過し、さらに第2搬送路41の合流部(分岐
部)からさらに下流側に位置するような時間に設定され
る。ステップS61では、導入ローラ36を停止させる
とともに、搬送ローラ42を前記とは逆方向に回転させ
る。これにより、用紙は図21において図示右側に搬送
される。ここで、第1搬送路40の上流端部は第2搬送
路41に連続しているので、用紙が逆に搬送されると、
用紙が第1搬送路40から第2搬送路41に案内され
る。また、搬送ローラ42を逆転させると同時に、ステ
ップS61においてパンチ用タイマーをリセットし、再
スタートさせる。次にステップS62では、パンチ用タ
イマーが時間Tp3 経過したか否かを判断する。時間T
3 経過した場合にはステップS63に移行する。ステ
ップS63では、搬送ローラ42を停止させる。この時
点では、用紙後端がパンチ機構34内に挿入された状態
で停止している。
【0052】次にステップS64では、回転軸88の端
部に装着されたクラッチ79を連結することにより、偏
心カム76を1回転させる。この偏心カム76の1回転
によりパンチ機構34のレバー75が押され、用紙後端
にパンチ孔が開けられる。ステップS64でのパンチ処
理が終了すると、ステップS65において搬送ローラ4
2を正回転させるとともに、クラッチ103を連結して
排出ローラ37を回転させる。これにより、第1搬送路
40及び第2搬送路41内の用紙はソータ7側に排出さ
れる。ステップS66では、用紙が排出されたか否かを
判断し、排出された場合にはステップS67に移行す
る。ステップS67では、設定枚数分の用紙が通過した
か否かを判断し、通過していない場合にはステップS5
5に戻り、ステップS55〜ステップS67の処理を繰
り返し実行する。設定枚数分の用紙がすべて通過した場
合にはステップS67からステップS68に移行する。
ステップS68では、すべてのローラ36,42,37
の回転を停止させてメインルーチンに戻る。
【0053】スタンプ・パンチモード スタンプモード及びパンチモードの両モードが指定され
た場合には、ステップS27のスタンプ・パンチサブル
ーチンを実行する。この場合には、図19に示すよう
に、まずステップS70において位置フラグがオン状態
であるか否かを判断する。位置フラグがオン状態である
場合には、スタンプ位置がオペレーターによって指定さ
れているので、スタンプ処理及びパンチ処理をそれぞれ
順に行う。すなわち、この場合にはステップS70から
ステップS71に移行する。
【0054】ステップS71では、複写機本体1側から
用紙が排出されてくるのを待つ。用紙が排出されてきた
場合にはステップS72に移行する。ステップS72で
は、パンチ用タイマーをスタートさせる。そして、図1
7に示すステップS41からステップS45の処理を実
行し、用紙に対してスタンプ処理を実行する。次にステ
ップS73では、パンチ用タイマーのタイマー時間が時
間Tp4 を経過しているか否かを判断する。ここで、パ
ンチ用タイマーは、スタンプ処理が行われている際に導
入ローラ36がオフしている場合には時間がカウントさ
れないようになっている。すなわち、このステップS7
3では、用紙の搬送距離を判断し、用紙の後端が導入ロ
ーラ36より下流側の第2搬送路41との合流部よりも
さらに下流側に位置しているか否かを判断する。たとえ
ば、用紙先端にスタンプ位置が指定されている場合に
は、用紙後端が導入ローラ36に挟まれた状態で停止し
スタンプ処理が実行される。したがって、このような場
合にはステップS73でNOと判断され、ステップS7
4に移行する。ステップS74では、導入ローラ36及
び搬送ローラ42を回転させる。そして時間Tp4が経
過するのを待つ。
【0055】ステップS73でYESと判断された場合
にはパンチ処理を実行する。このパンチ処理は、図18
に示すステップS59〜ステップS65の処理と同様で
ある。パンチ処理が終了するとステップS75に移行す
る。ステップS75では、用紙が排出されたか否かを判
断し、用紙が排出されるのを待ってステップS76に移
行する。ステップS76では、設定された枚数分の全て
の用紙が通過したか否かを判断し、通過していない場合
にはステップS71に戻って前述の処理を繰り返し実行
する。また全ての用紙が通過した場合にはステップS7
6からステップS77に移行し、全てのローラ36,4
2,37の回転を停止させてメインルーチンに戻る。
【0056】一方、位置フラグがオン状態でない場合に
は図20のステップS80に移行する。ステップS80
では、複写機本体1から用紙が排出されてくるのを待
つ。用紙が排出されてきた場合には、パンチ準備処理を
実行する。このパンチ準備処理は、図18においてステ
ップS56〜ステップS63の処理と同様の処理であ
る。このパンチ準備処理が終了した時点では、用紙後端
がパンチ機構34の所定位置に挿入されており、また先
端は第1搬送路40内に位置している。この状態でステ
ップS81に移行し、パンチ処理及びスタンプ処理を同
時に実行する。次にステップS82では、搬送ローラ4
2を正回転させ、また排出ローラ37を回転させる。こ
れにより、スタンプ処理及びパンチ処理が施された用紙
がソータ7側に排出される。
【0057】ステップS83では用紙が排出されるのを
待つ。用紙が排出されると、ステップS84に移行す
る。ステップS84では、設定された枚数分の全ての用
紙が通過したか否かを判断し、通過していない場合には
ステップS80に戻って以上の処理を繰り返し実行す
る。また全ての用紙が通過した場合にはステップS85
に移行し、ステップS85では全てのローラ36,4
2,37の回転を停止させてメインルーチンに戻る。
【0058】このような実施例では、第1搬送路40の
上方にスタンプ機構33が配置され、また第1搬送路4
0から下方に分岐する第2搬送路41にパンチ機構34
が配置されている。このため、スタンプ・パンチ装置2
1の用紙搬送方向の寸法を小さくすることができる。ま
た、パンチ処理を行う場合には、排出ローラ37を止
め、ループ形成空間43で第2搬送路41の搬送距離P
に相当する分の長さについて用紙先端にループを形成し
ているので、ソータ7側ではローラのオン/オフ制御だ
けでよく、制御が簡単になる。
【0059】また、この装置では、スタンプ位置が指定
されたか否かによってスタンプ処理とパンチ処理のタイ
ミングを制御している。すなわち、スタンプ位置が特に
指定されていない場合には、スタンプ処理とパンチ処理
を同時に実行することができ、処理時間を短くすること
ができる。さらに、処理を行わない場合には搬送方向の
距離が短い搬送路によって短時間で用紙を排出すること
ができる。
【0060】またこの実施例装置は、スタンプ及びパン
チ機能を有していない複写機本体1に簡単に装着可能で
あり、従来の複写機にスタンプ及びパンチ機能を容易に
付加することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように第1の発明では、第1搬送
路及びこの第1搬送路から下方に分岐する第2搬送路を
有し、各搬送路に第1処理手段及び第2処理手段を設け
ているので、2つの処理手段を備えているにもかかわら
ず、用紙搬送方向のスペースが小さく、装置が大型化す
ることはない。また、用紙に対して各処理を施さない場
合には短時間で用紙を装置外部に排出することができ
る。また、用紙に第2処理を施す場合は、用紙の搬送方
向下流側部分の搬送を止めるとともに上流側部分を搬送
し、用紙後端が分岐部を通過した後に用紙を後端側から
第2処理手段側に搬送しているので、第2処理を行う場
合に、後段のソータ等の制御が容易になる。
【0062】また第2の発明では、用紙に第2処理を施
す際に、用紙の一部に第2処理に要する用紙長さ分のル
ープを形成するようにしている。このため、第2処理を
行う場合は、前記ループ量だけ用紙を搬送制御すればよ
く、後段にソータ等の他の装置を備えた場合にも、ソー
タ側での制御が複雑になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による用紙処理装置が採用さ
れた複写機の縦断面概略構成図。
【図2】用紙処理装置としてのスタンプ・パンチ装置の
縦断面概略構成図。
【図3】前記スタンプ・パンチ装置の側面部分図。
【図4】前記スタンプ・パンチ装置のスタンプ機構の動
作説明図。
【図5】スタンプホルダの部分断面図。
【図6】スタンプホルダ取り付け状態を示す部分図。
【図7】スタンプホルダ取り付け状態を示す部分図。
【図8】前記スタンプ・パンチ装置の駆動系を示す図。
【図9】前記装置の制御ブロック図。
【図10】スタンプホルダの平面図。
【図11】スタンプホルダ取り付け動作を説明するため
の正面図。
【図12】スタンプホルダ取り付け状態を示す正面図。
【図13】複写機本体の制御フローチャート。
【図14】複写機本体の制御フローチャート。
【図15】スタンプ・パンチ装置の制御フローチャー
ト。
【図16】通常排紙サブルーチンの制御フローチャー
ト。
【図17】スタンプサブルーチンの制御フローチャー
ト。
【図18】パンチサブルーチンの制御フローチャート。
【図19】スタンプ・パンチサブルーチンの制御フロー
チャート。
【図20】スタンプ・パンチサブルーチンの制御フロー
チャート。
【図21】用紙搬送動作を説明するための図。
【符号の説明】
1 複写機本体 21 スタンプ・パンチ装置 30 用紙導入部 31 用紙排出部 32 搬送路 33 スタンプ機構 34 パンチ機構 40 第1搬送路 41 第2搬送路 43 ループ形成空間 80 ドライブモータ 81 スタンプ・パンチモータ 111 スタンプ・パンチ装置制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−272748(JP,A) 特開 昭63−51191(JP,A) 特開 昭55−152096(JP,A) 特開 平5−97319(JP,A) 実開 昭63−161261(JP,U) 実開 昭62−83036(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置の画像形成部から排出されて
    きた用紙を処理するための用紙処理装置であって、 用紙が導入される用紙導入部と、 用紙が排出される用紙排出部と、 前記用紙導入部と用紙排出部とを連結する第1搬送路
    と、 前記第1搬送路に設けられ、用紙に第1の処理を施す第
    1処理手段と、 前記第1搬送路の途中において、前記用紙排出部から上
    流側に向けて搬送される用紙が案内されるように下方に
    分岐する第2搬送路と、 前記第2搬送路に配置され、用紙に第2の処理を施す第
    2処理手段と、用紙に施す処理を指定するための処理指定手段と、 用紙を前記第1及び第2搬送路中で搬送するための搬送
    手段と、前記処理指定手段で第2処理が指定されたとき、前記第
    1搬送路中の用紙の搬送方向下流側部分の搬送を停止す
    るとともに搬送方向上流側部分を用紙後端が前記第1搬
    送路の分岐部を通過するまで下流側に搬送し、用紙後端
    が分岐部を通過した後、用紙が後端側から前記第2搬送
    路の第2処理手段側に搬送されるように前記搬送手段を
    制御する搬送制御手段と、 を備えた用紙処理装置。
  2. 【請求項2】画像形成装置の画像形成部から排出されて
    きた用紙を処理するための用紙処理装置であって、 用紙が導入される用紙導入部と、 用紙が排出される用紙排出部と、 前記用紙導入部と用紙排出部とを連結する第1搬送路
    と、 前記第1搬送路に設けられ、用紙に第1の処理を施す第
    1処理手段と、 前記第1搬送路の途中において、前記用紙排出部から上
    流側に向けて搬送される用紙が案内されるように下方に
    分岐する第2搬送路と、 前記第2搬送路に配置され、用紙に第2の処理を施す第
    2処理手段と、 用紙に施す処理を指定するための処理指定手段と、 用紙を前記第1及び第2搬送路中で搬送するための搬送
    手段と、 前記処理指定手段で第2処理が指定されたとき、前記第
    1搬送路中の用紙の一部に、前記第1搬送路の分岐部か
    ら前記第2処理手段での処理時に前記第2搬送路中に位
    置する用紙後端までの搬送距離分のループを形成し、用
    紙後端を前記第1搬送路の分岐部より下流側に搬送する
    ループ形成手段と、を備えた用紙処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0772954B2 (ja) * 1985-08-29 1995-08-02 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置
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