JPH0811385B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0811385B2
JPH0811385B2 JP2186901A JP18690190A JPH0811385B2 JP H0811385 B2 JPH0811385 B2 JP H0811385B2 JP 2186901 A JP2186901 A JP 2186901A JP 18690190 A JP18690190 A JP 18690190A JP H0811385 B2 JPH0811385 B2 JP H0811385B2
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punch
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豊 重村
隆 近藤
秀夫 梅澤
純一 大浦
光晴 芳本
哲 矢野
幸洋 伊藤
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三田工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は画像形成装置に関し、より詳細には、画像形
成後の用紙に、綴じ込み用のパンチ孔を自動的に形成す
るための、穿孔機構を備えた画像形成装置に関するもの
である。
<従来の技術と発明が解決しようとする課題> 従来、感光体の表面に形成された静電潜像を顕像化し
たのち用紙に転写して画像処理を行い、画像処理後の用
紙を加熱等により定着処理して用紙表面に定着させる、
いわゆるカールソンプロセスを用いて、用紙の表面に画
像を形成する画像形成装置として、当該装置の動作に連
動して、自動的に、綴じ込み用のパンチ孔を用紙に形成
するための穿孔機能を付加したものが種々提案されてい
る。
上記穿孔機能を有する画像形成装置には、大別して、
画像処理前の用紙に予めパンチ孔を形成するタイプのも
のと、画像処理、定着処理後の用紙にパンチ孔を形成す
るタイプのものとがあるが、画像処理前の用紙にパンチ
孔を形成する場合には、パンチ孔の形成時に発生する紙
粉が形成画像に悪影響を与える虞があるため、現在で
は、画像処理、定着処理後の用紙にパンチ孔を形成する
タイプのものが一般化しつつある。
画像処理、定着処理後の用紙にパンチ孔を形成するタ
イプの画像形成装置は、一般に、ストッパを用紙の先端
部に当接させるか、或いは、用紙を装置外に排出するた
めの排出ローラを、用紙の先端部を挾み込んだ状態で一
時停止させる等により、用紙を用紙搬送部内で停止させ
た後、パンチ刃と、このパンチ刃を導入するパンチダイ
とからなる穿孔部により、用紙の先端部近傍にパンチ孔
を形成するよう構成されている。
しかし、上記装置では、用紙の停止時に、用紙の後端
部が、常時回転している排出経路の搬送ローラに噛み込
まれていると、用紙にシワや折れ等が生じる虞がある。
また、上記用紙の後端部が、用紙を加熱して転写画像を
定着させるための定着装置に噛み込まれた状態で、用紙
が停止されると、用紙の、定着装置に噛み込まれた部分
が必要以上の加熱を受けて変質する虞がある。
そこで、上記シワや折れ、熱による変質等を防止する
ため、第7図に示すように、用紙搬送部Yのうち、用紙
排出口Y1の近傍に、パンチ刃X1aおよびパンチダイX1bか
らなる穿孔部X1、用紙の先端に当接するストッパX2、並
びに、上記穿孔部X1によるパンチ孔の形成時に回転を停
止する排出ローラX3からなる穿孔機構Xを設けると共
に、この穿孔機構Xと、常時回転している搬送ローラY2
との間に、用紙Pを、図中一点鎖線で示すように湾曲さ
せて滞留させる滞留部Zを備えた画像形成装置が提案さ
れている(特開昭58−140755号公報参照)。なお、図中
符号X4は、用紙Pの先端部を検知してストッパX2を図中
黒矢印で示すように突出させると共に、排出ローラX3の
回転を停止させるためのセンサを示している。
上記画像形成装置によれば、用紙Pの先端部がストッ
パX2および排出ローラX3によって停止された際に、後端
部が搬送ローラY2に挾み込まれるような大判の用紙Pの
場合には、搬送ローラY2の回転に伴って用紙Pの後端部
が押出されて、図中一点鎖線で示すように、滞留部Z内
に、シワや折れ等を生じることなく、湾曲状態で滞留さ
れる。
しかし、上記滞留部Zに滞留する用紙にシワや折れを
生じさせないためには、図にみるように、用紙を緩やか
に湾曲させる必要があり、滞留部Zは、上下方向並びに
用紙の搬送方向に大きなスペースを必要とするので、画
像形成装置を小形化することができないという問題があ
る。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであっ
て、用紙のシワや折れ、熱による変質等を防止すること
ができ、しかも、大きなスペースを必要とせず、小形化
が可能な画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解決するための、本発明の画像形成装置
は、画像処理部と、この画像処理部に用紙を供給し、画
像処理後の用紙を定着処理部で定着処理したのち排出手
段によって装置外に排出する用紙搬送部と、用紙の先端
部または後端部を検知する検知手段と、上記用紙搬送部
の、定着処理部よりも下流側に配置され、用紙の後端部
側にパンチ孔を形成する穿孔部と、この穿孔部によるパ
ンチ孔の形成に際し、上記検知手段からの検知信号に基
づいて、排出中の用紙を、その後端部側を穿孔部に臨ま
せた状態で一時停止させ、パンチ孔の形成後、用紙を装
置外に排出させるように排出手段の駆動を制御する駆動
制御手段とを備えることを特徴としている。
<作用> 上記構成からなる、本発明の画像形成装置によれば、
検知手段が用紙の先端部または後端部を検知すると、駆
動制御手段が、上記検知手段からの検知信号に基づい
て、排出中の用紙を、その後端部側を穿孔部に臨ませた
状態で一時停止させ、穿孔部が、用紙の後端部近傍にパ
ンチ孔を形成するので、パンチ孔形成のために一時停止
した用紙が、穿孔部の上流側に配置された、用紙搬送部
の他の部分と接触する虞がない。
<実施例> 以下、本発明の画像形成装置を、実施例を表わす図面
を参照しつつ詳細に説明する。
第1図は本発明の画像形成装置の一実施例としての、
複写機の全体を示しており、この複写機は、上部に原稿
載置板11および原稿押え12を有するケーシング1の内部
に、光学系2、画像処理部3、第1の用紙搬送部4、第
2の用紙搬送部5、中間トレイ6、および、穿孔部7を
備えている。
光学系2は、光源21、ミラー22,23,24、光学要素25、
およびミラー26から構成され、光源21により上記原稿載
置板11の上にセットされた原稿(図示せず)を露光し、
原稿からの反射光を、図中一点鎖線で示すように、ミラ
ー22,23,24、光学要素25、およびミラー26を通して、画
像処理部3に導くためのものである。
画像処理部3は、一方向に回転する感光体ドラム31の
周囲に、帯電チャージャー32、現像装置33、転写チャー
ジャー34、分離チャージャー35、およびクリーナ36をこ
の順に配設することで構成されている。そして、上記画
像処理部3においては、帯電チャージャー32により一様
に帯電させた感光体ドラム32の表面に原稿からの反射光
を導くことによって、原稿像に対応する静電潜像を形成
し、この静電潜像を現像装置33によりトナー像に顕像化
し、転写チャージャー34によりトナー像を用紙Pの表面
に転写し、分離チャージャー35により感光体ドラム31の
表面から用紙Pを剥離させた後、感光体ドラム31の表面
に残留するトナーをクリーナ36により回収することで、
画像処理の1サイクルが完了する。
第1の用紙搬送部4は、給紙ローラ41a,41b,41c、給
紙路42a,42b,42c、レジストローラ43、搬送ローラ44、
搬送ベルト45、熱定着装置46、搬送ローラ47、および排
出手段としての一対の排出ローラ48を備えている。
給紙ローラ41a,41b,41cは、ケーシング1の側部に着
脱可能に装着された給紙カセット13a,13bまたはスタッ
キングバイパス14から用紙Pを1枚づつ送り込む。
レジストローラ43、搬送ローラ44は、上記給紙カセッ
ト13a,13bまたはスタッキングバイパス14から送り込ま
れた用紙Pを、感光体ドラム31の回転にタイミングを合
わせて画像形成部3に送り込む。
熱定着装置46は、画像形成部3で画像形成された用紙
Pに熱および圧力を加えることで、トナー像を用紙Pの
表面に定着させる。
排出ローラ48は、第2図中に破線で示すように、複写
機の駆動系とは別の、独立した排出駆動系Gに接続され
ており、用紙Pへのパンチ孔の形成モード時には、穿孔
部7によるパンチ孔の形成を用紙Pの後端部側で行うた
め、駆動制御手段Cによって上記排出駆動系Gを制御す
ることで、当該用紙Pの後端部側を穿孔部7に臨ませた
状態で一時停止するように駆動が制御される。このた
め、パンチ孔の形成時には、用紙Pは、後端部側が排出
ローラ48によって挾まれ、先端部側がケーシング1から
外部へ押し出された状態で一時停止するので、当該用紙
Pが、穿孔部7の上流側に配置された、常時回転してい
る搬送ローラ47や熱転写装置46と接触するおそれがな
い。
排出駆動系Gは、駆動制御手段Cからの信号に基づい
て回転が制御されるステッピングモータG1と、一対の排
出ローラ48のうち下側のローラに取り付けられたギヤG5
と、上記ステッピングモータG1の回転をギヤG5に伝える
複数のギヤG2〜G4とを備えている。なお、上記ステッピ
ングモータG1は、用紙Pを装置外へ排出させる方向への
回転だけでなく、上記と反対方向へも回転することがで
き、後述するように、第2の用紙搬送部5の搬送ローラ
51aを、正逆両方向に回転させるためにも使用される。
第2の用紙搬送部5は、第1図に示すように、上記第
1の用紙搬送部4の、搬送ローラ47と排出ローラ48との
間に設けられた切換爪49の部分から分岐して、中間トレ
イ6を介してレジストローラ43に接続されている。
この第2の用紙搬送部5は、切換爪49の部分から分岐
して、用紙Pを中間トレイ6に導く前半部分5aと、この
前半部分5aの途中に設けられた切換爪52の部分から分岐
して、用紙Pを反転させたのち中間トレイ6に導く反転
部分5bと、中間トレイ6の一端に配置された再給紙ロー
ラ53からレジストローラ43に至る後半部分5cとを含んで
いる。前半部分5aは、案内路50a,50b,50c、搬送ローラ5
1a,51b、および切換爪52を含み、反転部分5bは、案内路
50d,50e、搬送ローラ51cを含み、後半部分5cは、再給紙
ローラ53、搬送ローラ54a,54b,54c、および給紙路55a,5
5b,55cを含んでいる。上記第2の用紙搬送部5のうち、
搬送ローラ51aは、前記のように、排出駆動系Gのステ
ッピングモータG1により駆動される。すなわち、上記搬
送ローラ51aには、第2図中に破線で示すように、タイ
ミングベルトG6、ギヤG7,G8を介して、ステッピングモ
ータG1の回転が伝えられる。
この実施例の静電式複写機を用いて、用紙Pに1回だ
け画像形成を行うには、画像形成部3で画像形成された
用紙Pを、第1の用紙搬送部4によって搬送して、受け
皿15上に排出する。
上記静電式複写機を用いて、同一の用紙Pに2回以上
の画像形成を行う場合には、第2図中に一点鎖線で示す
ように切換爪49を切り換えて、画像形成部3で一度画像
形成された用紙Pを第2の用紙搬送部5に搬送し、中間
トレイ6に一旦収容したのち画像形成部3に搬送して、
再度、画像形成を行わせる。用紙Pの同一面に2回目の
画像を形成するには、一度画像形成された用紙Pを、第
2の用紙搬送部5のうち、前半部分5aを通して中間トレ
イ6に搬送し、次いで、後半部分5cを通して再度画像形
成部3に搬送する。この際、搬送ローラ51aは、他の搬
送ローラ51bと同じ方向に回転する。用紙Pの反対側の
面に2回目の画像を形成するには、一度画像形成された
用紙Pを、第2の用紙搬送部5のうち前半部分5aに搬入
し、次に、前半部分5aの搬送ローラ51aを逆方向に回転
させて、用紙Pを切換爪52のところから反転部分5bに搬
入し、この反転部分5bを通して、先程とは裏返しの状態
で中間トレイ6に搬送し、次いで、後半部分5cを通して
再度画像形成部3に搬送する。
穿孔部7は、第1の用紙搬送部4の、切換爪49と排出
ローラ48との間に配置されており、第2図ないし第4図
(a)〜(c)に示すように、保持具71によって上下動
自在に保持された一対のパンチ刃72,72と、このパンチ
刃72,72を上昇位置に保持するコイルバネ73,73と、上記
パンチ刃72,72を受けるパンチダイ74と、上記パンチ刃7
2,72を下方へ押し下げて、用紙Pにパンチ孔を形成させ
るためのカム75,75とを備えている。
また、パンチダイ74の下方には、パンチ刃72,72によ
って打ち抜かれたパンチ孔の抜きカスP1(第4図(c)
参照)を回収する回収箱76が配置されている。
保持具71は、第4図(a)〜(c)に示すように、下
側の水平枠71aの下面が用紙搬送部4の上案内板を兼
ね、上下の水平枠71a,71bに、パンチ刃72が挿通される
挿通孔が形成された断面略コ字状の枠体により構成され
ている。また、この保持具71の、下側の水平枠71aの上
面には、パンチ刃72が挿通されると共に、コイルバネ73
が外嵌されたブッシュ71cが取り付けられており、水平
枠71aの下面には、全体が合成樹脂製フィルム等からな
り、パンチ孔の形成時に、用紙Pをパンチダイ74に押
圧、固定するための用紙押さえFが、先端部をパンチダ
イ74の上面に弾性的に当接させた状態で取り付けられて
いる。
パンチ刃72は、下端部に切れ刃72bを有し、上端部が
カム75と当接する円柱体からなり、途中に設けられた鍔
部72aを、前記保持具71の上側の水平枠71bとブッシュ71
cとの間に配置すると共に、この鍔部72aとブッシュ71c
との間にコイルバネ73を介装した状態で、上下の水平枠
71a,71bの挿通孔に、上下動自在に挿通されており、上
記コイルバネ73によって上昇位置に保持されている。
パンチダイ74は、上記パンチ刃72,72に対応する位置
に、当該パンチ刃72,72を導入する通孔74a,74a(第4図
(a)〜(c)においては、紙面に垂直な方向に配列さ
れた一方のみを示す)が形成された、用紙搬送部4の下
案内板を兼ねる板体により構成されている。
一対のカム75,75は、第3図に示すように、一本の回
転軸75aに取り付けられており、複写機の駆動系によっ
て、この回転軸75aを回転させることで、第4図(a)
〜(c)に示すように、パンチ刃72,72の上端部に当接
して、当該パンチ刃72,72を下方へ押し下げ、用紙Pに
パンチ孔を形成させるようになっている。
なお、上記穿孔部においては、回転軸75aを回転させ
た際に、カム75によるパンチ刃72の押圧力が、パンチ刃
72の移動方向に効率的に加えられるようにするため、第
4図(a)に示すように、回転軸75aの軸心を、パンチ
刃72の軸線に対して、寸法αだけ水平方向にずらしてあ
る。
また、上記一対のカム75,75は、一対のパンチ刃72,72
による用紙Pへのパンチ孔の形成タイミングをずらし
て、回転軸75aや駆動系にかかる負荷を軽減するため、
第3図中に実線で、また、第2図中に一点鎖線で示すよ
うに、互いの位相がずらされた状態で、回転軸75aに取
り付けられている。
また、上記回転軸75aの、一対のカム75,75の間には、
第3図に示すように、アメリカ合衆国規格の3つのパン
チ孔にも対応できるように、3つ目のカム75′が、両側
のカム75,75の中間の位相で配置されている。この3つ
目のカム75′を使用して、用紙Pに3つのパンチ孔を形
成するには、保持具71に、3つのパンチ刃を設けておけ
ば良い。また、用紙Pに4つ以上のパンチ孔を形成する
ためには、それに応じた個数のカムが取り付けられた回
転軸と、上記カムの同数のパンチ刃を構成すれば良い。
なお、この実施例の複写機では、上記穿孔部7のう
ち、カム75,75以外の部分が、排出ローラ48および切換
爪49と共に、回動軸U1を中心として回動されることで、
ケーシング1から一体的に引き出すことができるよう
に、第2図中に二点鎖線で示すように、ユニットUとし
て構成されている。そして、用紙詰まり(ジャム)が発
生した際には、第3図に示すように、このユニットUを
回動させて、カム75とパンチ刃72との連携を解除し、パ
ンチ刃72をフリーな状態にすると共に、装置内部を露出
させることで、ジャム処理を容易に行えるようになって
いる。また、回収箱76内の抜きカスP1を処理する際に
は、上記ユニットUを回動させて、回収箱76を取り出せ
ば良い。
なお、上記ユニットUの前面には、第2図および第5
図に示すように、回収箱76内の抜きカスの量を確認する
ため、合成樹脂等からなる透明板が嵌め込まれた窓U2が
設けられている。
ところで、上記窓は、ケーシング1の前面に配置され
ていても良い。その場合には、窓が形成されるケーシン
グ1の前面板と回収箱76との間に介在する、ユニットU
の側板等の各部材に、窓と同程度の大きさの切り欠きを
設ければ良い。
検知手段としてのセンサSは、前記のように、第1の
用紙搬送部4の、熱定着装置46と搬送ローラ47との間に
配置されており、用紙Pの後端部を検知する働きと、用
紙詰まりを検知する働きとを兼ね備えている。すなわ
ち、上記センサSは、熱定着装置46から用紙Pが送り出
されると、アームS1が第2図中に一点鎖線で示すように
倒され、次いで、用紙Pが通過すると、同図中に実線で
示すようにアームS1が再び起立して、その際に用紙Pの
後端部を検知する。また、一度倒されたセンサSのアー
ムS1が所定時間経過後に起立していない場合には、用紙
詰まりと判断されるのである。
上記各部からなる、この実施例の複写機においては、
パンチ孔を形成するモード時には、画像処理、定着処理
済みの用紙Pが熱定着装置46から排出され、センサS
が、この用紙Pの後端部を検知すると、駆動制御手段C
が、この検知信号に基づいて、ステッピングモータG1の
回転を停止させて、用紙Pの後端部側を穿孔部7に臨ま
せた状態で排出ローラ48の駆動を一時停止させる。次
に、穿孔部7により、用紙Pの後端部近傍にパンチ孔が
形成されると、上記駆動制御手段Cは、ステッピングモ
ータG1を回転させて、再び排出ローラ48を駆動させ,パ
ンチ孔形成後の用紙Pを装置外の受け皿15上に排出させ
る。なお、上記駆動制御手段Cとしては、第6図に示す
ように、複写機の駆動系の何れかの軸J1と一対の排出ロ
ーラ48の一方のローラ48bとの間に設けられた電磁クラ
ッチKと、センサSからの信号に基づいて、上記クラッ
チKを断続させる制御部C1とを備えたものを用いても良
い。
なお、センサSが用紙Pの後端部を検知したのち、当
該用紙Pを一時停止させるタイミングは、例えば、セン
サSによる用紙P後端部の検知時に計時を開始して、所
定時間計時した時点で信号を出すタイマーや、排出ロー
ラ48等の回転をロータリーエンコーダ等によってパルス
化して、そのパルスを計数し、パルスが所定回数計数さ
れた時点で信号を出すパルスカウンタ等によって制御さ
れる。
また、上記信号を出力するまでの設定計時時間やパル
スの設定計数を調整できる調整機能を有するタイマーや
パルスカウンタを、駆動制御手段における調整手段とし
て使用することにより、例えばタイマーの場合には、設
定計時時間を0秒から適宜の範囲内で調整し、パルスカ
ウンタの場合には、パルスの設定計数値を0から適宜の
範囲内で調整して、センサSによる用紙Pの後端部の検
知後、排出ローラ48を停止させるまでのタイミングを調
整できるようにしても良い。なお、上記タイミングの調
整は、例えば、複写機の操作盤に設けた選択スイッチ等
の操作手段により行うようにすれば良い。
上記構成からなる、この実施例の複写機においては、
パンチ孔の形成時には、用紙Pの後端部側が穿孔部7に
臨んだ状態で、排出ローラ48が停止されて、穿孔部7に
よって用紙Pの後端部近傍にパンチ孔が形成されるの
で、用紙Pは、この穿孔部7の上流側に配置された、常
時回転している搬送ローラ47や熱転写装置46等と接触す
る虞がなく、シワや折れ、熱による変質等が防止され
る。したがって、穿孔部7を、上記搬送ローラ47や熱転
写装置46等の、第1の用紙搬送部4の他の部材と近接さ
せて配置することができる。
また、上記駆動制御手段に、前述した調整手段が設け
られている場合には、この調整手段によって用紙Pの一
時停止までのタイミングを調整することにより、用紙P
の後端部近傍に形成されるパンチ孔の位置を種々変更す
ることが可能となる。
なお、本発明の画像形成装置は、上記実施例に限定さ
れるものではない。
例えば、図の実施例においては、検知手段として、用
紙搬送部4に設けられたセンサSを用いていた。しか
し、上記検知手段としては、用紙Pが供給された給紙カ
セットの種類等、前もって入力された用紙サイズのデー
タから用紙Pの長さを判定し、この用紙Pの長さのデー
タと、予め設定された、レジストローラ43から穿孔部7
までの距離のデータとから、用紙Pの後端部の位置、す
なわち用紙Pの後端部から穿孔部7までの距離を、演算
処理によって算出、検知する検知手段が設けられていて
も良い。そして、上記検知手段によって検知された、用
紙Pの後端部から穿孔部7までの距離のデータは、例え
ば、用紙Pを一時停止させるタイミングを設定するため
の所定パルス数または所定計時時間のデータとして、前
記駆動制御手段に入力され、この駆動制御手段による排
出ローラ48の制御に用いられる。
また、駆動制御手段は、センサSによって用紙Pの前
端部を検知して、その信号と、用紙Pの長さとの関係か
ら、排出ローラ48を制御して、用紙Pの後端部側を穿孔
部7に臨ませた状態で一時停止させるものでも良い。
図の実施例では、排出手段として排出ローラ48が用い
られていたが、上記排出手段はベルトにより構成するこ
ともできる。
また、図の実施例では、パンチ刃72が、カム75により
上下されるようになっていたが、ソレノイド等により上
下されるようになっていても良い。
排出手段、検知手段、穿孔部の配置は、図の実施例に
は限定されない。
穿孔部7は、光学系2、画像形成部3、第1および第
2の用紙搬送部4,5および中間トレイ6等が配置された
ケーシング1に外付けされる、別のケーシング内に配置
されていても良い。
図の実施例は、画像形成装置の一例としての複写機を
示していたが、本発明の構成は、レーザービームプリン
タ等の他の画像形成装置に適用することができる。
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計
変更を施すことができる。
<発明の効果> 本発明の画像形成装置は、以上のように構成されてお
り、パンチ孔の形成時には、検知手段によって用紙の先
端部または後端部を検知後、用紙が所定距離搬送された
時点で、駆動制御手段により、排出手段が、用紙後端部
側に穿孔部に臨ませた状態で停止されて、穿孔部により
用紙の後端部近傍にパンチ孔が形成されるので、用紙
は、この穿孔部の上流側に配置された、用紙搬送部の他
の部分と接触する虞がなく、シワや折れ、熱による変質
等が防止される。したがって、本発明の画像形成装置
は、上記穿孔部を、用紙搬送部の他の部分と近接させて
配置することができ、大きなスペースを必要とせず、小
形化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像形成装置の一実施例としての複写
機の構成を示す模式的断面図、第2図は上記実施例の要
部としての穿孔部の近傍を拡大した断面図、第3図は上
記実施例において穿孔部等が配置されたユニットを回動
させて内部を露出させた状態を示す斜視図、第4図
(a)〜(c)は、それぞれ、上記実施例に用いられた
穿孔部によるパンチ孔の形成手順を示す断面図、第5図
は前記ユニットを閉じた状態を示す斜視図、第6図は排
出手段の駆動を制御する駆動制御手段の変形例を示す斜
視図、第7図は従来の穿孔機構を示す模式的断面図であ
る。 S……センサ(検知手段)、C……駆動制御手段、 3……画像処理部、4……第1の用紙搬送部、 7……穿孔部、46……定着処理部、 48……排出ローラ(排出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 37/00 9245−3F G03G 15/00 534 (72)発明者 大浦 純一 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 芳本 光晴 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 矢野 哲 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 幸洋 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体の表面に形成された静電潜像を顕像
    化したのち用紙に転写する画像処理部と、この画像処理
    部に用紙を供給し、画像処理後の用紙を定着処理部で定
    着処理したのち排出手段によって装置外に排出する用紙
    搬送部と、用紙の先端部または後端部を検知する検知手
    段と、上記用紙搬送部の、定着処理部よりも下流側に配
    置され、用紙の後端部側にパンチ孔を形成する穿孔部
    と、この穿孔部によるパンチ孔の形成に際し、上記検知
    手段からの検知信号に基づいて、排出中の用紙を、その
    後端部側を穿孔部に臨ませた状態で一時停止させ、パン
    チ孔の形成後、用紙を装置外に排出させるように排出手
    段の駆動を制御する駆動制御手段とを備えることを特徴
    とする画像形成装置。
JP2186901A 1989-07-18 1990-07-13 画像形成装置 Expired - Lifetime JPH0811385B2 (ja)

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