JP5959858B2 - 自動カードカッタ装置 - Google Patents

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本発明は、自動カードカッタ装置に関する。
従来の自動カードカッタ装置は、用紙を搬送方向に切断する上下一対の回転片刃と、用紙を搬送方向に直交する横方向に切断する横カッタ部と、を備えていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−201646号公報
例えば、従来は、図9に二点鎖線で示すような1枚の下片刃99を有する複数個のスリッタヘッド9,9を備えていた。
そして、複数個のスリッタヘッド9,9は、二点鎖線で示す用紙90の縦帯状中間不要部92を除去するために、縦帯状中間不要部92の左右外側縁92aを切断する第1ヘッド9Aと、縦帯状中間不要部92の左右内側縁92bを切断する第2ヘッド9Bと、を備え、第1ヘッド9Aと第2ヘッド9Bを、搬送方向Xの異なる位置に設けていた。
そのため、スリッタヘッド9,9の個数が多くなると共に、装置全体の大きさが搬送方向Xに長くなり大型になるといった問題があった。
また、縦帯状中間不要部92を所定の幅寸法Wで切断するために、第1ヘッド9Aと第2ヘッド9Bの横方向Y位置を正確かつ高精度に位置決めする必要がある。しかし、両ヘッド9A,9Bの横方向Y位置を高精度に位置決めして、幅寸法Wの公差を小さくすることは至難であった。
そこで、本発明は、搬送方向に沿った寸法がコンパクトで、縦帯状中間不要部を容易かつ高精度に帯状に切断可能な自動カードカッタ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動カードカッタ装置は、用紙を搬送する複数の搬送ローラと、該用紙を搬送方向に切断する複数のスリッタヘッドと、該用紙を上記搬送方向に直交する横方向に切断する横カッタ部と、を備え、上記用紙を複数のカードに分割裁断する自動カードカッタ装置に於て、複数の上記スリッタヘッドは、1枚の上刃と、該上刃の一方の側面縁部に当接する1枚の下刃と、を有し、該上刃と該下刃がユニットとして横方向に移動して横方向位置調整自在に設けられると共に上記用紙の側縁部を帯状に切り落とす側縁用ヘッドと、1枚の円形板状の上刃と、該上刃の左右側面縁部に夫々当接する左右一対の下刃と、を有し、該上刃と該下刃がユニットとして横方向に移動して横方向位置調整自在に設けられると共に上記用紙の縦帯状中間不要部を帯状に切り落とす中間用ヘッドと、から成り、上記側縁用ヘッドの上刃は、上記側縁用ヘッドのケーシングに支持される短軸に空転自在に取着され、上記側縁用ヘッドの回転駆動される下刃と当接する上記一方の側面縁部の摩擦力によって連れ廻りし、上記中間用ヘッドの上刃は、直角エッジ部を有すると共に、上記中間用ヘッドのケーシングに支持される短軸に空転自在に取着され、上記中間用ヘッドの回転駆動される左右一対の下刃と当接する上記左右側面縁部の摩擦力によって連れ廻りし、上記側縁用ヘッドと上記中間用ヘッドを上記搬送方向の異なる位置に配設し、複数個の上記側縁用ヘッドを上記搬送方向の同位置に配設すると共に複数個の上記中間用ヘッドを上記搬送方向の同位置に配設し、上記スリッタヘッドは、搬送される上記用紙の下方位置に配設された位置調整用のスクリューシャフトが螺合して挿通するためのナット部が設けられると共に、横隣りの上記スリッタヘッドと螺合する別のスクリューシャフトが螺合せずに挿通するための逃がし孔が設けられ、横方向に隣り合う上記スリッタヘッドを相互に接近・離間可能に構成したものである。
た、上記複数の搬送ローラに駆動回転体の回転力を伝達するタイミングベルトを備え、上記タイミングベルトを、上記スリッタヘッド近傍に配設されるスリッタ側搬送ローラに回転力を伝達する第1タイミングベルトと、上記横カッタ部近傍に配設され上記用紙が上記横方向に切断される場合の位置決めを行なう位置決め用搬送ローラに回転力を伝達する第2タイミングベルトと、に分割したものである。
本発明によれば、スリッタヘッドの個数が少なく、製造が容易でコストダウンが図れると共に、用紙搬送方向に小さいコンパクトな装置にできる。縦帯状中間不要部を、所定の幅寸法に正確かつ高精度に切断して除去できる。様々なカットレイアウトや印刷のズレに容易かつ迅速に対応できる。
本発明の自動カードカッタ装置の実施の一形態を示す斜視図である。 スリッタヘッド及びカットレイアウトの一例を示す簡略平面図である。 スリッタヘッド及びカットレイアウトの一例を示し、一部断面にて示した簡略平面図である。 要部の斜視図である。 図4の一部要部を透視して描いた部分透視図である。 上刃及び下刃の一例を示す要部拡大正面図である。 タイミングベルト及び搬送ローラの一例を示す断面側面図である。 作用を説明するための簡略平面図である。 従来の自動カッタ装置を説明するための平面説明図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る自動カードカッタ装置は、図1に於て、二点鎖線で示す用紙90が積層状に載置される給紙台7と、用紙90の下面に接触して用紙90を1枚ずつ搬送する複数の搬送ローラ5,5と、用紙90の上面に接触して搬送される用紙90の浮き上がりを防止する複数の押さえローラ37,37と、用紙90を搬送方向Xに切断する複数のスリッタヘッド1,1と、用紙90を搬送方向Xに直交する横方向Yに切断する横カッタ部2と、用紙90が分割裁断されて形成された二点鎖線で示すカードCが貯えられる排紙台8と、を、本体ケーシング3に備えている。また、本体ケーシング3の外部に上方開口箱型の屑箱4を備えている。
ここで、説明を容易にするために、用紙90のカットレイアウトの一例を図2に示す。用紙90は、二点鎖線で区分けしたように、カードCとなるべき複数のカード予定部93と、切り落とされるべき左右の側縁部91,91と、切り落とされるべき前端縁部95及び後端縁部96と、切り落とされるべき複数本の縦帯状中間不要部92,92と、切り落とされるべき複数本の横帯状中間不要部97,97と、を有している。1枚の用紙90から複数枚のカードCを形成する多面取りのカットレイアウトである。例えば、カード予定部93(形成されるカードC)の大きさはポストカード、写真、卓上カレンダシート、名刺等の大小のサイズがある。
縦帯状中間不要部92は、用紙90の横方向Yの中間部で、横方向Yに隣り合うカード予定部93とカード予定部93の間であって、余白部又はドブと呼ばれる箇所である。
横帯状中間不要部97は、用紙90の搬送方向Xの中間部で、搬送方向Xに隣り合うカード予定部93とカード予定部93の間であって、余白部又はドブと呼ばれる箇所である。
図3に於て、複数のスリッタヘッド1,1は、二点鎖線で示す用紙90の左右の側縁部91,91を、帯状に切り落とす左右一対の側縁用ヘッド1A,1Aと、用紙90の縦帯状中間不要部92を帯状に切り落とす複数の中間用ヘッド1B,1Bと、を備えている。
図4乃至図6に示すように、中間用ヘッド1Bは、ヘッド用のケーシング10の上部ケース体10Aに支持される短軸13を有している。短軸13に1つの上刃11を空転自在に外嵌状に取着している。上刃11は、円形板状に形成され、左右側面と外周面が接する角部が直角エッジ(刃)部11aに形成された両刃型である。
また、中間用ヘッド1Bは、ヘッド用のケーシング10の下部ケース体10Bに、上刃11の左右側面縁部11d,11dに夫々当接する左右一対の下刃12,12を有している。
下刃12は、上刃11より薄い正面視円錐台状に形成され、ケーシング10の左右内方寄りに配設される円周状の縁12aがエッジ刃に形成された片刃型である。
また、中間用ヘッド1Bは、下部ケース体10B内に、2枚の下刃12,12の縁12a,12aが、上刃11の左右側面縁部11d,11dへ、夫々、押圧されるように常時弾発付勢する左右一対の弾発付勢部材17,17を有している。弾発付勢部材17はコイルバネから成り、角棒型の回転力伝達軸31に横方向Yにスライド自在に外嵌状に取着されている。
下刃12は、下部ケース体10Bを挿通する角棒型の回転力伝達軸31に横方向Yにスライド自在に外嵌状に取着され回転駆動される。
そして、中間用ヘッド1Bは、左右一対の下刃12,12が上刃11を挟持状に押圧することで発生する当接部位の摩擦力によって、上刃11を連れ回りするように構成されている。下刃12用の回転力伝達軸31は、搬送される用紙90の下方位置で、本体ケーシング3に架設されている。
また、2枚の下刃12,12同士の間隔寸法D(図6参照)は、上刃11の厚みと同等寸法となるように、弾発付勢部材17によって保持され、縦帯状中間不要部92を所定の幅寸法W(図3参照)で切断除去可能としている。また、上刃11の厚み寸法Tを変化させることで、幅寸法Wを変更可能である。また、間隔寸法Dは、3〜15mm、より好ましくは、5〜8mmに設定している。下限値未満であると、印刷ズレがあった場合に、位置調整を迅速に行なうことが困難となる。上限値を越えると、無駄が多く、1枚の用紙90から多数のカードCが得られない。
また、上刃11は、言い換えると、下刃12よりも厚い短円柱状の厚両刃とも言える。下刃12は、言い換えると、上刃11よりも薄い円錐台状の薄片刃とも言える。
また、図示省略するが、用紙90は、上部ケース体10Aと下部ケース体10Bの間を通過するので、上部ケース体10Aと下部ケース体10Bが相互に固着する固着部は、縦帯状中間不要部92が除去されて形成された用紙90の縦スリット部94(図3参照)に対応する位置に配設される。つまり、固着部の横方向Yの位置は下刃12と下刃12の間であり、搬送方向Xの位置は上刃11よりも下流位置(前方位置)である。
次に、図3に示すように、側縁用ヘッド1Aは、ヘッド用ケーシング10内に、1枚の片刃型の下刃12を有している。そして、図示省略するが、中間用ヘッド1Bと同様にヘッド用のケーシング10に支持される短軸に空転自在に取着される1枚の上刃を有している。また、ケーシング10内に、下刃12が、上刃の左右一方の側面縁部に当接するように押圧するコイルバネから成る弾発付勢部材を設けている。また、側縁用ヘッド1Aの下刃12は、ケーシング10を挿通する回転力伝達軸に外嵌され回転駆動され、上刃との当接部位の摩擦力によって、上刃を連れ回りするように設けられている。言い換えると、側縁用ヘッド1Aの切断部の構成は、中間用ヘッド1Bから左右一方の下刃12と弾発付勢部材17を省略した構成であるとも言える。なお、側縁用ヘッド1Aの上刃は中間用ヘッド1Bと同じもの、あるいは、下刃12と同じもの、どちらでも良い。
ここで、図2及び図3に示すように、側縁用ヘッド1Aを2個設け、中間用ヘッド1Bを2個設けている。そして、2個の側縁用ヘッド1A,1Aと、2個の中間用ヘッド1B,1Bを搬送方向Xの異なる位置に配設している。さらに、2個の中間用ヘッド1B,1Bを、搬送方向Xの同位置に配設し、2個の側縁用ヘッド1A,1Aを搬送方向Xの同位置に配設している。
また、2個の中間用ヘッド1B,1B及び2個の側縁用ヘッド1A,1Aは、各々、独立して横方向Yに位置調整自在に設けられている。
具体的には、図3に示すように、各スリッタヘッド1(以下、ヘッド1と呼ぶ場合もある)は、ケーシング10の下部ケース体10Bにスクリューシャフト32が螺合するナット部14が貫設されている。
また、各ヘッド1の下部ケース体10Bには、横隣りのヘッド1と螺合するスクリューシャフト32が、挿通する逃がし孔15が貫設されている。
横方向Yに隣り合うヘッド1,1の内、一方のヘッド1のナット部14と、他方のヘッド1のナット部14と、を搬送方向Xの異なる位置に貫設している。また、横方向に隣り合うヘッド1,1の内、一方のヘッド1の逃がし孔15と、他方のヘッド1の逃がし孔15と、を搬送方向Xの異なる位置に貫設している。つまり、隣り合うヘッド1,1は、相互に、ナット部14及び逃がし孔15の搬送方向Xの位置を相違させている。また、スクリューシャフト32は、搬送される用紙90の下方位置で、本体ケーシング3に架設されている。
1本のスクリューシャフト32は、左右隣り合うヘッド1,1の内、一方のヘッド1に螺合して挿通し、他方のヘッド1に螺合せずに挿通しているため、1本のスクリューシャフト32の回転によって1つのヘッド1が横方向Yに移動自在となっている。
また、複数本のスクリューシャフト32夫々に対応するモータを設けて、各ヘッド1を、夫々、独立して横方向Yに移動可能としている。即ち、横方向Yに隣り合うヘッド1は、相互に接近・離間可能である。
また、電気信号によってスクリューシャフト32用のモータを駆動させ、スクリューシャフト32を回転させて、ヘッド1を横方向Yに位置調整する制御部を備えている。各ヘッド1は、用紙90に印刷されたバーコード等の識別記号をセンサ等で読み取って、又は、予め入力された設定によって、制御部による自動制御にて位置調整される。
また、図4と図5に示すように、各ヘッド1の下部ケース体10Bには、2本のガイド軸33,33が夫々挿通する2つのガイド受け孔16,16が貫設されている。ヘッド1は、2本のガイド軸33,33及び、螺合したスクリューシャフト32によって、姿勢が安定的に保持された状態で横方向Yにスライド自在に設けられている。
また、横方向Yに隣り合うヘッド1,1は搬送方向Xの同位置にガイド受け孔16,16を貫設し、2本のガイド軸33,33を共用している。ガイド軸33は、搬送される用紙90の下方位置で、本体ケーシング3に架設されている。
次に、本体ケーシング3内には、図7に示すように、複数の搬送ローラ5に回転力を伝達するタイミングベルト6を備えている。
タイミングベルト6は、ステッピングモータによって回転駆動されるタイミングプーリから成る駆動回転体36に懸架されると共に、搬送ローラ5の端部に設けられた受けタイミングプーリ部に懸架されている。また、タイミングベルト6は、複数のテンション滑車38によって、張力が付与されている。
ここで、複数の搬送ローラ5は、複数のスリッタヘッド1,1の近傍に配設される複数のスリッタ側搬送ローラ5A,5A(スリッタ側搬送ローラ5A群)と、横カッタ部2近傍に配設され用紙90が横方向Yに切断される場合の位置決めを行なう位置決め用搬送ローラ5B,5B(位置決め用搬送ローラ5B群)と、を備えている。
そして、タイミングベルト6を、駆動回転体36からスリッタ側搬送ローラ5Aに回転力を伝達する第1タイミングベルト6Aと、駆動回転体36から位置決め用搬送ローラ5Bに回転力を伝達する第2タイミングベルト6Bと、に分割して設けている。
また、駆動回転体36を、スリッタ側搬送ローラ5A群よりも、位置決め用搬送ローラ5B群寄りに設けて、第1タイミングベルト6Aの周長よりも第2タイミングベルト6Bの周長を短くし、滑りや伸びを軽減して、駆動回転体36の回転や停止のタイミングが遅れずに、スリッタ側搬送ローラ5A群よりも位置決め用搬送ローラ5B群に対して正確かつ高精度に伝達されるようにしている。
また、横カッタ部2の上下のカッタ刃近傍、かつ、上下のカッタ刃よりも搬送方向Xの上流側(後方側)に、用紙90の前端部を読み取る位置決め用の検知センサを備えている。
また、検知センサの信号や予め入力された設定に基づいて、ステッピングモータを駆動、又は、停止させて、位置決め用搬送ローラ5B群を回転させ、用紙90の送り量を制御する制御部を設けている。
また、本体ケーシング3は、給紙台7が上下方向に移動可能に設けられると共に給紙台7の上下方向移動を制御する制御部が設けられている。
用紙90を積層状態から確実に1枚ずつ搬送でき、重送や紙詰まりを防止している。また、セパレータ等の仕分け部材を設けた場合に比べて、用紙90の厚み毎に、仕分け部材の位置調整や交換作業を行なう必要が無く、使用者の負担を軽減している。
また、ヘッド1によって切断除去された切屑は、搬送ローラ5の下方位置のシューターによって送られ、屑箱4に収容される。屑箱4を本体ケーシング3の内部に収納していないため、切屑の溜り具合がわかりやすく、廃棄も容易に行なえる。
また、本体ケーシング3に、操作部と表示部(モニタ)を一体に形成したタッチパネル型の表示操作部39を設けることで、操作性を向上させている。また、操作状況や操作内容の表示切換、言語表示切換、画像や表示ボタン、表示順序、制御部プログラム変更等、様々な設計変更を容易とし、操作者に理解されやすく視覚的に優れた表示を可能としている。
なお、本発明は、設計変更可能であって、図示した実施形態に限らず、中間用ヘッド1Bを1個又は3個以上設けても良い。また、各ヘッド1は、用紙90に印刷されたバーコード等の識別記号をセンサ等で読み取って、あるいは、予め行なった設定によって、制御部による自動制御に限らず、表示操作部39の操作によって、手動にて所望の位置に調整可能とするも良い。また、スクリューシャフト32を手動にて駆動させて位置調整可能に構成するも良い。また、横カッタ部2は、帯板状の上カッタ刃と帯板状の下カッタ刃とを、鋏のように枢着して、上下方向に揺動接近させることで用紙90を横方向Yに切断するものや、上カッタ刃と下カッタ刃の刃先が水平状のまま接近・離間するギロチン型のもの等横方向に切断可能なものであれば良い。また、用紙90の大きさは、自由である。
なお、本発明に於て、搬送方向Xの上流側又は給紙側を後方側と呼び、搬送方向Xの下流側又は排紙側を前方側と呼ぶ。また、搬送方向Xの上下流方向を縦方向又は前後方向、横方向Yを左右方向、搬送される用紙90の厚み方向を上下方向と呼ぶ。
次に、本発明の自動カードカッタ装置の作用について説明する。
図8(A)に示すように、用紙90が搬送方向Xに送られると、左右一対の側縁用ヘッド1A,1Aによって、左右の側縁部91,91が夫々、縦帯状に切り落とされる。
そして、図8(B)に示すように、用紙90がさらに送られると、左右一対の中間用ヘッド1B,1Bによって、2本の縦帯状中間不要部92,92が、夫々、縦帯状に切り落とされる。縦帯状中間不要部92,92は、所定の幅寸法Wで切断除去される。このように、搬送方向Xの同位置で同時に複数箇所(2箇所)の縦帯状中間不要部92,92を切断除去するため、用紙90に切断力が均一状にかかって、用紙90の詰まりや噛み込みが軽減される。
さらに、用紙90が送られると、横カッタ部2近傍の検知センサにて、用紙90の前端位置が検知され、複数の位置決め用搬送ローラ5Bにて搬送方向Xの位置決めが行なわれ、横カッタ部2へ送られる。
そして、用紙90の搬送方向Xの所定位置で、横カッタ部2によって前端縁部95が切り落とされる。その後、位置決め用搬送ローラ5Bにて、正確かつ高精度に用紙90の送りと停止が繰り返され、用紙90は間欠的に搬送されて、その送りと停止に対応して横カッタ部2が用紙90を切断する。
そして、図8(C)に示すように、横帯状中間不要部97が所定の幅寸法Sで切断除去される。最後に、後端縁部96が切り落とされて、1枚の用紙90の分割裁断が終了し、1枚の用紙90から、所定横寸法及び所定縦寸法に切断された複数枚のカードCが得られる。
以上のように、本発明の自動カードカッタ装置は、用紙90を搬送する複数の搬送ローラ5,5と、用紙90を搬送方向Xに切断する複数のスリッタヘッド1,1と、用紙90を搬送方向Xに直交する横方向Yに切断する横カッタ部2と、を備え、用紙90を複数のカードCに分割裁断する自動カードカッタ装置に於て、複数のスリッタヘッド1,1は、横方向位置調整自在に設けられると共に用紙90の側縁部91を帯状に切り落とす側縁用ヘッド1Aと、1枚の円形板状の上刃11と、上刃11の左右側面縁部11d,11dに夫々当接する左右一対の下刃12,12と、を有し、かつ、横方向位置調整自在に設けられると共に用紙90の縦帯状中間不要部92を帯状に切り落とす中間用ヘッド1Bと、を備えたので、スリッタヘッド1の個数を少なくでき、製造が容易でコストダウンが図れると共に、前後寸法が小さいコンパクトな装置にできる。縦帯状中間不要部92を、所定の幅寸法Wをもって正確かつ高精度に切断して除去できる。即ち、1枚の用紙90から所定寸法のカードCを確実に多数得ることができる。上刃11と下刃12との位置関係及び左右一対の下刃12と下刃12の位置関係を保持したままスリッタヘッド1を横方向Yに移動でき、正確な位置決め作業が不要となり、様々なカットレイアウトや印刷のズレに容易かつ迅速に対応できる。
また、側縁用ヘッド1Aと中間用ヘッド1Bを搬送方向Xの異なる位置に配設し、中間用ヘッド1Bを複数個設けると共に複数個の中間用ヘッド1B,1Bを搬送方向Xの同位置に配設したので、装置全体をよりコンパクトにできると共に、1枚の用紙から縦横寸法が高精度に切断されたカードCをより多く得ることができる。
また、上刃11は、直角エッジ部11aを有すると共に中間用ヘッド1Bのケーシング10に支持される短軸13に空転自在に取着され、回転駆動される下刃12,12との当接部位の摩擦力によって連れ回りするので、搬送される用紙90の上方位置に、本体ケーシング3に架設されるような長い上刃用駆動回転軸が必要なく、用紙90の上方に広い空間を得ることができる。したがって、用紙90の噛み込み等によって発生するジャム屑の処理や、保守・修理作業を容易かつ迅速に行なえる。
また、複数の搬送ローラ5,5に駆動回転体36の回転力を伝達するタイミングベルト6を備え、タイミングベルト6を、スリッタヘッド1,1近傍に配設されるスリッタ側搬送ローラ5Aに回転力を伝達する第1タイミングベルト6Aと、横カッタ部2近傍に配設され用紙90が横方向Yに切断される場合の位置決めを行なう位置決め用搬送ローラ5Bに回転力を伝達する第2タイミングベルト6Bと、に分割したので、正確かつ高精度に用紙90を位置決めできる。また、用紙90を正確かつ高精度にピッチ送りでき、前端縁部95や後端縁部96、横帯状中間不要部97を、所定寸法で切断除去できる。即ち、1枚の用紙90から所定寸法のカードCを確実に得ることができる。
1 スリッタヘッド
1A 側縁用スリッタヘッド
1B 中間用スリッタヘッド
2 横カッタ部
5 搬送ローラ
5A スリッタ側搬送ローラ
5B 位置決め用搬送ローラ
6 タイミングベルト
6A 第1タイミングベルト
6B 第2タイミングベルト
10 ケーシング
11 上刃
11a 直角エッジ部
11d 左右側面縁部
12 下刃
13 短軸
14 ナット部
15 逃がし孔
32 スクリューシャフト
36 駆動回転体
90 用紙
91 側縁部
92 中間不要部
C カード
X 搬送方向
Y 横方向

Claims (2)

  1. 用紙(90)を搬送する複数の搬送ローラ(5)(5)と、該用紙(90)を搬送方向(X)に切断する複数のスリッタヘッド(1)(1)と、該用紙(90)を上記搬送方向(X)に直交する横方向(Y)に切断する横カッタ部(2)と、を備え、上記用紙(90)を複数のカード(C)に分割裁断する自動カードカッタ装置に於て、
    複数の上記スリッタヘッド(1)(1)は、
    1枚の上刃と、該上刃の一方の側面縁部に当接する1枚の下刃(12)と、を有し、該上刃と該下刃(12)がユニットとして横方向(Y)に移動して横方向位置調整自在に設けられると共に上記用紙(90)の側縁部(91)を帯状に切り落とす側縁用ヘッド(1A)と、
    1枚の円形板状の上刃(11)と、該上刃(11)の左右側面縁部(11d)(11d)に夫々当接する左右一対の下刃(12)(12)と、を有し、該上刃(11)と該下刃(12)がユニットとして横方向(Y)に移動して横方向位置調整自在に設けられると共に上記用紙(90)の縦帯状中間不要部(92)を帯状に切り落とす中間用ヘッド(1B)と、
    から成り、
    上記側縁用ヘッド(1A)の上刃は、上記側縁用ヘッド(1A)のケーシング(10)に支持される短軸に空転自在に取着され、上記側縁用ヘッド(1A)の回転駆動される下刃(12)と当接する上記一方の側面縁部の摩擦力によって連れ廻りし、
    上記中間用ヘッド(1B)の上刃(11)は、直角エッジ部(11a)(11a)を有すると共に、上記中間用ヘッド(1B)のケーシング(10)に支持される短軸(13)に空転自在に取着され、上記中間用ヘッド(1B)の回転駆動される左右一対の下刃(12)(12)と当接する上記左右側面縁部(11d)(11d)の摩擦力によって連れ廻りし、
    上記側縁用ヘッド(1A)と上記中間用ヘッド(1B)を上記搬送方向(X)の異なる位置に配設し、複数個の上記側縁用ヘッド(1A)(1A)を上記搬送方向(X)の同位置に配設すると共に複数個の上記中間用ヘッド(1B)(1B)を上記搬送方向(X)の同位置に配設し、
    上記スリッタヘッド(1)は、搬送される上記用紙(90)の下方位置に配設された位置調整用のスクリューシャフト(32)が螺合して挿通するためのナット部(14)が設けられると共に、横隣りの上記スリッタヘッド(1)と螺合する別のスクリューシャフト(32)が螺合せずに挿通するための逃がし孔(15)が設けられ、
    横方向(Y)に隣り合う上記スリッタヘッド(1)(1)を相互に接近・離間可能に構成したことを特徴とする自動カードカッタ装置。
  2. 上記複数の搬送ローラ(5)(5)に駆動回転体(36)の回転力を伝達するタイミングベルト(6)を備え、
    上記タイミングベルト(6)を、上記スリッタヘッド(1)(1)近傍に配設されるスリッタ側搬送ローラ(5A)に回転力を伝達する第1タイミングベルト(6A)と、上記横カッタ部(2)近傍に配設され上記用紙(90)が上記横方向(Y)に切断される場合の位置決めを行なう位置決め用搬送ローラ(5B)に回転力を伝達する第2タイミングベルト(6B)と、に分割した請求項1記載の自動カードカッタ装置。
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