JP2651813B2 - 逆打ち工法における打継部の処理方法 - Google Patents

逆打ち工法における打継部の処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建設物の地下工事に逆打ち工法を採用した
場合、柱や壁等のコンクリートの鉛直方向の打継部に生
じる微小な隙間(先打ちコンクリートの下方に打設され
た後打ちコンクリートの表面がブリージング水の上昇に
伴って沈降することにより先打ちコンクリートと後打ち
コンクリートの間に生じる隙間)に計画的に注入孔を形
成し、該注入孔から膨張剤や無収縮剤入りのセメントペ
ースト等の注入材を注入して、上下のコンクリートを一
体化するようにした逆打ち工法における打継部の処理方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
逆打ち工法における鉛直方向の打継部には、後打ちコ
ンクリートをどのように丁寧に打ち込んでも、ブリージ
ング水の上昇に伴う後打ちコンクリート表面の沈降によ
って上下のコンクリート間に若干の隙間が生じると共
に、その上面部分にレイタンスが溜まることを免れ得な
い。
従って、上記の打継部では、何らかの処理を施して上
記の隙間を埋め、上下のコンクリートを一体化すること
が必要とされている。
この処理方法の一つに、所謂「注入法」がある。
この「注入法」としては、第10図(イ)に示すよう
に、後打ちコンクリートC2の打設後、打継部に交差する
方向からドリルで注入孔2を形成するとか、あるいは、
第10図(ロ)に示すように、打継部に沿ってドリルで注
入孔2を形成し、該注入孔2から膨張剤入りのセメント
ペースト、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂等の注入
材3を注入する方法や、第11図に示すように、予め、先
打ちコンクリートC1の底面S1に下向きに開放した注入溝
8を形成しておき、後打ちコンクリートC2の打設後、前
記注入溝8から同様な注入材3を注入する方法が知られ
ている。
しかしながら、上記のように、ドリルを用いて注入孔
2を形成する方法では、打継部の内部に鉄骨や鉄筋等が
存在するため、ドリルで奥深くまで穿孔できず、その結
果、注入が表面近くでのみ行われ、内部の鉄骨周りまで
注入処理できないことがあった。
また、予め、注入溝8を形成する方法では、後打ちコ
ンクリートC2の打設によって、注入溝8に目詰まりが生
じ、注入が不能又は不完全になることが多かった。
本発明者は、これらの欠点を解消した「注入法」を、
特公昭58−5346号公報(特許第117639号)によって既に
提案している。
これは、第12図(イ)〜(ニ)に示すように、先打ち
コンクリートC1の底面S1に注入孔作製用型枠1を取り付
けた状態で、前記先打ちコンクリートC1の下方に後打ち
コンクリートC2を打設し、後打ちコンクリートC2が硬化
した後、前記型枠1を除去して注入孔2を作製し、該注
入孔2から膨張剤入りのセメントペースト等の注入材3
を注入するようにした打継部の処理方法である。図中の
4は後打ちコンクリート用の型枠である。
尚、注入孔作製用型枠1を除去する手段には、当該型
枠1を抜き取る方法と、溶剤で溶解する方法とがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は、特公昭58−5346号公報によって提案した
処理方法の実用化と、信頼性のより一層の向上を目指し
て、数多くの実験を行った。そして、これらの実験結果
から、上記の処理方法では、注入孔作製用型枠1の縦断
面形状によっては、次のような問題があることを知見し
た。
即ち、第13図に示すように、注入孔作製用型枠1の縦
断面が円形や左右両側Sと上面S′との角部に丸みのあ
る形状や台形である場合、後打ちコンクリートC2が硬化
した後、型枠1の除去(抜取りや溶解)により、注入孔
2をせっかく正確に形成しても、注入材3の注入が不完
全になることがあった。これは、ブリージング水の上昇
に伴って、後打ちコンクリートC2の表面S2が沈降する
際、型枠1の左右両側面Sの上方に位置するコンクリー
ト部分(第14図に符号a,aで示す部分)の沈降が当該側
面Sによって妨げられ、前記コンクリート部分a,aが先
打ちコンクリートC1の底面S1に密着又は近接した状態で
硬化してしまい、注入孔2と打継部の隙間との連続性が
悪くなり、注入孔2から隙間への注入材3の流入が行わ
れなくなるからである。
また型枠1の断面が、正方形あるいはそれに類する形
状で、型枠1の左右両側面Sと先打ちコンクリートC1
底面S1とが直角をなす場合であっても、同様な問題が生
じることがあった。
即ち、第12図にも示したように、先打ちコンクリート
C1の底面S1は、ブリージング水や気泡が逃げ出しやすい
ように傾斜させてあるので、型枠1が底面S1の傾きに対
して斜めに取り付けられた場合や、あるいは、先打ちコ
ンクリート用型枠の組立精度が悪くて、第15図に示すよ
うに、底面S1が左右方向にも傾いている場合には、型枠
1の左右両側面Sが底面S1に対して直角であっても、鉛
直面とはならず、傾きを持つことになる。
従って、これらの場合には、後打ちコンクリートC2
表面S2が沈降する際、型枠1の一側面Sの上方に位置す
るコンクリート部分(第15図に符号aで示した部分)の
沈降が妨げられることになり、注入孔の片側では、先程
と同様な問題が生じるのである。
本発明は、上記の知見に基づいてなされたものであっ
て、その主たる目的は、注入孔作製用型枠の断面形状を
工夫するだけの極めて簡単な構成によって注入孔と打継
部の隙間との連続性を良くし、注入材の注入を奥深くま
で完全に行えるようにすることにある。
本発明の他の目的は、注入孔作製用型枠の周囲どの面
を先打ちコンクリートの底面に貼着しても、型枠両側面
と前記底面となす角度が鈍角なって、注入孔と打継部の
隙間との連続性を良くすることができ、注入孔作製用型
枠の取付け間違いがないように注意を払わなくて済むよ
うにすることにある。
本発明の他の目的は、注入孔作製用型枠が鉄骨や鉄筋
を迂回するように折れ曲がった状態に配置されていて
も、型枠除去による注入孔の形成が可能であり、鉄骨の
裏側へ注入材を直接注入できるようにすることにある。
本発明の他の目的は、注入孔作製用型枠として充分な
太さのものを使用しながらも、当該型枠を除去するため
の溶剤の使用量を節減することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明が講じた技術的
手段は、次の通りである。即ち、本発明は、先打ちコン
クリートの底面に注入孔作製用型枠を取り付けた状態
で、前記先打ちコンクリートの下方に後打ちコンクリー
トを打設し、後打ちコンクリートが硬化した後、前記型
枠を除去して注入孔を作製し、該注入孔から膨張剤や無
収縮剤入りのセメントペースト等の注入材を注入する逆
打ち工法における打継部の処理方法において、前記注入
孔作製用型枠として、当該型枠の左右両側面の上辺が前
記先打ちコンクリートの底面と密着又は近接し、且つ、
前記左右両側面と前記先打ちコンクリートの底面とのな
す角度が鈍角となるような縦断面形状の型枠を使用する
ことを特徴としている。
以上の条件を満たす注入孔作製用型枠の縦断面形状と
して、逆台形、半円形やそれに類する形状等を採用でき
るが、後述する理由により、注入孔作製用型枠の縦断面
形状を正三角形とすることが効果的である。
また注入孔作製用型枠の除去は、当該型枠を抜き取る
ことによって行ってもよいが、後述する理由により、溶
剤で溶解することによって行うことが効果的である。
この場合、注入孔作製用型枠は中実状、中空状の如何
を問わないが、後述する理由により、中空状にすること
が望ましい。
〔作用〕
上記の構成によれば、注入孔作製用型枠の左右両側面
の上縁が先打ちコンクリートの底面と密着又は近接して
いるので、先打ちコンクリートの下方に後打ちコンクリ
ートを打設した際、後打ちコンクリートの一部が注入孔
作製用型枠の上面側にまわり込むことがない。
注入孔作製用型枠の左右両側面と先打ちコンクリート
の底面とのなす角度が鈍角であるため、ブリージング水
の上昇に伴って後打ちコンクリートの表面が沈降する
際、型枠の左右両側面に接するコンクリート部分の重力
による自然な沈降が前記左右両側面によって妨げられな
い。
従って、前記注入孔作製用型枠を除去して形成される
注入孔と打継部の隙間との連続性が確保されることにな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第9図と、従来例の
説明に使用した第12図(イ)〜(ニ)に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、所定の縦断面形状(例えば、逆
台形)に形成された発泡スチロール等の合成樹脂製の注
入孔作製用型枠1を、第12図(イ)に示したように、先
打ちコンクリートC1の底面S1に接着剤、粘着テープ等を
用いて、取り付ける。この取付け状態においては、第2
図(イ)に示すように、前記型枠1の左右両側面Sの上
辺pが前記底面S1に密着又は近接している。そして、同
図に示すように、前記左右両側面Sと前記底面S1とのな
す角度θは鈍角となっている。
しかる後、第12図(ロ)に示したように、先打ちコン
クリートC1の下方に適当な型枠4を組んで後打ちコンク
リートC2を打設する。
後打ちコンクリートC2の表面は、ブリージング水の上
昇に伴って次第に沈降するが、第2図(イ)で示したよ
うに、注入孔作製用型枠1の左右両側面Sと先打ちコン
クリートC1の底面S1とのなす角度θが鈍角になっている
ため、型枠1の左右両側面Sが沈降の妨げとならず、第
2図(ロ)に示すように、左右両側面Sに接するコンク
リート部分もほぼ均一に沈降する。
後打ちコンクリートC2の硬化後、前記型枠4を解体
し、注入孔作製用型枠1の位置にシンナー等の溶剤を流
し込んで、当該型枠1を溶解し、第12図(ハ)に示した
ように、注入孔2を形成する。上述した通り、左右両側
面Sに接するコンクリート部分もほぼ均一に沈降してい
るので、注入孔2は、打継部の隙間に確実に連続するこ
とになる。
しかる後、第12図(ニ)に示したように、前記注入孔
2から注入材3を注入する。この場合、上記の通り、注
入孔2と隙間との連続性が良好であるため、第2図
(ハ)に示すように、注入孔2から両側の隙間への注入
材3の流入が確実に行われ、注入処理が完全に行われる
ことになる。
尚、注入孔作製用型枠1の溶けカスは殆ど無視できる
程度であり、型枠1の溶解後、直ちに注入材3を注入し
てもよいが、注入材3の注入に先立って、注入孔2に注
水し、注入孔2や隙間を水洗いしてもよい。前記注入材
3としては、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂等の樹
脂系注入材や膨張剤や無収縮剤入りのセメントペースト
を使用できる。合成樹脂製注入孔作製用型枠1の材料樹
脂としては、溶剤に溶けて有害な物質を残さない合成樹
脂であれば足り、発泡スチロールがその代表例である。
溶剤としては、シンナー、トルエン、ベンゼン、キシレ
ンのような芳香族系溶剤、エチレンジクロライド、トリ
クロロエチレンのようなハロゲン化炭化水素、ならび
に、酢酸ブチルのようなエーテル類など、各種のものが
採用できる。
注入孔作製用型枠1の縦断面形状は、第3図に示すよ
うな三角形でもよく、第4図に示すような半円形やそれ
に類する形状でもよい。また第5図に示すように、左右
両側面Sの上辺p近傍部を弾性変形可能なヒダ状に形成
し、型枠1の上面S′を先打ちコンクリートC1の底面S1
に貼着した状態において、ヒダ状部分がその弾性復元力
によって底面S1との密着状態を維持するようにしてもよ
い。
第6図は本発明の別の実施例を示す。この実施例は、
注入孔作製用型枠1を中空状(中空部1′を有する形
状)に形成して、前記注入孔2の形成に必要な太さを確
保しながらも、溶剤の使用量を節減した点に特徴があ
る。
第7図は本発明の別の実施例を示す。この実施例は、
注入孔作製用型枠1の縦断面形状を正三角形として、ど
の面を底面S1に貼着しても、上記の条件を満たし得るよ
うに構成した点に特徴がある。中空部1′は第6図の実
施例と同様に溶剤使用量の節減を図ったものである。
上記の各実施例では、いずれも、注入孔作製用型枠1
の除去が、当該型枠1を溶剤で溶解することによって行
われるので、型枠1を直線的に配置する必要がない。従
って、例えば、第8図に示すように、鉄骨5を迂回した
状態に注入孔作製用型枠を配置して溶解することによ
り、折れ曲がった注入孔2を形成し、鉄骨5の裏側に注
入材を直接注入することが可能となる。また同図に示す
ように、地下外壁6の打継部に注入孔2を形成する場
合、各々の型枠1を同方向に傾斜させて配置すること
が、注入材を打継部の隙間に万遍なくいきわたらせる上
で有効である。同図の7は山止め壁である。
尚、後打ちコンクリートC2の硬化後、注入孔作製用型
枠1を抜き取って、注入孔2を作製してもよい。例え
ば、型枠1としてコンクリートの付着しない材質のもの
を使用するか、あるいは表面にグリースを塗布する等、
適当なコンクリートの付着防止手段を講じておき、後打
ちコンクリートがある程度硬化した後、つまり、後打ち
コンクリート用型枠4の解体には早いが、打継部では上
方から大きな力が加わらないため、成形が可能であると
いった適当な硬さまで硬化した時点で、型枠1を前記型
枠4に予め形成された孔から引き抜いて、前記注入孔2
を形成することができる。
また、第9図に示すように、樹脂テープ1aを所定の断
面形状に螺旋巻きして構成した注入孔作製用型枠1を使
用すれば、当該型枠1の一端を軸線方向に引っ張ること
によって、樹脂テープ1aの重なり代が減少すると共に、
型枠1が縮径するため、後打ちコンクリートが完全に硬
化した後でも、僅かな力で抜き取り可能である。図示し
ないが、注入孔作製用型枠1をゴム製にすれば、一端を
引っ張ることによって縮径するので、第2図〜第7図の
ような断面形状でも抜き取りが容易である。
〔発明の効果〕
本発明は、上述した構成よりなり、注入孔作製用型枠
の左右両側面の上辺が先打ちコンクリートの底面と密着
又は近接しているので、先打ちコンクリートの下方に後
打ちコンクリートを打設した際、後打ちコンクリートの
一部が注入孔作製用型枠の上面側にまわり込むことがな
く、しかも、注入孔作製用型枠の左右両側面と先打ちコ
ンクリートの底面とのなす角度が鈍角であるため、ブリ
ージング水の上昇に伴って後打ちコンクリートの表面が
沈降する際、型枠の左右両側面に接するコンクリート部
分の沈降が前記左右両側面によって妨げられることがな
い。
従って、前記注入孔作製用型枠を除去して形成される
注入孔と、打継部の隙間との連続性が確保されることに
なり、注入材の注入を完全に行うことができる。
請求項(2)の方法では、注入孔作製用型枠の縦断面
形状が正三角形であるため、当該型枠のどの面を先打ち
コンクリートの底面に貼着しても、型枠の左右両側面と
先打ちコンクリートの底面とが鈍角となる。従って、型
枠の取付け間違いがないように注意を払う必要がなくな
り、型枠取付け作業の能率と信頼性が向上することにな
る。
請求項(3)の方法では、注入孔作製用型枠を溶剤で
溶かして除去するので、型枠を抜取り可能な形状にする
必要がない。従って、例えば、鉄骨を迂回するように型
枠を折れ曲がった状態に配置して鉄骨の裏側にまで直
接、注入材を注入することが可能となる。
請求項(4)の方法では、注入孔作製用型枠が中空状
であるため、注入作業のしやすい太さの注入孔が得られ
るように、当該型枠を充分な太さに設定しているにもか
かわらず、溶剤の使用量を節減でき、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用される注入孔作製用型枠の一例を
示す斜視図、第2図(イ)〜(ハ)は前記型枠を使用し
て打継部を注入処理する方法を説明する要部の縦断面図
である。 第3図〜第7図は各々本発明の別の実施例を説明する要
部の縦断面図である。 第8図は注入孔作製用型枠の配置例を説明するための建
物地下階の要部の横断平面図である。 第9図は本発明の別実施例を示す抜取り可能な注入孔作
製用型枠の斜視図である。 第10図(イ),(ロ)と第11図は夫々従来例を説明する
ための要部の縦断面図である。 第12図(イ)〜(ニ)は他の従来例の説明と本発明の説
明に共用した概略縦断面図である。 第13図〜第15図は従来例における問題点の説明図であ
る。 1……注入孔作製用型枠、2……注入孔、3……注入
材、C1……先打ちコンクリート、C2……後打ちコンクリ
ート、S……側面、S1……底面。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先打ちコンクリートC1の底面S1に注入孔作
    製用型枠1を取り付けた状態で、前記先打ちコンクリー
    トC1の下方に後打ちコンクリートC2を打設し、後打ちコ
    ンクリートC2が硬化した後、前記型枠1を除去して注入
    孔2を作製し、該注入孔2から膨張剤や無収縮剤入りの
    セメントペースト等の注入材3を注入する逆打ち工法に
    おける打継部の処理方法であって、前記注入孔作製用型
    枠1として、当該型枠1の左右両側面Sの上辺pが前記
    先打ちコンクリートC1の底面S1と密着又は近接し、且
    つ、前記左右両側面Sと前記先打ちコンクリートC1の底
    面S1とのなす角度θが鈍角となるような縦断面形状の型
    枠1を使用することを特徴とする逆打ち工法における打
    継部の処理方法。
  2. 【請求項2】注入孔作製用型枠1の縦断面形状が正三角
    形であることを特徴とする請求項(1)記載の逆打ち工
    法における打継部の処理方法。
  3. 【請求項3】注入孔作製用型枠1が、溶剤に簡単に溶け
    る合成樹脂製であり、後打ちコンクリートC2の硬化後、
    当該型枠1を溶剤で溶かして注入孔を作製することを特
    徴とする請求項(1)又は(2)記載の逆打ち工法にお
    ける打継部の処理方法。
  4. 【請求項4】注入孔作製用型枠1が中空状であることを
    特徴とする請求項(3)記載の逆打ち工法における打継
    部の処理方法。
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