JP2651636B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2651636B2
JP2651636B2 JP3159745A JP15974591A JP2651636B2 JP 2651636 B2 JP2651636 B2 JP 2651636B2 JP 3159745 A JP3159745 A JP 3159745A JP 15974591 A JP15974591 A JP 15974591A JP 2651636 B2 JP2651636 B2 JP 2651636B2
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多色画像形成方法に関
し、更に詳しくは、主にカラープルーフィングに利用さ
れる多色画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー製版、カラー印刷の校
正方法として印刷校正機あるいは印刷本機を使用して校
正刷りを作製する方法が知られている。しかしながらこ
れらの方法による校正刷りの作製には、コストが高い、
時間がかかる、小部数の印刷であるため安定性に欠け
る、更に校正機による場合には、仕上がりが印刷本機と
異なる、安定性に欠ける、熟練作業者が不足している、
等の問題点がある。このため上記の様な印刷校正機ある
いは印刷本機による校正刷りを作成する方法に代わっ
て、より簡易に校正刷りに替わる多色画像を得る方法と
して感光性樹脂を利用した写真法による方法が開発され
ている。これらにはオーバーレイ法と転写法が知られて
いる。
【0003】オーバーレイ法は、透明支持体上に着色感
光性樹脂層を設けてなる感光性シートに分色画像を形成
し、これらを重ね合わせることにより校正刷りを得る方
法であり、特公昭37-11558、特公昭42-14326、特開昭59
-65840、特開昭61-186954 、等に見ることができる。オ
ーバーレイ法は作製作業が容易でありかつ安価であると
いう特徴を有するが、利用する分色画像の数だけ透明支
持体も重ねられてしまう為、透明支持体のもつ着色によ
る色の濁り、表面光沢、等が印刷本機による印刷物と著
しく異なってしまうという欠点を有する。
【0004】一方、転写法による校正刷り作製方法とし
ては、一枚の不透明支持体上に着色画像あるいは着色画
像と不透明支持体とを接着する画像支持層を介して着色
画像を順次形成して得る方法である。
【0005】これらの方法としては、 1) 光化学反応により接着性が変化する感光性接着剤
層を不透明支持体上に熱と圧力により転写し、露光後、
トナーをふりかけて分色画像を得る。更にその上に感光
性接着剤層を同様に転写し、トナーをふりかけて別の分
色画像を形成する作業を繰り返すことにより多色画像を
形成する方法(特公昭48-31323、等)、
【0006】2) 支持体上に感感性あるいは感圧性の
接着剤層と、感光性樹脂層、着色剤層あるいはこれらを
一層にした着色感光性樹脂層を形成した感光性転写シー
トを用意し、接着剤層と、感光性樹脂層、着色剤層ある
いはこれらを一層にした着色感光性樹脂層を不透明支持
体上に熱あるいは圧力により転写後、露光、現像により
分色画像を形成する。更に、その上に同様に接着剤層と
感光性樹脂層、着色剤層あるいはこれらを一層にした着
色感光性樹脂層を転写、露出、現像し別の分色画像を形
成する作業を繰り返すことにより多色画像を形成する方
法(特開昭60-263936、等)、
【0007】3) 支持体上に有機重合体よりなる剥離
層、着色感光性樹脂層を設けてなる感光性転写シートを
露光、現像により剥離層上に分色画像を形成し、任意の
支持体に各色毎に接着剤を用いて転写する方法(特公昭
46-15326、特公昭49-441)、
【0008】4) 熱融着性の接着剤層を有する感光性
転写シート上に分色画像を形成した後、専用の最終支持
体となる受像シート上に熱と圧力をかけて接着剤層と分
色画像を転写する方法(特開昭51-5101 、特開昭60-286
49)、コート紙、アート紙等の印刷本紙に直接転写する
方法(特開昭47-41830)、
【0009】5) 熱融着性の接着剤層を有する感光性
転写シート上に分色画像を形成した後、剥離層を有する
受像シート上に全ての色の接着剤層と分色画像を熱と圧
力をかけて転写した後、受像シートの剥離層と共に転写
された全ての色の接着剤層と分色画像を熱と圧力をかけ
て任意の支持体へ転写する方法(特開昭61-286857 、特
開昭59-97140)、などが知られている。
【0010】しかしながら、 1)の方法は、感光フィルムが一種類でよいこと、使用
するトナーの色調を選択することにより数多くの色調の
画像を得られるという優れた点があるが、不透明支持体
上で露光、現像を繰り返さなければならず、露光、現
像、転写の各工程を別個にまとめて行なうことができな
いため作業性が悪い、専用の不透明支持体上に最終画像
が形成され印刷本紙上に画像を形成することができな
い、という欠点があった。
【0011】2)の方法は、使用する色調は感光性転写
シートの色に限定されてしまうもののトナーを振りかけ
るという作業が不必要であり、安定した濃度、色調が得
られるものの、1)と同様に専用の不透明支持体上で露
光、現像を繰り返さなければならず、露光、現像、転写
の各工程を別個にまとめて行なうことができないため作
業性が悪い、専用の不透明支持体上に最終画像が形成さ
れ印刷本紙上に画像を形成することができない、という
欠点があった。
【0012】3)の方法は、各感光性転写シートの露
光、現像、転写をまとめて処理できるものの、一色の転
写ごとに接着剤を付与しなければならず作業が煩雑であ
ると共に、接着剤面を重ねて見当合わせを行なわなけれ
ばならず見当合わせがやりにくいという欠点が合った。
【0013】4)の方法は、画像を熱接着剤を用い熱と
圧力で転写する為、作業を簡便にするものであったが、
画像が逆像になるという欠点があった。更に、専用の受
像シートを利用した場合は紙上に印刷したものと風合い
が異なり、印刷本紙に転写した場合は紙の加熱時の伸縮
が起こり見当が合わせにくいという欠点があった。
【0014】5)の方法は、極めて安定した転写性が得
られるものの、受像シートの剥離層が最終画像上に残る
ため、表面光沢度が実印刷物と異なる、ドットゲイン値
が実印刷物より大きくなるという欠点を有する。
【0015】更に、5)を発展させたものとして 6)支持体上に有機高分子物質からなる厚層の第一層、
薄層からなる第二層を設けた受像シートを用い、5)と
同様に各分色画像を接着剤層と共に転写した後、第二層
と転写された全ての分色画像を接着剤層、あるいは転写
された全ての分色画像を接着剤層のみを印刷本紙に転写
することにより、受像シートから印刷本紙へ転写される
層を極めて薄層にするか無くすことにより実際の印刷物
により近い仕上がりを得ようとする方法(特開昭 61-18
9535)、
【0016】7)上記6)の画像受像層がフッ素系界面
活性剤を含む一層からなり、印刷本紙に受像シートに塗
設されているいずれの層も転写されない受像シートを用
い実際の印刷物により近い仕上がりを得ようとする方法
(特開昭64-52135)、などが知られている。
【0017】しかしながら6)の方法は、受像シートか
ら最終画像上に転写される層を極めて薄くするか無くす
ことによりドットゲインをより実印刷物に近づけたもの
であるが受像シートから印刷本紙へ転写される層が極め
て薄層の場合、転写作業のあ安定性は高いものの画像の
レリーフ(凹凸)パターンをこの薄膜がそのまま再現し
てしまうため不自然な表面光沢を有する、受像シートか
ら印刷本紙へ転写される層がない場合、形成された画像
と受像層、画像が形成されなかった部分と受像層の接着
性のバランスがとりにくい等の他に、両方共、受像層を
2層で形成しなければならないという生産性の問題もあ
った。
【0018】また7)の方法は、6)の方法を更に改良
し受像シートの受像層を一層とし、更に、受像シートか
ら最終画像上に転写される層を無くしたものであり、ド
ットゲイン値、仕上がりの風合い等が実印刷物に近いも
のが得られる。しかるに、7)においても形成された画
像と画像受像層、画像が形成されなかった部分(熱接着
層が表面に出ている部分)と画像受像層の接着性のバラ
ンスがとりにくく、特に印刷本紙に転写するとき画像が
転写される部分、熱接着層のみが転写される部分、なに
も転写されず画像受像層表面のみが紙と接する部分とで
は受像シートの剥離時の接着力が異なり画像の転写不良
や紙ムケが発生しやすいという問題点がある。また、画
像受像層へのフッ素系界面活性剤の添加は感光性転写シ
ートに形成された画像の画像転写層への転写性が低下す
る傾向にあるという問題点もある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、透明支
持体上に透明支持体から剥離可能で熱接着性を有するポ
リエステル樹脂からなる透明な熱接着層及び [但し、上式中R1 およびR2 は、それぞれ互いに独立
に、水素原子又は、アルキル基を表わし、Y- は酸の共
役塩素性イオンを示し、mは1〜6の整数を表わし、n
は0又は1を表わす]で示されるスチルバゾリウム基お
よびスチルキノリニウム基から選ばれた少なくとも1種
を感光成分付加基として有する変性ポリビニルアルコー
ル(以下、SBQ変性PVAと略す)と着色剤から形成
された感光層が積層された感光フィルムを用い、露光、
現像により感光層に画像を形成した後、画像受像シート
の受像層上に複数の画像と熱接着層を順次、熱と圧力を
加えて転写し、更に、画像受像シート上に転写された全
ての画像と熱接着層を再び印刷本紙等の最終支持体上に
熱と圧力を加えて転写する方法において接着、剥離のバ
ランスに優れた画像受像シートを用いた画像転写方法を
提供することにある。
【0020】更に詳しくは、感光性転写シートのポリエ
ステル樹脂から成る熱接着層の上に上記SBQ変性PV
Aからなる感光層に画像を形成した後、感光性転写シ
ート上に形成された画像と熱接着層が安定して画像受像
層上に転写でき、画像受像層上に転写された全ての画像
と熱接着層が画像部と非画像部の差なく安定して印刷本
紙等の最終支持体上に転写可能であり(最終支持体上に
転写後の画像受像シートを剥離時、画像の最終支持体へ
の転写不良あるいは画像受像層と最終支持体とが接した
部分での紙ムケなどが発生しないこと)、さらに転写
作業に用いられる2本の加熱、加圧されたロールに直接
画像受像層が接したとしても画像受像層の一部がロール
に転移したり、画像受像シートがロールに巻きついたり
しない、という転写安定性が改善された画像受像シート
による画像形成方法を提供することである。
【0021】即ち本発明は画像受像シートの画像受像層
を、ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散体
と、エチレンと酢酸ビニルの共重合体からなる樹脂の水
分散体との混合物とから形成することにより、転写安定
性を改良するものである。
【0022】
【作用】本発明の画像受像シートは透明支持体上に画像
受像層を塗設して得られる。本発明の画像受像シートの
透明支持体としては、従来公知のプラスチックフィルム
が利用される。例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、トリアセテート等の透明
なプラスチックフィルムを上げることができる。特に、
2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムが
強度、耐熱性、寸法安定性、透明性、経済性等において
優れており好ましい。透明支持体の厚さは特に制限はな
いが50〜 150μmが適当である。
【0023】本発明の画像受像シートの画像受像層はそ
の成分比、特にエチレンと酢酸ビニルの共重合体成分が
多い場合においてそのまま支持体上に塗設することも可
能であるが、好ましくはプライマー処理を施した支持体
上に塗設することが望ましい。プライマー処理層を形成
する樹脂としては、ポリエステル、ポリウレタン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アクリル−スチレン共重合
体等を利用することが可能であるが、イソシアネートと
アクリルポリオールを架橋させて得られるポリウレタン
を利用することがもっとも好ましい。プライマー処理層
を塗設する場合は、その塗工方式に特に制限は無く、従
来公知のいずれの方法に寄ってもかまわない。また、塗
工層の厚さは 0.3〜 3.0μmが好ましい。
【0024】本発明の画像受像シートの画像受像層は、
ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合
体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散体と、
エチレンと酢酸ビニルの共重合体からなる樹脂の水分散
体との混合物から形成された膜より成る。
【0025】エチレンと酢酸ビニルの共重合体からなる
樹脂は画像との安定した熱接着性と、その転写画像を紙
等に転写する際の良好な剥離性が得られるが、ポリオレ
フィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子
間を金属イオンで架橋した樹脂を添加することにより、
より画像との熱接着性を強くすること、その転写画像を
紙等に転写する際の剥離性を容易なものとすることが可
能であり、更に、紙等と直接接着した場合においても紙
表面を損傷することなく再剥離できること、転写作業時
に利用される加熱、加圧されたロールへの転移がすくな
いこと等の特徴を有する。
【0026】エチレンと酢酸ビニルの共重合体からなる
樹脂とポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との
共重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂を混合す
る方法としては、加熱による溶融混合法があるが、この
方法では両樹脂の溶融温度が異なる為安定した均一な混
合状態を得ることが極めて難しく、また、溶融押し出し
法による基材への塗設も安定して均一な混合状態にある
塗膜を得にくい。しかるに、ポリオレフィンとα、β−
不飽和カルボン酸との共重合体の分子間を金属イオンで
架橋した樹脂の水分散体と、エチレンと酢酸ビニルの共
重合体からなる樹脂の水分散体との混合物においては、
前記問題点のない混合状態、塗膜の安定性が容易に得ら
れるという特徴がある。この理由から、本発明において
は両樹脂共水分散体の状態で利用する。
【0027】本発明の画像受像層を形成するポリオレフ
ィンを得るための重合性モノマーとしては、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキサン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクタン、イソブ
チレンなどが利用できる。
【0028】本発明の画像受像層を形成する重合性モノ
マーのα、β−不飽和カルボン酸としては通常、炭素数
2ないし8程度のものであって、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、α−エチルアクリル酸、マレイン酸、マレ
イン酸モノメチル、イタコン酸等を挙げることができ
る。また、これらのα、β−不飽和カルボン酸の代わり
にそのエステルであるアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ノルマルブチ
ル、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、マレイン
酸ジメチルなどを用いることもできる。上記した重合性
モノマーのポリオレフィン、α、β−不飽和カルボン酸
又はそのエステルはそれぞれ一種でも、また二種以上併
用してもよい。
【0029】本発明の画像受像層を形成するポリオレフ
ィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子間
を架橋する金属イオンとしてはリチウム、ナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属の他に亜鉛、マグネシウム等
を利用することができる。
【0030】本発明のポリオレフィンと、α、β−不飽
和カルボン酸との共重合体の分子間を金属イオンで架橋
した樹脂の、α、β−不飽和カルボン酸との共重合体の
重量割合は50%以上であることが好ましい。50%未満の
添加においてはエチレンと酢酸ビニルの共重合体からな
る樹脂に、ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸
との共重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂を添
加することによって得られる画像との熱接着性とその転
写画像の剥離性の向上、紙などと熱接着したのちの剥離
性の向上、転写時に利用する加熱、加圧されたロールへ
の転移しないことというと優れた特徴が見られなくなる
ためである。
【0031】本発明のポリオレフィンとα、β−不飽和
カルボン酸との共重合体の分子間を金属イオンで架橋し
た樹脂の金属イオンによる架橋度は20〜65%であること
が好ましい。20%未満の架橋度においては、前記ポリオ
レフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分
子間を金属イオンで架橋した樹脂の、α、β−不飽和カ
ルボン酸との共重合体の重量割合の場合と同様に、画像
との熱接着性とその転写画像の剥離性の向上、紙などと
熱接着したのちの剥離性の向上、転写時に利用する加
熱、加圧されたロールへの転移しないことという優れた
特徴が見られなくなる。また、架橋度が著しく高い場合
は、環境中の水分の影響を受けやすく、特に塗膜が著し
い吸湿をした場合は画像との熱接着性、転写画像との剥
離性が低下する。
【0032】これら、ポリオレフィンとα、β−不飽和
カルボン酸との共重合体の分子間を金属イオンで架橋し
た樹脂の製造方法自体は周知であり、例えば特公昭39-6
810、特開昭49-121891 などに記載されている方法が採
用できる。また、この樹脂の水分散方法としては、特開
昭51-62890、特開昭55-98242等に記載されている方法が
利用できる。本発明の画像受像層を形成するエチレンと
酢酸ビニルの共重合体からなる樹脂としては従来公知の
乳化重合法、あるいは既に合成された樹脂を用い温水中
に溶融状態にある樹脂を注入して強力に攪拌する方法に
よって得られる。
【0033】本発明のエチレンと酢酸ビニルの共重合体
からなる樹脂の、エチレンと酢酸ビニルの重量比は95/5
〜 65/35であることが好ましい。酢酸ビニルの重量比が
この範囲よりすくない場合は十分な熱接着性が得られ
ず、また、この範囲より多い場合は粘着性が生じ画像転
写時の位置合わせ作業等を困難なものとする。
【0034】本発明のエチレンと酢酸ビニルの共重合体
からなる樹脂のメルトインデックス(ASTM D-1238 記載
の方法による)は5〜 350g/分の範囲であることが好
ましい。メルトインデックスがこの範囲より低い場合は
画像との熱接着性が低下し、高い場合は転写画像との剥
離性の低下、紙などと直接接着した場合に再剥離不能と
なる等の問題が発生する。
【0035】これら画像受像層を形成するポリオレフィ
ンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子間を
金属イオンで架橋した樹脂の水分散体と、エチレンと酢
酸ビニルの共重合体からなる樹脂の水分散体との混合物
の構成は、主に感光性転写シートに形成された画像、熱
接着層と画像受像層との接着力と、最終支持体へ転写し
た後の画像、熱接着層と画像受像層との剥離力のバラン
スによって決定される。即ち、感光性転写シートに形成
されている熱接着層と画像とは画像受像シートに熱と圧
力を加え転写した後、 2.0〜 4.5g/25mmの剥離力(AS
TM D-903-49 :剥離速度= 300mm/分による)で感光性
転写シートの透明支持体を剥離できる事が作業性から好
ましい。したがって、熱接着層と画像は画像受像シート
にこれよりも強く接着していることが必要であるが、こ
の接着が強すぎると最終支持体に画像と熱接着層を転写
した後に画像受像シートを剥離するときに、画像と熱接
着層が画像受像層から剥離できず最終支持体に転写でき
ないという現象が起きる。また、剥離力が弱すぎる場合
には感光性転写シートの透明ベースを剥離する時に画像
と熱接着層が画像受像層から剥れてしまうという現象が
起きる。この為、画像と熱接着層と画像受像層とは剥離
力 4.5〜30g/25mmで剥離できることが好ましい。この
様な理由から画像受像層の構成は接着力、剥離力のバラ
ンスによって決定され、ポリオレフィンとα、β−不飽
和カルボン酸との共重合体の分子間を金属イオンで架橋
した樹脂の水分散体と、エチレンと酢酸ビニルの共重合
体からなる樹脂の水分散体との混合物の構成は 90/10〜
10/90の重量割合の中から選ばれる。
【0036】本発明の画像受像シートの画像受像層の支
持体上への塗設方式に関しては特に制限は無く、従来公
知のブレード方式、エアーナイフ方式、等いずれの方式
によっても問題は無い。また、画像受像層の厚さは転写
された全ての画像の厚さと最終支持体の表面の凹凸の深
さの和より大きいことが必要であるが、厚すぎた場合に
は各色の画像を重ね合わせる際の見当精度を悪くする欠
点がある。通常、最終支持体に印刷本紙を選ぶ場合、画
像受像層の厚さは15〜 150μmの範囲から選ばれること
が望ましい。
【0037】本発明に用いられる感光性転写シートの構
成は、必要に応じて離型層を付与した透明支持体上に熱
接着層、感光層を形成したものである。必要に応じて付
与される離型層は、熱接着層と透明支持体の剥離を容易
にする為のものであり、離型層を形成する材料として
は、熱接着層が剥離力 2.0〜 4.5g/25mmで剥離できる
ように選ばれることが望ましい。この剥離力を得やすい
樹脂としてはウレタン樹脂、メラミン樹脂等が挙げられ
る。また、この離型層にはシリカなどの無機顔料を添加
することで剥離力を調節することも可能である。離型層
の厚さは 0.5〜 5.0μmの範囲から選ばれることが望ま
しい。
【0038】本発明の熱接着層は、その上に形成された
画像と十分に接着し、必要に応じて離型層を付与した透
明支持体から容易に剥離可能であり、且つ、加熱、加圧
下での転写作業時、他に転写される画像や熱接着層と十
分に接着し、画像受像シートの画像受像層とも適切な接
着性を有することが必要である。この様な目的を満足す
る樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
オレフィン、ポリエステルなどが挙げられるが、画像と
の接着性、転写安定性等の点においてポリエステルがも
っとも好ましい。熱接着層の厚さは 0.5〜 2.5μmの範
囲から選ばれることが望ましい。
【0039】本発明の感光層は上記SBQ変性PVAと
着色剤から成る。SBQ変性PVAは、特公昭56-5761
、特公昭56-5762 、及び特開昭56-11906等に記載の方
法によって製造することが可能である。但し、本発明に
効果的なSBQ変性PVAとしてはスチルバゾリウム基
あるいはスチルキノリニウム基という感光成分付加基の
付加率が 0.3〜 4.0モル%の範囲であることが望まし
い。着色剤としては、従来公知の顔料、染料が利用可能
であるが、印刷インキに酷似した色調のものが選ばれ
る。SBQ変性PVAと着色剤は通常 80/20〜97/3の比
率で利用される。この比率は、実際の印刷物の濃度に近
い濃度を得られる比率において決定される。また、これ
らには塗れ性を改善するための有機溶剤、レベリング
剤、消泡剤等の各種添加剤を添加することが可能であ
る。感光層の厚さは 0.5〜 4.0μmの範囲から選ばれる
ことが望ましい。
【0040】本発明の画像形成方法によるカラープルー
フは以下の手順によって作製される。 1.感光性転写シートにネガティブ原稿を重ね活性光線
(通常、紫外線光源)で露光、水による水洗現像によっ
て画像を形成する段階。この段階では必要な分色数の感
光性転写シートに画像を形成する。即ち、通常のカラー
印刷の場合はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
4色の分色画像を形成する。 2.画像受像シートの画像受像層上に分色画像を重ね、
加熱、加圧された2本のロールの間を通すことにより画
像受像層上に分色画像と熱接着層を張り合わせ、冷却の
後、感光性転写シートの透明支持体を剥離する。更に、
転写された分色画像と熱接着層の上に残りの分色画像を
順次、同様に転写する。ロールの加熱温度は80〜 130
℃、圧力は 1.0〜6.0Kgf/cm2 の圧力をロールの両端
から加えることが望ましい。 3.全ての分色画像が転写された画像受像シート上に最
終支持体を重ね、加熱、加圧された2本のロールの間を
通すことにより画像受像シート上に転写された全ての分
色画像と熱接着層を最終支持体上に張り合わせ、冷却
後、画像受像シートを剥離し、最終支持体上に画像を形
成する。
【0041】
【実施例】
1)感光性転写シート 厚さ 100μmの2軸延伸されたポリエステルフィルム上
に ・飽和ポリエステル(サーモラックF1:綜研化学(株)) 30部 ・塩化ビニル、プロピオン酸ビニル共重合体 (リーュロンQu-628:東洋ソーダ工業(株)) 20部 ・シリカ(ミズカシールSK−7:水沢化学(株)) 5部 ・トルエン 220部 ・メチルエチルケトン 120部 ・シクロヘキサン 60部 から成る離型層を乾燥膜厚さ2μm塗設し、更にその上
に ・ポリエステル(バイロナールMA−14:東洋紡(株)) 20部 ・イソプロピルアルコール 40部 ・水 40部 から成る熱接着層を厚さ1μm塗設し、更に下表の4色
の感光層を塗設した。
【0042】
【0043】こうして得た感光性転写シートにネガティ
ブ原稿を重ね、紫外線光源を有する露光装置にて露光、
水にて水洗現象、乾燥をおこない各分色画像を得た。
【0044】2)画像受像層形成用塗工液の組成 実施例.1 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体) ・ポリオレフィン:エチレン ・α、β−不飽和カルボン酸:メタクリル酸 ・金属イオン:ナトリウム ・ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重
合比:85/15 ・架橋度:35% からなる25%水分散体 (エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂の水
分散体) ・エチレンと酢酸ビニルの共重合比:85/15 ・メルトインデックス:150 からなる35%水分散体 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体)と(エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂
の水分散体)の固形分混合比率:20/80
【0045】実施例.2 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体) ・ポリオレフィン:エチレン ・α、β−不飽和カルボン酸:メタクリル酸 ・金属イオン:ナトリウム ・ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重
合比:85/15 ・架橋度:35% からなる25%水分散体 (エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂の水
分散体) ・エチレンと酢酸ビニルの共重合比:85/15 ・メルトインデックス:150 からなる35%水分散体 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体)と(エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂
の水分散体)の固形分混合比率:50/50
【0046】実施例.3 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体) ・ポリオレフィン:エチレン ・α、β−不飽和カルボン酸:メタクリル酸 ・金属イオン:ナトリウム ・ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重
合比:85/15 ・架橋度:35% からなる25%水分散体 (エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂の水
分散体) ・エチレンと酢酸ビニルの共重合比:85/15 ・メルトインデックス:150 からなる35%水分散体 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体)と(エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂
の水分散体)の固形分混合比率:80/20
【0047】実施例.4 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体) ・ポリオレフィン:エチレン ・α、β−不飽和カルボン酸:メタクリル酸 ・金属イオン:ナトリウム ・ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重
合比:85/12 ・架橋度:45% からなる25%水分散体 (エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂の水
分散体) ・エチレンと酢酸ビニルの共重合比:85/14 ・メルトインデックス:150 からなる35%水分散体 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体)と(エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂
の水分散体)の固形分混合比率:50/50
【0048】実施例.5 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体) ・ポリオレフィン:エチレン ・α、β−不飽和カルボン酸:メタクリル酸 ・金属イオン:ナトリウム ・ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重
合比:85/15 ・架橋度:55% からなる25%水分散体 (エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂の水
分散体) ・エチレンと酢酸ビニルの共重合比:87/13 ・メルトインデックス:175 からなる35%水分散体 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体)と(エチレンと酢酸ビニルの共重合体から成る樹脂
の水分散体)の固形分混合比率:50/50
【0049】比較例.1 (ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共
重合体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散
体) ・ポリオレフィン:エチレン ・α、β−不飽和カルボン酸:メタクリル酸 ・金属イオン:ナトリウム ・ポリオレフィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重
合比:85/15 ・架橋度:35% からなる25%水分散体
【0050】比較例.2 (エチレンと酢酸ビニルノ共重合体から成る樹脂の水分
散体) ・エチレンと酢酸ビニルの共重合比:85/15 ・メルトインデックス:150 からなる35%水分散体
【0051】3)画像受像シート 厚さ 125μmの2軸延伸されたポリエステルフィルム上
に ・アクリルポリオール(サーモラックU−245B:綜研化学(株)) 45部 ・イソシアネート(タケネートD−110N:武田薬品(株)) 20部 ・シリカ(ミズカシールSK−7:水沢化学(株)) 5部 ・トルエン 100部 ・酢酸エチル 100部 ・エチルセロソルブ 50部 から成る乾燥膜厚2μmのプライマー層上に実施例1〜
5と比較例1〜2の各塗工液をブレードにより塗工、 1
40℃の温風で5分間乾燥して乾燥膜厚80μmのそれぞれ
の画像受像層を有する画像受像シートを得た。
【0052】4)多色画像シートの形成 ついで、この画像受像シートの画像受像層上にすでに画
像を形成した感光性転写シートのイエロー画像を重ね、
加熱、加圧された2本のロールの間を通すことにより画
像受像層上に分色画像と熱接着層を張り合わせ、冷却の
後、感光性転写シートの透明支持体を剥離する。更に、
転写された分色画像と熱接着層の上に残りの分色画像を
マゼンタ、シアン、ブラックの順に順次、同様に転写す
る。更に、全ての分色画像が転写された画像受像シート
上に最終支持体を重ね、加熱、加圧された2本のロール
の間を通すことにより画像受像シート上に転写された全
ての分色画像と熱接着層を最終支持体上に張り合わせ、
冷却後、画像受像シートを剥離し、最終支持体上に画像
を形成する。ロールの加熱温度は 120℃、ロールの両端
から加えられた圧力は4.0kgf/cm2 、転写速度は 500
mm/分であった。
【0053】これらの画像受像シートの画像受像層と一
色目の画像とを熱接着させた後の剥離力、画像受像シー
トの画像受像層に4色画像転写後の剥離力(剥離力はい
ずれもASTM D-903-49 :剥離速度= 300mm/分にて測
定)、紙ムケ(転写作業時に直接紙と画像受像層が接着
した部分を剥離したときの紙の損傷程度)、転写時に画
像受像層が加熱、加圧されたロールに触れたときの画像
受像層のロールへの転移、最終画像の転写状態について
次表にまとめた。
【0054】
【0055】
【発明の効果】上表から判るように本発明は、転写画像
と画像受像層との剥離性、印刷対象の紙と画像受像層と
の剥離性(紙ムケ)、画像受像層の転写ロールへの転移
性及び最終画像の転写状態において優れた画像の形成方
法である。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明支持体上に透明支持体から剥離可能
    で熱接着性を有するポリエステル樹脂からなる熱接着層
    及び [但し、上式中RおよびRは、それぞれ互いに独立
    に、水素原子又は、アルキル基を表わし、Yは酸の共
    役塩素性イオンを示し、mは1〜6の整数を表わし、n
    は0又は1を表わす]で示されるスチルバゾリウム基お
    よびスチルキノリニウム基から選ばれた少なくとも1種
    を感光成分付加基として有する変性ポリビニルアルコー
    ル(以下、SBQ変性PVΛと略す)と着色剤から形成
    された感光層が積層された感光フィルムの感光層に活性
    光線による露光、水による水洗現によって画像を形成
    した後、別の透明支持体上に画像受像層を設けて成る画
    像受像シートの該画像受像層へ各色の感光フィルムの画
    像と熱接着層を順次、熱と圧力で転写した後、転写され
    た全ての熱接着層と画像を最終支持体へ熱と圧力で再転
    写する画像形成方法において、該画像受像層がポリオレ
    フィンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子
    間を金属イオンで架橋した樹脂の水分散体と、エチレン
    と酢酸ビニルの共重合体からなる樹脂の水分散体との混
    合物から形成されることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 上記画像受像層を形成するポリオレフィ
    ンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子間を
    金属イオンで架橋した樹脂と、エチレンと酢酸ビニルの
    共重合体からなる樹脂の重量割合が 90/10〜 10/90であ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成方式。
  3. 【請求項3】 上記画像受像層を形成するポリオレフィ
    ンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子間を
    金属イオンで架橋した樹脂の、金属イオンがアルカリ金
    属又はアルカリ土類金属に属する金属のイオンであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成方式。
  4. 【請求項4】 上記画像受像層を形成するポリオレフィ
    ンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子間を
    金属イオンで架橋した樹脂の、ポリオレフィンとα、β
    −不飽和カルボン酸との重量割合が 50/50〜95/5である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の画像形成方
    式。
  5. 【請求項5】 上記画像受像層を形成するポリオレフィ
    ンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子間を
    金属イオンで架橋した樹脂において、α、β−不飽和カ
    ルボン酸の金属イオンによる架橋度が20〜65%であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4項のいずれか1項記載
    の画像形成方式。
  6. 【請求項6】 上記画像受像層を形成するポリオレフィ
    ンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子間を
    金属イオンで架橋した樹脂の、ポリオレフィンがエチレ
    ンであることを特徴とする請求項1ないし5項のいずれ
    か1項記載の画像形成方式。
  7. 【請求項7】 上記画像受像層を形成するポリオレフィ
    ンとα、β−不飽和カルボン酸との共重合体の分子間を
    金属イオンで架橋した樹脂の、α、β−不飽和カルボン
    酸がメタクリル酸であることを特徴とする請求項1ない
    し6項のいずれか1項記載の画像形成方式。
  8. 【請求項8】 上記画像受像層を形成するエチレンと酢
    酸ビニルの共重合体からなる樹脂の、エチレンと酢酸ビ
    ニルの重量比が95/5〜 65/35であることを特徴とする請
    求項1ないし7項のいずれか1項記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 上記画像受像層を形成するエチレンと酢
    酸ビニルの共重合体からなる樹脂のメルトインデックス
    (ASTM D-1238 記載の方法による)が5g〜350g/分
    であることを特徴とする請求項1ないし8項のいずれか
    1項記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 上記画像受像層の厚さが15〜 150μm
    であることを特徴とする請求項1ないし9項のいずれか
    1項記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 上記最終支持体に熱と圧力を加えて画
    像を転写後において、感光フィルムの感光層に形成した
    画像あるいは熱接着層と画像受像層との剥離強度(ASTM
    D-903-49 :剥離速度= 300mm/分)が4.5〜30g/25m
    mであることを特徴とする請求項1ないし10項のいずれ
    か1項記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 上記画像受像シートが支持体上にプラ
    イマー層を介して画像受像層を塗設したものであること
    を特徴とする請求項1ないし11項のいずれか1項記載の
    画像形成方法。
  13. 【請求項13】 上記画像受像シートに用いられるプラ
    イマー層がイソシアネートとポリオールの架橋物から成
    る事を特徴とする請求項1ないし12項のいずれか1項記
    載の画像形成方法。
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