JP2651604B2 - 医用レーザ装置 - Google Patents
医用レーザ装置Info
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- JP2651604B2 JP2651604B2 JP63210939A JP21093988A JP2651604B2 JP 2651604 B2 JP2651604 B2 JP 2651604B2 JP 63210939 A JP63210939 A JP 63210939A JP 21093988 A JP21093988 A JP 21093988A JP 2651604 B2 JP2651604 B2 JP 2651604B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明はレーザ光により患部を処置する医用レーザ装
置に関する。
置に関する。
[従来技術] 第2図は従来の半導体レーザを用いた医用レーザ装置
の基本光学系を示している。
の基本光学系を示している。
第2図において、1は半導体レーザ、2はリレーレン
ズ、4ばシリンドリカルレンズであり、これは半導体レ
ーザの非点収差を補正するために使われる。5はダイク
ロイックミラーでガイド光と処置用レーザ光を結合す
る。6は集光レンズ、7はレーザ導光体で、光ファイバ
ーが多く用いられる。8はガイド用レーザー光源で一般
的にはHe−Neレーザが使用される。9はミラー、10,11
はビームエキスパンダ光学系で光束を拡げる機能を持っ
ている。
ズ、4ばシリンドリカルレンズであり、これは半導体レ
ーザの非点収差を補正するために使われる。5はダイク
ロイックミラーでガイド光と処置用レーザ光を結合す
る。6は集光レンズ、7はレーザ導光体で、光ファイバ
ーが多く用いられる。8はガイド用レーザー光源で一般
的にはHe−Neレーザが使用される。9はミラー、10,11
はビームエキスパンダ光学系で光束を拡げる機能を持っ
ている。
[従来技術の問題点と解決しようとする課題] このような半導体レーザを用いたレーザ装置に対して
は、半導体レーザが他のレーザと異なり、ビームの拡が
り角が大きいので集光しにくく、光量のロスが多いこ
と、また、連続発振する高出力のレーザがないため、治
療用としてはレーザのパワー不足が指摘されている。
は、半導体レーザが他のレーザと異なり、ビームの拡が
り角が大きいので集光しにくく、光量のロスが多いこ
と、また、連続発振する高出力のレーザがないため、治
療用としてはレーザのパワー不足が指摘されている。
本発明の目的はレーザ光束を効率よくレーザ導光体に
集光するとともに、高出力の医用レーザ装置を提供する
ことにある。
集光するとともに、高出力の医用レーザ装置を提供する
ことにある。
[問題点を解決する手段] 本発明は、上記目的を達成するために、レーザ光源か
らの治療用レーザ光をレーザ導光体を介して患部に向け
て照射する医用レーザ装置において、複数の治療用レー
ザ光源と、該治療用レーザ光源から出射された治療用レ
ーザ光を見掛上同一の位置から発光したようにするため
の偏向プリズムと、前記治療用レーザ光を集光するレー
ザ集光光学系と、を備えることを特徴とする。
らの治療用レーザ光をレーザ導光体を介して患部に向け
て照射する医用レーザ装置において、複数の治療用レー
ザ光源と、該治療用レーザ光源から出射された治療用レ
ーザ光を見掛上同一の位置から発光したようにするため
の偏向プリズムと、前記治療用レーザ光を集光するレー
ザ集光光学系と、を備えることを特徴とする。
[作用] 一般に複数のレーザ光束をカップリングする方法とし
ては、ダイクロイックミラーを使った方法がよく知られ
ている。これは波長がかなり離れているレーザ間では有
効な方法であるが、同じ波長か、あるいは数10nm程度の
波長差のレーザでは効率よくカップリングすることは難
しい。
ては、ダイクロイックミラーを使った方法がよく知られ
ている。これは波長がかなり離れているレーザ間では有
効な方法であるが、同じ波長か、あるいは数10nm程度の
波長差のレーザでは効率よくカップリングすることは難
しい。
そこで近い波長のレーザをカップリングするために、
集光レンズ上での各レーザ光束の光路を分ける方法を用
いる。これは集光レンズを少し大きくする必要がある
が、光量のロスがないという利点を持っている。
集光レンズ上での各レーザ光束の光路を分ける方法を用
いる。これは集光レンズを少し大きくする必要がある
が、光量のロスがないという利点を持っている。
ただこの場合、レーザ光の数だけスポットが形成され
るという問題がある。これを第1図により説明する。
るという問題がある。これを第1図により説明する。
シリンドリカルレンズ4、集光レンズ6上でレーザ光
束を分割するだけでは光ファイバー7の入射端0′上に
はレーザ光源の位置づれに対応する量だけスポットの位
置づれが生じ、カップリングのレーザ光の数だけスポッ
トが形成される。したがって、ファイバーの口径が小さ
い場合にはファイバーを通らない。
束を分割するだけでは光ファイバー7の入射端0′上に
はレーザ光源の位置づれに対応する量だけスポットの位
置づれが生じ、カップリングのレーザ光の数だけスポッ
トが形成される。したがって、ファイバーの口径が小さ
い場合にはファイバーを通らない。
そこで、さらに各レーザ光束に対して偏向プリズムを
挿入するすることにより、見かけ上レーザ光源を1つに
することができる。即ち、ここで偏向プリズム3aは点A
を点0に偏向する作用をし、偏向プリズム3bは点Bを点
0に偏向する作用をする。よって偏向プリズムを出た光
は全て点0から出たように振舞うため、集光レンズ6を
通った光はファイバー7の入射端0′に全て集光するこ
とになる。そうすれば、ファイバー入射端0′上でスポ
ットを一つにすることができ、光量のロスがなく、複数
のレーザ光をカップリングすることができる。
挿入するすることにより、見かけ上レーザ光源を1つに
することができる。即ち、ここで偏向プリズム3aは点A
を点0に偏向する作用をし、偏向プリズム3bは点Bを点
0に偏向する作用をする。よって偏向プリズムを出た光
は全て点0から出たように振舞うため、集光レンズ6を
通った光はファイバー7の入射端0′に全て集光するこ
とになる。そうすれば、ファイバー入射端0′上でスポ
ットを一つにすることができ、光量のロスがなく、複数
のレーザ光をカップリングすることができる。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の一実施例の光学系の概略図である。
1a,1bは治療用レーザ光源(半導体レーザ)、2a,2bは
リレーレンズ、3a,3bは偏向プリズム、4はシリンドリ
カルレンズで半導体レーザの非点収差を補正する作用を
持っている。5はダイクロイックミラーでガイド用レー
ザ光とのカップリングを行う。6は集光レンズである。
7はレーザ導光体で通常光ファイバーが用いられてい
る。
リレーレンズ、3a,3bは偏向プリズム、4はシリンドリ
カルレンズで半導体レーザの非点収差を補正する作用を
持っている。5はダイクロイックミラーでガイド用レー
ザ光とのカップリングを行う。6は集光レンズである。
7はレーザ導光体で通常光ファイバーが用いられてい
る。
8はガイド用レーザ光源で、He−Neレーザが使われて
いる。しかし、最近ではHe−Neレーザの波長に近い半導
体レーザも製品化されつつあり、扱いやすさ等の理由で
将来、半導体レーザがHe−Neレーザにとってかわること
が考えられる。
いる。しかし、最近ではHe−Neレーザの波長に近い半導
体レーザも製品化されつつあり、扱いやすさ等の理由で
将来、半導体レーザがHe−Neレーザにとってかわること
が考えられる。
9はミラー、10,11はビームエキスパンダ光学系であ
り、レーザ光束を拡げるために使われる。
り、レーザ光束を拡げるために使われる。
以上の光学系の構成の実施例において、以下にその動
作を説明する。
作を説明する。
まず、ガイド用レーザ光源8を発振させ、ガイド用レ
ーザ光を出す。ガイド用レーザ光はミラー9で反射した
後、ビームエキスパンダ光学系10,11でビームを拡げら
れる。その後、ダイクロイックミラー5で反射し、集光
レンズ6で光ファイバー7の入射端0′上に集光する。
ファイバー7を通ったガイド光はファイバー7の出射端
から出射され、処置すべき患部を照らす。
ーザ光を出す。ガイド用レーザ光はミラー9で反射した
後、ビームエキスパンダ光学系10,11でビームを拡げら
れる。その後、ダイクロイックミラー5で反射し、集光
レンズ6で光ファイバー7の入射端0′上に集光する。
ファイバー7を通ったガイド光はファイバー7の出射端
から出射され、処置すべき患部を照らす。
次に照射すべき部位が決ったら、処置用レーザ光源1
a,1bを発振させる。レーザ光源1a,1bを出た光はそれぞ
れリレーレンズ2a,2bを介し偏向プリズム3a,3bで偏向さ
れ、シリンドリカルレンズ4、ダイクロイックミラー
5、集光レンズ6の各上側又は下側(図上)を経た後、
光ファイバー7の入射端0′に集光する。その後ファイ
バー7を通り、出射端から出射された患部に照射され
る。
a,1bを発振させる。レーザ光源1a,1bを出た光はそれぞ
れリレーレンズ2a,2bを介し偏向プリズム3a,3bで偏向さ
れ、シリンドリカルレンズ4、ダイクロイックミラー
5、集光レンズ6の各上側又は下側(図上)を経た後、
光ファイバー7の入射端0′に集光する。その後ファイ
バー7を通り、出射端から出射された患部に照射され
る。
なお、光ファイバーの口径や照射目的によっては、厳
密にレーザ光束の入射端での集光位置を一致させること
は必ずしも必要ない。
密にレーザ光束の入射端での集光位置を一致させること
は必ずしも必要ない。
以上の実施例では同種の治療用レーザを用いたが、波
長の近接した複数個のレーザ光束を使用した場合は異な
る波長での処置を光量のロスなく必要に応じて容易に選
択できるので、治療範囲が拡大する。
長の近接した複数個のレーザ光束を使用した場合は異な
る波長での処置を光量のロスなく必要に応じて容易に選
択できるので、治療範囲が拡大する。
[発明の効果] 本発明によれば、複数個の治療用レーザを効率よくカ
ップリングすることができるので、容易にパワーアップ
をすることができる。
ップリングすることができるので、容易にパワーアップ
をすることができる。
またダイクロイックミラーでカップリングすることが
難しい波長の近接した複数個のレーザ光束を光量のロス
なく、カップリングすることができるので、異なる波長
での処置が容易に選択できるという効果を合わせて生ず
る。
難しい波長の近接した複数個のレーザ光束を光量のロス
なく、カップリングすることができるので、異なる波長
での処置が容易に選択できるという効果を合わせて生ず
る。
第1図は本発明の一実施例の光学系の概略図であり、第
2図は従来の医用半導体レーザ装置の光学系の概略図で
ある。 1a,1b……半導体レーザ 3a,3b……偏向プリズム 4……シリンドリカルレンズ 5……集光レンズ
2図は従来の医用半導体レーザ装置の光学系の概略図で
ある。 1a,1b……半導体レーザ 3a,3b……偏向プリズム 4……シリンドリカルレンズ 5……集光レンズ
Claims (2)
- 【請求項1】レーザ光源からの治療用レーザ光をレーザ
導光体を介して患部に向けて照射する医用レーザ装置に
おいて、 複数の治療用レーザ光源と、 該治療用レーザ光源から出射された治療用レーザ光を見
掛上同一の位置から発光したようにするための偏向プリ
ズムと、 前記治療用レーザ光を集光するレーザ集光光学系と、 を備えることを特徴とする医用レーザ装置。 - 【請求項2】請求項1の医用レーザ装置において、前記
治療用レーザ光源からの光束を集光する第2の集光光学
系を持ち、前記偏向プリズムにより見掛上同一の位置に
置かれるのは該第2の集光光学系による中間集光点であ
ることを特徴とする医用レーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63210939A JP2651604B2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 医用レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63210939A JP2651604B2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 医用レーザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260664A JPH0260664A (ja) | 1990-03-01 |
JP2651604B2 true JP2651604B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16597591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63210939A Expired - Fee Related JP2651604B2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 医用レーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2651604B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61137548A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-25 | 松下電器産業株式会社 | 半導体レ−ザ医療装置 |
JPS6368181A (ja) * | 1986-09-10 | 1988-03-28 | 株式会社 日本医用レ−ザ−研究所 | 半導体レ−ザ治療器 |
JPH0239020A (ja) * | 1988-07-28 | 1990-02-08 | Sony Corp | 光源装置 |
JPH0239019A (ja) * | 1988-07-28 | 1990-02-08 | Sony Corp | 光源装置 |
-
1988
- 1988-08-25 JP JP63210939A patent/JP2651604B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260664A (ja) | 1990-03-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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