JP2777138B2 - 医用レーザ装置3 - Google Patents

医用レーザ装置3

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JP2777138B2 JP63062228A JP6222888A JP2777138B2 JP 2777138 B2 JP2777138 B2 JP 2777138B2 JP 63062228 A JP63062228 A JP 63062228A JP 6222888 A JP6222888 A JP 6222888A JP 2777138 B2 JP2777138 B2 JP 2777138B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はガイド用レーザ光に導かれたレーザ光により
患部を処置する医用レーザ装置に関する。
[従来技術] 一般に患部をレーザ光により処置する医用レーザ装置
においては、レーザガイドを用いてレーザ光を導き、そ
のレーザガイドの先端からスポット状のレーザ光を出射
して患部に照射するようになっている。
具体的には眼内光凝固装置を例にとり説明する。
第5図は一般的な眼内光凝固装置の光学系の概略図で
ある。
100は処置用レーザ光源で半導体レーザ、101はコリメ
ーティングレンズ、102は半導体レーザの非点収差を補
正するためのシリンドリカルレンズ、103は赤外光を透
過し可視光を反射する特性を有するダイクロイックミラ
ー、104は集光レンズ、105は光ファイバである。また、
106はガイド用レーザ光源で一般にはHe−Neレーザが使
用される。107はミラー、108,109はレーザ光束を拡大す
るためのエキスパンダである。このエキスパンダで処置
用レーザの光束にガイド用レーザの光束を合わせてい
る。これはファイバ105の出射光の拡がり角度を合わせ
るためである。
[従来技術の問題点] 上記のような一般的な光学系の眼内光凝固装置におい
ては、処置用レーザ光束とガイド用レーザ光束のファイ
バ105の出射光の拡がり角度が合わせられているので、
処置用レーザ光束が照射する部分とガイド用レーザ光束
が照らす部分とは一致する。
しかしながら、ガイド光としてレーザ(He−Neレー
ザ)を使用しているので次のような不都合がある。即
ち、レーザ光は散乱面に照射されると干渉現象を引き起
こしレーザ特有のスペックルを生じてしまう。このスペ
ックルは患部を観察したりするときの妨げとなる。
本発明の目的は上記従来装置の欠点に鑑み、処置する
患部の観察が容易な医用レーザ装置を提供することにあ
る。
[問題点を解決する手段] 上記目的を達成するために本発明は、ガイド用レーザ
光により照準し、処置用レーザ光により患部を処置する
医用レーザ装置において、前記ガイド用レーザ光及び前
記処置用レーザ光を同一の反射面で反射する光ファイバ
と、前記処置用レーザ光を集光し該光ファイバの軸方向
から光ファイバに入射させる入射光学系と、前記ガイド
用レーザ光の中心軸が前記光ファイバの軸に対して交差
するように前記ガイド用レーザ光を前記光ファイバに入
射させるとともに、前記光ファイバの出射端での前記ガ
イド用レーザ光の拡がり角を前記処置用レーザ光の拡が
り角と略同一にして前記ガイド用レーザ光をリング状に
形成するリング形成手段と、を備えたことを特徴とす
る。
なお、ここでリング状とは必ずしも正確に円環である
必要はなく、中心部分が抜けているものをも意味するこ
ととする。
実施例の説明に先立って、まず、ファイバの機能につ
いて説明する。
第2図はステップインデックス型のファイバ内におい
て光束をファイバ軸に沿って入射させたときの光束の進
行を示したものである。
収束角θでファイバ入射端に入射した光線はファイバ
内壁を全反射しながらファイバ内を進み、出射端から拡
がり角θ′で発散する。このとき一定範囲内ではθ〜
θ′が成立っている。従って、入射端で集光する光束の
収束角度を小さくすると、出射端での発散角度も小さく
なる。逆に収束角度を大きくすれば発散角度も大きくな
る。
また、第3図は平行に近い光束をファイバの入射端面
に対して傾斜して入射させたときの光束の進行を示した
ものである。
このとき、ファイバに入射した光束はファイバの出射
端面から入射角度にほぼ等しい出射角度のリングの光束
として出射する。
[実施例1] 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は一実施例の光学系配置の概略図である。
この光学系は処置用レーザ光学系とガイド用レーザ光
学系とからなる。
処置用レーザ光学系 1は処置用レーザ光源で、この実施例では半導体レー
ザを使用している。2はコリメーティングレンズで半導
体レーザを出た光を平行光束にする。ただし、半導体レ
ーザ1から出た光は非点収差を持っており、1方向のみ
しか平行にすることができない。3は上記非点収差を取
除くためのシリンドリカルレンズで、コリメーティング
レンズ2で平行にできなかった方向の光を平行にする。
4はダイクロイックミラーで半導体レーザの800nm付
近の波長の光を透過し、ガイド用レーザ光(後述するよ
うに本実施例ではHe−Neレーザ光を使用している)を反
射するような特性を有するミラーである。
5,6は移動レンズである。移動レンズ5,6の間隔を変え
ることにより合成焦点距離を変える。なお、合成したと
きの像側焦点位置が動かないように図示なき制御装置に
より移動レンズ5,6は移動せられる。
7はレーザを導光するためのファイバである。
ガイド用レーザ光学系 8はガイド用レーザ光源であり、He−Neレーザ(632.
8nm)が使用されている。9はミラーでレーザ光の方向
を変えている。
ガイド用レーザ光はダイクロイックミラー4で処置用
レーザ光と合成される。ガイド用レーザ光束は第4図に
示すように処置用レーザ光学系に対して偏心しており
(好ましくは5〜10程度)、ファイバ7の出射後の拡が
り角が処置用レーザ光の拡がり角と一致するよう偏心の
程度を調整する。この調整はミラー9を平行移動するこ
とにより行うことができる。
以上のような構成の光学系の実施例において、以下そ
の動作を説明する。
ガイド用レーザ光源8を発振させる。レーザ光源8を
出たレーザ光はミラー9で反射した後ダイクロイックミ
ラー4に入射する。ダイクロイックミラー4で反射した
後、移動レンズ5,6の軸外を通り、ファイバ7の入射端
面に対して傾斜して入射する。ガイド用レーザ光はファ
イバ7の入射端面に対して傾斜して入るため、ファイバ
7を出射したガイド用レーザ光はリング状の光束となる
(第4図)。ファイバ7を患部に近づけ適当な距離に持
ってくる。ガイド光の範囲と照射したい患部の大きさと
を合わせるために図示なき移動レンズ5,6に連動したノ
ブを回してガイド光の照明範囲を調整する。
照射準備が完了したら、処置用レーザ光源を発振させ
るための図示なきフットスイッチを押し、処置用レーザ
光源を発振させる。発振したレーザ光はコリメーティン
グレンズ2及びシリンドリカルレンズ3で平行光束にさ
れ、ダイクロイックミラー4に入射する。ダイクロイッ
クミラー4を透過した後、移動レンズ5,6で集光され、
ファイバ7に入射する。ファイバ7を通った後、ファイ
バ7の出射端から患部に向かって照射される。
[実施例2] 第4図は本発明の他の実施例の光学系配置の概略図で
ある。本実施例は実施例1のようなファイバからの出射
角を変える機構を有しない眼内凝固装置である。
第1図と同一部材は同じ番号で示しているのでその説
明は省略する。
10,11はレーザ光束を拡大するためのエキスパンダで
ある。
12は集光レンズである。
13はガイド用レーザ光束をリング状に形成するための
リング状スリット板で、赤外線を透過し、可視光(特に
He−Neレーザ:632.8nm近傍)を反射する。
ガイド用レーザ光源から発振したガイド用レーザ光束
はミラー9で反射した後、エキスパンダ10,11で拡大さ
れる。拡大された光束はダイクロイックミラー4で反射
され、ファイバ7を通った後出射され、リング状スリッ
ト板によりリング状に形成される。
なお、ガイド用レーザ光束をリング状にする方法は特
に問うものではない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、簡単な機構でガ
イド用レーザ光の拡がり角を前記処置用レーザ光の拡が
り角と略同一にできるとともに、患部の観察を容易にす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図,第4図は本発明の実施例の光学系配置の概略
図、第2図はステップインデックス型のファイバ内での
光線の進行を説明する図、第3図は平行に近い光束をフ
ァイバの入射端面に対し傾斜して入射させたときの光束
の進行を説明する図、第4図はガイド用レーザ光束が処
置用レーザ光学系に対して偏心したときの光線の進行を
説明する図、第5図は従来の眼内光凝固装置の光学系の
例である。 1……処置用レーザ光源、5,6……移動レンズ 7……ファイバ、8……ガイド用レーザ光源 13……リング状スリット板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイド用レーザ光により照準し、処置用レ
    ーザ光により患部を処置する医用レーザ装置において、 前記ガイド用レーザ光及び前記処置用レーザ光を同一の
    反射面で反射する光ファイバと、 前記処置用レーザ光を集光し該光ファイバの軸方向から
    光ファイバに入射させる入射光学系と、 前記ガイド用レーザ光の中心軸が前記光ファイバの軸に
    対して交差するように前記ガイド用レーザ光を前記光フ
    ァイバに入射させるとともに、前記光ファイバの出射端
    での前記ガイド用レーザ光の拡がり角を前記処置用レー
    ザ光の拡がり角と略同一にして前記ガイド用レーザ光を
    リング状に形成するリング形成手段と、 を備えたことを特徴とする医用レーザ装置。
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