JP2651600B2 - 化粧面形成装置 - Google Patents

化粧面形成装置

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JP2651600B2 JP63169671A JP16967188A JP2651600B2 JP 2651600 B2 JP2651600 B2 JP 2651600B2 JP 63169671 A JP63169671 A JP 63169671A JP 16967188 A JP16967188 A JP 16967188A JP 2651600 B2 JP2651600 B2 JP 2651600B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は基材、特に金属薄板等の化粧面に凹凸模様と
塗装を連続して行うことのできる装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に金属素材、窯業系素材等からなる素材の意匠性
を向上するために、凹凸模様を付加したり、塗装、印刷
等が行われてきた。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの方法では十分に立体感を得る
ことができなかった。すなわち、凹凸模様を付加するこ
とは、高低差を表面に形成することにより立体感を付加
することであるが、素材の物理的性質によって、その凹
凸模様の高低差には限度があり、また、単に高低差を大
きくした場合は、表面にゴミ、汚れが付着しやすくなる
という欠点が有していた。一方、塗装、印刷では単に素
材の色彩を変化させるのみにとどまり、素材の平滑を払
拭しきれず、立体感の助長には不十分であった。このた
め、印刷と凹凸加工を併用した製品も上市されている。
しかしながら、この場合、凹凸模様と印刷パターンに相
関性がなく、両方の効果を十分に発揮できない不利があ
った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような点に鑑み、基材に凹凸加工を施す
凹凸加工部と、凹凸面に塗装を施す塗装部とを直列に配
列し、かつ、塗装部を凹凸面の凹凸状態を検知するセン
サー部と、塗料を含浸した転写ベルトを部分的に点状に
接触させて塗装する転写部と、転写ベルトに塗料を含浸
させる塗料供給部と、センサー部からのデ−タに基づい
て転写部の動作を制御する制御部とから構成し、凹凸面
に各種模様を連続的に塗装を行うことのできる化粧面形
成装置を提案するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る化粧面形成装置につ
いて詳細に説明する。第1図は上記化粧面形成装置を説
明する概略構成図であり、1は凹凸加工部、2は塗装部
である。すなわち凹凸加工部1は例えば外周面に雄雌の
凹凸部からなる模様を形成したロールを上下に噛み合わ
せたエンボス加工機、あるいは上ロールに凹凸模様を形
成し、下ロールをゴムロールのようにクッション性を有
するものを用いた片押式のエンボス加工機、もしくはエ
ッチング加工機であり、基材Aに対し連続して凹凸加工
を行う部分である。なお、基材Aとしては、例えば表面
処理鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、亜鉛・ニッケル合金メ
ッキ鋼板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板(商品名ガルフ
ァン、ガルバリウム鋼板、スーパージンク)、アルミニ
ウム板、アルミニウム合金板、鋼板、銅板、クラッド鋼
板、制振鋼板等の1種からなる金属板(リシン塗装板、
ホウロウ加工板も含む)、あるいは図示しないが石膏ボ
ード、スレート板、炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム
板、セメントとカルシウムとアルミネート、サルフェー
ト、ハイドレートを主原料とし、これにパルプ、ガラス
繊維、パーライトを混入したもの、石綿セメント珪酸カ
ルシウム板、発泡コンクリート板、セメントの中に高強
度の耐アルカリガラス繊維を混入したセメント板、石綿
セメントにパルプ、パーライトを混入したもの等を材料
とする窯業系の板材、またはセラミック板、木製品の一
種よりなるものである。塗装部2は塗料供給部3、転写
ベルト8、転写部12、センサー部14、制御部15から構成
したものであり、塗料供給部3はドクターロール4、コ
ーティングロール5、バックアップロール6、塗料受け
7からなり、塗料受け7中の塗料B、あるいはインクを
ドクターアロール4、コーティングロール5を介して転
写ベルト8に供給、含浸させるものである。なお、転写
ベルト8への塗料Bの供給量はドクターロール4とコー
ティングロール5のクリアランス、およびコーティング
ロール5とバックアップロール6とのクリアランスによ
って決まるものである。また、バックアップロール6は
後述するテンションロール9〜11と共に、転写ベルト8
が弛まないように張力を付加する機能も果たすものであ
る。なお、塗料Bとしては、例えば合成樹脂分としてフ
ッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹
脂、フラン樹脂、ビニル樹脂、尿素樹脂、マレイン樹
脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂、オイルフリーイポ
リエステル、スチレン化アルキッド樹脂、アルミニウム
ペイント、チリメンエナメル、ビニル共重合体、ポリビ
ニルブチラル、エチルセルロース等を用い、これに各種
顔料を加えた常温硬化型、加温、加熱硬化型塗料、ある
いは紫外線硬化型塗料、あるいは釉薬等であり、粘度は
約20〜2000センチポアズ位のものである。転写ベルト8
はスポンジベルト、軟質ゴム、布、不織布、あるいはこ
れらとプラスチックシート、ゴムシート等をラミネート
したベルト状物で、塗料Bを含浸、保持するものであ
り、弾性変形を行うものである。その幅は少なくとも基
材Aに施す塗装範囲より大きいものである。さらに説明
を加えると、転写ベルト8は、第1図に示すように無端
帯状、あるいは少なくとも基材Aより長い長尺ベルト状
であり、テンションロール9〜11、バックアップロール
6に巻回され、コーティングロール5の回転と同調して
移動しており転写部12において、塗料Bの含浸面を基材
Aに対峙させ、裏面側よりワイヤー13の先端部で押圧さ
れ、基材Aに塗料Bを転写させるものである。9〜11は
テンションロールで、バックアップロール6と共に転写
ベルト8に張力を付加し、転写部12以外で転写ベルト8
が基材Aに接触しないようにするためのものである。特
にテンションロール9、10は転写ベルト8を基材Aに対
しほぼ平行に保つためのものであり、転写部12による転
写を一定条件に行うことのできるようにするためのもの
である。なお、必要に応じてテンションロール9〜11に
駆動をかけることもできる。転写部12は基材Aに対して
ほぼ垂直にピストン運動を行うワイヤー13を複数本、基
材Aの幅方向に少なくとも1条並べ、ワイヤー13の先端
で転写ベルト8を基材Aに押圧することにより塗料Bを
転写するものである。このワイヤー13は1本1本につい
て独立した動きをするものであり、制御部15にてピスト
ン運動、およびストロークを制御され、点状に塗料Bを
転写するものである。なお、ワイヤー13の並び方は例え
ば第2図(a)〜(c)に示すようなものであり、特に
(b)、(c)に示すように複数条に配列し、かつ千鳥
状に配列した場合は、高速に面状の模様を現出すること
ができる。すなわち転写部12は第3図(a)、(b)に
示すように基材A、転写ベルト8上に位置し、ワイヤー
13が突出することによって点状に塗料Bを転写するもの
である。また転写部12は第4図に示すように、各々1本
ずつが独立的に突出を繰り返すため、ワイヤー13の連続
的ピストン運動と基材Aの移送との組み合わせによって
各種パターンの模様を現出することができるものであ
る。なお、転写部12によって現出される模様パターンは
多くの点の集まりによって成されるものであるため、ワ
イヤー13の径と配列により微細な模様を高速に転写でき
るものである。さらに説明を加えると、基材Aには凹凸
加工部1によって凹凸模様が施されているが、第5図に
拡大して示すように後述するセンサー部14から転送され
たデ−タに基づき、制御部15によってワイヤー13のスト
ローク長、および速さ等がコントロールされ、傾斜面で
あっても平坦面と同様に転写を行うことができるもので
ある。センサー部14は転写部12より基材Aの移動方向に
対して前方に位置し、主に基材Aの凹凸の状態を検知
し、そのデ−タを制御部15へ転送するものである。さら
に説明するとセンサー部14はカメラ、CCD、イメージセ
ンサ等の撮像対、電波、光等の位相によって計測する測
定機等からなり、基材Aの幅方向に渡って表面状態を検
知し、このデ−タの制御部15に転送するものである。制
御部15ではセンサー部14から転送されたデ−タと予め設
定された塗装パターンとによって転写部12のワイヤー13
のインパクトの強さ、速度、およびストローク長を計算
し、この結果に基づいて転写部12を制御するものであ
る。このため、基材Aの凹凸に合致した模様、例えば第
6図(a)に示すように凸部αと凹部βからなる凹凸模
様を有する基材Aに対して、(b)図に示すように凹部
βにまばらに塗装し、凸部αと凹部βの境界に方向性を
有して濃い部位と薄い部位を形成するように塗装するこ
とができる。なお、制御部15は塗装パターンを記憶して
いる記憶部と、演算を行うコンピュータ部とを少なくと
も有し、この記憶部のデ−タを変更、交換するだけで基
材Aに対し、各種模様を転写することができることにな
る。なお、センサー部14では基材Aの凹凸状態の他に凹
凸加工部1での凹凸加工に伴う若干の歪、誤差をも検出
できるため、制御部15で誤差修正を行い、転写部12を制
御できるため、塗装と凹凸模様を完全に合致することが
できる。
以上説明したのは本発明に係る化粧面形成装置の一実
施例にすぎず、第7図に示すように洗浄部16を設け、転
写部12を通過した転写ベルト8を洗浄し、塗料供給部3
にいよる転写ベルト8への塗料Bの含浸をよりムラなく
行うこともできる。また塗料供給部3を第8図に示すよ
うにコーティングロール5とバックアップロール6のみ
から構成し、バックアップロール6とコーティングロー
ル5間に塗料Bを供給、貯留させることも可能である。
さらに第9図に示すように、転写部12において、ワイヤ
ー13近傍以外の部分で基材Aと転写ベルト8間に受け皿
17を配設し、万一転写ベルト8が弛んでも基材Aと接触
しないようにすることも可能である。また、第1図に一
点鎖線で示すように、センサー部14に光源18を配し、セ
ンサー部14による検出をより確実にすることも可能であ
る。さらに第1図に点線で示すように凹凸加工部1の前
方にヒータ部19を設け、凹凸加工を容易に行うことがで
きるようにしたり、凹凸加工部1の後方に、例えばレベ
ラ、引っ張り用ピンチローラのような矯正機20を配し、
基材Aの凹凸加工に伴う歪を矯正することも可能であ
る。また、図示しないが、転写部12のワイヤー13を第2
図(a)のように1条とした場合は転写部12を基材Aの
幅方向に往復動させることにより、複数条配列した場合
と同様の模様を形成することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る化粧面形成装置によ
れば、基材に凹凸加工と塗装を連続して高速に行うこと
もできる。また凹凸加工による凹凸模様と塗装模様を完
全に一致させ、意匠性、立体感の向上した化粧面を形成
することができる。等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る化粧面形成装置の代表例を示す概
略構成図、第2図(a)〜(c)は転写部におけるワイ
ヤーの配列例を示す説明図、第3図(a)、(b)、第
4図、および第5図は転写部の働きを説明する説明図、
第6図(a)、(b)は基材の被塗装面の例と、それに
対する塗装パターンの例を示す説明図、第7図、第8
図、および第9図はその他の実施例を示す説明図であ
る。 1……凹凸加工部、2……塗装部、3……塗料供給部、
8……転写ベルト、12……転写部、14……センサー部、
15……制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して供給される基材に凹凸加工を施す
    凹凸加工部と、該凹凸加工部によって加工された凹凸面
    に対し塗料を塗布する塗装部とからなり、かつ、該塗装
    部を塗料を含浸させた転写ベルトと、該転写ベルトに塗
    料を含浸させる塗料供給部と、複数本のワイヤーをピス
    トン運動させ、該転写ベルトを基材に部分的に接触させ
    て塗料を転写させる転写部と、基材の凹凸状態を検出す
    るセンサー部と、該センサー部からのデ−タを基にして
    転写部を制御する制御部とから構成したことを特徴とす
    る化粧面形成装置。
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