JP2650571B2 - 回路モジュール - Google Patents

回路モジュール

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JP2650571B2
JP2650571B2 JP4176548A JP17654892A JP2650571B2 JP 2650571 B2 JP2650571 B2 JP 2650571B2 JP 4176548 A JP4176548 A JP 4176548A JP 17654892 A JP17654892 A JP 17654892A JP 2650571 B2 JP2650571 B2 JP 2650571B2
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照裕 佐藤
富夫 和田
章 岡田
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    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
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    • HELECTRICITY
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
    • H05K3/308Adaptations of leads
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    • H05K3/368Assembling printed circuits with other printed circuits parallel to each other

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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器等に使用さ
れる金属枠を有する回路モジュールの改善に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の金属枠を有する回路モジュールを
図3(1)、(2)に示す。この図3(1)はモジュー
ル基板を搭載基板に搭載したものであり、図3(2)は
図1(1)のB−B線に沿う断面を示すものである。
【0003】すなわち、図3において、1は金属枠、2
はモジュール基板、3は搭載基板である。金属枠1に形
成された端子部10はモジュール基板2との接続部6に
おいてディップ半田付け、手半田付け等により接続して
あり、さらに搭載基板3に搭載し搭載基板3との接続部
5において半田付け等により接続してある。このとき端
子部10に設けられたスペーサ部4により搭載基板3と
モジュール基板2の間に隙間9が形成される。
【0004】前記金属枠1は通常アースとしてシールド
機能を持たせることが多く、また金属枠1に設けられた
端子部10により搭載基板3のアースとモジュール基板
2のアースを最短距離で接続することで回路モジュール
の性能を向上・安定化することができる。
【0005】このように上記従来の端子構造でも、その
端子部10とモジュール基板2とを接続し、かつモジュ
ール基板2が搭載されるとき、その端子部10が搭載基
板3にも接続され、さらに搭載基板3とモジュール基板
2の間に隙間9を形成するためのスペーサ部4も兼ねる
端子部10を持つた金属枠1を有する回路モジュールを
形成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の端子構造を持つ回路モジュールにおいては、図3
(2)のB−B断面図からもわかるように、熱衝撃や温
度上昇等により搭載基板3に伸び縮みが発生したとき、
あるいは搭載基板3の穴位置のずれ等により端子部10
を広げる方向のストレスがかかった場合、応力はモジュ
ール基板2と端子部10の接続部6に集中し、半田付け
部が破壊されたり、モジュール基板2の銅箔が剥離する
等の問題点があった。
【0007】このような問題点を解決するため、搭載基
板3とモジュール基板2の間の隙間9を広く取ることが
考えられるが、この場合スペース効率が悪化するという
問題がある。
【0008】また、図4に示すように、金属枠1にモジ
ュール基板2と接続するためのツメ11を形成し、端子
部10ではモジュール基板2と接続しないような構造と
したときは、上記のストレスを受けても応力はモジュー
ル基板2とツメ11の接続部に集中することなく分散さ
れ、半田付け部が破壊されたり、モジュール基板2の銅
箔が剥離する等の問題点は無くなる。
【0009】ところが、搭載基板3に搭載した場合、モ
ジュール基板2のアース配線と搭載基板3のアース配線
が最短距離で接続されず性能の劣化・不安定化の原因と
なるという問題点がある。
【0010】また、図5に示す他の従来例では、端子部
10のスペーサ部4にスリット12を設け、スぺーサ部
4の強度を弱くし、上記のストレスを受けても応力はス
ペーサ部4がたわむことにより緩和するので半田付け部
が破壊されたり、モジュール基板2の銅箔が剥離する等
の問題点は無くなり、かつモジュール基板2と搭載基板
3間の接続が最短距離で実現できる。
【0011】ところが、回路モジュールを組み立てると
きディップ半田付けによりモジュール基板2と金属枠1
の端子部10を半田付けすると、半田でスリット12が
充填されてしまうためスペーサ部4の強度を弱くできな
い。そのため手半田付け等により半田付けするため工数
がかかるという問題点がある。
【0012】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、その目的とするところは、半田付け部が破
壊されたり、モジュール基板の銅箔が剥離する等の問題
点も無く、搭載基板のアースとモジュール基板のアース
を最短距離で接続することで性能を向上・安定化するこ
とができ、かつ組み立てるときディップ半田付けにより
モジュール基板と金属枠の端子部を半田付けすることが
できる回路モジュールを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、金属枠に形成された端子部に、この端子部
とモジュール基板とを接続し且つこの端子部が搭載基板
にも接続されたとき、搭載基板とモジュール基板の間に
隙間を形成するためのスペーサ部を設け、このスペーサ
部に、一方が解放されたスリットを形成するようにした
ものである。
【0014】
【作用】かかる構成により、半田ディップで半田付けし
たときにスリットに半田が充填されず、スペーサ部の強
度が弱くなり、搭載基板からの応力をスペーサ部が曲が
ることにより緩和するので半田付け部の破壊やモジュー
ル基板の銅箔の剥離の発生を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例を示すものであ
る。そして、図1(1)は本発明の回路モジュールを搭
載基板上に搭載したものであり、図1(2)はA−A断
面を示すものである。なお、従来例を説明した図3、図
4、図5中のものと同一の、または対応する部分につい
てはそれぞれ同一の符号を付す。
【0017】そして、図1中1は金属枠、2はモジュー
ル基板、3は搭載基板である。金属枠1に形成された端
子部10には開放端13aを持つスリット13が設けて
あり、モジュール基板2との接続部6においてディップ
半田付け、手半田付け等により接続してある。さらに端
子部10は搭載基板3との接続部5において半田付け等
により接続してある。このとき端子部10に設けられた
スペーサ部4により搭載基板3とモジュール基板2の間
に隙間9が形成される。
【0018】上記の金属枠1を有する回路モジュールに
おいては、熱衝撃ストレスや搭載基板3の穴位置のずれ
等で端子部10を押し広げる応力がかかった場合でも、
スペーサ部4に開放端13aを持つスリット13が設け
てあって、このスリット13は、ディップ半田付けによ
りモジュール基板2と端子部10を半田付けしても、半
田が充填されることがないので、曲げ強度は弱くなって
いるため、応力はスペーサ部4が曲がることにより緩和
される。
【0019】このために、モジュール基板2と端子部1
0の接続部6の半田付け部が破壊されたり、モジュール
基板2の銅箔が剥離する等の問題は発生しない。また、
隙間9を広くして応力を緩和する必要もないのでスペー
ス効率を悪化させることもない。
【0020】前記金属枠1は通常アースとして使用する
ことが多いが、本発明の回路モジュールにおいては開放
端13aを持つスリット13によってスペーサ部4の強
度を弱めているので、モジュール基板2のアース配線と
搭載基板3のアース配線を最短距離で接続することが可
能となり、性能の向上・安定化を図ることができる。
【0021】さらに回路モジュールを組み立てるとき、
ディップ半田付けによりモジュール基板2と金属枠1の
端子部10を半田付けしても、開放端13aを持つスリ
ット13であるため半田でスリット13が充填されるこ
とがない。これにより工数の安価なディップ半田付けを
適用することができる。
【0022】また、図2(1)、(2)は本発明の他の
実施例である。上記実施例ではL型のスリットを形成し
ているが、スリット13は直線型でも、複数あっても良
い。すなわち、図2(1)に示すようにスペーサ部4の
下縁部4aから上に直線型のスリット13を形成しても
よいし、また、図2(2)に示すようにスペーサ部4の
側縁部4bから横に直線型のスリット13を形成しても
よい。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記実施例により明らかなよう
に、金属枠に設けられた端子部のスペーサ部に、一方が
開放されたスリットを形成したものであり、搭載基板と
の間の隙間を広げることなく、以下に示す効果を有す
る。
【0024】(1) スペーサ部は曲げ強度が弱くなる
ので、端子部にストレスがかかってもスペーサ部が曲が
ることにより応力を緩和するので、モジュール基板と金
属枠の端子部の接続部に不具合が生じることはない。
【0025】(2) 搭載基板のアース配線とモジュー
ル基板のアース配線を最短距離で接続することができる
ので、性能の向上・安定化が図れる。
【0026】(3) 半田がスリットの中に充填されな
いので工数の安価なディップ半田付けを適用でき、コス
トダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は本発明の回路モジュールの一実施例の
断面図 (2)は(1)A−A線に沿う断面図
【図2】(1)は本発明の回路モジュールの他の実施例
の端子部の断面図 (2)は本発明の回路モジュールの他の実施例の端子部
の断面図
【図3】(1)は従来の回路モジュールの断面図 (2)は(1)B−B線に沿う断面図
【図4】従来の他の実施例の端子部の断面図
【図5】従来の他の実施例の端子部の断面図
【符号の説明】
1 金属枠 2 モジュール基板 3 搭載基板 4 スペーサ部 5 接続部 6 接続部 9 隙間 10 端子部 11 ツメ 12 スリット 13 スリット 13a スリットの開放端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュール基板と搭載基板とを隙間を介
    して接続する金属枠に形成された端子部に、上記モジュ
    ール基板に接続される第1の接続部と、上記搭載基板に
    接続される第2の接続部と、上記モジュール基板と上記
    搭載基板との間に配置され上記隙間を形成するためのス
    ペーサ部と、このスペーサ部に一方が開放されて形成さ
    れたスリットとを設け、上記第1または第2の接続部を
    半田付けした際に上記スリットに半田が充填しないこと
    を特徴とする回路モジュール。
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