JP2649041B2 - ダンプ兼リフト装置 - Google Patents

ダンプ兼リフト装置

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JP2649041B2
JP2649041B2 JP62044074A JP4407487A JP2649041B2 JP 2649041 B2 JP2649041 B2 JP 2649041B2 JP 62044074 A JP62044074 A JP 62044074A JP 4407487 A JP4407487 A JP 4407487A JP 2649041 B2 JP2649041 B2 JP 2649041B2
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斉次 松岡
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INASAKA HAGURUMA SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の荷台等を車体フレーム等に対して
ダンプ状態あるいはリフト状態にするダンプ兼リフト装
置に関するものである。
従来の技術 従来、車台側に配置されたサブフレームの後部に枢着
した主リンクと、荷台の後部に枢着したサブリンクとの
各中央部を相互に回転可能に枢着し、両リンクの他端を
荷台の前部及びサブフレームの前部に形成された案内軌
条にローラを介して移動可能に嵌合してなるクロスリン
ク式の荷台リフト装置を備え、サブフレーム側の案内軌
条の前部側上壁に切欠部を設けると共に、切欠部の開放
及び閉鎖を行うストッパーをサブフレーム側の案内軌条
の上壁に摺動自在に設け、操作レバーによりストッパー
を摺動し、ストッパーがサブフレーム側の案内軌条の切
欠部を閉鎖している場合には、シリンダの伸張・収縮に
より、両リンクのローラが荷台の前部及びサブフレーム
の前部に形成された案内軌条に沿って前方・後方に移動
して、荷台が水平に昇降してリフト作動をする一方、ス
トッパーがサブフレーム側の案内軌条の切欠部を開放し
ている場合には、シリンダの伸張により、サブリンクの
ローラが切欠部から上方に離脱し、サブリンクが主リン
クと共に回動し、主リンクの後端を支点として荷台が傾
動し、シリンダの収縮により、サブリンクのローラが切
欠部から案内軌条に嵌入し、荷台が元の走行姿勢に戻る
ダンプ作動をするリフト・ダンプ作動が可能なダンプ兼
リフト装置が、例えば、実公昭48-15705号や実開昭60-3
2139号として知られている。
これらのものは、ダンプ作動において、シリンダの収
縮によりサブリンクのローラが切欠部から案内軌条に嵌
入した後に荷台が元の走行姿勢に戻る場合、サブリンク
のローラが案内軌条に嵌入した後もサブフレーム側の案
内軌条の切欠部が開放されたままとなっており、このた
めにサブリンクの前部が上方に向けて移動可能な状態と
なっているので、荷台の走行姿勢を安定的に保つため
に、サブフレーム側の案内軌条の切欠部をストッパーで
閉鎖するように操作レバーを摺動操作する必要がある。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、上述した点に対処して、ダンプ作動
における荷台の下降終了時において、車体側に配置され
る下部誘導体の前部に嵌入されるクロスリンクの一方の
支持体の端部の係止体による係止を行って、ダンプ作動
における荷台の下降終了と同時に荷台の水平載置姿勢の
安定性を実現することができるダンプ兼リフト装置を提
供することにある。
課題を解決するための手段 本発明のダンプ兼リフト装置は、上記課題を解決する
ために、下部誘導体と、前記下部誘導体に対して移動自
在に設けた上部誘導体と、前記下部誘導体と上部誘導体
との間に配設した複数の支持体と、前記下部誘導体に対
して上部誘導体を移動する移動装置とを備え、前記支持
体の一端を上部誘導体及び下部誘導体に沿ってそれぞれ
移動自在に係合すると共に、支持体の長手方向中央付近
を軸を介して回動自在に連結し、一方の支持体の他端を
上部誘導体に回動自在に軸支し、他方の支持体の他端を
下部誘導体に回動自在に軸支し、 前記下部誘導体の端部に、前記一方の支持体の一端に
対して係合離脱する凹部を有する係止体を回動自在に設
け、前記係止体に該係止体の回動を阻止するための係止
部を設ける一方、前記凹部が前記一方の支持体の一端に
係合した状態の前記係止体の係止部に対向する位置と該
位置から離間する位置の間を移動すべくされた係止突部
を有する操作レバーを回動自在に設け、 前記一方の支持体の移動に伴って前記係止体が回動
し、前記凹部の開放端が上方に向いて、前記一方の支持
体の一端が前記係止体の凹部から上方側に離脱した時
に、前記係止体の姿勢を離脱位置に付勢する一方、前記
一方の支持体の一端が上方側から前記係止体の凹部に係
合し、前記一方の支持体の一端が前記係止体の凹部に沿
って移動して前記凹部の開放端が側方に向いた時に、前
記係止体の姿勢を係止位置に付勢する付勢ばねを前記下
部誘導体の端部に設けたことを特徴とする構成を有する
ものである。
作用 ダンプ作動を行う場合には、操作レバーを回動させ、
下部誘導体の端部に回動自在に設けた係止体に対する操
作レバーの係止突部の係止を解除して係止体を回動可能
にしておく。
この状態にて移動装置を伸張作動させ、下部誘導体に
対して上部誘導体を移動させる。上部誘導体が移動され
ると、下部誘導体に回動自在に軸支した他方の支持体の
他端を軸として上部誘導体及び複数の支持体が同時に回
動し、一方の支持体の移動に伴って下部誘導体の端部に
回動自在に設けた係止体が回動し、係止体の凹部の開放
端が上方に向いた時に一方の支持体の一端が係止体から
離脱し、上部誘導体が下部誘導体に対して傾斜状態とな
る。
係止体の凹部の開放端が上方に向いて、一方の支持体
の一端が係止体の凹部から上方側に離脱した時に、下部
誘導体の端部に設けた付勢ばねが係止体の姿勢を離脱位
置に付勢する。
また、上部誘導体が下部誘導体に対して傾斜状態とな
っている状態にて、移動装置を収縮作動させ、下部誘導
体に対して上部誘導体を移動させる。上部誘導体が移動
されると、下部誘導体に回動自在に軸支した他方の支持
体の他端を軸として上部誘導体及び複数の支持体が同時
に回動し、一方の支持体の一端が上方側から係止体の凹
部に係合すると、一方の支持体の移動に伴って係止体が
回動し、係止体の凹部の開放端が側方に向いて、一方の
支持体の一端が係止体の凹部に嵌入した時に、下部誘導
体の端部に設けた付勢ばねが係止体の姿勢を係止位置に
付勢することにより、ダンプ作動終了時に、一方の支持
体の端部の係止体による係止を行って、ダンプ作動にお
ける荷台の下降終了と同時に荷台の走行姿勢の安定性を
実現する。この時に、操作レバーの回転により係止突部
が係止体の係止部に係合することにより係止体を係止し
て係止体の回動を阻止する。
また、リフト作動を行う場合には、操作レバーの係止
突部を係止体の係止部に係合することにより係止体を係
止して係止体の回動を阻止する状態としておく。
この状態にて移動装置を伸張作動させると、係止体が
前記一方の支持体の一端を係止すると、下部誘導体及び
上部誘導体に移動自在に係合した両支持体の一端が下部
誘導体及び上部誘導体に沿ってそれぞれ移動し、複数の
支持体がその長手方向中央付近を連結した軸を中心とし
て交差状に移動し、上部誘導体が支持体により下部誘導
体に対して水平に上昇し、リフト作動をする。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
第1図において、1は本発明のダンプ兼リフト装置を
備えたトラック車であり、前記トラック車1の車体フレ
ーム2には荷台3が傾斜状態あるいは平行状態で上昇可
能に設けられている。
車体フレーム2上には第2図及び第3図に示すよう
に、下部誘導体となる2本の下部ガイドレール4,4が間
隔を置いて平行に設けられ、下部ガイドレール4には中
空部5がそれぞれ形成され、荷台3の下面には第4図に
示すように、上部誘導体となる2本の上部ガイドレール
6,6が互いに間隔を置いて平行に設けられ、前記上部ガ
イドレール6,6には中空部7が形成され、下部ガイドレ
ール4の内側に上部ガイドレール6が配置されている。
そして、下部ガイドレール4,4の一端の前端寄り下面
には固定板8の両端寄り部分がそれぞれ一体に固着さ
れ、下部ガイドレール4,4の他端の後端下面には端部固
定板9の両端がそれぞれ一体に固着され、下部ガイドレ
ール4,4には固定板8と端部固定板9との間の中央付近
に連結棒10の両端がそれぞれ固着され、連結棒10の長手
方向中央付近に前端寄りに突出して支軸板11,11が一体
に形成され、端部固定板9の上面に2つの支軸体12,12
が両端寄りにそれぞれ一体に設けられている。
下部ガイドレール4と上部ガイドレール6との間には
2本の外部支持体13,13と内部支持体14,14配設され、下
部ガイドレール4には下部ガイドレール4に対して上部
ガイドレール6を傾斜あるいは平行状態に移動する移動
装置となる流体圧シリンダー15の端部が回動自在に連結
され、流体圧シリンダー15のピストンロッド16の先端が
内部支持体14に回動自在に連結されている。
上部ガイドレール6の外側に外部支持体13が配置さ
れ、上部ガイドレール6の内側に2本の内部支持体14が
間隔を置いて互いに平行に配置され、外部支持体13,13
の一端の前端寄り下面に連結板17の両端が固着され、内
部支持体14,14間の一端の前端寄りに連結体18が設けら
れ、連結体18と間隔を置いて平行な連結板19が設けら
れ、連結体18及び連結板19はその両端が内部支持体14の
内側面にそれぞれ一体に固着され、連結体18と連結板19
との間には挟持片20,20が内部支持体14と平行に一定の
間隔を置いて設けられている。
外部支持体13の一端となる前端外側には係合ローラ21
が回動自在に軸支され、内部支持体14の一端となる前端
外側には係合ローラ22が回動自在に軸支され、外部支持
体13の係合ローラ21が下部ガイドレール4の中空部5に
係合され、内部支持体14の係合ローラ22が上部ガイドレ
ール6の中空部7に係合され、外部支持体13の他端とな
る後端が上部ガイドレール6の後端に回動自在に軸支さ
れ、内部支持体14の他端となる後端が下部ガイドレール
4の後端に回動自在に軸支され、外部支持体13と内部支
持体14の長手方向中央付近が軸を介して回動自在に連結
され、下部ガイドレール4の前端内側には外部支持体13
の係合ローラ21を係脱自在にする係止体23が回動自在に
設けられている。
外部支持体13の後端は上部ガイドレール6の後端に軸
24を介して回動自在に装着され、内部支持体14の後端は
下部ガイドレール4後端の端部固定板9に設けた支軸体
12に軸25を介して回動自在に装着され、流体圧シリンダ
ー15の端部が連結棒10に形成した支軸体11に軸26を介し
て回動自在に装着されると共に、流体圧シリンダー15の
ピストンロッド16の先端が内部支持体14に設けた挟持片
20に軸27を介して回動自在に装着されている。
内部支持体14,14の長手方向中央付近には内部支軸28
の両端が回動自在にそれぞれ挿着され、内部支軸28の両
端寄りには連結リンク29の一端がそれぞれ固着され、連
結リンク29の他端には固定軸30の一端が固着され、固定
軸30の他端が連結リンク31の一端に固着され、前記連結
リンク31の他端には外部支軸32の一端が固着され、外部
支軸32の他端が外部支持体13の長手方向中央付近に回動
自在に挿着され、内部支軸28と外部支軸32とは同一線上
に配置され、連結リンク31は上部ガイドレール6と外部
支持体13間に位置されている。
下部ガイドレール4,4の前端には端部に操作レバー33
を有する作動軸34の両端が回動自在に軸支され、作動軸
34の両端寄りには係止ボルト35,35がそれぞれ設けられ
ている。作動軸34は、操作レバー33の回転により係止ボ
ルト35,35を後述の凹部40が外部支持体13の係合ローラ2
1の軸部に係合した状態の係止体23,23の係止部41に対向
する位置及びこの位置と離間する位置に置かれるように
されている。
また、下部ガイドレール4,4の前端寄りには作動軸34
と平行に回動軸36の両端が回動自在に軸支され、回動軸
36の両端寄りには係止体23,23が一体に固着され、一方
の下部ガイドレール4より突出する回動軸36の端部には
移動板37が一体に設けられ、移動板37にはスプリング38
の一端が連結され、スプリング38の他端が下部ガイドレ
ール4の端部に連結されている。下部ガイドレール4の
前端寄りの上部水平部の一部に切欠部39が形成され、そ
の中に係止体23が配置され、係止体23には一方に開口す
る外部支持体13の係合ローラ21の軸部を係脱自在とする
凹部40が形成されると共に、係止ボルト35の先端により
係止される係止部41が形成されている。
次に、この実施例の作用について説明する。
荷台3をダンプ状態として使用する際には、荷台3が
車体フレーム2上に水平に載置された状態で外部支持体
13の係合ローラ21の軸部を下部ガイドレール4の凹部40
に係合しておく。手で操作レバー33を第5図及び第6図
に示すように回動すると、下部ガイドレール4の前端内
部に設けた係止体23の係合部41より係止ボルト35の先端
の係合が外れ、係止ボルト35による係止体23の係止が解
除されて係止体23は回動可能となる。この際、係止体23
を有する回動軸36の端部に設けた移動板37は第7図に示
すようにスプリング38により引張られ、係止体23を下部
ガイドレール4に沿って係止する。
次いで、下部ガイドレール4に対して上部ガイドレー
ル6を移動する流体圧シリンダー15に図示しない流体圧
供給装置により流体圧を供給すると、流体圧シリンダー
15のピストンロッド16が伸張し、ピストンロッド16の先
端を連結した内部支持体14が上部ガイドレール6,外部支
持体13と共に第2図に示すように軸25を中心に時計回り
に回動し、第8図及び第9図に示すように、外部支持体
13の一端の上方への移動に伴って、係止体23は回動軸36
を中心に回動され、係止体23の凹部40の開放端が略上方
に向くと、外部支持体13の一端の係合ローラ21の軸が係
止体23の凹部40から離脱し、内部支持体14の内部支軸28
と同軸上の外部支軸32が移動し、内部支持体14と同時に
上部ガイドレール6及び外部支持体13も並んで上部ガイ
ドレール6が下部ガイドレール4に対して前上がりの傾
斜状態となり、第10図に示すように荷台3が車体フレー
ム2に対して前上がりの傾斜状態となる。
また、回動軸36の回動により回動軸36の端部に一体に
設けた移動板37も同時に回動し、第11図に示すように、
スプリング38の取付端を結ぶ線が回動軸36と移動板37の
スプリング取付部とを結ぶ線を越すと、移動板37がスプ
リング38により引張られ、回動軸36に設けた係止体23が
傾斜した状態で、即ち、係止体23の姿勢が離脱位置に保
持される。
そして、ダンプ作業終了後、図示しない操作ボタンに
より流体圧シリンダー15より流体圧を除去すれば、荷台
3の自重により流体圧シリンダー15のピストンロッド16
が後退すると共に、内部支持体14が軸25を中心に第2図
において反時計回りに回動し、内部支持体14と共に上部
ガイドレール6及び外部支持体13が同時に移動し、外部
支持体13の係合ローラ21の軸部が上方側から再び係止体
23の凹部40に係合して凹部40に沿って移動し、第5図に
示したように係止体23を回動軸36を中心に回動し、回動
軸36の端部に設けた移動板37も回動し、スプリング38の
取付端を結ぶ線が回動軸36と移動板37のスプリング取付
部とを結ぶ線を越すと、移動板37をスプリング38が引張
り、係止体23は、その凹部40の開放端が側方に向いて、
外部支持体13の係合ローラ21の軸部が係止体23の凹部40
に嵌入した時、係止体23の姿勢が係止位置に保持され、
上部ガイドレール6,外部支持体13及び内部支持体14が下
部支持体4と平行状態となり、荷台3が車体フレーム2
上に水平載置状態となる。
この時に、操作レバー33を作動軸34と共に回動し、係
止ボルト35が、凹部40が外部支持体13の係合ローラ21の
軸部に係合した状態の係止体23の係止部41に対向するこ
とにより係止体23を係止して係止体23の回動を阻止す
る。
荷台3をリフト状態に使用する場合は、操作レバー33
を手で回動し、第12図,第13図及び第14図に示すように
作動軸34を回動することにより、作動軸34に設けた係止
ボルト35を移動し、係止ボルト35の先端で係止体23を係
止部41で係止する。
第12図に示した係止体23を係止ボルト35により係止し
た状態で流体圧シリンダー15に流体圧供給装置で流体圧
を供給すると、流体圧シリンダー15のピストンロッド16
が第15図に示すように突出し、ピストンロッド16の先端
に連結された内部支持体14が軸25を中心として回動し、
内部支持体14の係合ローラ22が上部ガイドレール6の中
空部7に沿って後端方向に移動し、外部支持体13が軸24
を中心として回動し、外部支持体13の係合ローラ21が下
部ガイドレール4の中空部5に沿って後端方向に移動
し、外部支持体13と内部支持体14が内部支軸28及び外部
支軸32を中心に交差状となり、上部ガイドレール6が下
部ガイドレール4に対して外部支持体13及び内部支持体
14を介して平行状態で上方に移動し、上部ガイドレール
6を装着した荷台3が第16図に示すように下部ガイドレ
ール4を装着した車体フレーム2に対して平行状態で上
方に上昇する。
リフト作業終了後、流体圧シリンダー15より図示しな
い操作ボタンにより流体圧を除去すれば、荷台3の自重
により流体圧シリンダー15のピストンロッド16が後退
し、外部支持体13の係合ローラ21が下部ガイドレール4
の中空部5に沿って前端方向に移動すると共に、内部支
持体14の係合ローラ22が上部ガイドレール6の中空部7
に沿って前端方向に移動し、外部支持体13及び内部支持
体14が上部ガイドレール6を下部ガイドレール4に対し
て平行状態で下方に移動し、外部支持体13の係合ローラ
21の軸部が係止体23の凹部40に係合し、荷台3が車体フ
レーム2に対して水平載置状態となる。
なお、上部ガイドレール6を内部支持体14の係合ロー
ラ22が移動可能な範囲の部分と外部支持体13の後端を回
動可能に軸支する部分とに2分することにより、外部支
持体13と内部支持体14の長手方向中央付近を回動自在に
軸支した支軸を一本とすることも可能であり、車体フレ
ームにアウトリガーを設けることも可能である。
発明の効果 以上に述べたように、本発明のダンプ兼リフト装置に
よれば、荷台を車体フレームに対して傾斜状態とした
り、荷台を車体フレームに対して平行状態に上昇するこ
とができ、荷台のダンプ状態とリフト状態の切換えを容
易に行うことができる。
ダンプ作動を行う場合には、操作レバーを回動させ、
下部誘導体の端部に回動自在に設けた係止体に対する操
作レバーの係止突部の係止を解除して係止体を回動可能
にしておき、この状態にて移動装置を伸張作動させ、下
部誘導体に対して上部誘導体を移動させると、下部誘導
体に回動自在に軸支した他方の支持体の他端を軸として
上部誘導体及び複数の支持体が同時に回動し、一方の支
持体の移動に伴って下部誘導体の端部に回動自在に設け
た係止体が回動し、係止体の凹部の開放端が上方に向い
た時に一方の支持体の一端が係止体から離脱し、上部誘
導体が下部誘導体に対して傾斜状態とすることができ、
係止体の凹部の開放端が上方に向いて、一方の支持体の
一端が係止体の凹部から上方側に離脱した時に、下部誘
導体の端部に設けた付勢ばねが係止体の姿勢を離脱位置
に付勢することができる。
また、上部誘導体が下部誘導体に対して傾斜状態とな
っている状態にて、移動装置を収縮作動させ、下部誘導
体に対して上部誘導体を移動させると、下部誘導体に回
動自在に軸支した他方の支持体の他端を軸として、上部
誘導体及び複数の支持体が同時に回動し、一方の支持体
の一端が上方側から係止体の凹部に係合すると、凹部に
沿う一方の支持体の移動に伴って係止体が回動し、係止
体の凹部の開放端が側方に向いて、一方の支持体の一端
が係止体の凹部に嵌入した時に、下部誘導体の端部に設
けた付勢ばねが係止体の姿勢を係止位置に付勢し、この
時に、操作レバーの係止突部を係止体の係止部に対向さ
せて係止体の回動を阻止することにより、ダンプ作動終
了時に、一方の支持体の端部の係止体による係止を行っ
て、ダンプ作動における荷台の下降終了と同時に荷台の
水平載置姿勢の安定性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のダンプ兼リフト装置を備え
たトラック車の概略正面図、 第2図は、同上のダンプ兼リフト装置のダンプ状態の正
面図、 第3図は、下部ガイドレールの平面図、 第4図は、上部ガイドレール,外部支持体及び内部支持
体の平面図、 第5図は、操作レバーのダンプ作動時の下部ガイドレー
ル前端の一部破断正面図、 第6図は、第5図の平面図、 第7図は、第5図の背面図、 第8図は、係止体回動時の下部ガイドレール前端の一部
破断正面図、 第9図は、第8図の平面図、 第10図は、ダンプ作動状態のトラック車の概略正面図、 第11図は、第8図の背面図、 第12図は、操作レバーのリフト作動時の下部ガイドレー
ル前端の一部破断正面図、 第13図は、第12図の平面図、 第14図は、第12図の背面図、 第15図は、ダンプ兼リフト装置のリフト状態の正面図、 第16図は、リフト作動状態のトラック車の概略正面図で
ある。 1……トラック車、2……車体フレーム、3……荷台、
4……下部ガイドレール、5……中空部、6……上部ガ
イドレール、7……中空部、8……固定板、9……端部
固定板、10……連結棒、11……支軸板、12……支軸体、
13……外部支持体、14……内部支持体、15……流体圧シ
リンダー、16……ピストンロッド、17……連結板、18…
…連結体、19……連結板、20……挟持片、21,22……係
合ローラ、23……係止体、24,25,26,27……軸、28……
内部支軸、29……連結リンク、30……固定軸、31……連
結リンク、32……外部支軸、33……操作レバー、34……
作動軸、35……係止ボルト、36……回動軸、37……移動
板、38……スプリング、40……凹部、41……係止部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部誘導体と、前記下部誘導体に対して移
    動自在に設けた上部誘導体と、前記下部誘導体と上部誘
    導体との間に配設した複数の支持体と、前記下部誘導体
    に対して上部誘導体を移動する移動装置とを備え、前記
    支持体の一端を上部誘導体及び下部誘導体に沿ってそれ
    ぞれ移動自在に係合すると共に、支持体の長手方向中央
    付近を軸を介して回動自在に連結し、一方の支持体の他
    端を上部誘導体に回動自在に軸支し、他方の支持体の他
    端を下部誘導体に回動自在に軸支したダンプ兼リフト装
    置において、 前記下部誘導体の端部に、前記一方の支持体の一端に対
    して係合離脱する凹部を有する係止体を回動自在に設
    け、前記係止体に該係止体の回動を阻止するための係止
    部を設ける一方、前記凹部が前記一方の支持体の一端に
    係合した状態の前記係止体の係止部に対向する位置と該
    位置から離間する位置の間を移動すべくされた係止突部
    を有する操作レバーを回動自在に設け、 前記一方の支持体の移動に伴って前記係止体が回動し、
    前記凹部の開放端が上方に向いて、前記一方の支持体の
    一端が前記係止体の凹部から上方側に離脱した時に、前
    記係止体の姿勢を離脱位置に付勢する一方、前記一方の
    支持体の一端が上方側から前記係止体の凹部に係合し、
    前記一方の支持体の一端が前記係止体の凹部に沿って移
    動して前記凹部の開放端が側方に向いた時に、前記係止
    体の姿勢を係止位置に付勢する付勢ばねを前記下部誘導
    体の端部に設けたことを特徴とするダンプ兼リフト装
    置。
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JPS5030097Y2 (ja) * 1971-07-03 1975-09-04
JPS6032139U (ja) * 1983-08-10 1985-03-05 有限会社 河島農具製作所 リフト兼用ダンプ運搬車の切換レバ−の自動ロック装置

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