JP4289525B2 - 車両用リフト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の整備等に用いて好適な車両用リフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用リフト装置として、左右一対の昇降装置を備え、各昇降装置のそれぞれに該昇降装置により昇降されるリフトテーブルを支持し、該リフトテーブルにスイングアームを付帯し、該スイングアームをリフトテ−ブル上で旋回可能としてなるものがある。この車両用リフト装置では、乗用車等の車両については、リフトテーブルを車両のサイドシールポイントに当ててリフトアップし、車両のリフトポイントがリフトテーブルから外れる、RV車、ワンボックス車、トラック等のフレーム構造車等の車両については、スイングアームを車両のリフトポイントにセットしてリフトアップする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、スイングアームを用いた車両のリフトアップ時に、車両のリフトポイントに合致する旋回作業位置にセットせしめられているスイングアームに、旋回方向の外力が万一作用すると、スイングアームがその旋回作業位置(リフトポイント)から外れる不測の旋回を生じ、車両の安定的なリフトアップを損なう虞がある。
【0004】
本発明の課題は、車両用リフト装置において、スイングアームによる車両のリフトアップの安定を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、左右一対の昇降装置を備え、各昇降装置のそれぞれに該昇降装置により昇降されるリフトテーブルを支持し、該リフトテーブルにスイングアームを付帯し、該スイングアームをリフトテ−ブル上で旋回可能とし、スイングアームの旋回状態をリフトテーブル上で定められる旋回作業位置にてロックする旋回ロック装置を備えてなる車両用リフト装置において、前記スイングアームは下面に設けてあるスライドプレートをリフトテーブルの上に滑らせて旋回可能とされ、前記旋回ロック装置が、スイングアームの側に挿着されるロックピンを、リフトテーブルの側でスイングアームの旋回中心まわりに設けた複数のストッパ孔のそれぞれに選択的に係脱可能とし、上記スイングアームがリフトテーブルの上にスライドプレートを滑らせて旋回されて車両のリフトポイントに合致する旋回作業位置にセットされたとき、上記旋回ロック装置のロックピンが対応するストッパ孔に係着し、スイングアームの自由な旋回をロックするようにしたものである。
【0006】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記ロックピンが、スイングアームに設けたピン支持箱にばねを介して挿着され、スイングアームが車両のリフトポイントに合致する旋回作業位置にセットされたとき、ばねのばね力で対応するストッパ孔に係着するように構成されてなるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態の車両用リフト装置を示す側面図、図2は図1の平面図、図3は車両用リフト装置の格納状態を示す側面図、図4は図3の平面図、図5はリフトテーブルを示し、(A)は側面図、(B)は要部拡大図、図6は図5の平面図、図7は図6のVII-VII 線に沿う断面図、図8はスライドアームを示し、(A)は側面図、(B)は平面図、図9はリフトテーブルの補助テーブル引き出し構造を示し、(A)は正面図、(B)は斜視図、図10はスイングアームの旋回ロック構造を示し、(A)は側面図、(B)は平面図、図11は第2実施形態の車両用リフト装置を示す側面図、図12は図11の平面図、図13はスライドアームを示し、(A)は側面図、(B)は平面図、図14は図12のXIV-XIV 線に沿う断面図である。
【0010】
(第1実施形態)(図1〜図10)
車両用リフト装置10は、図1、図2に示す如く、自動車整備場の床面11に設けた左右のピット12、12のそれぞれに左右一対の昇降装置13、13のそれぞれを格納し、各昇降装置13のそれぞれに該昇降装置13により昇降されるリフトテーブル14を支持し、該リフトテーブル14に対する車両進入方向の側傍には床面11と略同一レベルの固定床(固定テーブル)15を配置している。また、車両用リフト装置10は、リフトテーブル14の側部にスイングアーム16を付帯し、スイングアーム16をリフトテーブル14の上面に沿って旋回可能としている。
【0011】
昇降装置13は、図3、図4に示す如く、X字状に交差する内リンク21と外リンク22をX字の交差部でピン結合し、内リンク21の下端ローラー21Aをピット12に埋設した架台17内で往復動可能とし、外リンク22の下端を架台17にピン結合するとともに、内リンク21の上端部をリフトテーブル14の後述する主テーブル31にピン結合し、外リンク22の上端部をリンクロッド23を介して主テーブル31にピン結合することにて、リフトテーブル14を水平状態にて昇降できるようにしている。そして、昇降装置13は、架台17と内リンク21の中間部との間に油圧シリンダ24を介装し、油圧シリンダ24の収縮動作によりリフトテーブル14をピット12に納めて該リフトテーブル14を床面11と同一レベルに設定することにより、車両の通り抜けを可能とし、油圧シリンダ24の伸長動作によりリフトテーブル14をリフトアップ可能とする。
【0012】
尚、昇降装置13における内リンク21の下端ローラー21A側はピット12の固定床15の下方にて起伏動作し、リフトアップの過程で、固定床15の前端部を構成する揺動カバー15Aを本体部15Bに対するヒンジ部まわりで押上げ可能としている。
【0013】
リフトテーブル14は、図5〜図7に示す如く、昇降装置13に結合される主テーブル31と、主テーブル31に車両進行方向に沿う前後の長手方向で伸縮移動可能に嵌装される補助テーブル32とからなる。リフトテーブル14は、補助テーブル32の前端部に備える引き出し取手33を用いて、補助テーブル32を主テーブル31から、固定床15の上に引き出す引き出し構造を有し、結果として、主テーブル31と補助テーブル32を車両のホイールベースに応じて伸縮することにより、車両のリフトポイント(サイドシールポイント)に確実にセット可能とされている。リフトテーブル14における補助テーブル32の引き出し構造については後に詳述する。
【0014】
車両用リフト装置10は、図1、図8に示す如く、リフトテーブル14(主テーブル31)の側部に固定した支持枠41に前後一対のアーム軸支部42、42を設け、前後のスイングアーム16をこれらのアーム軸支部42に旋回可能に支持している。スイングアーム16は、ガイドアーム43にスライドアーム44を伸縮可能に挿入した二重管構造からなり、ガイドアーム43の基部に固定した旋回軸45を支持枠41のアーム軸支部42に軸方向に上下動可能な状態で枢着せしめている。ガイドアーム43の上面には前後一対の引き上げ取手46が設けられている。ガイドアーム43の下面2位置にはスライドプレート47が設けられている。スライドアーム44の先端部には、受具48が装着され、受具48は手動にて螺動されてその車両受面レベルを調整可能とされている。スイングアーム16は、引き上げ取手46を用いてリフトテーブル14の側部の待機位置から上方に引き上げられ、且つリフトテーブル14の上にスライドプレート47を滑らせて旋回され、更に、スライドアーム44をガイドアーム43に対して伸縮することにより、スライドアーム44の受具48を車両のリフトポイントにセット可能とする。このスイングアーム16の使用により、車両のリフトポイントが前述のリフトテーブル14から外れる車両についてもリフトアップ可能となる。
【0015】
尚、スイングアーム16は、ガイドアーム43の基部外面にストッパピン49を備え、スイングアーム16がリフトテーブル14の側部の待機位置から外方にはみ出るように旋回する動作を、ストッパピン49と支持枠41の側面との衝合により規制している。
【0016】
以下、車両用リフト装置10が備える、(A) リフトテーブル14における補助テーブル32の引き出し構造、(B) スイングアーム16の旋回ロック構造のそれぞれについて詳述する。
(A) リフトテーブル14における補助テーブル32の引き出し構造(図5〜図7、図9)
リフトテーブル14は、主テーブル31を上面材と両側面材からなる縦断面逆U字状とするとともに、補助テーブル32も上面材と両側面材からなる縦断面逆U字状とし、補助テーブル32を主テーブル31の外側にスライド可能に嵌装している。更に、リフトテーブル14は、補助テーブル32がその構成面材(上面材と両側面材)の裏面を、主テーブル31と固定床15の表面に沿わせてピット12内で前後に伸縮移動できるように、補助テーブル32の前後の両端面を閉塞面材等に閉塞されない開放面34(図9(B))としている。
【0017】
尚、主テーブル31に対する補助テーブル32のスライド範囲において、主テーブル31の両側面材の外面にはストッパプレート35がボルト固定され、補助テーブル32の両側面材にはそのスライド範囲に渡るスライド窓36が切欠形成され、ストッパプレート35をスライド窓36の内部で該スライド窓36の収縮側規制端から伸長側規制端の間で相対移動可能としている。
【0018】
また、リフトテーブル14は、主テーブル31の上面材裏面の前後2位置のそれぞれにおいてテーブル中央に設けた軸受51にばね材からなる支軸52の中央部を支持し、支軸52の両端部に枢着した左右の樹脂ローラー53、53を、主テーブル31の上面材に設けた窓部54から上方に突出して補助テーブル32の上面材裏面に当て、それらの樹脂ローラー53により補助テーブル32を主テーブル31の上面から隙間a(図9(A))だけ浮上がらせて該補助テーブル32をスムースにスライド可能に支持することとしている。リフトテーブル14の補助テーブル32を車両のリフトポイントに当てたリフトアップ時には、樹脂ローラー53は支軸52を弾性変形させて窓部54内に納まり、補助テーブル32を主テーブル31に直接接触せしめる。
【0019】
また、リフトテーブル14は、主テーブル31の両側面材裏面の前後2位置のそれぞれに弾発ボール55を設け、この弾発ボール55を圧縮ばね(不図示)により弾発した状態で、主テーブル31の外面に臨ませ、左右のボール55を補助テーブル32の両側面材裏面に圧接せしめている。左右のボール55は、補助テーブル32の両側面材が主テーブル31の両側面材に嵌装されてなす隙間が互いに同一となるように調整され、結果として、主テーブル31からの補助テーブル32の引き出しの直進性を確保することとしている。これにより、補助テーブル32は主テーブル31からの引き出し時に、左右に振れることなく直進し、補助テーブル32の両側面材がピット12の内壁面やアタッチメント収納箱18との間に必ず一定の隙間b、c(図9(A))を維持してスムースに引き出し可能とする。
【0020】
従って、車両用リフト装置10によれば、以下の作用がある。
▲1▼補助テーブル32を主テーブル31の外側に嵌装し、且つ補助テーブル32の端面を開放し、補助テーブル32がその構成面材の裏面を主テーブル31と固定床15の表面に沿って伸縮移動できるようにした。
【0021】
▲2▼上述▲1▼により、補助テーブル32を固定床15の上に引き出し可能とするための、昇降装置13による上昇量(予備リフト高さL0 )は、補助テーブル32の構成面材の板厚以上あれば足り、わずかとなる。
【0022】
▲3▼このため、低床車両にあっても、昇降装置13によるこの予備リフト高さL0 の上昇操作後に、主テーブル31及び補助テーブル32と車両のリフトポイントとの間にゴムパッドを介装するに十分な間隔を維持でき、該車両のリフトアップが可能となる。
【0023】
(B) スイングアーム16の旋回ロック構造(図2、図8、図10)
車両用リフト装置10は、スイングアーム16の旋回状態を、車両のリフトポイントに対応するようにリフトテーブル14上で定められる旋回作業位置にてロックする旋回ロック装置60を備える。
【0024】
旋回ロック装置60は、図8、図10に示す如く、スイングアーム16のガイドアーム43に設けたピン支持箱61にばね62を介して挿着したロックピン63を、リフトテーブル14の補助テーブル32の上面材におけるスイングアーム16の旋回中心(旋回軸45)を中心とする半径線上に設けた複数のストッパ孔64、64…のそれぞれに選択的に係脱可能とする。ロックピン63は、スイングアーム16を今回の車両のリフトポイントにセットする過程では、取手63Aを用いてピン支持箱61の側に引き込まれ、スイングアーム16がセットされたとき、ばね62のばね力で対応するストッパ孔64に係着し、スイングアーム16の自由な旋回を阻止する。
【0025】
従って、車両用リフト装置10によれば、以下の作用がある。
▲1▼スイングアーム16は、車両のリフトポイントに合致する旋回作業位置にセットせしめられて車両をリフトアップする使用時に、旋回ロック装置60によりその旋回作業位置にロックされる。従って、スイングアーム16に旋回方向の外力が万一作用しても、スイングアーム16は旋回作業位置から外れる不測の旋回を生ずることがない。
【0026】
▲2▼旋回ロック装置60は、スイングアーム16側のロックピン63を、リフトテーブル14側の複数のストッパ孔64に選択的に係脱することにより、簡易且つ確実に、スイングアーム16の旋回状態をロックできる。
【0027】
尚、車両用リフト装置10にあっては、スイングアーム16をリフトテーブル14の側部の待機位置からリフトテーブル14の上に旋回できる上方位置まで引き上げる手段として、引き上げ取手46を用いる手動によることなく、図1に示す如く、空圧式アーム押上げ装置19を用いても良い。
【0028】
また、車両用リフト装置10にあっては、図1に示す如く、昇降装置13によるリフトテーブル14、スイングアーム16のピット12の外への上昇後、ピット12におけるスイングアーム16の格納領域を閉塞し、床面11と同一レベルに設定されるアームフラットキット20を備えることもできる。
【0029】
(第2実施形態)(図11〜図14)
車両用リフト装置100は、図11、図12に示す如く、自動車整備場の床面101に設けた左右のピット102のそれぞれに左右一対の第1昇降装置103、103のそれぞれを格納し、各昇降装置103のそれぞれに該昇降装置103により昇降される第1リフトテーブル(ランウエイ)104を支持し、第1リフトテーブル104の車両進入方向に沿う長手方向の略中央部に第2昇降装置105を格納し、第2昇降装置105に該第2昇降装置105により昇降される第2リフトテーブル(フリーホイールリフト)106を支持し、第2リフトテーブル106の側部にスイングアーム107を付帯し、スイングアーム107を第2リフトテーブル106の上面に沿って旋回可能としている。
【0030】
第1昇降装置103は、第1実施形態の車両用リフト装置10と同様に、X字状に交差するリンク111、112と、油圧シリンダ113を有し、油圧シリンダ113の収縮動作により第1リフトテーブル104(第2リフトテーブル106)を床面101と同一レベルに設定して車両の進入を可能とし、油圧シリンダ113の伸長動作により第1リフトテーブル104をリフトアップ可能とする。
【0031】
第1リフトテーブル104は、第1昇降装置103に支持され、車両のタイヤを外さない整備に使用され、その両端部にはタイヤストッパ114が起伏自在に取付けられている。
【0032】
第2昇降装置105は、第1昇降装置103と同様に、X字状に交差するリンク121、122と、油圧シリンダ123を有し、油圧シリンダ123の収縮動作により第2リフトテーブル106を第1リフトテーブル104と同一レベルに設定して車両の移動を可能とし、油圧シリンダ123の伸長動作により第2リフトテーブル106をリフトアップ可能とする。
【0033】
第2リフトテーブル106は、第2昇降装置105に支持され、車両のタイヤまわりの整備時に、タイヤを外せる程度にリフトアップするのに使用され、第1リフトテーブル104により車両をリフトアップした後、第2リフトテーブル106を車両のリフトポイント(サイドシールポイント)にセットしてリフトアップし、タイヤを第1リフトテーブル104から浮上せしめる。
【0034】
尚、第2リフトテーブル106は、第1実施形態の車両用リフト装置10と同様に、第2昇降装置105に結合される主テーブル131と、主テーブル131に車両進行方向に沿う前後の長手方向で伸縮可能に嵌装される補助テーブル132とからなるものとされ、主テーブル131と補助テーブル132を車両のホイールベースに応じて伸縮可能とされている(図14)。
【0035】
スイングアーム107は、図13、図14に示す如く、第2リフトテーブル106の側部に固定した支持枠141に前後一対のアーム上下動案内軸142、142を備え、この案内軸142、142にアームブラケット143を上下動可能に支持するとともに、支持枠141に支持した空圧式アーム押上シリンダ144(図14)を、アームブラケット143(上板143A、下板143B)と一体の押上げ板143Cに衝合してアームブラケット143を持ち上げ可能としている。そして、アームブラケット143に前後のスイングアーム107を旋回可能に支持している。即ち、スイングアーム107は、ガイドアーム145にスライドアーム146を伸縮可能に挿入した二重管構造からなり、ガイドアーム145の基部を、アームブラケット143の上下板143A、143Bに支持した旋回軸147(図13)に枢着している。ガイドアーム145の下面2位置にはスライドプレート148が設けられている。スライドアーム146の先端部には、受具149が装着され、受具149は手動にて螺動されてその車両受面レベルを調整可能としている。スイングアーム107は、アーム押上げシリンダ144により第2リフトテーブル106の側部の待機位置から上方に押上げられ、且つ第2リフトテーブル106の上にスライドプレート148を滑らせて旋回され、更に、スライドアーム146をガイドアーム145に対して伸縮することにより、スライドアーム146の受具149を車両のリフトポイントにセット可能とする。このスイングアーム107の使用により、車両のリフトポイントが前述の第2リフトテーブル106から外れる車両についてもリフトアップし、タイヤを第1リフトテーブル104から浮上可能とする。
【0036】
ここで、車両用リフト装置100は、スイングアーム107の旋回ロック構造を以下の如くに備える。即ち、車両用リフト装置100は、旋回ロック装置150を備え、スイングアーム107の旋回状態を、車両のリフトポイントに対応するように第2リフトテーブル106上で定めた旋回作業位置でロックする。
【0037】
旋回ロック装置150は、スイングアーム107のガイドアーム145に固定したピン挿着プレート151に、ロックピン152を係脱できるピン挿着孔153(本実施形態では長孔)を備える。他方、第2リフトテーブル106に固定した支持枠141にアーム上下動案内軸142、142を介して支持されている前述のアームブラケット143の上板143Aと押上げ板143Cの間に、ピン挿着プレート151の進入間隙を形成し、上板153Aと押上げ板143Cのそれぞれにおけるスイングアーム107の旋回中心(旋回軸147)を中心とする半径線上に複数のストッパ孔154、154…を設けている。ロックピン152は、スイングアーム107が今回の車両のリフトポイントにセットされた後、リフトアーム107と一体のピン挿着プレート151のピン挿着孔153と、第2リフトテーブル106の側で水平方向には固定されているアームブラケット143の上板143A、押上げ板143Cのストッパ孔154(ピン挿着孔153に対応するように選択されたストッパ孔)に串差し状に係入し、スイングアーム107の自由な旋回を阻止する。
【0038】
従って、車両用リフト装置100によれば、以下の作用がある。
▲1▼スイングアーム107は、車両のリフトポイントに合致する旋回作業位置にセットせしめられて車両をリフトアップする使用時に、旋回ロック装置150によりその旋回作業位置にロックされる。従って、スイングアーム107に旋回方向の外力が万一作用しても、スイングアーム107は旋回作業位置から外れる不測の旋回を生ずることがない。
【0039】
▲2▼旋回ロック装置150は、スイングアーム107側のロックピン152を、リフトテーブル106側の複数のストッパ孔154に選択的に係脱することにより、簡易且つ確実に、スイングアーム107の旋回状態をロックできる。
【0040】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、車両用リフト装置において、リフトテーブルに付帯して設けたスイングアームによる車両のリフトアップの安定を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は第1実施形態の車両用リフト装置を示す側面図である。
【図2】 図2は図1の平面図である。
【図3】 図3は車両用リフト装置の格納状態を示す側面図である。
【図4】 図4は図3の平面図である。
【図5】 図5はリフトテーブルを示し、(A)は側面図、(B)は要部拡大図である。
【図6】 図6は図5の平面図である。
【図7】 図7は図6のVII-VII線に沿う断面図である。
【図8】 図8はスライドアームを示し、(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図9】 図9はリフトテーブルの補助テーブル引き出し構造を示し、(A)は正面図、(B)は斜視図である。
【図10】 図10はスイングアームの旋回ロック構造を示し、(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図11】 図11は第2実施形態の車両用リフト装置を示す側面図である。
【図12】 図12は図11の平面図である。
【図13】 図13はスライドアームを示し、(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図14】 図14は図12のXIV-XIV線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10、100 車両用リフト装置
13、103 昇降装置
14、106 リフトテーブル
16、107 スイングアーム
47、148 スライドプレート
60、150 旋回ロック装置
63、152 ロックピン
64、154 ストッパ孔

Claims (2)

  1. 左右一対の昇降装置を備え、各昇降装置のそれぞれに該昇降装置により昇降されるリフトテーブルを支持し、該リフトテーブルにスイングアームを付帯し、該スイングアームをリフトテ−ブル上で旋回可能とし、
    スイングアームの旋回状態をリフトテーブル上で定められる旋回作業位置にてロックする旋回ロック装置を備えてなる車両用リフト装置において、
    前記スイングアームは下面に設けてあるスライドプレートをリフトテーブルの上に滑らせて旋回可能とされ、
    前記旋回ロック装置が、スイングアームの側に挿着されるロックピンを、リフトテーブルの側でスイングアームの旋回中心まわりに設けた複数のストッパ孔のそれぞれに選択的に係脱可能とし、
    上記スイングアームがリフトテーブルの上にスライドプレートを滑らせて旋回されて車両のリフトポイントに合致する旋回作業位置にセットされたとき、上記旋回ロック装置のロックピンが対応するストッパ孔に係着し、スイングアームの自由な旋回をロックすることを特徴とする車両用リフト装置。
  2. 前記ロックピンが、スイングアームに設けたピン支持箱にばねを介して挿着され、スイングアームが車両のリフトポイントに合致する旋回作業位置にセットされたとき、ばねのばね力で対応するストッパ孔に係着するように構成されてなる請求項1に記載の車両用リフト装置。
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