JPH063635Y2 - 荷役車両における消防用ホースカーの固縛装置 - Google Patents

荷役車両における消防用ホースカーの固縛装置

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JPH063635Y2
JPH063635Y2 JP9344488U JP9344488U JPH063635Y2 JP H063635 Y2 JPH063635 Y2 JP H063635Y2 JP 9344488 U JP9344488 U JP 9344488U JP 9344488 U JP9344488 U JP 9344488U JP H063635 Y2 JPH063635 Y2 JP H063635Y2
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hose car
hose
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car
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信輝 宮里
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本考案はホースカーを消防車に積込んだり降ろしたりす
るための消防車用ホースカーの固縛装置に関する。
前記ホースカーは消火用のホースカーを搭載しており、
消化作業時には消防車から降ろされて所定の位置に移動
される。
そして、所定の位置でホースカーから取り出されたホー
スは消防車の給水口やホース等と接続して使用される。
(b)従来の技術 従来の消防車には、第7図に示すように、消防車(01)の
荷台(02)の後部に複数のホースカー(03)……を荷台(02)
に固縛して搭載し、荷台(02)の後部には荷受台昇降装置
(04)を設けており、荷受台(05)にも固縛装置(図示せ
ず)を設けている。
(c)考案が解決しようとする課題 このため、複数のホースカーを消防車から降ろす場合、
まず最後部のホースカーの荷台への固縛を解除する。
次に最後部のホースカーを荷受台上に引き出した後、ホ
ースカーを荷受台に固縛する。
その後、荷受台を下降位置に降ろした後、ホースカーの
荷受台への固縛を解除する。
次にホースカーのハンドルを水平状にした後、ハンドル
を引っ張ってホースカーを荷受台より地面上へ引き出
す。
次に最後より2番目のホースカーを降ろす場合は、荷受
台を上昇位置に上昇させた後、2番目のホースカーの荷
台への固縛を解除する。
そして、ホースカーを荷受台上に引き出した後、ホース
カーを荷受台に固縛する。
その後、荷受台を下降位置に降ろした後、ホースカーの
荷受台への固縛を解除する。
次にホースカーのハンドルを水平状にした後、ハンドル
を引っ張ってホースカーを荷受台上より地面上へ引き出
す。
このようにして全てのホースカーを降ろすことができ
る。
ところで、消火活動は秒単位の時間短縮が求められてい
るのに、上記のように大変手間がかかり、時間を大変ロ
スしていた。
そこでこの考案の目的は、ホースカーを消防車から降ろ
す時間を短縮し、有効な消火活動をすることにある。
(d)課題を解決するための手段 本考案は前記問題点を解決するためになされたもので、
荷台後部に荷受台を昇降可能に設けた荷役車両におい
て、前記荷受台上にはホースカーの車軸を前方及び後方
より受入れできる前面及び後面を開口した受部材を取付
け、前記受部材の前面開口部には進退自在に設けられて
前面開口部を開閉する前部ロック部材を設け、受部材の
後面開口部には前記荷受台の昇降に関連して進退自在と
なり後部開口部を開閉する後部ロック部材を設け、前記
前部ロック部材にはホースカーの車軸の当接により前部
ロック部材を後退させて前面開口部を開放させることが
できる傾斜状のガイド板を取付けたことを特徴とする。
(e)作用 最後部のホースカーを地面に降ろす場合、荷受台を下降
させると後部ロック部材が後退し、受部材の後面開口部
が開放される。
その後、ホースを荷受台より引き出し、地面上に降ろ
す。
次に最後より2番目のホースを降ろす場合、荷受台を上
昇させると、後部ロック部材は前進し、受部材の後面開
口部は閉鎖される。
そして最後より2番目のホースカーを荷受台上に引き出
すと、ホースカーの車軸がガイド板に当接して前部ロッ
ク部材が後退し、車軸は受部材の略中央部に位置する。
そうすると前部ロック部材が前進し、受部材の前面開口
部は閉鎖される。
次に、荷受台を下降させると後部ロック部材が後退し、
受部材の後面開口部が開放される。
その後、ホースカーを荷受台より引き出し、地面上に降
ろす。
このようにして複数のホースカーを消防車より降ろすこ
とができる。
(f)実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、消防車(1)の荷台(2)後部には荷受台昇
降装置(3)が設けられている。
前記荷受台昇降装置(3)はシャシフレーム(4)後端に設け
た取付プレート(5)と、この取付プレート(5)に回動自在
に軸支した上下部リンク(6)(7)と、この上下部リンク
(6)(7)の先端に垂直状に取付けた支持支柱(8)と、この
支持支柱(8)の下部に水平状に取付けた荷受台(9)より構
成され、適宜駆動手段(図示せず)を駆動することによ
り第1図の上昇位置と第2図の下降位置とを移動するよ
うにしてある。
(10)……は前記荷受台(9)上及び荷台(2)上に積込んだ複
数のホースカーで、荷受台(9)上のホースカー(10)は荷
受台(9)上に設けたホースカー固縛装置(11)により固縛
されており、荷台(2)上のホースカー(10)は適宜固縛装
置(図示せず)にて荷台(2)へ固縛されている。
前記ホースカー(10)の内部には巻かれた状態の放水用ホ
ース(図示せず)が収納されており、ホースカー(10)の
ハンドル(12)は根元部分で折り畳み可能に構成されて、
荷台(2)内の狭い空間に収納できるようになっている。
次にホースカー固縛装置(11)を説明すると、第3図、第
4図において、(13)は荷受台(9)上に立設した支持部材
(14)(14)により支持された受部材で、この受部材(13)は
断面 部と後部とを拡張して前面及び後面にはホースカー(10)
の車軸(15)を受け入れる前面開口部(30)と後面開口部(3
1)とを有している。
(16)は受部材(13)の前部下面に垂設したガイド筒(17)内
を昇降するとともに受部材(13)の前面開口部(30)を進退
自在とした前部ロック部材であり、この前部ロック部材
(16)の前進位置ではホースカー(10)の前方への移動を防
止し、後退位置ではホースカー(10)の前方への移動をフ
リーにしている。
(18)は受部材(13)の後部下面に垂設したガイド筒(19)内
を昇降するとともに受部材(13)の後面開口部(31)を進退
自在とした後部ロック部材であり、この後部ロック部材
(18)の前進位置ではホースカー(10)の後方への移動を防
止し、後退位置ではホースカー(10)の後方への移動をフ
リーにしている。(20)は一端を前記後部ロック部材(18)
に接続し、他端にワイヤエンド(21)を設けたコントロー
ルワイヤである。
(22)は荷台(2)側の一部である前記下部リンク(7)に設け
たストップ部材で、前記コントロールワイヤ(20)が貫通
され、荷受台(9)の上昇位置と下降位置とで後部ロック
部材(18)とストップ部材(22)とのコントロールワイヤ(2
0)間の距離が変わることにより、荷受台(9)の下降位置
で前記ワイヤエンド(21)が当接して後部ロック部材(18)
を後退させるようにしてある。
(23)は前部ロック部材(16)に設けられ、車軸(15)が前方
より当接すると前部ロック部材(16)を後退させる傾斜状
のガイド板であり、このガイド板(23)は補助板(32)によ
り保持されている。
(24)は受部材(13)の前部ブラケット(25)と前部ロック部
材(16)下部のブラケット(26)間に介装した前部スプリン
グで、前部ロック部材(16)を前進方向に付勢するように
してある。
(27)は受部材(13)の後部ブラケット(28)と後部ロック部
材(18)下部のブラケット(29)間に介装した後部スプリン
グで、後部ロック部材(18)を前進方向に付勢するように
してある。
ところで、第5図、第6図は他の実施例で、この荷受台
昇降装置(32)はシャシフレーム(33)後端に設けた一対の
ガイド支柱(34)(34)と、このガイド支柱(34)(34)内を適
宜駆動手段(図示せず)にて昇降するスライド部材(35)
(35)と、このスライド部材(35)(35)の下部に水平状に取
付けた荷受台(36)より構成されており、適宜駆動手段を
駆動することにより第5図の上昇位置と第6図の下降位
置とを移動するようにしてある。
(37)はガイド支柱(34)に設けたストップ部材で、このス
トップ部材(37)には、一端を後部ロック部材(38)に接続
し、他端にワイヤエンド(39)を設けたコントロールワイ
ヤ(40)が貫通され、荷受台(36)の上昇位置と下降位置と
で後部ロック部材(38)とストップ部材(37)とのコントロ
ールワイヤ(40)間の距離が変わることにより、荷受台(3
6)の下降位置で前記ワイヤエンド(39)が当接して後部ロ
ック部材(38)を後退させるようにしてある。
次に荷台(2)内の複数のホースカー(10)……を地面に降
ろす際の作用について説明する。
第1図において、最後部のホースカー(10)を地面に降ろ
す場合、適宜駆動手段により荷受台(9)を下降させる
と、後部ロック部材(18)とコントロールワイヤ(20)間の
距離がかかり、ワイヤエンド(21)はストップ部材(22)に
近づいていき、荷受台(9)が第2図の下降位置に近づく
と、ワイヤエンド(21)はストップ部材(22)に当接する。
荷受台(9)が更に下降すると、後部ロッド部材(18)は後
部スプリング(27)の力に抗して後退し、第2図の荷受台
(9)の下降位置となると受部材(13)の後面開口部(31)は
開放され、ホースカー固縛装置(11)は自動的に解除され
る。
次にホースカー(10)のハンドル(12)を水平状に張り出
し、ハンドル(12)を引っ張ってホースカー(10)を荷受台
(9)より引き出し、地面上に降ろす。
そしてホースカー(10)を地面上の適当な位置に移動させ
る。
次に最後より2番目のホースカー(10)を降ろす場合、荷
受台(9)を上昇させると、後部ロック部材(18)は後部ス
プリング(27)の力により前進し、荷受台(9)の上昇位置
となると受部材(13)の後面開口部(31)は閉鎖されホース
カー固縛装置(11)の後方の固縛は自動的に固縛される。
次に最後より2番目のホースカー(10)の荷台(2)への固
縛装置を解除した後、このホースカー(10)を荷受台(9)
上に引き出す。
するとホースカー(10)の車軸(15)がガイド板(23)に当接
して前部ロック部材(16)が後退し、車軸(15)が受部材(1
3)の略中央部に達する。
そうすると、前部ロック部材(16)が前部スプリング(24)
の力により前進し、受部材(13)の前面開口部(30)が閉鎖
されホースカー固縛装置(11)の前方の固縛は自動的に固
縛され、ホースカー(10)は荷受台(9)上に固縛される。
次に荷受台(9)を下降させるとワイヤエンド(21)がスト
ップ部材(22)に当接して、後部ロック部材(18)が後部ス
プリング(27)の力に抗して後退し、荷受台(9)の下降位
置になると受部材(13)の後面開口部(31)が閉鎖されホー
スカー固縛装置(11)の後方の固縛は自動的に解除され
る。
その後、ホースカー(10)のハンドル(12)を水平状に張り
出し、ハンドル(12)を引っ張ってホースカー(10)を荷受
台(9)より引き出し、地面上に降ろす。
そしてホースカー(10)を地面上の適当な位置に移動とせ
る。
3番目のホースカー(10)を降ろす場合は2番目と同じよ
うにすればよく、このようにして全てのホースカー(10)
を消防車(1)より降ろすことができる。
(g)考案の効果 以上の如く本考案は、ホースカーを荷受台に固縛する受
部材の前面開口部と後面開口部との開閉を自動的に解除
及びロックできるようにしたので、ホースカーの降ろす
時間を大幅に短縮でき、有効な消火活動が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の消防車用ホースカーの荷役装置を示
し、荷受台が上昇位置の側面図、第2図は荷受台が下降
位置の側面図、第3図はホースカー固縛装置の側面図、
第4図は第3図のA−A矢視図、第5図、第6図は他の
実施例で第1図、第2図に対応した側面図、第7図は従
来例の側面図である。 (1)は消防車、(2)は荷台、(3)は荷受台昇降装置、(9)は
荷受台、(10)はホースカー、(11)はホースカー固縛装
置、(13)は受部材、(15)は車軸、(16)(18)はロック部
材、(20)はコントロールワイヤ、(21)はワイヤエンド、
(22)はストップ部材、(23)はガイド板、(30)は前部開口
部、(31)は後部開口部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷台後部に荷受台を昇降可能に設けた荷役
    車両において、前記荷受台上にはホースカーの車軸を前
    方及び後方より受入れできる前面及び後面を開口した受
    部材を取付け、前記受部材の前面開口部には進退自在に
    設けられて前面開口部を開閉する前部ロック部材を設
    け、受部材の後面開口部には前記荷受台の昇降に関連し
    て進退自在となり後部開口部を開閉する後部ロック部材
    を設け、前記前部ロック部材にはホースカーの車軸の当
    接により前部ロック部材を後退させて前面開口部を開放
    させることができる傾斜状のガイド板を取付けてなる荷
    役車両における消防用ホースカーの固縛装置。
JP9344488U 1988-07-14 1988-07-14 荷役車両における消防用ホースカーの固縛装置 Expired - Lifetime JPH063635Y2 (ja)

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