JP2648175B2 - 繊維構造を有するグルテン及びそれによって得られた食肉様製品 - Google Patents
繊維構造を有するグルテン及びそれによって得られた食肉様製品Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、繊維構造を有する小麦グルテン及びその製
造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、食肉様及
び魚肉様製品中に導入されるべき、繊維構造を有するグ
ルテンに関する。
造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、食肉様及
び魚肉様製品中に導入されるべき、繊維構造を有するグ
ルテンに関する。
グルテンは、炭水化物及び少量の脂質及び鉱物と一緒
に天然に存在する。それは、口当りのよい味覚及び芳香
を有する濃縮された天然の穀物タンパク質として考えら
れる。それは主に、グリアジン(プロラミン)及びグル
テニン(グルテリン)から成り、そして製パン所におい
て主に使用される。グルテニンに対するグリアジンの関
係及び小麦粉中におけるこれらの2種のタンパク質のそ
れぞれの量の割合での、ベーキング品質に対する影響
は、多くの研究の目的である。
に天然に存在する。それは、口当りのよい味覚及び芳香
を有する濃縮された天然の穀物タンパク質として考えら
れる。それは主に、グリアジン(プロラミン)及びグル
テニン(グルテリン)から成り、そして製パン所におい
て主に使用される。グルテニンに対するグリアジンの関
係及び小麦粉中におけるこれらの2種のタンパク質のそ
れぞれの量の割合での、ベーキング品質に対する影響
は、多くの研究の目的である。
現在、グルテン中のグリアジン画分に注意が払われて
いる。グリアジンの特別な性質は、この画分のアミノ酸
成分の側鎖に存在するアミド基の間の水素結合のためで
あり、そしてこれはタンパク質分子間に相当の架橋を導
びくことが述べられている。これはまた、グリアジンの
特殊なスポンジ状構造により明らかである。しかしなが
ら、グルテンの分子内結合は複雑であり、そして上記シ
ナリオからほど遠く、そしてたぶん多くの力が、水素結
合及びジスルフィド結合(後者は、システイン残基の間
に存在すると思われる)の他に働いている。
いる。グリアジンの特別な性質は、この画分のアミノ酸
成分の側鎖に存在するアミド基の間の水素結合のためで
あり、そしてこれはタンパク質分子間に相当の架橋を導
びくことが述べられている。これはまた、グリアジンの
特殊なスポンジ状構造により明らかである。しかしなが
ら、グルテンの分子内結合は複雑であり、そして上記シ
ナリオからほど遠く、そしてたぶん多くの力が、水素結
合及びジスルフィド結合(後者は、システイン残基の間
に存在すると思われる)の他に働いている。
アメリカ特許第4,238,515号は、70℃以下の温度で還
元剤と共に小麦グルテンを攪拌することによって製造さ
れる、ネットのような繊維構造を有するグルテンの新し
い物理的形態を記載する。示唆された好ましい還元剤
は、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウムであ
る。グルテンの新しい物理的形態は、類似する食肉生成
物中において結合剤として及びまた食肉のためのエキス
テンダーとして最も有用であることが記載されている。
元剤と共に小麦グルテンを攪拌することによって製造さ
れる、ネットのような繊維構造を有するグルテンの新し
い物理的形態を記載する。示唆された好ましい還元剤
は、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウムであ
る。グルテンの新しい物理的形態は、類似する食肉生成
物中において結合剤として及びまた食肉のためのエキス
テンダーとして最も有用であることが記載されている。
最近数年間、Food and Drug Administration(FD
A)は、亜硫酸物質の安全性の問題に対する多くの文書
が報告されている。既知のように、亜硫酸物質(亜硫
酸、亜硫酸及びメタ亜硫酸のナトリウム又はカリウム
塩)は、酵素的褐変による食物の変色を妨げるのに効果
的である。それらはまた、微生物の増殖の制御剤として
も働き、そして新しく切られた果実及び野菜の保存期間
を延ばすためにも使用される。1983年、FDAは、食物中
の亜硫酸塩の摂取により引き起こされた約90件の事件
(1件の死を含む)の報告があったことを公表した。最
も適切な従来技術と思われる上記アメリカ特許の他に、
繊維構造を有するタンパク質基材の食肉様製品を扱う他
の特許が存在する。従って、アメリカ特許第3,197,310
号に従えば、繊維構造を有する食肉様製品が、脱脂肪油
及び種子小麦粉と共にグルテンを混合し、そして115℃
で加熱することによって得られる。この方法の主な欠点
は、使用される比較的高い温度で生じるタンパク質の変
性である。アメリカ特許第3,047,395号によれば、食肉
のような構造の弾性繊維が、水と共に混合されたダイス
粉(これは圧力下で加熱される)から得られる。アメリ
カ特許第3,645,747号は、フィラメント及び拡張された
細胞構造を有する食肉様製品を製造するためのグルテン
の凝固方法(ここで加熱がその繊維構造を永久的に固定
するために使用される)を記載する。しかしながら、こ
の方法は、食肉様製品中にその加熱されたマトリックス
の形成を可能にしない。
A)は、亜硫酸物質の安全性の問題に対する多くの文書
が報告されている。既知のように、亜硫酸物質(亜硫
酸、亜硫酸及びメタ亜硫酸のナトリウム又はカリウム
塩)は、酵素的褐変による食物の変色を妨げるのに効果
的である。それらはまた、微生物の増殖の制御剤として
も働き、そして新しく切られた果実及び野菜の保存期間
を延ばすためにも使用される。1983年、FDAは、食物中
の亜硫酸塩の摂取により引き起こされた約90件の事件
(1件の死を含む)の報告があったことを公表した。最
も適切な従来技術と思われる上記アメリカ特許の他に、
繊維構造を有するタンパク質基材の食肉様製品を扱う他
の特許が存在する。従って、アメリカ特許第3,197,310
号に従えば、繊維構造を有する食肉様製品が、脱脂肪油
及び種子小麦粉と共にグルテンを混合し、そして115℃
で加熱することによって得られる。この方法の主な欠点
は、使用される比較的高い温度で生じるタンパク質の変
性である。アメリカ特許第3,047,395号によれば、食肉
のような構造の弾性繊維が、水と共に混合されたダイス
粉(これは圧力下で加熱される)から得られる。アメリ
カ特許第3,645,747号は、フィラメント及び拡張された
細胞構造を有する食肉様製品を製造するためのグルテン
の凝固方法(ここで加熱がその繊維構造を永久的に固定
するために使用される)を記載する。しかしながら、こ
の方法は、食肉様製品中にその加熱されたマトリックス
の形成を可能にしない。
アスコルビン酸、水及びグリセリンと共にグルテンを
加熱することによって、安定した泡の形成を記載するア
メリカ特許第3,409,440号が注目される。アメリカ特許
第4,125,630号は、柔軟な繊維構造の植物タンパク質及
びそれらと共に配合された食肉類似物を記載する。高温
への加熱が絶対的に必要とされることがこの書類中に指
摘されている。
加熱することによって、安定した泡の形成を記載するア
メリカ特許第3,409,440号が注目される。アメリカ特許
第4,125,630号は、柔軟な繊維構造の植物タンパク質及
びそれらと共に配合された食肉類似物を記載する。高温
への加熱が絶対的に必要とされることがこの書類中に指
摘されている。
小麦グルテンが使用される、“繊維構造を有する食物
材料を分離するための方法”と称するつい最近のアメリ
カ特許第4,615,901号において、75〜120℃の範囲の温度
が請求されている。75℃以下の温度で十分な繊維構造を
得ることは困難であることが特に明記されている。これ
は、加熱はタンパク質のある変性には関与しないけれど
も、加熱が示唆された理由を説明することができる。
材料を分離するための方法”と称するつい最近のアメリ
カ特許第4,615,901号において、75〜120℃の範囲の温度
が請求されている。75℃以下の温度で十分な繊維構造を
得ることは困難であることが特に明記されている。これ
は、加熱はタンパク質のある変性には関与しないけれど
も、加熱が示唆された理由を説明することができる。
繊維構造を有するグルテンを提供することが、本発明
の目的である、亜硫酸物質を使用せず、又は熱の発生を
含まない、繊維構造を有するグルテンを供給することが
本発明のもう1つの目的である。繊維構造及び結合性質
を有するその活性的且つ非変性形態を有するグルテン
(食肉様製品に導入されるべき)を製造するための方法
を提供することが本発明のもう1つの目的である。これ
らの目的及び下記に示される本発明の説明から明らかに
なるであろう他の目的のすべてを満たす発明は、70,000
cps以上の粘度及び結合性質を有する特定構造のグルテ
ンに関し、そしてこれは:(a)粘性液体のような構造
の形で弛緩(relaxed)グルテンを得るために、4.0〜8.
0の範囲のpH及び70℃以下の温度で食用酸の溶液を存在
下でアスコルビン酸と共に小麦グルテンを攪拌し;そし
て(b)組織状にされた(textured)植物タンパク質を
導入することによって安定した組織構造を生ぜしめるこ
とを含んで成る方法により得られる。
の目的である、亜硫酸物質を使用せず、又は熱の発生を
含まない、繊維構造を有するグルテンを供給することが
本発明のもう1つの目的である。繊維構造及び結合性質
を有するその活性的且つ非変性形態を有するグルテン
(食肉様製品に導入されるべき)を製造するための方法
を提供することが本発明のもう1つの目的である。これ
らの目的及び下記に示される本発明の説明から明らかに
なるであろう他の目的のすべてを満たす発明は、70,000
cps以上の粘度及び結合性質を有する特定構造のグルテ
ンに関し、そしてこれは:(a)粘性液体のような構造
の形で弛緩(relaxed)グルテンを得るために、4.0〜8.
0の範囲のpH及び70℃以下の温度で食用酸の溶液を存在
下でアスコルビン酸と共に小麦グルテンを攪拌し;そし
て(b)組織状にされた(textured)植物タンパク質を
導入することによって安定した組織構造を生ぜしめるこ
とを含んで成る方法により得られる。
食用酸の存在は、繊維構造を生ぜしめるためにアスコ
ルビン酸の効果を有意に高めることが意外にも見出され
た。所望とする構造の形成に関する実験を要約する表に
示されるように、アスコルビン酸及び食用酸を用いての
相乗効果は、ひじょうに有意である。
ルビン酸の効果を有意に高めることが意外にも見出され
た。所望とする構造の形成に関する実験を要約する表に
示されるように、アスコルビン酸及び食用酸を用いての
相乗効果は、ひじょうに有意である。
弱い酸化防止剤であるアスコルビン酸は、還元剤とし
て使用される亜硫酸物質と比べて、所望する構造を得る
際、グルテンに対して単に弱い影響及び食肉様製品中に
結合剤として使用する場合、不十分な結合性質を有す
る。他方、酢酸自体は還元剤ではなく、そしてその低pH
は実質的にグルテンの風味を悪化するであろう。さら
に、従来技術に記載されたのとは反して、酢酸は、グル
テンからのグリアジン画分の実質的一部を可溶化する。
改良された結合性質を有する小麦グルテンの所望の構造
の形成のさい、アスコルビン酸及び食用酸により相乗効
果を得るために維持されるべき好ましいpHは、4.0〜8.
0、好ましくは5.0〜7.0の範囲に存在すべきである。約
5.0以下のpHで、グルテンを含む混合物の風味は、悪化
し始め、そして結合性質が低下するであろう。
て使用される亜硫酸物質と比べて、所望する構造を得る
際、グルテンに対して単に弱い影響及び食肉様製品中に
結合剤として使用する場合、不十分な結合性質を有す
る。他方、酢酸自体は還元剤ではなく、そしてその低pH
は実質的にグルテンの風味を悪化するであろう。さら
に、従来技術に記載されたのとは反して、酢酸は、グル
テンからのグリアジン画分の実質的一部を可溶化する。
改良された結合性質を有する小麦グルテンの所望の構造
の形成のさい、アスコルビン酸及び食用酸により相乗効
果を得るために維持されるべき好ましいpHは、4.0〜8.
0、好ましくは5.0〜7.0の範囲に存在すべきである。約
5.0以下のpHで、グルテンを含む混合物の風味は、悪化
し始め、そして結合性質が低下するであろう。
グルテンの所望の構造の形成の間、一般的温度は、70
℃以下、及び好ましくは30〜55℃の間の範囲に維持され
るべきである。70℃以上で、繊維構造は得られるけれど
も、最終製品の繊維に影響を及ぼすであろうある変性が
生じる。
℃以下、及び好ましくは30〜55℃の間の範囲に維持され
るべきである。70℃以上で、繊維構造は得られるけれど
も、最終製品の繊維に影響を及ぼすであろうある変性が
生じる。
発明者は、食用酸が繊維構造を付与するために、アス
コルビン酸の作用に対して相乗効果を有する理由を理論
的に説明することはまだできない。アスコルビン酸と共
に食用酸を導入することによって、食用酸は、小麦グル
テンを可溶化するように思える。従って、水性システム
中に存在するグルテンに対するアスコルビン酸の作用
は、ひじょうに高められる。
コルビン酸の作用に対して相乗効果を有する理由を理論
的に説明することはまだできない。アスコルビン酸と共
に食用酸を導入することによって、食用酸は、小麦グル
テンを可溶化するように思える。従って、水性システム
中に存在するグルテンに対するアスコルビン酸の作用
は、ひじょうに高められる。
グルテンは、比較的多くの非極性側鎖を有し、そして
これらは水不溶性を付与する効果及び凝集特性に寄与す
る効果を有する。そのタンパク質が、グルテンと水とを
混合することによって水和化されるにつれて、それは凝
集特性及び弾性特性を進展せしめるであろう。さらに混
合は、粘着性であり、より延伸性であり、そしてより弾
性的でないドウを生成する(“ドウ分解”の名で知られ
ている)。ジスルフィド結合は、たぶんドウ特性に対し
て高い重要性のものである。亜硫酸物質は、事実、ドウ
凝集の完全な損失を引き起こすジスルフィト結合の還元
を付与することができると思われる。他の酸化防止剤、
たとえばアスコルビン酸は、単に不完全な効果を有す
る。
これらは水不溶性を付与する効果及び凝集特性に寄与す
る効果を有する。そのタンパク質が、グルテンと水とを
混合することによって水和化されるにつれて、それは凝
集特性及び弾性特性を進展せしめるであろう。さらに混
合は、粘着性であり、より延伸性であり、そしてより弾
性的でないドウを生成する(“ドウ分解”の名で知られ
ている)。ジスルフィド結合は、たぶんドウ特性に対し
て高い重要性のものである。亜硫酸物質は、事実、ドウ
凝集の完全な損失を引き起こすジスルフィト結合の還元
を付与することができると思われる。他の酸化防止剤、
たとえばアスコルビン酸は、単に不完全な効果を有す
る。
本発明のために適切な食用酸の中には、次のものがあ
る:酢酸、アジピン酸、酒石酸、リンゴ酸、琥珀酸、ク
エン酸、リン酸及びそれらの組合わせ。酢酸は発酵アル
コール又は天然源、たとえばビネガー(リンゴ、ワイン
等)から生成された形で存在する。後者の源が、特に好
ましい。小麦グルテン及びアスコルビン酸に添加される
食用酸溶液の濃度は、本発明に従って示唆されるよう
に、より高い濃度は、pHを7.0以下に下げることを心に
留めながら、一般的に、10〜3%(重量)の範囲である
べきである。
る:酢酸、アジピン酸、酒石酸、リンゴ酸、琥珀酸、ク
エン酸、リン酸及びそれらの組合わせ。酢酸は発酵アル
コール又は天然源、たとえばビネガー(リンゴ、ワイン
等)から生成された形で存在する。後者の源が、特に好
ましい。小麦グルテン及びアスコルビン酸に添加される
食用酸溶液の濃度は、本発明に従って示唆されるよう
に、より高い濃度は、pHを7.0以下に下げることを心に
留めながら、一般的に、10〜3%(重量)の範囲である
べきである。
本発明の方法により付与される他のパラメーターは、
攪拌の間、必要とされる温度の上限(すなわち70℃以上
でない)である。この温度領域以上では、製品の外観に
影響を及ぼす、タンパク質の変性が含まれ、そして従っ
て、この上限を越えないことが示唆される。これは、高
い温度が繊維構造の形成のために必要とされることを支
持する従来の技術に記載された従来の教授に対してまっ
たく反対である。従って、たとえばタンパク質に関する
既知の教科書(J.M. Whittakerなどによる植物タンパ
ク質、Av.Publishing Compang,1977,501ページ)にお
いて、それは次のことを規定する:“存在するタンパク
質の良好な繊維化のためには、続くタンパク質の全面的
な不溶化を伴って、水溶性タンパク質成分の再分布を引
き起こすのに十分高い温度を用いることが必要であ
る”。本発明によれば、食用酸及びアスコルビン酸の存
在下で、ジスルフィド結合が開放され、そしてドウ凝集
体から奪われ、そして従って70℃以下の温度は、繊維構
造を付与するために十分であろう。これまでのアメリカ
特許第4,238,518号に記載の方法に比べて、本発明の方
法の主な利点の1つは、グルテンの粘着性塊状物を軟化
するために、その中に必要とされる亜硫酸物質の完全な
不在である。既知のように、亜硫酸物質は、ジスルフィ
ド結合を還元するために強い可能性を有するが、しかし
それらはまた、最終製品の風味にもある程度影響を及ぼ
す。従って、本発明に従って得られた食肉様製品は、こ
れまでの特許に従って得られた製品よりも一層良好な風
味を有する。
攪拌の間、必要とされる温度の上限(すなわち70℃以上
でない)である。この温度領域以上では、製品の外観に
影響を及ぼす、タンパク質の変性が含まれ、そして従っ
て、この上限を越えないことが示唆される。これは、高
い温度が繊維構造の形成のために必要とされることを支
持する従来の技術に記載された従来の教授に対してまっ
たく反対である。従って、たとえばタンパク質に関する
既知の教科書(J.M. Whittakerなどによる植物タンパ
ク質、Av.Publishing Compang,1977,501ページ)にお
いて、それは次のことを規定する:“存在するタンパク
質の良好な繊維化のためには、続くタンパク質の全面的
な不溶化を伴って、水溶性タンパク質成分の再分布を引
き起こすのに十分高い温度を用いることが必要であ
る”。本発明によれば、食用酸及びアスコルビン酸の存
在下で、ジスルフィド結合が開放され、そしてドウ凝集
体から奪われ、そして従って70℃以下の温度は、繊維構
造を付与するために十分であろう。これまでのアメリカ
特許第4,238,518号に記載の方法に比べて、本発明の方
法の主な利点の1つは、グルテンの粘着性塊状物を軟化
するために、その中に必要とされる亜硫酸物質の完全な
不在である。既知のように、亜硫酸物質は、ジスルフィ
ド結合を還元するために強い可能性を有するが、しかし
それらはまた、最終製品の風味にもある程度影響を及ぼ
す。従って、本発明に従って得られた食肉様製品は、こ
れまでの特許に従って得られた製品よりも一層良好な風
味を有する。
食肉様製品に使用される場合、追加の成分、たとえば
着色剤、香辛料及び脂肪が導入される。種々の製品、た
とえばソーセージ、ハンバーガー、及び食肉のようなス
プレッドが得られ、そしてこれらは、食肉の栄養、風
味、構造及び外観を綿密に複製する純粋な植物タンパク
質性食物から成り、そしてベジタリアンのために特に好
都合な食物である。それは、タンパク質、脂肪及び炭水
化物の必要な栄養レベルを提供するために正確に配合さ
れ得る。また、少量のビタミン及びミネラルも導入され
得る。
着色剤、香辛料及び脂肪が導入される。種々の製品、た
とえばソーセージ、ハンバーガー、及び食肉のようなス
プレッドが得られ、そしてこれらは、食肉の栄養、風
味、構造及び外観を綿密に複製する純粋な植物タンパク
質性食物から成り、そしてベジタリアンのために特に好
都合な食物である。それは、タンパク質、脂肪及び炭水
化物の必要な栄養レベルを提供するために正確に配合さ
れ得る。また、少量のビタミン及びミネラルも導入され
得る。
ビネガーが食用酸の源として使用される場合、得られ
た生成物は、2種の所望する構成成分:ビタミンC(ア
ココルビン酸)及び天然の添加物(ビネガー)を含む明
らかな利点を有する。
た生成物は、2種の所望する構成成分:ビタミンC(ア
ココルビン酸)及び天然の添加物(ビネガー)を含む明
らかな利点を有する。
発明者は、自己結合性質を有する小麦グルテンの組織
構造が得られる場合、理解し、そして評価するために、
調整された条件下で種々の成分を用いて体系的な研究を
行なった。次の第1表は、同じ容器及び同じ量のグルテ
ン(340g)及び水(570g)を用いて、種々の添加物を有
する及びいずれの添加物も含まれない多くの実験で得ら
れた結果を要約する。弛緩グルテンの粘性溶液のような
塊状物の形成の始め及び終わり、及びそのそれぞれの時
間並びに攪拌の最後での温度及びpHが決定された。
構造が得られる場合、理解し、そして評価するために、
調整された条件下で種々の成分を用いて体系的な研究を
行なった。次の第1表は、同じ容器及び同じ量のグルテ
ン(340g)及び水(570g)を用いて、種々の添加物を有
する及びいずれの添加物も含まれない多くの実験で得ら
れた結果を要約する。弛緩グルテンの粘性溶液のような
塊状物の形成の始め及び終わり、及びそのそれぞれの時
間並びに攪拌の最後での温度及びpHが決定された。
AA=アスコリビン酸;リンゴ酒=リンゴのビネガー。
−=結合性質を持たないひじょうに弱い繊維構造。
−+=不完全な結合性質を有する弱い繊維構造。
++=弱い結合性質を有するネットのような繊維構造。
(すべての濃度は重量による)。
上記表から明らかなように、グルテンがいずれの添加
物も含まないで水と混合される場合、ひじょうに弱い繊
維構造が得られ、そして結合性質は認められず、ドウは
粘着性ドウとして現われる。61〜65℃への温度の上昇
は、攪拌(105〜150秒)の間、ミキサーからエネルギー
の投入の結果である。アスコルビン酸のみを添加するこ
とによって、ドウの凝集性のいくらかの減少が、75秒後
認められ、そして105秒後、繊維構造の増大を伴う。こ
の場合、温度は、添加物を含まない前の実験におけるよ
りも低い(50℃)。他の6種の実験から、食用酸がまた
導入される場合、その温度は46℃を越えないことが明ら
かであり、最終生成物は、組織状にされた植物性タンパ
ク質と混合することによって、結合性質を有するネット
のような繊維構造に転換された均質の粘性液体のような
塊状物として現われた。明らかに、希釈溶液として食用
酸を添加すれば、pHは6.0〜6.5の間で存在し、すなわち
添加物がまったく導入されない場合とほとんど同じであ
る。
物も含まないで水と混合される場合、ひじょうに弱い繊
維構造が得られ、そして結合性質は認められず、ドウは
粘着性ドウとして現われる。61〜65℃への温度の上昇
は、攪拌(105〜150秒)の間、ミキサーからエネルギー
の投入の結果である。アスコルビン酸のみを添加するこ
とによって、ドウの凝集性のいくらかの減少が、75秒後
認められ、そして105秒後、繊維構造の増大を伴う。こ
の場合、温度は、添加物を含まない前の実験におけるよ
りも低い(50℃)。他の6種の実験から、食用酸がまた
導入される場合、その温度は46℃を越えないことが明ら
かであり、最終生成物は、組織状にされた植物性タンパ
ク質と混合することによって、結合性質を有するネット
のような繊維構造に転換された均質の粘性液体のような
塊状物として現われた。明らかに、希釈溶液として食用
酸を添加すれば、pHは6.0〜6.5の間で存在し、すなわち
添加物がまったく導入されない場合とほとんど同じであ
る。
本発明に従って得られたグルテンの特別な構造は、7
0,000cps以上の粘度を有する、高い粘性の出現によって
特徴づけられる。いくつかの比較粘度試験が、本発明に
従って得られたグルテン構造(B)及びアメリカ特許第
4,238,515号に従って得られた新規の物理的形態(亜硫
酸物質を用いる)(A)に対して、装置“パルプ及び濃
縮物のためのコンシストメーター(Consistmeter)”
(Central Scientific Corporation,U.S.A.により製
造された)により行なわれた。使用されたコンシストメ
ーター装置は、ある量の物質の前への動きを示す、検量
された水平テーブル(長さ約30cm)から成る。その装置
はまた、水平面に対して68゜の角度で傾けられ得る。サ
ンプルは、出発物質として同じ量の再水和化された小麦
グルテンを用いて、1500rpmで同じ装置の高速ミキサー
−ブレンダーロボトコープ(High Speed Mixer−Blen
der Robotcoupe)(Robot Coupe S.A.,Franceにより
製造された)により調製した。
0,000cps以上の粘度を有する、高い粘性の出現によって
特徴づけられる。いくつかの比較粘度試験が、本発明に
従って得られたグルテン構造(B)及びアメリカ特許第
4,238,515号に従って得られた新規の物理的形態(亜硫
酸物質を用いる)(A)に対して、装置“パルプ及び濃
縮物のためのコンシストメーター(Consistmeter)”
(Central Scientific Corporation,U.S.A.により製
造された)により行なわれた。使用されたコンシストメ
ーター装置は、ある量の物質の前への動きを示す、検量
された水平テーブル(長さ約30cm)から成る。その装置
はまた、水平面に対して68゜の角度で傾けられ得る。サ
ンプルは、出発物質として同じ量の再水和化された小麦
グルテンを用いて、1500rpmで同じ装置の高速ミキサー
−ブレンダーロボトコープ(High Speed Mixer−Blen
der Robotcoupe)(Robot Coupe S.A.,Franceにより
製造された)により調製した。
次の比較結果が、テーブル上のそれぞれの動きを測定
することによって得られた。
することによって得られた。
(a)水平テーブル上:組成物 動き 時間 A 5 cm 20秒 A 5.6cm 30秒 A 6.6cm 60秒 B ゼロに近い 300秒 (B)傾けられたテーブル上(水平面に対して68゜):組成物 動き 時間 A 2.5cm 2秒 A 3.3cm 3秒 A 20 cm 6秒 B 0.1cm 360秒 上記の比較結果は、アメリカ特許第4,238,515号に従
って得られたグルテン塊状物の粘度に比べて、本発明に
従って得られたグルテン塊状物の粘度が高いことを明ら
かに指摘する。より高い粘性の塊状物は、最終製品によ
り良好な外観を付与することも見出された。
って得られたグルテン塊状物の粘度に比べて、本発明に
従って得られたグルテン塊状物の粘度が高いことを明ら
かに指摘する。より高い粘性の塊状物は、最終製品によ
り良好な外観を付与することも見出された。
本発明に従って得られた、繊維構造を有する小麦グル
テンは、食肉及び魚の風味に似ている種々の形の食肉様
又は魚肉様製品を製造するためにひじょうに有用である
ことが見出された。その結合性質のために、それはま
た、比較的高価な卵白に完全に取って代わることがで
き、又は卵白の導入を実質的に減じることができる。そ
れはまた、種々の野菜、穀物製スナック、ベビーフー
ド、プディング、デザート及び類似する食物のためにエ
キステンダー又は類似する成分としても使用され得る。
その得られた繊維生成物は、他の従来の食物添加物、た
とえばビタミン、防カビ剤、酸化防止剤、香味料、等と
共に便利に配分され得る。この態様において、本発明
は、風味、色、全体の外観及び高品質の天然の食品の口
での感覚に効果的に類似するタンパク質性繊維材料を供
給するために安く加工される、高価な天然の食物成分の
代わりの比較的に安い植物性タンパク質の原料代用品を
供給する。
テンは、食肉及び魚の風味に似ている種々の形の食肉様
又は魚肉様製品を製造するためにひじょうに有用である
ことが見出された。その結合性質のために、それはま
た、比較的高価な卵白に完全に取って代わることがで
き、又は卵白の導入を実質的に減じることができる。そ
れはまた、種々の野菜、穀物製スナック、ベビーフー
ド、プディング、デザート及び類似する食物のためにエ
キステンダー又は類似する成分としても使用され得る。
その得られた繊維生成物は、他の従来の食物添加物、た
とえばビタミン、防カビ剤、酸化防止剤、香味料、等と
共に便利に配分され得る。この態様において、本発明
は、風味、色、全体の外観及び高品質の天然の食品の口
での感覚に効果的に類似するタンパク質性繊維材料を供
給するために安く加工される、高価な天然の食物成分の
代わりの比較的に安い植物性タンパク質の原料代用品を
供給する。
次の例は、本発明をより理解するために例示するもの
であって、限定するものではない。量及び濃度は、特に
ことわらないかぎり重量によってである。
であって、限定するものではない。量及び濃度は、特に
ことわらないかぎり重量によってである。
例 1. 小麦グルテン340gを、約5分間、遅い攪拌(60rpm)
下で、水570gと共に混合し、グルテンドウを生成した。
その得られた混合物に、アスコルビン酸0.2g及び酢酸
(5%)30mlを添加した。その塊状物のpHは6.0であっ
た。その後、その混合物を、高速度(1500rpm)で約60
秒間攪拌し、それにより、ひじょうに粘性の塊状物が得
られ、そしてミキサーのモーターのアンペア数の突然の
上昇が認められた。その混合物の温度は60℃であった。
下で、水570gと共に混合し、グルテンドウを生成した。
その得られた混合物に、アスコルビン酸0.2g及び酢酸
(5%)30mlを添加した。その塊状物のpHは6.0であっ
た。その後、その混合物を、高速度(1500rpm)で約60
秒間攪拌し、それにより、ひじょうに粘性の塊状物が得
られ、そしてミキサーのモーターのアンペア数の突然の
上昇が認められた。その混合物の温度は60℃であった。
その粘性塊状物に、水和化された組織状にされた植物
タンパク質(TVP)1000g及び植物油100g、所望する味覚
に従って塩、コショウ及び他のスパイスを添加した。均
質の塊状物を、セルロース注型につめ、そして熱湯中で
料理した。料理し、そして皮をむいた後、製造された食
肉のようなソーセージが固められた。
タンパク質(TVP)1000g及び植物油100g、所望する味覚
に従って塩、コショウ及び他のスパイスを添加した。均
質の塊状物を、セルロース注型につめ、そして熱湯中で
料理した。料理し、そして皮をむいた後、製造された食
肉のようなソーセージが固められた。
例 2. 小麦グルテン500gを、約5分間、遅い攪拌(60rpm)
下で水900gと共に混合し、グルテンドウを生成した。そ
の得られた混合物に、アスコルビン酸1.5g及びリンゴ酸
(5%)10mlを添加した。その塊状物のpHは6.1であっ
た。その後、この混合物を、高速度(1500rpm)で約90
秒間攪拌し、それにより、ひじょうに粘性の塊状物が得
られ、そしてミキサーのモーターのアンペア数の突然の
上昇が認められた。その混合物の温度は58℃であった。
下で水900gと共に混合し、グルテンドウを生成した。そ
の得られた混合物に、アスコルビン酸1.5g及びリンゴ酸
(5%)10mlを添加した。その塊状物のpHは6.1であっ
た。その後、この混合物を、高速度(1500rpm)で約90
秒間攪拌し、それにより、ひじょうに粘性の塊状物が得
られ、そしてミキサーのモーターのアンペア数の突然の
上昇が認められた。その混合物の温度は58℃であった。
その粘性塊状物に、水和化され組織状にされた綿の実
のタンパク質3000gを添加し、そして約60秒間混合し
た。また、植物油200g、卵白(100g)及び好みに従って
スパイスを添加し、そしてさらに約30秒間攪拌した。そ
の得られた混合物から、食肉のようなボール及びハンバ
ーガーを製造した。
のタンパク質3000gを添加し、そして約60秒間混合し
た。また、植物油200g、卵白(100g)及び好みに従って
スパイスを添加し、そしてさらに約30秒間攪拌した。そ
の得られた混合物から、食肉のようなボール及びハンバ
ーガーを製造した。
前述の発明は、明確に理解するために例示的及び例的
にいくらか詳細に記載されているけれども、特許請求の
範囲内で修飾及び変更を行なうことができる。
にいくらか詳細に記載されているけれども、特許請求の
範囲内で修飾及び変更を行なうことができる。
Claims (16)
- 【請求項1】70,000cps以上の粘度及び繊維構造並びに
結合性質を有する特定の構造のグルテンであって: (a)粘性液体のような構造の形で弛緩グルテンを得る
ために、4.0〜8.0の範囲のpH及び70℃以下の温度で食用
酸の溶液の存在下でアスコルビン酸と共に小麦グルテン
を攪拌し;そして (b)前記(a)段階で得られた弛緩グルテン中に組織
状にされた植物タンパク質を導入することによって安定
した繊維構造を生ぜしめることを含んで成る方法によっ
て得られたグルテン。 - 【請求項2】前記温度が20〜55℃の間である請求項1記
載のグルテン。 - 【請求項3】前記食用酸が酢酸、アジピン酸、酒石酸、
クエン酸、リンゴ酸、琥珀酸及びリン酸から成る群から
選択された少なくとも1つである請求項1記載のグルテ
ン。 - 【請求項4】前記食用酸の溶液が3〜10重量%の濃度を
有する請求項3記載のグルテン。 - 【請求項5】前記食用酸の溶液が天然源からの生成物で
ある請求項4記載のグルテン。 - 【請求項6】前記食用酸の溶液がビネガーである請求項
5記載のグルテン。 - 【請求項7】繊維構造及び結合性質を有するグルテン及
び栄養学的に有効な量の着色剤、食肉のような味覚を提
供するスパイス及び脂肪を含んで成る食肉様製品であっ
て、繊維構造及び結合性質を有する前記グルテンが、 (a)粘性液体のような構造の形で弛緩グルテンを得る
ために、4.0〜8.0の範囲のpH及び70℃以下の温度で食用
酸の溶液の存在下でアスコルビン酸と共に小麦グルテン
を攪拌し;そして (b)前記弛緩グルテン中に組織状にされた植物タンパ
ク質を導入することによって安定した繊維構造を生ぜし
めることによって得られることを特徴とする食肉様製
品。 - 【請求項8】繊維構造及び結合性質を有するグルテン及
び栄養学的に有効な量の着色剤、魚肉のような味覚を提
供するスパイス及び脂肪を含んで成る魚肉様製品であっ
て、繊維構造及び結合性質を有する前記グルテンが、 (a)粘性液体のような構造の形で弛緩グルテンを得る
ために、4.0〜8.0の範囲のpH及び70℃以下の温度で食用
酸の溶液の存在下でアスコルビン酸と共に小麦グルテン
を攪拌し;そして (b)前記弛緩グルテン中に組織状にされた植物タンパ
ク質を導入することによって安定した繊維構造を生ぜし
めることによって得られることを特徴とする魚肉様製
品。 - 【請求項9】繊維構造及び結合性質を有するグルテンの
製造のための方法であって: (a)粘性液体のような構造の形で弛緩グルテンを得る
ために、4.0〜8.0の範囲のpH及び70℃以下の温度で食用
酸の溶液の存在下でアスコルビン酸と共に小麦グルテン
を攪拌し;そして (b)前記弛緩グルテン中に組織状にされた植物タンパ
ク質を導入することによって安定した繊維構造を生ぜし
めることを含んで成る方法。 - 【請求項10】前記温度が20〜55℃の間である請求項9
記載の方法。 - 【請求項11】前記食用酸が酢酸、アジピン酸、酒石
酸、クエン酸、リンゴ酸、琥珀酸及びリン酸から成る群
から選択された少なくとも1つである請求項9記載の方
法。 - 【請求項12】前記食用酸の溶液が3〜10重量%の濃度
を有する請求項11記載の方法。 - 【請求項13】前記食用酸の溶液が天然源からの生成物
である請求項12記載の方法。 - 【請求項14】食肉様又は魚肉様製品の製造方法であっ
て、 (a)粘性液体のような構造の形で弛緩グルテンを得る
ために、4.0〜8.0の範囲のpH及び70℃以下の温度で食用
酸の溶液の存在下でアスコルビン酸と共に小麦グルテン
を攪拌し;そして (b)前記弛緩グルテン中に組織状にされた植物タンパ
ク質を導入することによって安定した繊維構造を生ぜし
めることによって得られたグルテン中に栄養学的に有効
な量の着色剤、スパイス及び脂肪を導入することを含ん
で成る方法。 - 【請求項15】前記製品に、前記小麦グルテン以外の結
合剤を少量添加することをさらに含んで成る請求項14記
載の方法。 - 【請求項16】少量のビタミン及びミネラルが導入され
る請求項14記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IL82929A IL82929A (en) | 1987-06-21 | 1987-06-21 | Method for manufacture of gluten possessing a fibrous structure and meat-like products obtained therefrom |
IL82929 | 1987-06-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0191746A JPH0191746A (ja) | 1989-04-11 |
JP2648175B2 true JP2648175B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=11057914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63150369A Expired - Fee Related JP2648175B2 (ja) | 1987-06-21 | 1988-06-20 | 繊維構造を有するグルテン及びそれによって得られた食肉様製品 |
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---|---|
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EP (1) | EP0296963B1 (ja) |
JP (1) | JP2648175B2 (ja) |
AT (1) | ATE93365T1 (ja) |
CA (1) | CA1331309C (ja) |
DE (1) | DE3883447T2 (ja) |
IL (1) | IL82929A (ja) |
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JPH0496520A (ja) * | 1990-08-13 | 1992-03-27 | Sharp Corp | データ送信装置 |
AUPO759697A0 (en) * | 1997-06-27 | 1997-07-24 | Newport Scientific Pty. Limited | Assessing the baking properties of flour proteins |
AUPP107497A0 (en) * | 1997-12-23 | 1998-01-22 | Newport Scientific Pty. Limited | Assessing the functional properties of dried milk products |
DE19801828A1 (de) * | 1998-01-15 | 1999-07-22 | Wolfgang Mayer | Verfahren zur Herstellung eines Nahrungsmittels mit Weizeneiweiß sowie ein daraus hergestelltes Nahrungsmittel |
US6080419A (en) * | 1998-05-22 | 2000-06-27 | Advanced Research And Technology Institute, Inc. | Prevention of dental calculus formation with polycarboxylic acids |
US6379738B1 (en) | 1999-11-16 | 2002-04-30 | Nestec S.A. | Meat emulsion product |
US20050089623A1 (en) | 2001-10-03 | 2005-04-28 | Fannon John E. | Puffed protein based snack food |
US8877992B2 (en) * | 2003-03-28 | 2014-11-04 | Ab-Cwt Llc | Methods and apparatus for converting waste materials into fuels and other useful products |
US7692050B2 (en) * | 2003-03-28 | 2010-04-06 | Ab-Cwt, Llc | Apparatus and process for separation of organic materials from attached insoluble solids, and conversion into useful products |
US7179379B2 (en) * | 2003-03-28 | 2007-02-20 | Ab-Cwt, Llc | Apparatus for separating particulates from a suspension, and uses thereof |
IL160430A0 (en) * | 2004-02-16 | 2004-07-25 | Tivall 1993 Ltd | Vegetable dough, a process for its production and vegetable bakery products made therewith |
TW200732467A (en) * | 2005-09-28 | 2007-09-01 | Cwt Llc Ab | Process for conversion of organic, waste, or low-value materials into useful products |
US20090208612A1 (en) * | 2008-02-12 | 2009-08-20 | Mars, Incorporated | Meat Analog Product |
US9526267B2 (en) | 2014-04-17 | 2016-12-27 | Savage River, Inc. | Nutrient-dense meat structured protein products |
MX2017013715A (es) | 2015-04-28 | 2018-03-02 | Mars Inc | Proceso de preparacion de un producto de alimento para mascotas humedo esterilizado. |
DE102017109419A1 (de) * | 2017-05-03 | 2018-11-08 | Simon Entemeier | Verfahren zur Herstellung eines Fleischersatzerzeugnisses und Fleischersatzerzeugnis |
CA3116466A1 (en) | 2018-11-01 | 2020-05-14 | Societe Des Produits Nestle S.A. | A process for making a plant based product |
CN110547398A (zh) * | 2019-10-30 | 2019-12-10 | 平江县新翔宇食品有限公司 | 一种高弹性韧性好的面筋配方 |
MX2023007834A (es) * | 2020-12-30 | 2023-07-07 | Unilever Ip Holdings B V | Analogo de carne y proceso para producir el mismo. |
WO2022144399A1 (en) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | Unilever Ip Holdings B.V. | Raw meat analogue comprising hydrated texturized non-animal protein, fat and binding agent |
FR3139439A1 (fr) * | 2022-09-09 | 2024-03-15 | Roquette Freres | Proteines vegetales texturees |
WO2024133809A1 (en) | 2022-12-23 | 2024-06-27 | Unilever Ip Holdings B.V. | Meat analogue comprising fibrous texturized vegan protein pieces and process to produce the same |
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DE1193784B (de) * | 1962-05-26 | 1965-05-26 | Bahlsen Werner | Verfahren zur Herstellung von hitzestabilen, schlagfaehigen Weizenproteinsuspensionen |
IL54096A (en) * | 1978-02-22 | 1981-07-31 | Shemer M | Physical form of gluten comprising inert material in gluten matrix,method for its manufacture and its use in food products |
US4296133A (en) * | 1979-08-24 | 1981-10-20 | Nisshin Flour Milling Co., Ltd. | Method for producing bread |
JPS56137852A (en) * | 1980-03-27 | 1981-10-28 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | Preparation of meatlike food raw material |
US4375481A (en) * | 1980-07-18 | 1983-03-01 | Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha | Process for production of roe-like multilayer spherical structure |
JPS57163467A (en) * | 1981-03-31 | 1982-10-07 | Q P Corp | Bonding of raw meat pieces |
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US4659576A (en) * | 1982-08-03 | 1987-04-21 | Campbell Soup Company | Shelf or refrigerator stable raw alimentary paste |
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-
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- 1988-06-20 CA CA000569919A patent/CA1331309C/en not_active Expired - Fee Related
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