JP2647741B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、連続用紙とこれから分離した単票用紙とを
間歇的に送る用紙搬送装置に関する。
間歇的に送る用紙搬送装置に関する。
[従来の技術] 連続用紙およびこの連続用紙上に一定ピッチに設けら
れたミシン目を分離することによって作成した単票用紙
を間歇的に送る用紙搬送装置が公知であり、例えば搭乗
券発行機に組込まれて使用される。
れたミシン目を分離することによって作成した単票用紙
を間歇的に送る用紙搬送装置が公知であり、例えば搭乗
券発行機に組込まれて使用される。
かかる用紙搬送装置は、第5図に示す如く構造とされ
ているが一般的である。
ているが一般的である。
第5図において、1Uは例えば連続用紙Pcの収納ボック
ス(図示省略)から分離部SPRまでの上流側用紙搬送経
路RUを形成する用紙ガイドで、1Uは分離部SPRから印字
部等(図示省略)までの下流側用紙搬送経路RDを形成す
る用紙ガイドである。
ス(図示省略)から分離部SPRまでの上流側用紙搬送経
路RUを形成する用紙ガイドで、1Uは分離部SPRから印字
部等(図示省略)までの下流側用紙搬送経路RDを形成す
る用紙ガイドである。
連続用紙Pcは、上流側搬送ローラ11U(モータ10U)で
上流側用紙搬送経路RUに送られ、かつ下流側搬送ローラ
11D,12D(モータ10D)によってその先端Poが所定位置PS
T(用紙先端検出センサ25で確認される。)に到達され
るまで下流側用紙搬送経路RD内に送られる。20は、例え
ば連続回転モータ、クラッチ、カム、ソレノイド等から
なる分離手段であって、分離刃21をZ方向に往復移動し
て連続用紙Pc上のミシン目を分離する手段である。分離
されたか否かは、分離部SPRに配設された確認センサ23
でチェックされる。
上流側用紙搬送経路RUに送られ、かつ下流側搬送ローラ
11D,12D(モータ10D)によってその先端Poが所定位置PS
T(用紙先端検出センサ25で確認される。)に到達され
るまで下流側用紙搬送経路RD内に送られる。20は、例え
ば連続回転モータ、クラッチ、カム、ソレノイド等から
なる分離手段であって、分離刃21をZ方向に往復移動し
て連続用紙Pc上のミシン目を分離する手段である。分離
されたか否かは、分離部SPRに配設された確認センサ23
でチェックされる。
そして、単票用紙Psを1枚づつX方向の印字部等へ搬
送する指令があると、両モータ10U,10Dを回転駆動して
連続用紙Pcを用紙搬送経路RU,RDへ送り、その先端Poが
所定位置PSTに到達するとつまり用紙先端検出センサ25
で検知されると、両モータ10U,10Dを停止させて連続用
紙Pc上のミシン目を分離部SPRに位置付けするものと形
成されている。しかる後に、分離刃21をZ方向に1往復
移動させてミシン目を分離する。分離されると確認セン
サ23が作動し、分離部SPRから所定位置PSTまでの長さを
持ついわゆる単票用紙Psをモータ10D(搬送ローラ11D,1
2D,13D)を回転させてX方向に搬送するように構成され
ている。
送する指令があると、両モータ10U,10Dを回転駆動して
連続用紙Pcを用紙搬送経路RU,RDへ送り、その先端Poが
所定位置PSTに到達するとつまり用紙先端検出センサ25
で検知されると、両モータ10U,10Dを停止させて連続用
紙Pc上のミシン目を分離部SPRに位置付けするものと形
成されている。しかる後に、分離刃21をZ方向に1往復
移動させてミシン目を分離する。分離されると確認セン
サ23が作動し、分離部SPRから所定位置PSTまでの長さを
持ついわゆる単票用紙Psをモータ10D(搬送ローラ11D,1
2D,13D)を回転させてX方向に搬送するように構成され
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来構造によると、連続用紙Pcの
厚さや硬さが変化した場合には、分離刃21によるミシン
目の分離が不十分であったり不能となり単票用紙Psの作
成と搬送とが阻害されるという問題がある。
厚さや硬さが変化した場合には、分離刃21によるミシン
目の分離が不十分であったり不能となり単票用紙Psの作
成と搬送とが阻害されるという問題がある。
しかも、この場合にも連続用紙Pc自体は分離刃21の下
降に伴って引きづられてしまうので、確認センサ23は分
離完了と判断してしまうから、その後の搬送制御等はそ
のまま続行されるという事態を招来し、結果として作業
能率が悪くその復旧にも多大な労力を費す。
降に伴って引きづられてしまうので、確認センサ23は分
離完了と判断してしまうから、その後の搬送制御等はそ
のまま続行されるという事態を招来し、結果として作業
能率が悪くその復旧にも多大な労力を費す。
また、使用頻度の激しい機器に導入された場合等にお
いては、ミシン目の状態や振動による分離刃21の斜降等
が生じた場合にも、同様に分離不調となる。
いては、ミシン目の状態や振動による分離刃21の斜降等
が生じた場合にも、同様に分離不調となる。
さらに、搭乗券発行機の一部を構成するように利用さ
れた場合には、単に用紙搬送装置の動作不良という問題
にとどまらず搭乗業務全体を妨げるという社会的不都合
を引起こす。
れた場合には、単に用紙搬送装置の動作不良という問題
にとどまらず搭乗業務全体を妨げるという社会的不都合
を引起こす。
ここに本出願人は、従来構造では分離不調が生ずると
各種不都合を誘発するにも拘らず、それら不都合が生じ
てしまってからでないと分離不調を検知できないという
こと自体に問題があるものと認識する。換言すれば、分
離不調を早期に発見できるならその対処策も簡単とな
り、円滑な用紙搬送と作業能率を向上できると分析す
る。
各種不都合を誘発するにも拘らず、それら不都合が生じ
てしまってからでないと分離不調を検知できないという
こと自体に問題があるものと認識する。換言すれば、分
離不調を早期に発見できるならその対処策も簡単とな
り、円滑な用紙搬送と作業能率を向上できると分析す
る。
かかる問題は、ミシン目の有無に関係なく生ずる。
本発明の目的は、分離不調を迅速かつ正確に自動検出
できる用紙搬送装置を提供することにある。
できる用紙搬送装置を提供することにある。
また、他の目的は、分離不調を自動検出するとともに
分離不調が検出された場合は再度の分離作業を積極的,
自動的に行うことのできる用紙搬送装置を提供すること
にある。
分離不調が検出された場合は再度の分離作業を積極的,
自動的に行うことのできる用紙搬送装置を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 請求項第1項記載の発明は、用紙搬送経路に沿って送
られた連続用紙の先端が所定位置に到達した後に、上流
側搬送ローラおよび下流側搬送ローラを停止しかつ分離
手段を動作させて単票用紙に分離し、しかる後に下流側
搬送ローラを回転駆動して単票用紙を一方向に搬送する
ように形成された用紙搬送装置において、前記用紙搬送
経路の前記所定位置よりも下流側に配設された単票用紙
検出センサと、時間設定手段と、前記下流側搬送ローラ
を回転駆動して単票用紙を搬送しはじめた時からの経過
時間をカウントする経過時間計数手段と、設定時間と計
数時間とを比較しつつ計数時間が設定時間を越えても該
単票用紙検出センサから検出信号が入力されない場合に
分離不調信号を出力する分離状態判別手段とを設けたこ
とを特徴とする。
られた連続用紙の先端が所定位置に到達した後に、上流
側搬送ローラおよび下流側搬送ローラを停止しかつ分離
手段を動作させて単票用紙に分離し、しかる後に下流側
搬送ローラを回転駆動して単票用紙を一方向に搬送する
ように形成された用紙搬送装置において、前記用紙搬送
経路の前記所定位置よりも下流側に配設された単票用紙
検出センサと、時間設定手段と、前記下流側搬送ローラ
を回転駆動して単票用紙を搬送しはじめた時からの経過
時間をカウントする経過時間計数手段と、設定時間と計
数時間とを比較しつつ計数時間が設定時間を越えても該
単票用紙検出センサから検出信号が入力されない場合に
分離不調信号を出力する分離状態判別手段とを設けたこ
とを特徴とする。
また、請求項第2項記載の発明は、前記分離状態判別
手段からの分離不調信号に基づき前記分離手段を再起動
させる再分離制御手段を設けたことを特徴とする。
手段からの分離不調信号に基づき前記分離手段を再起動
させる再分離制御手段を設けたことを特徴とする。
[作 用] 請求項第1項記載の発明では、分離手段による分離作
業後に単票用紙を所定方向に搬送すべく下流側搬送ロー
ラを回転駆動する。すると、経過時間計数手段はこの搬
送開始時からの経過時間をカウントする。と同時的に、
分離状態判別手段は単票用紙検出センサからの検出信号
が入力されたか否かを監視しつつ計数時間が設定時間を
越えても入力されない場合に分離不調信号を出力する。
業後に単票用紙を所定方向に搬送すべく下流側搬送ロー
ラを回転駆動する。すると、経過時間計数手段はこの搬
送開始時からの経過時間をカウントする。と同時的に、
分離状態判別手段は単票用紙検出センサからの検出信号
が入力されたか否かを監視しつつ計数時間が設定時間を
越えても入力されない場合に分離不調信号を出力する。
したがって、時間設定手段に、下流側搬送ローラの送
り速度と単票用紙検出センサの配設位置とに照し求めた
適宜な時間を設定しておけば、分離作業が不調の場合に
は直ちにそれを自動検出できるから最適な対処策を迅速
に行える。
り速度と単票用紙検出センサの配設位置とに照し求めた
適宜な時間を設定しておけば、分離作業が不調の場合に
は直ちにそれを自動検出できるから最適な対処策を迅速
に行える。
また、請求項第2項記載の発明によれば、上記分離不
調信号が出力された場合には、再分離制御手段が分離手
段を再起動させる。この際、上流側搬送ローラが停止さ
れたまま下流側搬送ローラを回転駆動することによりミ
シン目等を分離部に位置固定したままの状態で引張られ
た連続用紙に分離刃を押付けることができるから、確実
な再分離ができる。
調信号が出力された場合には、再分離制御手段が分離手
段を再起動させる。この際、上流側搬送ローラが停止さ
れたまま下流側搬送ローラを回転駆動することによりミ
シン目等を分離部に位置固定したままの状態で引張られ
た連続用紙に分離刃を押付けることができるから、確実
な再分離ができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
(第1実施例) 本用紙搬送装置は、第1図,第2図に示す如く単票用
紙検出センサ30と時間設定手段45と経過時間計数手段と
分離状態判別手段とを設け、分離手段20による分離作業
が不調であった場合を自動検出し、さらにその旨を表示
ユニット47に告知するよう構成されている。
紙検出センサ30と時間設定手段45と経過時間計数手段と
分離状態判別手段とを設け、分離手段20による分離作業
が不調であった場合を自動検出し、さらにその旨を表示
ユニット47に告知するよう構成されている。
なお、第2図に示す用紙ガイド1U,1D、モータ10U,10
D、用紙搬送ローラ11U,11D〜13、分離手段20、用紙先端
検出センサ25等は、前出第5図に示した搭乗券発行機に
供した場合の従来例と同一としたので、各個の説明は省
略する。
D、用紙搬送ローラ11U,11D〜13、分離手段20、用紙先端
検出センサ25等は、前出第5図に示した搭乗券発行機に
供した場合の従来例と同一としたので、各個の説明は省
略する。
さて、単票用紙検出センサ30は、第2図に示すよう
に、下流側用紙搬送経路RDの所定位置RSTつまり用紙先
端検出センサ25の配設位置よりも下流側に設けられ、下
流側搬送ローラ11D,12D,13D(モータ10D)で送られた単
票用紙Psの先端を検出する手段である。今、下流側搬送
ローラ11D〜13Dによる単票用紙Psの第2図でX方向の送
り速度をVとし、両センサ25,30間の距離をLとすれ
ば、単票用紙Psの先端は下流側搬送ローラ13Dを回転駆
動してからT時間(T=L/V)経過後にセンサ25の位置
からセンサ30の位置に移動される。
に、下流側用紙搬送経路RDの所定位置RSTつまり用紙先
端検出センサ25の配設位置よりも下流側に設けられ、下
流側搬送ローラ11D,12D,13D(モータ10D)で送られた単
票用紙Psの先端を検出する手段である。今、下流側搬送
ローラ11D〜13Dによる単票用紙Psの第2図でX方向の送
り速度をVとし、両センサ25,30間の距離をLとすれ
ば、単票用紙Psの先端は下流側搬送ローラ13Dを回転駆
動してからT時間(T=L/V)経過後にセンサ25の位置
からセンサ30の位置に移動される。
次に、時間設定手段45と経過時間計数手段と分離状態
判別手段とは、この搭乗券発行機全体を駆動制御する駆
動制御装置40の一部構成とそれら機能を兼用するものと
して構成されている。
判別手段とは、この搭乗券発行機全体を駆動制御する駆
動制御装置40の一部構成とそれら機能を兼用するものと
して構成されている。
したがって、駆動制御装置40をはじめに説明すると、
この駆動制御装置40は、演算,判別,実行等機能を有す
るCPU41と、第3図に示す用紙搬送プログラム等を格納
するROM42と、各種データを一時記憶するRAM43と、キー
ボード44,表示ユニット47,入出力ポート48,49等から形
成されており、両搬送ローラ10U,10D、分離手段20はも
とより他のエンジン(プリンタ部,スタツカー部,リボ
ン部等)100を適時に駆動制御する。
この駆動制御装置40は、演算,判別,実行等機能を有す
るCPU41と、第3図に示す用紙搬送プログラム等を格納
するROM42と、各種データを一時記憶するRAM43と、キー
ボード44,表示ユニット47,入出力ポート48,49等から形
成されており、両搬送ローラ10U,10D、分離手段20はも
とより他のエンジン(プリンタ部,スタツカー部,リボ
ン部等)100を適時に駆動制御する。
ここに、時間設定手段45は、キーボード44の特定スイ
ッチ(45)からなり、上記時間T相当の設定時間Tsをセ
ットするものである。設定時間TsはRAM43に記憶され
る。
ッチ(45)からなり、上記時間T相当の設定時間Tsをセ
ットするものである。設定時間TsはRAM43に記憶され
る。
また、経過時間計数手段は、第3図のステップST18に
示す如く、分離作業後に下流側搬送ローラ11D〜13Dを回
転駆動して単票用紙Psを第2図のX方向に搬送しはじめ
た時からの経過時間Tiをカウントするいわゆるタイマー
機能を有する。この実施例では主にCPU41をもって構成
されている。
示す如く、分離作業後に下流側搬送ローラ11D〜13Dを回
転駆動して単票用紙Psを第2図のX方向に搬送しはじめ
た時からの経過時間Tiをカウントするいわゆるタイマー
機能を有する。この実施例では主にCPU41をもって構成
されている。
一方、分離状態判別手段は、設定時間Tsと計数時間Ti
とを比較(ST24)しつつ計数時間Tiが設定時間Tsを越え
ても単票用紙検出センサ30からの検出信号S2が入力され
ない場合に分離不調信号を出力(ST26)するもので、CP
U41,ROM42,RAM43等から構成されている。
とを比較(ST24)しつつ計数時間Tiが設定時間Tsを越え
ても単票用紙検出センサ30からの検出信号S2が入力され
ない場合に分離不調信号を出力(ST26)するもので、CP
U41,ROM42,RAM43等から構成されている。
つまり、分離作業後に下流側搬送ローラ11D〜13Dを回
転駆動する(ST18)と、分離部SPRにおける分離が完全
ならば、単票用紙Psの先端は上記信号T(設定時間Ts)
経過後に単票用紙検出センサ30に到達する筈である(ST
20)。換言すれば設定時間Tsを越えても単票用紙検出セ
ンサ30から検出信号S2が出力されなければ分離不調と判
別できる(ST24のYES判断)。なぜなら、分離不調であ
れば、停止中の下流側搬送ローラ11Uによって連続用紙P
cはブレーキされているので、連続用紙Pcの先端Po(こ
の際は単票用紙Psの先端といえない)は下流側搬送ロー
ラ11D〜13Dを回転駆動しても移動しないからである。
転駆動する(ST18)と、分離部SPRにおける分離が完全
ならば、単票用紙Psの先端は上記信号T(設定時間Ts)
経過後に単票用紙検出センサ30に到達する筈である(ST
20)。換言すれば設定時間Tsを越えても単票用紙検出セ
ンサ30から検出信号S2が出力されなければ分離不調と判
別できる(ST24のYES判断)。なぜなら、分離不調であ
れば、停止中の下流側搬送ローラ11Uによって連続用紙P
cはブレーキされているので、連続用紙Pcの先端Po(こ
の際は単票用紙Psの先端といえない)は下流側搬送ロー
ラ11D〜13Dを回転駆動しても移動しないからである。
なお、この実施例では分離不調信号が出力されると表
示ユニット47の表示器47-2にその旨を表示(ST26)し、
一方、ST20がYES判断かつST24がNO判断された場合には
表示器47-1に分離良好の旨を表示(ST22)する。もとよ
り、分離不調信号を用紙搬送装置あるいは搭乗券発行機
全体の停止信号等として用いることができる。
示ユニット47の表示器47-2にその旨を表示(ST26)し、
一方、ST20がYES判断かつST24がNO判断された場合には
表示器47-1に分離良好の旨を表示(ST22)する。もとよ
り、分離不調信号を用紙搬送装置あるいは搭乗券発行機
全体の停止信号等として用いることができる。
次に、この実施例の作用を説明する。
搭乗券発行指示があると、CPU41はROM42に格納された
プログラムにしたがって、まず両搬送ローラ11U,11D〜1
3D(モータ10U,10D)を回転駆動する(第3図のST1
0)。すると、連続用紙Pcは両用紙ガイド1U,1Dが形成す
る第2図の用紙搬送経路RU,RDに沿って送られる。相当
時間経過後に連続用紙Pcの先端Poは所定位置PSTに到達
する。
プログラムにしたがって、まず両搬送ローラ11U,11D〜1
3D(モータ10U,10D)を回転駆動する(第3図のST1
0)。すると、連続用紙Pcは両用紙ガイド1U,1Dが形成す
る第2図の用紙搬送経路RU,RDに沿って送られる。相当
時間経過後に連続用紙Pcの先端Poは所定位置PSTに到達
する。
この場合に、用紙先端検出センサ25が働き検出信号S1
を出力する(ST12)。この信号S1に基づきCPU41は両モ
ータ10U,10Dを停止する。この場合に、連続用紙Pc上の
ミシン目が分離部SPRに位置付けされる。
を出力する(ST12)。この信号S1に基づきCPU41は両モ
ータ10U,10Dを停止する。この場合に、連続用紙Pc上の
ミシン目が分離部SPRに位置付けされる。
その後に、CPU41は分離手段20を駆動(ST16)して分
離刃21をZ方向に1往復移動させ、ミシン目を分離して
下流側用紙搬送経路RD内にある用紙を単票用紙Psとして
上流側用紙搬送経路RU内にある連続用紙Pcから切離す。
離刃21をZ方向に1往復移動させ、ミシン目を分離して
下流側用紙搬送経路RD内にある用紙を単票用紙Psとして
上流側用紙搬送経路RU内にある連続用紙Pcから切離す。
したがって、モータ10Dのみを回転駆動(ST18)すれ
ば、単票用紙Psを第2図でX方向に搬送できる。この場
合、設定時間Ts内で単票用紙検出センサ30から検出信号
S2が出力されるので、分離状態判別手段41,42,43は、分
離良好表示器47-1を駆動する(ST20,24,22)。
ば、単票用紙Psを第2図でX方向に搬送できる。この場
合、設定時間Ts内で単票用紙検出センサ30から検出信号
S2が出力されるので、分離状態判別手段41,42,43は、分
離良好表示器47-1を駆動する(ST20,24,22)。
ところで、連続用紙Pcが硬質厚紙であったり、分離刃
21が斜降した場合等にあって分離作業が不調であると、
下流側搬送ローラ11D〜13Dを回転駆動しても連続用紙Pc
は停止中の上流側搬送ローラ11Uで位置拘束されている
ので、X方向に移動できない。つまり、計数時間Tiが設
定時間Tsを越えても、単票用紙検出センサ30から検出信
号S2が出力されない。
21が斜降した場合等にあって分離作業が不調であると、
下流側搬送ローラ11D〜13Dを回転駆動しても連続用紙Pc
は停止中の上流側搬送ローラ11Uで位置拘束されている
ので、X方向に移動できない。つまり、計数時間Tiが設
定時間Tsを越えても、単票用紙検出センサ30から検出信
号S2が出力されない。
これにより、分離状態判別手段41,42,43は、ST24でNO
判断つまり分離不調と判断し不調表示器47-2にその旨を
表示する。必要により警報等させる。
判断つまり分離不調と判断し不調表示器47-2にその旨を
表示する。必要により警報等させる。
よって、分離良好・不調の状態の迅速かつ正確に自動
検出できる。
検出できる。
しかして、この実施例によれば、単票用紙検出センサ
30,時間設定手段45,経過時間計数手段(CPU41),分離
状態判別手段41,42,43を設け、単票用紙Psの搬送速度と
の関係において分離不調状態を迅速かつ正確に自動検出
する構成としているので、最適な対処策を的確・迅速に
とることができ、従来の不都合誘発問題を一掃できる。
30,時間設定手段45,経過時間計数手段(CPU41),分離
状態判別手段41,42,43を設け、単票用紙Psの搬送速度と
の関係において分離不調状態を迅速かつ正確に自動検出
する構成としているので、最適な対処策を的確・迅速に
とることができ、従来の不都合誘発問題を一掃できる。
また、時間設定手段45はキーボード44の一部スイッチ
をもって構成されているので、設定時間の選択設定が容
易であるから適用性が広い。
をもって構成されているので、設定時間の選択設定が容
易であるから適用性が広い。
(第2実施例) この実施例は、第1実施例が分離不調を自動検出して
その旨を表示するものとされているのに対して、分離手
段20を再起動させることにより一段と積極的かつ自動的
に分離不調状態を解除できるように構成されている。
その旨を表示するものとされているのに対して、分離手
段20を再起動させることにより一段と積極的かつ自動的
に分離不調状態を解除できるように構成されている。
すなわち、かかる用紙搬送装置では、上述の通り分離
作業後は下流側搬送ローラ11D〜13Dを回転駆動して単票
用紙PsをX方向に移動させている。したがって、分離不
調の場合には、連続用紙Pcの後方が停止中の上流側搬送
ローラ11Dでロックされかつ前方が下流側搬送ローラ11D
〜13Dで引張られる。
作業後は下流側搬送ローラ11D〜13Dを回転駆動して単票
用紙PsをX方向に移動させている。したがって、分離不
調の場合には、連続用紙Pcの後方が停止中の上流側搬送
ローラ11Dでロックされかつ前方が下流側搬送ローラ11D
〜13Dで引張られる。
つまり、分離部SPRにおいて、仮に先の分離作業で用
紙Pcが下方に弛み不調が生じたとしても、その弛みは自
動的に解除される。したがって、連続用紙Pcの張りは当
初より一層強く、また分離刃21の斜降等も確率的に解消
されている。
紙Pcが下方に弛み不調が生じたとしても、その弛みは自
動的に解除される。したがって、連続用紙Pcの張りは当
初より一層強く、また分離刃21の斜降等も確率的に解消
されている。
この実施例は、この点に着目し、分離作業を数次に亘
って自動再起動する構成である。
って自動再起動する構成である。
このため、再分離制御手段を設けるとともに繰返し回
数選択度の拡大のために再起動回数設定器を設けてい
る。
数選択度の拡大のために再起動回数設定器を設けてい
る。
この再起動回数設定器は、第1図に点線で示すように
キーボード44のあるスイッチ46から形成されている。ま
た、再分離制御手段は第4図のST28,30,32に示す如くプ
ログラムを格納するROM42とCPU41から構成されている。
なお、設定再起動回数Nsは、RAM43に記憶される。
キーボード44のあるスイッチ46から形成されている。ま
た、再分離制御手段は第4図のST28,30,32に示す如くプ
ログラムを格納するROM42とCPU41から構成されている。
なお、設定再起動回数Nsは、RAM43に記憶される。
かかる構成の第2実施例では、第4図のST10〜26まで
は前記第1実施例の場合(第3図)と同様に作用し、か
つ分離状態判別手段41,42,43から分離不調信号が出力さ
れる(ST24,26)と、再分離制御手段41,42は、RAM43に
記憶されていた回転だけ分離手段20を駆動しST16以下の
動作を繰返す(ST28,30)。これにより分離良好となれ
ばその旨が表示される(ST22)が、この再起動によって
も分離できないときは分離不能表示器47-3を駆動(ST3
2)し、さらに必要によって本装置を停止する。
は前記第1実施例の場合(第3図)と同様に作用し、か
つ分離状態判別手段41,42,43から分離不調信号が出力さ
れる(ST24,26)と、再分離制御手段41,42は、RAM43に
記憶されていた回転だけ分離手段20を駆動しST16以下の
動作を繰返す(ST28,30)。これにより分離良好となれ
ばその旨が表示される(ST22)が、この再起動によって
も分離できないときは分離不能表示器47-3を駆動(ST3
2)し、さらに必要によって本装置を停止する。
よって、この第2実施例によれば、分離手段20の再起
動によって分離不調を積極的かつ自動的に解除できる。
動によって分離不調を積極的かつ自動的に解除できる。
なお、以上の実施例では連続用紙Pcにミシン目が設け
られているものとされたが、本発明はミシン目の無い連
続用紙Pcの場合にも適用される。
られているものとされたが、本発明はミシン目の無い連
続用紙Pcの場合にも適用される。
[発明の効果] 請求項第1項記載の発明によれば、単票用紙検出セン
サ,時間設定手段,経過時間計数手段,分離状態判別手
段を設け、分離不調状態を自動検出する構成であるか
ら、従来装置の事後発見による不都合を誘発する問題を
一掃でき、迅速で的確な対処策を講じることが可能とな
る。
サ,時間設定手段,経過時間計数手段,分離状態判別手
段を設け、分離不調状態を自動検出する構成であるか
ら、従来装置の事後発見による不都合を誘発する問題を
一掃でき、迅速で的確な対処策を講じることが可能とな
る。
また、請求項第2項記載の発明によれば、第1項記載
の発明に加え再分離制御手段を設けて分離作業を再度実
施させる構成であるから、より積極的にかつ自動的に分
離不調を除去できる。
の発明に加え再分離制御手段を設けて分離作業を再度実
施させる構成であるから、より積極的にかつ自動的に分
離不調を除去できる。
第1図は本発明の第1実施例を示す全体構成図、第2図
は同じく機械的構成を説明するための図、第3図は動作
を説明するためのフローチャート、第4図は第2実施例
の動作を説明するためのフローチャートおよび第5図は
従来例を説明するための図である。 1U……上流側用紙ガイド、 1D……下流側用紙ガイド、 10U,10D……モータ、 11U……上流側搬送ローラ、 11D〜13D……下流側搬送ローラ、 20……分離手段、 21……分離刃、 23……確認センサ、 25……用紙先端検出センサ、 30……単票用紙検出センサ、 40……駆動制御装置、 41……CPU(経過時間計数手段,分離状態判別手段,再
分離制御手段)、 42……ROM(分離状態判別手段,再分離制御手段)、 43……RAM(分離状態判別手段)、 44……キーボード、 45……時間設定手段、 46……再起動回数設定器、 47……表示ユニット、 100……その他のエンジン、 RU……上流側用紙搬送経路、 PST……所定位置、 Pc……連続用紙、 Po……先端、 Ps……単票用紙。
は同じく機械的構成を説明するための図、第3図は動作
を説明するためのフローチャート、第4図は第2実施例
の動作を説明するためのフローチャートおよび第5図は
従来例を説明するための図である。 1U……上流側用紙ガイド、 1D……下流側用紙ガイド、 10U,10D……モータ、 11U……上流側搬送ローラ、 11D〜13D……下流側搬送ローラ、 20……分離手段、 21……分離刃、 23……確認センサ、 25……用紙先端検出センサ、 30……単票用紙検出センサ、 40……駆動制御装置、 41……CPU(経過時間計数手段,分離状態判別手段,再
分離制御手段)、 42……ROM(分離状態判別手段,再分離制御手段)、 43……RAM(分離状態判別手段)、 44……キーボード、 45……時間設定手段、 46……再起動回数設定器、 47……表示ユニット、 100……その他のエンジン、 RU……上流側用紙搬送経路、 PST……所定位置、 Pc……連続用紙、 Po……先端、 Ps……単票用紙。
Claims (2)
- 【請求項1】用紙搬送経路に沿って送られた連続用紙の
先端が所定位置に到達した後に、上流側搬送ローラおよ
び下流側搬送ローラを停止しかつ分離手段を動作させて
単票用紙に分離し、しかる後に下流側搬送ローラを回転
駆動して単票用紙を一方向に搬送するように形成された
用紙搬送装置において、 前記用紙搬送経路の前記所定位置よりも下流側に配設さ
れた単票用紙検出センサと、 時間設定手段と、 前記下流側搬送ローラを回転駆動して単票用紙を搬送し
はじめた時からの経過時間をカウントする経過時間計数
手段と、 設定時間と計数時間とを比較しつつ計数時間が設定時間
を越えても該単票用紙検出センサから検出信号が入力さ
れない場合に分離不調信号を出力する分離状態判別手段
とを設けたことを特徴とする用紙搬送装置。 - 【請求項2】前記分離状態判別手段からの分離不調信号
に基づき前記分離手段を再起動させる再分離制御手段を
設けたことを特徴とする前記請求項第1項記載の用紙搬
送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30319290A JP2647741B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30319290A JP2647741B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 用紙搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04173366A JPH04173366A (ja) | 1992-06-22 |
JP2647741B2 true JP2647741B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=17917990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30319290A Expired - Fee Related JP2647741B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2647741B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-08 JP JP30319290A patent/JP2647741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04173366A (ja) | 1992-06-22 |
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