JP2647592B2 - 車両搭載用クレーンの操作レバー装置 - Google Patents

車両搭載用クレーンの操作レバー装置

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JP2647592B2
JP2647592B2 JP4043929A JP4392992A JP2647592B2 JP 2647592 B2 JP2647592 B2 JP 2647592B2 JP 4043929 A JP4043929 A JP 4043929A JP 4392992 A JP4392992 A JP 4392992A JP 2647592 B2 JP2647592 B2 JP 2647592B2
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博 蓑
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Furukawa Kikai Kinzoku Kk
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Furukawa Kikai Kinzoku Kk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等の車両に搭
載するクレーンの操作レバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、トラック等の車両に
搭載するクレーン1は、トラックの車台(図示略)を跨
いで架装固定されるベース2と、このベース2の両側か
ら引き出され下方に張り出して接地し安定を確保するア
ウトリガ3と、ベース2上に旋回自在に立設されたコラ
ム4と、このコラム4に枢軸7で起伏自在に枢支される
ブーム5と、このブーム5を起伏させる起伏シリンダ6
と、コラム4に設けたウインチ8から繰り出し繰り込み
されるワイヤロープ9でブーム5の先端から吊下される
フック10とで構成されている。通常、このような車両
搭載用クレーン1には、ブーム5の起伏を操作する起伏
操作レバー11、ウインチ8を作動させてブーム5の先
端から吊下されているフック10の巻上げ巻下げを操作
するウインチ操作レバー12、ブーム5の伸縮を操作す
る伸縮操作レバー13、コラム4の旋回を操作する旋回
操作レバー14、左右のアウトリガ3の張り出しを操作
するアウトリガ操作レバー15、16、クレーンの作動
速度を制御するためのアクセル操作レバー17等の複数
の操作レバーを備えており、これらの操作レバー11、
12、13、14、15、16、17は、上下に縦列に
配設されている。
【0003】このように操作レバーを配設した場合、最
下段の操作レバー17の高さはクレーン1のベース2の
高さによって下限が規制され、且つ、各操作レバー1
1、12、13、14、15、16、17間は操作性を
確保するため互いに所定の上下間隔を保つ必要がある。
従って、特に車高の高いトラックに搭載する車両搭載用
クレーンでは、最上段の操作レバー11の高さが高くな
って操作しずらいという問題がある。
【0004】そこで、複数の操作レバーを前後に横列に
配設したものもある(実開昭58−12585号参
照)。しかし、操作レバーを前後に横列に配設すると、
車両搭載用クレーンの前後方向の幅が広くなって、トラ
ックの運転室と荷台との間に車両搭載用クレーンを架装
すると、クレーンの前後方向の幅が広くなった分トラッ
クの荷台の長さを短くしなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両搭載用
クレーンの操作レバー装置におけるかかる問題を解決す
るものであって、トラックの荷台の長さを短くする必要
がなく、操作レバーの全高を低くしてレバー操作を容易
にすることのできる車両搭載用クレーンの操作レバー装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、クレーン本体
の側部に複数の操作レバーを配設する車両搭載用クレー
ンにおいて、上下に積層状に配置された複数個の切換弁
の切換操作を行う操作レバー装置であって、前記複数個
の切換弁をそれぞれ作動させる複数の作動リンクを、上
下に積層状に配置して水平回動自在に縦軸で枢支し、複
数の作動リンクのうち一部の作動リンクの一端に、上下
回動自在に横軸で枢支された操作リンクの一端を係合さ
せ、該操作リンクに上下に回動操作する操作レバーを
付け、その他の作動リンクには、水平に回動操作する操
作レバーを取付けることにより、車両搭載用クレーンの
操作レバー装置における上記課題を解決する。
【0007】
【作用】上下に積層状に配置された複数個の切換弁をそ
れぞれ作動させる複数の作動リンクのうち一部の作動リ
ンクに、上下回動自在に横軸で枢支さた操作リンクを
介して上下に回動操作する操作レバーを取付けたため、
上下に縦列に配設される操作レバーの数が少なくなり、
操作レバーの全高を低くできる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である操作レバ
ー装置を備えた車両搭載用クレーンの側面図、図2は上
部を省略した車両搭載用クレーンの正面図、図3は操作
レバー装置を拡大して示す背面図、図4は図3の4−4
線断面図、図5は水平に回動操作する操作レバーの作動
の説明図、図6は上下に回動操作する操作レバーの作動
を説明する背面図、図7は上下に回動操作する操作レバ
ーの作動を説明する平面図である。
【0009】図1及び図2に示すように、車両搭載用ク
レーン1は、トラックの車台(図示略)を跨いで架装固
定されるベース2と、このベース2の両側から引き出さ
れ下方に張り出して接地し安定を確保するアウトリガ3
と、ベース2上に旋回自在に立設されたコラム4と、こ
のコラム4に枢軸7で起伏自在に枢支されるブーム5
と、このブーム5を起伏させる起伏シリンダ6と、コラ
ム4に設けたウインチ8から繰り出し繰り込みされるワ
イヤロープ9でブーム5の先端から吊下されるフック1
0とで構成されている。
【0010】この車両搭載用クレーン1には、ブーム5
の起伏を操作する起伏操作レバー11、ウインチ8を作
動させてブーム5の先端から吊下されているフック10
の巻上げ巻下げを操作するウインチ操作レバー12、ブ
ーム5の伸縮を操作する伸縮操作レバー13、コラム4
の旋回を操作する旋回操作レバー14、左右のアウトリ
ガ3の張り出しを操作するアウトリガ操作レバー15、
16、クレーンの作動速度を制御するためのアクセル操
作レバー17がクレーン本体の左右両側部に設けられて
おり、左右の操作レバーは、ロッド11b、12b、1
3b、14b、15b、16b、17bでそれぞれ互い
に連結されてトラックの左右どちら側からかでも操作で
きようになっている。
【0011】ベース2上右側部には、ブーム5を起伏さ
せる起伏シリンダ6の作動回路を切り換える起伏用の切
換弁19、ウインチ8の作動回路を切り換えるウインチ
用の切換弁20、ブーム5の伸縮作動回路を切り換える
伸縮用の切換弁21、コラム4の旋回作動回路を切り換
える旋回用の切換弁22、左右のアウトリガ3の張り出
し作動回路を切り換えるアウトリガ用の切換弁23、2
4が上下に積層状に設置されており、ベース2上左側部
には、アクセル駆動機構45が設置されている。
【0012】図3に示すように、切換弁19、20、2
1、22、23、24のスプール19a、20a、21
a、22a、23a、24aの近傍には、各操作レバー
11、12、13、14、15、16、17の動作を各
切換弁19、20、21、22、23、24のスプール
19a、20a、21a、22a、23a、24a、及
びアクセル駆動機構45に伝達するための作動リンク2
6、27、28、29、30、31、32が上下に積層
状に配置され、水平回動自在に縦軸18で枢支されてい
る。
【0013】起伏操作レバー11、ウインチ操作レバー
12、伸縮操作レバー13、旋回操作レバー14、及び
アクセル操作レバー17は、それぞれ、起伏用の切換弁
19、ウインチ用の切換弁20、伸縮用の切換弁21、
旋回用の切換弁22のスプール19a、20a、21
a、22a及びアクセル駆動機構45に動作を伝達する
ための作動リンク26、27、28、29、及び32に
取付けられており、水平に回動操作される。図5に示す
ように、作動リンク26の後端部にはU字溝33が設け
られ、このU字溝33にはスプール19aに突設された
ピンPが係合していて、起伏操作レバー11を水平に回
動操作することにより、起伏用の切換弁19を制御する
ことができる。作動リンク27、28、29も同様にし
てスプール20a、21a、22aに連結されていて、
ウインチ操作レバー12、伸縮操作レバー13、旋回操
作レバー14を水平に回動操作することにより、ウイン
チ用の切換弁20、伸縮用の切換弁21、旋回用の切換
弁22を制御することができる。作動リンク26、2
7、28、29前端部は、ロッド11b、12b、13
b、14bに連結されている。アクセル駆動機構45に
動作を伝達するための作動リンク32の前端部は、ロッ
ド17bに連結され、このロッド17bの途中にはアク
セル駆動機構45が設けられていて、アクセル操作レバ
ー17を水平に回動操作することにより、アクセルを制
御することができる。
【0014】アウトリガ操作レバー15、16は操作リ
ンク34、35に取付けられておりり、この操作リンク
34、35はベース2上に立設されたブラケット36で
支持されている横軸37に上下回動自在に枢支されてい
る。操作リンク34、35の上端にはU字溝40、41
が設けられ、このU字溝40、41にはアウトリガ用の
切換弁24、23のスプール24a、23aに動作を伝
達するための作動リンク31、30の後端に突設したピ
ン39、38が係合している。作動リンク30、31の
中央部には長穴42が穿設されており、この長穴42に
はスプール23a、24aに突設されたピンPが係合し
ていて、図6に示すように操作レバー15、16を上下
に回動操作することにより、図7に示すように作動リン
ク31、30が水平に回動するため、切換弁24、23
を制御することができる。作動リンク31、30の他端
はロッド15b、16bに連結されている。
【0015】本実施例の操作レバー装置では、クレーン
1の荷役作業で常時使用する起伏操作レバー11、ウイ
ンチ操作レバー12、伸縮操作レバー13、旋回操作レ
バー14、及びアクセル操作レバー17を上下に縦列に
配設し、クレーン1の荷役作業中は使用せずクレーン1
の荷役作業の開始前及び終了後に使用するアウトリガ操
作レバー15、16を前後に横列に配設しているが、横
列に配設するのは他の操作レバーであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の車両搭
載用クレーンの操作レバー装置は、上下に積層状に配置
された複数個の切換弁の切換操作を行う複数の操作レバ
ーを合理的に配設することにより、トラックの荷台の長
さを短くすることなく、操作レバーの全高を低くしてレ
バー操作を容易にすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である操作レバー装置を備え
た車両搭載用クレーンの側面図である。
【図2】上部を省略した車両搭載用クレーンの正面図で
ある。
【図3】操作レバー装置を拡大して示す背面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】水平に回動操作する操作レバーの作動の説明図
である。
【図6】上下に回動操作する操作レバーの作動を説明す
る背面図である。
【図7】上下に回動操作する操作レバーの作動を説明す
る平面図である。
【図8】従来の車両搭載用クレーンの正面図である。
【符号の説明】
1 車両搭載用クレーン 2 ベース 3 アウトリガ 4 コラム 5 ブーム 6 起伏シリンダ 8 ウインチ 9 ワイヤロープ 10 フック 11 起伏操作レバー 12 ウインチ操作レバー 13 伸縮操作レバー 14 旋回操作レバー 15 アウトリガ操作レバー 16 アウトリガ操作レバー 17 アクセル操作レバー 18 縦軸 19 切換弁 20 切換弁 21 切換弁 22 切換弁 23 切換弁 24 切換弁 26 作動リンク 27 作動リンク 28 作動リンク 29 作動リンク 30 作動リンク 31 作動リンク 32 作動リンク 34 操作リンク、 35 操作リンク 37 横軸 45 アクセル駆動機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーン本体の側部に複数の操作レバー
    を配設する車両搭載用クレーンにおいて、上下に積層状
    に配置された複数個の切換弁の切換操作を行う操作レバ
    ー装置であって、前記複数個の切換弁をそれぞれ作動さ
    せる複数の作動リンクを、上下に積層状に配置して水平
    回動自在に縦軸で枢支し、記複数の作動リンクのうち
    一部の作動リンクの一端に、上下回動自在に横軸で枢支
    された操作リンクの一端を係合させ、該操作リンクに
    下に回動操作する操作レバーを取付け、その他の作動リ
    ンクには、水平に回動操作する操作レバーを取付けたこ
    とを特徴とする車両搭載用クレーンの操作レバー装置。
JP4043929A 1992-02-28 1992-02-28 車両搭載用クレーンの操作レバー装置 Expired - Lifetime JP2647592B2 (ja)

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