JP2647567B2 - 調節弁の制御機構 - Google Patents

調節弁の制御機構

Info

Publication number
JP2647567B2
JP2647567B2 JP3068955A JP6895591A JP2647567B2 JP 2647567 B2 JP2647567 B2 JP 2647567B2 JP 3068955 A JP3068955 A JP 3068955A JP 6895591 A JP6895591 A JP 6895591A JP 2647567 B2 JP2647567 B2 JP 2647567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
control
valve shaft
displacement sensor
positioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3068955A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04282004A (ja
Inventor
一光 温井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP3068955A priority Critical patent/JP2647567B2/ja
Publication of JPH04282004A publication Critical patent/JPH04282004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2647567B2 publication Critical patent/JP2647567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Servomotors (AREA)
  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は調節弁に弁軸変位センサ
を設け、この変位センサのセンサ出力に基づいて、弁の
開度制御を行なうようにした調節弁の制御機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すように、調節弁1にポ
ジショナ2を設け、弁開度指令に基づいて弁開度制御を
行なうと共に、その時の弁開度を検知レバー3により取
り出して、機械的なフィードバック機構4にフィードバ
ックさせ、弁開度の補正を行なうようにしたものがあ
る。
【0003】かかるポジショナ2を設けた調節弁1にお
いて、弁開度指令信号とフィードバック機構4からの信
号が常時比較され、その結果で決まる駆動信号が調節弁
1の操作部に供給され、弁駆動を行なうようになってい
る。正常状態においては、前記両者が等しく、弁は指令
に基づく所定の開度を保つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなポジショナを設けた調節弁において、機械的なフ
ィードバック機構を適用するために、故障のおそれがあ
る。また、弁に異物が挾まったりして、開度指令に対応
した弁開度がなされない場合がある。このようなとき、
そのままではいずれの原因による不具合なのか判断がで
きず、その都度、点検作業を必要とし、不具合を排除す
るのに手間取ることとなる。本発明はこのような課題に
鑑みてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、弁箱内において弁体を、弁軸を介し
て弁軸先端に設けた弁操作機構により流通路を遮断した
り、開放度を加減することで、流量調節を行なう方式の
調節弁において、前記弁操作機構はダイヤフラムを有
し、このダイヤフラムに前記弁軸の先端部を取着して空
気圧により弁軸を軸方向に作動させる構成とし、前記弁
軸に弁軸変位センサを設け、この弁軸変位センサによる
検知信号を基に、弁体開度を補正するべく空気圧信号を
前記弁操作機構にフィードバックするポジショナを備
え、前記弁軸変位センサの検知信号と弁体の開度制御指
令にかかる信号とを常時比較することで、調節弁および
ポジショナの作動状態を監視すると共に、調節弁が異常
か、ポジショナが異常かを判定する異常検出手段を備え
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】調節弁が正常状態においては、弁軸の変位が弁
体の開度状態として弁軸変位センサにより検出され、こ
の検知信号をフィードバック信号として弁開度の補正が
なされる。また、弁軸変位センサからの検知信号は異常
検出手段に取り込まれ、常時、調節弁が正常に作動して
いるか否かが判定される。
【0007】
【実施例】次に、本発明にかかる調節弁の制御機構につ
いて、一実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
説明する。図1において、参照符号10は調節弁を示
し、この調節弁10には、弁の開度制御を行なうポジシ
ョナ11が接続される。前記調節弁10は、弁箱12内
に設けられた弁座13に弁体14を進退移動させて近
接、密接、そして弁座13から離脱させたりすることに
より、流通路を遮断したり、開放度を加減したりして、
流量調節を行なう方式のものである。前記弁体14に
は、弁軸15が取り付けられ、さらに、この弁軸15の
先端部には、弁操作機構16が設けられる。この弁操作
機構16にはダイヤフラム17が設けられ、このダイヤ
フラム17に前記弁軸15の先端部が取着され空気圧に
より弁軸15を上下動させるようになっている。また、
弁操作機構16と弁箱12との間における弁軸15近傍
には、弁軸変位センサ18が設けられる。この弁軸変位
センサ18としては、例えば、差動トランス等を適用す
ることができる。前記ポジショナ11は弁開度を指令す
る信号に基づいて弁開度調整すると共に、弁軸変位セン
サ18の検知信号(電圧信号)をフィードバックして、
弁開度の補正を行なうものである。すなわち、ポジショ
ナ11は、図示しないが既知の構成要素に、例えば、検
知信号(電圧信号)の信号処理手段と、ノズルフラッパ
の間隔を調整して作動補正信号(空気圧信号)として出
力する操作手段とから実質的に構成されるフィードバッ
ク制御手段を備えたものである。また、弁軸変位センサ
18には、弁軸変位センサ18の検知信号を取り込ん
で、調節弁10およびポジショナ11の作動状態を判定
する異常検出手段19が電気的に接続される。尚、前記
異常検出手段19は、例えば弁軸変位センサの検知信号
と弁体の開度制御指令にかかる信号とを常時比較するこ
とで、調節弁およびポジショナの作動状態を監視すると
共に、調節弁が異常か、ポジショナが異常かを判定する
構成のものとすることができる。
【0008】以上のような調節弁10の制御機構によれ
ば、正常動作状態においては、弁軸15の変位を弁体1
4の開度として弁軸変位センサ18により検知し、ポジ
ショナ11のフィードバック制御手段にフィードバック
させることで、所望の略一定な弁体14の開度制御を行
なうことができる。また、弁軸変位センサ18による検
知信号は、異常検出手段19に取り込まれ、当初与えら
れた弁体14の開度制御指令にかかる信号と、常時比較
することで調節弁10の作動状態が監視されているの
で、例えば、弁体14に異物を噛み込んだような場合弁
体14の異常として、また、開度制御指令がなされてい
るのに、前記弁軸変位センサ18による検知信号が開度
制御指令がなされていないときの弁軸変位センサ18に
よる検知信号と何ら変化がみられないようなときは、ポ
ジショナ11の異常状態として判定し、表示手段等によ
り表示することが可能となる。すなわち、弁体14に異
物を噛み込んだような場合、弁体14が停止するので、
弁軸変位センサ18による検知信号は、弁体14の開度
制御指令にかかる信号と異なってくる。この異なった状
態を検出することにより、弁体14に異常が生じたと判
定することができる。さらに、弁体14が振動して弁箱
12に接触するような事態になると、この弁軸変位セン
サ18からは、周期的に変動する検知信号が検出され、
振動解析により、異常が生じたと判定することができ
る。一方、弁開度指令信号を発しているのに、弁軸変位
センサ18による検知信号が開度制御指令がなされてい
ないときの検知信号と何ら変化がみられないことで、ポ
ジショナ11から弁操作機構16のダイヤフラム17に
作動用空気が与えられていないということを把握するこ
とができ、ポジショナ11の不具合として判定すること
が可能となる。このように、本実施例においては、従来
におけるような機械的なフィードバック機構を設けず、
電気的なフィードバック制御手段を採用したことによ
り、故障は起こりにくくなる。例え、故障が発生した場
合でも、弁開度指令信号を発しているのに、弁軸変位セ
ンサ18による検知信号が開度制御指令がなされていな
いときと何ら変化がみられないようなときをポジショナ
11の不具合として判定することが可能となる。以上の
ように、異常検出手段19により、弁軸変位センサ18
による弁軸15の変位にかかる検知信号と、当初与えら
れた弁体14の開度制御指令にかかる信号とを常時比較
することで、調節弁10の作動状態を監視し、異常状態
を検出すると共に異常箇所を特定することができるの
で、点検作業を省くことができ、復旧のための迅速な対
応が可能となる。
【0009】以上、一実施例を挙げて説明したが、弁軸
変位センサ18はダイヤフラム17との接続箇所に設け
てもよい。
【0010】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、弁軸の変
位を弁の開度として取り出す弁軸変位センサを設けて、
このセンサ出力をフィードバックさせるという電気的な
フィードバック制御手段を採用したことにより、故障を
少なくすることができる。また、前記弁軸変位センサの
センサ出力に基づいて、常時、弁の作動状態を監視する
ことで異常状態を検出し、且つ異常箇所を特定すること
ができるので、点検作業を省くことができ、復旧のため
の迅速な対応が可能となるという一大利点がある。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる調節弁の制御機構の模式的な全
体ブロック図である。
【図2】従来における調節弁の制御機構の概略的説明図
である。
【符号の説明】
10 調節弁 11 ポジショナ 12 弁箱 13 弁座 14 弁体 15 弁軸 16 弁操作機構 17 ダイヤフラム 18 弁軸変位センサ 19 異常検出手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内において弁体を、弁軸を介して
    弁軸先端に設けた弁操作機構により流通路を遮断した
    り、開放度を加減することで、流量調節を行なう方式の
    調節弁において、前記弁操作機構はダイヤフラムを有
    し、このダイヤフラムに前記弁軸の先端部を取着して空
    気圧により弁軸を軸方向に作動させる構成とし、前記弁
    軸に弁軸変位センサを設け、この弁軸変位センサによる
    検知信号を基に、弁体開度を補正するべく空気圧信号を
    前記弁操作機構にフィードバックするポジショナを備
    え、前記弁軸変位センサの検知信号と弁体の開度制御指
    令にかかる信号とを常時比較することで、調節弁および
    ポジショナの作動状態を監視すると共に、調節弁が異常
    か、ポジショナが異常かを判定する異常検出手段を備え
    たことを特徴とする調節弁の制御機構。
JP3068955A 1991-03-08 1991-03-08 調節弁の制御機構 Expired - Fee Related JP2647567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3068955A JP2647567B2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 調節弁の制御機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3068955A JP2647567B2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 調節弁の制御機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04282004A JPH04282004A (ja) 1992-10-07
JP2647567B2 true JP2647567B2 (ja) 1997-08-27

Family

ID=13388605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3068955A Expired - Fee Related JP2647567B2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 調節弁の制御機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2647567B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8321059B2 (en) 2009-08-28 2012-11-27 Fisher Controls International, Llc Apparatus, methods and articles of manufacture to calibrate valve-mounted instruments
JP5086407B2 (ja) * 2010-08-18 2012-11-28 金子産業株式会社 遮断弁制御システム
US9423050B2 (en) * 2013-04-09 2016-08-23 Fisher Controls International Llc Intelligent actuator and method of monitoring actuator health and integrity
CN103353018A (zh) * 2013-07-26 2013-10-16 常熟市华夏仪表有限公司 定位器的零点与量程调整装置
EP3039261A1 (en) * 2013-08-27 2016-07-06 Melling Tool Company Temperature control apparatus and method for an automotive cooling system
CN111895154A (zh) * 2020-07-08 2020-11-06 中海石油东营石化有限公司 阀位反馈方法、系统、存储介质、计算机程序、调节阀

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030539U (ja) * 1973-05-14 1975-04-05
JPS5930696A (ja) * 1982-08-05 1984-02-18 本多 浩 汎用位置決めと速度制御が可能なエアシリンダと補助駆動装置からなる複合アクチユエ−タ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04282004A (ja) 1992-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4088160B2 (ja) 弁棒の破損検出方法
US8684021B2 (en) Versatile emergency shutdown device controller implementing a pneumatic test for a system instrument device
US8443821B2 (en) Method for determining the path and pressure wear condition of a valve mechanism and valve arrangement using such a valve
JP2009526332A (ja) 流体調節のためのシステムおよび方法
KR101942398B1 (ko) 이중화 가스공급 제어장치
JP2647567B2 (ja) 調節弁の制御機構
EP0308840A2 (en) Fail-safe potentiometer feedback system
JPH06281542A (ja) ドアの開閉耐久試験装置およびその試験方法
JP4035585B2 (ja) 異常診断装置
JPH11119839A (ja) 半導体製造装置における圧力制御異常検出装置
US4864203A (en) Diagnostic apparatus
JP4485863B2 (ja) 圧縮機
KR100347227B1 (ko) 반도체 제조설비의 공정가스 공급방법
JP3645617B2 (ja) ねじ締め装置
JPH07239717A (ja) サーボコントローラにおける動作範囲の自動調整方法
KR100216042B1 (ko) 2차 에어시스템의 이상 진단장치
JPS62174810A (ja) 故障予知装置
JPH0830320A (ja) プラント監視制御システム
KR950005449A (ko) 실시간 절삭상태 모니터링 및 이상진단 기능이 내장된 엔.시(n.c) 컨트롤러
JP2000112502A (ja) 制御系自動復旧回路
JP2006010567A (ja) 圧力センサの故障検出装置
JP2020016320A (ja) ポジショナの動作モード判定装置および方法
JPH04296272A (ja) 電動バルブにおける設定信号異常検知装置
JPH05267221A (ja) 反応性イオンエッチング装置のエッチング圧力インターロック方法
JPS62144204A (ja) 電磁バルブ駆動回路の診断方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees