JP2646897B2 - 多層配線の形成方法 - Google Patents

多層配線の形成方法

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修司 岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路用の多層
配線の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(LSI)の高速化・高
集積化に伴ない、金属配線の多層化が進んで3層ないし
4層の配線構造が実用化されている。特にバイポーラL
SIは、その高速性能を生かして汎用コンピュータ、ス
ーパーコンピュータなどの心臓部に使用されているの
で、極めて高い信頼性が要求される。
【0003】このようなLSI製品の不良の90%以上
が段差部の金属配線の被覆形状(ステップカバレッジ)
や配線材料の性質など金属配線に起因するものである。
【0004】第1に下層配線端および配線間における上
層配線のカバレッジ不足、第2にスルーホールにおける
上層配線のカバレッジ不足の2大原因によるエレクトロ
マイグレーション(以下E/Mと記す)やストレスマイ
グレーション(以下S/Mと記す)によるオープン不良
が良く知られている。
【0005】第1の配線端のカバレッジに対してはPC
VD(plasma chemical vapor
deposition)法で堆積した絶縁膜および塗布
焼成膜であるSOG(spin−on−glass)膜
を用いて平坦化し、第2のスルーホール上のカバレッジ
に対してはタングステン膜の選択成長法が用いられてい
る。
【0006】つぎに従来技術による多層配線の形成方法
について、図3(a)および(b)を参照して説明す
る。
【0007】はじめに図3(a)に示すように、シリコ
ン基板1上にSiO2 膜2を介して第1のAl配線12
を形成したのち、PCVD法によりP−SiO2 膜9を
成長する。つぎにSOG膜14を塗布してから、反応性
イオンエッチング(以下RIEと記す)によってエッチ
バックして平坦化する。つぎに全面にP−SiO2 膜9
aを成長し、レジスト(図示せず)をマスクとしてRI
E法によりスルーホール15を開口する。つぎに選択成
長技術を用いて選択W膜8によりスルーホール15を埋
め込み、第2Al配線12aを形成して2層配線が完成
する。
【0008】ここでAl配線12,12aの上にスパッ
タ法によるタングステン13,13aを積層するのは、
スルーホール部の接続抵抗を低減するためである。Al
膜の上にシラン還元法によってWを選択成長すると、高
抵抗層が形成されてしまうからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】PCVD法、スパッタ
法とも下地段差を強調するように成膜される。したがっ
てSOG膜を用いて折角平坦化しても成膜後は段差がひ
どくなる傾向がある。
【0010】そのため第2および第3の層間絶縁膜とし
てPSiO2 膜およびSOG膜を用いて3層配線を形成
しようとすると、図3(b)に示すように2層目に比べ
て、3層目の表面の凹凸がひどくなる。
【0011】1層目配線12と2層目配線12aとが重
なる部分では第3Al配線12bにくびれ16が発生し
てE/M耐性やS/M耐性が大幅に低下する。信頼性を
考慮すると4層配線以上は全く望めなかった。
【0012】またWの選択成長によってスルーホール部
はほぼ平坦化されたが、Al配線上のスパッタW膜が必
要なので配線の段差がこの分だけ増加して平坦性を悪化
させる原因となっている。スルーホールを開口するため
に行なうRIEのオーバーエッチングを考えると、スパ
ッタW膜の膜厚は100nm以上必要である。しかもW
自体の電気抵抗が大きいので、スルーホール抵抗が大き
いという致命的欠点がある。
【0013】さらに平坦化が不充分な部分、特に“V
溝”のようなところにはWが析出し易く、選択成長でき
なくなる。これが原因となって配線間ショートを引き起
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の多層配線の形成
方法は、半導体基板の一主面上に2つ以上の異なる金属
膜からなる積層膜を堆積する工程と、前記積層膜上にレ
ジスト膜をパターニングする工程と、前記レジスト膜を
マスクとして前記積層膜を選択エッチングする工程と、
前記レジスト膜のない領域に酸化シリコン膜を液相成長
させる工程と、前記レジスト膜を除去したのち、無電解
めっき法により露出した積層膜上に選択的に金配線を形
成する工程と、絶縁膜との密着性の優れた薄い金属膜を
前記金配線表面に形成する工程と、全面に絶縁膜を堆積
してから前記金配線上の絶縁膜にスルーホールを形成す
る工程と、前記スルーホール内の前記金属膜をエッチン
グして前記金配線表面を露出させる工程と、無電解めっ
き法により前記スルーホール内に金を埋め込む工程とを
含むものである。
【0015】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1(a)
〜(c)を参照して説明する。
【0016】はじめに図1(a)に示すように、拡散層
形成済みのシリコン基板1にSiO2 膜2を形成し、ス
パッタ法で厚さ30nmのTiW膜3および厚さ30n
mのAu膜4を連続して堆積する。ここでTiW膜3は
下地SiO2 膜2との密着のためであり、Au膜4は無
電解金めっきのときの析出ターゲットになる。つぎに下
層配線パターンが形成されたレジスト5をマスクとして
Au膜4およびTiW膜3をエッチングする。
【0017】ここでAu膜4は20〜30%の王水を用
いて約10秒でエッチングできる。TiW膜3は50%
の過酸化水素水を用いて約5分でエッチングできる。
【0018】つぎに厚さ1μmのLPD−SiO2 膜6
を選択成長させる。
【0019】LPD(Liquid Phase De
position)−SiO2 膜はH.Nagayam
aらがJournal of theElectroc
hemical Society,vol.135,n
o.8,pp.2013〜2016(1988)で報告
した成膜方法である。化学式(1)においてSiO2
飽和状態が形成され、これに硼酸を添加することで化学
式(2)に示すように、HFが消費され、SiO2 の過
飽和状態が実現してSiO2 が析出する。
【0020】
【化1】 HSiF+2HO6HF+SiO (1) HBO+4HF BF +H+2HO (2)
【0021】このときLPD−SiO2 膜は有機化合物
であるレジスト上には極めて成長しにくいという特性が
あるので、レジストをマスクとする選択成長が可能であ
る。
【0022】このLPD−SiO2 膜の成長速度を0.
5〜1nm/minに抑えると、実用レベルまでパーテ
ィクルの発生を低減できる。たとえ選択性が少し悪くて
レジスト上に粒状のSiO2 が付着しても、レジストの
剥離工程でリフトオフされるので差し支えない。
【0023】つぎに図1(b)に示すように、レジスト
5を剥離したのち、スパッタAu膜4上に無電解めっき
法により厚さ1μmのAuめっき膜7を成長させたの
ち、Auめっき膜7表面に厚さ10〜30nmの選択W
膜8を成長させる。N・E・ケムキャット(株)のめっ
き液「Super MEX」を用いれば、良好なAuめ
っきができる。減圧CVD法によりWF6 およびSiH
4 の混合ガスを用いて選択W膜8を成長することができ
る。選択W膜8は次工程で成長させるP−SiO2 膜と
Auめっき膜との密着性を向上させるためのものであ
る。選択W膜8がないときは熱処理により界面はがれを
起こすので、特に広い配線幅のところでは不可欠であ
る。
【0024】つぎに図1(c)に示すように、全面に厚
さ1μmのP−SiO2 膜9を成長させ、レジスト(図
示せず)をマスクとしてRIE法により約10PaのC
F4ガスプラズマを用いてスルーホール15を形成す
る。このとき50%程度オーバーエッチングすると選択
W膜8もエッチングされる。この選択W膜8が残ってい
るとつぎに行なう無電解めっきの際にめっきむら、膜厚
不足、密着不良、抵抗大などの不良が発生するので、完
全に除去しておく必要がある。
【0025】再び無電解めっき法によりAuめっきを行
なったのち、レジスト(図示せず)を剥離してスルーホ
ール15が無電解Auめっき膜7aで埋め込まれる。
【0026】本実施例で用いたLPD−SiO2 膜はパ
ターンの疎密に関係なく、一定の膜厚がえられる(パタ
ーン効果がない)ので、従来技術では不可能であった良
好な平坦化ができる。
【0027】何層も積み重ねても平坦化能力が損なわれ
ないので、本実施例の工程を繰り返すことにより容易に
多層配線を実現することができる。
【0028】つぎに本発明の第2の実施例について、図
2を参照して説明する。
【0029】第1の実施例と同様にして、シリコン基板
1にSiO2 膜2を形成し、TiW膜3およびAu膜4
を形成する。つぎにLPD−SiO2 膜6を選択成長さ
せる。
【0030】つぎに無電解めっき法でAuめっき膜7を
形成したのち、スパッタ法により全面に厚さ50nmの
Ti膜10を堆積し、400℃の熱処理によりAu配線
7表面にTiとAuとの合金膜11が形成される。その
あと過酸化水素水およびアンモニア水の混合液でエッチ
ングすると未反応のスパッタTi膜10が除去される。
【0031】このあと30〜50%の王水を用いて合金
膜11をエッチングするほかは、第1の実施例と同様に
して多層配線を形成することができる。
【0032】本実施例では、選択W成長というスループ
ットが10枚/Hrと低く、2〜4億円/台もする高価
な設備を必要としない。
【0033】なおスパッタTiW膜およびスパッタAu
膜のエッチングには、微細加工性に優れたイオンミリン
グを用いることもできる。
【0034】
【発明の効果】従来AlやWが用いられてきた、多層配
線の材料をAuに置き替えることができる。その結果材
料自体の耐E/M寿命、S/M寿命が10倍程度まで長
くなるうえ、配線抵抗で14%程度、スルーホール抵抗
で50%以上低減することができる。
【0035】さらに完全な平坦化が可能になって3層以
上の多層配線化が容易になった。ストレスが集中する凹
凸を極めて小さくできるので、より一層の配線寿命の向
上が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】従来技術による多層配線の形成方法を工程順に
示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 SiO2 膜 3 スパッタTiW膜 4 スパッタAu膜 5 レジスト 6 LPD−SiO2 膜 7,7a 無電解Auめっき膜 8,8a 選択W膜 9,9a,9b,9c P−SiO2 膜 10 スパッタTi膜 11 合金膜 12 第1アルミ配線 12a 第2アルミ配線 12b 第3アルミ配線 13,13a,13b スパッタW膜 14,14a SOG膜 15 スルーホール 16 くびれ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一主面上に2つ以上の異な
    る金属膜からなる積層膜を堆積する工程と、前記積層膜
    上にレジスト膜をパターニングする工程と、前記レジス
    ト膜をマスクとして前記積層膜を選択エッチングする工
    程と、前記レジスト膜のない領域に酸化シリコン膜を液
    相成長させる工程と、前記レジスト膜を除去したのち、
    無電解めっき法により露出した積層膜上に選択的に金配
    線を形成する工程と、絶縁膜との密着性の優れた薄い金
    属膜を前記金配線表面に形成する工程と、全面に絶縁膜
    を堆積してから前記金配線上の絶縁膜にスルーホールを
    形成する工程と、前記スルーホール内の前記金属膜をエ
    ッチングして前記金配線表面を露出させる工程と、無電
    解めっき法により前記スルーホール内に金を埋め込む工
    程とを含む多層配線の形成方法。
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