JP2645947B2 - 交差コイル式計器 - Google Patents

交差コイル式計器

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JP2645947B2
JP2645947B2 JP4004614A JP461492A JP2645947B2 JP 2645947 B2 JP2645947 B2 JP 2645947B2 JP 4004614 A JP4004614 A JP 4004614A JP 461492 A JP461492 A JP 461492A JP 2645947 B2 JP2645947 B2 JP 2645947B2
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coil
magnet
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茂樹 戸塚
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Yazaki Corp
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交差コイル式計器に係
り、上部フレームと下部フレームとにより形成され周囲
にコイルが交差して巻回されたコイルボビン内に回転磁
石を内蔵し、この回転磁石に貫挿した指針軸の上端をコ
イルボビンから突出させて指針を固定し下端を下部フレ
ームによって軸受し、通電よって交差コイルが発生する
合成磁界の方向に回転磁石を回転するようにすると共
に、回転磁石を回転させて指針を所定位置に戻す帰零用
磁石をコイルボビンに装着してなる交差コイル式計器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の計器として、実公昭56
−55655号公報において提案された図4及び図5に
示すものがある。図示交差コイル式計器は、上部フレー
ム11と下部フレーム12とにより形成され周囲にコイ
ルL1 及びL2 が交差して巻回されたコイルボビン1内
に回転磁石2を内蔵し、この回転磁石2に貫挿した指針
軸3の下端を下部フレーム12によって軸受すると共
に、回転磁石2と対面する下部フレーム12の外側表面
円周上に複数個の凹部12a〜12hを設け、これらの
適宜の位置の凹部に、回転磁石2を回転させて指針4を
所定位置に戻す帰零用磁石5を装着してなる。
【0003】また、この種の計器として、実開昭59−
116861号公報において提案された図6及び図7に
示すものもある。図示交差コイル式計器は、コイルボビ
ン1の周縁には、上部フレーム11及び下部フレーム1
2からその対角線上に上下方向に複数の脚部13を突設
し、この脚部13に交差コイルL1 及びL2 に通電する
ため外部と電気的に接続するための端子6を保持してい
る。そして、脚部13の一つには、上部フレーム11及
び下部フレーム12の接合部に帰零用磁石5を収容する
収容部14を形成している。なお、7はコイルボビン1
に巻回した交差コイルL1 及びL2 を磁気遮蔽するシー
ルドケースである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4及び図5について
上述した従来の計器では、帰零用磁石5を装着する位置
を多数設けることができるため、指針4を戻す位置の設
定が比較的自由に行うことができるが、この構造の場
合、コイルボビン1の壁の厚さを帰零用磁石5を収容す
ることができる凹部12a〜12hを形成できるような
厚さにしなければならないので、コイルボビン1が特に
厚さ方向に大型になり、また回転磁石2と帰零用磁石5
とが図8に示すような関係になるため、斜め下方へのモ
ーメントが回転磁石2に働き、帰零用磁石5によって戻
る際の回転磁石2の動きが悪いという問題がある。
【0005】一方、図6及び図7について上述した従来
の計器では、帰零用磁石5が回転磁石2の外周面の外側
にあるので、図4などについて上述したもののような問
題は起こらないが、その反面、帰零用磁石5を設ける位
置が限られ、また全ての脚部13を端子保持用に使用し
たときには帰零用磁石5のための収容部を形成すること
ができないという問題がある。
【0006】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、帰零用磁石による回転磁石の戻り動作が円滑に行
われ、しかも回転磁石の帰零位置を多数の中から自由に
選択できる小型化に適した交差コイル式計器を提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された交差コイル式計器は、上部フレー
ムと下部フレームとにより形成され周囲にコイルが交差
して巻回されたコイルボビン内に回転磁石を内蔵し、こ
の回転磁石に貫挿した指針軸の上端をコイルボビンから
突出させて指針を固定し下端を下部フレームによって軸
受し、通電よって交差コイルが発生する合成磁界の方向
に回転磁石を回転するようにすると共に、回転磁石を回
転させて指針を所定位置に戻す帰零用磁石をコイルボビ
ンに装着してなる交差コイル式計器において、前記上部
フレームと下部フレームの周縁には対角線上に上下方向
に複数の端子保持脚部を突設すると共に、該端子保持脚
部間で前記コイルボビンにコイルを平行に巻回するため
のコイル案内脚部を突設し、前記各端子保持部に保持す
る端子を板状となし、かつ前記各端子保持脚部と前記各
コイル案内脚部とには、前記上部フレームと前記下部フ
レームとの合わせ面に前記帰零用磁石を収容するための
空所をそれぞれ形成し、前記帰零用磁石を収容するため
の空所の1つに前記帰零用磁石を収容したことを特徴と
している。
【0008】
【作用】上記構成により、上部フレームと下部フレーム
の周縁には対角線上に上下方向に突設した複数の端子保
持脚部とこれらの間のコイル案内脚部とを設け、各端子
保持部に保持する端子を板状となし、かつ複数の端子保
持脚部とこれらの間のコイル案内脚部とには、上部フレ
ームと下部フレームとの合わせ面に帰零用磁石を収容す
るための空所をそれぞれ形成し、その1つに帰零用磁石
を収容するようにしているので、コイルボビンに内蔵さ
れている回転磁石の外周面の外側に形成された各々に帰
零用磁石を収容するための多くの空所の任意の1つを選
択することで、指針を戻す位置の設定が比較的自由に行
うことができるようになり、しかも空所はデットスペー
スを利用して回転磁石の外周面の外側に形成されている
ので、計器を大型化することなく帰零用磁石による回転
磁石の戻り動作が円滑に行われるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は本発明による交差コイル式計器の
一実施例を示し、図1(a)は計器の平面図、図1
(b)は下部フレームの平面図、図2は計器の断面図、
図3は計器の底面図であり、図中、図4乃至図7につい
て上述した従来のものと同等の部分には同一の符号を付
してある。
【0010】図において、コイルボビン1の上部フレー
ム11と下部フレーム12の周縁には、90°の等間隔
となるように対角線上に上下方向に端子保持脚部13が
突設されると共に、端子保持脚部13間にはコイルボビ
ン1にコイルL1 及びL2 を平行に整列して巻回するた
めに指針軸3の支持部15の幅と同等の幅のコイル案内
脚部16が突設されている。上部フレーム11の端子保
持脚部13には、上部フレーム11側から挿入された折
り返し板形状の上部端子61を収容保持するための端子
挿入孔13aが形成され、下部フレーム12の端子保持
脚部13には、下部フーム側から挿入された板形状の下
部端子62を収容保持するための端子挿入孔13bが形
成されている。
【0011】上記上部端子61と下部端子62はその係
止片61a及び62aが端子収容孔13a及び13bの
係止段部に係合することによってそれぞれ保持され、上
部端子61には交差コイルL1 及びL2 のコイル端を電
気接続するためのコイル接続部61bが形成されてい
る。
【0012】また、特定の上部端子61及び下部端子6
2〔図1(a)の左側〕間は下部端子62の板状部が上
部端子61の折り返し状部に嵌挿されることによって電
気的に相互接続され、他の特定のもの〔図1(a)の右
側〕間は下部端子62の板状部が切断されて上部端子6
1と相互接続されないようになっている。なお、相互接
続されない端子間はシールドケース7の外側において図
示しない抵抗などの電子部品を介して相互接続される。
このために、特定の上部端子61と下部端子62には、
電子部品を接続するための部品接続部61c,62bが
それぞれ形成されている。
【0013】上記各端子保持脚部13には上部フレーム
11と下部フレーム12との合わせ面の下部フレーム側
の端子収容孔13bを内側に拡幅して帰零用磁石5を収
容するための空所13cが、コイル案内脚部16には上
部フレーム11と下部フレーム12との合わせ面の下部
フレーム12側に帰零用磁石5を収容するための空所1
3cが形成されている。なお、17はシールドケース7
を固定するため下部フレーム12側のコイル案内脚部1
6をシールドケース7から突出させて溶着した溶着部で
ある。
【0014】以上により、コイルボビン1には回転磁石
2の外周の同心円上に45°の等間隔で帰零用磁石5を
収容するための8個の空所13cが形成され、この中の
任意の空所13cに帰零用磁石5を収容することができ
るので指針4を戻す位置の設定が比較的自由に行うこと
ができ、しかも空所13cはデットスペースを利用して
回転磁石2の外周面の外側に形成されているので、計器
を大型化することなく帰零用磁石による回転磁石の戻り
動作が円滑に行われるようになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明にれば、上部
フレームと下部フレームの周縁の対角線上に上下方向に
突設した複数の端子保持脚部に保持する端子を板状とな
し、かつ端子保持脚部とこれらの間のコイル案内脚部と
には、上部フレームと下部フレームとの合わせ面に帰零
用磁石を収容するための空所をそれぞれ形成しているの
で、コイルボビンに内蔵されている回転磁石の外周面の
外側に各々に帰零用磁石を収容するための多くの空所が
形成され、この中の任意の1つの空所に帰零用磁石を収
容して指針を戻す位置の設定が比較的自由に行うことが
できるようになり、しかも空所はデットスペースを利用
して回転磁石の外周面の外側に形成されているので、計
器を大型化することなく帰零用磁石による回転磁石の戻
り動作が円滑に行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交差コイル式計器の一実施例及び
該計器に使用するコイルボビンの下部フレームを示す平
面図である。
【図2】図1の交差コイル式計器の断面図である。
【図3】図1の交差コイル式計器の底面図である。
【図4】従来の交差コイル式計器の一例を示す断面図で
ある。
【図5】図4の交差コイル式計器のコイルボビンの底面
図である。
【図6】従来の交差コイル式計器の他の例を示す断面図
である。
【図7】図6の交差コイル式計器のコイルボビンの分解
斜視図である。
【図8】図4の従来の計器の問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 11 上部フレーム 12 下部フレーム 13 端子保持脚部 13c 空所 16 コイル案内脚部 L1 ,L2 コイル 2 回転磁石 3 指針軸 4 指針 5 帰零用磁石 61,62 端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部フレームと下部フレームとにより形
    成され周囲にコイルが交差して巻回されたコイルボビン
    内に回転磁石を内蔵し、この回転磁石に貫挿した指針軸
    の上端をコイルボビンから突出させて指針を固定し下端
    を下部フレームによって軸受し、通電よって交差コイル
    が発生する合成磁界の方向に回転磁石を回転するように
    すると共に、回転磁石を回転させて指針を所定位置に戻
    す帰零用磁石をコイルボビンに装着してなる交差コイル
    式計器において、 前記上部フレームと下部フレームの周縁には対角線上に
    上下方向に複数の端子保持脚部を突設すると共に、該端
    子保持脚部間で前記コイルボビンにコイルを平行に巻回
    するためのコイル案内脚部を突設し、 前記各端子保持脚部に保持する端子を板状となし、かつ
    前記各端子保持脚部と前記各コイル案内脚部とには、前
    記上部フレームと前記下部フレームとの合わせ面に前記
    帰零用磁石を収容するための空所をそれぞれ形成し、 前記帰零用磁石を収容するための空所の1つに前記帰零
    用磁石を収容した ことを特徴とする交差コイル式計器。
JP4004614A 1992-01-14 1992-01-14 交差コイル式計器 Expired - Lifetime JP2645947B2 (ja)

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JPH05188086A JPH05188086A (ja) 1993-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01142863U (ja) * 1988-03-25 1989-09-29

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