JP2645414B2 - 多色カラープルーフィングシート - Google Patents

多色カラープルーフィングシート

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JP2645414B2 JP61298337A JP29833786A JP2645414B2 JP 2645414 B2 JP2645414 B2 JP 2645414B2 JP 61298337 A JP61298337 A JP 61298337A JP 29833786 A JP29833786 A JP 29833786A JP 2645414 B2 JP2645414 B2 JP 2645414B2
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    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多色カラープルーフィングシートに関す
る。
〔従来の技術〕
多色刷り印刷における本印刷の前工程として校正刷り
により色校正を行うことが一般的である。
この場合、一般的には、たとえば感光性転写シートに
それぞれ各色のフォトポリマー色像をつくり、たとえば
ピンシステムによって見当合せしながら、アート紙、コ
ート紙、合成紙、白色プラスチックシート等の受像面
に、各色像を順次重ねて転写して色校正を得るようにし
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような白色紙では、実際の印刷用紙で
はないので、実際の印刷物と画質や質感が異なる。した
がって、実際の印刷用紙に着色画像を転写すればよい
が、このままでは、転写時の熱や圧力等により紙が伸縮
し、あるいは画質が劣化し、所望の製品が得られないで
いた。
そこで、本発明の主たる目的は、画像品質が優れかつ
通常の印刷で得られた印刷物の画像品質とほぼ同じであ
る多色カラープルーフィングシートを提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、着色画像を白色紙に熱転写することによ
り得られる多色カラープルーフィングシートにおいて、 前記白色紙として印刷用白色紙を用い、この印刷用白
色紙の前記着色画像を転写する面と反対の面に、前記印
刷用白色紙より伸縮性の小さいフィルムを一体化して設
けたことで達成される。
〔作用〕
本発明者らは、熱転写時点において、紙自体の中に含
有する水分が蒸発してシワ・タルミおよび伸縮を発生さ
せることが、画像の品質を悪くすることの最大の要因で
あることに着目した。
しかるに、本発明では、被転写紙としての白色紙の片
面にそれより伸縮性の小さいフィルムを設けたので、転
写時における熱や圧力による伸縮および変形が小さく、
画像品質の劣化がほとんどない。しかも、白色紙の伸縮
や変形がないところから、その白色紙として、実際印刷
が行なわれる当該印刷用紙を使用できるので、実際の印
刷物と同様の画像品質および質感を得ることができる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
本発明では、白色紙の片面にそれより伸縮性の小さい
フィルムが設けられる。
この白色紙としては、カラープルーフィング後の印刷
時に用いる白色印刷用紙が好ましくは用いられるが、印
刷物と異なる用紙であってもよい。ただ、カラープルー
フィングシートと実際の印刷物との間において質感で異
なる場合があるので、あまり好ましいものではない。
上記の白色紙としては、上質紙、中質紙、下級紙、コ
ート紙、両更紙、クラフト紙、板紙等を挙げることがで
きる。
この白色紙の片面に対して、それより伸縮性の小さい
フィルムが設けられる。このフィルムを形成する材料と
しては、金属箔、合成紙、プラスチックフィルム等を用
いることができるが、プラスチックフィルムが望まし
く、特にポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン
フィルムが好ましい。フィルム厚としては、10〜400μ
m、特に40〜100μmが好ましい。フィルムは、全面に
設ける必要はなく、たとえば格子状とすることもでき
る。また、異種フィルムを積層させたものであってもよ
い。
また、白色紙にフィルムを設ける手法として、接着材
を用いたり、熱圧着によるなどの方法を採用できる。
さらに本発明は、第1図のように白色紙1の片面にフ
ィルム2を設ける場合のほか、白色紙1A,1Bの片面にフ
ィルム2を挟むようにして設けた場合も含まれる。
本発明における着色画像はたとえば次のようにして形
成できる。すなわち、第3図に示すように、透明支持体
3上に透明熱融着層4およびキノンジアジド化合物等の
感光性組成物を有する着色記録層5が積層された着色画
像形成材料を用意する。
また、着色記録層としては、第4図のように、熱融着
層4がわに着色剤を含有しない感光性組成物を有する無
着色記録層5Aを積層し、さらにその上に着色剤を含む着
色記録層5Bを積層した2層の着色記録層であってもよ
い。
本発明に使用される着色画像形成材料の透明支持体と
しては、ポリエステルフィルム、特に二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムが水、熱に対する寸法安定
性の点で好ましいが、アセテートフィルム、ポリ塩化ビ
ニルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリエチレンフィルムも使用し得る。更にこ
れらの支持体をそのまま使ってもよいが、画像形成後の
画像の転写性を良くするためにシリコーン樹脂、フッ素
樹脂あるいはフッ素系界面活性剤等の適当な撥油性物質
による離型処理を施したり、または厚さ1μm程度のア
ルコール可溶性ポリアミド、アルコール可溶性ナイロ
ン、スチレン/無水マレイン酸共重合体の部分エステル
化物あるいはポリビニルアルコール等の下引き層を設け
てもよい。
前記の熱融着性層は、透明であり且つ室温では非粘着
性であるが、80℃〜160℃の温度範囲で熱融着可能なも
のが好適である。
これには、次に挙げるような70℃〜140℃の軟化点を
有する皮膜形成性の熱可塑性樹脂が用いられる。例え
ば、オレフィン(共)重合体、塩化ビニル(共)重合
体、塩化ビニリデン(共)重合体、酢酸ビニル(共)重
合体、(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体、スチ
レン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリエス
テル、ビニルブチラール樹脂、塩化ゴム、セルロース誘
導体、好ましくは、スチレン/(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体、ポリエステル等であり、これらは単独も
しくは混合して用いられ、更には他の樹脂類あるいは可
塑剤等を混合して用いてもよい。
熱融着性層の厚さは、1〜20μmの範囲が適当であ
り、特に好ましくは2〜8μmの範囲である。熱融着性
層の厚さは、後述の着色記録層あるいは着色(記録)層
と無着色記録層とを合せた厚さと同等またはそれ以上に
した方が、熱融着性層上に形成された着色画像を受像材
料表面に加熱、加圧、転写する際、微細な非画線部、つ
まり大きな加線部に囲まれた狭い領域の熱融着性層まで
もが効果的に受像材料表面に融着し、均一且つ良好な転
写画像を得ることができる。
上記の感光性組成物としては、種々のものを使用でき
るが、実質的に水に不溶で、アルカリ現像可能な感光性
組成物を用いるのが好ましい。具体的には、ネガティブ
ワーキング型の感光性組成物としては、例えば2,6−ジ
(4′−アジドベンザル)シクロヘキサンのようなアジ
ド系感光剤とフェノールノボラック樹脂をブレンドした
組成物、さらにベンジルメタアクリレートとメタクリル
酸(例えばモル比7:3)の共重合体をバインダーとして
トリメチロールプロパントリアクリレートのごとき多官
能性モノマーとミヒラーケトンのごとき光重合開始剤を
ブレンドした光重合型感光性組成物が用いられる。ま
た、ポジティブワーキング型としては、例えば(i)o
−キノンジアジドを感光剤、フェノールノボラック樹脂
をバインダーとする感光性樹脂組成物があり、さらには
(ii)ジアゾニウム塩、有機ハロゲン化物のような活性
光線の照射により酸を発生し得る化合物、アセタール
基、ケタール基、オルトカルボン酸エステル基、シリル
エーテル基のような酸により分解し得る結合を少なくと
も1個有する化合物、および2または3種類の異なるフ
ェノール類を含むノボラック樹脂を含有する感光性樹脂
組成物を用いることもできる。
ここに記したところを含めて、感光性組成物に関して
は、さらにJ.KOSAR著“Light Sensitive System"(Wile
y & Sons,New York,1965)および色材協会誌第44巻(1
971)第116〜137頁の記載にしたがうことができる。
着色感光性層中には着色物質として染料、顔料が添加
される。特に、色校正に使用する場合、そこに要求され
る常色即ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと
一致した色調の顔料、染料が必要となるが、その他金属
粉、白色顔料、螢光顔料なども使われる。これらは、単
独であるいは2種以上の併用で用いることもできる。
本発明に用いる着色感光性層の着色剤/結合剤、着色
剤以外の組成物の比率は、目標とする光学濃度と着色感
光性層の現像液に対する除去性を考慮して同業者に公知
の方法により定めることができる。例えば、染料の場
合、その含有量は重量で5%〜75%、顔料の場合、その
含有量は重量で5%〜90%が適当である。
また、着色感光性層の膜厚は目標とする光学濃度、着
色感光性層に用いられる着色剤の種類(染料、顔料、カ
ーボンブラック)およびその含有率により当業者に公知
の方法により定めることができるが、許容範囲内であれ
ば着色感光性層の膜厚はできるだけ薄い方が解像度は高
くなり、画像品質は良好である。従って、該膜厚は、1
μm〜10μm、特に1〜4μmの範囲で使用されるのが
好適である。
上記、着色記録剤からなる着色記録剤中には、その他
種々の目的に応じて、各種の添加剤を加えることができ
る。
例えば塗布性を向上させるために、セルロースアルキ
ルエーテル、フッ素界面活性剤、シリコーン系化合物等
の界面活性剤、増感剤として酸無水物、例えば無水グル
タル酸、無水フルタル酸等、また、塗膜の物性改良剤と
してリン酸エステル、フタル酸エステル等の可塑剤等を
添加して用いることができる。
上記の着色画像形成材料は、たとえば次のような画像
形成法に好適に用いられる。
すなわち、まず上記着色画像形成材料の透明支持体3
表面あるいは反対側表面上に分解マスクを配し、その上
から活性光線を照射し画像露光する。これを、他の3色
についても行う。次いで、各露光済材料について、現像
液により液体現像し、水洗、乾燥したものの第1色目を
画像受容材料の被転写面と重ね合せ、画像受容材料がわ
に画像転写した後、その透明支持体を剥離して第1色目
の転写画像を得る。これに残り3色の画像を一致させ積
層しながら同様に残り3回の転写を行い最終のカラープ
ルーフィングシートとする。
〔実施例〕
次に実施例により、本発明を明らかにする。
(実施例1) 50ミクロンの厚さのポリエステルフィルムを支持体と
してその片面に、シエラックのイソプロピルアルコール
溶液(10%)を塗布、乾燥して2.5μの厚さの色像裏打
ち層を形成し、ついでゼラチン40g、シュウ酸第二鉄ア
ンモン12.6g、グリセリン3g、サポニン0.4g、水800gの
溶液に、グルー10g、ベンジジンエロー10g、水90gをボ
ールミルで処理して作った分散液を、添加してつくった
感光液を色像裏打ち層の上に塗り重ね、乾燥して2ミク
ロンの厚さの感光層を作り黄用の熱転写シートとした。
上記ベンジジンエローの代りにブリリアントカーミン
6B、フタロシアニンブルー及びカーボンブラックとニグ
ロシンの混合物をそれぞれ用いてマゼンタ、シアンおよ
び黒用の熱転写シートを同様にして作った。
まず黄用熱転写シートを黄用分解網ネガと密着させ30
アンペアーのアーク灯から60cmの距離を置いて3分間露
光し、ついで1%過酸化水素水溶液に約1分間浸漬して
露光域感光層を充分に水不溶化となし、次に35℃の水を
流しかけて、感光層の未硬化部分を溶解除去し、乾燥し
て黄色ポジ像を作った。
これを印刷用上質紙にポリエステルフィルムを接着剤
により積層した校正用紙の上質紙面上に重ね、100℃の
熱ローラーで押圧してから支持体すなわちポリエステル
フィルムを剥離すると、色像が色像裏打ち層と共に上質
紙面に融着した転写された。
マゼンタ、シアンそして黒用の熱転写シートも夫々対
応する色分解網ネガを通して露光し、先の黄色ポジ像を
転写したアート紙上に順次同様に、熱転写し4色のポジ
像を得た。
この画像品質は優れ、かつその後実際の印刷を行って
ものと対比して質感は同様であった。
(実施例2) 特開昭59−97140号公報における実施例1と同様の方
式によりカラープルーフィングシートを得た。ただ、そ
の場合の白色アート紙の代りに、実施例1と同じ校正用
紙を用いたところ、画像品質に優れたカラープルーフィ
ングシートを得た。
(実施例3) 下記組成の下塗液を厚さ100μmの2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に、コーティングロッド
(U.S.A製R.D.Specialties)を用いて、乾燥膜厚0.3μ
mになるように塗布、乾燥し、離型性表面を有する支持
体を作成した。
アルコール可溶性ポリアミド 8.5 g (東レ社製CM8000) ニトロセルロースRS 1/2 0.05g (30% IPA 湿綿) メタノール 400 g メチルセロソルブ 100 g 次に、下記組成の4色の着色感光性層分散液を調整
し、乾燥膜厚が2μmになるように塗布した。
ピロガロール・アセトン縮合樹脂と1,2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホニルクロライドのエステル化物
〔感光体I〕 2g フェノールとm−,p−混合クレゾールとホルムアルデヒ
ドとの共重縮合樹脂〔バインダー樹脂I〕 8g 顔 料 3g セイカファーストイエローH−7055 (大日精化(株)製) セイカファーストカーミン1483 (大日精化(株)製) シアニンブルー4920 (大日精化(株)製) 三菱カーボンブラックMA−100 (三菱化成(株)製) メチルセロソルブ 100g 更に、下記組成の感光性層塗布液を感光膜厚2μmに
なるように塗布、乾燥した。
〔感光体I〕 2g 〔バインダー樹脂I〕 8g 酢酸n−プロピル 70g シクロヘキサノン 30g かくして得られた4色の着色画像形成材料の2組につ
いて夫々をレジスターピンを用いて相応する色分解ポジ
マスクと正確な位置に重ね合わせ、さらに感度測定、現
像ラチチュード評価用コントロールウェッジ〔UGRA PCW
82,連続調ウェッジ…濃度差量0.15ずつで13段階のグ
レースケール、スモールドットバッチ…150線/inch,0.
5,1,2,3,4,5%網点チャート〕を密着させて、2kWの超音
圧水銀灯Jet.Light2000(オーク製作所製)で50cmの距
離から、現像後の連続調ウェッジの3段が完全に現像除
去される画像露光を行ない、1組はメタケイ酸カリウム
2%水溶液、1組は3%メタケイ酸カリウム水溶液で25
℃にて30秒間現像した。
このようにして色分解マスクを忠実に再現した4色の
画像形成着色材料が2組得られた。
一方、別の100μm2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に下記の処方からなる光重合性画像受容層
溶液をコーティングロッドを用いて塗布し、100℃で2
分乾燥して光重合性画像受容層シートを作成した。乾燥
膜厚は28μmであった。
塩化ビニル・酢酸ビニルアルコール共重合体(セキスイ
社製、エスレックA) 90 g ペンタエリスリトールテトラアクリレート 54 g ミヒラーズケトン 0.51g ベンゾフェノン 3.18g パラメトキシフェノール 0.09g メチルエチルケトン 220 g 次に、先に得た1組のイエロー色画像を画像受容シー
トとレジスターピンで正確に密着し、100℃に加熱され
ている1対のニップロール間を通過させ色画像を画像受
容シートに転写し、画像側のポリエチレンテレフタレー
トフィルムを剥離した。引き続きマゼンタ、シアン、ブ
ラックの順に色画像の転写を同様に行い、画像受容シー
トの画像面側を被転写紙に密着させ、100℃に加熱され
ている1対のニップロール間を通過させることにより、
多色画像が形成された画像受容層を被転写紙に融着させ
た。
ここで、被転写紙としては、印刷用アート紙の片面
(印刷すると反対の面)に厚さ60μmの「プロテクトテ
ープ#622C」(積水化学工業社製)を加熱ローラで、10
0℃×0.2秒の条件で熱圧着したものを用いた。
その後、接着層側のポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを通して2kW超音圧水銀灯Jet.Light2000(オーク製
作所製)で50cmの距離から9秒間全面露光を施し、接着
層側のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、
被転写紙上に多色カラープルーフィングシートが得られ
た。他の組も同様にして行った。
2組の得られたカラープルーフは被転写紙上に強固に
保持され、いずれも印刷物に極めて近い良好なものであ
った。
(実施例4および比較例) 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに
厚さ30μmのエチレン−酢酸ビニル樹脂(酢酸ビニル含
有量14wt%)を、押出しラミネート法によりラミネート
した支持体のエチレン−酢酸ビニル樹脂表面に、下記組
成の着色感光性組成物分散液をワイヤーバーを用い、乾
燥膜厚が1〜2μmになるように塗布した後、乾燥し
た。
※顔料 ブラック;カーボンブラックMA−100(三菱化成社製)
0.99部 シアン;シアニンブルー4920(大日精化社製) 0.55部 マゼンタ;セイカファーストカーミン1483(大日精化社
製) 0.68部 イエロー;セイカファーストイエローH−7055(大日精
化社製) 0.68部 次に下記組成の保護層塗布液をワイヤーバーを用い、
着色感光層上に乾燥膜厚が0.5μmになるように塗布、
乾燥した。
<保護層塗布液> 以上により得られた4色のポジ型着色画像形成材料の
ポリエチレンテレフタレートフィルム面に、各色の色分
解ポジフィルムを重ね合わせ、4KWメタルハライドラン
プで50cmの距離から20秒間画像露光を行い、下記現像液
に30秒間浸漬することにより現像を行い、4色の着色画
像を形成した。
なお、現像液の組成は下記の通りである。
<現像液> 次にこの4色の画像形成材料を表1に記載の被転写材
料への転写を行った。
まず、イエロー色画像の画像面と被転写材料とを密着
し、加熱された1対のニップロール間を3kg/cm2の加圧
条件にて50cm/分の速度で通過させた後、支持体の剥離
を行った。剥離は、容易に行われ、被転写材料上にイエ
ロー色画像のみが転写された。
引き続きマゼンタ、シアン、ブラックの順に着色画像
の転写を行い、これにより被転写材料上に4色からなる
カラープルーフィング画像が得られた。
被転写材料の違いによる4色間の寸度ずれ、及び印刷
物の近似性について評価した結果を表1に示す。
<評価方法> 4色間の寸法ずれ;使用した感材の大きさは650mm×
長手920mm、この感材を使用して色ずれの評価を行っ
た。
評価方法として画像形成材料にトンボ(位置合わせ用
レジスターマーク)を感材の各4隅に形成させておく。
そして、4色分の画像を転写後、それぞれの点(トン
ボ)のずれを測定した。
色ずれの値は画像の左上、右上、左下、右下の4点の
データであるが、これは4色のトンボのずれがっとも大
きいものの値を示したものである。
また、被画像部の表面光沢度については、測色計(CM
−1000:ミノルタ社製)を用いて測定し、印刷物の近似
性については目視による印刷物との比較評価によるもの
である。
以上の実験データより、本願発明の伸縮性の小さいフ
ィルムと紙を一体化した被転写材料(〜)は、画像
を熱転写した後、寸度ずれが小さく、かつ被画像部の表
面光沢も印刷物と同等であり、印刷近似性に優れてい
る。
それに対して、比較、に示した印刷用アート紙、
または特開昭51−5101号記載の合成樹脂で被覆された紙
では、被画像部の表面光沢は印刷物と同等であるが、寸
度ずれが悪く、印刷物には近似していない。また比較
で示した通り伸縮性の小さいフィルムと紙を一体化した
被転写材料のフィルム面に転写した場合では、寸度ずれ
は良好だが、被画像部の光沢が異なり、印刷物には近似
していない。同様に比較で示した特開昭51−5101号記
載のポリエステルフィルムでも、寸度ずれは小さいもの
の、表面光沢が印刷物と異なっており、印刷物には近似
していない。
このように、本発明者らは伸縮性の小さいフィルムと
紙を一体化した被転写材料の紙側に着色画像を転写する
ことで、印刷物に対して近似性の高いカラープルーフが
できることを見いだした。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、画像品質に優れ、かつ
実際の印刷物と同じ質感のカラープルーフィングシート
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はカラープルーフィングシートの被
転写紙の断面図、第3図および第4図は着色画像形成材
料の層構成例図である。 1,1A,1B……白色紙、2……フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩城 昭男 日野市さくら町1番地 小西六写真工業 株式会社内 (72)発明者 井手 廣司 東京都千代田区丸の内2丁目5番2号 三菱化成工業株式会社内 (72)発明者 間山 進也 東京都千代田区丸の内2丁目5番2号 三菱化成工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−5101(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色画像を白色紙に熱転写することにより
    得られる多色カラープルーフィングシートにおいて、 前記白色紙として印刷用白色紙を用い、この印刷用白色
    紙の前記着色画像を転写する面と反対の面に、前記印刷
    用白色紙より伸縮性の小さいフィルムを一体化して設け
    たことを特徴とする多色カラープルーフィングシート。
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