JP2644205B2 - 入出力制御装置 - Google Patents

入出力制御装置

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JP2644205B2
JP2644205B2 JP7013181A JP1318195A JP2644205B2 JP 2644205 B2 JP2644205 B2 JP 2644205B2 JP 7013181 A JP7013181 A JP 7013181A JP 1318195 A JP1318195 A JP 1318195A JP 2644205 B2 JP2644205 B2 JP 2644205B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入出力装置を上位装置
からの命令に基づいて制御する入出力制御装置に関し、
特に入出力装置の異常発生時には異常のある入出力装置
に代えて使用される予備用入出力装置の予防保守情報を
上位装置に提供する入出力制御装置に関する。
【0002】近年の計算機システムにおける高信頼化の
要求に伴い、入出力サブシステムでの高信頼化が要求さ
れている。このため、予備用入出力装置を有する入出力
サブシステムが提供されている。この入出力サブシステ
ムでは予備用入出力装置は通常時には使用されず、他の
現用の入出力装置に読み取りエラーや故障等の異常が発
生したときに初めて使用される。
【0003】このとき予備用入出力装置が正常に動作し
て予備用入出力装置としての役割を果たすためには、事
前に予備用入出力装置の正常/異常を監視し、ハードエ
ラーや読み取りエラー等の予防保守情報を上位装置に提
供する手段を入出力サブシステムにおいて持つ必要があ
る。
【0004】
【従来の技術】異常のある入出力装置に代えて予備用入
出力装置を上位装置に提供する入出力制御装置として、
従来よりアレー型磁気ディスク制御装置が知られてい
る。このアレー型磁気ディスク制御装置は、上位装置と
のインタフェース制御部、下位装置とのインタフェース
制御部、プロセッサ及び各種レジスタを有し、下位装置
として複数台のデータディスク装置、1台のパリティ用
ディスク装置及び1台の予備用ディスク装置が接続さ
れ、これらを同期回転制御している。
【0005】アレー型磁気ディスク制御装置は複数台の
データディスク装置及びパリティ用ディスク装置の各々
からデータ及びパリティを並行して読み出し、データの
異常の有無を検査する。データに異常がない通常時はデ
ータはこのまま上位装置に転送される。
【0006】しかし、データに異常有りと検出されたと
きは、アレー型磁気ディスク装置は異常のあるデータを
読み出した1台のディスク装置以外の、残りの正常なデ
ータディスク装置とパリティディスク装置から読み出さ
れたデータ及びパリティに基づいて、正しいデータを復
元して上位装置に転送する。
【0007】現用の入出力装置であるデータディスク装
置の1台又はパリティ用ディスク装置に何らかの理由で
読み取りエラーや故障等の異常が規定回数以上発生した
ときは、その段階で残りの正常なデータディスク装置と
パリティ用ディスク装置から、異常なデータディスク装
置又は異常なパリティ用ディスク装置に書かれている全
てのデータを自動的に予備用ディスク装置に復元し、こ
の後は現用入出力装置として異常発生ディスク装置に代
えて使用することにより、所要の処理動作を続行させ、
システムダウンを防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、予備用ディス
ク装置自体にハードエラーや読み取りエラーがあって
も、そのことが上位装置には全くわからず、異常発生デ
ィスク装置に代えて初めて予備用ディスク装置を入出力
装置として使用するときに、予備用ディスク装置自体の
ハードエラーや読み取りエラー等が発見され、予備用デ
ィスク装置としての役割を果たせないことがある。
【0009】そこで、従来複数のユニットからなる通常
系と、通常系のユニットの予備ユニットを有する装置に
おいて、予備ユニットに対し通常系の任意のユニットと
同一の入力信号を与え、予備ユニットと上記任意のユニ
ットの両出力信号を比較することにより、予備ユニット
を監視する方式が知られている(特開昭56−7235
9号公報)。しかし、この監視方式は通常系の現用ユニ
ットと同時に常時予備ユニットを稼動する必要があるた
め、前記した入出力制御装置では制御する入出力装置が
実質的に1台増えることと等価であり、上位装置の負荷
が大きい。
【0010】また、入力制御装置の異常を時間監視タ
イムテーブルに従って監視する方式(特開昭62−21
2856号公報)も知られているが、このものは予備用
入出力装置に対しての異常を監視するものではなく、ま
た処理の空き時間を利用したものでもない。更に、従来
より中央処理装置(CPU)が現用と予備用の二重化構
成された装置において、予備系のCPUでもソフトウェ
アを走行させて実動作に近い形態で診断を行なう監視方
式(特開平2−93953号公報)及び予備系のCPU
を一定周期で診断を行なう監視方式(特開昭62−90
068号公報)なども従来より知られている。しかし、
上記のCPUが二重化された装置の各監視方式はいずれ
も処理の空き時間を利用して予備CPUの監視を行なう
ものではない。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、予備用入出力装置及び現用の入出力装置又は予備予
入出力装置の状態を監視するようにし、特に予備用入出
力装置に対しては常に状態を監視するようにした入出力
制御装置を提供することを目的とする。また、本発明の
他の目的は予備用入出力装置、現用入出力装置の状態監
視の結果、異常が検出された場合、その異常に関する情
報を予防保守情報として上位装置に通知するようにした
入出力制御装置を提供するにある。
【0012】本発明は、それぞれデータを格納する複数
の入出力装置及び当該データから作成される冗長データ
を格納する入出力装置とを含む複数台の入出力装置(3
0)と、一台の予備用入出力装置(31)とを含んで成
る論理ディスクが接続される下位装置インタフェース制
御部(26)と、上位装置(10)に接続され、前記上
位装置(10)から発行された前記複数台の入出力装置
(30)及び前記予備用入出力装置(31)の動作命
令を受ける上位装置インタフェース制御部(21)と、
前記複数の入出力装置と予備用入出力装置とを含む論理
ディスクよりデータ及び冗長データを平行して読み出
し、その読み出し信号に基づいて前記複数台の入出力装
置のデータの正常性を検査する検査手段(22)と、
論理ディスク毎に、当該論理ディスクに対して上位装置
から最後に発行された命令実行後からの時間を計数する
動作時間監視タイマレジスタ(624)と、 前記複数台
の入出力装置(30)と前記予備用入出力装置(31)
を制御する制御手段(23)と、を備え、 前記制御手段
は、 前記動作時間監視タイマレジスタの計数値が一定値
以下であれば前記論理ディスク中の複数台の入出力装置
(30)を選択し、 前記動作時間監視タイマレジスタの
計数値が一定値以上であれば前記論理ディスク中の複数
台の入出力装置(30)及び予備用入出力装置(31)
を選択し、 前記下位装置インタフェース制御部(30)
を介してアクセスコマンドを発行した後に前記下位装置
インタフェース制御部(26)を介して前記選択した装
置から送出されてくる前記アクセスコマンドに関する処
理終了情報により前記装置が正常終了するか否かを判定
すること、を特徴とする入出力制御装置である。
【0013】
【0014】
【0015】本発明によれば、上位装置が入出力装置や
予備用入出力装置自体のハードエラーや読み取りエラー
を通常時に確認することができる。このため、異常発生
のある予備用入出力装置を通常時に修理又は交換してお
くことができ、よって現用入出力装置に読み取りエラー
や故障等の異常が発生し、予備用入出力装置を初めて上
位装置から使用するときにも、予備用入出力装置を直ち
に正常動作させることができる。
【0016】また、本発明は前記入出力装置として、複
数台のデータディスク装置と1台のパリティ用ディスク
装置を使用し、前記予備用入出力装置として1台の予備
用ディスク装置を使用し、またこれらのディスク装置を
回転同期させる回転同期制御部を有し、更に前記した検
査手段、制御手段、判定手段、下位装置インタフェース
制御部及びチャネルインタフェース制御部を有する構成
としたものである。本発明によれば、所謂アレー型磁気
ディスク制御装置においても、上位装置からの命令を実
行していない処理空き時間に、予備用ディスク装置の異
常を検出することができるため、上位装置の負荷を増す
ことなく、予備用ディスク装置の異常を確認することが
できる。
【0017】また、本発明は処理空き時間を計数するパ
トロール用タイマレジスタを有し、そのタイマレジスタ
の値が所定値に達してから予備用入出力装置又は予備用
ディスク装置の異常判定を行なう。これにより、本発明
では処理の空き時間を正確に確認できる。
【0018】
【実施例】本発明をより詳細に説明するために、以下添
付図面に従って説明する。図1は本発明の原理構成図を
示す。図1において、入出力制御装置20は上位装置イ
ンタフェース制御部21、検査手段22、制御手段2
3、判定手段24、予防保守情報格納用レジスタ25、
下位装置インタフェース制御部26及びパトロール用タ
イマレジスタ27を有する。上位装置インタフェース制
御部21は上位装置10から発行された命令を受信す
る。下位装置インタフェース制御部26は複数台の入出
力装置30と1台の予備用入出力装置31に夫々接続さ
れている。検査手段22は入出力装置30よりデータ及
び誤り検出符号を並行して読み出し、読み出したデータ
と誤り検出符号とを用いて誤り検査を行ない、入出力装
置30のデータの正常性を検査する。
【0019】制御手段23は、検査手段22の検査結果
がすべての入出力装置30の読み出しデータが正常であ
ることを示しているときは、入出力装置30のみを選択
し、上位装置10からの命令に従い、入出力制御装置3
0の動作を制御する。従って、このときは予備用入出力
装置31は使用されない。
【0020】一方、検査手段22の検査結果が複数台の
入出力装置30のうち1台の入出力装置の読み出しデー
タに異常があり、これが規定回数を越えた場合、下位装
置インタフェース制御部26は異常発生した入出力装置
以外の残りの正常な入出力装置から読み出されるデータ
及び誤り検出符号から、異常発生入出力装置に書き込ま
れている全てのデータを復元し、復元したデータを予備
用入出力装置31に書き込む。従って、以後、予備用入
出力装置31は異常発生入出力装置の代わりに現用の入
出力装置として使用される。
【0021】判定手段24は上位装置10から上位装置
インタフェース制御部21を介して入力される命令の処
理実行を制御手段23が行なっていない処理空き時間
に、下位装置インタフェース制御部26を介して入出力
装置及び予備用入出力装置31又は予備用入出力装置3
を選択し、選択した入出力装置30及び予備用入出力
装置31又は予備用入出力装置31が正常動作するか否
か判定する。
【0022】判定手段24により異常と判定された時
は、その異常に関する情報が予防保守情報格納用レジス
タ25に格納される。予防保守情報として後に上位装置
10へ通知するためである。また、前記判定手段24が
判定を行なう処理空き時間は、パトロール用タイマレジ
スタ27の計数値から判定される。
【0023】上記の判定手段24は予備用入出力装置3
1に対してデータの書き込み、あるいはシーク動作終了
後に予備用入出力装置31から送出される信号がハード
エラーを示しているときは異常と判定する。また、判定
手段24は予備用入出力装置31に対してデータの読み
出しを実行し、その読み出しデータに読み取りエラーが
あるときは異常と判定する。
【0024】かかる構成の入出力制御装置20によれ
ば、予備用入出力装置31が使用されないときであって
も、処理空き時間を利用して予備用入出力装置31の異
常の有無を検出できる。また、予備用入出力装置31に
異常があるときは予防保守情報格納用レジスタ25から
の予防保守情報が上位装置10に通知されるので、上位
装置10はその予防保守情報に基づき予防用入出力装置
31自体のハードエラーや読み取りエラーを確認でき
る。
【0025】また、入出力制御装置20によれば、予備
用入出力装置31に限らず、入出力装置30の異常の有
無も検出できる。この場合、判定手段24は入出力装置
30に対してシーク動作を実行した後、入出力装置30
からハードエラー信号が入力されたとき異常と判定す
る。
【0026】この入出力制御装置20は例えば図2に2
1 ,202 で示す如く2組設け、上位装置10を共有
し、かつ、複数の論理デバイス400 〜40N を共有す
るようにしてもよい。ここで、論理デバイス400 〜4
N の各々は複数台の入出力装置30と1台の予備用入
出力装置31とからなる。
【0027】かかる構成によれば、入出力制御装置20
1 と202 が、上位装置10よりの命令に基づき夫々異
なる論理デバイスを同時に選択して制御することができ
る。次に図3の一実施例について説明する。同図中、ア
レー型磁気ディスク制御装置60は前記入出力制御装置
20に相当する。アレー型磁気ディスク制御装置60は
上位装置インタフェース制御部21に相当するチャネル
インタフェース制御部61、動作制御部62a、判定制
御部62b、下位装置インタフェース制御部26に相当
する下位装置インタフェース制御部63、予防保守情報
格納用レジスタ64、パトロール用タイマレジスタ65
及び回転同期制御部66を有する。
【0028】動作制御部62aは前記した検査手段2
2、制御手段23を構成する回路部で、判定制御部62
bは前記した判定手段24を構成する回路部で、いずれ
もプロセッサ621、コントロールストレージ622、
システムリセットタイマレジスタ623、動作時間監視
タイマレジスタ624、シークアドレスレジスタ62
5、論理デバイスアドレスレジスタ626、エラー検出
フラグレジスタ627及びデータ転送制御部628から
なる。
【0029】プロセッサ621はマイクロプログラム制
御方式のアレー型磁気ディスク制御装置60全体を制御
する。また、コントロールストレージ622はプロセッ
サ621のインストラクションコードが格納されてお
り、またファームウェア制御用テーブルとしても使われ
る。
【0030】データ転送制御部628はチャネルインタ
フェース制御部61と下位装置インタフェース制御部6
3との間のデータ転送を制御し、また転送データのパリ
ティを生成し、それを下位装置インタフェース制御部6
3へ転送する。下位装置インタフェース制御部63は♯
0〜♯9のディスク制御部630〜639を有する。ま
た、チャネルインタフェース制御部61は制御レジスタ
群を有しており、上位装置50との間で双方向のデータ
通信を行なう。上位装置50は中央処理装置(CPU)
で構成されている。また、回転同期制御部66は後述の
論理デバイス700 〜70N 内の各10台の磁気ディス
ク装置の磁気ディスクを同期回転させている。
【0031】一方、ディスク制御部630〜639はN
+1個の論理デバイス700 〜70 N に夫々接続されて
いる。論理デバイス700 〜70N は夫々同一構成で、
10台の磁気ディスク装置700〜709からなる。こ
のうち、磁気ディスク装置700〜707はデータディ
スク装置で、磁気ディスクにデータが予め書き込まれて
おり、また任意に書き込み、読み出し可能な構成とされ
ている。
【0032】また、磁気ディスク装置708はパリティ
用ディスク装置で、記録再生する磁気ディスク(以下、
これをパリティディスクという)にデータディスク装置
700〜707に書き込まれたデータのパリティビット
が書き込まれている。更に、磁気ディスク装置709は
予備用ディスク装置で、記録再生する磁気ディスク(以
下、これを予備ディスクという)にデータ又はパリティ
は初期時には書き込まれていない。論理デバイス700
〜70N は同時刻では1台の論理デバイスのみアレー型
磁気ディスク制御装置60で制御される。
【0033】なお、図3に示すアレー型磁気ディスク制
御装置60は、図2に示したように2台並列に設けら
れ、上位装置50を共有し、かつ、論理デバイス700
〜70 N を夫々制御できるように接続されている。この
ような構成のアレー型磁気ディスク制御装置60は、上
位装置50からの命令に基づくデータを例えば8バイト
同時に、データディスク装置700〜707に書き込
み、かつ、それらのデータのパリティもパリティ用ディ
スク装置708に書き込み、またそれらを読み出すよう
にしているため、データの転送スピードを1台の磁気デ
ィスク装置を使用した場合に比し高速にできるという特
長がある。
【0034】しかも、上位装置50からの命令実行時に
上記の9台のディスク装置700〜708のいずれかで
読み取りエラーや故障の異常が発生したことがわかった
場合、その異常発生のあるディスク装置の内容を残りの
正常な8台のディスク装置のデータから磁気ディスクサ
ブシステム内で自動的に復元して予備用ディスク装置7
09に復元データを書き込むことができるため、信頼性
が高いという特長がある。
【0035】例えば、8台の磁気ディスクに書き込まれ
ているデータをD0 〜D7 、1台のパリティ用ディスク
装置708のパリティディスクに書き込まれているパリ
ティをP0 とし、このうちデータディスク装置702の
磁気ディスクで異常が発生した場合、読み取れないデー
タD2 を、正常に読み取りができた他のデータD0 ,D
1 ,D3 〜D7 及びパリティP0 から復元する。そし
て、データディスク装置702で規定回数以上の異常が
発生した場合、データディスク装置702に書き込まれ
ている全てのデータを残りの正常な8台のディスク装置
の中から磁気ディスクサブシステム内で自動的に復元し
て予備ディスクに書き込み、以後データディスク装置7
02の代りに予備用ディスク装置709が用いられる。
【0036】このようなアレー型磁気ディスク制御装置
60を用いた入出力サブシステムにおいて、主として上
位装置50からの命令の非実行時に行なう各実施例の動
作について説明する。まず、本発明の第1実施例の動作
について図4と共に説明する。本実施例は、図3中のシ
ステムリセットタイマレジスタ623、動作時間監視タ
イマレジスタ624、シークアドレスレジスタ625、
論理デバイスアドレスレジスタ626及びエラー検出フ
ラグレジスタ627は使用せず、予備用ディスク装置7
09のパトロール動作だけを実行する。図4において、
まずプロセッサ621は上位装置50からの命令が有る
かどうか判定する(ステップ81)。ここで、中央処理
装置(CPU)を含む上位装置50がアレー型磁気ディ
スク制御装置60を介して一つの論理デバイスにデータ
の書き込み、読み出し等の命令を発行すると、アレー型
磁気ディスク制御装置60はディスク制御部630〜6
39を介してディスク装置700〜708の9台の磁気
ディスクに同時にデータ及びパリティの書き込み、読み
出しを実行する。
【0037】すなわち、プロセッサ621は1つの命令
を実行する毎に図4に示すように上位装置50からの命
令が有るかどうかチェックし(ステップ81)、上記の
命令を検出すると、次にパトロール動作によりエラーを
検出した論理デバイスへの命令かどうか判定する(ステ
ップ82)。通常は否であるので、上位装置50からの
命令を実行し(ステップ83)ステップ81へ戻る。
【0038】ここで、データが例えば8バイトであるも
のとすると、書き込み時は各1バイトのデータがディス
ク制御部630〜637を介してデータディスク装置7
00〜707へ並列に出力され、また、これら8バイト
のデータからデータ転送制御部628で生成されたパリ
ティがディスク制御部638を介してパリティ用ディス
ク装置708へ出力される。読み出し時はディスク装置
700〜708で再生されたデータ及びパリティがディ
スク制御部630〜638を介してデータ制御転送部6
28へ入力される。
【0039】一方、ステップ81で上位装置50からの
命令が無いと判定されたときは、上位装置50に対し割
込み処理が必要か否か判定する(ステップ84)。例え
ばコマンドチェインのため、シーク終了後のデバイスか
らのデバイスエンド通知に基づく上位装置50に対する
割込み処理などの割込み処理が必要か否か判定する。
【0040】割り込みが必要な場合は上位装置50に対
して割込み処理を実行する(ステップ85)。割り込み
が不要な場合はパトロール用タイマレジスタ65の読み
出し(ステップ86)、インクリメント(ステップ8
7)、格納(ステップ88)を順次行ない、パトロール
用タイマレジスタ65の上記インクリメント後の値が所
定値を越えたか(すなわち規定時間に相当する値を越え
たか)否かの判定を行なう(ステップ89)。ステップ
89で所定値を越えていないと判定された場合は再びス
テップ81へ戻る。
【0041】一方、ステップ89で所定値を越えている
と判定されたときは、ステップ90へ進み、予備用ディ
スク装置709に対してパトロール動作を実行する(ス
テップ90)。具体的には、プロセッサ621が自分で
予め定めた特定パターンのデータを発生し、それをデー
タ転送制御部628を介してディスク制御部639に入
力し、ここでエラー検出コードを特定パターンのデータ
に基づいて生成して上記特定パターンのデータに付加す
る。そして、これらの特定パターンのデータ及びエラー
検出 コードを論理デバイスアドレスレジスタ626で
指定された論理デバイス中の予備用ディスク装置639
の1トラックに書き込み、それを読み出す。
【0042】予備用ディスク装置639は上記のパトロ
ール動作(リード、ライト動作)が正常に行なわれなか
ったときはハードエラー信号をディスク制御部639へ
送出する。また、リード動作により予備用ディスクから
読み出し出力されたデータ及びエラー検出コードはディ
スク制御部639を介してデータ転送制御部628へ入
力される。プロセッサ621は上記のハードエラー信号
の入力の有無及び上記読み出しデータ等の読み取りエラ
ーがあったか否かによりパトロール動作が正常終了した
か否か判定する(ステップ91)。エラーが無かったと
きはプロセッサ621は正常終了と判定して、コントロ
ールストレージ622内にあるパトロール動作によるエ
ラー検出フラグをリセットする(ステップ92)。
【0043】一方、ステップ91でエラー発生と判定し
たときは、プロセッサ621は例えばシークが正常に終
了しないなどのハードエラー、あるいは読み取りエラー
等のエラー状態の詳細情報を収集して予防保守情報格納
用レジスタ64へ格納し(ステップ93)、コントロー
ルストレージ622内にあるパトロール動作によるエラ
ー検出フラグをセットする(ステップ94)。
【0044】ステップ92又は94の処理が終了する
と、ステップ81に戻る。以下、上記と同様にして上位
装置50からの命令が無い処理空き時間に(ステップ8
1)、パトロール用タイマレジスタ65により判定され
る規定時間毎に(ステップ86〜89)、各論理デバイ
スの予備用ディスク装置709の予備ディスクの1トラ
ックに対して上記の特定パターンのデータ及びエラー検
出コードの書込みと読み出し及びエラー検出等が行なわ
れていく(ステップ90)。
【0045】論理デバイス70N の最初の1トラックへ
の上記の書込みと読み出しが終了すると、次に論理デバ
イス700 の予備用ディスク装置709の予備ディスク
の次の1トラックに対して上記の特定パターンのデータ
及びエラー検出コードの書き込みと読み出し及びエラー
検出等が行なわれる。以下、上記と同様の動作が繰り返
される。
【0046】その後、パトロール動作によりエラーが検
出された予備ディスクが属する論理デバイスに対して上
位装置50から命令が発行されたときに(ステップ8
1,82)、プロセッサ621は予防保守情報格納用レ
ジスタ64から格納してある予防保守情報を読み出し
て、それをチャネルインタフェース制御部61を介して
上位装置50に送出し、予備用ディスク装置のエラー情
報を通知した後(ステップ95)、ステップ81に戻
る。
【0047】これにより、本実施例によれば、予備用デ
ィスク装置709自体にハードエラーや読み取りエラー
等があった場合には、アレー型磁気ディスク制御装置6
0から通知される予防保守情報に基づき、事前に予備用
ディスク装置709自体のハードエラーや読み取りエラ
ー等に対する修理や交換が実施可能となる。これによ
り、予備用ディスク装置709を異常が発生したディス
ク装置の代わりとして使用する際に、予備用ディスク装
置709を直ちに使用できる。
【0048】次に本発明の第2実施例の動作について、
図5及び図6のフローチャートと共に説明する。本実施
例は予備用ディスク装置709に対するパトロール動作
だけでなく、現用の入出力装置であるデータディスク装
置700〜707及びパリティ用ディスク装置708に
対してもパトロール動作を実行するようにしたものであ
る。
【0049】図5において、まずアレー型磁気ディスク
制御装置60に電源が投入されると、図5のステップ1
01にてパワーオンシーケンスが実行される。このパワ
ーオンシーケンスにより前記した各種レジスタ64,6
5,623〜627の初期化などが行なわれる。また、
上記電源投入により、論理デバイス700 〜70N に電
源が投入され、予備用ディスク装置709も他のディス
ク装置700〜708と同様に電源が投入される。
【0050】続いて、プロセッサ621は上位装置50
からの命令が有るかどうか判定する(ステップ10
2)。ここで、中央処理装置(CPU)を含む上位装置
50がアレー型磁気ディスク制御装置60を介して一つ
の論理デバイスにデータの書き込み、読み出し等の命令
を発行すると、アレー型磁気ディスク制御装置60はデ
ィスク制御部630〜639を介してディスク装置70
0〜708の9台の磁気ディスクに同時にデータ及びパ
リティの書き込み、読み出しを実行する。
【0051】すなわち、プロセッサ621は1つの命令
を実行する毎に図5に示すように上位装置50からの命
令が有るかどうかチェックし(ステップ102)、上記
の命令を検出すると、次にパトロール動作によりエラー
を検出した論理デバイスへの命令かどうか判定する(ス
テップ103)。通常は否であるので、上位装置50か
らの命令を実行し(ステップ104)、動作時間監視タ
イマレジスタ624を初期化した後(ステップ10
5)、ステップ102へ戻る。
【0052】一方、ステップ102で上位装置50から
の命令が無いと判定されたときは、上位装置50に対
し、コントロールユニットエンド(CU End)、デ
バイスエンド等の割込み処理が必要か否か判定する(ス
テップ106)。割り込みが必要な場合は上位装置50
に対して割込み処理を実行する(ステップ107)。割
り込みが不要な場合はパトロール用タイマレジスタ65
のインクリメント(ステップ108)、システムリセッ
トタイマレジスタ623のインクリメント(ステップ1
09)を順次行ない、システムリセットタイマレジスタ
623の値が10分に相当する所定値を越えたか否かの
判定(ステップ110)と、パトロール用タイマレジス
タ65の値が所定値を越えたか(すなわち規定時間であ
る1秒に相当する値を越えたか)否かの判定(ステップ
111)とを順次行なう。ステップ110及び111の
いずれも所定値を越えていない場合は再びステップ10
2へ戻る。上記のパトロール用タイマレジスタ65によ
り定められる1秒は、後述する如く、論理デバイスの選
択周期であり、これは上位装置50からの命令処理に支
障をきたさないように、経験により定められた時間であ
る。
【0053】一方、ステップ110及び111のいずれ
の判定時も所定値を越えていると判定されたときは、ス
テップ112へ進み、保守パネル上に設けられたハード
ウェアスイッチの設定又は上位装置50からの命令によ
り、パトロール動作が禁止されているかの判定を行な
う。パトロール動作が禁止されている場合はステップ1
02へ戻り、他方、パトロール動作が禁止されていない
通常の場合は、上位装置50からの命令に対し、コント
ロールユニットビジー(Cu Busy)を返すモード
をセットし(ステップ113)、その後パトロール動作
実行用論理デバイスアドレスレジスタ626の内容を読
み出し(ステップ114)、当該論理デバイスを選択す
る(ステップ115)。
【0054】続いて、当該論理デバイスが使用可能状態
か判定する(ステップ116)。これは当該論理デバイ
スの電源が入っていなくても、ステップ115による論
理デバイスの選択は行なわれるので、当該論理デバイス
からのステータスをプロセッサ621が見て当該論理デ
バイスが使用可能状態かをチェックするのである。当該
論理デバイスが使用可能状態であるときは当該論理デバ
イスが他系から使用中か判定される(ステップ11
7)。すなわち、図2に示したようにアレー型磁気ディ
スク制御装置60が2台若しくはそれ以上同時に使用さ
れているような場合において、当該論理デバイスが他系
のアレー型磁気ディスク制御装置により既に使用中のと
きは使用できないからである。
【0055】当該論理デバイスが使用可能状態でないと
き(ステップ116)、又は当該論理デバイスが他系か
ら使用中のとき(ステップ117)は、当該論理デバイ
スの選択状態を解除し(ステップ118)、パトロール
動作実行用論理デバイスアドレスレジスタ626をイン
クリメントして格納する(ステップ119)。すなわ
ち、当該論理デバイスの選択をあきらめて、次の論理デ
バイスを選択するようにする。その後、パトロール用タ
イマレジスタ65及び動作時間監視タイマレジスタ62
4を夫々初期化して(ステップ120)、ステップ10
2へ戻る。
【0056】他方、当該論理デバイスが使用可能状態
で、かつ、他系から使用中でないとき(ステップ11
6,117)は、図6のステップ121へ進み、当該論
理デバイス内の物理デバイス(すなわち、データディス
ク装置700〜707、パリティ用ディスク装置708
及び予備用ディスク装置709)の状態を読み取る(ス
テップ121)。
【0057】続いて、当該論理デバイスに対して20秒
の間にコマンドが実行されたか否か判定される(ステッ
プ122)。「20秒」か否かは動作時間監視タイマレ
ジスタ624の値が、20秒に相当する値(回数)にな
ったか否かで判断する。また、「20秒」の値自体は経
験値で、必ずしもこの時間に限定されるものではない。
【0058】20秒間の間にコマンドが実行されないと
きは、パトロール動作モードを論理デバイスモードとす
る(ステップ123)。この論理デバイスモードは、現
用のデータディスク装置700〜707及びパリティ
ィスク装置708及び予備用ディスク装置709を使
用するモードである。このモードに切換わると、次にパ
トロール動作実行用シークアドレスレジスタ625をイ
ンクリメントした後(ステップ124)、上記の論理デ
バイス(すなわち、ディスク装置700〜70)の夫
々のヘッドを現在の位置から一旦一定距離移動して再び
元の位置に戻すシーク動作を実行する(ステップ12
5)。このシーク動作は、パトロールシーク動作であっ
て、ヘッドを長時間一定位置に静止しておくと、ヘッド
にゴミが付着し、記録再生動作に悪影響を与えるので、
ゴミのヘッドへの付着を防止するために行なわれる。
【0059】上記のパトロールシーク動作が正常に終了
しない場合は、正常終了しないディスク装置から対応す
るディスク制御部へハードエラー信号が送出される。そ
こで、プロセッサ621はこのハードエラー信号の入力
の有無からエラー発生の有無を検出し(ステップ12
6)、エラー検出時は後述のステップ138の処理を実
行し、エラー非検出時は後述のステップ140の処理を
実行する。
【0060】他方、20秒の間にコマンドが実行された
とステップ122で判定されたときは、予備用ディスク
装置709が動作可能状態(待機状態)かを確認した後
(ステップ127)、パトロール動作モードを物理デバ
イスモードとする(ステップ128)。この物理デバイ
スモードは予備用ディスク装置709のみを使用するモ
ードである。このモードに切換わると、次にパトロール
動作実行用シークアドレスレジスタ625をインクリメ
ントした後(ステップ129)、予備用ディスク装置7
09に対しシーク動作を実行する(ステップ130)。
【0061】このシーク動作はライト時に予め行なわれ
るシーク動作であって、本実施例の対象とする予備用デ
ィスク装置709がライト時及びリード時の夫々に先立
ってヘッドを一定距離移動させるシーク動作が構造的に
必要であるためである。しかし、このシーク動作によ
り、前記パトロールシークと同様にヘッドへのゴミの付
着も防止される。このシーク動作が正常に終了しなかっ
た場合は予備用ディスク装置709がディスク制御部6
39へハードエラー信号を送出する。そこで、次のステ
ップ131ではこのハードエラー信号が入力されるとき
はエラー発生と判断し、ハードエラー信号が入力されな
いときは正常と判定する。
【0062】正常の場合は予備用ディスク装置709に
対して前記した特定パターンのデータとエラー検出コー
ドのライト動作を実行する(ステップ132)。予備用
ディスク装置639は上記のライト動作が正常に行なわ
れなかったときはシーク動作と同様にハードエラー信号
をディスク制御部639へ送出するので、プロセッサ6
21はこのハードエラー信号の入力の有無からエラー発
生か否かをチェックする(ステップ133)。続いて、
エラーが無いときはリード動作に先立つシーク動作を予
備用ディスク装置134に対して実行し(ステップ13
4)、上記エラー検出コード及びデータを書き込んだ1
トラックの先頭位置にヘッドを移動した後、ハードエラ
ー信号の有無によりエラー発生か否かをチェックし(ス
テップ135)、エラーが無いときはリード動作を実行
し(ステップ136)、上記のデータ及びエラー検出コ
ードを再生する。
【0063】このリード動作終了時にハードエラーが有
るときはハードエラー信号がディスク制御部639に供
給される。また、リード動作により予備 ディスクから
読み出し出力されたデータ及びエラー検出コードはディ
スク制御部639を介してデータ転送制御部628へ入
力される。プロセッサ621は上記のハードエラー信号
の入力の有無及び読み取りエラーがあったか否か判定す
る(ステップ137)。エラーが無かったときはプロセ
ッサ621は正常終了と判定して、エラー検出フラグレ
ジスタ627のエラー検出フラグをリセットする(ステ
ップ140)。
【0064】一方、ステップ126,131,133,
135又は137でエラー発生と判定したときは、プロ
セッサ621は例えばシークが正常に終了しないなどの
ハードエラー、あるいは読み取りエラー等のエラー状態
の詳細情報を収集して予防保守情報格納用レジスタ64
へ格納し(ステップ138)、エラー検出フラグレジス
タ627のエラー検出フラグをセットする(ステップ1
39)。
【0065】ステップ139又は140の処理が終了す
ると、又はステップ127で予備用ディスク装置709
がパトロール動作可能な状態にないと判定されたとき
は、Cu Busy状態を解除した後(ステップ14
1)、図4のステップ118〜120により現在の論理
デバイスの選択状態を解除した後パトロール動作実行
論理デバイスアドレスレジスタ626をインクリメント
して次の論理デバイスを指定し、またパトロール用タイ
マレジスタ65及び動作時間監視タイマレジスタ120
を夫々初期化した後ステップ102へ戻る。
【0066】以下、上記と同様にして上位装置50から
の命令が無い処理空き時間に(ステップ102)、パト
ロール用タイマレジスタ65により判定される規定時間
(通常1秒)毎に(ステップ111)、各論理デバイス
の予備用ディスク装置709の予備ディスクの1トラッ
クに対して上記の特定パターンのデータ及びエラー検出
コードの書込みと読み出し及びエラー検出等が行なわれ
ていく(ステップ129〜137)。
【0067】論理デバイス70N の予備用ディスク装置
709の最初の1トラックへの上記の書込みと読み出し
が終了すると、次に論理デバイス700 の予備用ディス
ク装置709の予備ディスクの次の1トラックに対して
上記の特定パターンのデータ及びエラー検出コードの書
き込みと読み出し及びエラー検出等が行なわれる。以
下、上記と同様の動作が繰り返される。
【0068】ここで、1秒後に論理デバイスが選択され
たときに予備ディスクにデータが書き込み及び読み出し
されるトラックは、前回のトラックの隣接トラックでは
なく、一定トラック数離れたトラックとされている。す
なわち、予備ディスクの記録面を複数のゾーンに分割
し、その各分割ゾーンの代表トラックにデータが書き込
まれるようにステップ129におけるシークアドレスレ
ジスタ625のインクリメント数が予め定められてい
る。これにより、短時間で予備ディスクの正常性の判定
ができる。
【0069】その後、パトロール動作によりエラーが検
出された予備ディスクが属する論理デバイスに対して上
位装置50から命令が発行されたときに(ステップ10
2,103)、プロセッサ621は予防保守情報格納用
レジスタ64から格納してある予防保守情報を読み出し
て、それをチャネルインタフェース制御部61を介して
上位装置50に送出し、予備用ディスク装置のエラー情
報を通知した後(ステップ142)、エラー検出フラグ
レジスタ627内のパトロール動作によるエラー検出フ
ラグをリセットし(ステップ143)、ステップ102
に戻る。
【0070】これにより、本実施例によれば、予備用デ
ィスク装置709自体にハードエラーや読み取りエラー
等があった場合は勿論のこと、現用のデータディスク装
置700〜707、パリティ用ディスク装置にハードエ
ラーがあった場合もアレー型磁気ディスク制御装置60
から通知される予防保守情報に基づき、事前にハードエ
ラーや読み取りエラー等に対する修理や交換が実施可能
となる。
【0071】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えばパトロール用タイマレジスタ65
及び予防保守情報格納用レジスタ64はハードウェアで
なくともよく、プロセッサ621がファームウェアによ
ってタイマ機能を実行したり、コントロールストレージ
622内に予防保守情報を格納してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る入出力制御
装置は、複数台の入出力装置と1台の予備用入出力装置
からなる論理デバイスに接続され、論理デバイス内の
数台の入出力装置と同時に制御して上位装置からのデー
タの書き込みや読み出しを並行して行なうために、高速
のデータ転送に適しており、また異常発生のある1台の
入出力装置の代りに使用される予備用入出力装置の予防
保守情報を上位装置に提供するようにしているため、高
信頼性であり、高信頼化が特に要求される計算機システ
ムに適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理構成を示す図である。
【図2】上位装置及び複数の論理デバイスを共有する2
台の入出力制御装置の構成図である。
【図3】本発明になる入出力装置の一実施例の構成図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例の動作説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の動作説明用フローチャー
ト(その1)である。
【図6】本発明の第2実施例の動作説明用フローチャー
ト(その2)である。
【符号の説明】
10 上位装置 20 入出力制御装置 21 上位装置インタフェース制御部 22 検査手段 23 制御手段 24 判定手段 25 予防保守情報格納用レジスタ 26 下位装置インタフェース部 27 パトロール用タイマレジスタ 30 入出力装置 31 予備用入出力装置

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれデータを格納する複数の入出力
    装置及び当該データから作成される冗長データを格納す
    る入出力装置とを含む複数台の入出力装置(30)と、
    一台の予備用入出力装置(31)とを含んで成る論理デ
    ィスクが接続される下位装置インタフェース制御部(2
    6)と、 上位装置(10)に接続され、前記上位装置(10)か
    ら発行された前記複数台の入出力装置(30)及び前記
    予備用入出力装置(31)の動作命令を受ける上位装
    置インタフェース制御部(21)と、 前記複数の入出力装置と予備用入出力装置とを含む論理
    ディスクよりデータ及び冗長データを平行して読み出
    し、その読み出し信号に基づいて前記複数台の入出力装
    置のデータの正常性を検査する検査手段(22)と、各論理ディスク毎に、当該論理ディスクに対して上位装
    置から最後に発行された命令実行後からの時間を計数す
    る動作時間監視タイマレジスタ(624)と、 前記複数
    台の入出力装置(30)と前記予備用入出力装置(3
    1)を制御する制御手段(23)と、を備え、 前記制御手段は、 前記動作時間監視タイマレジスタの計数値が一定値以下
    であれば前記論理ディスク中の複数台の入出力装置(3
    0)を選択し、 前記動作時間監視タイマレジスタの計数値が一定値以上
    であれば前記論理ディスク中の複数台の入出力装置(3
    0)及び予備用入出力装置(31)を選択し、 前記下位
    装置インタフェース制御部(30)を介してアクセスコ
    マンドを発行した後に前記下位装置インタフェース制御
    部(26)を介して前記選択した装置から送出されてく
    る前記アクセスコマンドに関する処理終了情報により前
    記装置が正常終了するか否かを判定すること、 を特徴とする入出力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記選択した装置に対
    し、データの書き込みを実行した後、該選択した装置か
    らのハードエラー信号に基づいて異常判定することを特
    徴とする請求項1に記載の入出力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記選択した装置に対
    しデータを書き込ん だ後読み出しを実行し、該選択した
    装置からの読み取りエラー信号に基づいて異常判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入出力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記選択した装置に対
    しシーク動作を実行した後、該選択した装置からのハー
    ドエラー信号に基づいてエラー判定することを特徴とす
    る請求項1に記載の入出力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記入出力装置に対し
    シーク動作を実行した後、該入出力装置からのハードエ
    ラー信号に基づいて異常判定することを特徴とする請求
    項1に記載の入出力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記上位装置インタフェース制御部、検
    査手段、動作時間監視タイマレジスタ、制御手段及び下
    位装置インタフェース制御装置のそれぞれは複数組あ
    り、 前記複数台の入出力装置と1台の予備用入出力装置とを
    含んで成る一つの論理ディスクとする複数の論理ディス
    クに共通接続され、 前記上位装置からの命令に基づいて複数の論理ディスク
    の任意の一つの論理ディスクを選択制御することを特徴
    とする請求項1乃至5のうちのいずれか一項記載の入出
    力装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は前記予備用入出力装置に
    対し、第1のシーク動作を実行して正常終了したとき
    は、該予備用入出力装置によりデータの書き込み動作を
    実行させ、該データの書き込み動作が正常終了したとき
    は該予備用入出力装置に対し第2のシーク動作を実行さ
    せた後前記データの読み出し動作を実行させ、前記第1
    のシーク動作、書き込み動作、第2のシーク動作及び読
    み出し動作のいずれかで該予備用入出力装置からエラー
    信号が入力されたときは異常判定をすることを特徴とす
    る請求項1記載の入出力制御装置。
  8. 【請求項8】 前記下位装置インタフェース制御部(3
    0)を介して発行されるアクセスコマンドは、前記選択
    した装置の各ヘッドをそれぞれ一定距離移動するパトロ
    ールシーク動作を行うコマンドであることを特徴とする
    請求項1記載の入出力制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御部は、前記予備用入出力装置の
    記録面を論理的に複数の領域に分割し、 前記予備用入出力装置への診断を前記複数の分割された
    領域の代表トラックに対して行うこと、 を特徴とする請求項1記載の入出力装置。
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