JP2548480B2 - アレイディスク装置のディスク装置診断方法 - Google Patents

アレイディスク装置のディスク装置診断方法

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JP2548480B2
JP2548480B2 JP4023751A JP2375192A JP2548480B2 JP 2548480 B2 JP2548480 B2 JP 2548480B2 JP 4023751 A JP4023751 A JP 4023751A JP 2375192 A JP2375192 A JP 2375192A JP 2548480 B2 JP2548480 B2 JP 2548480B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a) 第1の実施例の説明(図2乃至図4) (b) 第2の実施例の説明(図5乃至図6) (c) 他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、アレイディスク装置に
おいて、障害発生時に使用される予備用記憶ディスク装
置を診断するディスク装置診断方法に関する。
【0003】高速化、高性能化が進んでいる近年のコン
ピュータシステムにおいて、半導体テクノロジの進歩を
背景とした中央処理装置の性能向上は、目ざましいもの
があり、このため、外部に接続される外部記憶装置(D
ASD)に対しても、同様な高性能化が要求されてい
る。
【0004】この要求に対して、機械的動作を伴う磁気
ディスク装置の高速化に限界があるため、複数の磁気デ
ィスク装置をアレイディスク制御装置に並列接続し、複
数の磁気ディスク装置を並列アクセスして、リード/ラ
イトするアレイディスク装置が提供されている。
【0005】アレイディスク装置は、1転送単位のデー
タを複数の磁気ディスク装置に分割して格納しておき、
並列アクセスして分割したデータを同時に得るので、リ
ード/ライト速度を大幅に短縮でき、特に画像等の大量
のデータアクセスを高速化するのに有効である。
【0006】このようなアレイディスク装置では、運用
されている記憶ディスク装置に対し、予備用記憶ディス
ク装置を設け、運用ディスク装置の障害時に、予備ディ
スク装置に切り換えて運用しており、通常予備ディスク
装置は使用されていない。
【0007】このため、予備ディスク装置を使用に備え
て、診断しておくことが必要となる。
【0008】
【従来の技術】図7は従来技術の説明図である。図7
(A)に示すように、アレイディスク装置は、ホスト
(CPU)1に接続されたアレイ磁気ディスク制御装置
2と、アレイ磁気ディスク制御装置2に並列接続された
複数の磁気ディスク装置50〜59とからなる。
【0009】1転送単位のデータは8分割され、データ
用磁気ディスク装置50〜57に格納され、そのパリテ
ィデータが、パリティ用磁気ディスク装置58に格納さ
れ、例えば、4096バイトを1転送単位とすると、1
/8の512バイト(1ブロック)づつデータ用磁気デ
ィスク装置50〜57に格納され、そのパリティデータ
が、パリティ用磁気ディスク装置58に格納される。
【0010】この冗長用磁気ディスク装置58を設ける
ことにより、データ用磁気ディスク装置50〜57の1
つに障害が生じても、冗長磁気ディスク装置58を含め
た残りの磁気ディスク装置からデータの復元を行うこと
ができる。
【0011】又、予備磁気ディスク装置59を設けるこ
とにより、冗長磁気ディスク装置58及び複数のデータ
磁気ディスク装置から復元されたデータを、予備磁気デ
ィスク装置59に記憶することができ、磁気ディスク装
置障害時においても、高いフォルトトレラントシステム
を実現できる。
【0012】このアレイ磁気ディスク制御装置2は、上
位1とのインタフェース制御を行う上位インタフェース
制御部3と、各磁気ディスク装置50〜59を制御する
デバイス制御部40〜49とを有する。
【0013】このアレイディスク装置では、上位装置1
からのリードアクセスに対しては、上位インタフェース
制御部3が、各デバイス制御部40〜48により、各磁
気ディスク装置50〜58をシーク動作し、シーク完了
により、転送を開始する。
【0014】各磁気ディスク装置50〜58からのデー
タは、デバイス制御部40〜48を介し上位インタフェ
ース制御部3に並列入力し、8バイトのデータと1バイ
トのパリティデータとにより、パリティチェックされ、
8バイトのデータが、上位インタフェース制御部3より
上位装置1に転送される。
【0015】一方、上位装置1からのライトアクセスに
対しては、上位インタフェース制御部3が、各デバイス
制御部40〜48により、各磁気ディスク装置50〜5
8をシーク動作し、シーク完了により、転送起動する。
【0016】上位装置1からのデータは、上位インタフ
ェース制御部3により、8バイトのデータに対し、1バ
イトのパリティを作成し、8バイトのデータを各デバイ
ス制御部40〜47によりデータ用磁気ディスク装置5
0〜57に書き込み、1バイトのパリティデータをパリ
ティ用磁気ディスク装置58に書き込む。
【0017】ところで、通常のホストからのアクセスに
対しては、冗長磁気ディスク装置58を含めたデータ用
磁気ディスク装置50〜57をアクセスの対象としてお
り、そのため、データ復元時に効力を発揮する予備磁気
ディスク装置59に対しては、データの書き込みや読み
出しは行われない。
【0018】予備磁気ディスク装置59が、データ復元
時に正常に動作するためには、緊急時に備えて、予め何
らかの手段により、その動作の正常性を確認しておく必
要がある。
【0019】そこで、従来は、図7(B)に示すよう
に、ホスト1からのアクセスがなく、アレイディスク装
置として暇な時間を利用して、予備磁気ディスク装置5
9のみを対象としたパトロール診断を実施して、その動
作の正常性を確認していた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 予備用ディスク装置59のみを対象とした診断を行っ
ているため、障害発生時に動作する他のディスク装置と
一貫したホスト連携動作による正常性確認ができない。
【0021】ホストアクセスがなく、アレイディスク
装置として、暇な時間を利用して診断を行っているた
め、ホストアクセスの頻度が高い場合には、十分な診断
を実施することが困難である。
【0022】従って、本発明は、ホスト動作と連携し
て、予備用記憶ディスク装置の診断を行うことができる
アレイディスク装置のディスク装置診断方法を提供する
ことを目的とする。
【0023】又、本発明は、ホストアクセスの頻度が高
くても、予備用記憶ディスク装置の診断を行うことがで
きるアレイディスク装置のディスク装置診断方法を提供
することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、複数のデータ用記憶ディス
ク装置50〜57と、冗長記憶ディスク装置58と、予
備用記憶ディスク装置59と、該複数の記憶ディスク装
置50〜59を並列に接続し、上位装置1からのアクセ
スに対し、該複数の記憶ディスク装置50〜59を並列
アクセスするアレイディスク制御装置2とを有するアレ
イディスク装置において、該アレイディスク制御装置2
が、該上位装置1からのデータ転送要求に応じて、該複
数のデータ用記憶ディスク装置50〜57と該冗長記憶
ディスク装置58と共に、該予備用記憶ディスク装置5
9もアクセスして、該予備用記憶ディスク装置59を診
断することを特徴とする。
【0025】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記アレイディスク制御装置2が、前記上位装置1から
のデータ転送要求がリード転送である時に、前記複数の
データ用記憶ディスク装置50〜57と前記冗長記憶デ
ィスク装置58と共に、前記予備用記憶ディスク装置5
9もアクセスして、前記予備用記憶ディスク装置59を
診断することを特徴とする。
【0026】本発明の請求項3は、請求項2において、
前記アレイディスク制御装置2は、前記上位装置1のデ
ータ転送要求が診断用である時に、前記複数のデータ用
記憶ディスク装置50〜57と前記冗長記憶ディスク装
置58と共に、前記予備用記憶ディスク装置59もアク
セスして、前記予備用記憶ディスク装置59を診断し、
データを前記上位装置1に転送しないことを特徴とす
る。
【0027】本発明の請求項4は、請求項1又は2又は
3において、前記診断は、前記予備用記憶ディスク装置
59のシーク動作と、データ転送動作であることを特徴
とする。
【0028】本発明の請求項5は、請求項3において、
前記診断が、前記記憶ディスク装置50〜59のシーク
動作と、データ転送動作と、媒体欠陥検出動作であるこ
とを特徴とする。
【0029】
【作用】本発明の請求項1では、上位装置1からのデー
タ転送要求に応じて、複数のデータ用記憶ディスク装置
50〜57と冗長記憶ディスク装置58と共に、予備用
記憶ディスク装置59もアクセスして、予備用記憶ディ
スク装置59を診断するので、予備用記憶ディスク装置
59を、他の記憶ディスク装置50〜58と連携した正
常性の診断ができ、上位1のアクセス中に行うので、上
位1のアクセス頻度が高くても、予備用記憶ディスク装
置59の診断ができる。
【0030】本発明の請求項2では、予備用記憶ディス
ク装置59のなんらかのデータが格納されていることも
あり、ライト転送では、その格納データが破壊されるた
め、上位装置1からのデータ転送要求がリード転送であ
る時に、診断を行うようにした。
【0031】本発明の請求項3では、上位装置1のデー
タ転送要求が診断用である時に、診断を行うので、装置
試験や動作確認時に、予備用記憶ディスク装置59を、
他の記憶ディスク装置50〜58と連携した正常性の診
断ができる。
【0032】本発明の請求項4では、診断は、前記予備
用記憶ディスク装置59のシーク動作と、データ転送動
作であるので、容易に高速に診断ができる。本発明の請
求項5では、診断が、前記記憶ディスク装置50〜59
のシーク動作と、データ転送動作と、媒体欠陥検出動作
であるので、媒体欠陥も確認できる。
【0033】
【実施例】
(a) 第1の実施例の説明 図2は本発明の一実施例構成図であり、アレイ型磁気デ
ィスク装置を示している。
【0034】図中、図1及び図7で示したものと同一の
ものは、同一の記号で示してあり、アレイ型磁気ディス
ク制御装置2は、上位インタフェース制御部3と複数の
デバイス制御部40〜49とを有する。
【0035】上位インタフェース制御部3は、ホスト1
のチャネルとのインタフェース制御を行うチャネルイン
タフェース制御部6と、ホスト1からのコマンドによ
り、データ転送制御部8、デバイス制御部40〜49を
制御するコマンド制御部(MPU)7と、コマンド制御
部8の制御によりチャネルインタフェース制御部6とデ
バイス制御部40〜49とデータ転送制御するデータ転
送制御部8とを有する。
【0036】各デバイス制御部40〜49は、コマンド
制御部8の指示により、磁気ディスク装置50〜59を
シーク、リード/ライト制御するコマンド制御部90〜
99と、磁気ディスク装置50〜59からのデータを、
磁気ディスク装置50〜59へのデータを格納し、チェ
ックするデータ転送用バッファ100〜109とを有す
る。
【0037】尚、コマンド制御部(以下、プロセッサと
いう)8に、予備用磁気ディスク装置59の診断時のエ
ラーを格納するエラーフラグ81、82を設けてある。
図3は本発明の第1の実施例メイン処理フロー図、図4
は本発明の第1の実施例処理フロー図である。
【0038】プロセッサ8は、チャネルインタフェー
ス制御部6からのコマンドを解読し、データ転送要求と
判定すると、後述する図4の処理を実行し、ステップ
に進み、データ転送要求がないと判定すると、ステップ
に進む。
【0039】次に、プロセッサ8は、エラーフラグ8
1、82を調べ、予備ディスク59にエラーがあったか
を調べ、エラーがないと他の処理に進む。一方、エラー
があると、予備ディスクエラーフラグ81が「1」な
ら、シークエラーのため、シークエラーのエラー処理
(2)を行い、予備ディスクエラーフラグ82が「1」
なら、転送エラーのため、転送エラーのエラー処理
(3)を行い、上位1又はオペレータにエラーを通知す
る。
【0040】その後、プロセッサ8は、交換等により予
備ディスクのエラーは復旧したかを調べ、復旧していれ
ば、エラーフラグ81、82をクリアし、その他の処理
に進み、復旧していなければ、何もせずに、その他の処
理に進む。
【0041】これにより、メインプログラムを終了す
る。次に、図4の処理について説明する。 ステップにより、プロセッサ8は、データ転送要求
と判定すると、シーク命令かを判定し、シーク命令でな
ければ(例えば状態検出コマンド等であれば)、上位1
からのかかる処理要求を実行し、メインプログラムに戻
る。
【0042】プロセッサ8は、予備ディスク59の状
態を確認するため、予備ディスク59が、レディ状態
(スタンバイ状態)かを調べ、電源オフ等でレディ状態
でなければ、プロセッサ8は、予備ディスクノットレデ
ィフラグをオンして、以降予備ディスク59をアクセス
せず、予備ディスク59を除く他のディスク50〜58
のデバイス制御部40〜48にシーク命令を発行し、他
のディスク50〜58に目的トラックへのシーク動作を
行わしめ、ステップに進む。
【0043】一方、プロセッサ8は、予備ディスク59
がレディ状態なら、全物理ディスク50〜59のデバイ
ス制御部40〜49にシーク命令を発行して、全ディス
ク50〜59に目的トラックへのシーク動作を行わし
め、ステップに進む。
【0044】ここで、予備ディスク59もシーク動作す
ることになる。 プロセッサ8は、各デバイス制御部40〜49からの
シーク完了報告を待ち、シーク完了報告後、エラー状態
をチェックし、エラーの報告があったかを調べ、エラー
がないと、ステップに進む。
【0045】一方、プロセッサ8は、障害等でエラーが
あると、予備ディスク59のエラーかを調べ、予備ディ
スク59のエラーなら、予備ディスクエラーフラグ81
をセットし、ステップに進む。
【0046】予備ディスク59のエラーでないと、プロ
セッサ8は、他のディスク50〜58のエラーのため、
アレイディスクサブシステム全体の障害のため、上位1
へのエラー報告を行うエラー処理(1)を実行して、メ
インプログラムに戻る。
【0047】次に、プロセッサ8は、シーク命令に続
く、次の命令を解読し、リード転送以外(例えば、ライ
ト転送)であると、予備ディスク59を除いて当該処理
を実行し、ステップに進む。
【0048】一方、プロセッサ8は、リード転送と判
定すると、予備ディスクエラーフラグ81とノットレデ
ィフラグから予備ディスク59の状態を調べ、レディ状
態で且つ直前に実行されたシーク命令でエラーが報告さ
れていない場合に、全物理ディスク50〜59のデバイ
ス制御部40〜49にリード転送命令を発行して、全デ
ィスク50〜59にリード転送させる。
【0049】ここで、予備ディスク59に接続され、プ
ロセッサ8からリード転送を指示されたデバイス制御部
49では、コマンド制御部99が、リード転送を予備デ
ィスク59に指示し、読み出されたデータをデータ転送
用バッファ109に格納し、このデータは、データ転送
制御部7へは転送されず、転送完了報告のみをプロセッ
サ8に対して行う。
【0050】逆に、レディ状態でなく又は直前に実行さ
れたシーク命令でエラーが報告されている場合に、予備
ディスク59を除く他のディスク50〜58のデバイス
制御部40〜48にリード転送命令を発行して、他のデ
ィスク50〜58にリード転送させる。
【0051】プロセッサ8は、リード転送の完了後、
エラーの状態をチェックし、エラーがないと、メインプ
ログラムに戻り、エラーがあると、予備ディスク59の
エラーかを判定し、予備ディスク59のエラーなら、予
備ディスクエラーフラグ82をセットし、メインプログ
ラムに戻り、予備ディスク59のエラーでないと、プロ
セッサ8は、他のディスク50〜58のエラーのため、
アレイディスクサブシステム全体の障害のため、上位1
への報告を行うエラー処理(1)を実行して、メインプ
ログラムに戻る。
【0052】このようにして、上位からのアクセスに対
し、必要ない予備ディスク59もシーク動作、データ転
送動作させ、予備ディスク59のシーク動作、データ転
送動作の正常性を確認する。
【0053】このため、他のディスク50〜58と連動
したホスト動作において、予備ディスク59の正常性を
確認でき、しかもホストアクセスにおいて実行するた
め、ホストのアクセス頻度が高くても、予備ディスク5
9の診断を実行できる。
【0054】又、予備ディスク59に何らかのデータが
書き込まれていることを考慮して、リード転送のみの場
合に実行するようにして、予備ディスク59のデータを
保護する。
【0055】(b) 第2の実施例の説明 図5は本発明の第2の実施例処理フロー図、図6は本発
明の第2の実施例説明図である。
【0056】この実施例の構成は、図2と同一であり、
メインプログラムは、図3と同一のため、説明を省略す
る。この実施例では、試験、動作確認のため、ホスト1
から診断用コマンドを発行するものであり、図5のステ
ップからまでは、図4のステップからと同一の
ため、説明を省略し、ステップから説明する。
【0057】一方、プロセッサ8は、リード転送と判
定すると、診断用リード転送かを判定し、診断用リード
転送でない通常のリード転送なら、予備ディスク59を
除く他のディスク50〜58のデバイス制御部40〜4
8にリード転送命令を発行して、他のディスク50〜5
8にリード転送させ、ステップに進む。
【0058】逆に、診断用リード転送なら、プロセッサ
8は、予備ディスクエラーフラグ81とノットレディフ
ラグから予備ディスク59の状態を調べ、レディ状態で
且つ直前に実行されたシーク命令でエラーが報告されて
いない場合に、全物理ディスク50〜59のデバイス制
御部40〜49にリード転送命令を発行して、全ディス
ク50〜59にリード転送させる。
【0059】逆に、レディ状態でなく又は直前に実行さ
れたシーク命令でエラーが報告されている場合に、予備
ディスク59を除く他のディスク50〜58のデバイス
制御部40〜48にリード転送命令を発行して、他のデ
ィスク50〜58にリード転送させる。
【0060】ここで、全ディスク50〜59に接続さ
れ、プロセッサ8からリード転送を指示されたデバイス
制御部40〜49では、コマンド制御部90〜99が、
リード転送をディスク50〜59に指示し、読み出され
たデータをデータ転送用バッファ100〜109に格納
し、このデータは、データ転送制御部7へは転送され
ず、転送完了報告のみをプロセッサ8に対して行う。
【0061】更に、各ディスク50〜59に、図6のデ
ータを書き込んでおき、CRC、ECCを含むIDとデ
ータとを転送することにより、データ転送用バッファ1
00〜109でデータチェックして、媒体欠陥を検出し
て、プロセッサ8へ報告する。
【0062】プロセッサ8は、リード転送の完了後、
転送エラーの状態をチェックし、エラーがあると、転送
エラー処理(3)を行い、メインプログラムに戻り、転
送エラーがないと、媒体欠陥エラーかを判定し、媒体欠
陥エラーなら、上位1へ報告し、メインプログラムに戻
り、媒体欠陥エラーがないと、プロセッサ8は、上位1
へ正常完了報告して、メインプログラムに戻る。
【0063】ここで、媒体欠陥エラーは、致命的な障害
でなく、アレイディスクでは、データの復元が可能なた
め、即時にエラー処理として、上位1へ報告せずに、プ
ロセッサ8に欠陥情報の履歴を保持し、他のセンスコマ
ンド等により報告することもできる。
【0064】この例では、ホストから診断コマンドを発
行しているので、ホスト動作に連携した予備ディスクの
診断ができ、しかも、媒体欠陥も検出でき、試験等の場
合に、他のディスク50〜58を含めた診断が可能とな
る。
【0065】(c) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。 アレイディスク装置を、磁気ディスク装置で説明した
が、光ディスク装置等の他の機械的動作を伴うディスク
装置にも適用できる。
【0066】予備用ディスク装置を1台としたが、2
台以上であっても良い。 以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の主旨
の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の
範囲から排除するものではない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 予備ディスクを他のディスクへのアクセス時に、同時
に動作させて、診断するので、障害発生時に、予備ディ
スクを用いた場合と同一の状態で診断でき、他のディス
クとの連携動作で診断が可能となる。
【0068】予備ディスクのデータは、デバイス制御
部から転送しないので、診断を高速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例メイン処理フロー図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例処理フロー図である。
【図5】本発明の第2の実施例処理フロー図である。
【図6】本発明の第2の実施例説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 上位装置(ホスト) 2 アレイディスク制御装置 3 上位インタフェース制御部 40〜49 デバイス制御部 50〜57 データ用磁気ディスク装置 58 冗長磁気ディスク装置 59 予備磁気ディスク装置 6 チャネルインタフェース制御部 7 データ転送制御部 8 コマンド制御部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ用記憶ディスク装置(50
    〜57)と、冗長記憶ディスク装置(58)と、予備用
    記憶ディスク装置(59)と、該複数の記憶ディスク装
    置(50〜59)を並列に接続し、上位装置(1)から
    のアクセスに対し、該複数の記憶ディスク装置(50〜
    59)を並列アクセスするアレイディスク制御装置
    (2)とを有するアレイディスク装置において、 該アレイディスク制御装置(2)が、該上位装置(1)
    からのデータ転送要求に応じて、該複数のデータ用記憶
    ディスク装置(50〜57)と該冗長記憶ディスク装置
    (58)と共に、該予備用記憶ディスク装置(59)も
    アクセスして、該予備用記憶ディスク装置(59)を診
    断することを特徴とするアレイディスク装置のディスク
    装置診断方法。
  2. 【請求項2】 前記アレイディスク制御装置(2)が、
    前記上位装置(1)からのデータ転送要求がリード転送
    である時に、前記複数のデータ用記憶ディスク装置(5
    0〜57)と前記冗長記憶ディスク装置(58)と共
    に、前記予備用記憶ディスク装置(59)もアクセスし
    て、前記予備用記憶ディスク装置(59)を診断するこ
    とを特徴とする請求項1のアレイディスク装置のディス
    ク装置診断方法。
  3. 【請求項3】 前記アレイディスク制御装置(2)は、
    前記上位装置(1)のデータ転送要求が診断用である時
    に、前記複数のデータ用記憶ディスク装置(50〜5
    7)と前記冗長記憶ディスク装置(58)と共に、前記
    予備用記憶ディスク装置(59)もアクセスして、前記
    予備用記憶ディスク装置(59)を診断し、データを前
    記上位装置(1)に転送しないことを特徴とする請求項
    2のアレイディスク装置のディスク装置診断方法。
  4. 【請求項4】 前記診断は、前記予備用記憶ディスク装
    置(59)のシーク動作と、データ転送動作であること
    を特徴とする請求項1又は2又は3のアレイディスク装
    置のディスク装置診断方法。
  5. 【請求項5】 前記診断が、前記記憶ディスク装置(5
    0〜59)のシーク動作と、データ転送動作と、媒体欠
    陥検出動作であることを特徴とする請求項3のアレイデ
    ィスク装置のディスク装置診断方法。
JP4023751A 1992-02-10 1992-02-10 アレイディスク装置のディスク装置診断方法 Expired - Fee Related JP2548480B2 (ja)

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