JP2642700B2 - 熱可塑性エラストマー積層体およびその製造方法 - Google Patents

熱可塑性エラストマー積層体およびその製造方法

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JP2642700B2 JP63266822A JP26682288A JP2642700B2 JP 2642700 B2 JP2642700 B2 JP 2642700B2 JP 63266822 A JP63266822 A JP 63266822A JP 26682288 A JP26682288 A JP 26682288A JP 2642700 B2 JP2642700 B2 JP 2642700B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、熱可塑性エラストマー積層体およびその製
造方法に関し、さらに詳しくは、ダッシュボードなどの
自動車内装材に用いられる耐押圧性に優れたソフト感の
ある熱可塑性エラストマー積層体およびその製造方法に
関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 従来、ダッシュボードなどの自動車内装材として用い
られる積層体の一製造方法として、まず積層体の表皮と
して塩化ビニル樹脂とABS樹脂との混合物からなるシー
ト、またはオレフィン系熱可塑性エラストマーのシート
を真空成形して凹部を有する成形体を得、次いで、上記
成形体の凹部内で軟質または半硬質のウレタンフォーム
原料液を注入発泡させて成形体の凹部を軟質または半硬
質のウレタンフォームを充填した後、軟質または半硬質
のウレタンフォームで充填された成形体の凹部を鉄板な
どの基板で遮蔽して積層体を得る方法がある。
しかしながら、上記のような製造方法によれば、ボイ
ドが積層体を構成するウレタンフォームの表皮近辺に多
く発生し、このような積層体は、表皮を手で押すと表皮
が凹む、すなわち耐押圧性に劣るため、上記のような製
造方法で得られる積層体は、ボイドによる不良率が高い
という問題点があった。
そして、上記のような問題点を解決すべく、上記製造
方法において、軟質および半硬質のウレタンフォームの
代わりに、硬質のウレタンフォームを用いて積層体を製
造する方法が従来より採用されてきた。
しかしながら、この製造方法により得られる積層体
は、耐押圧性に優れるものの、ソフト感がないという問
題点があった。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決
しようとするものであって、耐押圧性に優れたソフト感
のある熱可塑性エラストマー積層体とその製造方法を提
供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体は、熱可塑
性エラストマーのシートからなる表皮層、およびポリオ
レフィン発泡シートからなるパッド層で構成される2層
シートのパッド層が、凹部の内側に設けられている凹部
を有する成形体と、 該成形体の凹部に充填された半硬質または硬質のウレ
タンフォームと、 半硬質または硬質のウレタンフォームで充填された成
形体の凹部を遮蔽する基板とからなり、 前記成形体を構成するパッド層の表面が下記に示すプ
ロピレン−エチレン共重合体を含むプライマー液
(A)、変性プロピレン−エチレン共重合体を含むプラ
イマー液(B)、塩素化ポリプロピレンを含むプライマ
ー液(C)およびスチレン−ブタジエンブロック共重合
体を含むプライマー液(D)からなる群から選択される
少なくとも1種のプライマー液で塗布されて乾燥されて
いることを特徴としている。
プライマー液(A);プロピレン含量が50〜75モル%で
あり、X線回折による結晶化度が2〜20%であるプロピ
レン−エチレン共重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜1
00kg溶解してなる液。
プライマー液(B);プロピレン含量が50〜75モル%で
あり、X線回折による結晶化度が2〜20%であるプロピ
レン−エチレン共重合体に、マレイン酸またはその無水
物を0.5〜15重量%グラフト共重合してなり、その極限
粘度[η]が0.3dl/g以上である変性プロピレン−エチ
レン共重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜100kg溶解し
てなる液。
プライマー液(C);塩素化率が30〜80重量%である塩
素化ポリプロピレンのトルエン溶液。
プライマー液(D);式A−(B−A)[式中、Aは
モノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロックであ
り、Bは共役ジエンのエラストマー性重合体であり、n
は1〜5である。]で表わされるブロック共重合体およ
び/またはこのブロック共重合体の水素添加誘導体を含
むトルエン溶液。
また、本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体の製
造方法は、ポリオレフィン発泡シートの裏面を、下記に
示すプロピレン−エチレン共重合体を含むプライマー液
(A)、変性プロピレン−エチレン共重合体を含むプラ
イマー液(B)、塩素化ポリプロピレンを含むプライマ
ー液(C)およびスチレン−ブタジエンブロック共重合
体を含むプライマー液(D)からなる群から選択される
少なくとも1種のプライマー液を塗布して乾燥した後、
ポリオレフィン発泡シートの表面と熱可塑性エラストマ
ーのシートの裏面とを熱融着して2層シートを得る工程
と、 前工程で得られた2層シートを、2層シートを構成す
るポリオレフィン発泡シートからなるパッド層が凹部の
内側になるように真空成形して凹部を有する成形体を得
る工程と、 前工程で得られた成形体の凹部内で、半硬質または硬
質のウレタンフォーム原料液を注入発泡させて成形体の
凹部を半硬質または硬質のウレタンフォームで充填する
工程と、 前工程で半硬質または硬質のウレタンフォームで充填
された成形体の凹部を基板で遮蔽する工程とからなるこ
とを特徴としている。
プライマー液(A);プロピレン含量が50〜75モル%で
あり、X線回折による結晶化度が2〜20%であるプロピ
レン−エチレン共重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜1
00kg溶解してなる液。
プライマー液(B);プロピレン含量が50〜75モル%で
あり、X線回折による結晶化度が2〜20%であるプロピ
レン−エチレン共重合体に、マレイン酸またはその無水
物を0.5〜15重量%グラフト共重合してなり、その極限
粘度[η]が0.3dl/g以上である変性プロピレン−エチ
レン共重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜100kg溶解し
てなる液。
プライマー液(C);塩素化率が30〜80重量%である塩
素化ポリプロピレンのトルエン溶液。
プライマー液(D);式A−(B−A)[式中、Aは
モノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロックであ
り、Bは共役ジエンのエラストマー性重合体であり、n
は1〜5である。]で表わされるブロック共重合体およ
び/またはこのブロック共重合体の水素添加誘導体を含
むトルエン溶液。
発明の具体的説明 以下、本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体およ
びその製造方法を、図に基いて具体的に説明する。
第1図は、本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体
の一断面概略図である。
まず、本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体につ
いて説明する。
本発明で用いられる凹部を有する成形体1は、第1図
に示すように、熱可塑性エラストマーのシートからなる
表皮層2と、ポリオレフィン発泡シートからなるパッド
層3とから構成される2層シートを成形して得られる。
上記熱可塑性エラストマーとしては、たとえばポリオ
レフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン共重合体ゴ
ムとを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーが用いら
れる。
本発明においては、上記エチレン・α−オレフィン共
重合体ゴムは、エチレン・α−オレフィン共重合体ゴム
の部分架橋物が好ましく用いられるが、エチレン・α−
オレフィン系共重合体ゴムの非架橋物を用いても良い。
本発明で用いられる好ましい熱可塑性エラストマーと
しては、具体的には、以下のような熱可塑性樹脂組成物
が挙げられる。
(I)エチレンまたはプロピレンの単独重合体または少
量の他の重合性単量体との共重合体によって代表される
各種ポリオレフィン系樹脂と、エチレンと炭素数3〜14
のα−オレフィンとの二次元重合体ゴムまたはこれに各
種ポリエン化合物をさらに共重合させた三元ないし四元
共重合体ゴムであるエチレン・α−オレフィン系共重合
体ゴムの部分架橋物とを混合して得られる熱可塑性樹脂
組成物(たとえば、特公昭53−21021号および特開昭55
−71738号公報参照)、 (II)ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
ン共重合体ゴムとのブレンド体を少量の架橋剤の存在下
に、動的に熱処理して得られた熱可塑性樹脂組成物(た
とえば、特公昭53−34210号、特開昭53−149240号公
報、および特開昭53−149241号公報参照)、 (III)上記(I)または(II)の組成物に、さらにポ
リオレフィン系樹脂をブレンドして得られた熱可塑性樹
脂組成物(たとえば、特開昭53−145857号公報および特
開昭54−16554号公報参照)、 (IV)エチレンの単独重合体もしくは少量の他の重合性
単量体との共重合体によって代表されるペルオキシド架
橋型ポリオレフィン系樹脂、プロピレンの単独重合体も
しくは少量の他の重合性単量体との共重合体によって代
表されるペルオキシド非架橋型ポリオレフィン系樹脂、
およびエチレン・α−オレフィン共重合体ゴムのブレン
ド体を少量のペルオキシドの存在下に、動的に熱処理し
て得られた熱可塑性樹脂組成物(たとえば、特開昭55−
71739号公報参照)など。
これら各種の熱可塑性エラストマーにおいて、ポリオ
レフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系重合体ゴ
ムとは、通常90/10〜10/90、好ましくは80/20〜20/80の
重量比となるように用いられる。
ポリオレフィン系樹脂として、成形性、シートの耐傷
付き性などを向上させる目的で、ポリエチレン、特に低
密度ポリエチレンとポリプロピレンとを10/90〜70/30の
重量比で混合して用いることができる。
また、エチレン・α−オレフィン系重合体ゴムとして
は、主として強度的な理由から、エチレンとα−オレフ
ィンとのモル比が50/50〜90/10、好ましくは70/30〜85/
15の範囲内にあり、またムーニー粘度ML1+4(121℃)が
約20以上、好ましくは約40〜80であるエチレン・α−オ
レフィン共重合体ゴムを使用することが望ましい。これ
らのエチレン・α−オレフィン系重合体ゴムを部分架橋
する場合は、一般に熱可塑性エラストマー100重量部に
対し、約0.1〜2重量部の有機ペルオキシドを用いて、
動的に熱処理して行なうことが好ましい。
本発明における熱可塑性エラストマーは、上記熱可塑
性樹脂組成物中に必要に応じてポリイソブチレン、ブチ
ルゴムなどによって代表されるペルオキシド非架橋型炭
化水素系ゴム状物質および/または鉱物油系軟化剤を含
めることもできる。
本発明では、上記熱可塑性エラストマーのシートは、
通常、Tダイ成形性、カレンダー成形法などを用いて成
形される。
本発明で用いられる熱可塑性エラストマーのシートの
厚みは、通常、0.1〜2mm、好ましくは0.2〜1.5mmであ
る。
本発明におけるパッド層3をなすポリオレフィン発泡
シートとしては、具体的には、発泡倍率が通常、5〜30
倍、好ましくは15〜25倍であり、厚みが1〜3mmである
ポリエチレンシート、ポリプロピレンシート、ポリエチ
レンとポリプロピレンとのブレンド物のシートなどのポ
リオレフィン系樹脂からなる発泡シートが用いられる。
本発明では、このようなパッド層3を表皮層2の裏面
に設けているので、熱可塑性エラストマー積層体にソフ
ト感を付与することができる。
上記熱可塑性エラストマーからなる表皮層2と、ポリ
オレフィン発泡シートからなるパッド層3で構成される
3層シートは、たとえば上記のようなオレフィン系熱可
塑性エラストマーのシートと、未発泡の発泡剤入りポリ
プロピレンシート、未発泡の発泡剤入りポリエチレンシ
ートなどの未発泡の発泡剤入りポリオレフィンシートと
を熱融着して一体化した後、上記未発泡のシートを加熱
して発泡させることによって得ることができるし、また
上記のようなオレフィン系熱可塑性エラストマーのシー
トと、ポリオレフィン発泡シートとを熱融着して一体化
することによっても得ることができる。
本発明で用いられる凹部を有する成形体1は、たとえ
ば上記のような2層フィルムを凸型金型あるいは凹型金
型を用いて真空成形することによって得られる。
本発明においては、成形体1を構成するパッド層3の
表面が下記のようなプロピレン−エチレン共重合体を含
むプライマー液(A)、変性プロピレン−エチレン共重
合体を含むプライマー液(B)、塩素化ポリプロピレン
を含むプライマー液(C)およびスチレン−ブタジエン
ブロック共重合体を含むプライマー液(D)からなる群
から選択される少なくとも1種のプライマー液で塗布さ
れて乾燥されている。
本発明で用いられるプロピレン−エチレン共重合体を
含むプライマー液(A)としては、具体的には、プロピ
レン含量が50〜75モル%、好ましくは60〜70モル%の範
囲であり、X線回折による結晶化度が約2〜20%、好ま
しくは約5〜18%の範囲であるプロピレン−エチレン共
重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜100kg溶解してなる
液が用いられる。
また、本発明で用いられる変性プロピレン−エチレン
共重合体を含むプライマー液(B)としては、具体的に
は、プロピレン含量が50〜75モル%、好ましくは60〜70
モル%の範囲であり、X線回折による結晶化度が約2〜
20%、好ましくは約5〜18%の範囲であるプロピレン−
エチレン共重合体に、マレイン酸またはその無水物を0.
5〜15重量%グラフト共重合してなり、その極限粘度
[η](135℃デカリン溶媒中で測定した値)が0.3dl/g
以上、好ましくは0.3〜20dl、特に好ましくは0.3〜10dl
/gである変性プロピレン−エチレン共重合体を、有機溶
媒1m3に対し、10〜100kg溶解してなる液が用いられる。
このプライマー液(B)において、変性プロピレン−エ
チレン共重合体の原料となるプロピレン−エチレン共重
合体としては、プロピレンとエチレンとのランダム共重
合体が好ましい。
また、本発明で用いられる塩素化ポリプロピレンを含
むプライマー液(C)しては、具体的には、塩素化率が
30〜80重量%である塩素化ポリプロピレンのトルエン溶
液が用いられる。
また、本発明で用いられるスチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体を含むプライマー液(D)としては、具体
的には、式A−(B−A)[式中、Aはモノビニル置
換芳香族炭化水素の重合体ブロックであり、Bは共役ジ
エンのエラストマー性重合体であり、nは1〜5であ
る。]で表わされるブロック共重合体および/またはこ
のブロック共重合体の水素添加誘導体を含むトルエン溶
液が用いられる。
このようなプライマー処理をパッド層3の表面に施す
ことによってパッド層3の表面と半硬質または硬質のウ
レタンフォーム4との接着性がより強固になる。
本発明では、上記成形体1の凹部は、半硬質または硬
質のウレタンフォーム4で充填されている。上記半硬質
または硬質のウレタンフォーム4としては、従来公知の
半硬質または硬質のウレタンフォームを用いることがで
き、具体的には、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシ
アネート(MDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、
1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)などのイソシ
アネートとポリエーテルポリオール、ポリエステルポリ
オールなどのポリオール類と水との化学反応により発泡
させて得られるウレタンフォームなどが用いられる。
本発明では、前記2層シートからなる成形体1の凹部
を半硬質または硬質のウレタンフォーム4で充填してい
るので、耐押圧性に優れた熱可塑性エラストマー積層体
が得られる。
本発明で用いられる基板5としては、具体的には、鉄
板、レジンフェルト、ABS、ポリカーボネートなどが挙
げられる。
次に、本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体の製
造方法について説明する。
本発明に係る製造方法の第1工程として、ポリオレフ
ィン発泡シートの裏面を、前述したプロピレン−エチレ
ン共重合体を含むプライマー液(A)、変性プロピレン
−エチレン共重合体を含むプライマー液(B)、塩素化
ポリプロピレンを含むプライマー液(C)およびスチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体を含むプライマー液
(D)からなる群から選択される少なくとも1種のプラ
イマー液を塗布して乾燥した後、ポリオレフィン発泡シ
ートの表面と熱可塑性エラストマーのシートの裏面とを
熱融着して2層シートを得る。
上記のようなプライマー液の塗布方法としては、具合
的には、スプレーによる塗布、刷毛塗りなどの方法が挙
げられる。
上記のようなプライマー液の塗布量は、いずれも固形
分換算で、3〜30g/m2、好ましくは5〜15g/m2である。
上記プライマー液が塗布されたポリオレフィン発泡シ
ートの裏面の乾燥条件は、通常、乾燥温度が常温から90
℃であり、乾燥時間が約1〜15分である。
上記の2層シートは、たとえば、ラミネーターを用い
て、熱可塑性エラストマーのシートの裏面、およびポリ
オレフィン発泡シートの表面をそれぞれ個別に予備加熱
して一対のゴムロールで両シートを熱融着することによ
って得られる。
本発明においては、通常、表皮材としての熱可塑性エ
ラストマーのシート表面に、あらかじめ表面処理および
表面加工が施される。たとえば、熱可塑性エラストマー
のシート表面を、塩素化ポリプロピレンのようなプライ
マーおよびウレタン系樹脂による処理をした後、ラミネ
ーターのエンボスロールにてウレタン系樹脂塗膜の上か
らエンボス加工を施す。
次に、本発明に係る製造方法の第2工程として、前工
程で得られた2層シートを、2層シートを構成するポリ
オレフィン発泡シートからなるパッド層3が凹部の内側
になるように真空成形して凹部を有する成形体1を得
る。
本発明では、上記2層シートを真空成形して凹部を有
する成形体1を製造する際に、凸型金型を用いても良い
し、凹型金型を用いても良い。このような真空成形は、
通常、予備加熱温度が120〜190℃、真空圧が500〜700mm
Hgの条件で行なう。
次に、本発明に係る製造方法の第3工程として、前工
程で得られた成形体1の凹部内で、半硬質または硬質の
ウレタンフォーム原料液を注入発泡させて成形体1の凹
部を半硬質または硬質のウレタンフォーム4で充填す
る。
上記半硬質または硬質のウレタンフォーム原料液の注
入発泡は通常、発泡成形時に、触媒その他の添加剤とと
もに、水またはフレオンと、シリコン系界面活性剤を加
えたポリオール成分と、イソシアネートとをノズルの先
端部にて混合して行なわれる。
半硬質または硬質のウレタンフォーム原料液として
は、具体的には、ポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオールなどのポリオール成分と、MDI、TDI、NDI
などのイソシアネートとの混合液、好ましくは上記のよ
うなポリオール成分およびイソシアネートに水を加えた
混合液が用いられる。
上記注入発泡の成形条件は、通常、温度が30〜60℃で
あり、注入は常圧で行なわれる。
最後に、本発明に係る製造方法の第4工程として、前
工程で半硬質または硬質のウレタンフォーム4で充填さ
れた成形体1の凹部を基板5で遮蔽する。
上記密閉は、接着剤を用いて行なう。また接着剤は、
前述した基板5の種類に応じて選択する。
発明の効果 本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体は、熱可塑
性エラストマーのシートからなる表皮層と、ポリオレフ
ィン発泡シートからなるパッド層とから構成される2層
シートの成形体が用いられているため、ソフト感があ
る。また本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体は、
上記成形体の凹部を満たすウレタンフォームとして半硬
質または硬質のウレタンフォームが用いられているた
め、耐押圧性に優れている。
また、本発明に係る製造方法によれば、上記のような
耐押圧性に優れたソフト感のある熱可塑性エラストマー
積層体が得られる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、
これら実施例に限定されるものではない。
実施例1 まず、熱可塑性エラストマー[以下、「TPE(A)」
と称する]のペレットを下記のようにして製造し、以下
TPE(A)シートの製造、TPE(A)シートの表面処理を
経て表皮材を得た。
TPE(A)のペレット製造 (i)アイソタクチックポリプロピレン樹脂[メルトフ
ローレート:13g/10分(230℃)]45重量部と、 (ii)エチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン
三元共重合体ゴム[エチレン単位/プロピレン単位(モ
ル比):78/22、ヨウ素価:15、ムーニー粘度ML1+4(121
℃):61]55重量部と、 (iii)ナフテン系プロセスオイル30重量部とを、バン
バリーミキサーを用いて窒素雰囲気下、180℃で5分間
混練した後、得られた混練物をシートカッターで角ペレ
ット状とした。
次いで、この角ペレット100重量部に対し、 (iv)1,3−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピ
ル)ベンゼン20重量%、ジビニルベンゼン30重量%およ
びバラフィン系鉱油50重量%よりなる混合物1重量部を
ヘンシェルミキサーで混練し、押出機で窒素雰囲気下、
220℃で押出し、熱可塑性エラストマー[TPE(A)]の
ペレットを製造した。
TPE(A)シートの製造 TPE(A)のペレットをシート原料とし、ニッポンロ
ール製のカレンダー成形機を用い、樹脂温度を180℃、
シートを引取速度を20m/分にして厚み1mmのTPE(A)シ
ートを製造した。
TPE(A)シートの表面処理 得られたTPE(A)シートの表面に、塩素化ポリプロ
ピレンからなるプライマー液(塗布量3g/m2)をグラビ
アコーターを用いて塗布した後、この塗布した表面にウ
レタン系樹脂[商品名「ハイコープ」、特殊色料
(製)](塗布量4g/m2)をグラビアコーターを用いて
表面処理を行なった。
ポリプロピレン発泡シートの裏面処理工程 ポリプロピレン発泡シート(東レ製 PPX、発泡倍率2
0倍、厚み3mm)の裏面に、プライマー液(D)[塗布量
15g/m2]をグラビアコーターを用いて塗布した後、60℃
で1分間乾燥した。
2層シートの製造 ラミネーターに設けられている予熱ヒーターで、上記
TPE(A)シートおよびポリプロピレン発泡シートを個
別に180℃に予備加熱した後、1体のエンボスロールと
ゴムロールとにより両シートをラミネートすると同時
に、TPE(A)シートの表面処理面にエンボス加工を施
し、2層シートを得た。
2層シートの真空成形 得られた2層シートを真空成形用凸引き金型を用いて
下記の条件で真空成形して凹部を有する成形体を得た。
上記真空成形の条件は、TPE(A)シート側の予備加
熱温度が125℃であり、ポリプロピレン発泡シート側の
予備加熱温度が180℃であり、真空圧が720mmHgである。
注入発泡成形 得られた成形体をウレタン注入用木型にセットした
後、下記の組成からなる2液型半硬質ウレタンフォーム
原料液をこの成形体の凹部に注入した。
《ウレタンフォーム原料液(1)の組成》 TDIプレポリマー(NCOを15%含む) 100 重量部 分子量4500の3官能ポリオール 180 重量部 分子量400のアミンベースペンタオール 10 重量部 水 1.5重量部 トリエチレンジアミン 0.2重量部 注入された原料液は、反応による発泡、膨張を起こ
し、成形体の開口部および木型に設けられているベント
から上記原料液がオーバーフローし、反応が終了した。
このようにして、TPE(A)シートからなる表皮層/
ポリプロピレン発泡シートからなるパッド層/半硬質ウ
レタンフォームの構成を有するインストルメントパネル
を得た。
得られたインストルメントパネルのウレタンフォーム
は、発泡倍率が10倍であり、硬度が85(JIS、Cタイ
プ)であった。
また、得られたインストルメントパネルについて、ポ
リプロピレン発泡シートからなるパッド層と半硬質ウレ
タンフォームとの接着強度(剥離強度)、表面硬度およ
び実用性を、下記の方法により評価した。
(1)接着強度(剥離強度) 剥離方向角度 180℃ 剥離速度 200mm/分 測定温度 常温 (2)表面硬度 JIS、Cタイプの試験方法に準拠して表皮層の上から
表面硬度を測定し、評価する。
(3)実用性 インストルメントパネルを切断してウレタンフォーム
中に発生しているボイドとウレタンフォオームの硬度と
の関係において実用性を評価する。
上記評価の結果は、次の通りであった。
(1)接着強度(剥離強度) インストルメントパネルのポリプロピレン発泡シート
層の部分が材料破壊(以下、「材破」と称する。)を起
こした。
(2)表面硬度 インストルメントパネルは、表面硬度が60であり、ソ
フトであった。
(3)実用性 ウレタンフォーム中にボイドの発生が認められたが、
ウレタンフォームの硬度が85という半硬質ウレタンフォ
ームをインストルメントパネルの構成要素としているた
め、実用上支障はなかった。
実施例2 実施例1のポリプロピレン発泡シートの裏面処理工程
において、プライマー液(D)の代わりに、プライマー
液(A)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、
インストルメントパネルを得、得られたインストルメン
トパネルについて、前記接着強度(剥離強度)、表面硬
度および実用性を実施例1と同様にして評価した。
結果を表1に示す。
比較例1 実施例1において、ポリプロピレン発泡シートの裏面
処理工程を行なわなかったこと以外は、実施例1と同様
にして、インストルメントパネルを得、得られたインス
トルメントパネルについて、前記接着強度(剥離強
度)、表面硬度および実用性を実施例1と同様にして評
価した。
結果を表1に示す。
実施例3 実施例1のポリプロピレン発泡シートの裏面処理工程
において、プライマー液(D)の代わりに、プライマー
液(B)を用い、またウレタンフォーム原料液(1)の
代わりに、下記に示すウレタンフォーム原料液(2)を
用いたこと以外は、実施例1と同様にして、インストル
メントパネルを得、得られたインストルメントパネルに
ついて、前記接着強度(剥離強度)、表面硬度および実
用性を実施例1と同様にして評価した。
《ウレタンフォーム原料液(2)の組成》 生MDI(crude MDI) 50 重量部 分子量4500の3官能ポリオール 100 重量部 トリエタノールアミン 3 重量部 水 1.8重量部 トリエチレンジアミン 0.2重量部 結果を表1に示す。
実施例4 実施例3のポリプロピレン発泡シートの裏面処理工程
において、プライマー液(B)の代わりに、プライマー
液(C)を用いたこと以外は、実施例3と同様にして、
インストルメントパネルを得、得られたインストルメン
トパネルについて、前記接着強度(剥離強度)、表面硬
度および実用性を実施例1と同様にして評価した。
結果を表1に示す。
比較例2 実施例3において、ポリプロピレン発泡シートの裏面
処理工程を行なわなかったこと以外は、実施例3と同様
にして、インストルメントパネルを得、得られたインス
トルメントパネルについて、前記接着強度(剥離強
度)、表面硬度および実用性を実施例1と同様にして評
価した。
結果を表1に示す。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明に係る熱可塑性エラストマー積層体の
一断面概略図である。 1……成形体、2……表皮層 3……パッド層 4……半硬質または硬質のウレタンフォーム 5……基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/40 B32B 27/40 // B29K 75:00 105:04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性エラストマーのシートからなる表
    皮層、およびポリオレフィン発泡シートからなるパッド
    層で構成される2層シートのパッド層が、凹部の内側に
    設けられている凹部を有する成形体と、 該成形体の凹部に充填された半硬質または硬質のウレタ
    ンフォームと、 半硬質または硬質のウレタンフォームで充填された成形
    体の凹部を遮蔽する基板とからなり、 前記成形体を構成するパッド層の表面が下記に示すプロ
    ピレン−エチレン共重合体を含むプライマー液(A)、
    変性プロピレン−エチレン共重合体を含むプライマー液
    (B)、塩素化ポリプロピレンを含むプライマー液
    (C)およびスチレン−ブタジエンブロック共重合体を
    含むプライマー液(D)からなる群から選択される少な
    くとも1種のプライマー液で塗布されて乾燥されている
    ことを特徴とする熱可塑性エラストマー積層体; プライマー液(A);プロピレン含量が50〜75モル%で
    あり、X線回折による結晶化度が2〜20%であるプロピ
    レン−エチレン共重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜1
    00kg溶解してなる液。 プライマー液(B);プロピレン含量が50〜75モル%で
    あり、X線回折による結晶化度が2〜20%であるプロピ
    レン−エチレン共重合体た、マレイン酸またはその無水
    物を0.5〜15重量%グラフト共重合してなり、その極限
    粘度[η]が0.3dl/g以上である変性プロピレン−エチ
    レン共重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜100kg溶解し
    てなる液。 プライマー液(C);塩素化率が30〜80重量%である塩
    素化ポリプロピレンのトルエン溶液。 プライマー液(D);式A−(B−A)[式中、Aは
    モノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロックであ
    り、Bは共役ジエンのエラストマー性重合体であり、n
    は1〜5である。]で表わされるブロック共重合体およ
    び/またはこのブロック共重合体の水素添加誘導体を含
    むトルエン溶液。
  2. 【請求項2】前記熱可塑性エラストマーが、ポリオレフ
    ィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム
    とを含む熱可塑性エラストマーであることを特徴とする
    請求項第1項に記載の熱可塑性エラストマー積層体。
  3. 【請求項3】ポリオレフィン発泡シートの裏面を、下記
    に示すプロピレン−エチレン共重合体を含むプライマー
    液(A)、変性プロピレン−エチレン共重合体を含むプ
    ライマー液(B)、塩素化ポリプロピレンを含むプライ
    マー液(C)およびスチレン−ブタジエンブロック共重
    合体を含むプライマー液(D)からなる群から選択され
    る少なくとも1種のプライマー液で塗布して乾燥した
    後、ポリオレフィン発泡シートの表面と熱可塑性エラス
    トマーのシートの裏面とを熱融着して2層シートを得る
    工程と、 前工程で得られた2層シートを、2層シートを構成する
    ポリオレフィン発泡シートからなるパッド層が凹部の内
    側になるように真空成形して凹部を有する成形体を得る
    工程と、 前工程で得られた成形体の凹部内で、半硬質または硬質
    ウレタンフォーム原料液を注入発泡させて成形体の凹部
    を半硬質または硬質のウレタンフォームで充填する工程
    と、 前工程で半硬質または硬質のウレタンフォームで充填さ
    れた成形体の凹部を基板で遮蔽する工程と からなることを特徴とする熱可塑性エラストマー積層体
    の製造方法; プライマー液(A);プロピレン含量が50〜75モル%で
    あり、X線回折による結晶化度が2〜20%であるプロピ
    レン−エチレン共重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜1
    00kg溶解してなる液。 プライマー液(B);プロピレン含量が50〜75モル%で
    あり、X線回折による結晶化度が2〜20%であるプロピ
    レン−エチレン共重合体に、マレイン酸またはその無水
    物を0.5〜15重量%グラフト共重合してなり、その極限
    粘度[η]が0.3dl/g以上である変性プロピレン−エチ
    レン共重合体を、有機溶媒1m3に対し、10〜100kg溶解し
    てなる液。 プライマー液(C);塩素化率が30〜80重量%である塩
    素化ポリプロピレンのトルエン溶液。 プライマー液(D);式A−(B−A)[式中、Aは
    モノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロックであ
    り、Bは共役ジエンのエラストマー性重合体であり、n
    は1〜5である。]で表わされるブロック共重合体およ
    び/またはこのブロック共重合体の水素添加誘導体を含
    むトルエン溶液。
  4. 【請求項4】前記熱可塑性エラストマーが、ポリオレフ
    ィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム
    とを含む熱可塑性エラストマーであることを特徴とする
    請求項第3項に記載の熱可塑性エラストマー積層体の製
    造方法。
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