JP2640387B2 - 床パネル - Google Patents

床パネル

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JP2640387B2
JP2640387B2 JP29984590A JP29984590A JP2640387B2 JP 2640387 B2 JP2640387 B2 JP 2640387B2 JP 29984590 A JP29984590 A JP 29984590A JP 29984590 A JP29984590 A JP 29984590A JP 2640387 B2 JP2640387 B2 JP 2640387B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 表面上に石材を有する床パネルに関する。
〔従来技術およびその問題点〕
硬質化粧板と前記硬質化粧板に周設する木質化粧板と
前記硬質化粧板と前記木質化粧板との裏面に貼着してい
る木質基板とから構成され、 前記木質化粧板が、その裏面に衝接緩衝のための裏打
材を有する床材は、既に公知のものである。
しかしながら、該技術においては木質基板上に、木質
化粧板裏面にのみ、衝撃緩衝材を有しており、石材等の
硬質化粧板は該木質基板上に直接載置されている。
また、この種床材において、該床材表面に固体衝撃が
加わった時に生ずる固体衝撃音(振動)は周設される木
質化粧板部分、厚さ方向においては木質基板までを含む
部分が、各単位間で互いに隣接し合い施工されているた
め、該部分が前記固体衝撃音(振動)の伝搬路となり部
屋全体に拡散してゆくことになる。
ところが、この時当該従来技術においては、基板に木
質の板状体が用いてられているために、該基材の有する
剛性故に基材上層の木質化粧板および緩衝材に対し拘束
材となってしまっていた。このため緩衝材は表面より伝
わってくる固体衝撃音に対する吸収能が妨げられること
になり、その機能は減殺されてしまう結果となってい
た。
しかも、そのために緩衝層が吸収しきれなかった固体
衝撃音(振動)をそのまま基材が部屋全体に拡散してし
まうために、防音性に優れたものとは言えないものであ
った。
更に、基材には木質特有のあばれが生じ、基材上層に
貼着される石材等の化粧板、緩衝材を裏面し有する木質
化粧板へ該動きの伝達は避けられず、該床材自体に歪み
を生じてしまい、この点からしても仕上がりの表面性を
低下させることになっていた。
〔問題点を解決するための技術的手段とその作用〕
本発明床パネルは上記の従来の石材を用いた床パネル
の問題点を解決するため次の構成を創成したものであ
る。
すなわち本発明床パネルは、 10度以上の硬度を有する弾性体基板の表面四周縁に裏
面に1〜25Kg/cm2の圧縮硬さの緩衝体が貼着された表面
枠板が任意幅をもって設けられるともに表面枠板で構成
される凹部内に石材板が嵌合固着された、 ものである。
〔実施例の説明〕
以下、本発明床パネルの実施例について説明する。
第1図は本発明床パネルを示す斜視図である。
第2図は第1図のA−A′断面図である。
弾性体基板1は弾性のあるゴム板、合成樹脂板等で構
成される。
ゴム板としては天然ゴム、濃縮ラテックス、SBR,NBR
等の合成ゴム等が用いられ一般にゴムのカテゴリーに属
するもの全てを指す。
合成樹脂板としては、所望の硬度を有し得る発泡倍率
を持った、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン
他、公知の合成樹脂の発泡体を板状に成形したものであ
る。
また、合成樹脂板はJIS硬度10以上、好ましくは10〜1
00の範囲にあることが望ましい。
基板1の厚さとしては、選択される弾性に適宜応じ、
基板1上に貼着される石材板2を裏面より支持した充分
に固定可能な強度を示すものであれば特に限定されるも
のではない。
弾性体基板1がJIS硬度10以上の弾性を持っていれば
弾性体基板1表面の石材2、表面枠板3の双方、若しく
はどちらか一方に荷重がかかった時でも、石材2、表面
枠板3の沈みは共に同調可能であり、両者間に沈みによ
る目違いを発生することがない。そのため前記した従来
技術の有していた目違いの引き起こす諸問題点を克服す
ることができる。
また100度以上であると、すなわち木質基板以上に硬
いと後述する緩衝材4の拘束体となってしまうため緩衝
材の有する緩衝吸収能に低下を来たしてしまい、緩衝材
の吸収しきれなかった衝撃を基材自体が伝搬体となりそ
のまま基材を通じ部屋全体へ拡散してしまうことにな
り、高い防音性が期待できなくなる。
ここで言う硬度とはJIS型の硬度計を用いて測定され
る硬度を指す。
この種、弾性体基板1は、その表面性が柔軟性を有す
るため、コンクリート面上においてもその表面不陸を吸
収することができ、直貼り施工が可能となる点、 しかもかくの如き、弾性、柔軟性を有しながらも、表
面石材板2を支持するに充分な強度も発現できる点に特
徴を有する。
弾性体基板1の上面四周縁には裏面に1〜25Kg/cm2
圧縮硬さ を有する緩衝材4が貼着された表面枠板3が設けられて
いる。
表面枠板3は合板、繊維板、木削片板、単板積層材、
構成材等の表面に突版任意柄模様の化粧紙布、印刷等任
意化粧が施されたものでよく、必要に応じその木口面に
は実9が施されてもよい。
また、第4図のように該表面枠板内側木口面には連続
して凹溝8が形成することが望ましい。
緩衝材4は、ポリスチレン、ポリエチレン他の合成樹
脂発泡体、合成発泡ゴム、不織布、他後述する所期の目
的を達成できるものであればその材質、材料は一切問わ
れるものではない。
緩衝材4が表面枠板3の裏面にのみ貼着されるのは、
本発明床パネルの防音性を向上するためである。
本発明床パネル5はその施工状態においては、第3図
に示す如き形態をとることになる。
この時床パネル表面上に生じる固体衝撃音7は各パネ
ルの表面枠板3部分を符号6で示す伝搬路を伝わり、該
床パネルの敷設されている部屋全体へ広がることにな
る。
このため固体衝撃音の伝搬路6となる表面枠板3部分
においてはその固体衝撃音(振動)を可能な限り吸収
し、その伝搬を阻む必要が生じこれを成すために緩衝材
4は設けられるのである。
これによって床パネル表面に生じる固体衝撃音(振
動)の伝搬は完全に阻害され、室内への拡散は防がれ、
優れた防音性が示せるのである。
緩衝材4は1〜25Kg/cm2の圧縮硬さを有する。こゝで
言う圧縮硬さとはJISK6767に規定されているように弾性
のある物体がある時点まで圧縮された時に、それ以上縮
まずに平衡を保てる圧縮圧力を言う。緩衝材4の圧縮硬
さが1Kg/cm2未満であると10度以上の硬度を有する弾性
体基板1の沈みの発生以前に、該緩衝材4の急激な沈み
が発生してしまうために、弾性体基板1による石材板2
と表面枠板3との沈みの同調が起こらず該境界において
は、従来同様の目違いの問題が生じてしまう。
また、圧縮硬さが25Kg/cm2より大きいと固体衝撃音
(振動)の吸収能が低下して来、逆に弾性体基板1に対
し拘束性を持つことになり、弾性体基板1の振動を妨
げ、防音性を低下させることになるばかりか、表面枠板
3と弾性体基板1の夫々の膨張収縮運動を相互に伝達し
てしまうことになり、床パネル5自体に歪みを生じさせ
たり、表面枠板に割れを生じさせる結果となる。
また第4図のように表面枠板3の木口に凹溝8を設け
ることが好ましい。凹溝8は表面枠板3とその内部に嵌
合される石材板2との接触面積を減少させることがで
き、石材板上で生じた固体衝撃音(振動)の音(振動)
の伝搬路である表面枠板3への伝達量を減じることがで
き、防音効果を上げることができるのである。
表面枠板3内には、該表面枠板3の上面と上面が面一
になるように、石材板2が嵌合固着される。
石材板2は大理石、御影石、大谷石等の天然の石材で
あってもまたこれらを模して作られたセメント整合成樹
脂製の人工の石材であってもよい。
該石材板2下面には表面枠板3の上面と上面を面一と
する手段として紙、不織布等の裏材料10を介在させるこ
ともできる。
第5図のように石材板2および表面枠板3の上側縁部
には面取部11が形成されてもよくこうすることによっ
て、両者の上側縁部の保護並びに両者の接触面積の減少
を図れ、前述した如く防音性を高めることができる。
〔発明の効果〕 弾性体基板1が硬度が10度以上(10〜100度)を有
するため、弾性体基板1表面の石材2、表面枠板3の双
方、若しくはどちらか一方に荷重がかかった時でも石材
2、表面枠板3の沈みは共に同調可能であり、両者間に
沈みによる目違いを発生することがなく、従来技術の有
していた目違いの引き起こす諸問題を克服することがで
きる。
弾性体基板1はJIS硬度が10度以上好ましくは10〜1
00度を有するため、その表面性として適度な柔軟性を有
する。
このためコンクリート面等上においてもその表面凹凸
を吸収することができ、不陸の生じない直貼り施工が可
能となる。
固体衝撃音(振動)の伝搬路となる表面枠板3部分
に、圧縮硬さ1〜25Kg/cm2の緩衝材4が貼着されている
ため、目違いを起こすことなく床パネル表面で生じた固
体衝撃音(振動)を可能な限り吸収することができ、伝
搬路を通した部屋への該固体衝撃音(振動)の拡散を防
止することができ、高い防音効果を示すことができる。
基板1が硬度10度以上、好ましくは10〜100度を有
する弾性体基板であるため、基板1の上層に貼着される
石材2や表面枠板3の膨張収縮運動をダイレクトに吸収
することができ、両者間における内部応力の発生をなく
し、床パネル自体の歪みを防止でき、優れた表面仕上が
りが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明床パネルの見取図、 第2図:第1図A−A′矢視図、 第3図:本発明床パネルの作用説明図、 第4図:表面枠板3に凹溝8を設けた場合の第1図A−
A′矢視図、 第5図:面取部11を設けた場合の第1図A−A′矢視
図、 1:弾性体基板、 2:石材、 3:表面枠板、 4:緩衝材、 5:床パネル全体を指す。 6:伝搬路、 7:固体衝撃音、 8:凹溝、 9:実、 10:裏打材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/02 9232−2E E04F 15/02 B 15/08 9232−2E 15/08 B

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】10度以上のJIS硬度を有する弾性体基板1
    の好ましくは10〜100度の表面四周縁に、裏面に1〜25K
    g/cm2の圧縮硬さの緩衝体4が貼着された表面枠板3が
    任意幅をもって設けられるともに、表面枠板3で構成さ
    れる凹部内に 石材板が嵌合固着されてなる、 ことを特徴とする床パネル。
  2. 【請求項2】表面枠板3の内側木口面に凹溝8が設けら
    れた請求項1記載の床パネル。
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