JP2639540B2 - ブロック積層パネル - Google Patents

ブロック積層パネル

Info

Publication number
JP2639540B2
JP2639540B2 JP62276762A JP27676287A JP2639540B2 JP 2639540 B2 JP2639540 B2 JP 2639540B2 JP 62276762 A JP62276762 A JP 62276762A JP 27676287 A JP27676287 A JP 27676287A JP 2639540 B2 JP2639540 B2 JP 2639540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
panel
laminated panel
blocks
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62276762A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01121447A (ja
Inventor
三郎 野田
隆 河戸
達夫 金田
克巳 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP62276762A priority Critical patent/JP2639540B2/ja
Publication of JPH01121447A publication Critical patent/JPH01121447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2639540B2 publication Critical patent/JP2639540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、多数のコンクリートブロックを予め積層
状に配列して、そのブロック内に挿通した鋼棒にて緊張
保持させるブロック積層パネルに関するものである。
従来の技術 多数のブロックを予め水平面で配列し、そのブロック
内を貫通して挿し込んだ鋼棒で各ブロックを緊結して一
体のパネル体を構成し、このパネル体を所定の壁位置へ
設置して建て込む工法は従来から公知である。(例えば
特公昭53−40009号公報)。
発明が解決しようとする問題点 上記従来のブロック積層パネルにおいては、ブロック
の配列時に各ブロックを特殊接着剤で接着し、この接着
剤の接着力と前記鋼棒による緊張力によってブロックを
保持させるものである。そのため、このような従来のブ
ロック積層パネルにおいては、接着剤の接着力を併用し
ていることから、鋼棒による緊張力をそれほど大きくす
る必要はないが、かかる接着剤を併用しない場合には、
ある程度強い力でこの鋼棒を緊張させ、各ブロックを保
持することが必要となる。しかしながら、鋼棒による緊
張力を高めると、各ブロックの合わせ面に部分的な突起
等があるとその部分に応力が集中し、ブロックの破損を
生ずるという欠点がある。
この発明は、このような欠点を解消して、ブロックに
かかる応力を均一に分散させ、これによって鋼棒による
緊張力をある程度高めても、ブロックの破損の虞れがな
いようにしたものである。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、多数のコ
ンクリートブロック(2)を積層状に破れ目地に配列
し、各ブロック(2)間を貫通して挿入した棒状材(1
1)によって相互に緊結保持させるブロック積層パネル
(23)において、前記棒状材(11)による締付け方向と
直角な方向の目地部にゴムその他の弾性材料からなる前
記緊結時の応力吸収部材(3)を介在させることを特徴
とする。
作用 棒状材(11)を強く緊張させた場合でも、各ブロック
(2)間の合わせ面に発生する応力が、その合わせ面に
介在された弾性材(3)によって均一に分散させられ、
部分的な応力集中の発生を防止する。
実 施 例 以下、この発明の設置方法を、型枠コンクリートブロ
ックを積層したブロック積層パネルに実施した場合の実
施例に基づいて説明する。
第2図において、(1)は、この発明のパレットであ
り、このパレット(1)上で、型枠コンクリートブロッ
ク(2)(2)…を積層状に破れ目地に配列するもので
ある。その際、パレット(1)の面上には、ブロック
(2)(2)…の配列に対応した枡目(4)(4)…が
表示されており、この枡目(4)(4)…に沿って前記
ブロック(2)(2)配列するようになっている。例え
ば、必要とするパネルの形状や大きさに応じて、その枡
目(4)の位置を選択することにより容易に配列を行な
うことができる。なお、ブロック(2)(2)…は、内
部にコンクリートを打設する型枠コンクリートブロック
であって、第1図でも示すように、内外のフェースシェ
ル(5)(5)と、これらフェースシェル(5)(5)
間を連結する一対の連結部材(6)とからなり、建物の
外壁面側にするフェースシェル(5)には、上下方向に
貫通する空洞部(7)が形成され、この空洞部(7)内
に発泡スチロール樹脂等の断熱材(8)が充填されてい
る。また、前記パレット(1)の端部には、建起こしの
際のフック係止用ブラケット(9)(9)が予め固着さ
れている。このブロック(2)(2)…の配列の際、壁
水平方向すなわ前記分断されていない水平方向の目地部
には、第3図でも示すように、帯状のゴム或いはその他
の弾性材料からなるテープ状の応力吸収部材(3)を介
装させておく。この応力吸収部材(3)は、例えば、そ
の両面に予め粘着材を塗着してその表面を剥離紙で覆っ
ておき、取り付けの際その剥離紙をはがし、粘着材でブ
ロック(2)のフェースシェル(5)端面に接着するこ
とによって容易に施工することができる。
第3図は、コンクリートブロック(2)(2)…を所
定のパネル形状となるよう配列した状態を示しており、
各コンクリートブロック(2)(2)…における前記フ
ェースシェル(5)(5)間の空間部分には、破れた目
地(10)と同方向すなわち壁垂直方向に貫通して、緊結
用鋼棒(11)(11)…が挿し込まれている。(12)は、
この鋼棒(11)と直角方向に挿し込まれた横筋を示して
いる。また、鋼棒(11)の両反歩には、雄螺子が形成さ
れている。
(15)は、一対のアングル形状の支持杆(13)(13)
と、両支持杆(13)(13)を、所定の間隔で保持させる
連結棒(14)(14)とを備えた梯子状の頭継ぎを示して
いる。各支持杆(13)(13)は、断面L形の一片(16)
(16)が相互に平行に突出し、この片(16)(16)の間
の幅が、前記フェースシェル(5)(5)間の空間部の
幅と同じ大きさとなるようにされている。そして、これ
らの片(16)(16)を、第5図で示すように、フェース
シェル(5)(5)の内側へ嵌入させ、これによって、
頭部すなわち壁上端部分の各ブロック(2)(2)が壁
厚方向に位置ずれしないように保持される。また、前記
支持杆(13)(13)の両端部分には、両支持杆(13)
(13)に誇って、連結用ブラケット(17)(17)が固着
されている。
(18)は、断面コの字形に折り曲げられるとともに、
そのコの字形の両端からフランジ(20)(20)を一体に
延出させた締付け用座金であって、この締付け用座金
(18)におけるコの字形部分の中央にボルト孔(19)が
形成されている。上記のようにして頭継ぎ(15)を取り
付けた後、この座金(18)を、第1図で示すように、そ
のコの字形部分を前記フェースシェル(5)(5)間の
空間部分へ挿入させて、フランジ(20)(20)を、前記
頭継ぎ(15)側において支持杆(16)(16)の外側に、
この頭継ぎ(15)を有しないパネル下端側においては、
各フェースシェル(5)(5)の端部へ直接当接させ得
るとともに、そのボルト孔(19)に前記鋼棒(11)の両
端を挿通させる。そして、その外側からナット(21)を
その鋼棒(11)へ螺じ込み、これによって、各コンクリ
ートブロック(2)(2)…の締め付けるものである。
これらの鋼棒(11)(11)…は、壁左右方向に夫々必要
個所に被じて複数本挿し込まれ、その複数個所で緊結さ
れる。また、開口部(22)部分においては、壁の上下端
部とこの開口部の端部との間で緊結する。前述したよう
に、コンクリートブロック(2)(2)…が破れ目地に
配列されており、それゆえ、この破れ目地の目地(10)
の方向と同方向に鋼棒(11)を挿し込んで緊結するのみ
で、すなわちそれと直角な方向の緊結を行なわなくて
も、鋼棒(11)(11)…を要所要所に配列することによ
って、その締付け力が全コンクリートブロック(2)
(2)…に作用することになる。そして、かかる鋼棒
(11)による締付け力により、各型枠コンクリートブロ
ック(2)(2)…が相互に一体化されて、ひとつのブ
ロック積層パネル(23)を構成する。その際、緊張方向
と直角な方向の各ブロック(2)(2)間の目地部に
は、弾性材(3)が介装されていることから、ブロック
(2)に発生する圧縮応力が均一に分散され、破損の虞
れが少ない。しかる後、各鋼棒(11)(11)の壁上端部
側の端部に、ワイヤー係止用ブラケット(24)のナット
(25)を螺じ込んで取り付ける。
上記のようにして、ブロック積層パネル(23)を組み
立てた後、前記パレット(1)の吊下げ用ブラケット
(9)及び積層パネル(23)のブラケット(24)へ、第
4図の如く吊下げ用ワイヤー(26)(26)を係止させ、
クレーン等でこれらのパレット(1)とブロック積層パ
ネル(23)の双方の同時に建起こしするものである。そ
して、積層パネル(23)が垂直或いは垂直近くまで建起
こしされた後、第5図のようにパネル(2)のみ上方へ
吊り下げて、所定の壁位置に設置するものである(第6
図)。
上記のようにして、所定位置に設置されブロック積層
パネル(23)には、鋼棒(11)及び横筋(12)を配置し
たままの状態で、コンクリートを前記フェースシェル
(5)(5)間の空間部内に打設して壁体を構築するも
のである。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、棒状材の緊張力が
作用する棒状材挿入方向と直角な方向の目地部に、ゴム
その他の弾性材料からなる応力吸収部材を介在させてい
るため、この棒状材にある程度の高い緊張力を与えて
も、ブロックの合わせ面に発生する応力が均一に分散さ
れ、ブロックの破損を防止できるという効果がある。ま
た、このようにゴムその他の弾性材料からなる応力吸収
部材を介在させることにより、ブロックの水平方向すな
わち壁厚方向或いは壁方向の位置ずれをもある程度規制
できるという効果をも合わせて得られる。加えて、この
発明では、各ブロックを破れ目地に配置して、破れた目
地と同方向に緊結用棒状材を挿入して緊結するものであ
るから、かかる棒状材は一方向にのみ配置すれば良いと
ともに、その緊結時の応力吸収部材もそれと直角な方向
の目地部にのみ配置すれば良いこととなり、パネル製作
作業が容易で、かつ、部品コストも低減できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のブロック積層パネルの要部縦断面
図、第2図は、ブロックの配列途中の状態を示す斜視
図、第3図は、ブロック配列後の状態を示す斜視図、第
4図は、ブロック積層パネルの建起こし途中の状態を示
す側面図、第5図は、ブロック積層パネルの吊り上げ方
法を示す側面図、第6図は、ブロック積層パネルの設置
状況を示す正面図である。 (2)……コンクリートブロック、 (3)……応力吸収部材、(23)……パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井原 克巳 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−94640(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のコンクリートブロックを積層状に破
    れ目地に配列し、分断された破れ目地と同方向に各ブロ
    ック間を貫通して挿入した棒状材によって相互に緊結保
    持させるブロック積層パネルにおいて、前記棒状材によ
    る締付け方向と直角な方向の目地部にゴムその他の弾性
    材料からなる前記緊結時の応力吸収部材を介在させるこ
    とを特徴とするブロック積層パネル。
JP62276762A 1987-10-30 1987-10-30 ブロック積層パネル Expired - Lifetime JP2639540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62276762A JP2639540B2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30 ブロック積層パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62276762A JP2639540B2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30 ブロック積層パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01121447A JPH01121447A (ja) 1989-05-15
JP2639540B2 true JP2639540B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=17573997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62276762A Expired - Lifetime JP2639540B2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30 ブロック積層パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2639540B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0680260B2 (ja) * 1985-10-21 1994-10-12 株式会社構建設計研究所 コンクリ−トブロツク組立壁板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01121447A (ja) 1989-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2639540B2 (ja) ブロック積層パネル
JP5528078B2 (ja) 構造部材の連結構造
JPH10238132A (ja) 耐震補強工法
JP2001098684A (ja) 型枠固定構造
JP2571075B2 (ja) ブロック積層パネルの吊上げ方法
JP2607137B2 (ja) 支持材取付用の埋込金具の埋設方法
JP2639538B2 (ja) ブロック積層パネル
KR20190091791A (ko) 내진형 조임틀 장치
KR102488937B1 (ko) 경량 철골 천장틀 탈락 방지 구조
JP3204445B2 (ja) 鉄筋工事用カンザシ筋受け金具
JPH09268708A (ja) 鉄筋保持金具付セパレーター
JPH0233531Y2 (ja)
JP2639539B2 (ja) ブロック積層パネルの目地処理方法
JP5378253B2 (ja) 鋼殻構造物の内装パネル取付構造及び内装パネル施工方法
JPH01182460A (ja) 梁型枠
JPH11150376A (ja) 盤の床面固定装置及び盤の床面固定方法
JPS6042086Y2 (ja) アンカ−
JPH09331606A (ja) キュービクルの補強構造
JP2003096923A (ja) 水平パネルの取付け方法および水平パネルの取付け構造
JPH0356591Y2 (ja)
JP3224178B2 (ja) 建物ユニットの梁耐火施工方法およびその耐火構造
KR910002417Y1 (ko) 조립식 건축용 판넬의 연결 및 고정장치
JP3844389B2 (ja) 溝形鉄筋コンクリート矢板へのタイロッドの取付け方法
JPH0776460B2 (ja) ブロック積層パネル
JPH11229634A (ja) せん断補強筋の取付部材