JP2636723B2 - 直条部材の切断装置 - Google Patents

直条部材の切断装置

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JP2636723B2
JP2636723B2 JP5350786A JP35078693A JP2636723B2 JP 2636723 B2 JP2636723 B2 JP 2636723B2 JP 5350786 A JP5350786 A JP 5350786A JP 35078693 A JP35078693 A JP 35078693A JP 2636723 B2 JP2636723 B2 JP 2636723B2
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guide blocks
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幸吉 永原
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溝型や角型の断面形状
を有する直条部材の切断作業に用いられる切断装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】溝型の断面形状を有する直条部材の具体
例として、制御盤内配線や屋内配線の被覆ガイドとして
広汎に使用されている配線ダクトがある。この配線ダク
トは、配線作業に伴い、長尺の樹脂押出し成形品を必要
な寸法に切断して使用に供されることになる。その際、
ダクトの切断は、切断数が少ない場合であれば、ニッパ
などを用いて手動カットすることもできるが、少しづつ
切り込むようにしなければならないため、疲れやすく時
間の掛かる作業を余儀なくされる。
【0003】そのため、ダクトの切断数が多い場合は高
速切断機等を用いざるを得ないが、樹脂製のダクト類は
剛性が不足し、少なくとも切断位置の周辺をしっかりと
拘束しないとビビリにより割れを生じやすい。また、切
断時に樹脂独特の異臭を伴う微粉性の切粉を散乱しやす
く、現場環境の悪化も無視できない問題点として指摘さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点を解決す
るため、出願人は、先に配線ダクトやその蓋に代表され
る直条部材を位置決めして切断等するための加工装置を
提案している(実開平2−63939号公報参照)。
【0005】しかしながら、上記の既提案に係る加工装
置においては、部品点数が多く機構が複雑となるため設
備的に高価につくのみならず、次のような点で改善すべ
き余地が認められる。即ち、従前装置では、ダクト類
(以下、ワークという)を加工位置に拘束して保持する
ための手段として、ワークの上面及び両側面に対して2
個づつ計6個のシリンダで動作されるクランプを当接さ
せてワークを保持するようにしているが、クランプ機構
に作動時間を要するため作業能率が上がらない。また、
加工部がワークの挿入方向に対して大きく開放されてい
るため切粉が散乱しやすく、集塵機もそれだけ吸引能力
の大きなものを必要としている。
【0006】本発明は、このような諸問題に鑑みて、ワ
ーククランプの手間を要しない構造簡易な配線ダクト等
の直条部材の切断装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するための切断装置として、次のような手段を採用
している。
【0008】本発明が採用した手段は、サイズの異なる
複数の溝型のガイド穴を設けた一対のガイドブロック
と、ガイドブロックの隙間に昇降自在に設けられる切断
刃とから構成されるものである。
【0009】
【0010】
【作用】上記手段を採用すれば、一対のガイドブロック
に設けられたガイド穴にワークを通して位置決めさえす
れば、ガイドブロックの隙間に設けられた切断刃を上昇
させることにより、ワークを直ちに切断することができ
る。すなわち、ワーク切断時には、ワークは切断部位の
両側に配したガイドブロックのガイド穴内壁と当接して
しっかりと拘束されるため、格別クランプ手段を必要と
しない。また、一対のガイドブロックにサイズの異なる
複数の溝型のガイド穴を設けたので、ワークのサイズや
形状が変わっても、ガイドブロックに複数設けられたガ
イド穴の挿通位置を選ぶことにより対処できる。
【0011】
【0012】
【実施例】図1と図2は、上記の第1から第3の手段を
併用した本発明に係る切断装置の実施例を図示してい
る。
【0013】図において、1は架台、2A、2Bは架台
1の両側に延設されるワークWの載せ台を示す。架台1
の上には、ワーク切断部位(切断刃昇降穴)3を挟ん
で、左右一対のガイドブロック4、4が設置されてい
る。
【0014】ガイドブロック4の下面には、基本的に
は、図3に示すように、ワークWの断面形状に対応する
溝型のガイド穴5(下辺部5A、側辺部5B)が設けら
れる。ガイド穴5の形状は、ワークWが緩く貫挿できる
ように若干大きく、より具体的には、各部の幅がワーク
Wの肉厚よりも僅かに大きく、かつ側辺部5Bの縦寸に
は十分な余裕が形成されている。
【0015】このガイドブロック4は、ワークWの断面
形状に応じて交換することも可能であるが、図示の実施
例の場合は、図4に示す如く、ワークWのサイズ(W
1,W2,W3,W4)や形状が変わってもガイド穴5
の挿通位置を選ぶことで簡単に対処できるようにするた
め、ガイドブロック4に下辺部5Aをラップさせて、そ
れぞれ溝型をなす複数のガイド穴(側辺部5B1〜5B
4)を設けるようにし、結果として、ガイドブロック4
は幅方向に多数のスリットを切欠した櫛歯状に形成され
ている。
【0016】架台1の内部には、図外のモータ駆動で回
転される切断刃(切断砥石)6が、ガイドブロック4、
4の間に開口された上記切断刃昇降穴3から昇降自在に
設けられている。この切断刃6は、一端を架台1の内壁
に回転フリーに支持させた揺動支持板7の上に支持さ
れ、該支持板7の他端側の下面に枢支連結されているシ
リンダ8の伸縮動作に連動して昇降されるようになって
いる。
【0017】そして、ワークWの切断部位3を挟んで対
峙される一対のガイドブロック4、4の上面と両側面と
には、両者の隙間9を覆ってアクリル樹脂等の透明カバ
ー10が取り付けられており、このカバー10と集塵機
11とがホース12を介して連通されている。
【0018】その他、図1において、13はワークWの
挿出側の載せ台2Bに設けられる位置決め用のワークス
トッパ、14はワーク切断長を測るスケールを示す。
【0019】以上のように構成された切断装置であれ
ば、ワークWを架台1上に設けられた一対のガイドブロ
ック4、4のガイド穴5、5に通して位置決めさえすれ
ば、ガイドブロック4、4の隙間9の下方に配設された
切断刃6を上昇させることにより、クランプ手段を要さ
ずワークWを直ちに切断することができる。すなわち、
ワーク切断時には、切断刃6により押し上げられつつ切
り込まれて行くワークWは、切断部位3の両側に配した
ガイドブロック4のガイド穴内壁5a、5b(図3参
照)と当接してしっかりと拘束され、ガイドブロック
4、4がワークWの押さえ治具の役目を兼ねるものとな
るからである。
【0020】そして、特に図示の実施例のように、各ガ
イドブロック4に複数のガイド穴5を設けて櫛歯状に形
成すれば、ガイド穴5Bの挿通位置を選ぶことにより、
図4に示すように、ガイドブロック4、4を取り替える
ことなく、装置をサイズの異なる複数のワークWの切断
作業に共用することができる。なお、適用可能なワーク
Wの形状は、配線ダクトやその蓋のようなチャンネル型
のものに限らず、アングルや平板型の直条部材であって
もよい。
【0021】また、上記の切断装置では、ワークWの切
断がガイドブロック4、4とカバー10で囲われる密閉
場所で行われるため安全性が確保される上に、カバー1
0によって切断部位3に当るブロック間の隙間9をガイ
ド穴5の開口部を除き気密的に覆うことができるため、
切断に伴って発生する切粉の集塵効率がアップし、同時
に集塵機11も吸引能力の小さい小型のもので足りる。
【0022】なお、実施例装置の場合は、ワークWの挿
入送り動作や切断位置への位置決め動作については手作
業で行うように構成しているが、手動又は自動で作動さ
れる専用のワーク送り機構や位置決め機構等を付加する
ことも勿論自由である。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本発明の切断装置では、溝
型のガイド穴を設けた一対のガイドブロックをガイド部
材としてのみならず、ワークの押さえ治具としても兼用
しているため、切断に際してワークを拘束、保持するた
めのクランプ手段を必要としない。そのため、装置的に
簡易な構成で足り、しかも従前のようにクランプ作動の
ための待機時間を必要とせず、連続工程で迅速に切断作
業を遂行することができる。また、ガイドブロックにサ
イズの異なる複数の溝型のガイド穴を設けるようにすれ
ば、ワークサイズや形状が変わっても、ガイドブロック
に複数設けられたガイド穴の挿通位置を選ぶことにより
対処でき、装置の汎用性が実現される。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す切断装置の斜視図である。
【図2】図1に示す架台の断面図である。
【図3】ガイドブロックの基本形態を示す正面図であ
る。
【図4】図1に示すガイドブロックの正面図である。
【符号の説明】
W(W1,W2,W3,W4) ワーク 1 架台 2A、2B ワーク載せ台 3 ワーク切断部位(切断刃昇降穴) 4 ガイドブロック 5 溝型のガイド穴 5A 下辺部 5B 側辺部 6 切断刃(切断砥石) 7 揺動支持板 8 シリンダ 9 隙間 10 カバー 11 集塵機 12 ホース 13 ワークストッパ 14 スケール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイズの異なる複数の溝型のガイド穴を
    設けた一対のガイドブロックと、ガイドブロックの隙間
    に昇降自在に設けられる切断刃とからなることを特徴と
    する直条部材の切断装置。
JP5350786A 1993-12-29 1993-12-29 直条部材の切断装置 Expired - Fee Related JP2636723B2 (ja)

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