JPH0235424Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0235424Y2
JPH0235424Y2 JP1986093950U JP9395086U JPH0235424Y2 JP H0235424 Y2 JPH0235424 Y2 JP H0235424Y2 JP 1986093950 U JP1986093950 U JP 1986093950U JP 9395086 U JP9395086 U JP 9395086U JP H0235424 Y2 JPH0235424 Y2 JP H0235424Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide plate
workpiece
movable guide
laser
processing table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986093950U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS632594U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986093950U priority Critical patent/JPH0235424Y2/ja
Publication of JPS632594U publication Critical patent/JPS632594U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0235424Y2 publication Critical patent/JPH0235424Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はレーザ加工機に関し、より詳しくはレ
ーザ加工されて落下された被加工物をその落下位
置から外部に搬出するようにしたレーザ加工機の
被加工物排出装置に関する。
「従来の技術」 従来、レーザ加工機として、レーザ光線を被加
工物に向けて照射するフオーカスヘツドとその被
加工物をボールを介して移動自在に支持する加工
テーブルとを所定位置に配設固定し、上記加工テ
ーブル上に移動自在に載置した被加工物をそれの
駆動装置に連結してX−Y方向に移動させ、フオ
ーカスヘツドから被加工物にレーザ光線を照射し
て所要形状の被加工物を切抜くようにしたものが
知られている。
この種のレーザ加工機においては、所要形状に
切抜かれた被加工物を排出するために、上記加工
テーブルに被加工物を支持する開閉可能な支持扉
を設けるとともに、その支持扉の下方に可動案内
板を揺動自在に設け、レーザ加工が施されて所要
形状の被加工物が切抜かれたら上記支持扉を開放
して被加工物を下方に落下させ、上記可動案内板
の傾斜角度位置に応じて落下されきた被加工物を
例えば製品とスクラツプとに選別して滑動案内さ
せるようにしたものが知られている(実開昭59−
171888号公報)。
また従来、本考案が対象とする上記とは異なる
構成を有するレーザ加工機として、レーザ光線を
被加工物に向けて照射するフオーカスヘツドをX
方向に往復移動可能に設けるとともに、上記被加
工物を載置する加工テーブルを上記X方向と直交
するY方向に往復移動可能に設け、さらに上記加
工テーブルに設けた針状のホールドピンに平板状
の被加工物を載置して支持させ、この状態でフオ
ーカスヘツドと加工テーブルとの両方を移動させ
て、フオーカスヘツドから被加工物にレーザ光線
を照射して所要形状の被加工物を切抜くようにし
たものが知られている。
この種のレーザ加工機においては、被加工物を
支持する加工テーブルが上記Y方向に移動するの
で、レーザ加工範囲は加工テーブルの全域とな
り、したがつてこの加工テーブルに上述した支持
扉や可動案内板を設けることが不可能となる。そ
のため従来一般には、上記加工テーブルに多数の
引出し式回収箱を設けて落下してくる被加工物を
収納し、レーザ加工の終了後にその回収箱を加工
テーブルから引出して中の被加工物を回収するよ
うにしている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記回収箱は加工テーブルの全
域、つまりレーザ加工範囲の全域に渡つて配置す
る必要があるので、その加工範囲が大きい場合に
は多数の回収箱を設けなければならず、しかも製
品とスクラツプとを選別して回収することが不可
能なので、被加工物の回収作業が煩雑なものとな
つていた。
「問題点を解決するための手段」 本考案はそのような事情に鑑み、上述した後者
のレーザ加工機においては、すなわち、X方向に
往復移動され、レーザ光線を被加工物に向けて照
射するフオーカスヘツドと、上記被加工物を載置
し、かつ上記X方向と直交するY方向に往復移動
される加工テーブルとを備えたレーザ加工機にお
いては、被加工物の加工範囲は加工テーブルの全
域となるが、その加工テーブルを往復移動自在に
支持するフレームに対しては、上記フオーカスヘ
ツドのX方向移動軌跡の直下位置のみが被加工物
の加工範囲になることに着目してなさせたもので
ある。
すなわち本考案は、上記後者のレーザ加工機に
おいて、先ず第1に、上記加工テーブルを往復移
動自在に支持するフレームに、上記フオーカスヘ
ツドのX方向移動軌跡のほぼ直下位置で可動案内
板を上記X方向を回転軸線として揺動自在に設
け、レーザ加工されて落下されてきた被加工物を
その可動案内板の傾斜角度位置に応じて選別して
滑動案内させるようにしたものである。
そして第2に、上記構成に加えて、さらに上記
可動案内板の表面を上記Y方向に沿う凹部と凸部
とを備えた波板状に形成したものである。
「作用」 したがつて上述した第1の構成によれば、落下
物を可動案内板の傾斜角度位置に応じて選別でき
るので、その落下物を例えば製品とスクラツプと
に分類して回収することができ、加工テーブルに
多数の引出し式回収箱を設けたものに比べてそれ
らの回収作業が格段に容易になる。
また第2の構成によれば、上記可動案内板で反
射されたレーザ光線が作業員に照射される危険性
を低減することができる。すなわち、上記第1の
構成を有するレーザ加工機においては、上記フオ
ーカスヘツドから被加工物に向けてレーザ光線が
照射され、それにより被加工物から製品又はスク
ラツプが切抜かれて可動案内板に落下されるの
で、レーザ光線が可動案内板の表面に照射されて
反射される虞がある。
この際、上記可動案内板はフオーカスヘツドの
移動方向であるX方向を回転軸線の方向としてい
るので、レーザ光線は可動案内板の傾斜角度に応
じて上記X方向と直交するY方向に反射されるよ
うになり、しかもこの種のレーザ加工機において
はフオーカスヘツドの移動方向であるX方向にそ
のフオーカスヘツドを支持する門型フレームが配
置されるので、主として被加工物は加工テーブル
へY方向から供給され、また排出されるようにな
る。その結果、作業員の作業領域とレーザ光線の
反射方向とが一致することとなり、上記可動案内
板で反射されたレーザ光線が作業員に照射される
危険性がある。
しかるに、上述した第2の構成、すなわち上記
可動案内板の表面を上記Y方向に沿う凹部と凸部
とを備えた波板状に形成すれば、可動案内板の表
面で反射されるレーザ光線はその凹凸面により概
ねX方向に反射されるようになり、したがつて上
記可動案内板の表面を単なる平坦面とした場合に
比較すると、Y方向を作業領域とする作業員にレ
ーザ光線が照射される危険性を低減することがで
きる。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を説明すると、
第1図ないし第3図において、1は門型フレーム
2の上部に設けたレーザ発振器、3はこのレーザ
発振器1に並設して上記フレーム2の上部に配設
したフオーカスヘツド4の移動を案内する断面箱
形の案内枠3で、この案内枠3はフオーカスヘツ
ド4を取付けた移動枠5をその長手方向に沿うX
方向に案内するようになつている。
上記移動枠5すなわちフオーカスヘツド4は、
モータ6と、このモータ6によつて回転されるね
じ軸7と、上記移動枠5に固定されてねじ軸7に
螺合する図示しないナツトを備える駆動手段によ
つて上記X方向に進退動されるようになつてお
り、また上記移動枠5には、上記フオーカスヘツ
ド4を上下方向に移動させる図示しない昇降機構
を設けている。
上記レーザ発振器1からのレーザ光線Lは、複
数の直交器8を介して上記案内枠3内で上述のX
方向と平行に照射され、さらに移動枠5に設けた
直交器9により下方に屈折されて上記フオーカス
ヘツド4より被加工物に向けて照射されるように
なつている。
このとき、上記レーザ光線Lは上記案内枠3内
において移動枠5の移動方向Xと平行に照射され
るので、移動枠5の移動位置の如何に拘らず常に
レーザ光線Lの供給を受けることができる。
上記門型フレーム2の下部に配設したフレーム
15の上部には上記X方向と直交するY方向に左
右一対の案内レール16を敷設し、その案内レー
ル16上に被加工物を載置する加工テーブル17
を走行自在に設けて上記駆動手段と同様に構成し
た図示しない駆動手段によつて上記Y方向に進退
動させることができるようにしている。
そして上記加工テーブル17に多数の針状ホー
ルドピン18を設けてあり、それらのホールドピ
ン18上に載置される図示しない被加工物をその
加工テーブル17によつて上記Y方向に進退動さ
せることができるようにしている。
然して、上記加工テーブル17を往復移動自在
に支持するフレーム15には、上記フオーカスヘ
ツド4のX方向移動軌跡のほぼ直下位置におい
て、上記X方向を回転中心として揺動自在に可動
案内板20を設けてあり、レーザ加工されて加工
テーブル17を通過して落下された被加工物をそ
の可動案内板20の傾斜に沿つて下方に滑動案内
させることができるようにしている。
図示実施例では、上記可動案内板20は、図示
しないシリンダ装置やモータ等の駆動源に連動さ
れてY方向に往復揺動され、その長手方向一側が
上方となつた第1傾斜角度位置20aと、下方と
なつた第2傾斜角度位置20bとに渡つて往復揺
動されるようになつている。
上記可動案内板20の両側には、フレーム15
に固定した固定案内板21,22をそれぞれ設け
てあり、各固定案内板21,22はそれぞれ可動
案内板20よりも下方に配置するとともに、一方
の固定案内板21の表面を、第1傾斜角度位置2
0aに位置した可動案内板20の下端部よりも下
方に位置させてその可動案内板20の表面の傾斜
と同一方向に傾斜させ、可動案内板20から受渡
された被加工物を下方に滑動案内できるようにし
ている。同様に、他方の固定案内板22は第2傾
斜角度位置20bに位置した可動案内板20の下
端部に連続し、その可動案内板20の表面の傾斜
と同一方向に傾斜させている。
さらに上記可動案内板20の表面は、第4図に
示すように、上記X方向と直交するY方向に沿う
凹部と凸部とを備えた波板状に形成してあり、か
つその凹部に多数の穴20cを穿設している。そ
して上記可動案内板20と固定案内板21,2
2、およびフレーム15とでほぼ密封された空間
を形成し、その空間を図示しない負圧源に連通さ
せて上記可動案内板20に穿設した穴20cを介
して空間内に空気を吸引することにより、レーザ
加工時に生じるヒユームを排気することができる
ようにしている。
以上の構成において、レーザ加工時にはフオー
カスヘツド4がX方向に移動されるのと同時に加
工テーブル17がY方向に移動されるので、フオ
ーカスヘツド4と加工テーブル17上の被加工物
とは相対的にX−Y方向に移動されるようにな
り、その被加工物に自由なレーザ加工を施すこと
ができる。
そして、レーザ加工によつて切抜かれた被加工
物は上記ホールドピン18の間隙から落下して可
動案内板20に受けとめられ、その可動案内板2
0の傾斜方向に沿つて下方に滑動案内される。そ
してこの際、切抜かれた被加工物が製品である場
合には、可動案内板20を第1傾斜角度位置20
aに位置させ、また切抜かれた被加工物がスクラ
ツプである場合には、可動案内板20を第2傾斜
角度位置20bに位置させることができるので、
切抜かれた被加工物を製品とスクラツプとに分け
て回収することができる。
また、上記フオーカスヘツド4から照射された
レーザ光線Lが上記第1傾斜角度位置20a又は
第2傾斜角度位置20bに位置し、或いは両者の
中間位置に位置している可動案内板20に照射さ
れて反射された際には、その可動案内板20の表
面をY方向に沿う凹部と凸部とを備えた波板状に
形成しているので、反射光は概ね門型フレーム2
が位置するX方向に反射されるようになり、した
がつてその可動案内板20の表面を平滑にした場
合に比べて、レーザ光線LがY方向を作業領域と
する作業員に照射される危険性を低減することが
できる。
なお必要に応じて、第1図の想像線で示すよう
に、上記各固定案内板21,22の下端部にそれ
ぞれX方向に沿う搬出コンベヤ23,24を設け
ることも可能である。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、加工テーブル
に引出し式回収箱を設けたものに比べて、容易に
被加工物を選別回収することができ、しかもレー
ザ光線が可能案内板から作業員に向けて反射され
る危険性を低減することができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図の平面図、第3図は第1図の側面図、
第4図は要部の斜視図である。 1……レーザ発振器、2……門型フレーム、4
……フオーカスヘツド、15……フレーム、17
……加工テーブル、20……可動案内板、21,
22……固定案内板、L……レーザ光線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. X方向に往復移動され、レーザ光線を被加工物
    に向けて照射するフオーカスヘツドと、上記被加
    工物を載置し、かつ上記X方向と直交するY方向
    に往復移動される加工テーブルとを備えたレーザ
    加工機において、上記加工テーブルを往復移動自
    在に支持するフレームに、上記フオーカスヘツド
    のX方向移動軌跡のほぼ直下位置で可動案内板を
    上記X方向を回転軸線として揺動自在に設け、レ
    ーザ加工されて落下されてきた被加工物をその可
    動案内板の傾斜角度位置に応じて選別して滑動案
    内させ、さらに上記可動案内板の表面を上記Y方
    向に沿う凹部と凸部とを備えた波板状に形成した
    ことを特徴とするレーザ加工機の被加工物排出装
    置。
JP1986093950U 1986-06-19 1986-06-19 Expired JPH0235424Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986093950U JPH0235424Y2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986093950U JPH0235424Y2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS632594U JPS632594U (ja) 1988-01-09
JPH0235424Y2 true JPH0235424Y2 (ja) 1990-09-26

Family

ID=30956965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986093950U Expired JPH0235424Y2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0235424Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2795607B2 (ja) * 1993-12-28 1998-09-10 三菱電機株式会社 レーザ加工機
DE502007002935D1 (de) * 2007-06-30 2010-04-08 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh Werkzeugmaschine und Verfahren zum Bearbeiten eines Werkstückes

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5994595A (ja) * 1982-11-19 1984-05-31 Mitsubishi Electric Corp レ−ザ切断機用切断部材仕分け装置
JPS59171888A (ja) * 1983-03-22 1984-09-28 株式会社東芝 高速増殖炉の運転方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5994595A (ja) * 1982-11-19 1984-05-31 Mitsubishi Electric Corp レ−ザ切断機用切断部材仕分け装置
JPS59171888A (ja) * 1983-03-22 1984-09-28 株式会社東芝 高速増殖炉の運転方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS632594U (ja) 1988-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0137185B1 (ko) 레이저가공기 및 그 레이저 가공방법
US7018148B2 (en) Machine tool
US5338914A (en) Thermal cutting machine
JPH0235424Y2 (ja)
JP2001079681A (ja) 板金複合加工機
JP2004202533A (ja) 複合加工機
JPH02106247A (ja) 横形マシニングセンタ
JPH05185338A (ja) 曲げ・レーザ複合加工装置
JPH10202588A (ja) 板材加工機における製品・スクラップ仕分け方法および装置
JP3677096B2 (ja) タレットパンチプレスの製品搬出装置
JP3623306B2 (ja) 熱切断加工機
JPH0428711Y2 (ja)
CN218253404U (zh) 一种具有自动收料功能的激光清边切割机
JPH0715638Y2 (ja) 板材加工機におけるテーブル装置
JPS62202991U (ja)
JPH0314255Y2 (ja)
JPS6310236Y2 (ja)
JPH06315837A (ja) 複合加工機
JPS6037186Y2 (ja) レ−ザ加工装置
JP2501443Y2 (ja) 熱切断加工装置のワ―クテ―ブル
JPH03146293A (ja) 加工機械の吸引集塵機構
JPH0321871Y2 (ja)
JPH0214877Y2 (ja)
JPH01241393A (ja) レーザ加工機用カバー装置
KR200267915Y1 (ko) 러그 재생 장치