JP2636415B2 - ヘリングボーン軸の加工法 - Google Patents

ヘリングボーン軸の加工法

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JP2636415B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はモータ等の回転軸に用いるヘリングボーン軸
の加工法に関するものである。
従来の技術 従来のこの種のヘリングボーン軸の一般的加工法は、
エッチングを利用する加工法がよく知られている。
発明が解決しようとする課題 ところが、エッチング加工法は、洗浄,レジスト塗
布,乾燥,腐食などと多数の工程を要し、加工時間も管
理項目も多く製造コストが高く、又、腐食液を用いる為
に作業環境も好ましくないという欠点があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、容易に、
かつ安価に製作することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は傾斜溝(ヘリングボーン溝)を加工した固定
側,可動側よりなる2ヶの転造ダイスの間にモータ軸等
の被加工物を挟持し、表面を強く押しつけながら可動側
ダイスをスライドさせ、被加工物を転動させることによ
り被加工物の表面に塑性変形を起こさせダイスの傾斜溝
に応じた凹凸の溝を形成するものである。
このとき、被加工物の溝底の径をd、傾斜溝の条数を
n、傾斜溝のピッチをPとすると、 なる関係が成立するように転造ダイスの溝ピッチPを形
成し、被加工物を押圧する2ヶのダイスの山同志の間か
くがdとなるようにするものである。
作用 被加工物は固定側ダイス及び可動側ダイスの間に押圧
力を増しながらはさみ込まれることにより、塑性変形を
おこし、所定の傾斜溝を有する軸が転造される。
実施例 以下、本発明の一実施例の平形ダイス式ヘリングボー
ン溝転造盤を用いた加工法について、図に基づいて説明
する。
第1図(a)は固定側平形ダイス1の平面図、第1図
(b)は正面図、第1図(c)は側面図をそれぞれ示
す。固定側平形ダイス1は第1の外板1a,内板1b,第2の
外板1cの3部材からなり、第1の外板1a及び第2の外板
1cには左右の傾斜溝(ヘリングボーン溝)が形成され、
このヘリングボーン溝の中心部、すなわち、6a,6bの線
上で分割された部材をボルト4,ノックピン5などでお互
いが密着するように強固に固定してある。
第1図においてはヘリングボーン溝が2ヶ所に転造さ
れるようにしたものである。
又、可動側平形ダイス2については詳細図を省略する
が、ほぼ固定側ダイス1と類似の形状でその加工方法も
同じである。第1図(a)に於いて、Pはダイスに形成
されたヘリングボーン溝の軸方向ピッチ、αはダイスに
形成されたヘリングボーン溝の傾斜角を示す。(通常α
=25゜〜35゜に選ぶ)これらの可動側,固定側ダイス1,
2を利用してヘリングボーン溝の転造加工を行う方法に
ついて、第2図により説明する。
第2図は平形ダイス式ネジ転造盤の主要部正面図を示
す。可動側ダイス2が図の右端の後退端に達する直前に
被加工物9が挿入され、被加工物9は突板7によって固
定側ダイス1の傾斜部と可動側ダイス2及びストッパー
8のなす隙間に入れられ、可動側ダイス2の左進と共に
溝加工のための食い込みが始まる。ストッパー8は被加
工物の倒れを防止するためのものである。
又、突き板7は被化合物9に無理な力が働かないよう
な運動の出来る構造に製作されている。
被加工物9が固定側ダイス1及び可動側ダイス2の間
に押圧力を増しながらはさみ込まれ、6〜9回転しなが
ら左方向へ進む間に被加工物9の表面に塑性変形をおこ
させ、所定の傾斜溝を有する第3図(a)のような軸が
転造される。
この場合、ダイスの軸方向ピッチP,被加工物の転造加
工後の溝底径をd、素材に加工するヘリングボーン溝の
本数(傾斜溝の条数に相当)をnとすると の関係が成立するような条件に固定側ダイス1と可動側
ダイス2との間かくを設定してある。
発明の効果 本発明のヘリングボーン軸の加工法によると、モータ
軸等の回転軸に精度のよいヘリングボーン溝を安価に加
工することができ、また、転造用ダイスの加工法も容易
で安価にできるなどすぐれた効果が有る。
また、従来のエッチング加工法のように腐食液を使用
しないため作業環境がよく、且つ、温度管理,時間管理
などが不要となるなどの多くの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例の加工法に於いて使用
する固定側平形ダイスの平面図、第1図(b)は同平形
ダイスの正面図、第1図(c)は同平形ダイスの側面
図、第2図は本発明の一実施例の加工法における転造盤
の要部正面図、第3図(a)は第1図に示す組立式平形
ダイスを用いて加工したヘリングボーン軸の正面図、第
3図(b)は第3図(a)の軸のX−X′断面図であ
る。 1……固定側ダイス、2……可動側ダイス、9……被加
工物。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘリングボーン溝を形成した固定側,可動
    側よりなる平形ダイスの間に被加工物を挟持し、押圧転
    動することにより被加工物表面にヘリングボーン溝を形
    成する際、被加工物の溝底の径をd、溝の条数をn、溝
    のピッチをPとすると なる関係が成立するように、ダイスのヘリングボーン溝
    ピッチPが決定され、かつ、固定側,可動側ダイスの間
    かくがdとなるように配設されたヘリングボーン軸の加
    工法。
  2. 【請求項2】上記平形ダイスにあって、ヘリングボーン
    溝を形成する夫々の傾斜溝を夫々別の部材に形成したも
    のをヘリングボーンの中心部において、一体に接合して
    なる請求項1記載のヘリングボーン軸の加工法。
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