JP2635480B2 - ゴム栓の電線への装着方法 - Google Patents

ゴム栓の電線への装着方法

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JP2635480B2
JP2635480B2 JP10462092A JP10462092A JP2635480B2 JP 2635480 B2 JP2635480 B2 JP 2635480B2 JP 10462092 A JP10462092 A JP 10462092A JP 10462092 A JP10462092 A JP 10462092A JP 2635480 B2 JP2635480 B2 JP 2635480B2
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康哲 松浦
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水コネクタ用端子に
用いるゴム栓の電線への装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の電線配線に使用される電線は、コ
ネクタ等との接続部ではその先端部分の被覆を剥いで端
子と接続するので、導体が外部に露出する。従って、使
用場所や温度変化等により濡れたり結露が生じ、腐食や
絶縁不良による故障を生じるおそれがあった。そのため
に、電線とコネクタ等との接続部にはゴム栓を設け、水
滴の浸入を防止している。
【0003】図4(A)〜(C)は、従来におけるゴム
栓の電線への装着方法を示すものである(特開昭60−
29249号公報)。図において、aは電線、bはゴム
栓、gは装着治具を示す。ゴム栓bは、一方側が小径部
c,他方側が大径部dとして形成され、中心に電線aが
嵌入される挿通孔eを有し、さらに大径側端部にはテー
パ状の電線挿入ガイドfが形成され、電線aの挿入がし
易いようになっている。ゴム栓bの小径部cは、電線a
の装着後、図示しない端子の圧着片によりかしめられる
部分であり、大径部dは二重の鍔状に形成されて、コネ
クタとの隙間の防水シールを行う部分となる。装着治具
gは、先端部にゴム栓bの外径差に対応する段付の収容
部hが凹設されると共に、該収容部hと連通する挿通孔
iが設けられている。
【0004】ゴム栓bを電線aの先端に装着するには、
図(A)〜(C)のようにゴム栓bを装着治具gの収容
部hに嵌着し、次いで電線aをゴム栓bの挿通孔eに圧
入し、最後にゴム栓付電線aを装着治具gから引き抜け
ばよい。なお、ゴム栓bと電線aの嵌合力(摩擦抵抗)
の方がゴム栓bと収容部hのそれよりも十分大きくなる
ように設定されている。
【0005】従来の方法は、ゴム栓bをその外径差を利
用した構造の収容部hに一旦位置決め固定して電線aを
押し込むものであり、ゴム栓bの外径差が少ない場合に
は、位置のバラツキが発生したり、装着不能になるおそ
れがある。また、装着治具gの収容部hはゴム栓bの外
径に合わせてつくるためにゴム栓の品番ごとに治具を用
意しておく必要があり、その交換に時間がかかり、コス
ト高となる。さらに、ゴム栓bの挿通孔eには電線挿入
ガイドfがあるので、電線aの外径に大小のバラツキが
あっても装着は可能であるが、電線サイズが一ランク大
になると、ゴム栓bの外周が実質的に収容部hの内壁で
拘束されるために、装着不能となり、前記と同様に電線
サイズごとに装着治具を揃えなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
着目してなされたものであり、ゴム栓の外径および電線
サイズに多少の相違があっても実施可能であり、しかも
電線端部から所定の位置にゴム栓を装着できる方法を提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明のゴム栓の電線への装着方法は、一方を小径
部、他方を大径部として形成し、中心に電線に対する挿
通孔を有するゴム栓を電線の先端部に装着する方法であ
って、ゴム栓の前記挿通孔に装着治具の開閉自在の一対
の針部を挿入し、該一対の針部を開いて該挿通孔の孔径
を拡大した状態で電線の端部を挿入し、該ゴム栓を外部
から挟持固定した後、該一対の針部を閉じつつ該挿通孔
から引き抜く構成を採用した。
【0008】
【作用】ゴム栓の挿通孔は装着治具の一対の針部により
広狭自在に拡開されるので、異サイズ電線にも適用可能
であり、ゴム栓は針部の基端部のストッパに係合して所
定の位置に係止されるので、電線に対しても常に所定の
位置に装着される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例を示す図面を参照して
説明する。図1は、本発明方法を実施する装置の概略側
面図である。同図において、1は前記ゴム栓bの装着治
具であり、開閉自在の一対の針部2,2を備え、後述す
るように実線で示す位置Aと仮想線で示す位置Bとの間
で矢線Pの如く回動可能に設けられている。3はガイド
ノズルで、位置Bでゴム栓bを装着治具1に受渡すため
のものである。このガイドノズル3には、ゴム栓bがマ
ガジン(図示せず)によって1個ずつ断続的に供給さ
れ、ガイドノズル3内に加圧空気を吹き込むことによ
り、ゴム栓bはその右端部に移送される。ノズルガイド
3は基板5の上面のノズルホルダ4に摺動自在に挿着さ
れると共に図示しないエアシリンダに接続されて、矢線
Qのように装着治具1に対して接離自在に設けられてい
る。
【0010】6は基板5を固定する側板であり、支柱7
により装置の架台8の一方に固定されている。9は前記
装着治具1の取付ヘッドであり、その回動軸10の一端
はベアリング11を介してヘッドホルダ13のベアリン
グ受け12に枢着され、該ヘッドホルダ13はもう1つ
の支柱14により架台8の他方に固定されている。回動
軸10の他端はギア取付板15の軸穴を貫通して、その
先端部にはギア16が固定されている。17はギア16
と噛合するラックであり、その下面は支柱14と並設し
たロールサポート19上のロール18に支持され、ラッ
ク17の左端は前記基板5の下面に固定したエアシリン
ダ20のピストンロッド21に連結されている。
【0011】装着治具1の一対の針部2,2は、図2に
示すように、ペンチ状の一対の腕部22の前腕部23の
先端に突設され、対向する前腕部23,23の対向面に
はそれぞれ電線逃げ用の凹部23a,23aが形成され
ると共に、端面23bは後述するようにゴム栓bの位置
決め用ストッパとして機能する。一対の腕部22の後腕
部24,24間には圧縮コイルバネ25が介装されて、
常態において針部2,2が閉じており、後腕部24,2
4間に図示しないロッドを嵌挿したときに針部2,2が
開くように構成されている。この一対の腕部22,22
は前記取付ヘッド9内に軸26により枢支されている。
【0012】次に、上記装置によるゴム栓の装着方法に
ついて説明する。図1において、位置Aの装着治具1
は、その一対の針部2,2の中心線が電線クランプ27
により把持された電線aの軸線と一致している。この状
態で、エアシリンダ20の作動によりラック17を右方
に移動させると、ギア16の回動により取付ヘッド9が
反時計方向に回動し、装着治具1は位置Aに回動移動す
る。そこで、ガイドノズル3の先端が装着治具1の前記
端面23b(図2参照)に接する迄移動させた後、ガイ
ドノズル3内に加圧空気を送り込み、予め該ノズル3内
に供給されたゴム栓bを前述の如くその右端側に移動さ
せる。これにより、ゴム栓bは一対の針部2,2に移設
される。然る後、ガイドノズル3を後退させ、ゴム栓付
の装着治具1を前記と逆の動作で、元の位置Aに戻す。
【0013】図3(A)ないし(C)は、上記したゴム
栓bの装着治具1への移設工程を示す。ゴム栓bを装着
治具1への移設後、位置Aに戻る間に、針部2,2を前
記開閉機構(図2参照)により開き、挿通孔eを適用電
線aの外径に対応して挿入し易い孔径近くまで拡げてお
く。
【0014】図3(D)は、針部2,2により挿通孔e
を所望の孔径に拡大した状態を示している。この状態
で、前記電線クランプ27(図1参照)をゴム線b側に
前進させ、(E)の如くに電線aを挿通孔e内に所定の
長さLだけ挿入する。そこで、(F)のように、ゴム栓
bの外周をゴム栓チャック28で挟持固定し、一対の針
部2,2を閉じながら、(G)のように、上記電線クラ
ンプ27とゴム栓チャック28とを同時に装着治具1に
対して後退させ、ゴム栓bと装着治具1とを完全に引き
離す。最後に、ゴム栓チャック28を外すと、電線aの
端からほぼ一定の位置Lにゴム栓bが装着された製品が
得られる(H)。
【0015】以上のように、ゴム栓bの挿通孔eは、一
対の針部2,2によりその弾性限度内で広狭自由に拡大
できるので、異サイズの電線でも同一サイズのゴム栓の
使用が可能となる。また、ゴム栓bの外周を拘束する治
具を使用しないので、同一の装着治具1を種々のサイズ
のゴム栓に適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゴム栓の外径や電線サイズに多少の相違があっても支障
なく実施することができ、ゴム栓の電線への装着位置が
ほゞ一定となるから品質の安定したゴム栓付電線を低コ
ストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の概略側面図であ
る。
【図2】図1のゴム栓装着治具とガイドノズルの部分の
拡大図である。
【図3】(A)ないし(H)は、それぞれゴム栓を電線
に装着する工程説明図である。
【図4】(A)ないし(C)は、それぞれ従来のゴム栓
装着方法の説明図である。
【符号の説明】
a 電線 b ゴム栓 c 小径部 d 大径部 e 挿通孔 1 装着治具 2 針部 27 電線クランプ 28 ゴム栓チャック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方を小径部、他方を大径部として形成
    し、中心に電線に対する挿通孔を有するゴム栓を電線の
    先端部に装着する方法であって、ゴム栓の前記挿通孔に
    装着治具の開閉自在の一対の針部を挿入し、該一対の針
    部を開いて該挿通孔の孔径を拡大した状態で電線の端部
    を挿入し、該ゴム栓を外部から挟持固定した後、該一対
    の針部を閉じつつ該挿通孔から引き抜くことを特徴とす
    るゴム栓の電線への装着方法。
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EP2372848B1 (de) * 2010-03-30 2012-11-14 Komax Holding AG Vorrichtung und Verfahren zur Bestückung von Kabeln mit Tüllen

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CN102214906A (zh) * 2010-02-04 2011-10-12 德尔菲技术公司 用于将弹性包覆元件组装在电导体上的设备
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