JP3102321B2 - キャップ取付装置 - Google Patents

キャップ取付装置

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JP3102321B2 JP07279147A JP27914795A JP3102321B2 JP 3102321 B2 JP3102321 B2 JP 3102321B2 JP 07279147 A JP07279147 A JP 07279147A JP 27914795 A JP27914795 A JP 27914795A JP 3102321 B2 JP3102321 B2 JP 3102321B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャップ取付装置に
関し、特に、ワイヤーハーネスを製造する際に、電線の
端部に接続された端子金具に対し、当該端子金具を保護
または防水するためのキャップを取り付けるためのキャ
ップ取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】端子
金具の機械的な接続状態や電気的な接続状態を保護する
ため、特に、液密性を確保して、端子金具の防水を図る
ため、従来より、端子金具の外周に、ゴム等で形成され
たキャップを取り付けることが広く行われている。この
キャップの取り付け作業を手作業で行う場合、キャップ
を指先で挟んで、端子金具の先端から途中部へ無理嵌め
する必要があった。そのため、指先が疲れやすく、しか
も、作業性が悪かった。
【0003】そのような課題を解決するために、加圧空
気を用いてキャップを端子金具に取り付ける方法が提案
されている(特開平6−176841号)。その方法で
は、キャップを予め電線に挿通しておき、端子金具を上
記電線の端部に接続した後、キャップを加圧空気によっ
て膨張させ、膨張したキャップを端子金具の外周に引き
込むようにしている。
【0004】しかしながら、この取り付け方法では、キ
ャップを予め電線に挿通しておく必要があるため、加工
方法に制約が大きく、しかも、電線に接続された端子金
具に対しては適用することができないという不具合があ
った。上記先行技術の不具合を解決するために、本件発
明者は、図19以下に示すキャップ取付装置を開発し
た。本発明の開発過程におけるキャップ取付装置の外観
斜視図である図19および図19のキャップ取付装置を
採用した作業台の外観斜視図である図20を参照して、
同図に示すキャップ取付装置は、作業台1の天板2に蝶
ボルト3で止定される板金製の本体4と、本体4の起立
片4Bから上記作業台1の前に立つ作業者に向かって略
水平に延びる係止突起5とを一体的に備えている。本体
4は、天板2の上面に載置される載置部4A、載置部4
Aの一端部から垂直に上方に延びる上記起立片4Bと、
載置部4Aの他端部から略L字形に延びて上記載置部4
Aの下方に入り込むことにより、上記ビス3を螺合させ
ている螺合部4Bとを備えた板金成形品である。
【0005】上記係止突起5の外観図である図21に示
すように、係止突起5は、その先端近傍部分にくびれ部
5Aと、くびれ部5Aから斜め上に突出する係止部5B
と、基端側のねじ部5Cとを備えており、ねじ部5Cを
それに螺合するナット5D(図19参照)によって上記
起立片4Bに止定することにより、係止部5Bに端子金
具Tをその後端部分から係止させることができるように
なっている(図25(A)(B)参照)。
【0006】図20に示すように、上記作業台1の上に
は、キャップCを収容する収容器6、並びに潤滑剤(例
えば商品名ユニルーブMB−11等)を収容した潤滑剤
容器7が、作業者からみて上記キャップ取付装置の右側
に配置されているとともに、端子金具Tが端部に接続さ
れた電線Wが、ワークとして、当該端子金具Tを作業者
に向けた状態で配置されている。上記キャップCは、発
熱電灯8によって加熱されることにより、軟化されてい
る。
【0007】図22以下は、上記キャップ取付装置によ
る取り付け作業を図解的に示しているものである。先
ず、図22を参照して、先ず、作業者は、上記発熱電灯
8のスイッチをONにし、キャップを例えば15分間加
熱し、キャップCを軟化させる。次に、図23を参照し
て、右手に手袋を嵌めた状態で、軟化したキャップCを
把持する一方、左手で電線Wを取る。
【0008】図24および図25(A)(B)を参照し
て、左手で把持した電線Wの端子金具Tの途中部を上記
係止突起5の係止部5Bにさし込むことにより、端子金
具Tを仮止めし、さらに、端子金具Tが確実に係止部5
Bに入っていることを確認する。図26(A)を参照し
て、端子金具Tが係止された電線Wを左手の親指で係止
突起5に押さえつけ、その状態で、右手で把持したキャ
ップCを潤滑剤容器7の中に浸し、キャップCに潤滑剤
を塗布する。この際、図26(B)に示すように、左手
の親指で、電線Wを係止突起5の上に押さえ付けてお
く。
【0009】図27(A)を参照して、左手は係止され
た端子金具Tの電線Wを親指で係止突起5に押さえ付け
たままで、潤滑剤が塗布されたキャップCを右手で端子
金具Tに挿入する。このとき、図27(B)に示すよう
に、キャップCを、作業者からみて右回りに捩じりなが
ら、キャップCを挿入する。図28を参照して、キャッ
プCの挿入が終了した端子金具Tを係止突起5から抜き
出すことにより、作業を終了する。
【0010】上述の構成では、端子金具Tを止定した状
態でキャップCの取り付けを行うことがてきることか
ら、全くの手作業で行う場合よりも作業性が向上し、し
かも、端子金具Tを電線Wに接続してから作業を行うこ
とが可能になる。しかしながら、キャップCを加熱して
軟化させる必要があることや、複数の端子金具Tにキャ
ップCを同時に取り付けることができない等、作業性の
点で課題があった。
【0011】本発明は上記課題を解決することのできる
キャップ取付装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、端子金具の外周に
環状のキャップを挿入することにより、上記端子金具に
上記キャップを取り付けるキャップ取付装置であって、
電線の端部に接続された端子金具の先端部を開放した状
態で上記端子金具を止定可能な止定部材と、上記端子金
具に取り付けられるキャップを、止定部材に止定された
端子金具の上記先端部に挿入可能に対向する姿勢に保持
可能な保持部材と、端子金具を止定部材に、キャップを
保持部材に、それぞれ装着可能な装着位置と、止定され
た端子金具に保持されたキャップを挿入する挿入位置と
に止定部材と保持部材とを互いに相対的に変位させる変
位手段とを備えていることを特徴とするキャップ取付装
置である。
【0013】この構成では、止定部材および保持部材が
装着位置にあるときに止定部材に端子金具を、保持部材
にキャップを、それぞれ装着し、変位手段によって両部
材を相対的に挿入位置に変位させることにより、止定部
材に止定された端子金具に対し、保持部材に保持された
キャップを挿入し、キャップを端子金具の外周に取り付
けることが可能になる。ここで、「互いに相対的に変位
させる」の意味は、何れか一方が駆動されることによ
り、相対変位する場合であってもよく、双方が互いに駆
動されることにより相対変位する場合であってもよい。
【0014】また、請求項2記載の構成は、請求項1記
載のキャップ取付装置において、上記止定部材は、端子
金具の上記先端部を上向きに傾斜した姿勢で端子金具を
着脱可能なものである。この構成では、作業者が端子金
具を止定部材に装着する際に、止定部材を目視しやすく
なる。
【0015】また、請求項3記載の構成は、請求項1ま
たは2記載のキャップ取付装置において、上記止定部材
は、互いに平行に並ぶ複数のピンで構成されているとと
もに、上記保持部材は、上記ピンに対応して複数のキャ
ップを収容する収容孔を有しているものである。
【0016】この構成では、一度の取り付け作業で、複
数個のキャップをそれぞれ対応する端子金具に取り付け
ることが可能になる。また、請求項4記載の構成は、請
求項1、2または3記載のキャップ取付装置において、
上記変位手段は、止定部材と保持部材との何れか一方を
他方に接近または離反する方向に駆動する手動式の梃子
機構である。
【0017】この構成では、変位手段としての梃子機構
を手作業で操作することより、指先に過大な力をかける
ことなく、容易に取り付け作業を行うことができる。ま
た、請求項5記載の構成は、請求項1、2、3、または
4記載のキャップ取付装置において、上記保持部材は、
保持したキャップを止定部材に止定された端子金具の先
端部に対向させる挿入姿勢と止定部材から外部に開放さ
せる装着姿勢とに変位可能にホルダに保持されているも
のである。
【0018】この構成では、キャップの保持部材への装
着時には保持部材を挿入姿勢から装着姿勢にすることに
より、保持部材を止定部材から開放してキャップを容易
に装着することが可能になる。また、請求項6記載の構
成は、請求項5記載のキャップ取付装置において、上記
保持部材と止定部材とが相対的に装着位置から挿入位置
に変位する過程で保持部材に当接することにより、保持
部材を装着姿勢から挿入姿勢に変位させる当接部材をさ
らに備えているものである。
【0019】この構成では、変位手段によって保持部材
と止定部材とが相対的に変位する際に、当接部材が保持
部材に当接することにより、保持部材を自動的に挿入姿
勢に変位させることが可能になる。また、請求項7記載
の構成は、請求項1、2、3、4、5、または6記載の
キャップ取付装置において、上記保持部材に連結され、
且つ、保持部材と止定部材とが挿入位置にあるときに、
止定部材に止定されている端子金具の後端部に係止可能
な係止部材をさらに設けている。
【0020】この構成では、端子金具のキャップへの挿
入工程を行った後、挿入位置から装着位置に保持部材と
止定部材とを相対的に変位させる際に、予め端子金具の
後端部に係止部材を係止させておくことにより、両者の
相対的な変位に応じて、端子金具が止定部材から離脱さ
せる方向に係止部材が端子金具を駆動することになる。
【0021】また、請求項8記載の構成は、請求項7記
載のキャップ取付装置において、上記保持部材と止定部
材とが相対的に挿入位置から装着位置に変位する過程に
おいて、止定部材から離脱した端子金具から係止部材を
離脱させる離脱部材をさらに備えているものである。
【0022】この構成では、挿入位置から装着位置に保
持部材と止定部材とを相対的に変位させる際に、両者の
相対的な変位に応じて係止部材が端子金具を止定部材か
ら離脱させた後、離脱部材が係止部材を駆動することに
より、端子金具を自動的に開放することになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1
は、本発明の実施の一形態におけるキャップ取付装置1
0の外観を示す斜視図であり、図2は、図1のキャップ
取付装置10に採用されている止定部材の外観を示す斜
視図であり、図3は、図1のキャップ取付装置10に採
用されている保持部材の外観を示しており、(A)は上
記保持部材が装着姿勢にあるときの斜視図、(B)は上
記保持部材が挿入姿勢にあるときの斜視図である。ま
た、図4は、キャップ取付装置10の側面を示してお
り、(A)は保持部材と止定部材とが装着位置の状態を
示すキャップ取付装置10の側面図、(B)は保持部材
と止定部材とが挿入位置へ変位する過程の状態を示すキ
ャップ取付装置10の側面図である。
【0024】先ず、図1を参照して、同図に例示してい
るキャップ取付装置10は、板状のベース11と、ベー
ス11の一端部上面に固定された固定ブロック12と、
上記ベース11の上で固定ブロック12に対して接近ま
たは離反可能に変位するホルダ13と、ホルダ13を駆
動する、変位手段としての梃子機構14とを備えてい
る。さらに、上記固定ブロック12には、電線Wの先端
に接続された端子金具T(何れも図5参照)を止定する
ための止定部材15が取り付けられているとともに、上
記ホルダ13には、止定された端子金具Tに取り付けら
れるキャップC(図5参照)を保持する保持部材16が
取り付けられている。
【0025】上記ベース11は、平面視略長方形に形成
されている比較的厚肉の板金部材である。上記固定ブロ
ック12は、樹脂製の直方体であり、ベース11の下面
から挿通された図示しないボルトにより、ベース11の
一端部に固定されている。上記ホルダ13は、固定ブロ
ック12と同様な樹脂製の部材であり、外形が略直方体
に形成されているとともに、固定ブロック12に対向す
る部分に、矩形の凹部13Aが形成されている。そし
て、固定ブロック12に取り付けられた一対のガイドバ
ー17によって、固定ブロック12に対し、上記ベース
11の長手方向に沿って変位可能に連結されている。
【0026】上記梃子機構14は、ハンドル14Aを備
えている。このハンドル14Aは、ベース11の他端部
に固定された取り付け部材14Bにより、軸A1を介し
て枢支されている基端部141と、基端部141に連続
する把手部142とを一体に有している。上記基端部1
41には、一対のリンクアーム14Cの各一端部が軸A
2によって枢支されており、これらのリンクアーム14
Cの各他端部は、作動ロッド14Dに対し、軸A3によ
って回動可能に支持されている。この作動ロッド14D
は、一端部が上記ホルダ13の固定ブロック12と反対
側に固定されているとともに、上記取り付け部材14B
に溶接されている筒部材14Eに案内されることによ
り、上記ベース11の長手方向に平行に支持されている
ものである。そして、ハンドル14Aを上述した軸A1
回りに回動させることにより、作動ロッド14Dを介し
て上記ホルダ13を止定部材12に対して接近/離反可
能に変位できるようになっている。なお、上記ハンドル
14Aを軸A1回りに接近側(図1において時計回り方
向)に回動させることにより、作動ロッド14Dを介し
てホルダ13を止定部材12に接近させて、所定の間隔
を隔てたところでホルダ13を停止させるために、ハン
ドル14Aには、上記リンクアーム14Cに対し、時計
回り方向に止定するピン143が一体的に形成されてい
る。なお、離反方向へのハンドル14Aの回り止めを図
るために、ベース11の他端部にはボルト14Fが立設
されている(図4(A)(B)参照)。
【0027】次に、図2を参照して、上記止定部材15
は、三条のピン15Aで具体化されている。各ピン15
Aは、固定ブロック12の上部を、当該ベース11の一
端側から他端側へ貫通している。この際、各ピン15A
の先端部(ベース11の他端側)が上向きになるよう
に、各ピン15Aは、斜めに傾斜(水平な線に対し、例
えば10°)傾斜している。また、各ピン15Aの基端
部分には、六角孔付ボルト15Bが一体に形成されてお
り、この六角孔付ボルト15Bを固定ブロック12に螺
合することにより、各ピン15Aと固定ブロック12と
の一体化が計られている一方、各ピン15Aの先端部の
突出長さを端子金具Tの種類に応じて変更可能になって
おり、端子金具Tの汎用性が図られている。
【0028】次に、図3(A)(B)を参照して、上記
保持部材16は、ホルダ13の凹部13Aに収容されて
いるとともに、ベース11の幅方向に延びる支軸18に
より回動可能に支持されている樹脂製の部材である。そ
して、上記支軸18回りに回動することにより、図3
(A)に示す装着姿勢と、図3(B)に示す挿入姿勢と
に変位可能に構成されている。
【0029】保持部材16は、図3(A)に示す装着姿
勢において、概ね水平面に沿う装着面16Aと、この装
着面16Aと直角に連続して、上記ホルダ13の、固定
ブロック12と対向する面13Bと面一に並ぶ受圧面1
6Bとを区画している。また、これら装着面16Aと受
圧面16Bとの背面には、図3(B)に示すように、上
記支軸18の中心線を円弧中心とする円弧面16Cが形
成されており、これによって、保持部材16の回動を容
易ならしめている。
【0030】上記装着面16Aには、支軸18の中心線
沿いに並ぶ、例えば三つの収容孔16Dが形成されてい
る。各収容孔16Dは、上記円弧面16Cに貫通してい
るとともに、対応するキャップC(図6参照)の外径に
対応した端部を内部に区画している。従って、収容孔1
6Dは、キャップCの頭部C1を外部に露出させた状態
でキャップCを保持できるようになっている(図6参
照)。
【0031】上記受圧面16Bは、ホルダ13の面13
Bに形成されたねじ孔(図示せず)に螺合する六角孔付
ボルト13Cに止定されたワッシャ13Dに当接するこ
とにより、図において、時計回り方向の回動を許容した
状態で、反時計回り方向の回り止めが施されている。他
方、保持部材16を回動させて、図3(B)に示す挿入
姿勢に変位させるために、図4(A)(B)に示すよう
に、上記固定ブロック12には、当接部材としての一対
の当接ピン20が固定されている。
【0032】図4(A)(B)を参照して、当接ピン2
0は、基端部にねじ部20Aが螺設されており、このね
じ部20Aを上記固定ブロック12に螺合させ、ナット
20Cで止定することにより、保持部材16に向かっ
て、水平に延びている。また、当接ピン20の高さは、
保持部材16をホルダ13に軸支している支軸18より
も下側に設定されおり、これによって、当接ピン20の
先端部20Bが、上記受圧面16Bの、支軸18よりも
下側を加圧できるように構成されている。従って、図4
(A)のように、保持部材16が装着姿勢になっている
ホルダ13が、図4(B)に示すように、固定ブロック
12に接近すると、上記当接ピン20の先端部20B
が、保持部材16の受圧面16Bに当接することによ
り、保持部材16が図において支軸18回りに時計回り
に回動し、ホルダ13の変位に連動して自動的に挿入姿
勢に変位することになる。また、保持部材16が挿入姿
勢に変位した後は、受圧面16Bが上記当接ピン20の
上部に載置されることにより、保持部材16の回り止め
が施されることになる。この結果、特別な回り止め部材
が不要になるという利点がある。
【0033】次に、上述した図3および図4を参照し
て、上記ホルダ13には、係止部材22が連結されてい
る。係止部材22は、後述するキャップCの取り付け作
業において、取り付け作業後の端子金具Tをピン15A
から離脱させるためのものである。係止部材22は、上
記ピン15Aに対応する凹部22Aを有する板状の係止
部22Bと、係止部22Bの両端部に連設された一対の
腕部22C、22Dとを有する板金部材である。各腕部
22C、22Dは、上記ホルダ13に設けられた回転軸
23によって、上記支軸18の固定ブロック12と反対
側に回動可能に取り付けられている。これにより、係止
部22Bは、後述する挿入位置に上記保持部材と止定部
材15とが相対的に変位しているときに、取り付け作業
後において、止定部材15に止定されている端子金具T
の後端部に係止する係止姿勢(図14、図15参照)
と、上記端子金具Tから離脱する離脱姿勢(図3(A)
(B)参照)とに変位可能に構成されている。また、各
腕部22C、22Dは、側面でみて内側が固定ブロック
12に向く略L字形に形成されている。一方の腕部22
Cには、連結片22Eが連設されている。連結片22E
は、ベース11に立設された、離脱部材としてのボルト
24に当接することにより、上記保持部材16が止定部
材15に対し、相対的に挿入位置から装着位置に変位す
る過程において、止定部材15から離脱した端子金具T
から係止部22Bを離脱させることができるようになっ
ている。
【0034】次に、図1および図5以下を参照して、上
述したキャップ取付装置10を用いたキャップCの取り
付け作業について詳述する。図5は、上述したキャップ
取付装置10を用いて取り付け作業を行うための作業台
を示す外観斜視図である。同図を参照して、作業台1の
上には、上述したキャップ取付装置10が斜めに載置さ
れているとともに、キャップCを収容する収容器6、潤
滑剤を収容した潤滑剤容器7、および潤滑剤を塗布する
ための筆8、並びに筆8を収容する容器9が配置されて
いる。他方、端子金具Tが端部に接続された電線Wが、
当該端子金具Tを右側に向けた状態で水平に配置されて
いる。
【0035】次に、図1を参照して、作業の開始状態に
おいて、上記キャップ取付装置10の梃子機構14のハ
ンドル14Aを固定ブロック12と反対側に回動してお
くことにより、固定ブロック12に取り付けられた止定
部材15(ピン15A)とホルダ13に連結されている
保持部材16とを、互いが離反している装着位置に変位
しておく。さらに、この状態では、保持部材16を手作
業で装着姿勢に変位させておく。また、係止部材22
は、ボルト24の作用により、梃子機構14のハンドル
14Aを図示の姿勢に回動させることによって、後述す
るように自動的に離脱姿勢に変位している。
【0036】この状態で作業者は、右手でキャップCを
保持して、装着姿勢に変位している保持部材16の収容
孔16DにキャップCを一つずつ収容していく。図6
は、収容孔16DにキャップCが収容された状態を示す
斜視図である。同図に示すように、上述した収容孔16
Dの段差形状(図示せず)によって、収容されたキャッ
プCは、その一部が僅かの高さH1(例えば2mm〜4
mm)分だけ装着面16Aから突出している状態にな
る。
【0037】図7(A)(B)は、止定部材の要部を拡
大したものであり、(A)は装着前、(B)は装着後を
示す拡大部分略図である。図7(A)(B)を参照し
て、作業者は、左手で電線Wを取り、その端子金具Tの
途中部を止定部材15としてのピン15Aにさし込み、
端子金具Tをピン15Aに止定する。図8は、止定部材
15の要部を拡大して示す斜視図である。同図に示すよ
うに、端子金具Tは、その先端部が保持部材15の方に
向けられ、且つ、開放された状態でピン15Aの上に止
定される。
【0038】図9は、潤滑剤の塗布作業を示す止定部材
15の概略斜視図である。同図に示すように、筆8を使
って、止定された端子金具Tの先端部分に、潤滑剤容器
7に収容されている潤滑剤を薄く塗布する。この塗布作
業は、潤滑剤が垂れ落ちないよう、少量塗布するだけで
よい。図10は、取り付け作業の一過程を示すキャップ
取付装置10の斜視図である。同図並びに上述した図4
(A)(B)に示すように、上述したキャップCの収容
作業および端子金具Tの止定作業を行った後、梃子機構
14のレバー14Aを起こして、ホルダ13を固定ブロ
ック12の方に接近させることにより、キャップCに端
子金具Tを挿入することができる。
【0039】図4(A)(B)を参照して、止定部材1
5と保持部材16とが、互いに装着姿勢にある状態か
ら、梃子機構14のレバー14Aを起こすと、上述した
ように、固定ブロック12に取り付けられている当接ピ
ン20の先端部20Bが、保持部材16の受圧面16B
に当接することにより、保持部材16が図において支軸
18回りに時計回りに回動し、ホルダ13の変位に連動
して自動的に挿入姿勢に変位することになる。これによ
り、保持部材16が保持しているキャップCは、止定部
材15に止定されている端子金具Tの先端に臨むことに
なる。
【0040】図11ないし図13は、取り付け作業にお
けるキャップ取付装置10の要部を示す斜視図である。
図11を参照して、端子金具Tの先端にキャップCを臨
ませた際、保持部材16の装着姿勢から挿入姿勢への変
位によって、キャップCが突出していないかどうかを目
視する。この時点でキャップCが突出している場合に
は、指で押し込んで、正規の保持状態にする。
【0041】図12を参照して、キャップCの状態を確
認した後、梃子機構14のハンドル14Aをさらに回動
させることにより、キャップCを端子金具Tの外周に嵌
め込む。この段階では、一度に挿入せずに、端子金具T
の先端にキャップCの内周を位置決めすることが好まし
い。さらに、図13に示すように、梃子機構14のハン
ドル14Aを小刻みに前後に回動させることにより、除
々に挿入工程を行うことが好ましい。この挿入工程の
間、左手で止定されている端子金具Tの各電線Wを保持
しておくことが好ましい。
【0042】図14は、取り付け作業におけるキャップ
取付装置10の外観を示す斜視図であり、図15は、図
14の要部を拡大して示す斜視図である。これらの図を
参照して、挿入工程が終了すると、離脱姿勢にあった係
止部材22を回転軸23回りに回動させて、係止姿勢に
変位させることにより、係止部22Bを各端子金具Tの
後端部に係止する。上述したように、係止部22Bに
は、ピン15Aに対応する凹部22A(図15参照)が
形成されていることから、この係止姿勢への変位によっ
て、凹部22Aが対応する端子金具Tの電線Wの外周に
係合し、端子金具Tを引き抜きやすくなっている。この
とき、作業者は、係止姿勢に変位した係止部材22を指
で軽く押さえておくことが好ましい。
【0043】図16および図17は、挿入工程後の取り
付け作業におけるキャップ取付装置10の外観を示す斜
視図である。これらの図を参照して、係止部材22を端
子金具Tの後端部に係止させてから、梃子機構14のハ
ンドル14を倒すことにより、ホルダ13を介して保持
部材16および係止部材22が一体的に止定部材15か
ら離反する結果、保持部材16は、元の装着位置に変位
するとともに、端子金具Tは、係止部材22によって、
止定部材15から掻き出され、止定部材15から離脱す
る。そして、保持部材16が完全に装着位置に戻るまで
の過程において、上記係止部材22の連結片22Eがボ
ルト24に当接することにより、図において、反時計回
り方向に回動し、図17に示すように、止定部材15か
ら離脱した端子金具Tから係止部22Bを離脱すること
になる。
【0044】図18は、上述の工程を経てキャップCが
装着された端子金具Tの外観を示す斜視図であり、
(A)は良品を、(B)および(C)は不良品をそれぞ
れ示している。同図を参照して、取り付け作業が終了し
た端子金具Tは、目視により、キャップの装着状態が検
査される。図18(B)に示す挿入不足や(C)に示す
挿入過剰が生じている場合には、手で修正し、図18
(A)の状態にする。また、キャップCに破れが生じて
いる場合には、ニッパ等の工具を用いて不良キャップC
を切取り、再度キャップCを挿入し直す。
【0045】良品と判断された端子金具Tは、図5のX
で示すように、未取り付けの端子金具Tから選り分けて
載置し、未取り付けの端子金具Tについて、上述した取
り付け作業を繰り返す。以上説明したように、図1に例
示した本発明の実施の形態においては、止定部材15に
止定された端子金具Tに対し、保持部材16に保持され
たキャップCを挿入することが可能になるので、端子金
具Tを電線Wに接続してからキャップCの端子金具Tへ
の取り付け作業を行うに当たり、キャップCを加熱する
ことなく容易に挿入することができる結果、作業性が際
立って向上するという顕著な効果を奏する。
【0046】特に、止定部材15が、端子金具Tを上向
きに傾斜した姿勢で着脱可能なピン15Aで具体化され
ているものであることから、作業者が端子金具Tを止定
部材15に装着する際に、止定部材15を目視しやすく
なるので、この点からも作業性が向上するという利点が
ある。また、上述のように、一度の取り付け作業で、複
数のキャップCを保持し、複数の端子金具Tに取り付け
ることができることから、作業効率も向上するという利
点がある。
【0047】また、変位手段としての梃子機構14を手
作業で操作することより、指先に過大な力をかけること
なく、容易に取り付け作業を行うことができるので、こ
の点からも作業性が向上する他、梃子機構14を採用し
ているので、設備費用も安価になるという利点がある。
また、キャップCの保持部材16への装着時には保持部
材16を挿入姿勢から装着姿勢にすることにより、保持
部材16を止定部材15から開放してキャップCを容易
に装着することが可能になるので、キャップCを保持部
材16に装着する作業も容易に行うことができるという
利点がある。
【0048】さらに、変位手段としての梃子機構14に
よって保持部材16と止定部材15とが相対的に変位す
る際に、当接ピン20が保持部材16に当接することに
より、保持部材16を自動的に挿入姿勢に変位させるこ
とが可能になるので、保持部材16を一々手作業で挿入
姿勢に変位させる必要がなくなり、保持部材16の操作
性が向上するという利点がある。
【0049】加えて、保持部材16と止定部材15との
相対的な変位に応じて、端子金具Tが止定部材15から
離脱させる方向に係止部材が端子金具Tを駆動すること
になるので、キャップCの挿入工程終了後、端子金具T
を一々手作業で止定部材15から離脱させる必要がなく
なる結果、端子金具Tの取り出し作業が容易になるとい
う利点がある。
【0050】さらに、挿入位置から装着位置に保持部材
16と止定部材15とを相対的に変位させる際に、両者
の相対的な変位に応じて係止部材22が端子金具Tを止
定部材15から離脱させた後、ボルト24が係止部材2
2を駆動することにより、端子金具Tを自動的に開放す
ることになるので、係止部材22を一々手作業で端子金
具Tから離脱させる必要がなくなる結果、係止部材22
の操作性が向上するという利点がある。
【0051】上述した構成は、本発明の好ましい具体例
を例示したものに過ぎず、本発明は上記構成に限定され
ない。たとえば、梃子機構に代えて、エアシリンダ等の
駆動機構を用いて、変位手段を構成してもよい。或い
は、保持部材を固定側に、止定部材を可動側に構成する
ことによって、両者を相対的に接近または離反させる構
成を採用してもよい。その場合には、当接ピンを止定部
材と一体に駆動して、保持部材を二つの姿勢に自動的に
変位できるようにしてもよい。また、その場合には、係
止部材を保持部材に連結し、離脱部材を止定部材に取り
付けられることにより、係止部材の自動的な変位動作を
行うことも可能になる。
【0052】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることは云うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成で
は、止定部材に止定された端子金具を、保持部材に保持
されたキャップに挿入することが可能になるので、端子
金具を電線に接続してからキャップの端子金具への取り
付け作業を行うに当たり、キャップを加熱することなく
容易に挿入することができる結果、作業性が際立って向
上するという顕著な効果を奏する。
【0054】特に、請求項2記載の構成では、作業者が
端子金具を止定部材に装着する際に、止定部材を目視し
やすくなるので、この点からも作業性が向上するという
利点がある。また、請求項3記載の構成では、一度の取
り付け作業で、複数個のキャップをそれぞれ対応する端
子金具に取り付けることが可能になるので、作業効率も
向上するという利点がある。
【0055】また、請求項4記載の構成では、変位手段
としての梃子機構を手作業で操作することより、指先に
過大な力をかけることなく、容易に取り付け作業を行う
ことができるので、この点からも作業性が向上する他、
梃子機構を採用しているので、設備費用も安価になると
いう利点がある。また、請求項5記載の構成では、キャ
ップの保持部材への装着時には、保持部材を挿入姿勢か
ら装着姿勢にすることにより、保持部材を止定部材から
開放してキャップを容易に装着することが可能になるの
で、キャップを保持部材に装着する作業も容易に行うこ
とができるという利点がある。
【0056】また、請求項6記載の構成では、変位手段
によって保持部材と止定部材とが相対的に変位する際
に、当接部材が保持部材に当接することにより、保持部
材を自動的に挿入姿勢に変位させることが可能になるの
で、保持部材を一々手作業で挿入姿勢に変位させる必要
がなくなり、保持部材の操作性が向上するという利点が
ある。
【0057】また、請求項7記載の構成では、保持部材
と止定部材との相対的な変位に応じて、端子金具が止定
部材から離脱させる方向に係止部材が端子金具を駆動す
ることになるので、キャップの挿入工程終了後、端子金
具を一々手作業で止定部材から離脱させる必要がなくな
る結果、端子金具の取り出し作業が容易になるという利
点がある。
【0058】さらに、請求項8記載の構成では、挿入位
置から装着位置に保持部材と止定部材とを相対的に変位
させる際に、両者の相対的な変位に応じて係止部材が端
子金具を止定部材から離脱させた後、離脱部材が係止部
材を駆動することにより、端子金具を自動的に開放する
ことになるので、係止部材を一々手作業で端子金具から
離脱させる必要がなくなる結果、係止部材の操作性が向
上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるキャップ取付装
置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1のキャップ取付装置に採用されている止定
部材の外観を示す斜視図である。
【図3】図1のキャップ取付装置に採用されている保持
部材の外観を示しており、(A)は上記保持部材が装着
姿勢にあるときの斜視図、(B)は上記保持部材が挿入
姿勢にあるときの斜視図である。
【図4】キャップ取付装置の側面を示しており、(A)
は保持部材と止定部材とが装着位置の状態を示すキャッ
プ取付装置の側面図、(B)は保持部材と止定部材とが
挿入位置へ変位する過程の状態を示すキャップ取付装置
の側面図である。
【図5】キャップ取付装置を用いて取り付け作業を行う
ための作業台を示す外観斜視図である。
【図6】収容孔にキャップが収容された状態を示す斜視
図である。
【図7】止定部材の要部を拡大したものである。(A)
は装着前、(B)は装着後を示す拡大部分略図である。
【図8】止定部材の要部を拡大して示す斜視図である。
【図9】潤滑剤の塗布作業を示す止定部材の概略斜視図
である。
【図10】取り付け作業の一過程を示すキャップ取付装
置の斜視図である。
【図11】取り付け作業におけるキャップ取付装置の要
部を示す斜視図である。
【図12】取り付け作業におけるキャップ取付装置の要
部を示す斜視図である。
【図13】取り付け作業におけるキャップ取付装置の要
部を示す斜視図である。
【図14】取り付け作業におけるキャップ取付装置の外
観を示す斜視図である。
【図15】図14の要部を拡大して示す斜視図である。
【図16】挿入工程後の取り付け作業におけるキャップ
取付装置の外観を示す斜視図である。
【図17】挿入工程後の取り付け作業におけるキャップ
取付装置の外観を示す斜視図である。
【図18】取り付け作業を経てキャップが装着された端
子金具の外観を示す斜視図であり、(A)は良品を、
(B)および(C)は不良品をそれぞれ示している。
【図19】本発明の開発過程におけるキャップ取付装置
の外観斜視図である。
【図20】図19のキャップ取付装置を採用した作業台
の外観斜視図である。
【図21】係止突起の外観図である。
【図22】図19のキャップ取付装置による取り付け作
業を図解的に示す平面略図である。
【図23】図19のキャップ取付装置による取り付け作
業を図解的に示す平面略図である。
【図24】図19のキャップ取付装置による取り付け作
業を図解的に示す平面略図である。
【図25】図19のキャップ取付装置による端子金具の
取り付け作業を図解的に示しており、(A)は装着前、
(B)は装着後を示す拡大部分略図である。
【図26】図19のキャップ取付装置による取り付け作
業を図解的に示しており、(A)は平面略図、(B)は
要部拡大図である。
【図27】図19のキャップ取付装置による取り付け作
業を図解的に示しており、(A)は平面略図、(B)は
要部拡大図である。
【図28】図19のによる取り付け作業を図解的に示す
要部拡大図である。
【符号の説明】
10 キャップ取付装置 15 止定部材 15A ピン 16 保持部材 16D 収容孔 20 当接ピン(当接部材) 22 係止部材 24 ボルト(離脱部材)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子金具の外周に環状のキャップを挿入す
    ることにより、上記端子金具に上記キャップを取り付け
    るキャップ取付装置であって、 電線の端部に接続された端子金具の先端部を開放した状
    態で上記端子金具を止定可能な止定部材と、 上記端子金具に取り付けられるキャップを、止定部材に
    止定された端子金具の上記先端部に挿入可能に対向する
    姿勢に保持可能な保持部材と、 端子金具を止定部材に、キャップを保持部材に、それぞ
    れ装着可能な装着位置と、止定された端子金具に保持さ
    れたキャップを挿入する挿入位置とに止定部材と保持部
    材とを互いに相対的に変位させる変位手段とを備えてい
    ることを特徴とするキャップ取付装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のキャップ取付装置におい
    て、 上記止定部材は、端子金具の上記先端部を上向きに傾斜
    した姿勢で端子金具を着脱可能なものである。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のキャップ取付装置
    において、 上記止定部材は、互いに平行に並ぶ複数のピンで構成さ
    れているとともに、上記保持部材は、上記ピンに対応し
    て複数のキャップを収容する収容孔を有しているもので
    ある。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載のキャップ取付
    装置において、 上記変位手段は、止定部材と保持部材との何れか一方を
    他方に接近または離反する方向に駆動する手動式の梃子
    機構である。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3、または4記載のキャッ
    プ取付装置において、 上記保持部材は、保持したキャップを止定部材に止定さ
    れた端子金具の先端部に対向させる挿入姿勢と止定部材
    から外部に開放させる開放姿勢とに変位可能にホルダに
    保持されているものである。
  6. 【請求項6】請求項5記載のキャップ取付装置におい
    て、 上記保持部材と止定部材とが相対的に装着位置から挿入
    位置に変位する過程で保持部材に当接することにより、
    保持部材を開放姿勢から挿入姿勢に変位させる当接部材
    をさらに備えているものである。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5、または6記載
    のキャップ取付装置において、 上記保持部材に連結され、且つ、保持部材と止定部材と
    が挿入位置にあるときに、止定部材に止定されている端
    子金具の後端部に係止可能な係止部材をさらに設けてい
    る。
  8. 【請求項8】請求項7記載のキャップ取付装置におい
    て、 上記保持部材と止定部材とが相対的に挿入位置から装着
    位置に変位する過程において、止定部材から離脱した端
    子金具から係止部材を離脱させる離脱部材をさらに備え
    ているものである。
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