JPH109219A - スプール等の保持具 - Google Patents

スプール等の保持具

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JPH109219A
JPH109219A JP16454496A JP16454496A JPH109219A JP H109219 A JPH109219 A JP H109219A JP 16454496 A JP16454496 A JP 16454496A JP 16454496 A JP16454496 A JP 16454496A JP H109219 A JPH109219 A JP H109219A
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spool
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pusher
pipe
cylinder
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Fumio Sato
文男 佐藤
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプール等の円筒物に偏心を生ぜずにモータ
ー等の回転軸との着脱が容易にでき、而も、着脱の際に
スプール等の内壁部に損傷を発生させない保持具を提供
する。 【解決手段】 本発明の保持具は、スプール1等を保持
するために120度間隔で3組設けられた長さの等しい
1対のシャフト2と、このシャフト2を保持するガイド
穴が形成された3本の爪3と、前記シャフト2を駆動さ
せる2本のテーパー状のパイプ4a,4bと、これら2
本のパイプ4a,4bを夫々片側から押圧する2本のバ
ネ5と、前記パイプ4a,4bとシャフト2をガイドす
る円筒6と、前記2本のパイプ4a,4bをそれぞれ当
接するバネ5に押しつける方向に押圧するプッシャ7
と、このプッシャ7をロックする爪8とにより構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプール等の円筒
物をモーター等駆動装置の回転軸に保持するために用い
る治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属等の極細線を巻き取るスプー
ル等の円筒物をモーター等の回転軸に固定する場合、そ
の回転軸の外径がかかる円筒物の内径の大きさよりも小
さくなるように加工し、この回転軸に1対のプランジャ
ー3組を等間隔になるように取り付けることによって行
われていた。スプール等は通常は高速回転で使用される
ため、その重量バランスが良好であることが重要であ
る。しかしながら、実際にはスプール等の内径にはばら
つきがあるので、良好な重量バランスを保持するために
は、プランジャーによるバランス調整を行うことが必要
であった。しかし、このバランス調整はスプール毎に内
径のばらつきが異なっているため難しく、又、モーター
等の回転軸との着脱の際にスプールの内壁部に損傷を生
じてしまう虞もあった。そこで、スプール等の円筒物に
偏心を生ぜずにモーター等の回転軸との着脱が容易にで
き、而も、着脱の際にスプール等の内壁部に損傷を発生
させない保持具の開発が待たれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、内径にばらつきのあるスプー
ル等の円筒物であっても偏心を生じることなく容易にモ
ーター等の回転軸に取り付けることが可能で、且つ、そ
の着脱に際しかかる円筒物の内壁部に生じる損傷を最小
限とすることができる保持具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるスプール等の保持具は、スプール1等
を保持するために120度間隔で3組設けられた長さの
等しい1対のシャフト2と、このシャフト2を保持する
ガイド穴が形成された3本の爪3と、前記シャフト2を
駆動させる2本のテーパー状のパイプ4a,4bと、こ
れら2本のパイプ4a,4bを夫々片側から押圧する2
本のバネ5と、前記パイプ4a,4bとシャフト2をガ
イドする円筒6と、前記2本のパイプ4a,4bをそれ
ぞれ当接するバネ5に押しつける方向に押圧するプッシ
ャ7と、このプッシャ7をロックする爪8とにより構成
されていることを特徴とする。又、本発明の保持具で
は、1本のパイプ4aを貫通して他のパイプ4bに達し
2本のパイプ4a,4bを水平方向へ等距離移動させ得
る軸9が前記プッシャ7と一体的に設けられていること
を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至3を用いて本発明
を詳細に説明する。
【0006】図1は本発明によるスプール等の保持具の
構成を示す正面図であり、図2は図1のA−A線に沿う
断面図である。本発明の保持具20では、スプール1を
保持するための長さの等しい1対のシャフト2が120
度の間隔をもって3組設けられている。このシャフト2
は、ガイド穴が形成された3本の爪3と円筒6とにより
保持され、ガイドされる。円筒6の内部には、2本のテ
ーパー状のパイプ4a,4bと、これら2本のパイプ4
a,4bを夫々片側から押圧する2本のバネ5とが備え
られている。又、プッシャ7には1本のパイプ4aを貫
通して他のパイプ4bに達する軸9が設けられており、
このプッシャ7を押圧することにより、パイプ4a,4
bを夫々当接するバネ5の弾性力に逆らう方向に水平移
動させることができるようになっている。又、円筒6の
外周面には溝が形成されており、この溝にプッシャ7に
設けられた爪8を嵌め込むことによって、パイプ4a,
4bの位置を固定できるようになっている。更に、シャ
フト2には夫々バネ10が備えられており、シャフト2
がパイプ4a,4bのテーパー状側面に沿って動くよう
にパイプ側に押している。尚、パイプ4aとパイプ4b
とは、何れもそのテーパー状側面の形状は同様に形成さ
れており、爪8とプッシャ7との間には、爪8を円筒6
の溝に固定するためのバネ8aが設けられている。
【0007】本発明の保持具20はこのように構成され
ているため、爪8が円筒6の溝から外れると、夫々独立
したバネ5により2つのテーパー状のパイプ4a,4b
は図の水平左方向に移動させられる。これによって、こ
のパイプ4a,4bのテーパー状の側面に接している等
しい長さの1対のシャフト2を押し上げることができ
る。これにより内径にばらつきのあるスプール1を偏心
させることなく均等にクランプすることか可能になる。
又、プッシャ7をバネ5の弾性力に逆らう方向に押すこ
とによりスプール1に対するシャフト2の締付け力を緩
め、スプール1の内壁面に爪3を接触させることなく保
持具20の着脱が可能になる。
【0008】図3(a),(b)は図2に示した本発明
の保持具20の概略を示す図であるが、この図を用いて
本発明の保持具20のメカニズムを更に詳細に説明す
る。
【0009】図3(a)に示すように、本発明の保持具
20において、プッシャ7を押すと爪8が円筒ガイド6
の溝とかみ合ってロックされるが、このときテーパー状
のパイプ4aは図の水平右方向に移動して固定される。
尚、パイプ4bもパイプ4aと連動して移動するため、
同様に移動して固定される。更に、この状態で、シャフ
ト2は爪3と円筒6とに夫々形成されているガイド穴に
保持されているためパイプ4aのテーパー状側面に沿っ
て下降する。よって、3組のシャフト2と爪3により形
成される径の大きさはスプール1の内径よりも小さくな
る。この状態でスプール1に本発明の保持具20を挿入
した後、図3(b)に示すように、プッシャ7の爪8を
円筒6の溝から外すとテーパー状のパイプ4aはバネ5
によって図の左側に押し出され、シャフト2を押し上げ
爪3をスプール1の内壁面に押し付けることができる。
このようにして、スプール1はその内径の大小にかかわ
りなく、保持具20に強く固定されるが、このとき、ス
プール1は偏心することなく保持具20に固定されてい
るため、重量バランスも良好になる。従って、このよう
にスプール1が固定された保持具20をモータ等の回転
軸に取り付けることにより、良好な状態でスプール1を
使用することができる。
【0010】次に、スプール1を保持具20から取り外
す場合には、図3(a)に示すように、再びプッシャ7
を押せばプッシャ7の爪8が円筒6の溝にロックされ、
パイプ4aが図の右方向に移動し、シャフト2がパイプ
4のテーパー状側面に沿って下降し、スプール1の内壁
面に爪3を接触させることなくスプール1を簡単に保持
具20から取り外すことができる。
【0011】
【発明の効果】上述のように、本発明の保持具を用いれ
ば、スプール等の円筒物を、その内径の大小にかかわり
なく偏心を生ぜずにモーター等の回転軸に固定すること
ができる。又、前記円筒物と本発明の保持具との着脱の
際、かかる円筒物の内壁面に損傷を与えるようなことも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプール等の保持具の構成を示す正面
図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】(a),(b)は 本発明の保持具の作用を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 スプール 2 シャフト 3,8 爪 4 テーパー状のパイプ 5,8a,8b,10 バネ 6 円筒 7 プッシャ 9 軸 20 保持具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール1等を保持するために120度
    間隔で3組設けられた長さの等しい1対のシャフト2
    と、該シャフト2を保持するガイド穴が形成された3本
    の爪3と、前記シャフト2を駆動させる2本のテーパー
    状のパイプ4a,4bと、該2本のパイプ4a,4bを
    夫々片側から押圧する2本のバネ5と、前記パイプ4
    a,4bとシャフト2をガイドする円筒6と、前記2本
    のパイプ4a,4bを夫々当接するバネ5に押しつける
    方向に押圧するプッシャ7と、該プッシャ7をロックす
    る爪8とにより構成されていることを特徴とするスプー
    ル等の保持具。
  2. 【請求項2】 前記プッシャ7には、1本のパイプ4a
    を貫通して他のパイプ4bに達し、2本のパイプ4a,
    4bを水平方向へ等距離移動させ得る軸9が設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のスプール等の保
    持具。
JP16454496A 1996-06-25 1996-06-25 スプール等の保持具 Expired - Fee Related JP2930012B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012870A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Yokohama Rubber Co Ltd:The ボビンの保持構造
JP2010078026A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 円筒物保持具
CN110482310A (zh) * 2019-09-10 2019-11-22 依合斯电梯配件(上海)有限公司 一种安全可靠单人操作的钢丝卷快速夹紧装置
CN113734134A (zh) * 2021-11-08 2021-12-03 杭州重河新能源科技有限公司 电动汽车用电子真空泵装卸支架
CN114749807A (zh) * 2022-05-17 2022-07-15 华能淮阴第二发电有限公司 一种焊接切圆装置

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