JP2635234B2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- JP2635234B2 JP2635234B2 JP3095870A JP9587091A JP2635234B2 JP 2635234 B2 JP2635234 B2 JP 2635234B2 JP 3095870 A JP3095870 A JP 3095870A JP 9587091 A JP9587091 A JP 9587091A JP 2635234 B2 JP2635234 B2 JP 2635234B2
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- JP
- Japan
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- bending
- fiber bundle
- optical fiber
- tube
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡に係わり、特に、
可撓管と湾曲管とからなる挿入部内に、保護チューブで
被覆された複数の光学繊維束を挿通した内視鏡に関す
る。
可撓管と湾曲管とからなる挿入部内に、保護チューブで
被覆された複数の光学繊維束を挿通した内視鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、内視鏡の挿入部に内蔵される
比較的脆弱な光学繊維束は、通常、その外周を可撓性の
保護チューブで被覆して折損等を防止している。そし
て、特に挿入部の湾曲管部位は、複雑かつ大きな動きが
伴うため、光学繊維束の折損が生じやすい。
比較的脆弱な光学繊維束は、通常、その外周を可撓性の
保護チューブで被覆して折損等を防止している。そし
て、特に挿入部の湾曲管部位は、複雑かつ大きな動きが
伴うため、光学繊維束の折損が生じやすい。
【0003】例えば、実開昭58−117602号公報
では、湾曲管部位に位置する光学繊維束の外周に保護チ
ューブを2重に被覆して、湾曲時において鉗子チャンネ
ル内に挿通される鉗子等の押込み力や、湾曲における曲
げ力等によって、湾曲管部位の光学繊維束が折損するの
を防止する一方、湾曲管以外の可撓管部位に位置する光
学繊維束外周における保護チューブの被覆は1重にし
て、挿入部の細径化を図っている。
では、湾曲管部位に位置する光学繊維束の外周に保護チ
ューブを2重に被覆して、湾曲時において鉗子チャンネ
ル内に挿通される鉗子等の押込み力や、湾曲における曲
げ力等によって、湾曲管部位の光学繊維束が折損するの
を防止する一方、湾曲管以外の可撓管部位に位置する光
学繊維束外周における保護チューブの被覆は1重にし
て、挿入部の細径化を図っている。
【0004】また、実開昭60−184508号公報で
は、光学繊維束外周に被覆される保護チューブの湾曲管
部位における内径を、可撓管部位における内径より小さ
く形成することによって、湾曲管部位の光学繊維束の密
度を高め比較的硬めに構成して、その折損を防止してい
る。
は、光学繊維束外周に被覆される保護チューブの湾曲管
部位における内径を、可撓管部位における内径より小さ
く形成することによって、湾曲管部位の光学繊維束の密
度を高め比較的硬めに構成して、その折損を防止してい
る。
【0005】さらに、実開昭63−77001号公報で
は、湾曲管部位における光学繊維束の充填率を可撓管部
位における充填率より低くすることによって、湾曲管部
位における光学繊維束の湾曲に伴う軸方向の移動を容易
にし、湾曲管部位での光学繊維束の折損を防止してい
る。
は、湾曲管部位における光学繊維束の充填率を可撓管部
位における充填率より低くすることによって、湾曲管部
位における光学繊維束の湾曲に伴う軸方向の移動を容易
にし、湾曲管部位での光学繊維束の折損を防止してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、挿入部内に
複数の光学繊維束を挿通したものにおいて、湾曲管の湾
曲時、その湾曲管部位における光学繊維束のうち、湾曲
管中立軸より外周側(以下、単に湾曲外周側という。)
に位置するものは挿入部の先端側に引張られるととも
に、湾曲管中立軸より内周側(以下、単に湾曲内周側と
いう。)に位置するものは圧縮力を受けて操作部側に押
し出される。
複数の光学繊維束を挿通したものにおいて、湾曲管の湾
曲時、その湾曲管部位における光学繊維束のうち、湾曲
管中立軸より外周側(以下、単に湾曲外周側という。)
に位置するものは挿入部の先端側に引張られるととも
に、湾曲管中立軸より内周側(以下、単に湾曲内周側と
いう。)に位置するものは圧縮力を受けて操作部側に押
し出される。
【0007】特に、湾曲管を反対側に向かう2つの向き
に湾曲できる内視鏡にあっては、1つの光学繊維束が前
記引張り力と圧縮力の両方を受けることとなる。すなわ
ち、湾曲管を前記2つの向きのうちの一方に湾曲させた
際、例えばその湾曲外周側に位置して挿入部の先端側に
引張られた光学繊維束は、次に湾曲管を他方に湾曲させ
た際には、その湾曲内周側に位置するため、圧縮力を受
けて操作部側に押し出される。
に湾曲できる内視鏡にあっては、1つの光学繊維束が前
記引張り力と圧縮力の両方を受けることとなる。すなわ
ち、湾曲管を前記2つの向きのうちの一方に湾曲させた
際、例えばその湾曲外周側に位置して挿入部の先端側に
引張られた光学繊維束は、次に湾曲管を他方に湾曲させ
た際には、その湾曲内周側に位置するため、圧縮力を受
けて操作部側に押し出される。
【0008】したがって、湾曲管部位における光学繊維
束は、例えば湾曲管の湾曲方向が繰り返し変化すること
によって、前記引張り力と圧縮力という相反する力を繰
り返し受けるとともに挿入部の軸方向にも移動するもの
であり、この動きを妨げる力が作用したときに座屈して
折損するものである。
束は、例えば湾曲管の湾曲方向が繰り返し変化すること
によって、前記引張り力と圧縮力という相反する力を繰
り返し受けるとともに挿入部の軸方向にも移動するもの
であり、この動きを妨げる力が作用したときに座屈して
折損するものである。
【0009】こうした折損は、特に、湾曲管が最大湾曲
角の異なる2つの向きに湾曲可能な内視鏡にあっては、
前記湾曲管を最大湾曲角が大きい向き側に湾曲させた際
に、その湾曲外周側に位置する光学繊維束に生じやす
い。例えば、前記湾曲管を最大湾曲角が大きい向き側に
湾曲させれば、小さい向き側に湾曲させた場合に比べ
て、鉗子等を鉗子チャンネル内に挿通しにくく、この挿
通抵抗に抗して鉗子等を鉗子チャンネル内に押込めば、
その押込み力によって前記湾曲外周側に位置する光学繊
維束は圧迫される。そして、この圧迫作用と前述した湾
曲管の2方向繰り返し湾曲とによって、湾曲管を最大湾
曲角が大きい向き側に湾曲させた際にその湾曲外周側に
位置する光学繊維束は、その湾曲内周側に位置する光学
繊維束に比べて折損しやすくなる。この他にも前記湾曲
外周側に位置する光学繊維束が折損する原因はいくつか
考えられるが、こうした問題点に対して、従来は前述し
た折損防止手段を湾曲管部位の全ての光学繊維束に対し
て行なっているため、湾曲管の外径が往々にして大きく
なってしまうという虞があった。
角の異なる2つの向きに湾曲可能な内視鏡にあっては、
前記湾曲管を最大湾曲角が大きい向き側に湾曲させた際
に、その湾曲外周側に位置する光学繊維束に生じやす
い。例えば、前記湾曲管を最大湾曲角が大きい向き側に
湾曲させれば、小さい向き側に湾曲させた場合に比べ
て、鉗子等を鉗子チャンネル内に挿通しにくく、この挿
通抵抗に抗して鉗子等を鉗子チャンネル内に押込めば、
その押込み力によって前記湾曲外周側に位置する光学繊
維束は圧迫される。そして、この圧迫作用と前述した湾
曲管の2方向繰り返し湾曲とによって、湾曲管を最大湾
曲角が大きい向き側に湾曲させた際にその湾曲外周側に
位置する光学繊維束は、その湾曲内周側に位置する光学
繊維束に比べて折損しやすくなる。この他にも前記湾曲
外周側に位置する光学繊維束が折損する原因はいくつか
考えられるが、こうした問題点に対して、従来は前述し
た折損防止手段を湾曲管部位の全ての光学繊維束に対し
て行なっているため、湾曲管の外径が往々にして大きく
なってしまうという虞があった。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、湾曲管が湾曲角の異
なる2つの向きに繰返し湾曲した場合であっても、湾曲
管の外径を大きくすることなく挿入部内の光学繊維束の
折損を防止し得る内視鏡を提供することにある。
であり、その目的とするところは、湾曲管が湾曲角の異
なる2つの向きに繰返し湾曲した場合であっても、湾曲
管の外径を大きくすることなく挿入部内の光学繊維束の
折損を防止し得る内視鏡を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、可撓管と複数の湾曲駒を有する湾曲管を
連結してなる挿入部内に、外装チューブで被覆した光学
繊維束を複数挿通し、前記湾曲管が湾曲角の異なる2つ
の向きに湾曲し、前記光学繊維束が前記湾曲管の回動軸
に対して上下に位置する内視鏡において、前記複数の光
学繊維束に折損を防止する折損防止手段を設けるととも
に、少なくとも湾曲管内において、湾曲角の異なる前記
2つの向きのうち、湾曲角の小さい向き側に位置する光
学繊維束の折損防止手段を、湾曲角の大きい向き側に位
置する光学繊維の折損防止手段よりも大きい折損抵抗を
有する折損防止手段としたものである。特に、本発明に
おいて、湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束の
折損防止手段は、第1として、光学繊維束を被覆する外
装チューブの肉厚を、湾曲角の大きい向き側に位置する
光学繊維束を被覆する外装チューブの肉厚よりも厚く構
成することによって達成される。また、第2として、湾
曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束の折損防止手
段は、光学繊維束を被覆する外装チューブを二重に被覆
し、湾曲角の大きい向き側に位置する光学繊維束を被覆
する外装チューブは一重にすることによって達成され
る。また、第3として、湾曲角の小さい向き側に位置す
る光学繊維束の折損防止手段は、湾曲角の小さい向き側
の湾曲管の湾曲駒に設けた絞り部の高さを、湾曲角の大
きい向き側に位置する前記湾曲駒の絞り部の高さより高
くすることによって達成される。また、第4として、湾
曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束の折損防止手
段は、湾曲角の小さい向き側の湾曲管の湾曲駒に設けた
絞り部を全ての湾曲駒に設け、湾曲角の大きい向き側に
位置する前記湾曲駒の絞り部は、前記湾曲駒の一駒置き
に設けることによって達成される。
に、本発明は、可撓管と複数の湾曲駒を有する湾曲管を
連結してなる挿入部内に、外装チューブで被覆した光学
繊維束を複数挿通し、前記湾曲管が湾曲角の異なる2つ
の向きに湾曲し、前記光学繊維束が前記湾曲管の回動軸
に対して上下に位置する内視鏡において、前記複数の光
学繊維束に折損を防止する折損防止手段を設けるととも
に、少なくとも湾曲管内において、湾曲角の異なる前記
2つの向きのうち、湾曲角の小さい向き側に位置する光
学繊維束の折損防止手段を、湾曲角の大きい向き側に位
置する光学繊維の折損防止手段よりも大きい折損抵抗を
有する折損防止手段としたものである。特に、本発明に
おいて、湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束の
折損防止手段は、第1として、光学繊維束を被覆する外
装チューブの肉厚を、湾曲角の大きい向き側に位置する
光学繊維束を被覆する外装チューブの肉厚よりも厚く構
成することによって達成される。また、第2として、湾
曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束の折損防止手
段は、光学繊維束を被覆する外装チューブを二重に被覆
し、湾曲角の大きい向き側に位置する光学繊維束を被覆
する外装チューブは一重にすることによって達成され
る。また、第3として、湾曲角の小さい向き側に位置す
る光学繊維束の折損防止手段は、湾曲角の小さい向き側
の湾曲管の湾曲駒に設けた絞り部の高さを、湾曲角の大
きい向き側に位置する前記湾曲駒の絞り部の高さより高
くすることによって達成される。また、第4として、湾
曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束の折損防止手
段は、湾曲角の小さい向き側の湾曲管の湾曲駒に設けた
絞り部を全ての湾曲駒に設け、湾曲角の大きい向き側に
位置する前記湾曲駒の絞り部は、前記湾曲駒の一駒置き
に設けることによって達成される。
【0012】
【作用】湾曲管が湾曲角の異なる2つの向きに繰返し湾
曲しても、湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束
は折損防止手段によってその折損が防止される。
曲しても、湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束
は折損防止手段によってその折損が防止される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1ないし図3は本発明の第1の実施例を示す
ものである。本実施例の内視鏡1は、図2に示すよう
に、挿入部3と操作部2とから内視鏡本体を構成してお
り、操作部2には、接眼部2aと操作レバー2bおよび
鉗子チャンネル26に連通する鉗子口2c等が設けられ
ている。また、挿入部3は、可撓部6と湾曲部4と先端
部5とからなり、その外周には外被チューブ8が被嵌さ
れている。また、湾曲部4は、既存の内視鏡の湾曲部と
同一の径を有するとともに、操作部2の操作レバー2b
によって反対側に向かう2方向(以下、2方向のうちの
一方をUP方向、他方をDOWN方向という。)に湾曲
できるようになっている。そして湾曲部4は、UP方向
側とDOWN方向側における各湾曲駒10間の隙間29
(図3の(b)参照)を変えることによって、また、湾
曲駒10に接続された操作ワイヤ14の牽引操作に制限
を加えることによって、UP方向の最大湾曲角がDOW
N方向のそれに比べて大きくなるようになっている。
明する。図1ないし図3は本発明の第1の実施例を示す
ものである。本実施例の内視鏡1は、図2に示すよう
に、挿入部3と操作部2とから内視鏡本体を構成してお
り、操作部2には、接眼部2aと操作レバー2bおよび
鉗子チャンネル26に連通する鉗子口2c等が設けられ
ている。また、挿入部3は、可撓部6と湾曲部4と先端
部5とからなり、その外周には外被チューブ8が被嵌さ
れている。また、湾曲部4は、既存の内視鏡の湾曲部と
同一の径を有するとともに、操作部2の操作レバー2b
によって反対側に向かう2方向(以下、2方向のうちの
一方をUP方向、他方をDOWN方向という。)に湾曲
できるようになっている。そして湾曲部4は、UP方向
側とDOWN方向側における各湾曲駒10間の隙間29
(図3の(b)参照)を変えることによって、また、湾
曲駒10に接続された操作ワイヤ14の牽引操作に制限
を加えることによって、UP方向の最大湾曲角がDOW
N方向のそれに比べて大きくなるようになっている。
【0014】図3の(b)に示すように、湾曲部4は、
例えばゴム状の外皮チューブ8の内部に湾曲駒10…が
挿入部3の長手軸方向に並べられて構成されている。ま
た、湾曲駒10…は、その隣接する端部同志がリベット
12により回動自在に連結されることによって湾曲自在
となっている。また、挿入部3内には例えば上下に偏っ
て配置された一対の湾曲操作ワイヤ14,14が挿通し
て配設されている。この湾曲操作ワイヤ14,14はそ
れぞれ、その先端が最先端の湾曲駒10の上端および下
端に設けられたワイヤガイド18に別々に取着されるこ
とによって固定されている。そして、湾曲操作ワイヤ1
4,14は、例えば湾曲駒10…の周壁と絞り部20と
の間で支持されつつ湾曲駒10…と接続して湾曲部4内
を挿通されるとともに、可撓部6に配設された例えば図
示しないガイドパイプによって可撓部6内を案内され、
その基端側は操作レバー2bによって操作される図示し
ないワイヤ操作機構に接続されている。したがって、操
作レバー2bを操作して湾曲操作ワイヤ14,14の一
方を引けば、その向きに湾曲部4を湾曲させることがで
きる。このとき、他方の湾曲操作ワイヤ14は繰り出さ
れる。
例えばゴム状の外皮チューブ8の内部に湾曲駒10…が
挿入部3の長手軸方向に並べられて構成されている。ま
た、湾曲駒10…は、その隣接する端部同志がリベット
12により回動自在に連結されることによって湾曲自在
となっている。また、挿入部3内には例えば上下に偏っ
て配置された一対の湾曲操作ワイヤ14,14が挿通し
て配設されている。この湾曲操作ワイヤ14,14はそ
れぞれ、その先端が最先端の湾曲駒10の上端および下
端に設けられたワイヤガイド18に別々に取着されるこ
とによって固定されている。そして、湾曲操作ワイヤ1
4,14は、例えば湾曲駒10…の周壁と絞り部20と
の間で支持されつつ湾曲駒10…と接続して湾曲部4内
を挿通されるとともに、可撓部6に配設された例えば図
示しないガイドパイプによって可撓部6内を案内され、
その基端側は操作レバー2bによって操作される図示し
ないワイヤ操作機構に接続されている。したがって、操
作レバー2bを操作して湾曲操作ワイヤ14,14の一
方を引けば、その向きに湾曲部4を湾曲させることがで
きる。このとき、他方の湾曲操作ワイヤ14は繰り出さ
れる。
【0015】先端部5は、金属製の先端枠24と、先端
枠24の先端に嵌着される高周波絶縁のための絶縁部材
22とからなる。
枠24の先端に嵌着される高周波絶縁のための絶縁部材
22とからなる。
【0016】先端枠24は、鉗子チャンネル26と連通
して鉗子等が挿通できる鉗子挿通孔32と、イメージガ
イドファイバー束44とライトガイドファイバー束42
a,42bの先端部および対物レンズ48…等の観察光
学系光を組込む3つの孔34,36,37とを有してい
る。前記3つの孔34,36,37のうち、後述する第
3の孔37は最大湾曲角の小さいDOWN方向側に位置
するとともに、この第3の孔37内にその先端部が組込
まれるライトガイドファイバー束42bも挿入部3の全
長にわたって最大湾曲角の小さいDOWN方向側に位置
している。つまり、前記ライトガイドファイバー束42
bは、湾曲部4を最大湾曲角が大きいUP方向に湾曲さ
せた際、その湾曲外周側に位置するとともに、前記湾曲
時、鉗子等を鉗子チャンネル26内に挿通した際、その
挿通抵抗に抗する前記鉗子等の押込み力によって圧迫さ
れる部位に位置している。
して鉗子等が挿通できる鉗子挿通孔32と、イメージガ
イドファイバー束44とライトガイドファイバー束42
a,42bの先端部および対物レンズ48…等の観察光
学系光を組込む3つの孔34,36,37とを有してい
る。前記3つの孔34,36,37のうち、後述する第
3の孔37は最大湾曲角の小さいDOWN方向側に位置
するとともに、この第3の孔37内にその先端部が組込
まれるライトガイドファイバー束42bも挿入部3の全
長にわたって最大湾曲角の小さいDOWN方向側に位置
している。つまり、前記ライトガイドファイバー束42
bは、湾曲部4を最大湾曲角が大きいUP方向に湾曲さ
せた際、その湾曲外周側に位置するとともに、前記湾曲
時、鉗子等を鉗子チャンネル26内に挿通した際、その
挿通抵抗に抗する前記鉗子等の押込み力によって圧迫さ
れる部位に位置している。
【0017】また、先端枠24には、湾曲部4内に配設
された前記湾曲駒10…のうち最先端の湾曲駒10が固
定されている。なお、最先端の湾曲駒10の上端および
下端に設けられたワイヤガイド18を収容するため、先
端枠24には第1の切欠74が設けられている(図3の
(b),(e)参照)。
された前記湾曲駒10…のうち最先端の湾曲駒10が固
定されている。なお、最先端の湾曲駒10の上端および
下端に設けられたワイヤガイド18を収容するため、先
端枠24には第1の切欠74が設けられている(図3の
(b),(e)参照)。
【0018】前記鉗子挿通孔32が連通する鉗子チャン
ネル26は、外被チューブ28と、この外被チューブ2
8の外周に軸方向に沿って巻装された座屈防止用のチャ
ンネル保護コイル30とによって、挿入部3の全長にわ
たって形成されている。そして、外被チューブ28の先
端の内周面に嵌着された口金58が鉗子挿通孔32に嵌
入して接着固定されている。
ネル26は、外被チューブ28と、この外被チューブ2
8の外周に軸方向に沿って巻装された座屈防止用のチャ
ンネル保護コイル30とによって、挿入部3の全長にわ
たって形成されている。そして、外被チューブ28の先
端の内周面に嵌着された口金58が鉗子挿通孔32に嵌
入して接着固定されている。
【0019】また、前記3つの孔34,36,37のう
ち第1の孔34の内部には、段差部35によって大径部
34bと小径部34aが形成されており、イメージガイ
ドファイバー束44の先端部および内部に対物レンズ4
8…を有する筒状のレンズ枠56が組込まれている。イ
メージガイドファイバー束44は複数のファイバーを束
ねて構成されており、露出した先端部以外の外周には外
皮チューブ46が被嵌されている。また、イメージガイ
ドファイバー束44は、前記露出した先端部外周に口金
60が嵌着されており、この口金60を第1の孔34の
小径部34aの内周面に嵌着することによって先端枠2
4に装着されている。そして、イメージガイドファイバ
ー束44の基端側は、湾曲部4の湾曲駒10…の内部を
通って可撓部6内に挿通され、操作部2内に導かれて接
眼部2aに接続されている。
ち第1の孔34の内部には、段差部35によって大径部
34bと小径部34aが形成されており、イメージガイ
ドファイバー束44の先端部および内部に対物レンズ4
8…を有する筒状のレンズ枠56が組込まれている。イ
メージガイドファイバー束44は複数のファイバーを束
ねて構成されており、露出した先端部以外の外周には外
皮チューブ46が被嵌されている。また、イメージガイ
ドファイバー束44は、前記露出した先端部外周に口金
60が嵌着されており、この口金60を第1の孔34の
小径部34aの内周面に嵌着することによって先端枠2
4に装着されている。そして、イメージガイドファイバ
ー束44の基端側は、湾曲部4の湾曲駒10…の内部を
通って可撓部6内に挿通され、操作部2内に導かれて接
眼部2aに接続されている。
【0020】また、イメージガイドファイバー束44の
先端から前方にかけた第1の孔34内には、筒状のレン
ズ枠56と、このレンズ枠56に保持された対物レンズ
48…が設けられている。レンズ枠56は、第1の孔3
4の大径部34bの内周面に接着固定されるとともに、
その先端は枠外径の小さい延出部56aとなって第1の
孔34から突出している。
先端から前方にかけた第1の孔34内には、筒状のレン
ズ枠56と、このレンズ枠56に保持された対物レンズ
48…が設けられている。レンズ枠56は、第1の孔3
4の大径部34bの内周面に接着固定されるとともに、
その先端は枠外径の小さい延出部56aとなって第1の
孔34から突出している。
【0021】図3の(c)に示すように、第2の孔36
および第3の孔37のそれぞれの内部には、段差部39
によって大径部41と小径部43が形成されており、複
数のファイバーを束ねて構成されたライトガイドファイ
バー束42a,42bの先端部が組込まれている。ライ
トガイドファイバー束42a,42bは、外周に外皮チ
ューブ40a,40bを被嵌しており、露出した先端部
を前記孔36,37内の小径部43の先端まで嵌め込ま
れて接着固定されている。(図3の(c)は第3の孔3
7付近の断面を示している。)また、最大湾曲角の小さ
いDOWN方向側に位置する第3の孔37内にその先端
を組込まれたライトガイドファイバー束42b外周の外
皮チューブ40bの肉厚を、前述した鉗子チャンネル2
6からの圧迫力等に耐え得る程度に大きく形成するとと
もに、第2の孔36内にその先端を組込まれたライトガ
イドファイバー束42a外周の外皮チューブ40aの肉
厚を、通常の湾曲動作において支承のない程度に若干薄
く形成して、湾曲部4内に内視鏡観察を行なうのに十分
な光量を満足し得るだけの量のライトガイドファイバー
束を挿通できるようにしている。ライトガイドファイバ
ー束42a,42bの基端側は、湾曲部4の湾曲駒10
…の内部を通って可撓部6内に挿通され、操作部2内に
導かれて図示しない光源装置に接続されている。さら
に、各孔36,37の大径部41の内周面には照明レン
ズ50の後端が嵌着されている。したがって、ライトガ
イドファイバー束42a,42bは前記光源装置からの
照明光を照明レンズ50を介して体内に照射できるよう
になっている。
および第3の孔37のそれぞれの内部には、段差部39
によって大径部41と小径部43が形成されており、複
数のファイバーを束ねて構成されたライトガイドファイ
バー束42a,42bの先端部が組込まれている。ライ
トガイドファイバー束42a,42bは、外周に外皮チ
ューブ40a,40bを被嵌しており、露出した先端部
を前記孔36,37内の小径部43の先端まで嵌め込ま
れて接着固定されている。(図3の(c)は第3の孔3
7付近の断面を示している。)また、最大湾曲角の小さ
いDOWN方向側に位置する第3の孔37内にその先端
を組込まれたライトガイドファイバー束42b外周の外
皮チューブ40bの肉厚を、前述した鉗子チャンネル2
6からの圧迫力等に耐え得る程度に大きく形成するとと
もに、第2の孔36内にその先端を組込まれたライトガ
イドファイバー束42a外周の外皮チューブ40aの肉
厚を、通常の湾曲動作において支承のない程度に若干薄
く形成して、湾曲部4内に内視鏡観察を行なうのに十分
な光量を満足し得るだけの量のライトガイドファイバー
束を挿通できるようにしている。ライトガイドファイバ
ー束42a,42bの基端側は、湾曲部4の湾曲駒10
…の内部を通って可撓部6内に挿通され、操作部2内に
導かれて図示しない光源装置に接続されている。さら
に、各孔36,37の大径部41の内周面には照明レン
ズ50の後端が嵌着されている。したがって、ライトガ
イドファイバー束42a,42bは前記光源装置からの
照明光を照明レンズ50を介して体内に照射できるよう
になっている。
【0022】以上説明した光学観察系によれば、図示し
ない光源装置からの光は、ライトガイドファイバー束4
2a,42bを介して挿入部3の先端より出射されて被
照射体に照射され、被照射体からの反射光は、対物レン
ズ48を通ってイメージガイドファイバー束44の先端
面において結像し、その像は、イメージガイドファイバ
ー束44によって接眼部2aに伝送され、この接眼部2
aを通じて被照射体の様子を観察できる。
ない光源装置からの光は、ライトガイドファイバー束4
2a,42bを介して挿入部3の先端より出射されて被
照射体に照射され、被照射体からの反射光は、対物レン
ズ48を通ってイメージガイドファイバー束44の先端
面において結像し、その像は、イメージガイドファイバ
ー束44によって接眼部2aに伝送され、この接眼部2
aを通じて被照射体の様子を観察できる。
【0023】また、絶縁部材22は、プラスチックまた
はセラミック等で形成されており、先端枠24の鉗子挿
通孔32に対応する部位に第1の穴54を有している。
また、絶縁部材22は、先端枠24の第1、第2および
第3の孔34,36,37に対応する部位に、これら第
1、第2および第3の孔34,36,37同志を連ねた
形状を有する第2の穴52を有している。この第2の穴
52の前記第1の孔34と対応する部位の内周部には、
レンズ枠56の前記延出した先端部56aが嵌着されて
いる。そして、このレンズ枠56の先端部56a内には
最先端の対物レンズ48が嵌着されている。また、第2
の穴52の第2および第3の孔36,37と対応する部
位の内周部には、照明レンズ50が接着剤等によって嵌
着されており、照明レンズ50の後端は先端枠24の第
2および第3の孔36,37の大径部41内に位置し
て、大径部41の後端部(段差部39)に当接してい
る。
はセラミック等で形成されており、先端枠24の鉗子挿
通孔32に対応する部位に第1の穴54を有している。
また、絶縁部材22は、先端枠24の第1、第2および
第3の孔34,36,37に対応する部位に、これら第
1、第2および第3の孔34,36,37同志を連ねた
形状を有する第2の穴52を有している。この第2の穴
52の前記第1の孔34と対応する部位の内周部には、
レンズ枠56の前記延出した先端部56aが嵌着されて
いる。そして、このレンズ枠56の先端部56a内には
最先端の対物レンズ48が嵌着されている。また、第2
の穴52の第2および第3の孔36,37と対応する部
位の内周部には、照明レンズ50が接着剤等によって嵌
着されており、照明レンズ50の後端は先端枠24の第
2および第3の孔36,37の大径部41内に位置し
て、大径部41の後端部(段差部39)に当接してい
る。
【0024】また、図3の(a)に示すように、照明レ
ンズ50と対物レンズ枠56との間の空間には、黒色の
接着剤64が充填されて隔壁61が形成されており、こ
れによって、照明レンズ50からの直接光が対物レンズ
48に入射するのを防止するとともに、照明レンズ50
および対物レンズ枠56を前記接着剤64によって固定
するものである。
ンズ50と対物レンズ枠56との間の空間には、黒色の
接着剤64が充填されて隔壁61が形成されており、こ
れによって、照明レンズ50からの直接光が対物レンズ
48に入射するのを防止するとともに、照明レンズ50
および対物レンズ枠56を前記接着剤64によって固定
するものである。
【0025】絶縁部材22は前述のように先端枠24に
接着剤等で固定されてはいるが、さらに安全性を担保す
るため、図3の(d)に示すようなノックピン等の抜け
防止部材66を絶縁部材22から先端枠24にかけて挿
通することによって機械的に脱落を防止している。ま
た、絶縁部材22と先端枠24の抜け防止部材66を挿
通する部位にはそれぞれ側孔70,79が設けられてい
る。そして、絶縁部材22の前記側孔70が設けられた
部位は厚肉に形成された厚肉部22aとなっており、先
端枠24の前記厚肉部22aに対応した部位には第2の
切欠71が設けられている。また、側孔70は抜け防止
部材66を挿入した後、CE剤等によって穴埋めされ
る。なお、図3の(d),(e)に示すように、先端枠
24の第1の切欠74と第2の切欠71の軸方向に沿っ
た相対的な位置は略同一に設定されている。
接着剤等で固定されてはいるが、さらに安全性を担保す
るため、図3の(d)に示すようなノックピン等の抜け
防止部材66を絶縁部材22から先端枠24にかけて挿
通することによって機械的に脱落を防止している。ま
た、絶縁部材22と先端枠24の抜け防止部材66を挿
通する部位にはそれぞれ側孔70,79が設けられてい
る。そして、絶縁部材22の前記側孔70が設けられた
部位は厚肉に形成された厚肉部22aとなっており、先
端枠24の前記厚肉部22aに対応した部位には第2の
切欠71が設けられている。また、側孔70は抜け防止
部材66を挿入した後、CE剤等によって穴埋めされ
る。なお、図3の(d),(e)に示すように、先端枠
24の第1の切欠74と第2の切欠71の軸方向に沿っ
た相対的な位置は略同一に設定されている。
【0026】したがって、上記構成の内視鏡1は、操作
レバー2bを操作することによってUP方向側のワイヤ
ー14を牽引して湾曲部4を最大湾曲角の大きいUP方
向に湾曲させると、その湾曲外周側に位置するライトガ
イドファイバー束42bは挿入部3の先端側に引張られ
るとともに、湾曲内周側に位置する例えばライトガイド
ファイバー束42aは、圧縮力を受けて操作部2側に押
し出される。また、DOWN方向側のワイヤー14を牽
引して湾曲部4を最大湾曲角の小さいDOWN方向に湾
曲させると、その湾曲外周側に位置する前記ライトガイ
ドファイバー束42aが挿入部3の先端側に引張られる
とともに、湾曲内周側に位置するライトガイドファイバ
ー束42bが圧縮力を受けて操作部2側に押し出され
る。このように、前記ライトガイドファイバー束42
a,42b等は、異なる2つの方向に繰り返し湾曲させ
られることによって、前記引張り力と圧縮力という相反
する力を繰り返し受けて挿入部3の軸方向に大きく移動
するものであるが、こうした動作は特に最大湾曲角の小
さいDOWN方向側に位置するライトガイドファイバー
束42bにおいて激しく行なわれる。また、ライトガイ
ドファイバー束42bは、UP方向への湾曲時、鉗子等
を鉗子チャンネル26内に挿通した際、その挿通抵抗に
抗する鉗子等の押込み力によって強く圧迫される。
レバー2bを操作することによってUP方向側のワイヤ
ー14を牽引して湾曲部4を最大湾曲角の大きいUP方
向に湾曲させると、その湾曲外周側に位置するライトガ
イドファイバー束42bは挿入部3の先端側に引張られ
るとともに、湾曲内周側に位置する例えばライトガイド
ファイバー束42aは、圧縮力を受けて操作部2側に押
し出される。また、DOWN方向側のワイヤー14を牽
引して湾曲部4を最大湾曲角の小さいDOWN方向に湾
曲させると、その湾曲外周側に位置する前記ライトガイ
ドファイバー束42aが挿入部3の先端側に引張られる
とともに、湾曲内周側に位置するライトガイドファイバ
ー束42bが圧縮力を受けて操作部2側に押し出され
る。このように、前記ライトガイドファイバー束42
a,42b等は、異なる2つの方向に繰り返し湾曲させ
られることによって、前記引張り力と圧縮力という相反
する力を繰り返し受けて挿入部3の軸方向に大きく移動
するものであるが、こうした動作は特に最大湾曲角の小
さいDOWN方向側に位置するライトガイドファイバー
束42bにおいて激しく行なわれる。また、ライトガイ
ドファイバー束42bは、UP方向への湾曲時、鉗子等
を鉗子チャンネル26内に挿通した際、その挿通抵抗に
抗する鉗子等の押込み力によって強く圧迫される。
【0027】ところが、上記構成の内視鏡1にあって
は、最大湾曲角の小さいDOWN方向側に位置するライ
トガイドファイバー束42b外周の外被チューブ40b
は、鉗子チャンネル26からの前記圧迫力等に耐え得る
程度にその肉厚が大きく形成されているため、異なる方
向に繰り返し湾曲させられるとともに前記鉗子等の押込
み力によって強く圧迫されても折損することはない。
は、最大湾曲角の小さいDOWN方向側に位置するライ
トガイドファイバー束42b外周の外被チューブ40b
は、鉗子チャンネル26からの前記圧迫力等に耐え得る
程度にその肉厚が大きく形成されているため、異なる方
向に繰り返し湾曲させられるとともに前記鉗子等の押込
み力によって強く圧迫されても折損することはない。
【0028】また、本実施例の内視鏡1は、従来のよう
に湾曲部4内の全ての光学繊維束に対してその外被チュ
ーブの肉厚を大きくするものではなく、最も抵抗力を受
けるDOWN方向側のライトガイドファイバー束42b
の外周の外被チューブ40bの肉厚のみを大きく形成
し、UP方向側のライトガイドファイバー束42aの外
周の外皮チューブ40aの肉厚は若干薄く形成して、湾
曲部4内に内視鏡観察を行なうのに十分な光量を満足し
得るだけの量のライトガイドファイバー束を挿通できる
よう肉厚調整をとっているため、湾曲部4の外径が大き
くなってしまうことがない。
に湾曲部4内の全ての光学繊維束に対してその外被チュ
ーブの肉厚を大きくするものではなく、最も抵抗力を受
けるDOWN方向側のライトガイドファイバー束42b
の外周の外被チューブ40bの肉厚のみを大きく形成
し、UP方向側のライトガイドファイバー束42aの外
周の外皮チューブ40aの肉厚は若干薄く形成して、湾
曲部4内に内視鏡観察を行なうのに十分な光量を満足し
得るだけの量のライトガイドファイバー束を挿通できる
よう肉厚調整をとっているため、湾曲部4の外径が大き
くなってしまうことがない。
【0029】また、本実施例の内視鏡1は、照明レンズ
50および対物レンズ枠56の先端部を絶縁部材22に
固定する手段として、絶縁部材22に、第1、第2およ
び第3の孔34,36,37同志を連ねた形状を有する
第2の穴52を形成し、この第2の穴52に照明レンズ
50および対物レンズ枠56の先端部を嵌着するととも
に、照明レンズ50と対物レンズ枠56との間の空間に
は接着剤64を充填して隔壁61を形成しているため、
各孔間の距離が極めて近い第1、第2および第3の孔3
4,36,37を別々に形成して、ここに前記照明レン
ズ50および対物レンズ枠56を固定するよりも容易で
ある。つまり、従来においては、絶縁部材22に孔間の
距離が極めて近い複数の孔を切削加工で設ける場合、そ
の加工中に薄肉部が切れていわゆるバリとなってしまっ
たり、あるいは、射出成形で設ける場合、前記複数の孔
間の壁が正確に成形されるように非常に精度の高い金型
が必要であったため、これが前記複数の孔を形成する際
の障害となっていたが、本実施例の前記第2の穴52を
形成することは極めて容易であると同時に、充填された
接着剤64は硬化することによって照明レンズ50およ
び対物レンズ枠56間の隔壁61となって、結果的に
は、第1、第2および第3の孔34,36,37,を別
々に形成して、ここに前記照明レンズ50および対物レ
ンズ枠56を固定したことと同様になる。
50および対物レンズ枠56の先端部を絶縁部材22に
固定する手段として、絶縁部材22に、第1、第2およ
び第3の孔34,36,37同志を連ねた形状を有する
第2の穴52を形成し、この第2の穴52に照明レンズ
50および対物レンズ枠56の先端部を嵌着するととも
に、照明レンズ50と対物レンズ枠56との間の空間に
は接着剤64を充填して隔壁61を形成しているため、
各孔間の距離が極めて近い第1、第2および第3の孔3
4,36,37を別々に形成して、ここに前記照明レン
ズ50および対物レンズ枠56を固定するよりも容易で
ある。つまり、従来においては、絶縁部材22に孔間の
距離が極めて近い複数の孔を切削加工で設ける場合、そ
の加工中に薄肉部が切れていわゆるバリとなってしまっ
たり、あるいは、射出成形で設ける場合、前記複数の孔
間の壁が正確に成形されるように非常に精度の高い金型
が必要であったため、これが前記複数の孔を形成する際
の障害となっていたが、本実施例の前記第2の穴52を
形成することは極めて容易であると同時に、充填された
接着剤64は硬化することによって照明レンズ50およ
び対物レンズ枠56間の隔壁61となって、結果的に
は、第1、第2および第3の孔34,36,37,を別
々に形成して、ここに前記照明レンズ50および対物レ
ンズ枠56を固定したことと同様になる。
【0030】また、絶縁部材22に厚肉部22aを設け
ることによって、この厚肉部22aに側孔70を形成し
て抜け防止部材66を挿通するとともに、抜け防止部材
66を絶縁部材22の外部に突出させずに内部に収納し
て、絶縁部材22を先端枠24に対して機械的に固定し
たので、細径な内視鏡においても固定強度を上げること
ができ有益である。
ることによって、この厚肉部22aに側孔70を形成し
て抜け防止部材66を挿通するとともに、抜け防止部材
66を絶縁部材22の外部に突出させずに内部に収納し
て、絶縁部材22を先端枠24に対して機械的に固定し
たので、細径な内視鏡においても固定強度を上げること
ができ有益である。
【0031】さらに、先端枠24の第1の切欠74と第
2の切欠71の軸方向に沿った相対的な位置を略同一に
しているため、抜け防止部材66の長さを挿入部内蔵物
に影響しない範囲でできる限り大きくとることができ
る。
2の切欠71の軸方向に沿った相対的な位置を略同一に
しているため、抜け防止部材66の長さを挿入部内蔵物
に影響しない範囲でできる限り大きくとることができ
る。
【0032】なお、本実施例は、最大湾曲角の小さいD
OWN方向側のライトガイドファイバー束42b外周の
外被チューブ40bの肉厚を大きく形成することによっ
て、ライトガイドファイバー束42bの折損を防止した
が、ライトガイドファイバー束42b外周の外被チュー
ブ40bを2重にしてその肉厚を大きくしてもよい。図
4は本発明の第2の実施例を示すものである。
OWN方向側のライトガイドファイバー束42b外周の
外被チューブ40bの肉厚を大きく形成することによっ
て、ライトガイドファイバー束42bの折損を防止した
が、ライトガイドファイバー束42b外周の外被チュー
ブ40bを2重にしてその肉厚を大きくしてもよい。図
4は本発明の第2の実施例を示すものである。
【0033】図4の(a)に示す内視鏡80は、最大湾
曲角の小さいDOWN方向側のライトガイドファイバー
束42b外周の外被チューブ40bの径を最大湾曲角の
大きいUP方向側のライトガイドファイバー束42a外
周の外皮チューブ40aの径より大きく形成するととも
に、外被チューブ40b内におけるライトガイドファイ
バー束42bの充填率を小さくして、湾曲部4内に、内
視鏡観察を行なうのに十分な光量を満足し得るだけの量
のライトガイドファイバー束を挿通できるようにしてい
る。
曲角の小さいDOWN方向側のライトガイドファイバー
束42b外周の外被チューブ40bの径を最大湾曲角の
大きいUP方向側のライトガイドファイバー束42a外
周の外皮チューブ40aの径より大きく形成するととも
に、外被チューブ40b内におけるライトガイドファイ
バー束42bの充填率を小さくして、湾曲部4内に、内
視鏡観察を行なうのに十分な光量を満足し得るだけの量
のライトガイドファイバー束を挿通できるようにしてい
る。
【0034】したがって、上記構成の内視鏡80は、最
大湾曲角の小さいDOWN方向側のライトガイドファイ
バー束42bの充填率を小さくすることによって、湾曲
動作中のライトガイドファイバー束42bの軸方向の移
動を容易にしたので、ライトガイドファイバー束42b
が前記動作中に座屈して折損することを極力防止するこ
とができる。
大湾曲角の小さいDOWN方向側のライトガイドファイ
バー束42bの充填率を小さくすることによって、湾曲
動作中のライトガイドファイバー束42bの軸方向の移
動を容易にしたので、ライトガイドファイバー束42b
が前記動作中に座屈して折損することを極力防止するこ
とができる。
【0035】また、湾曲部4内に、内視鏡観察を行なう
のに十分な光量を満足し得るだけの量のライトガイドフ
ァイバー束を挿通できるように、第2の孔36および第
3の孔37の両チューブ40a,40bの径調整を行な
っているため、湾曲部82の外径が大きくなってしまう
ことがない。
のに十分な光量を満足し得るだけの量のライトガイドフ
ァイバー束を挿通できるように、第2の孔36および第
3の孔37の両チューブ40a,40bの径調整を行な
っているため、湾曲部82の外径が大きくなってしまう
ことがない。
【0036】また、図4の(b)に示す内視鏡90は、
湾曲部92における湾曲駒10の絞り部20の絞り具合
を大きくすることによって、湾曲時において、最大湾曲
角の小さいDOWN方向側のライトガイドファイバー束
42bが操作部2の方へ押し出されて蛇行した際、ライ
トガイドファイバー束42bが絞り部20を乗り越えて
しまうことを防止したものである。
湾曲部92における湾曲駒10の絞り部20の絞り具合
を大きくすることによって、湾曲時において、最大湾曲
角の小さいDOWN方向側のライトガイドファイバー束
42bが操作部2の方へ押し出されて蛇行した際、ライ
トガイドファイバー束42bが絞り部20を乗り越えて
しまうことを防止したものである。
【0037】したがって、上記構成の内視鏡90によれ
ば、絞り部20がライトガイドファイバー束42bをガ
イドするため、湾曲時において、ライトガイドファイバ
ー束42bが操作部2の方へ押し出されて蛇行しても、
ライトガイドファイバー束42bが絞り部20を乗り越
えて座屈し、折損することはない。
ば、絞り部20がライトガイドファイバー束42bをガ
イドするため、湾曲時において、ライトガイドファイバ
ー束42bが操作部2の方へ押し出されて蛇行しても、
ライトガイドファイバー束42bが絞り部20を乗り越
えて座屈し、折損することはない。
【0038】図5は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。本実施例の内視鏡100は、湾曲部102におけ
る湾曲駒10のUP側には絞り部20を一つ置きに設け
るとともに、DOWN側には絞り部20を全駒に設けた
ものである。これによれば、図4の(b)に示した内視
鏡90と同様の作用効果を得ることができる。
ある。本実施例の内視鏡100は、湾曲部102におけ
る湾曲駒10のUP側には絞り部20を一つ置きに設け
るとともに、DOWN側には絞り部20を全駒に設けた
ものである。これによれば、図4の(b)に示した内視
鏡90と同様の作用効果を得ることができる。
【0039】
【0040】なお、本発明は上記各実施例のものに限定
されるものではなく、例えば上記各実施例を組合わせた
構成のものであってもよい。
されるものではなく、例えば上記各実施例を組合わせた
構成のものであってもよい。
【0041】ところで、内視鏡の細径化に伴って先端枠
24や絶縁部材22が小型化されると、絶縁部材22の
脱落を防止する抜け防止部材66としてピンを用いるこ
とが非常に困難となってくるが、図7に示す内視鏡12
0にあっては、この問題を十分に解決することができ
る。
24や絶縁部材22が小型化されると、絶縁部材22の
脱落を防止する抜け防止部材66としてピンを用いるこ
とが非常に困難となってくるが、図7に示す内視鏡12
0にあっては、この問題を十分に解決することができ
る。
【0042】図7の(a)は内視鏡120の先端部付近
を示したものである。なお、図1ないし図3と同一な部
材については同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。121は金属材からなる円柱状の先端枠であり、こ
の先端枠121の内部には,図7の(b)に示すよう
に、鉗子チャンネル26と連通して鉗子等が挿通できる
鉗子挿通孔32と、対物レンズ48やレーザガイドファ
イバー束44等を組込む第1の孔34と、図示しないラ
イトガイドファイバー束を組込む第2および第3の孔3
6,37と、送気送水孔としての貫通孔126が形成さ
れている。送気送水孔としての貫通孔126は送気送水
管126aと連通しており、送気送水ノズル126bか
ら送気送水を行なえるようになっている。
を示したものである。なお、図1ないし図3と同一な部
材については同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。121は金属材からなる円柱状の先端枠であり、こ
の先端枠121の内部には,図7の(b)に示すよう
に、鉗子チャンネル26と連通して鉗子等が挿通できる
鉗子挿通孔32と、対物レンズ48やレーザガイドファ
イバー束44等を組込む第1の孔34と、図示しないラ
イトガイドファイバー束を組込む第2および第3の孔3
6,37と、送気送水孔としての貫通孔126が形成さ
れている。送気送水孔としての貫通孔126は送気送水
管126aと連通しており、送気送水ノズル126bか
ら送気送水を行なえるようになっている。
【0043】絶縁部材123は、先端枠121の各孔3
2,34,36,37,126と対応する部位にそれぞ
れ孔を有している。また、絶縁部材123の後端は外被
テューブ8の先端に密着するようになっている。また、
図7の(d)に示すように、絶縁部材123の後端部に
は先端枠121の外周面の余分なスペースに形成された
溝132に遊嵌する爪状部130が形成されている。そ
して、先端枠121に絶縁部材123を固定するには、
爪状部130を溝132に遊嵌して、その上に外被チュ
ーブ8の先端部を被嵌して接着固定し、外被チューブ8
の外周をテグス124で締付固定すればよい。
2,34,36,37,126と対応する部位にそれぞ
れ孔を有している。また、絶縁部材123の後端は外被
テューブ8の先端に密着するようになっている。また、
図7の(d)に示すように、絶縁部材123の後端部に
は先端枠121の外周面の余分なスペースに形成された
溝132に遊嵌する爪状部130が形成されている。そ
して、先端枠121に絶縁部材123を固定するには、
爪状部130を溝132に遊嵌して、その上に外被チュ
ーブ8の先端部を被嵌して接着固定し、外被チューブ8
の外周をテグス124で締付固定すればよい。
【0044】上記構成によれば、絶縁部材123は、そ
の爪状部130を先端枠121の溝132に嵌着するこ
とによって先端枠121に締付固定されるため、絶縁部
材123が先端枠121に接着によってのみ固定される
場合に比べ、固定保持力が大きく、脱落を防止すること
ができる。また、内視鏡の細径化に伴って先端枠や絶縁
部材が小型化されても、ピンを用いないで簡単かつ確実
に絶縁部材123の抜けを防止することができる。さら
に、溝132は、対物レンズ48やファイバー44等の
観察光学系を配置した後の余分なスペースに形成されて
いるので、前記観察光学系に悪影響を及ぼすことがな
い。
の爪状部130を先端枠121の溝132に嵌着するこ
とによって先端枠121に締付固定されるため、絶縁部
材123が先端枠121に接着によってのみ固定される
場合に比べ、固定保持力が大きく、脱落を防止すること
ができる。また、内視鏡の細径化に伴って先端枠や絶縁
部材が小型化されても、ピンを用いないで簡単かつ確実
に絶縁部材123の抜けを防止することができる。さら
に、溝132は、対物レンズ48やファイバー44等の
観察光学系を配置した後の余分なスペースに形成されて
いるので、前記観察光学系に悪影響を及ぼすことがな
い。
【0045】また、図8は、図7における絶縁部材12
3の爪状部130と先端枠121の溝132との遊嵌部
の変形例であり、爪状部130に凸部140を設けて、
爪状部130を溝132と遊嵌させた際、前記凸部14
0が先端枠121の外周面より出張るようにしたもので
ある。この構成によれば、爪状部130と外被チューブ
8との密着性が向上するとともに、テグス124による
締付を確実かつ強固に行なうことができる。また、図9
に示すように、先端枠121の前記溝132を、後端側
にいくにつれて徐々に先端枠121の内部に向かって傾
斜するテーパ溝133とすれば、爪状部130を溝13
2に締結するにしたがって爪状部130が先端枠121
にくい込むこととなり、絶縁部材123の固定保持力を
より強固なものとすることができる。
3の爪状部130と先端枠121の溝132との遊嵌部
の変形例であり、爪状部130に凸部140を設けて、
爪状部130を溝132と遊嵌させた際、前記凸部14
0が先端枠121の外周面より出張るようにしたもので
ある。この構成によれば、爪状部130と外被チューブ
8との密着性が向上するとともに、テグス124による
締付を確実かつ強固に行なうことができる。また、図9
に示すように、先端枠121の前記溝132を、後端側
にいくにつれて徐々に先端枠121の内部に向かって傾
斜するテーパ溝133とすれば、爪状部130を溝13
2に締結するにしたがって爪状部130が先端枠121
にくい込むこととなり、絶縁部材123の固定保持力を
より強固なものとすることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
湾曲管が湾曲角の異なる2つの向きに繰り返し湾曲され
ても、湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束の折
損防止手段を光学繊維束の折損に対して大きな抵抗を有
するものとし、一方、湾曲角の大きい向き側に位置する
光学繊維束の折損防止手段を折損防止抵抗が小さいもの
にすることができる。その結果、湾曲角の大きい向き側
の光学繊維束の折損防止手段を湾曲管の外径を大きくし
ないように形成することができ、全体として湾曲管を大
きくすることなく挿入部内の光学繊維束の折損を防止す
ることができる。
湾曲管が湾曲角の異なる2つの向きに繰り返し湾曲され
ても、湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊維束の折
損防止手段を光学繊維束の折損に対して大きな抵抗を有
するものとし、一方、湾曲角の大きい向き側に位置する
光学繊維束の折損防止手段を折損防止抵抗が小さいもの
にすることができる。その結果、湾曲角の大きい向き側
の光学繊維束の折損防止手段を湾曲管の外径を大きくし
ないように形成することができ、全体として湾曲管を大
きくすることなく挿入部内の光学繊維束の折損を防止す
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す内視鏡の湾曲部の
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す内視鏡の概略構成
図である。
図である。
【図3】(a)は本発明の第1の実施例を示す内視鏡の
先端正面図、(b)の左半分は(a)のAーOーA線に
沿う側断面図、(b)の右半分は(a)のAーOーB線
に沿う側断面図、(c)は(a)のCーC線に沿う断面
図、(d)は(b)のDーD線に沿う断面図、(e)は
(b)のEーE線に沿う断面図である。
先端正面図、(b)の左半分は(a)のAーOーA線に
沿う側断面図、(b)の右半分は(a)のAーOーB線
に沿う側断面図、(c)は(a)のCーC線に沿う断面
図、(d)は(b)のDーD線に沿う断面図、(e)は
(b)のEーE線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すもので、(a)は
ライトガイドファイバーの充填率を変化させた内視鏡の
湾曲部の断面図、(b)は湾曲部の絞り部を変化させた
内視鏡の湾曲部の断面図である。
ライトガイドファイバーの充填率を変化させた内視鏡の
湾曲部の断面図、(b)は湾曲部の絞り部を変化させた
内視鏡の湾曲部の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す内視鏡の側断面図
である。
である。
【図6】(a)は内視鏡の側断面図、(b)は観察光学
系の内蔵物を内部に有していない時の先端枠の正面図、
(c)は(a)のFーF線に沿う断面図、(d)は絶縁
部材を先端枠に装着する様子を示す概略図である。
系の内蔵物を内部に有していない時の先端枠の正面図、
(c)は(a)のFーF線に沿う断面図、(d)は絶縁
部材を先端枠に装着する様子を示す概略図である。
【図7】図6の変形例を示す絶縁部材を先端枠に装着し
た様子を示す断面図である。
た様子を示す断面図である。
【図8】図6の変形例を示す絶縁部材を先端枠に装着し
た様子を示す側断面図である。
た様子を示す側断面図である。
1,80,90,100,110…内視鏡 4…湾曲部 40a,40b…外被チューブ 42a,42b…ライトガイドファイバー 44…イメージガイドファイバー
Claims (5)
- 【請求項1】 可撓管と複数の湾曲駒を有する湾曲管を
連結してなる挿入部内に、外装チューブで被覆した光学
繊維束を複数挿通し、前記湾曲管が湾曲角の異なる2つ
の向きに湾曲し、前記光学繊維束が前記湾曲管の回動軸
に対して上下に位置する内視鏡において、前記複数の光
学繊維束に折損を防止する折損防止手段を設けるととも
に、少なくとも湾曲管内において、湾曲角の異なる前記
2つの向きのうち、湾曲角の小さい向き側に位置する光
学繊維束の折損防止手段を、湾曲角の大きい向き側に位
置する光学繊維の折損防止手段よりも大きい折損抵抗を
有する折損防止手段としたことを特徴とする内視鏡。 - 【請求項2】 湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊
維束の折損防止手段は、光学繊維束を被覆する外装チュ
ーブの肉厚を、湾曲角の大きい向き側に位置する光学繊
維束を被覆する外装チューブの肉厚よりも厚く構成した
ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。 - 【請求項3】 湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊
維束の折損防止手段は、光学繊維束を被覆する外装チュ
ーブを二重に被覆し、湾曲角の大きい向き側に位置する
光学繊維束を被覆する外装チューブは一重にしたことを
特徴とする請求項1に記載の内視鏡。 - 【請求項4】 湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊
維束の折損防止手段は、湾曲角の小さい向き側の湾曲管
の湾曲駒に設けた絞り部の高さを、湾曲角の大きい向き
側に位置する前記湾曲駒の絞り部の高さより高くしたこ
とを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。 - 【請求項5】 湾曲角の小さい向き側に位置する光学繊
維束の折損防止手段は、湾曲角の小さい向き側の湾曲管
の湾曲駒に設けた絞り部を全ての湾曲駒に設け、湾曲角
の大きい向き側に位置する前記湾曲駒の絞り部は、前記
湾曲駒の一駒置きに設けたことを特徴とする請求項1に
記載の内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3095870A JP2635234B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3095870A JP2635234B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 内視鏡 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8208701A Division JP2960014B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 内視鏡 |
JP8208700A Division JP2831331B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04324813A JPH04324813A (ja) | 1992-11-13 |
JP2635234B2 true JP2635234B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=14149392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3095870A Expired - Fee Related JP2635234B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2635234B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007252447A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Pentax Corp | 内視鏡の挿入部 |
JP5541869B2 (ja) * | 2009-02-04 | 2014-07-09 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
JP5618862B2 (ja) * | 2011-02-23 | 2014-11-05 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
JP6779691B2 (ja) * | 2016-07-28 | 2020-11-04 | Hoya株式会社 | 内視鏡用照明光学系及び内視鏡 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117602U (ja) * | 1982-02-06 | 1983-08-11 | 旭光学工業株式会社 | 内視鏡 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3095870A patent/JP2635234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04324813A (ja) | 1992-11-13 |
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