JP2831331B2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
に、内視鏡の先端部の構成に関する。
に、光学要素を組み込んでなる先端部を有している。先
端部は金属製の先端枠(先端金属部材)からなり、先端
枠の外周には、高周波処置時の安全性を確保するため
に、樹脂等によって形成された絶縁部材が被覆されてい
る。
先端枠に接着剤等で固定されるが、さらなる安全性(固
定強度)を確保するために、ピン等の抜け防止部材を絶
縁部材から先端枠に挿通することによって、絶縁部材を
先端枠に機械的に固定してその脱落を防止することも考
えられる。
て先端枠や絶縁部材が小型化されると、ピンによって先
端枠と絶縁部材とを機械的に固定することが困難とな
る。本発明は上記事情に着目してなされたものであり、
その目的とするところは、挿入部が細径化されても、簡
単かつ強固に先端枠と絶縁部材とを固定することができ
る内視鏡を提供することにある。
に、本発明は、挿入部の略全長に外皮チューブを被嵌
し、前記挿入部の遠位端に設けられた先端金属部材の外
側に絶縁部材を設けた内視鏡において、前記絶縁部材に
設けた爪状部と先端金属部材に設けた溝部とを係合さ
せ、前記爪状部を外皮チューブとともに締め付け固定し
たものである。
の実施形態について説明する。なお、本発明を容易に理
解できるように、まず、図1ないし図3を参照しながら
先端金属部材(以下、先端枠という。)の外側に絶縁部
材を被覆してなる先端部を有する内視鏡を詳細に説明す
るとともに、図1ないし図3の内視鏡(挿入部)の細径
化に伴って先端枠や絶縁部材が小型化された際にも絶縁
部材を先端枠に対して強固に固定できる本発明の一実施
形態を図4ないし図6を参照しながら説明することとす
る。
と操作部2とから内視鏡本体を構成しており、操作部2
には、接眼部2aと操作レバー2bおよび鉗子チャンネ
ル26に連通する鉗子口2c等が設けられている。ま
た、挿入部3は、可撓部6と湾曲部4と先端部5とから
なり、その外周には外被チューブ8が被嵌されている。
また、湾曲部4は、既存の内視鏡の湾曲部と同一の径を
有するとともに、操作部2の操作レバー2bによって反
対側に向かう2方向(以下、2方向のうちの一方をUP
方向、他方をDOWN方向という。)に湾曲できるよう
になっている。そして湾曲部4は、UP方向側とDOW
N方向側における各湾曲駒10間の隙間29(図3の
(b)参照)を変えることによって、また、湾曲駒10
に接続された操作ワイヤ14の牽引操作に制限を加える
ことによって、UP方向の最大湾曲角がDOWN方向の
それに比べて大きくなるようになっている。
例えばゴム状の外皮チューブ8の内部に湾曲駒10…が
挿入部3の長手軸方向に並べられて構成されている。ま
た、湾曲駒10…は、その隣接する端部同志がリベット
12により回動自在に連結されることによって湾曲自在
となっている。また、挿入部3内には例えば上下に偏っ
て配置された一対の湾曲操作ワイヤ14,14が挿通し
て配設されている。この湾曲操作ワイヤ14,14はそ
れぞれ、その先端が最先端の湾曲駒10の上端および下
端に設けられたワイヤガイド18に別々に取着されるこ
とによって固定されている。そして、湾曲操作ワイヤ1
4,14は、例えば湾曲駒10…の周壁と絞り部20と
の間で支持されつつ湾曲駒10…と接続して湾曲部4内
を挿通されるとともに、可撓部6に配設された例えば図
示しないガイドパイプによって可撓部6内を案内され、
その基端側は操作レバー2bによって操作される図示し
ないワイヤ操作機構に接続されている。したがって、操
作レバー2bを操作して湾曲操作ワイヤ14,14の一
方を引けば、その向きに湾曲部4を湾曲させることがで
きる。このとき、他方の湾曲操作ワイヤ14は繰り出さ
れる。
枠24の先端に嵌着される高周波絶縁のための絶縁部材
22とからなる。先端枠24は、鉗子チャンネル26と
連通して鉗子等が挿通できる鉗子挿通孔32と、イメー
ジガイドファイバー束44とライトガイドファイバー束
42a,42bの先端部および対物レンズ48…等の観
察光学系光を組込む3つの孔34,36,37とを有し
ている。前記3つの孔34,36,37のうち、後述す
る第3の孔37は最大湾曲角の小さいDOWN方向側に
位置するとともに、この第3の孔37内にその先端部が
組込まれるライトガイドファイバー束42bも挿入部3
の全長にわたって最大湾曲角の小さいDOWN方向側に
位置している。つまり、前記ライトガイドファイバー束
42bは、湾曲部4を最大湾曲角が大きいUP方向に湾
曲させた際、その湾曲外周側に位置するとともに、前記
湾曲時、鉗子等を鉗子チャンネル26内に挿通した際、
その挿通抵抗に抗する前記鉗子等の押込み力によって圧
迫される部位に位置している。
された前記湾曲駒10…のうち最先端の湾曲駒10が固
定されている。なお、最先端の湾曲駒10の上端および
下端に設けられたワイヤガイド18を収容するため、先
端枠24には第1の切欠74が設けられている(図3の
(b),(e)参照)。
ネル26は、外被チューブ28と、この外被チューブ2
8の外周に軸方向に沿って巻装された座屈防止用のチャ
ンネル保護コイル30とによって、挿入部3の全長にわ
たって形成されている。そして、外被チューブ28の先
端の内周面に嵌着された口金58が鉗子挿通孔32に嵌
入して接着固定されている。
ち第1の孔34の内部には、段差部35によって大径部
34bと小径部34aが形成されており、イメージガイ
ドファイバー束44の先端部および内部に対物レンズ4
8…を有する筒状のレンズ枠56が組込まれている。イ
メージガイドファイバー束44は複数のファイバーを束
ねて構成されており、露出した先端部以外の外周には外
皮チューブ46が被嵌されている。また、イメージガイ
ドファイバー束44は、前記露出した先端部外周に口金
60が嵌着されており、この口金60を第1の孔34の
小径部34aの内周面に嵌着することによって先端枠2
4に装着されている。そして、イメージガイドファイバ
ー束44の基端側は、湾曲部4の湾曲駒10…の内部を
通って可撓部6内に挿通され、操作部2内に導かれて接
眼部2aに接続されている。
先端から前方にかけた第1の孔34内には、筒状のレン
ズ枠56と、このレンズ枠56に保持された対物レンズ
48…が設けられている。レンズ枠56は、第1の孔3
4の大径部34bの内周面に接着固定されるとともに、
その先端は枠外径の小さい延出部56aとなって第1の
孔34から突出している。
および第3の孔37のそれぞれの内部には、段差部39
によって大径部41と小径部43が形成されており、複
数のファイバーを束ねて構成されたライトガイドファイ
バー束42a,42bの先端部が組込まれている。ライ
トガイドファイバー束42a,42bは、外周に外皮チ
ューブ40a,40bを被嵌しており、露出した先端部
を前記孔36,37内の小径部43の先端まで嵌め込ま
れて接着固定されている。(図3の(c)は第3の孔3
7付近の断面を示している。) また、最大湾曲角の小さいDOWN方向側に位置する第
3の孔37内にその先端を組込まれたライトガイドファ
イバー束42b外周の外皮チューブ40bの肉厚を、前
述した鉗子チャンネル26からの圧迫力等に耐え得る程
度に大きく形成するとともに、第2の孔36内にその先
端を組込まれたライトガイドファイバー束42a外周の
外皮チューブ40aの肉厚を、通常の湾曲動作において
支承のない程度に若干薄く形成して、湾曲部4内に内視
鏡観察を行なうのに十分な光量を満足し得るだけの量の
ライトガイドファイバー束を挿通できるようにしてい
る。
の基端側は、湾曲部4の湾曲駒10…の内部を通って可
撓部6内に挿通され、操作部2内に導かれて図示しない
光源装置に接続されている。さらに、各孔36,37の
大径部41の内周面には照明レンズ50の後端が嵌着さ
れている。したがって、ライトガイドファイバー束42
a,42bは前記光源装置からの照明光を照明レンズ5
0を介して体内に照射できるようになっている。
ない光源装置からの光は、ライトガイドファイバー束4
2a,42bを介して挿入部3の先端より出射されて被
照射体に照射され、被照射体からの反射光は、対物レン
ズ48を通ってイメージガイドファイバー束44の先端
面において結像し、その像は、イメージガイドファイバ
ー束44によって接眼部2aに伝送され、この接眼部2
aを通じて被照射体の様子を観察できる。
はセラミック等で形成されており、先端枠24の鉗子挿
通孔32に対応する部位に第1の穴54を有している。
また、絶縁部材22は、先端枠24の第1、第2および
第3の孔34,36,37に対応する部位に、これら第
1、第2および第3の孔34,36,37同志を連ねた
形状を有する第2の穴52を有している。この第2の穴
52の前記第1の孔34と対応する部位の内周部には、
レンズ枠56の前記延出した先端部56aが嵌着されて
いる。そして、このレンズ枠56の先端部56a内には
最先端の対物レンズ48が嵌着されている。また、第2
の穴52の第2および第3の孔36,37と対応する部
位の内周部には、照明レンズ50が接着剤等によって嵌
着されており、照明レンズ50の後端は先端枠24の第
2および第3の孔36,37の大径部41内に位置し
て、大径部41の後端部(段差部39)に当接してい
る。
ンズ50と対物レンズ枠56との間の空間には、黒色の
接着剤64が充填されて隔壁61が形成されており、こ
れによって、照明レンズ50からの直接光が対物レンズ
48に入射するのを防止するとともに、照明レンズ50
および対物レンズ枠56を前記接着剤64によって固定
するものである。
接着剤等で固定されてはいるが、さらに安全性を担保す
るため、図3の(d)に示すようなノックピン等の抜け
防止部材66を絶縁部材22から先端枠24にかけて挿
通することによって機械的に脱落を防止している。ま
た、絶縁部材22と先端枠24の抜け防止部材66を挿
通する部位にはそれぞれ側孔70,79が設けられてい
る。そして、絶縁部材22の前記側孔70が設けられた
部位は厚肉に形成された厚肉部22aとなっており、先
端枠24の前記厚肉部22aに対応した部位には第2の
切欠71が設けられている。また、側孔70は抜け防止
部材66を挿入した後、CE剤等によって穴埋めされ
る。なお、図3の(d),(e)に示すように、先端枠
24の第1の切欠74と第2の切欠71の軸方向に沿っ
た相対的な位置は略同一に設定されている。したがっ
て、抜け防止部材66の長さを挿入部内蔵物に影響しな
い範囲でできる限り大きくとることができる。
挿入部の細径化に伴って先端枠24や絶縁部材22が小
型化されると、絶縁部材22の脱落を防止する抜け防止
部材66としてピンを用いることが非常に困難となって
くる。しかし、以下に述べる本発明の一実施形態では、
内視鏡1の前述した基本的な構成の下で、絶縁部材およ
び先端枠の構成に改良を加え、この問題を十分に解決す
ることができる。
的な構成の下で絶縁部材および先端枠の構成に改良を加
え(その他の構成も若干異なっている)た内視鏡120
の先端部付近を示している。したがって、図1ないし図
3と同一な部材については同一符号を付してある。
端枠であり、この先端枠121の内部には,図4の
(b)に示すように、鉗子チャンネル26と連通して鉗
子等が挿通できる鉗子挿通孔32と、対物レンズ48や
レーザガイドファイバー束44等を組込む第1の孔34
と、図示しないライトガイドファイバー束を組込む第2
および第3の孔36,37と、送気送水孔としての貫通
孔 126が形成されている。送気送水孔としての貫通
孔126は送気送水管126aと連通しており、送気送
水ノズル126bから送気送水を行なえるようになって
いる。
2,34,36,37,126と対応する部位にそれぞ
れ孔を有している。また、絶縁部材123の後端は外被
テューブ8の先端に密着するようになっている。また、
図4の(d)に示すように、絶縁部材123の後端部に
は先端枠121の外周面の余分なスペースに形成された
溝132に遊嵌する爪状部130が形成されている。先
端枠121の外周面の前記余分なスペースは、先端枠1
21の全領域から孔32,34,36,37によって占
められる領域を除いた残余部分であり、したがって、こ
の残余部分に形成された溝132と遊嵌する爪状部13
0もまた、先端枠121の外周面の前記余分なスペース
に位置されることとなる。そして、図3の(d)からも
分かるように、前記余分なスペースには、ワイヤガイド
18を収容する第1の切欠74が位置している。すなわ
ち、爪状部130とワイヤガイド18は互いに挿入部3
の周方向に沿った略同一の位置に位置しているものであ
る。
には、爪状部130を溝132に遊嵌して、その上に外
被チューブ8の先端部を被嵌して接着固定し、外被チュ
ーブ8の外周をテグス124で締付固定すればよい。
ば、絶縁部材123は、その爪状部130を先端枠12
1の溝132に嵌着することによって先端枠121に締
付固定されるため、絶縁部材123が先端枠121に接
着によってのみ固定される場合に比べ、固定保持力が大
きく、脱落を防止することができる。また、内視鏡の細
径化に伴って先端枠や絶縁部材が小型化されても、ピン
を用いないで簡単かつ確実に絶縁部材123の抜けを防
止することができる。さらに、溝132は、対物レンズ
48やファイバー44等の観察光学系を配置した後の余
分なスペースに形成されているので、前記観察光学系に
悪影響を及ぼすことがない。
3の爪状部130と先端枠121の溝132との遊嵌部
の変形例であり、爪状部130に凸部140を設けて、
爪状部130を溝132と遊嵌させた際、前記凸部14
0が先端枠121の外周面より出張るようにしたもので
ある。この構成によれば、爪状部130と外被チューブ
8との密着性が向上するとともに、テグス124による
締付を確実かつ強固に行なうことができる。また、図6
に示すように、先端枠121の前記溝132を、後端側
にいくにつれて徐々に先端枠121の内部に向かって傾
斜するテーパ溝133とすれば、爪状部130を溝13
2に締結するにしたがって爪状部130が先端枠121
にくい込むこととなり、絶縁部材123の固定保持力を
より強固なものとすることができる。
作用効果について以下述べることとする。内視鏡1で
は、操作レバー2bを操作することによってUP方向側
のワイヤー14を牽引して湾曲部4を最大湾曲角の大き
いUP方向に湾曲させると、その湾曲外周側に位置する
ライトガイドファイバー束42bは挿入部3の先端側に
引張られるとともに、湾曲内周側に位置する例えばライ
トガイドファイバー束42aは、圧縮力を受けて操作部
2側に押し出される。また、DOWN方向側のワイヤー
14を牽引して湾曲部4を最大湾曲角の小さいDOWN
方向に湾曲させると、その湾曲外周側に位置する前記ラ
イトガイドファイバー束42aが挿入部3の先端側に引
張られるとともに、湾曲内周側に位置するライトガイド
ファイバー束42bが圧縮力を受けて操作部2側に押し
出される。このように、前記ライトガイドファイバー束
42a,42b等は、異なる2つの方向に繰り返し湾曲
させられることによって、前記引張り力と圧縮力という
相反する力を繰り返し受けて挿入部3の軸方向に大きく
移動するものであるが、こうした動作は特に最大湾曲角
の小さいDOWN方向側に位置するライトガイドファイ
バー束42bにおいて激しく行なわれる。また、ライト
ガイドファイバー束42bは、UP方向への湾曲時、鉗
子等を鉗子チャンネル26内に挿通した際、その挿通抵
抗に抗する鉗子等の押込み力によって強く圧迫される。
角の小さいDOWN方向側に位置するライトガイドファ
イバー束42b外周の外被チューブ40bは、鉗子チャ
ンネル26からの前記圧迫力等に耐え得る程度にその肉
厚が大きく形成されているため、異なる方向に繰り返し
湾曲させられるとともに前記鉗子等の押込み力によって
強く圧迫されても折損することはない。
内の全ての光学繊維束に対してその外被チューブの肉厚
を大きくするものではなく、最も抵抗力を受けるDOW
N方向側のライトガイドファイバー束42bの外周の外
被チューブ40bの肉厚のみを大きく形成し、UP方向
側のライトガイドファイバー束42aの外周の外皮チュ
ーブ40aの肉厚は若干薄く形成して、湾曲部4内に内
視鏡観察を行なうのに十分な光量を満足し得るだけの量
のライトガイドファイバー束を挿通できるよう肉厚調整
をとっているため、湾曲部4の外径が大きくなってしま
うことがない。
対物レンズ枠56の先端部を絶縁部材22に固定する手
段として、絶縁部材22に、第1、第2および第3の孔
34,36,37同志を連ねた形状を有する第2の穴5
2を形成し、この第2の穴52に照明レンズ50および
対物レンズ枠56の先端部を嵌着するとともに、照明レ
ンズ50と対物レンズ枠56との間の空間には接着剤6
4を充填して隔壁61を形成しているため、各孔間の距
離が極めて近い第1、第2および第3の孔34,36,
37を別々に形成して、ここに前記照明レンズ50およ
び対物レンズ枠56を固定するよりも容易である。つま
り、従来においては、絶縁部材22に孔間の距離が極め
て近い複数の孔を切削加工で設ける場合、その加工中に
薄肉部が切れていわゆるバリとなってしまったり、ある
いは、射出成形で設ける場合、前記複数の孔間の壁が正
確に成形されるように非常に精度の高い金型が必要であ
ったため、これが前記複数の孔を形成する際の障害とな
っていたが、前記第2の穴52を形成することは極めて
容易であると同時に、充填された接着剤64は硬化する
ことによって照明レンズ50および対物レンズ枠56間
の隔壁61となって、結果的には、第1、第2および第
3の孔34,36,37,を別々に形成して、ここに前
記照明レンズ50および対物レンズ枠56を固定したこ
とと同様になる。
ることによって、この厚肉部22aに側孔70を形成し
て抜け防止部材66を挿通するとともに、抜け防止部材
66を絶縁部材22の外部に突出させずに内部に収納し
て、絶縁部材22を先端枠24に対して機械的に固定し
たので、細径な内視鏡においても固定強度を上げること
ができ有益である。
DOWN方向側のライトガイドファイバー束42b外周
の外被チューブ40bの肉厚を大きく形成することによ
って、ライトガイドファイバー束42bの折損を防止し
たが、ライトガイドファイバー束42b外周の外被チュ
ーブ40bを2重にしてその肉厚を大きくしてもよい。
図7の(a)に示す内視鏡80は、最大湾曲角の小さ
いDOWN方向側のライトガイドファイバー束42b外
周の外被チューブ40bの径を最大湾曲角の大きいUP
方向側のライトガイドファイバー束42a外周の外皮チ
ューブ40aの径より大きく形成するとともに、外被チ
ューブ40b内におけるライトガイドファイバー束42
bの充填率を小さくして、湾曲部4内に、内視鏡観察を
行なうのに十分な光量を満足し得るだけの量のライトガ
イドファイバー束を挿通できるようにしている。
大湾曲角の小さいDOWN方向側のライトガイドファイ
バー束42bの充填率を小さくすることによって、湾曲
動作中のライトガイドファイバー束42bの軸方向の移
動を容易にしたので、ライトガイドファイバー束42b
が前記動作中に座屈して折損することを極力防止するこ
とができる。
のに十分な光量を満足し得るだけの量のライトガイドフ
ァイバー束を挿通できるように、第2の孔36および第
3の孔37の両チューブ40a,40bの径調整を行な
っているため、湾曲部82の外径が大きくなってしまう
ことがない。
湾曲部92における湾曲駒10の絞り部20の絞り具合
を大きくすることによって、湾曲時において、最大湾曲
角の小さいDOWN方向側のライトガイドファイバー束
42bが操作部2の方へ押し出されて蛇行した際、ライ
トガイドファイバー束42bが絞り部20を乗り越えて
しまうことを防止したものである。
ば、絞り部20がライトガイドファイバー束42bをガ
イドするため、湾曲時において、ライトガイドファイバ
ー束42bが操作部2の方へ押し出されて蛇行しても、
ライトガイドファイバー束42bが絞り部20を乗り越
えて座屈し、折損することはない。
における湾曲駒10のUP側には絞り部20を一つ置き
に設けるとともに、DOWN側には絞り部20を全駒に
設けたものである。これによれば、図7の(b)に示し
た内視鏡90と同様の作用効果を得ることができる。
における湾曲駒10のUP側には絞り部20を一つ置き
に設けるとともに、DOWN側には絞り部20を二つ置
きに設けたものである。絞り部20を湾曲駒10の一つ
置きに設けた場合には、操作部2の方へ押し出されて蛇
行する湾曲駒10内のライトガイドファイバー束42
a,42bの蛇行する度合いがきつくなるのに対して、
絞り部20を湾曲駒10の二つ置きに設けた場合にはそ
れが解消されるものであり、上記構成の内視鏡110
は、湾曲駒10のDOWN側において絞り部20を二つ
置きに設けることによって、湾曲時にDOWN側のライ
トガイドファイバー束42bが、操作部2の方へ押し出
された際、小さい円弧を描いて蛇行するようにしたの
で、ライトガイドファイバー束42bを座屈させて折損
させることはない。
よれば、挿入部が細径化されても、簡単かつ強固に先端
枠と絶縁部材とを固定することができる。
断面図である。
左半分は(a)のAーOーA線に沿う側断面図、
(b)の右半分は(a)のAーOーB線に沿う側断面
図、(c)は(a)のCーC線に沿う断面図、(d)は
(b)のDーD線に沿う断面図、(e)は(b)のEー
E線に沿う断面図である。
断面図、(b)は観察光学系の内蔵物を内部に有してい
ない時の先端枠の正面図、(c)は(a)のFーF線に
沿う断面図、(d)は絶縁部材を先端枠に装着する様子
を示す概略図である。
た様子を示す断面図である。
た様子を示す側断面図である。
化させた内視鏡の湾曲部の断面図、(b)は湾曲部の絞
り部を変化させた内視鏡の湾曲部の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 挿入部の略全長に外皮チューブを被嵌
し、前記挿入部の遠位端に設けられた先端金属部材の外
側に絶縁部材を設けた内視鏡において、 前記絶縁部材に設けた爪状部と先端金属部材に設けた溝
部とを係合させ、前記爪状部を外皮チューブとともに締
め付け固定したことを特徴とする内視鏡。 - 【請求項2】 前記爪状部は、前記挿入部の先端側に設
けられた湾曲部を構成する湾曲駒に形成され且つ湾曲駒
を動作させるワイヤを保持するワイヤガイドと、挿入部
の周方向に沿った略同一の位置に位置していることを特
徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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JP8208700A JP2831331B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 内視鏡 |
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JP8208700A JP2831331B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 内視鏡 |
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