JP3174134B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3174134B2
JP3174134B2 JP11023192A JP11023192A JP3174134B2 JP 3174134 B2 JP3174134 B2 JP 3174134B2 JP 11023192 A JP11023192 A JP 11023192A JP 11023192 A JP11023192 A JP 11023192A JP 3174134 B2 JP3174134 B2 JP 3174134B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡の照明光を光源装
置から内視鏡の挿入部の先端側に導くライトガイドを備
えた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡による観察時には観察視
野内に照明光を照射するようにしている。この場合、内
視鏡本体の内部には光ファイバ束によって形成されるラ
イトガイドが配設されており、このライトガイドによっ
て照明光を光源装置から内視鏡の挿入部の先端側に導く
ようになっている。
【0003】また、ライトガイドの出射端部は内視鏡本
体の軟性の挿入部の先端部に固定されている。さらに、
このライトガイドは内視鏡本体の挿入部から操作部およ
びライトガイドケーブルを順次介してライトガイドケー
ブルの先端のコネクタ部に連結されている。そして、こ
のライトガイドケーブルのコネクタ部は光源装置のライ
トガイド接続部に取外し可能に接続され、ライトガイド
の入射端部には光源装置から照明光が入射されるように
なっている。
【0004】ところで、この種のライトガイド装置では
従来から例えば実開昭61−85805号公報に示され
ているようにライトガイドの入射端部には光ファイバ束
が例えば接着剤によって固定されたライトガイド口金部
(固定部)が形成されている。そして、内視鏡のライト
ガイドケーブルのコネクタ部に固定されたライトガイド
口金部の入射端面の断面形状は円形状に形成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、内視鏡本体の
組立作業時には挿入部の先端部側から湾曲部や可撓管部
内にライトガイドを挿通し、操作部内を経てライトガイ
ドケーブルのコネクタ部側に導く作業が必要になる。
【0006】この場合、図16(A)に示すように湾曲
部aの内部には複数の湾曲操作ワイヤを挿通するための
複数の湾曲受け部f…が突設され、図16(B)に示す
ように可撓管部bの接続口金部分には複数の湾曲操作ワ
イヤを挿通するための複数のガイドパイプg…が突設さ
れているので、ライトガイド口金部eの外径寸法を大幅
に増大した場合には挿入部の湾曲部aや可撓管部bの内
部空間内にライトガイドcを挿通する作業時に図16
(A),(B)中で点線で示すライトガイド口金部eと
湾曲受け部f…やガイドパイプg…等の突起部と干渉す
る問題がある。
【0007】そのため、ライトガイド口金部eの外径寸
法は最大でも図16(A)中で点線で示すように湾曲部
a内を通過できる最大直径D1 か、或いは図16(B)
中で点線で示すように可撓管部b内を通過できる最大直
径D2 のうち、いずれか小さい方の直径程度までしか増
やすことができないので、ライトガイドcの量を上記制
限以上に増やすことができず、照明光量を大幅に増加す
ることが難しい問題がある。
【0008】ここで、ライトガイド口金eに被覆チュー
ブが装着されている場合にはライトガイド口金部eの外
径寸法はさらに小さくなるので、照明光量が比較的少な
くなり、内視鏡の視野が暗くなる問題がある。
【0009】なお、図16(A),(B)中で、cは接
着剤によって固定されたライトガイド口金部以外のライ
トガイド、dはイメージガイドをそれぞれ示すものであ
る。また、内視鏡の観察光学系にCCDを有する電子式
の内視鏡ではイメージガイドdの代わりにCCD、電子
基板、信号線が装着されているが、この場合もイメージ
ガイドdを有する光学式の内視鏡と同様な問題がある。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、内視鏡の外径を増やすことなく、ライ
トガイドの量を増やすことができ、観察視野を明るくす
ることができるとともに、内視鏡の組立時にライトガイ
ド入射端部側の固定部を軟性挿入部内を通過させるとき
に無理なく挿通でき、その作業を容易に行うことができ
内視鏡を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は光ファイバ束に
よって形成されるライトガイドの出射端部が内視鏡本体
の軟性の挿入部の先端部に固定されるとともに、前記ラ
イトガイドの入射端部が光源装置のライトガイド接続部
に接続される内視鏡において、前記ライトガイドの入射
端部側に設けられた前記光ファイバ束の固定部の断面形
状を前記挿入部に設けられた湾曲部の湾曲管内へ突起す
る突起部に内接する最大直径の円の面積よりも大きな面
積を有する非円形断面形状として前記固定部の全長にわ
たって形成したことを特徴とする内視鏡である。
【0012】
【作用】ライトガイドの入射端部側に設けられた光ファ
イバ束の固定部の断面形状を非円形断面形状として固定
部の全長にわたって形成することにより、円形の断面形
状の光ファイバ束の固定部よりもライトガイドの量を増
やし、内視鏡の観察視野を明るくする。さらに、内視鏡
の組立時にライトガイド入射端部側の固定部を軟性挿入
部内を通過させるときに無理なく挿通できるようにした
ものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図1
1を参照して説明する。図2は光学式の内視鏡1全体の
外観を示すもので、2は軟性の挿入部、3は操作部、4
はライトガイドケーブルである。
【0014】挿入部2には可撓管部5、湾曲部6および
先端部7がそれぞれ設けられている。この場合、可撓管
部5の基端部は操作部3に連結されており、この可撓管
部5の先端部には例えば、上下、左右の4方向に湾曲操
作可能な湾曲部6の基端部が連結されている。さらに、
湾曲部6の先端部には先端部7が連結されている。
【0015】また、操作部3には湾曲部6を上下、左右
の4方向に湾曲操作する湾曲ノブ8および接眼部9が設
けられている。さらに、この操作部3にはライトガイド
ケーブル4の基端部が連結されている。このライトガイ
ドケーブル4の先端部にはコネクタ部10が設けられて
おり、このコネクタ部10に光源接続部11が突設され
ている。
【0016】さらに、内視鏡1の挿入部2には後述する
外付けチャンネルユニット12が装着されているととも
に、可撓管部5の先端部側には後述する外付けセンタリ
ングデバイス取付部13が設けられている。
【0017】また、挿入部2の先端部7には図3に示す
ように観察光学系の対物レンズ14および照明光学系の
照明レンズ15がそれぞれ固定されている。この場合、
対物レンズ14の内面側には光ファイバ束によって形成
されるイメージガイド16の先端部が対向配置された状
態で固定されている。このイメージガイド16の基端部
は接眼部9の口金17に固定されている。
【0018】さらに、照明レンズ15の内面側には光フ
ァイバ束によって形成されるライトガイド18の出射端
部18aが対向配置された状態で固定されている。この
ライトガイド18の入射端部18bはコネクタ部10の
光源接続部11に固定されている。そして、このコネク
タ部10の光源接続部11を介して図示しない光源装置
のライトガイド接続部に接続されている。
【0019】また、図1(A),(B)はライトガイド
18の入射端部18b側とコネクタ部10の光源接続部
11との固定部を示すものである。この場合、ライトガ
イド18の入射端部18b側には光ファイバ束が例えば
接着剤によって固定され、例えば金属製のライトガイド
口金19内に挿入された固定部が形成されている。
【0020】さらに、ライトガイド口金19の断面形状
は図1(B)に示すように長円形状(トラック形状)に
形成されている。ここで、この長円形状の長軸部分の長
さはL1 、短軸部分の長さはL2 とし、L1 は図4
(A)に示すように湾曲部6に並設された複数の湾曲コ
マ26…の内周面、L2 は図3に示すように各湾曲コマ
26の内周面に突設された湾曲受け部29に接し、各湾
曲コマ26の内部空間内の突起部(湾曲受け部29)と
の干渉を避ける長さに設定されている。
【0021】また、この長円形状のライトガイド口金1
9は図5(A)に示すように可撓管部5を形成する可撓
性チューブ24の先端に固定された可撓管部口金25を
通過できる寸法、形状となっている。すなわち、ライト
ガイド口金19の長円形状の長軸部分の長さL1 は可撓
管部口金25の内周面、短軸部分の長さL2 は可撓管部
口金25の内周面に突設されたステンレス製パイプやコ
イルパイプからなるガイドパイプ30に接し、可撓管部
口金25の内部空間内の突起部(ガイドパイプ30)と
の干渉を避ける長さに設定されている。
【0022】なお、湾曲部6の各湾曲コマ26には前後
両端部にそれぞれ一対の突設部26a,26a、26
b,26bが突設されている。この場合、各湾曲コマ2
6の前部突設部26a,26aと後部突設部26b,2
6bとの間は各湾曲コマ26の円周方向に沿って90°
離間させた状態で配置されている。そして、前部側の湾
曲コマ26の後部突設部26b,26bと後部側の湾曲
コマ26の前部突設部26a,26aとの間が連結ピン
27によって回動自在に連結されている。
【0023】また、最先端の湾曲コマ26Aには上下方
向の湾曲操作用の一対の湾曲操作ワイヤ28,28およ
び左右方向の湾曲操作用の一対の湾曲操作ワイヤ28,
28の各先端部が固定されている。これらの湾曲操作ワ
イヤ28…は図4(A),(B)に示すように湾曲コマ
26の内周面に固定された湾曲受け部29内に挿通され
ている。
【0024】さらに、最後端の湾曲コマ26Bには可撓
管部5の先端に固定された可撓管部口金25の先端部が
嵌着されている。この可撓管部口金25の内周面には4
本のガイドパイプ30の各先端部が90°間隔で固定さ
れている。そして、各ガイドパイプ30の内部に上下方
向の湾曲操作用の一対の湾曲操作ワイヤ28,28およ
び左右方向の湾曲操作用の一対の湾曲操作ワイヤ28,
28がそれぞれ挿通されている。
【0025】また、コネクタ部10の光源接続部11に
は円筒状の保持部材20が設けられている。この保持部
材20には図1(B)に示すようにライトガイド18の
ライトガイド口金19が嵌合される長円形状の取付け穴
20aが形成されている。さらに、この保持部材20は
熱電導率の良い黄銅等で形成されており、光源ランプの
熱を放出するのに優れている。
【0026】さらに、保持部材20の外周面には取付け
穴20aに連通させたねじ穴20bが形成されており、
このねじ穴20b内には取付け穴20a内のライトガイ
ド口金19の抜け止め用の固定ねじ21が螺挿されてい
る。
【0027】また、保持部材20の基端部にはねじ部2
0cが形成されている。このねじ部20cはコネクタ部
10の本体22に形成されたねじ穴22aに螺着され、
コネクタ部10の本体22に保持部材20が固定されて
いる。
【0028】次に、図3を参照して内視鏡全体の組立て
手順を説明する。まず、先端部7に対物レンズ14、イ
メージガイド16、照明レンズ15、ライトガイド18
を組み付けて先端部組立てユニットを作る。
【0029】この場合、図3に示すようにイメージガイ
ド16およびライトガイド18を真っ直ぐに伸ばし、イ
メージガイド16の口金17とライトガイド18の中途
部との間にシリコン等のチューブ23を被せる。さら
に、ライトガイド18の光源側の端部はライトガイド口
金19が嵌着されている。
【0030】次に、湾曲部6の各構成部品、すなわち複
数の湾曲コマ26…、連結ピン27…、湾曲操作ワイヤ
28…、湾曲受け部26…を組み立てた湾曲部組立てユ
ニットおよび可撓性チューブ24の先端に可撓管部口金
25が固定され、この可撓管部口金25の内周面にガイ
ドパイプ30の先端部が固定された可撓管部組立てユニ
ットがそれぞれ形成される。
【0031】続いて、湾曲部ユニットの最後端の湾曲コ
マ26Bと可撓管部組立てユニットの可撓管部口金25
との間を接着などで接合固定して組立てた湾曲部6と可
撓管部5との組付けユニットを形成する。
【0032】さらに、この湾曲部6と可撓管部5との組
付けユニットに先端部組立てユニットを組付けて挿入部
2の組立てユニットを組立てる。このとき、先端部組立
てユニットはライトガイド18の光源側のライトガイド
口金19から湾曲部6、可撓管部5内に順次挿入され
る。
【0033】その後、挿入部2の組立てユニットを操作
部3に組付けた後、この操作部3に湾曲操作ワイヤ28
…やイメージガイド16、接眼部9等を組付けて調整す
る。さらに、ライトガイド18をライトガイドケーブル
4内に通したのち、操作部3にライトガイドケーブル4
を組付ける。
【0034】最後に、図1(A),(B)に示すように
ライトガイド口金19と光源接続部11を固定し、ライ
トガイドケーブル4、光源接続部11と保持部材20を
固定する。
【0035】そこで、上記構成のものにあってはライト
ガイド18の入射端部18b側のライトガイド口金19
の端面の断面形状を図1(B)に示すように長円形状に
形成したので、従来と同一径の挿入部2内に従来の円形
断面のライトガイドより多量の光ファイバ束を入れるこ
とができる。
【0036】なお、本実施例のようにライトガイド18
の入射端部18b側のライトガイド口金19の端面の断
面形状が長円形状の場合には従来の円形断面のライトガ
イドに比べ1.3倍程度の量の光ファイバ束を詰めるこ
とができる。
【0037】また、本実施例では湾曲部6内および可撓
管部口金25内でのイメージガイド16、ライトガイド
18の断面形状は図4(B)、図5(B)に示すように
円形状や長円形状ではなく、変形した状態となる。ここ
で、同図中の点線はライトガイド口金19の断面形状を
示す。これからも判るように湾曲部6や可撓管部口金2
5の部分でもイメージガイド16およびライトガイド1
8を有効に収めることができる。
【0038】なお、本実施例では上下、左右の4方向に
湾曲操作される湾曲部6を備えた構成のものを示した
が、2方向湾曲の湾曲部6を備えた構成のものであって
も同様の効果が得られる。
【0039】また、外付けチャンネルユニット12には
図1に示すように接続部32、鉗子挿入口33、チュー
ブ部31、プレートの端を外側に曲げた手掛け用の滑り
止め部34が設けられている。この滑り止め部34は図
6に示すように端部が略円弧状に湾曲形成され、表面に
ラバー等を貼り滑りにくいものとしても良い。
【0040】そこで、上記構成の本外付けチャンネルユ
ニット12では従来の外付けチャンネルユニットのよう
に内視鏡1の操作部3に直接ねじ止め固定する必要がな
いので、プラスチック製の操作部3を傷つけるおそれが
ないうえ、外付けチャンネルユニット12を内視鏡1側
に組付ける作業を簡単に行なうことができる。
【0041】さらに、図2に示すように操作部3を把持
する際に、本外付けチャンネルユニット12の滑り止め
部34を同時に把持するようになっているので、外付け
チャンネルユニット12が内視鏡1から外れそうになっ
ても、滑り止め部34が手に引っかかり、外れることは
ない。
【0042】また、図7は内視鏡1の可撓管部5の先端
部側に装着される外付けセンタリングデバイス41を示
すものである。この外付けセンタリングデバイス41に
は前側保持部42、後ろ側保持部43、固定リング4
4、固定ねじ47が設けられている。
【0043】前側保持部42には略リング状の本体45
の後面中央部位にこの本体45よりも小径なボス部45
aが突設されている。さらに、後ろ側保持部43には略
リング状の本体46の前面中央部位にこの本体46より
も小径なボス部46aが突設されている。
【0044】また、後ろ側保持部43のボス部46aの
中途部には固定リング44の内周面に形成されたねじ穴
44aに螺合するねじ部46bが形成されている。さら
に、このボス部46aの先端部には前側保持部42のボ
ス部45aの上に重合される重合部46cが形成されて
いる。
【0045】また、前側保持部42のボス部45aには
固定ねじ47のねじ挿通穴45b、後ろ側保持部43の
重合部46cには固定ねじ47が入るザグリ穴46dが
それぞれ形成されているとともに、内視鏡1の可撓管部
5の外付けセンタリングデバイス取付部13には固定ね
じ47の先端部が螺着されるねじ穴13aが形成されて
いる。
【0046】そして、外付けセンタリングデバイス41
の使用時には図8に示すように予め固定リング44を後
ろ側保持部43に通した状態で、この後ろ側保持部43
と前側保持部42とを組み合わせ、その中に内視鏡1の
先端部5を通す。
【0047】続いて、可撓管部5の外付けセンタリング
デバイス取付部13のねじ穴13aと前側保持部42の
ねじ挿通穴45bとを位置合わせする。この状態で、固
定ねじ47をザグリ穴46d、ねじ挿通穴45bを介し
て外付けセンタリングデバイス取付部13のねじ穴13
aに締め付け固定する。
【0048】その後、固定リング44を回転させ、固定
リング44の内周面に形成されたねじ穴44aに後ろ側
保持部43のボス部46aのねじ部46bを螺合させ、
図7に示すように固定ねじ47の頭部を固定リング44
によって覆う状態で固定する。
【0049】そこで、上記構成の本外付けセンタリング
デバイス41では図7に示すように固定リング44が固
定ねじ47の頭部をカバーしているので、先に固定リン
グ44が回転操作して固定リング44のねじ穴44aと
後ろ側保持部43のねじ部46bとの螺合部が外れなけ
れば、固定ねじ47は外れない。
【0050】従って、本外付けセンタリングデバイス4
1を取り外すためには、先ず固定リング44を外す作業
が必要になるので、単に固定ねじ47のみにより外付け
センタリングデバイス41を可撓管部5の外付けセンタ
リングデバイス取付部13に固定した場合に比べて固定
ねじ47が脱落しにくく、固定ねじ47やその他のセン
タリングデバイス41の構成部品が被検体に落ちる可能
性は低くなる。
【0051】また、図9、10は可撓管部5と操作部3
との接続部の内部構造を示すものである。ここで、図9
に示すように湾曲操作用の湾曲操作ワイヤ28を被うス
テンレス製のガイドパイプ30とコイルパイプ51とは
接着、或いはロー付けにより固定されている。
【0052】なお、ステンレス製のパイプはコイルパイ
プのものに比べ外径を細くすることが可能なため、多く
の内蔵物を入れることが可能である。その中を、湾曲操
作ワイヤ28が通り、操作部3内の湾曲機構部(図示せ
ず)に連結されている。また、コイルパイプ51はパイ
プ止め部材52に止着されている。
【0053】ここで、湾曲操作を行うとガイドパイプ3
0とコイルパイプ51との間に図10の矢印で示したよ
うな力が働く。例えば、挿入部2をループさせている場
合には更に大きな力が働く。その結果、ガイドパイプ3
0とコイルパイプ51の固定が外れ(接着、ロー付けが
破壊する)、図9に示すようにガイドパイプ30が操作
部3側に寄った状態となる。この場合には、操作部3内
で湾曲操作ワイヤ28がたるみ、結果として湾曲部6を
正確に湾曲操作することができなくなるおそれがある。
【0054】そこで、図11(A)に示すように段差の
ついた連結部材53を設け、この連結部材53を介して
接着或いはロー付けによりガイドパイプ30およびコイ
ルパイプ51と固定する。この場合にはガイドパイプ3
0は連結部材53の段差のおかげで操作部3側に寄るこ
とはない。従って、湾曲部6を正確に湾曲操作すること
ができる。
【0055】さらに、図11(B)に示すように連結パ
イプ54をガイドパイプ30に接着或いはロー付けす
る。これはガイドパイプ30とコイルパイプ51との間
を固定するより強固な固定ができる。続いて、更に連結
パイプ54の後ろからコイルパイプ51を固定しても図
11(A)で示した構成と同様な効果が得られる。な
お、この構造は内視鏡1でなくとも、湾曲構造を持った
ガイドチューブに対しても同様の効果が得られる。
【0056】また、図12乃至図15は本発明の第2の
実施例を示すものである。これは、本発明をCCD内蔵
型の軟性の電子内視鏡1に適用したものである。図12
に示すように先端部7には観察光学系の対物レンズ14
の内面側にCCD61が対向配置された状態で固定され
ている。このCCD61は先端基板62に接続されてい
る。この先端基板62には信号線63の一端が接続され
ている。
【0057】また、図13(A)、図14(A)はライ
トガイド18の入射端部18b側のライトガイド口金6
4の断面形状を示すものである。この場合、ライトガイ
ド18のライトガイド口金64は湾曲部6の各湾曲コマ
26の内周面に突設された湾曲受け部29に接する円の
直径D1 より大きな直径D3 の円形状に沿って形成され
ている。
【0058】そして、このライトガイド口金64の外周
面には4箇所の湾曲受け部29…を避けるように4箇所
の切り欠き溝65…が形成され、さらに2箇所の凹み6
6,66が形成されている。これらの凹み66,66に
は複数の信号線を束ねた信号線63が収容されている。
なお、湾曲受け部29に接する円の直径D1 は第1の実
施例と同様、ガイドパイプ30に接する円の直径D2
り小さい。
【0059】また、図15に示すようにライトガイド口
金64はコネクタ部10の光源接続部11に固定されて
いる。この場合、光源接続部11の円筒状の保持部材2
0´にはライトガイド18のライトガイド口金64が嵌
合されるこのライトガイド口金64と対応する形状の取
付け穴20a´が形成されている。
【0060】さらに、保持部材20´の基端部はコネク
タ部10の本体22´に形成されたねじ穴に螺着され、
コネクタ部10の本体22´に保持部材20´が固定さ
れている。
【0061】また、コネクタ部10の本体22´の外周
面にはケーブル接続部67が突設されている。このケー
ブル接続部67には電気コネクタケーブル68の一端が
接続されている。この電気コネクタケーブル68の他端
は電気コネクタ69に接続されている。
【0062】さらに、電気コネクタ69内には信号線6
3の他端に接続される基板70が装着されている。この
基板70は電気コネクタ69の端面に突設された接点ピ
ン71の内端部に接続されている。
【0063】次に、図12を参照して内視鏡1全体の組
立て手順を説明する。まず、先端部7に対物レンズ1
4、CCD61、先端基板62、信号線63、照明レン
ズ15、ライトガイド18を組付けて先端部組立てユニ
ットを作る。
【0064】この場合、図12に示すように信号線6
3、ライトガイド18を真っ直ぐに伸ばすと信号線63
はライトガイド口金64より長くなる。そして、ライト
ガイド口金64の凹み66,66に信号線63を入れ、
テープなどで固定する。
【0065】次に、第1の実施例と同様に湾曲部ユニッ
トの最後端の湾曲コマ26Bと可撓管部組立てユニット
の可撓管部口金25との間を接着などで接合固定して組
立てた湾曲部6と可撓管部5との組付けユニットを形成
する。
【0066】さらに、この湾曲部6と可撓管部5との組
付けユニットに先端部組立てユニットを組付けて挿入部
2の組立てユニットを組立てる。このとき、先端部組立
てユニットは信号線47から湾曲部6、可撓管部5内に
順次挿入される。この場合、ライトガイド口金64の凹
み66,66に信号線63が収容されているので、信号
線63が湾曲受け部29、ガイドパイプ30に引っかか
ることなく円滑に挿入可能である。
【0067】また、ライトガイド18は径方向に変形が
可能なため、図13(B)、図14(B)に示すように
湾曲部6、可撓管部口金25内ではライトガイド18、
信号線63は比較的自由に分散された状態で配設され
る。
【0068】その後、挿入部2の組立てユニットを操作
部3に組付けた後、湾曲操作ワイヤ28を組付け調整す
る。さらに、ライトガイド18、信号線63をライトガ
イドケーブル4に通し、第1の実施例と同様に操作部3
にライトガイドケーブル4を組付ける。
【0069】次に、図15に示すようにライトガイド口
金64と光源接続部11との間を固定し、続いてライト
ガイドケーブル4、光源接続部11と保持部材20´と
の間を固定する。
【0070】さらに、信号線63を電気コネクタケーブ
ル68に通し、信号線63と基板70、接点ピン71に
電気的に接続する。接点ピン71は外部のカメラコント
ロールユニット(図示せず)に接続する。最後に、図1
5に示すように電気コネクタ69と電気コネクタケーブ
ル68との間を固定する。
【0071】そこで、上記構成のものにあってはライト
ガイド18のライトガイド口金64を湾曲部6の各湾曲
コマ26の内周面に突設された湾曲受け部29に接する
円の直径D1 より大きな直径D3 の円形状に沿って形成
し、このライトガイド口金64の外周面に4箇所の湾曲
受け部29…を避けるように4箇所の切り欠き溝65…
を形成するとともに、2箇所の信号線63の収容凹み6
6,66を形成したので、従来と同一径の挿入部2内に
従来の円形断面のライトガイドより多量の光ファイバ束
を入れることができる。そのため、第1の実施例と同様
に観察視野の照明光量を増やすことができる。
【0072】また、ライトガイド口金64の外周面の2
箇所の凹み66,66内に信号線63を収容したので、
湾曲部6や可撓管部5にライトガイド18、信号線63
を挿入する作業時に信号線63が暴れ難くすることがで
き、ライトガイド18を折れにくくすることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できるこ
とは勿論である。
【0073】
【発明の効果】本発明によればライトガイドの入射端部
側に設けられた光ファイバ束の固定部の断面形状を挿入
部に設けられた湾曲部の湾曲管内へ突起する突起部に内
接する最大直径の円の面積よりも大きな面積を有する非
円形断面形状として前記固定部の全長にわたって形成し
ので、内視鏡の挿入部の外径寸法を増やすことなく、
ライトガイドの量を増やし、内視鏡の観察視野を明るく
することができるとともに、内視鏡の組立時にライトガ
イド入射端部側の固定部を軟性挿入部内を通過させると
きに無理なく挿通させることができ、その作業を容易に
行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の要部構成を示すもの
で、(A)はライトガイドケーブルのコネクタ部の縦断
面図、(B)は(A)のM1 −M1 線断面図。
【図2】 内視鏡全体の外観を示す平面図。
【図3】 挿入部ユニットの組立て手順を説明するため
の縦断面図。
【図4】 図3のM2 −M2 線断面を示すもので、
(A)はライトガイドの固定部が挿入された状態を示す
断面図、(B)はライトガイドの非固定部が挿入された
状態を示す断面図。
【図5】 図3のM3 −M3 線断面を示すもので、
(A)はライトガイドの固定部が挿入された状態を示す
断面図、(B)はライトガイドの非固定部が挿入された
状態を示す断面図。
【図6】 外付けチャンネルユニットの滑り止め部を示
す縦断面図。
【図7】 外付けセンタリングデバイスの装着状態を一
部破断して示す側面図。
【図8】 外付けセンタリングデバイスの取付け手順を
説明するための一部破断して示す側面図。
【図9】 挿入部と操作部との間の接続部の内部構成を
示す縦断面図。
【図10】 湾曲操作時にガイドパイプとコイルパイプ
との間の固定が外れた状態を示す縦断面図。
【図11】 ガイドパイプとコイルパイプとの接続部を
示すもので、(A)は段付きの接続管を介してガイドパ
イプとコイルパイプとの間を接続した状態を示す縦断面
図、(B)はガイドパイプに固定された接続パイプを使
用してガイドパイプとコイルパイプとの間を接続した状
態を示す縦断面図。
【図12】 本発明の第2の実施例の要部構成を示す縦
断面図。
【図13】 図3のM2 −M2 線断面と対応する部分の
断面を示すもので、(A)はライトガイドの固定部の挿
入状態を示す横断面図、(B)はライトガイドの非固定
部の挿入状態を示す横断面図。
【図14】 図3のM3 −M3 線断面と対応する部分の
断面を示すもので、(A)はライトガイドの固定部の挿
入状態を示す横断面図、(B)はライトガイドの非固定
部の挿入状態を示す横断面図。
【図15】 コネクタ部を示す縦断面図。
【図16】 従来例を示すもので、(A)は湾曲部の横
断面図、(B)は可撓管部の接続口金部分の横断面図。
【符号の説明】
2…挿入部,7…先端部,18…ライトガイド,18a
…出射端部,18b…入射端部,19,64…ライトガ
イド口金(固定部),29…湾曲受け部(突起部),3
0…ガイドパイプ(突起部)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ束によって形成されるライト
    ガイドの出射端部が内視鏡本体の軟性の挿入部の先端部
    に固定されるとともに、前記ライトガイドの入射端部が
    光源装置のライトガイド接続部に接続される内視鏡にお
    いて、前記ライトガイドの入射端部側に設けられた前記光ファ
    イバ束の固定部の断面形状を前記挿入部に設けられた湾
    曲部の湾曲管内へ突起する突起部に内接する最大直径の
    円の面積よりも大きな面積を有する非円形断面形状とし
    て前記固定部の全長にわたって形成した ことを特徴とす
    る内視鏡。
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