JP2000051144A - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- JP2000051144A JP2000051144A JP10224597A JP22459798A JP2000051144A JP 2000051144 A JP2000051144 A JP 2000051144A JP 10224597 A JP10224597 A JP 10224597A JP 22459798 A JP22459798 A JP 22459798A JP 2000051144 A JP2000051144 A JP 2000051144A
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Abstract
部組を組み合わせて湾曲管部を組み立てる場合でもブレ
ード部組の交換が可能であり、かつ取付け精度が高ま
り、品質の確保と耐性の向上を図ることにある。 【解決手段】本発明は、挿入部8に湾曲管部12を有
し、この湾曲管部12は、湾曲管用芯材42と、この湾
曲管用芯材42の外周に被嵌するブレード部組53とを
備えてなり、上記ブレード部組53は、ブレード43の
端部をこれ以外の他の部材に着脱自在に固定するように
した内視鏡において、上記湾曲管用芯材42の寸法に合
わせてブレード部組53の固定位置を調整して上記他の
部材にブレード部組53を固定するようにしたものであ
る。
Description
を有し、この湾曲管部は湾曲管用芯材とブレードを備え
てなり、上記ブレードを着脱自在に固定するようにした
内視鏡に関する。
順に可撓管部、湾曲管部、及び先端部を連結してなり、
湾曲管部は、操作部に設けた湾曲操作ノブにより湾曲さ
せられるようになっている。上記湾曲管部は、湾曲管用
芯材を有し、この湾曲管用芯材の外周にブレード(網
管)を被嵌し、これを樹脂製の外皮で被覆して構成され
ている。上記湾曲管用芯材は複数の湾曲駒を挿入部の軸
方向に並べ、全ての隣接する湾曲駒相互をリベット等で
回転自在に連接して構成されている。特開平4−357
921号公報で知られる内視鏡では、湾曲管用芯材に被
嵌するブレード部組が着脱できるようにしたものであ
る。
上述したように従来の内視鏡においての湾曲管用芯材の
一般的な構成は、多数の湾曲駒をリベット等で順次連接
して構成するものであるため、各湾曲駒の寸法には加工
上厳しい公差が設定されているものの、部品数が多いた
め、公差を積算すると、軸方向や円周方向の寸法差がか
なり大きくなってしまう。つまり、湾曲管用芯材全体の
軸方向の長さや、先端側の湾曲駒に対する操作部側の湾
曲駒の、軸を中心にした円周方向の捩じれのばらつきが
大きくなってしまう。このように湾曲管用芯材は部品数
が多いために全体の寸法がばらつく。これに対し、ブレ
ード部組は部品数が少なく寸法は湾曲管用芯材に比べて
あまりばらつかない。
報で知られる内視鏡の湾曲管部のように、湾曲管用芯材
にブレード部組を被嵌し、そのブレード部組を着脱でき
るようにした場合、湾曲管用芯材とブレード部組の寸法
差によって次のような支障が生じる。
レード部組が相対的に長くなると、ブレードが弛んでし
まい、湾曲駒の間の隙間にブレードの素材が挟み込ま
れ、ブレードが損傷したり、所定の角度湾曲管部が曲が
らなくなる等の不具合を招く虞がある。また、湾曲管用
芯材の長さに対して相対的にブレード部組が短くなりす
ぎると、これが原因で、湾曲管部が必要な角度に曲がら
なかったり、ブレード部組を適切に取り付けることがで
きないという不具合が起こる虞がある。また、湾曲管用
芯材が軸中心に円周方向に捩じれていると、ブレード部
組も捩じれて組み付けられ、湾曲管部が真っ直ぐに湾曲
しなくなるなどの不具合や、不自然に湾曲することによ
り内蔵物にダメージを与えるという不具合が起こる虞が
あった。
てなされたものであり、その目的とするところは、任意
の湾曲管用芯材とブレード部組を組み合わせて湾曲管部
を組み立てる場合でもブレード部組の交換が可能であ
り、かつ取付け寸法精度が高まり、湾曲管部の品質を確
保すると共に、その湾曲管部の耐久性を向上させること
ができる内視鏡を提供することにある。
は、挿入部に湾曲管部を有し、この湾曲管部は、湾曲管
用芯材と、この湾曲管用芯材の外周に被嵌するブレード
部組とを備えてなり、上記ブレード部組は、ブレードの
端部をこれ以外の他の部材に着脱自在に固定するように
した内視鏡において、上記湾曲管用芯材の寸法に合わせ
てブレード部組の固定位置を調整して上記他の部材にブ
レード部組を固定する固定手段を設けたものである。
組の組み合わせにおいて適切な位置関係に調整してブレ
ードを固定することができる。
を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。 (構成)図1は内視鏡システムの概略的な構成を示して
いる。図1中、符号1は電子式の内視鏡であり、符号2
は光源装置であり、符号3は映像信号処理回路や駆動回
路等を内蔵する内視鏡用ビデオプロセッサである。この
内視鏡用ビデオプロセッサ3にはモニター4、VTRデ
ッキ5、ビデオプリンタ6、及びビデオディスク7等の
周辺機器が接続される。
長の軟性挿入部8と、この挿入部8の基端側に連設され
た操作部9を備える。上記挿入部8は細く長い可撓性を
有する可撓管部11と、この可撓管部11の先端に接続
された湾曲管部12と、この湾曲管部12の先端に接続
された硬質の先端部13によって構成されている。ま
た、挿入部8の湾曲管部12は図示しない複数の湾曲駒
にて湾曲自在に構成され、これは上記操作部9の操作に
よって湾曲可能なものである。
が延設されている。このユニバーサルコード14の延出
先端には上記光源装置2のコネクタ受け15に接続され
るコネクタ装置16が設けられている。コネクタ装置1
6にはケーブル17を介して上記ビデオプロセッサ3が
接続される。そして、図1で示すように、光源装置2の
コネクタ受け15にコネクタ装置16を接続することに
より、光源装置2の光源ランプ18にて発生し、レンズ
19により集光した照明光を、内視鏡1内に配設された
ライトガイドファイバー(図示せず)を通じて内視鏡1
の先端部13へ導き、先端部13に設けられた図示しな
い照明窓からその照明光を出射するようになっている。
を湾曲するときに操作するアングルノブ21、鉗子挿入
口部22、送気送水切換え操作釦23、吸引切換え操作
釦24及びスイッチボックス25等が設けられている。
ある。挿入部8の先端部13は金属材料等によって略円
柱状に形成された硬性の先端部本体31を有し、この先
端部本体31の前端面部分には対物レンズ32を固着し
たレンズ枠33が配置されている。レンズ枠33の後端
側には撮像ユニット部34が連結されている。また、先
端部本体31の前端面及び前端部外周面は電気的に絶縁
でかつ液密的な絶縁カバー35で覆われている。絶縁カ
バー35は例えばポリサルホンのガラス繊維強化グレー
ド等の樹脂によって作られれている。
ネル36を形成するチャンネルパイプ37を嵌着する貫
通孔38が設けられている。チャンネルパイプ37の後
端部側にはチャンネルチューブ39の先端が接続されて
いる。チャンネルチューブ39の先端はチャンネルパイ
プ37の後端に嵌着されると共に、糸巻き部40によっ
て締結されている。チャンネルパイプ37とチャンネル
チューブ39はその内部によって上記処置具挿通チャン
ネル36を形成する。チャンネルチューブ39の後端側
は上記挿入部8内を通じて上記操作部9に設けた鉗子挿
入口部22まで導かれ、その鉗子挿入口部22に連通し
ている。
えば照明レンズ、ノズル、前方送水パイプ等も設けられ
ており、それらの部材にはそれぞれ後述する内蔵物の一
例であるライトガイドファイバー81,82、送気送水
用チューブ83、前方送水用チューブ84(図9を参
照)等が接続されている。
駒(節輪)41から成る湾曲管用芯材42を有し、この
湾曲管用芯材42の外周に筒状のブレード43を被嵌
し、さらにブレード43の外周に外皮44を被覆して構
成されている。湾曲管用芯材42は複数の湾曲駒41を
上記挿入部8の長手軸方向に並べ、隣接する湾曲駒41
同士をリベット状の軸ピン45により回転自在に連接し
て全体的に湾曲自在な管状の部材に構成されている。湾
曲管用芯材42は軸ピン45を設ける位置によって湾曲
する方向が定まるが、ここでは、左右位置と上下位置に
交互に軸ピン45を配置することにより湾曲管用芯材4
2を全体的に上下・左右方向に湾曲するようにしてい
る。
の湾曲駒41の内面には湾曲操作ワイヤー46を案内す
るリング状のワイヤガイド47がロー付け等により取着
されている。また、最先端の湾曲駒41aには上記湾曲
操作ワイヤー46の先端がロー付け固定されている。
レード43は多数の金属素線を編組して円筒状に構成さ
れたものである。そして、図4で示す如く、このブレー
ド43の両端にはそれぞれ金属製のリング51,52が
半田等の取着手段で固着されている。そして、これらの
ブレード43、第1のリング51、第2のリング52に
よって一体的なユニット状のブレード部組53を構成し
ている。
る先端側端部は上記ブレード43の先端より先に位置し
て露出しており、この露出部分にはビス等の第1の固定
ねじ55を挿通する第1の固定用孔56が左右の2個所
にそれぞれ設けられている。この2つの固定用孔56は
軸方向に長い長孔によって形成されている。後端側に位
置した第2のリング52はその外周全面が上記ブレード
43によって被覆されている。この第2のリング52の
後端側端部にはビス等の第2の固定ねじ57を挿入する
第2の固定用孔58が2個所設けられている。
用孔56の幅W1 はこれに嵌め込む固定ねじ55の頭径
D1 よりも小さい。また、挿入部8の軸方向の長さで見
た第1の固定用孔56の幅W2 は頭径D1 より大きく設
定してある。当然、幅W2 は第1の固定用孔56に嵌め
込む固定ねじ55のねじ部径D2 よりも大きい。一方、
円周方向の長さで見た第2の固定用孔58の幅W3 はこ
れに嵌め込む固定ねじ57の頭径D1 よりも大きく(当
然、第2の固定用孔57に嵌め込む固定ねじ57のねじ
部径D2 よりも大きい)。また、挿入部8の軸方向の長
さで見た第2の固定用孔58の幅W4 はこれに嵌め込む
固定ねじ57の頭径D1 よりも小さく設定してある。
径D1 を2mm、各固定ねじ55,57のねじ部径D2
を1.5mmとし、狭い方の各幅W1 ,W4 を1.5m
m、長い方の各幅W2 ,W3 を5mmとしている。
1は螺旋管61と、これに被嵌した筒状のブレード62
と、このブレード62の外周に被着された外皮63とに
より構成され、全体的に管状に形成されている。この可
撓管部11の先端には上記湾曲管部12と接続される口
金64が設けられている。口金64はその前半部65の
内外径が後半部66の内外径より小さく形成され、前半
部65と後半部66の間に段差67が形成されている。
口金64の後半部66は可撓管部11のブレード62の
外周に被嵌して固定されている。
記湾曲操作ワイヤー46を挿通案内するコイルパイプ6
8の先端がロー付け固定されている。湾曲操作ワイヤー
46は湾曲管部12におけるワイヤガイド47とこのコ
イルパイプ68の中に挿通されて操作部9まで導かれ、
その操作部9に設けられた湾曲操作機構に接続されてい
る。
ける最後端の湾曲駒41zは上記口金64の前半部65
の外周に被嵌され、その湾曲駒41zの後端は上記段差
67に突き当たる位置まで嵌合され、そして、止めねじ
69にて、口金64に固定されている。最後端の湾曲駒
41zの後縁部はその口金64とブレード部組53の後
側の第2のリング52との間に挟み込まれている。止め
ねじ69の頭部は湾曲駒41の外面から外へ突き出さな
いように湾曲駒41の後縁部の厚さの範囲内にある。ブ
レード部組53の後側に位置する第2のリング52は上
記第2の固定ねじ57にて図示しない位置のものも含
め、2個所において固定されている。
1a単体を挿入部8の軸方向に操作部9側から先端側に
向かって見た背面図であり、図5(b)は先端側から2
番目の第2湾曲駒41b単体を挿入部8の軸方向に先端
側から操作部9側に向かって見た正面図であり、図5
(c)は第1番目の湾曲駒41aと第2番目の湾曲駒4
1bを連結する軸ピン45による接合部を挿入部8の軸
方向に操作部9側から先端側に向かって見た断面図であ
る。
駒41aにおいて、第2番目の湾曲駒41bと接合する
接合片71は第1番目の湾曲駒41aの内側に向かって
変形させて平坦に形成している。また、図5(b)に示
すように、第2番目の湾曲駒41bの、第1湾曲駒41
aと接合する接合片72も上記接合片71と同様、接合
片71の内側に向かって変形させて形成している。そし
て、図5(c)に示すように、接合片71と接合片72
はいずれも内側に向かって変形させて形成してあるた
め、この両者を連結するリベット状の軸ピン45は第1
番目の湾曲駒41aの外径線より外へ突き出さない。
に被覆する外皮44はその先端付近部分から第1番目の
湾曲駒41aの後端部分までの肉厚がt1 であり、第1
番目の湾曲駒41aの後端部分から、最後より1つ手前
の湾曲駒41yの後端部分までの肉厚がt2 である。ま
た、図3に示すように、最後から1つ手前の湾曲駒41
yの後端部分から最後の湾曲駒41zの後端側までの肉
厚がt1 とする。
ング51にブレード43を固着させた箇所(図2のA
部)、及び第2のリング52にブレード43を固着させ
た箇所(図3のB部)においては、挿入部8の軸方向に
対して垂直な方向の寸法が、つまり外径が最大となる範
囲であり、これを含む範囲では外皮44の厚さt1 を小
さく設定し、湾曲管部12の主要な湾曲範囲に被覆する
外皮44の中央部分の厚さt2 は大きめに設定する(t
1 <t2 )。このように設定したのは湾曲管部12の耐
久性を向上させるためである。
本体31の外周まで延び、絶縁カバー35の後端に突き
当てられると共に、その先端外周部分は糸75で縛ら
れ、この糸締め部分に接着剤76を塗布することで水密
な状態に固められている。また、外皮44の後端は可撓
管部11の部分まで延長され、上記可撓管部11の外皮
63の先端に突き当てられている。外皮44の後端外周
部分も上記同様に、糸75で縛られ、この糸締め部分に
接着剤76を塗布することで水密な状態に固められてい
る。
び絶縁カバー35を取り外した状態では、挿入部8の先
端面より口金64までの範囲において、挿入部8の軸方
向に垂直な方向の寸法、つまり外径は、先端部本体3
1、第1番目の湾曲駒41a、第2の湾曲駒41b、最
終番目の湾曲駒41z、最終番目のものから1つ手前の
湾曲駒41yのものが同一で最大であり、その最大寸法
は上記ブレード部組53のリング51,52の内径に等
しいか、それよりも僅かに小さく設定してある。このた
め、先端部本体31及び湾曲管部12の湾曲管用芯材4
2からブレード部組53を先端側へ抜去し、または先端
側からそれにブレード部組53を挿入することが可能で
ある。
には接着剤76及び糸75を除去して、外皮44及び絶
縁カバー35を外し、さらに固定ねじ55,57を取り
外した後、ブレード部組53を先端側に抜去する。そし
て、新しいブレード部組53を先端側から挿入し、固定
ねじ55,57で固定した後、絶縁カバー35を先端部
本体31に固定し、さらに外皮44を被せ、糸75で縛
り、接着剤76を塗布して水密に固定する。
ない状態での、先端部13と湾曲管部12との接続部分
の外観図を示している。そして、図6(a)は湾曲管用
芯材42の軸方向寸法が寸法公差の上限、つまり最も長
い場合を示し、図6(b)は湾曲管用芯材42の軸方向
寸法が寸法公差の下限、つまり、最も短い場合を示して
いる。そして、この場合、湾曲管用芯材42に対するブ
レード43のたるみ方が適切になるように設定すると、
図6(a)(b)に示すように、それぞれ固定用孔56
の先端側または後端側で、固定ねじ55にて固定され
る。しかして、固定用孔56のスペース78内で取付け
位置を選択することにより湾曲管用芯材42に対するブ
レード43のたるみ方が適切になるように調節して新し
いブレード部組53を取り付けることができる。
態での、湾曲管部12と可撓管部11との接続部分の外
観図を示している。そして、湾曲管用芯材42の円周方
向寸法、つまり軸を中心にした円周方向のねじれが中央
値に近い場合は、図7で示すように固定用孔58の中央
で固定ねじ57にて固定される。ブレード43にねじれ
がある場合には固定用孔58のスペース79内で移動
し、その取付け位置を選択することにより湾曲管用芯材
42に対するブレード43のねじれを解消するように調
節して新しいブレード部組53を取り付けることができ
る。
3の接続部の横断面図である。先端部13の先端部本体
31には湾曲管用芯材42の第1番目の湾曲駒41a
が、上記固定ねじ55とは別の止めねじ101にて固定
されている。湾曲管部12のブレード部組53における
第1のリング51はその止めねじ101の外側に嵌装し
た状態で、第1番目の湾曲駒41aの壁部分に形成した
貫通孔102を貫通する第1の固定ねじ55にて先端部
本体31に固定される。また、ブレード部組53におけ
る第1のリング51の肉厚は、0.1mmから0.2mm程
度と薄く形成されている。このため、第1のリング51
の固定用孔56の周縁壁部はねじ込む固定ねじ55の頭
部により押さえ込まれて変形する。そして、この変形部
103が固定ねじ55の頭部と第1番目の湾曲駒41a
の間に挟まれて締め付け固定される。第1番目の湾曲駒
41aの貫通孔102の縁には第1の固定ねじ55の頭
部の傾斜下面に対応して形成した面取り部104が設け
られている。また、図示しない位置にも第1の湾曲駒4
1a、第1のリング51には上記構成と同様の固定用孔
が設けられ、合計2個所で、上記同様にして第1の固定
ねじ55にて固定されている。
じ55にて変形されて固定されるため、第1の固定ねじ
55の頭部は第1のリング51の外径線より外側へ突き
出さない位置まで深くねじ込まれる。また、第1の固定
ねじ55によるねじ込みによって第1のリング51が変
形されるため、その固定強度は強固になる。また、第1
の固定ねじ55が第1のリング51の外径線より突出し
ないため、その上に被覆される外皮44の内面を傷付け
ることがない。
側部分とも固定ねじ55,57によりそれぞれ2個所で
固定され、一方、湾曲管用芯材42は先端側部分と後端
側部分とも固定ねじ55,57と、止めねじ69,10
1によりそれぞれ3個所で固定されている。
いる各種内蔵物について、その外径が変化する位置を、
挿入部8の先端面からの軸方向の位置がわかるよう模式
的に並べて示した配置の説明図である。
ついては、撮像ユニット部34に接続されているケーブ
ル80の他、前述した第1のライトガイドファイバー8
1、第2のライトガイドファイバー82、送気送水用チ
ューブ83、前方送水用チューブ84が配置されてい
る。また、これらのものには湾曲管部12内における耐
性の向上を図るためにそれぞれ保護チューブ85,8
6,87,88,89が被嵌されている。
路を分岐させる分岐部91が設けられ、分岐部91の一
方端には送気用チューブ92が接続され、他方端には送
水用チューブ93が接続されている。また、前方送水用
チューブ84の操作部側端には接続用パイプ94を介し
て前方送水用チューブ95が接続されている。
ューブ状の内蔵物については細い方が耐久性の点では良
いが、全長が長いチューブであると、特に送水するため
の圧力が高くなってしまう。このため、前方送水用チュ
ーブ84の内径より前方送水用チューブ95の内径を大
きく設定している。
面から湾曲管部12の後端位置までの長さであり、L1
〜L4 、L6 は、挿入部8の先端面から各保護チューブ
85,86,87,88,89の後端までの長さをそれ
ぞれ示す。また、L5 は挿入部8の先端面から送気送水
用チューブ83の分岐部91までの長さであり、 L7
は挿入部8の先端面から前方送水用チューブ84の接続
用パイプ94までの長さを示している。
<L3 <L4 <L5 <L6 <L7 となるように設定され
ている。このように長さを順次徐々に異ならしめたため
に、可撓管部11内での充填率が軸方向に徐々に変化す
る。可撓管部11内の充填率が軸方向に急激に変化して
いると、湾曲操作をすることで、内蔵物が軸方向に動く
時に、その動きを阻害されることがあるが、ここでは充
填率が軸方向に徐々に変化しているため、内蔵物はスム
ーズに動くことが可能である。
曲管用芯材42及びブレード部組53の先端側部分の状
態を示す縦断面図である。ここでは湾曲管用芯材42と
ブレード部組53の軸方向の位置関係が、前述した図2
で示すような組立後の状態とは異なり、ブレード部組5
3の第1のリング51が第1番目の湾曲駒41aの先端
部分より突き出さない位置で、図示しないテープ等で仮
固定した状態で組み付けられている。また、第1番目の
湾曲駒41aの先端内縁には内蔵物に接触しても損傷し
ないように面取りを施した面取り部111が設けられて
いる。
れに装着した鉗子栓112の部分の縦断面図である。鉗
子栓112の鉗子栓本体113はその側部に側部口11
4を形成しており、この側部口114には口金115が
取り付けられている。口金115の内部にはスプリング
116を用いた逆止弁117が設けられている。口金1
15の接続端部118はルアー形状にて形成されてい
て、この接続端部118に例えばシリンジ119を接続
することができるようになっている。鉗子栓本体113
はシリコンゴムなどの弾性体で形成され、処置具挿通チ
ャンネル36に連通している鉗子挿入口部22に対して
着脱が可能な状態で装着することができるようになって
いる。
る時の吸引圧では開かず、シリンジ119等の送水圧に
より開くように上記スプリング116の強さを設定する
ことにより調節されている。そして、口金115に例え
ばシリンジ119を接続することで、鉗子栓112の蓋
部126のスリット127から鉗子等の処置具128を
鉗子挿入口部22、処置具挿通チャンネル36に挿入し
ているときでも、その処置具挿通チャンネル36を通じ
て体腔内へ送水することが可能である。
2 −D2 =(5mm)−(1.5mm)=3.5mmの調整用
スペース78が生じ、湾曲管用芯材42の長さに応じて
挿入部8の軸方向においての第1のリング51の固定位
置を3.5mmの範囲で調整することができる。また、図
7に示すように先端側と同様に円周方向において調整用
スペース79が生じ、W3 −D2 =(5mm)−(1.
5)mm=3.5mmの範囲で固定位置を任意に調整するこ
とができる。
ときは第1のリング51が湾曲管用芯材42の端部より
突出していないため、内蔵物に第1のリング51の端部
が接触することがない。
曲管部12の先端側固定部においては先端部本体31に
第1のリング51を固定する第1の固定ねじ55とは別
に第1番目の湾曲駒41aを先端部本体31に固定する
止めねじ101を設け、湾曲管部12の後端側固定部に
おいては、第2のリング52を固定する第2の固定ねじ
57とは別に最終番の湾曲駒41zを口金64に固定す
る止めねじ69を設けた。従って、修理時にブレード部
組53を取り外した状態でも、第1番目の湾曲駒41a
と先端部本体31は固定された状態にあり、さらに最終
番目の湾曲駒41zと口金64も固定された状態にあ
る。
ねじ55により第1番目の湾曲駒41aと第1のリング
51を同時に止めねじ69にて先端部本体31に固定し
ており、後端側固定部においては第2の固定ねじ57に
より口金64に最終番目の湾曲駒41zと第2のリング
52を一緒に固定している。
芯材42に対して任意に最適な位置に調整して固定でき
るため、ブレード部組53の交換が可能であり、かつ品
質の確保及び耐性を向上することができる。
はいずれも薄肉の金属であり、面取を施すことも困難で
あり、その端部は鋭利な状態にあるが、この鋭利な端部
は内蔵物に接触することがないため、内蔵物の損傷を防
止することができる。
ても湾曲管部12が先端部本体31や可撓管部11から
外れることがないため、誤って内蔵物を損傷することを
防止できる。
を先端部本体31、口金64にねじで固定する場合に
は、強度上それぞれ複数のねじで固定することが望まし
い。ブレード部組53と湾曲管用芯材42を別々にねじ
で固定すると、先端側、後端側、それぞれ少なくとも4
個所で固定する必要があるが、ブレード部組53と湾曲
管用芯材42を同時に固定ねじ55,57にて先端部本
体31、口金64に固定しているため、それぞれ3個所
で固定することができる。よって、部品数、部品加工の
削減により、安価で、容易に組み立てが可能であり、省
スペース化により外径を細くすることが可能となる。
照して本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施
形態と共通なものについて同一の符号を付す。また、共
通なものについては説明を省略する。
53はブレード43の両端に金属製のリング51,52
が半田等の手段で固着されている。各リング51,52
の外端部はいずれもブレード43の端より露出してい
る。第1のリング51の露出部分にはビス等の第1の固
定用ねじ55を挿入する第1の先端側固定用孔121
と、この第1の先端側固定用孔121に対して軸方向断
面上及び軸垂直方向断面上の異なる位置に別の第2の先
端側固定用孔122が設けられている。また、第2のリ
ング52の露出部分には上記第1の先端側固定用孔12
1と第2の先端側固定用孔122にそれぞれ個別的に対
応した位置に第1の後端側固定用孔123と第2の後端
側固定用孔124が設けられている。
2の先端側固定用孔122は直径φ1.5mmの略円形で
あり、第1の後端側固定用孔123と第2の後端側固定
用孔124は第1の実施形態の第2の固定用孔58と同
形状のものである。
いない状態での、先端部13と湾曲管部12の接続部分
の外観を示す説明図である。図13(a)で示すものは
湾曲管用芯材42の軸方向の長さ寸法が中央値に対して
長い場合であり、第1の先端側固定用孔121と、第1
の後端側固定用孔123を用いてブレード部組53が固
定ねじ55,57にて固定される。
2の軸方向の長さ寸法が中央値に対して短い場合であ
り、第2の先端側固定用孔122と、第2の後端側固定
用孔124を用いてブレード部組53が固定ねじ55,
57にて固定される。第1の先端側固定用孔121と第
1の後端側固定用孔123のどちらで固定しても第1の
リング55の先端は第1番目の湾曲駒41aの端部より
先に突き出さない。
42の長さに応じて第1の先端側固定用孔121か第1
の後端側固定用孔123のいずれかを選択し、孔位置を
合わせて、接着剤等で簡易的に第1番目の湾曲駒41a
と第1のリング51を仮固定した状態で組み立てる。
22及び鉗子栓112の部分の縦断面図である。鉗子栓
本体113の側部には側部口114が形成されており、
側部口114には伸縮可能な蛇腹状チューブ131が取
り付けられている。蛇腹状チューブ131の先端部に
は、別部材でのルアー形状の口金132が設けられてい
る。上記鉗子栓本体113は例えばシリコンゴムなどの
弾性体で形成され、これの内孔は上記処置具挿通チャン
ネル36に連通する。鉗子栓本体113はその弾性を利
用して上記鉗子挿入口部22に対して着脱が可能であ
る。
角度等が、内視鏡1の操作者及びその補助者の好みに応
じて変えることができる。例えば、操作者が片手で内視
鏡1の操作部9をグリップ保持し、補助者が処置具を操
作している状態で、処置具挿通チャンネル36を通して
体腔内に送液する場合には図14(a)で示すように蛇
腹状チューブ131を短くしておく。すると、その蛇腹
状チューブ131はふらつくことなく安定しているの
で、操作者が、もう片方の手を用いて、シリンジ119
などを口金132に差し込み送液することができる。ま
た、蛇腹状チューブ131が任意に伸縮し角度を変える
ことが出来るので、離れた位置から補助者が送液するこ
とができ、送液し終わったら図14(b)で示すように
口金132を上向きにして置けるので、このようにして
おけば、水等が垂れることがない。
して湾曲管用芯材42の長さのばらつきはある程度許容
できる。図13(a)(b)に示すように、湾曲管用芯
材42の長さに応じ、第1の先端側固定用孔121と第
2の先端側固定用孔122を選択することにより、第1
のリング51の固定位置を調整することができる。
の端部が湾曲管用芯材42の端部より突出していないた
め、内蔵物に第1のリング51の端部が接触することが
ない。
位置に調節してブレード部組53を固定できるため、ブ
レード部組53の交換が可能であり、かつ品質の確保及
び耐性を向上することができる。また、上記ブレード部
組53の軸方向の位置調整は湾曲管用芯材42の長さ寸
法によって固定用孔121〜124を選択するだけであ
るため、容易に組み立ることができる。
は薄肉の金属であるが、その端縁部分が内蔵物に接触す
ることがないために、その端縁部分で内蔵物の損傷を防
止することができる。
断面上に合わせて、第2の先端側固定用孔122を設け
ても良い。この構成であれば、第2の先端側固定用孔1
22と第1の後端側固定用孔123が対応するため、第
2の後端側固定用孔124を設けなくても良い。
照して本発明の第3の実施形態を説明する。第1の実施
形態と共通なものについて同一の符号を付す。また、共
通なものについてはその説明を省略する。
斜視図である。ブレード部組53のブレード43の先端
側には金属製のリング51が半田等の手段で固着されて
いる。このリング51の先端側端部はブレード43の先
端より突き出して露出しており、その露出部分には固定
ねじ55を挿入するための固定用孔56が設けられてい
る。また、ブレード43の後端側部分には弾性の樹脂を
含浸させて形成された固定部141が設けられている。
12との接続部分の縦断面図であり、図16で示される
ように、上記リング51は第1番目の湾曲駒41aの先
端より突出せず、湾曲駒41aの先端と略同一位置に先
端を合わせた位置で固定されている。リング51の先端
縁部には肉厚の薄いテープ142が巻かれている。この
テープ142を設けたことにより、上記リング51の端
部と外皮44の内面が直接に接触しないため、外皮44
の内面を傷つけるおそれがない。テープ142はテープ
状のものでなく薄い熱収縮チューブを用いたり、先端部
本体31とリング51の間の段差を埋めるように、滑ら
かに接着剤を塗布しても同様の効果が得られる。
部の横断面図である。図17で示す如く、先端部本体3
1及び第1番目の湾曲駒41aには固定ねじ55のため
の固定用孔とは別に固定用孔143と固定用孔144が
それぞれのものに別々に設けられ、その固定用孔143
と固定用孔144にわたりピン145を差し込み、さら
に接着することにより先端部本体31と第1番目の湾曲
駒41aが位置決め固定されている。ピン145は第1
番目の湾曲駒41aの外面から突き出さない。そして、
リング51はその第1番目の湾曲駒41aの外側に嵌装
され、上記固定ねじ55にて固定される。
部11の接続部の縦断面図である。この図18で示すよ
うに、口金64と最終番目の湾曲駒41zは止めねじ6
9にて固定されている。また、ブレード部組53は外側
に外皮44を被せた後に固定部141を外皮44もろと
も糸75で縛り、接着剤76を塗布して水密に固定され
ている。
組立てるとき、外皮44を被覆する前の、先端部13、
湾曲管部12、可撓管部11の外観を示す説明図であ
る。内視鏡1を組立てるときは、ブレード部組53の先
端側を先に固定した後、図19(a)のように湾曲管部
12をストレートな状態にして、ブレード43を伸ばし
て張った状態にする。そして、操作部9のアングルノブ
21を操作し、湾曲操作ワイヤ46を牽引することで、
図19(b)で示すように、湾曲管部12を曲げる。す
ると、ブレード43の後端側は先端側に引っ張られ、図
19(b)の矢印方向へ移動する。そして、湾曲管用芯
材42とブレード43の寸法が適切な関係になるよう
に、所定の角度まで湾曲させたところで、固定部141
の位置を、例えば糸縛りや瞬間接着剤の点付けで仮固定
し、ついで、外皮44をかぶせ、糸75で縛り、接着剤
76を塗布して固定する。
12の先端側固定部にはブレード部組53を固定する第
1の固定ねじ55とは別に、第1番目の湾曲駒41aを
先端部本体31に固定するピン145を用い、また、湾
曲管部12の後端側固定部には最終番目の湾曲駒41z
を口金64に固定する止めねじ69を用いているため、
修理時にブレード部組53を取り外した状態でも第1番
目の湾曲駒41aと先端部本体31、最終番目の湾曲駒
41zと口金64はそれぞれ保持される。
部組53の寸法によらず、任意の適切な位置でブレード
部組53を固定できるため、ブレード部組53の交換が
可能で、かつ品質の確保及び耐性を向上することができ
る。また、ブレード部組53の後端側はねじなどの固定
用部材を必要とせず、固定も外皮44と同時にできるた
め、円周方向のねじれを特別に調整する必要がないた
め、安価、容易に組立てることができる。また、薄肉の
金属であるリング51の端部が内蔵物に接触することが
ないため、内蔵物の損傷を防止することができる。さら
に、修理でブレード部組53を取り外しても、湾曲管部
12が先端部本体31や可撓管部11から外れることが
ないため、誤って内蔵物を損傷することを防止できる。
照して本発明の第4の実施形態を説明する。第1の実施
形態と共通なものについて同一の符号を付す。また、共
通なものについてはその説明を省略する。
す。このブレード部組53はブレード43の両端に別体
のリング状部材等を使わずにそのブレード43を樹脂繊
維により円筒状に編成し、その両端部分に弾性を有する
樹脂を含浸させ、第1の固定部151,第2の固定部1
52を形成している。
の接続部の縦断面図を示している。上記ブレード部組5
3は先端部本体31の先端より口金64の後端を越えた
位置まで被嵌できる長さがあり、湾曲管用芯材42に合
わせて適切な長さ、たるみ状態に調整した後、さらに外
側に外皮44を被覆し、固定部151及び固定部152
を外皮44もろとも糸75で縛り、接着剤76を塗布し
て水密に固定される。
及び口金64と最終番目の湾曲駒41zはそれぞれ止め
ねじ69にて固定されている。 (作用)この実施形態は湾曲管用芯材42の長さに合わ
せて、任意の位置でブレード部組53を位置決め固定す
ることができる。修理時においてブレード部組53を取
り外した状態でも第1番目の湾曲駒41aと先端部本体
31と最終番目の湾曲駒41zと口金64は固定された
状態に保持される。
芯材42、ブレード部組53の寸法によらず、任意の適
切な位置でブレード部組53を固定できるため、ブレー
ド部組53の交換が可能であり、かつ品質の確保及び耐
性を向上することができる。また、ブレード部組53は
固定ねじ55,57などの固定用部材を必要とせず、そ
のブレード部組53の固定も外皮44と同時に行うこと
ができるため、円周方向のねじれを特別に調整する必要
がない。このため、安価、容易に組立てることができ
る。さらに修理ではブレード部組53を取り外しても湾
曲管部12が先端部本体31や可撓管部11から外れる
ことがないため、誤って内蔵物を損傷することを防止で
きる。
曲管用芯材と、この湾曲管用芯材の外周に被嵌するブレ
ード部組とを備えてなり、上記ブレード部組は、ブレー
ドの端部をこれ以外の他の部材に着脱自在に固定するよ
うにした内視鏡において、上記湾曲管用芯材の寸法に合
わせてブレード部組の固定位置を調整して上記他の部材
にブレード部組を固定する固定手段を設けたことを特徴
とする内視鏡。 (付記項2)上記固定手段が、上記湾曲管用芯材の軸方
向の寸法にあわせて調整可能であることを特徴とする付
記項1に記載の内視鏡。 (付記項3)上記固定手段が、上記湾曲管用芯材の円周
方向の寸法にあわせて調整可能であることを特徴とする
付記項1に記載の内視鏡。 (付記項4)上記ブレード部組の先端側に設けた固定手
段が上記湾曲管用芯材の軸方向の寸法に合わせて調整可
能であり、後端側に設けた固定手段が上記湾曲管用芯材
の円周方向の寸法にあわせて調整可能であることを特徴
とする付記項2,3に記載の内視鏡。
寸法に合わせて調整可能な固定手段が、ブレードに固着
された固定用部材(例えばリング部材)に上記湾曲管用
芯材の軸方向に長くした固定用孔を設けてなり、この固
定用孔に位置決め固定用のねじ部材を通し、そのねじ部
材を上記他の部材にねじ止めするようにしたことを特徴
とする付記項2,4に記載の内視鏡。 (付記項6)上記湾曲管用芯材の円周方向の寸法に合わ
せて調整可能な固定手段が、ブレードに固着された固定
用部材(例えばリング部材)に上記湾曲管用芯材の周方
向に長くした固定用孔を設け、この固定用孔に位置決め
固定用のねじ部材を通し、そのねじ部材を上記他の部材
にねじ止めするようにしたことを特徴とする付記項2,
4に記載の内視鏡。 (付記項7)上記固定手段が、ブレードの両端にそれぞ
れ固着した固定用部材にそれぞれ固定用孔を設け、少な
くとも片端の固定用部材には複数の固定用孔を設けてな
り、両端の対応した固定用孔の軸方向距離が、それぞれ
異なっていることを特徴とする付記項1に記載の内視
鏡。
固定用部材にそれぞれ複数の固定用孔を設けてなり、少
なくとも片端の固定用部材に設けられた固定用孔のもの
を円周方向に長くしたことを特徴とする付記項7に記載
の内視鏡。 (付記項9)上記固定手段が、上記ブレードの少なくと
も片側端部に弾性樹脂を含浸させてブレード素線を固着
した固定部を設けてなり、この固定部を上記ブレードの
外周に被覆する外皮もろとも緊縛して固定したことを特
徴とする付記項1に記載の内視鏡。 (付記項10)上記固定手段が、上記ブレードの少なく
とも片側端にリング状の固定用部材を設け、固定用部材
をねじで上記他の部材に固定し、上記ブレードの他端部
には弾性樹脂を含浸させてブレード素線を固着した固定
部を設けてなり、この固定部を上記ブレードの外周に被
覆する外皮もろとも緊縛して固定したことを特徴とする
付記項9に記載の内視鏡。
の両端部に弾性樹脂を含浸させてブレード素線を固着し
た固定部を設けてなり、これらの固定部を上記外皮もろ
とも緊縛して固定したことを特徴とする付記項9に記載
の内視鏡。
の湾曲管は、湾曲管用芯材と、この湾曲管用芯材の外周
に被嵌するブレードを有する上記ブレード部組とを備え
てなり、上記ブレード部組はブレードの端部を上記ブレ
ード部組以外の他の部材に着脱自在に固定するようにし
た内視鏡において、上記固定用部材が、上記湾曲管用芯
材の端部より突き出していない状態で、内蔵物を湾曲管
内に通すことを特徴とする内視鏡の組立方法。 (付記項13)上記固定用部材を固定する時は、固定用
部材が湾曲管用芯材の端部より突出し、内蔵物を通す時
は、固定用部材が湾曲管用芯材の端部より突出していな
いことを特徴とする付記項12に記載の内視鏡の組立方
法。
の湾曲管は、湾曲管用芯材と、この湾曲管用芯材の外周
に被嵌するブレード部組とを備えてなり、上記ブレード
部組の端部を上記ブレード部組以外の他の部材に着脱自
在に固定するようにした内視鏡において、ブレード部組
の固定手段とは別に湾曲管用芯材固定手段を設けたこと
を特徴とする内視鏡。 (付記項15)上記ブレード部組の固定手段が、ブレー
ド部組と湾曲管用芯材を同時に固定する手段であること
を特徴とする付記項14に記載の内視鏡。 (付記項16)上記ブレード部組の固定手段、及び湾曲
管用芯材の固定手段がねじ部材であることを特徴とする
付記項14,15に記載の内視鏡。 (付記項17)上記湾曲管用芯材の固定手段がピンであ
ることを特徴とする付記項14,15に記載の内視鏡。
段が、ブレードの端部に弾性樹脂を含浸させてブレード
素線を固着して形成した固定部を、ブレードの外周に被
覆する外皮もろとも緊縛して固定することを特徴とする
付記項14に記載の内視鏡。
段が、先端側をねじで固定し、後端側が上記固定部を上
記外皮もろとも緊縛して固定することを特徴とする付記
項15,18に記載の内視鏡。 (付記項20)上記ブレード部組の固定手段が、ブレー
ドの両端に上記固定部を設け、上記外皮もろとも緊縛し
て固定することを特徴とする付記項18に記載の内視
鏡。
意の湾曲管用芯材とブレード部組を組み合わせた場合に
おいても、適切な状態に調整可能であるため、ブレード
部組の交換が可能で、かつ品質を確保し耐性を向上する
ことができる。付記項7〜8に記載の構成によると、軸
方向の調整が容易になる。付記項9〜11,18〜20
に記載の構成によると、部品数を削減し、特別な円周方
向のねじれ調整が不用になるため、安価で、容易に組み
立てることができる。付記項12〜13に記載の構成に
よると、組み立て、分解時に、固定用部材が内蔵物に接
触せず、固定用部材による内蔵物の損傷を防止できる。
付記項14〜20に記載の構成によると、修理で、ブレ
ード部組はずしても、湾曲管が外れることがなく、内蔵
物の損傷を防止できる。付記項15に記載の構成による
と、部品数、部品加工を削減し、安価で、容易に組み立
てができ、かつ外径を細くすることができる。
題点はリング状の固定用部材がブレードに半田で固定す
るため、金属を用いる必要がある。また、外径が大きく
なると一般的に挿入性が悪くなるため、できるだけ薄肉
であることが望ましい。しかし、生産・修理などの組立
て・分解時にライトガイドやチャンネルなどの柔らかい
材質の内蔵物を湾曲管内に通す時に、リング状の固定用
部材が湾曲管用芯材の端部より突出していると、リング
状の固定用部材が薄肉の金属であるため、鋭利な刃物の
ように内蔵物を傷つけてしまうおそれがあった。特開平
4−357921号公報のものの問題点は修理のために
ブレード部組を取り外した時に湾曲管用芯材と先端部、
及び湾曲管用芯材と可撓管部が固定されていないと、湾
曲管用芯材が端部で外れてしまい、先端部、湾曲管部、
可撓管部を連通している内蔵物を損傷してしまうおそれ
があった。
意の湾曲管用芯材とブレード部組を組み合わせた場合に
おいても適切な状態に調整が可能であるため、ブレード
部組の交換が可能であると共に、かつ湾曲管部の品質を
確保し、湾曲管部の耐久性を向上することができる。
概略的な説明図。
付近の縦断面図。
続部の縦断面図。
ド部組の斜視図。
部の軸方向に操作部側から先端側に向かって見た背面
図、(b)は先端側から2番目の第2湾曲駒単体を挿入
部の軸方向に先端側から操作部側に向かって見た正面
図、(c)は第1番目の湾曲駒と第2番目の湾曲駒を連
結する接続部の横断面図。
端部と湾曲管部との接続部分の外観図。
曲管部と可撓管部との接続部分の外観図。
面図。
蔵物について、その外径が変化する位置を模式的に並べ
て示した説明図。
材及びブレード部組の先端側部分の状態を示す縦断面
図。
鉗子栓の部分の縦断面図。
けるブレード部組の斜視図。
先端部と湾曲管部との接続部分の外観図。
22及び鉗子栓112の部分の縦断面図。
けるブレード部組の斜視図。
一部の横断面図。
一部の横断面図。
接続部の縦断面図。
前の先端部、湾曲管部、可撓管部の外観を示す外観図。
けるブレード部組の斜視図。
接続部分の縦断面図。
部、12…湾曲管部、13…先端部、31…先端部本
体、41…湾曲駒、42…湾曲管用芯材、43…ブレー
ド、44…外皮、53…ブレード部組、55…第1の固
定用ねじ、56…第1の固定用孔、57…第2の固定ね
じ、58…第2の固定用孔。
Claims (1)
- 【請求項1】 挿入部に湾曲管部を有し、この湾曲管部
は、湾曲管用芯材と、この湾曲管用芯材の外周に被嵌す
るブレード部組とを備えてなり、上記ブレード部組は、
ブレードの端部をこれ以外の他の部材に着脱自在に固定
するようにした内視鏡において、上記湾曲管用芯材の寸
法に合わせてブレード部組の固定位置を調整して上記他
の部材にブレード部組を固定する固定手段を設けたこと
を特徴とする内視鏡。
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