JP2001190495A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2001190495A
JP2001190495A JP2000002682A JP2000002682A JP2001190495A JP 2001190495 A JP2001190495 A JP 2001190495A JP 2000002682 A JP2000002682 A JP 2000002682A JP 2000002682 A JP2000002682 A JP 2000002682A JP 2001190495 A JP2001190495 A JP 2001190495A
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Takashi Ogawa
敬司 小川
Susumu Aono
進 青野
Yousuke Yoshimoto
羊介 吉本
Masaichi Higuma
政一 樋熊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的とするところは、ワイヤーを案内
するコイルの先端部分が湾曲部と蛇管部を接続する接続
管に接続強度を確保してコンパクトに接続される内視鏡
装置を提供することにある。 【構成】本発明は、挿入部2の湾曲部7を遠隔的に湾曲
操作する湾曲操作用ワイヤー32を挿通する案内コイル
35の一部が硬質に構成されており、この硬性部36の
一部が切り欠かれ、この切欠き部37を上記挿入部2の
内面に接合して上記案内コイル35の一部を挿入部2の
内面に固定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湾曲部と可撓管部
を備えた挿入部を有する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に医療分野において、内視鏡を
使用することによって、体腔等の内部を観察し、必要に
応じて処置具を併用しての治療処置することが行なわれ
るようになった。内視鏡挿入時の患者への侵襲を考慮す
ると、内視鏡の挿入部は細い方が良い。診察精度の向上
や治療効果の向上のために多機能を有する内視鏡とする
と、内蔵物が増えて挿入部が太くなる。
【0003】一般に内視鏡の挿入部は蛇管部の先端に湾
曲部を接続すると共に湾曲部の先端に先端部を接続して
構成されており、挿入部から操作部にわたる内部には湾
曲操作用のワイヤーが挿通されている。このワイヤーの
先端は挿入部先端に連結され、ワイヤーの手元端は手元
操作部の内部に設けた牽引機構に連結されている。そし
て、手元操作部の操作によりそのワイヤーを押し引きす
ることにより挿入部の湾曲部を遠隔的に湾曲操作する。
【0004】上記湾曲操作用ワイヤーの動きを先端まで
円滑に伝えるために湾曲操作用ワイヤーは案内コイル内
にスライド自在に挿通されている。案内コイルの後端部
分は操作部内に固定され、上記案内コイルの先端は挿入
部の湾曲部と蛇管部をつなぐ接続管の内面に半田付けで
固定されている。従って、上記案内コイルの先端接続部
分は挿入部の内方へ突き出している。
【0005】ところで、挿入部の内部には鉗子を挿脱す
るチャンネル用チューブや、固体撮像素子からの信号を
送信するケーブルや、照明光を伝達する光学繊維束など
の種々の内蔵物が存在しており、それらの数と太さと挿
入部内径とによって内蔵物の充填率が決定する。よっ
て、内視鏡の機能・性能を上げる場合は挿入部内径およ
び外径が大きくなる。挿入部内径や外径を大きくしない
まま、機能・性能を上げると、内蔵物の充填率が上がっ
てしまい、その結果、内蔵物同士の干渉が激しくなり、
内蔵物の耐性が劣化する。この様な事情を考慮して、挿
入部外径と内蔵物の充填バランスを考慮して仕様が決定
されてきた。
【0006】この様な問題を解決するために、特開平2
−52629号公報では、挿入部の湾曲部と蛇管部をつ
なぐ接続管の内面に、ワイヤーを案内するコイルの先端
を接続固定するにあたり、ワイヤーを案内するコイルの
先端が固着される部位以外の接続管の周壁一部分を切り
欠くことで、各内蔵要素の機能・性能を落とさずに蛇管
内部の充填率を低くして、挿入部外径の細径化を図る発
明が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】一般に接続管と蛇
管部との接続部には大きな外力が加わる。特開平2−5
2629号公報のものではワイヤーを案内するコイルの
先端部分が接続される接続管の一部を切り欠いているた
め、その接続管と蛇管部との接続強度が落ちて接続管が
変形する虞がある。
【0008】本発明は上記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、ワイヤーを案内するコイ
ルの先端部分が湾曲部と蛇管部を接続する接続管に接続
強度を確保してコンパクトに接続される内視鏡装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、先端
近傍に湾曲部を設けた挿入部内に挿通されたパイプ状の
案内コイル内に湾曲操作用ワイヤーを挿通し、上記湾曲
操作用ワイヤーの一端を上記湾曲部の先端側部位に固定
し、上記湾曲操作用ワイヤーの他端を操作部に設けた湾
曲操作機構に連結し、湾曲操作機構により上記湾曲操作
用ワイヤーを牽引して上記湾曲部を遠隔的に湾曲操作す
るようにした内視鏡装置において、上記湾曲操作用ワイ
ヤーを挿通する案内コイルの一部が硬質に構成されてお
り、この硬性部の一部が切り欠かれ、この切欠き部を上
記挿入部の内面に接合して上記案内コイルの一部を挿入
部の内面に固定したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>図1乃至図5を
参照して本発明の第1実施形態に係る内視鏡装置につい
て説明する。
【0011】(構成)図1で示す如く、内視鏡本体1は
体内に挿入する挿入部2と操作部3と軟性コード4を有
しており、挿入部2は少なくとも一部が軟性な部分を含
み、基端は操作部3の先端に連結される。軟性コード4
は操作部3の手元側面部に連結されている。
【0012】上記挿入部2は蛇管部(可撓管部)6の先
端に湾曲部7を接続すると共に湾曲部7の先端に先端部
8を接続して構成されている。挿入部2から操作部3に
わたりそれらの内部には後述する湾曲操作用ワイヤーが
挿通される。操作部3にはその湾曲操作用ワイヤーを牽
引する図示しない湾曲操作機構が組み込まれている。上
記操作部3には湾曲操作機構を操作するアングルレバー
9が設けられている。そして、アングルレバー9で湾曲
操作機構を操作し、湾曲操作用ワイヤーを牽引すること
により上記湾曲部7の湾曲についての遠隔操作を行うよ
うになっている。
【0013】上記軟性コード4の先端には図示しない光
源装置やビデオシステムセンターに接続するコネクター
11が設けられており、このコネクター11にはライト
ガイド管12や外部と連通する連通口13等が設けられ
ている。上記連通口13は内視鏡本体1の内部空間と連
通するものであり、連通口13の周縁にはその開口を水
密状態で覆うことができる図示しない防水キャップを組
み付けるための装着部14が形成されている。
【0014】図2は挿入部2の蛇管部6と湾曲部7の接
続部周辺を示す縦断面図である。蛇管部6は螺旋管21
の外周を網状管22で被覆し、網状管22の外周を樹脂
層23で一体的に被覆することにより、可撓性を有する
液密な筒状部材として構成されたものである。
【0015】湾曲部7は複数の湾曲駒25を回転軸とし
てのリベット26によって順次回転可能に連結して組み
立てると共に、各湾曲駒25にわたり網状管27を被嵌
させ、さらに網状管27の外周にフッ素ゴムによる軟性
被覆チューブ28を一体的に固着した状態で被嵌するこ
とにより構成されている。湾曲部7の網状管27の後端
部分は最後端に位置する湾曲駒25aの外周に半田付け
により固着されている。また、湾曲部7の網状管27の
先端部分は最後端に位置する湾曲駒25または先端部8
の部材に半田付け等で固着されている。
【0016】湾曲部7の最終の湾曲駒25aと上記蛇管
部6は接続管30を介して接続される。すなわち湾曲部
7の最終の湾曲駒25aは接続管30の先端側半分の外
周面に密に被嵌した状態で半田もしくは接着によって固
着されている。接続管30の後端側半分における後半部
外周には蛇管部6の螺旋管21、網状管22および樹脂
層23の積層部分が被嵌され、この状態で半田もしくは
接着によって接続管30に螺旋管21および網状管22
が固着されている。
【0017】湾曲部7の最終の湾曲駒25aが嵌り込む
接続管30における先端側部分の外周半径は最終駒25
aの厚み分だけ小さい。また、蛇管部6の螺旋管21が
被嵌する接続管30の後端部分の内径は先端側半分にお
ける内周径よりも大きい。接続管30の後半部分は先端
側部分の径よりも内外径共大きく、先端側部分と後半部
分の間に段差29が形成されている。接続管30によっ
て形成する挿入部2の内面部分は先端側部分が後端側部
分より小径であり、その途中に上記段差29が形成され
ている。そして、接続管30によって形成される挿入部
2の内面部分には後述する案内コイル35の先端部分が
取着固定されるようになっている。
【0018】また、湾曲部7の外皮を形成する被覆チュ
ーブ28の後端は湾曲部7の網状管27の後端を越え、
接続管30の後半部分の外周にわたり被嵌しており、被
覆チューブ28の後端は接続管30の外周に糸巻きした
後に接着で固定されている。この糸巻き部31は蛇管部
6の樹脂層23を含めた高さに略等しい。
【0019】上記湾曲部7における湾曲駒25の内面に
は湾曲操作用ワイヤー32を挿通し、進退自在に案内す
るガイドリング33がろう付け固定されている。湾曲操
作用ワイヤー32の先端が湾曲部7の最先端の湾曲駒
(図示せず)にろう付け固定されている。また、湾曲操
作用ワイヤー32の後端側は操作部3の内部に組み込ま
れた図示しない湾曲操作機構に連結されている。
【0020】また、湾曲操作用ワイヤー32の手元側は
接続管30内から蛇管部6内を通じて操作部3内まで達
する長さで配置されるパイプ状の案内コイル35内に挿
通されている。案内コイル35の先端部分は接続管30
の内面部に半田もしくは接着によって組付け固定されて
おり、案内コイル35の後端部分は操作部3の内部基板
に固定されている。
【0021】上記案内コイル35は上記湾曲操作用ワイ
ヤー32をスライド可能に略密に挿通する内径の密巻き
のコイルによって形成されている。案内コイル35はそ
の密巻きのコイルのままでは可撓性を有するが、図4
(a)(b)で示す如く、案内コイル35の先端部分で
はコイル素線同士がろう付けや半田付け、または接着等
の手段で固め付けられ、硬質な硬性部36が形成されて
いる。この筒状の硬性部36の先端部は略半分が削り落
とされ、切欠き部37を形成する。また、硬性部36の
残る部分によって半円部38が形成されている。図4
(a)は切欠き部37を形成する前の硬性部36の外観
を示し、図4(b)は硬性部36の先端側一部を略半
分、削り落として切欠き部37を形成した状態の外観を
示す。そして、硬性部36の切欠き部37は上記接続管
30の先端側半分の内周面に接合させられ、その切欠き
部37の段差端面37aが上記接続管30の段差29に
突き当てられた状態で位置決めされる。この位置決め位
置において硬性部36が接続管30の内面に半田もしく
は接着等によって組付け固定されている。
【0022】接続管30によって形成される挿入部2の
内面部分は先端側部分が後端側部分より小径な段差29
が形成されているが、この段差量は案内コイル35の硬
性部36に形成された切欠き部37の切り欠き深さと略
同じである。硬性部36の切欠き部37の切り欠き深さ
と挿入部2の内面の段差量が同じであることから図2で
示すように、案内コイル35の先端部は挿入部2の内面
に密に寄せられて配置されることになる。
【0023】図3は案内コイル35の先端部分を固定し
た接続管30の部分の縦断面図を示す。案内コイル35
は上下一対、対称的に配置されている。挿入部2の管路
の中には鉗子等の処置具が挿脱されるチャンネル用チュ
ーブ41、照明光を光源装置から観察部位へ伝送する光
学繊維束42、挿入部2の先端部8に設けられている図
示しない固体撮像素子からの信号等を電送するケーブル
43等の内蔵物が設けられている。
【0024】ところで、図2に示す如く、接続管30と
最終端に位置する湾曲駒25aが嵌合している部分は挿
入部2の中で内径が最も小さくなっており、最終端の湾
曲駒25aが嵌合していない接続管30の後半部分の内
径はそれよりも大きくなっている。つまり上記接続管3
0が細くなっている細径部45の内面に上記案内コイル
35の半円部38が接合し、接続管30の内径が大きく
なっている太径部46の内面に近接して案内コイル35
の半円部38以外の残る硬性部36の部分を位置させる
ように位置決めして、接続管30に案内コイル35を半
田もしくは接着等によって組付け固定する。
【0025】また、案内コイル35の硬性部36の一部
を削り落とす量は接続管30の細径部45と太径部46
の段差や、案内コイル35の中に挿通される湾曲操作用
ワイヤー32の外径などによって決まり、設計によって
は硬性部36をその断面が半円になるまで削る必要がな
い場合もある。
【0026】(作用)本実施形態の内視鏡装置を使用す
る場合、操作部3のアングルレバー9を操作すること
で、案内コイル35に挿通ガイドされた湾曲操作用ワイ
ヤー32が牽引されて湾曲部7が牽引方向に湾曲する。
この操作によって先端部8に設けられた観察窓やチャン
ネルの出口の向きを変えることができる。このため、目
的の方向を観察したり、チャンネルの先端より突き出し
た鉗子等を目的の部位へ到達させたりすることができ
る。
【0027】(効果)本実施形態では案内コイル35の
先端部分を硬性部36とし、この硬性部36の一部を切
り欠き、この切欠き部37を挿入部2の内面に接合して
固定するようにしたからこの部分における内蔵物の収容
積を増すことができる。内蔵物の収容量が同じである場
合、その分、挿入部2の外径を細くすることが可能であ
り、患者への負担を減らすことができる。また、挿入部
2の外径が同じ場合、チャンネル内径を大きくして処置
能力を向上させることができる。また、光学繊維束の繊
維本数を増やすことで、観察光量を増やすことができる
ため、より明るく鮮明な観察画像を得ることができる。
案内コイル35の先端部を固定する挿入部2の内面が蛇
管部6と湾曲部7を接続する接続管30の部分になるこ
とが普通であって、その接続管30の内側が最も狭くな
ることが多いので、この場合、上記の効果が高まる。
【0028】<第2実施形態>本実施形態は前述した第
1実施形態における湾曲駒を連結する構造の変形例であ
る。
【0029】図5は隣接する湾曲駒25同士を回転軸と
してのリベット26で連結した接続部分の拡大した縦断
面図である。隣接する一対の湾曲駒25において内側に
位置する湾曲駒25のスリーブ51には比較的大きな径
の孔52が設けられており、この孔52にはスリーブ5
1の内側より図示しない治具で位置を出した状態で内側
リベット53が組み付けられる。また、外側に位置する
湾曲駒25のスリーブ54には比較的小さな径の孔55
が設けられており、この孔55には上記スリーブ54の
外側より落とし込んで外側リベット56が組み付けられ
る。
【0030】内側リベット53と外側リベット56は突
き当てられており、外側リベット56より矢印Bの方向
でレーザー光線を当てて、内側リベット53と外側リベ
ット56の両者を加熱して溶接し、一体化する。
【0031】この様にして、複数の湾曲駒25が、複数
の要素たる内側リベット53と外側リベット56からな
るリベット26によって、回動可能に組み付けることが
できる。このため、作業性が向上し、内視鏡の原価を抑
えることができる。
【0032】また、内側に位置する湾曲駒25のスリー
ブ51の孔52に内側リベット53を嵌め込み接着固定
した後、外側に位置する湾曲駒25のスリーブ54の孔
55に外側リベット56を嵌め込み、その内側リベット
53と外側リベット56を溶接するので、組み立て性が
向上し、内視鏡の原価を抑えることができる。
【0033】<第3実施形態>本実施形態は前述した第
1実施形態における湾曲駒を連結する構造の他の変形例
である。
【0034】図6は隣接する湾曲駒25同士をリベット
26で連結した接続部分の拡大した縦断面図である。内
側に位置する湾曲駒25のスリーブ51には比較的大き
な径の孔52が設けられており、この孔52には内側リ
ベット53が内側より嵌め込み、カシメによって回動可
能に組み付けられる。また、外側に位置する湾曲駒25
のスリーブ54には比較的小さな径の孔55が設けられ
ており、この孔55にはスリーブ54の外側より外側リ
ベット56が落とし込まれて組み付けられる。
【0035】内側リベット53と外側リベット56の位
置を合せて両者を突き当てて、矢印C方向よりレーザー
光線を当てて内側リベット53と外側リベット56を加
熱し、両者を溶接して、一体化する。この様にして複数
の湾曲駒25を回動可能に組み付けるため、組み立て性
が向上し、原価を抑えることができる。
【0036】<第4実施形態>本実施形態は前述した第
1実施形態における湾曲駒を連結する構造の他の変形例
である。
【0037】図7は隣接する湾曲駒25同士をリベット
26で連結した接続部分の拡大した縦断面図である。内
側に位置する湾曲駒25のスリーブ51にはリベット用
孔が設けられておらず、外側に位置する湾曲駒25のス
リーブ54にのみ、リベット用孔55が設けられてい
る。リベット用孔55にはリベット59が外側より落と
し込まれて組み付けられている。リベット59はリベッ
ト用孔55に回転自在に組み付けられる。リベット59
と内側に位置する湾曲駒25のスリーブ51との位置を
合せて突き当て、矢印D方向よりレーザー光線を当てて
加熱し、そのリベット59を湾曲駒25のスリーブ51
に溶接し、一体化する。
【0038】この様にして複数の湾曲駒25を回動可能
に組み付けるため、組み立て性が向上し、原価を抑える
ことができる。
【0039】本実施形態の場合、内方へのリベット59
の突き出しが無いため、チャンネルの内径を大きくして
処置能力を向上させることができる。また、光学繊維束
の繊維本数を増やすことで、観察光量を増やすことがで
きるためにより明るく鮮明な観察画像を得ることができ
る。
【0040】<第5実施形態>本実施形態は前述した第
1実施形態の挿入部2における蛇管部6と湾曲部7を接
続する接続構造の変形例である。
【0041】図8で示す如く、湾曲部7の最後端に位置
する湾曲駒25aと接続管30は同じ材質、同じ外径で
形成され、その隣接する端部同士が精度良く突き当てら
れており、その端部同士がレーザー溶接によって接合さ
れている。この後、両者の外周にわたり軟性の被覆チュ
ーブ28を被せて固定する。
【0042】これによって接続管30もしくは最後端の
湾曲駒25aの最小内径を大きくすることが可能とな
り、内蔵物の充填率をさげて耐性を上げ、もしくは内蔵
物の仕様を向上させることができる。
【0043】すなわち、本実施形態の構成を採用するこ
とで、挿入部2の外径が同じでも内径を大きくすること
ができるので、例えばチャンネルの内径を大きくして処
置能力を向上させ、または光学繊維束の繊維本数を増や
すことで、観察光量を増やすことにより明るく鮮明な観
察画像を得ることができる。
【0044】<第6実施形態>本実施形態は前述した第
1実施形態における挿入部2における蛇管部6と湾曲部
7を接続する接続管30の構造の変形例である。
【0045】図9で示すごとく、接続管30は蛇管部6
に接着固定されており、接続管30に案内コイル35が
半田等で接続されている。また、接続管30の先端側部
分にはリベット用孔が設けられており、リベット用孔に
はリベット26によって最後端の湾曲駒25aに回動可
能に組み付けられている。
【0046】このような構成によることで、挿入部内径
を大きく確保することが可能であるため、チャンネル内
径を大きくして処置能力を向上させ、または光学繊維束
の繊維本数を増やすことで観察光量を増やして明るく鮮
明な観察画像を得ることができる。また、蛇管部6と湾
曲部7の接続部分の硬質部長さを短くすることが可能で
あり、患者への負担を低減させることができる。さらに
部品点数の削減による原価低減が可能となる。
【0047】本発明は上記各実施形態のものに限定され
るものではなく、上記説明によれば、以下の付記に挙げ
る各項およびそれらの項を任意に組み合わせたものが得
られる。
【0048】〔付記〕 1.先端近傍に湾曲部を設けた挿入部内に挿通されたパ
イプ状の案内コイル内に湾曲操作用ワイヤーを挿通し、
上記ワイヤーの一端を上記湾曲部の先端側部位に固定
し、上記ワイヤーの他端を操作部に設けた湾曲操作機構
に連結し、湾曲操作機構により上記ワイヤーを牽引して
上記湾曲部を遠隔操作する内視鏡装置において、上記湾
曲操作用ワイヤーを挿通する案内コイルの一部が硬質に
構成されており、この硬性部の一部が切り欠かれ、この
切欠き部を上記挿入部の内面に接合して上記案内コイル
の一部を挿入部の内面に固定したことを特徴とする内視
鏡装置。
【0049】2.案内コイルの硬質部が固定されている
挿入部内面部には段差が設けられており、上記段差部の
内径の小さい部分に上記切欠き部を組み付けたことを特
徴とする第1項に記載の内視鏡装置。
【0050】3.案内コイルの硬質部は半田もしくは接
着によって固めることにより構成されていることを特徴
とする第1項に記載の内視鏡装置。
【0051】4.案内コイルの硬性部の切り欠き深さと
挿入部内面の段差量が同じであることを特徴とする第1
項に記載の内視鏡装置。
【0052】5.挿入部における湾曲部と可撓管部とを
接続管によって接続した内視鏡装置において、上記接続
管は上記湾曲部の最後端の湾曲駒と回動可能に連結され
ていることを特徴とする内視鏡装置。これによれば、可
撓管部と湾曲部の接続部の硬質部長さを短くすることが
可能であり、患者への負担を低減させることができる。
また、部品点数の削減や、組付け性の向上による工数削
減により原価低減が可能となる。
【0053】6.複数の湾曲駒を回動可能に組み付ける
回転軸を有した内視鏡装置において、上記回転軸は2部
品からなり、溶接によって接合されていることを特徴と
する内視鏡装置。これによれば、組付け性が向上するた
め、工数削減による原価低減が可能である。
【0054】7.複数の湾曲駒を回動可能に組み付ける
回転軸を有した内視鏡装置において、湾曲駒に回動可能
に組み付けられている回転軸と、上記回転軸と他の湾曲
駒の一部を溶接によって接合されていることを特徴とす
る内視鏡装置。これによれば、部品点数の削減による原
価低減を図ることができる。
【0055】8.挿入部における湾曲部と可撓管部とを
接続管によって接続した内視鏡装置において、上記湾曲
部の可撓管側に位置する湾曲駒の端部と上記接続管の湾
曲管側端部は外径が同じであり、互いの端部を突き合わ
せた状態において、溶接によって接続されていることを
特徴とする内視鏡装置。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡の挿入部外径を細くすることが可能であり、挿入部
が細くなることで患者への負担を減らすことができる。
また、同じ挿入部外径の場合、チャンネル内径を大きく
して処置能力を向上させ、または光学繊維束の繊維本数
を増やすことで観察光量を増やし、より明るく鮮明な観
察画像を得る等、機能・性能を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る内視鏡装置の内視
鏡本体の外観図。
【図2】上記内視鏡装置の挿入部の蛇管部と湾曲部の接
続部周辺を示す縦断面図。
【図3】図2中、A−A線に沿っての上記接続部の横断
面図。
【図4】湾曲操作用ワイヤーを挿通して案内する案内コ
イルの先端部の外観図。
【図5】第2実施形態における湾曲駒を連結する構造の
縦断面図。
【図6】第3実施形態における湾曲駒を連結する構造の
縦断面図。
【図7】第4実施形態における湾曲駒を連結する構造の
縦断面図。
【図8】第5実施形態の挿入部における可撓管部と湾曲
部を接続する接続構造の縦断面図。
【図9】第6実施形態の挿入部における可撓管部と湾曲
部を接続する接続構造の縦断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡本体、2…挿入部、3…操作部、6…蛇管部
(可撓管部)、7…湾曲部、8…先端部、30…接続
管、32…湾曲操作用ワイヤー、35…案内コイル、3
6…硬性部、37…切欠き部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青野 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉本 羊介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 樋熊 政一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA21 DA14 DA17 DA19 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF32 FF35 HH32

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端近傍に湾曲部を設けた挿入部内に挿通
    されたパイプ状の案内コイル内に湾曲操作用ワイヤーを
    挿通し、上記湾曲操作用ワイヤーの一端を上記湾曲部の
    先端側部位に固定し、上記湾曲操作用ワイヤーの他端を
    操作部に設けた湾曲操作機構に連結し、湾曲操作機構に
    より上記湾曲操作用ワイヤーを牽引して上記湾曲部を遠
    隔的に湾曲操作するようにした内視鏡装置において、 上記湾曲操作用ワイヤーを挿通する案内コイルの一部が
    硬質に構成されており、この硬性部の一部が切り欠か
    れ、この切欠き部を上記挿入部の内面に接合して上記案
    内コイルの一部を挿入部の内面に固定したことを特徴と
    する内視鏡装置。
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