JPH10258024A - 湾曲チューブ - Google Patents

湾曲チューブ

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JPH10258024A
JPH10258024A JP9068608A JP6860897A JPH10258024A JP H10258024 A JPH10258024 A JP H10258024A JP 9068608 A JP9068608 A JP 9068608A JP 6860897 A JP6860897 A JP 6860897A JP H10258024 A JPH10258024 A JP H10258024A
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JP
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tube
bending
curved
distal end
tube body
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JP9068608A
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Inventor
Hideyuki Adachi
英之 安達
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小さな湾曲動作で大きな湾曲角が得られ先端の
向きを即座に大きく変えることができる強度の高い細径
な湾曲チューブの提供を目的としている。 【解決手段】本発明の湾曲チューブは、可撓性を有する
管体10と、管体10の外周面上に管体10の内孔に達
しない深さで形成され、管体10の長手方向に沿って設
けられる溝部13と、管体10の長手方向に沿って配設
され、その端部が管体10の先端部に固定された操作ワ
イヤ11とを具備し、管体10の単位長さ当たりの溝部
13の幅の総和が、管体10の先端側ほど大きくなって
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内に挿入されて
湾曲動作される湾曲チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡やカテーテル等の挿入部
は、体控内への挿入性の向上を図るため、その先端側が
湾曲動作する湾曲チューブとして形成されている(特開
平5−38342号公報等参照)。
【0003】一般に、こうした湾曲チューブでは、その
湾曲動作される部位(以下、湾曲部という。)の先端側
が湾曲しにくく、湾曲部の基端側が湾曲し易くなってい
る。したがって、湾曲チューブは、湾曲動作時、即座に
その先端が大きく向きを変えるのではなく、湾曲部の湾
曲に伴なう湾曲チューブ先端側全体の湾曲動作に追従し
て先端がゆっくりと向きを変えていく。すなわち、湾曲
操作ワイヤ等を介して湾曲チューブの湾曲部を湾曲動作
させると、湾曲部の基端側が大きく湾曲して湾曲チュー
ブの先端側全体が比較的大きな曲率で湾曲し、それに応
じて湾曲チューブの先端が次第に向きを変えていく。そ
のため、小さな湾曲量(小さな曲率)で湾曲チューブの
先端の向きを大きく変えることができない。言い換えれ
ば、湾曲部を含む湾曲チューブの先端側全体を大きく湾
曲動作させなければ、湾曲チューブの先端部の湾曲角を
大きくし得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、湾曲部の
先端側の湾曲応答性が悪い湾曲チューブでは、特に狭い
管腔内に湾曲チューブを挿入して湾曲させる場合に問題
が生じる。すなわち、狭い管腔内では、湾曲チューブを
大きく湾曲動作させることができないため、湾曲チュー
ブの先端を所望の方向に向けることが困難となり、内視
鏡にあっては所望の観察範囲を得ることができず、ま
た、カテーテルにあっては所望の部位を処置することが
できなくなる。仮に、湾曲チューブを大きく湾曲動作さ
せて湾曲チューブの先端を所望の方向に向けようとする
と、狭い管腔を傷付けてしまう場合がある。
【0005】こうした問題は、湾曲部の先端側を湾曲し
易く形成すれば解消される。すなわち、小さな湾曲動作
で湾曲部の先端側が大きく湾曲するようにすれば、湾曲
チューブの先端の向きが即座に大きく変化し、狭い管腔
を傷付けることなく湾曲チューブの先端を所望の方向に
向けることができる。
【0006】こうしたことから、特公平1−47171
号公報には、湾曲チューブの湾曲部を構成する湾曲管の
側面にその長手方向に沿って複数の切り欠きを設け、こ
の切り欠きのピッチを変化させることにより、湾曲管の
湾曲動作を先端側から行なわせようとする技術が開示さ
れている。
【0007】しかし、この構成では、切り欠きが湾曲管
の内部に達している(切り欠きによって湾曲管の内部が
側方に露出している)。そのため、医療チューブとして
使用する場合には、各種の内蔵物が配置される湾曲管の
内部を水密に保つために、湾曲管の外周に保護チューブ
を被覆する必要がある。しかし、保護チューブを湾曲管
に被覆すると、保護チューブによって湾曲チューブの外
径が大きくなってしまい、狭い管腔内に湾曲チューブを
挿入することができなくなってしまう。
【0008】また、湾曲部の肉厚を先端側ほど薄く形成
し、これによって湾曲部の湾曲動作を先端側から行なわ
せようとすることも考えられるが、この場合には、湾曲
チューブが径方向からの外力に対して弱くなってしま
う。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、小さな湾曲動作で大
きな湾曲角が得られ先端の向きを即座に大きく変えるこ
とができる強度の高い細径な湾曲チューブを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、 本発明の湾曲チューブは、可撓性を有する管体
と、前記管体の外周面上に管体の内孔に達しない深さで
形成され、管体の長手方向に沿って設けられる溝部と、
前記管体を湾曲動作するための手段とを具備し、前記管
体の単位長さ当たりの溝部の幅の総和が、管体の先端側
ほど大きくなっていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。図1〜図6は本発明の第
1の実施形態を示している。図1および図2に示される
医療用カテーテル1は、チャンネルを有する湾曲チュー
ブとしての挿入管10を有している。挿入管10は、テ
フロン、シリコン、ポリウレタン等の樹脂によって形成
されている。また、挿入管10は、その先端に複数の圧
力センサ3を有しており、圧力センサ3よりも手元側に
湾曲部2を有している。
【0012】挿入管10の手元側には分岐部4が形成さ
れ、分岐部4から手元側に向かって操作部5が延設され
ている。操作部5は、挿入管10の軸方向に沿って手元
側に延びるシャフト17と、シャフト17にスライド自
在に取り付けられる摘み部16とからなる。挿入管10
のチャンネル内に突出する摘み部16の部位にはパイプ
18が固着されており(図2参照)、このパイプ18に
は挿入管10のチャンネル内を挿通される操作ワイヤ1
1の基端が接続固定されている。また、挿入管10のチ
ャンネル内を挿通される操作ワイヤ11の先端は、挿入
管10の先端のチャンネル内面に接着固定されている。
【0013】なお、分岐部4の注入口15には、造影剤
等の薬液を注入するためのシリンジ6が取り付けられ
る。また、注入口15から注入される薬液が手元側に逆
流しないように、シャフト17の内面と操作ワイヤ11
との間にはOリング19が介挿されている。また、圧力
センサ3からの信号を伝送する信号ケーブル7は、分岐
部4から延出されており、インジケータ9を有する圧力
センサ駆動/表示装置8に接続されるようになってい
る。
【0014】図2に詳細に示すように、湾曲部2は、挿
入管10の外周面にその長手方向に沿って螺旋状の溝1
3を設けることによって形成されている。図示のよう
に、溝13は、挿入管10の肉部に形成されており、チ
ャンネルに達して(貫通して)はいない。また、溝13
の幅寸法と、溝13と溝13との間の部位である山部1
4の幅寸法は、それぞれ、湾曲部2の先端側から基端側
に向かって段階的に小さくなっている。具体的には、溝
13と山部14の幅寸法をそれぞれa〜hとすると、
図示のようにa>b>c>d>e>f>g>hとなるよ
うに設定されている。換言すると、湾曲部2の単位長さ
当たりの溝幅の総和が、基端側から先端側に向かうにし
たがって大きくなっている。
【0015】図3は、挿入管10の先端に設けられた圧
力センサ3の構造を示している。図示のように、圧力セ
ンサ3は、基板24と受圧部21とが弾性部材28によ
って接続されることによって構成されている。基板24
上には面発光レーザ22が配置され、受圧部21の裏面
には反射面23が形成されている。また、面発光レーザ
22の直下の基板24の部位には受光素子25が設けら
れている。
【0016】このような構成の圧力センサ3では、面発
光レーザ22から出力された出射光26が反射面23に
反射して反射光27として受光素子25に検出される。
受圧部21に外圧が作用すると、弾性部材28が変形し
て受光素子25と反射面23との間の距離が短くなる
が、この時、出射光26と反射光27との干渉のパルス
をカウントすれば、反射面23の変位量が分かる。した
がって、この反射面23の変位量と既知である弾性部材
28の弾性係数とから、受圧部21が受けた圧力を換算
することができる。
【0017】図4は、 上記構成の医療用カテーテル1
の挿入管10の動作状態を示している。図4の(a)に
示す直線状態から摘み部16を手元側に引いて操作ワイ
ヤ11を手元側に牽引すると、湾曲部2が湾曲動作す
る。この場合、前述したように湾曲部2に形成された溝
13の幅が先端側ほど大きく設定されているため、湾曲
部2の先端側が湾曲し易くなっている。すなわち、湾曲
部2の先端側ほど湾曲に要する力が少なくて済む。 し
たがって、湾曲部2は、図4の(b)に示すように、そ
の先端側から湾曲を開始する。そして、この(b)の状
態から更に摘み部16を手元側に引くと、図4の(c)
に示すように、湾曲部2の基端側も湾曲動作し始める。
【0018】図5は、上記構成の医療用カテーテル1の
挿入管10を血管や胆管などの狭い生体管路29内に挿
入した状態を示している。まず、図5の(a)に示すよ
うに生体管路29内に挿入管10を挿入していくと、挿
入管10の先端が管路29の曲部でその内面に突き当た
る。この状態で更に挿入を続けると、挿入管10は管路
28からの反力によってその先端部が変形する。この
時、管路29から受ける反力は圧力センサ3によって検
出され、表示装置8のインジケータ9に表示される。術
者は、この表示を見て挿入管10の湾曲部2を湾曲させ
るか判断する。そして、湾曲部2を湾曲動作すべきと判
断したら、摘み部16を手元側に引く。これにより、挿
入管10の先端側は、湾曲部2の湾曲動作によって、そ
の変形している方向に湾曲する(図5の(b)参照)。
この場合、湾曲部2はその先端側から湾曲するため、小
さな湾曲動作で挿入管10の先端の向きが即座に大きく
変化する。したがって、狭い管路29を傷付けることな
く挿入管10の先端を所望の方向に向けることができ
る。そして、管路29の延在方向に挿入管10の先端が
向いた状態で更に挿入管10を挿入していくと、管路2
9の深部へと挿入管10が挿入されていく(図5の
(c)参照)。
【0019】なお、図6に湾曲部2の製作方法が示され
ている。図6の(a)に示された方法では、挿入管10
に対して側方からバイト30が当てられ、この状態で、
挿入管10が回転されながらスライドされることによ
り、挿入管10の外周面に溝13が形成される。図6の
(b)に示された方法では、挿入管10の側方にレーザ
加工機31のレーザ光出射端が配置された状態で、回転
されながらスライドされる挿入管10の外周面にレーザ
光により溝13が形成される。図6の(c)に示された
方法では、溝13を形成しない挿入管10の部位(湾曲
部2以外の挿入管部位)に保護膜32が被覆され、この
状態で挿入管10が溶剤33中に浸けられる。これによ
り、保護膜32が被覆されていない挿入管10の外周面
部位が溶剤33によって溶けて、溝13が形成される。
【0020】以上説明したように、本実施形態に係る医
療用カテーテル1は、湾曲部2に形成された溝13の幅
が先端側ほど大きく設定されているため、湾曲部2の先
端側ほど薄肉部分が多く湾曲し易くなっている。したが
って、湾曲部2はその先端側から湾曲し、 小さな湾曲
動作で挿入管10の先端の向きが即座に大きく変化す
る。その結果、狭い管腔を傷付けることなく挿入管10
の先端を所望の方向に向けることができる。
【0021】また、本実施形態の医療用カテーテル1に
おいて、湾曲部2の溝13は、挿入管10の肉部に形成
されており、挿入管10のチャンネルに達して(貫通し
て)いない。そのため、挿入管10のチャンネル内の水
密性は保たれ、湾曲部2の外周に水密のための保護チュ
ーブを被覆する必要がない。したがって、挿入管10の
細径化が可能となる。
【0022】また、本実施形態の医療用カテーテル1
は、湾曲部2の肉厚を先端側ほど薄く形成することによ
って湾曲部2の湾曲動作を先端側から行なわせようとす
るのではなく、湾曲部2の外周に螺旋状の溝13を形成
するとともにその溝13の幅を先端側ほど大きく設定す
ることにより、湾曲部2の湾曲動作を先端側から行なわ
せようとするものである。すなわち、湾曲部2は溝13
と山部14とが交互に形成された状態となっており、薄
肉の溝部13で湾曲性能を確保し、これに伴う強度劣化
を山部14で補う構成となっている。したがって、単に
湾曲部2の肉厚を先端側ほど薄く形成するものに比べて
強度が高く、径方向からの外力に対しても十分に抗する
ことができる。
【0023】また、本実施形態の医療用カテーテル1
は、 圧力センサ3を搭載しているため、管壁との接触
状態を確実に検知できる。なお、本実施形態の動作で説
明したように、生体管路29内に挿入管10を挿入した
際、挿入管10の先端が管路29に突き当たって変形を
受けた後に、操作ワイヤ11を牽引するようにすれば、
1本の操作ワイヤ11で回避方向への湾曲を行なうこと
ができる。このような操作方法を採用すれば、複数方向
に湾曲させるために操作ワイヤを多数設ける必要がなく
なるため、挿入管10の細径化を図ることができ、ま
た、挿入管10のチャンネルの有効内径を大きくとれ
る。
【0024】図7〜図11は本発明の第2の実施形態を
示している。図7は細径内視鏡41のシステムを示して
おり、細径内視鏡41は湾曲チューブとしての挿入部4
1aを有している。挿入部41aは、その先端面に対物
レンズ系50と照明レンズ系51とを有しており、ま
た、先端側に湾曲部49を有している。挿入部41aの
手元側には操作部71が設けられており、この操作部7
1はライトガイドファイバ72を介して光源43に接続
されている。また、操作部71の接眼部には外付けカメ
ラ42が取り付けられており、この外付けカメラ42は
接続ケーブル73を介してカメラコントロールユニット
(CCU)44に接続されている。また、CCU44は
モニタ45に接続されており、CCU44からの映像信
号がモニタ45に出力されるようになっている。また、
操作部71からは後述する形状記憶合金(SMA)ワイ
ヤ64に電気的に接続された信号線48が延びており、
この信号線48はSMA駆動装置46に接続されてい
る。なお、駆動装置46にはジョイスティック47が接
続されている。
【0025】図8は、湾曲部49を含む挿入部41aの
先端側を示している。 図示のように、 挿入部41a
はマルチルーメンチューブ58からなる( 図8の
(c)参照)。湾曲部49は、チューブ58の外周面に
その長手方向に沿って2つの螺旋溝54,55を設ける
ことによって形成されている。図示のように、第1の螺
旋溝54と第2の螺旋溝55は互いに逆向きに形成され
て交差されており、その幅寸法は両者ともxに設定され
ている。これらの溝54,55は、チューブ58の肉部
に形成されており、ルーメンに達して(貫通して)はい
ない。また、第1の螺旋溝54と第2の螺旋溝55とが
交差する部位では、溝54,55間に形成される山部5
3の幅寸法が、湾曲部49の先端側から基端側に向かっ
て段階的に大きくなっている。具体的には、山部53の
幅寸法をそれぞれa〜hとすると、図示のようにa<b
<c<d<e<f<g<hとなるように設定されてい
る。換言すると、湾曲部49の単位長さ当たりの溝幅の
総和が、基端側から先端側に向かうにしたがって大きく
なっている。
【0026】図8の(c)に示すように、チューブ58
の大ルーメン75,76には、イメージガイドファイバ
56とライトガイドファイバ57とが実装されている。
また、チューブ58の小ルーメン63には、SMAワ
イヤ64が実装されている。この場合、SMAワイヤ6
4は、図9の(b)に示すようにその途中で折り曲げら
れ、 その折り曲げ部79で折り返された両側部分64
a,64aが図9の(a)に示すように一対の小ルーメ
ン63,63内に挿通されることにより、チューブ58
内に配置されている。なお、本実施形態では、湾曲部4
9を3方向に湾曲させるため、図9の(a)に示すよう
に3本のSMAワイヤ64が実装されている。
【0027】図9の(b)に示すように、SMAワイヤ
64の折り返された各部分64a,64aは、直線形状
を記憶した先端側の形状記憶部59と、記憶ボケ処理が
施された基端側の記憶ボケ処理部60とからなる。な
お、SMAワイヤ64がチューブ58内に配置された状
態では、形状記憶部59が湾曲部49に位置するように
なっている(図8の(c)参照)。
【0028】また、SMAワイヤ64の折り返された各
部分64a,64aの記憶ボケ処理部60すなわちSM
Aワイヤ64の両端は、信号線48を介して駆動装置6
4に接続されている。この構成では、ジョイスティック
47の操作によって駆動装置64の回路が閉じられる
と、 信号線48を介してSMAワイヤ64に電流が流
れ、SMAワイヤ64がジュール発熱する。この発熱に
よって形状記憶部59が収縮し、湾曲部49が湾曲動作
される。なお、記憶ボケ処理部60は熱によって形状変
化しない。
【0029】また、図8の(c)に示すように、SMA
ワイヤ64の記憶処理部59と記憶ボケ処理部60との
境界部が位置するチューブ58の外面部位には、小ルー
メン63に達する穴61が形成されている。そして、S
MAワイヤ64は、この穴61に接着剤62が注入され
ることにより、チューブ58に固定される。
【0030】図10は、SMAワイヤ64の所定の部位
に記憶ボケ処理を施す方法を示している。図示のよう
に、全体に形状記憶処理が施されているSMAワイヤ6
4を用意し、記憶ボケ処理を施さないSMAワイヤ64
の部位に氷等の蓄冷剤65を接触させるとともに、記憶
ボケ処理を施すべきSMAワイヤ64の部位の両端を電
極クリップ66で挾む。そして、この状態で、電源67
を用いて変態温度よりも十分に高い温度(温度差約10
0度以上)で、記憶ボケ処理を施すべきSMAワイヤ6
4の部位を加熱する。これによって、記憶ボケ処理部6
0を形成することができる。
【0031】次に、上記構成の細径内視鏡41の動作に
ついて説明する。図11は、細径内視鏡41の挿入部4
1aを胆嚢70に挿入した状態を示している。この場
合、挿入部41aは、十二指腸用内視鏡68のチャンネ
ルを介して総胆管69に挿入され、この総胆管69を通
じて胆嚢70まで挿入される。 こうした挿入の過程で
は、湾曲部49が湾曲動作されながら挿入部41aが押
し進められる。 すなわち、術者は、内視鏡像を見なが
ら、ジョイスティック47を操作して湾曲部49を湾曲
させたい方向に湾曲動作させ、挿入部41aを押し進め
ていく。具体的には、 ジョイスティック47の操作方
向に対応するSMAワイヤ64に電流が流れ、前述した
原理で湾曲部49が湾曲する。この場合、前述したよう
に湾曲部49の先端側ほど溝54,55のピッチが狭く
なっている(溝幅は一定)ため、湾曲部49の先端側が
湾曲し易くなっている。すなわち、湾曲部49の先端側
ほど湾曲に要する力が少なくて済む。したがって、湾曲
部49は、SMAワイヤ64の形状記憶部59の収縮に
伴って、その先端側から湾曲を開始する。
【0032】以上説明したように、本実施形態の細径内
視鏡41は、湾曲部49の先端側ほど溝54,55のピ
ッチが狭くなっているため、湾曲部49の先端側ほど薄
肉部分が多く湾曲し易くなっている。したがって、湾曲
部49はその先端側から湾曲し、小さな湾曲動作で挿入
部41aの先端の向きが即座に大きく変化する。その結
果、狭い管腔を傷付けることなく挿入部41aの先端を
所望の方向に向けることができ、特に胆嚢70の内部の
ように狭い空間での観察性能に優れる。
【0033】なお、第1の実施形態では、湾曲部2に形
成された螺旋溝13が1つであったが、この場合には、
軸方向にワイヤ11の牽引力を働かせると、螺旋の角度
によっては挿入管10が捩じれながら湾曲する。第1の
実施形態のように薬液注入用カテーテル1の場合にはこ
の捩じれが問題とならないが、本実施形態のような内視
鏡41の場合には、この捩じれが観察性能や内蔵物への
負荷という点で問題となる。本実施形態では、第1の螺
旋溝54と第2の螺旋溝55とを逆向きに形成している
ため、互いに反対方向の捩じれ力が発生し、結果として
互いに打ち消し合って捩じれの生じない湾曲を実現でき
る。
【0034】また、本実施形態の細径内視鏡41におい
て、湾曲部49の溝54,55は、チューブ58の肉部
に形成されており、挿入部41aのルーメンに達して
(貫通して)いない。そのため、ルーメン内の水密性は
保たれ、湾曲部49の外周に水密のための保護チューブ
を被覆する必要がない。したがって、挿入部41aの細
径化が可能となる。特に、マルチルーメンチューブ58
に溝加工を施すことで、イメージガイド56、ライトガ
イド57、SMAワイヤ64等の実装が容易となり、挿
入部41aの細径化に寄与することができる。
【0035】また、本実施形態の細径内視鏡41では、
湾曲部49を湾曲させるSMAワイヤ64の基端側が記
憶ボケ処理部として形成されている。一般に、湾曲部4
9のみを湾曲させるためには、SMAワイヤ64を湾曲
部49のみに配置し、この湾曲部49の近傍の挿入部4
1a内で信号線とSMAワイヤ64とを接続する。この
場合、信号線とSMAワイヤ64との接続部には大きな
引張力がかかるため、通常、信号線とSMAワイヤ64
とはパイプによってカシメ固定される。したがって、こ
の接続部で挿入部41aが太径となり、挿入性の点で問
題となる。しかし、本実施形態では、湾曲部49に配置
されないSMAワイヤ64の部位を記憶ボケ処理部とし
て形成し、実際にはSMAワイヤ64を挿入部41の全
長にわたって挿通することで、信号線とSMAワイヤ6
4との接続を挿入部41aの外部で行なうようにしてい
るため、挿入部41aを太径化させないで済む。
【0036】図12は本発明の第3の実施形態を示して
いる。図12はスネア処置具101を示しており、この
スネア処置具101は、湾曲チューブとしてのシースチ
ューブ104を有している。シースチューブ104の内
部には、先端にループ部102を備えたワイヤ103が
挿通されている。この構成では、ワイヤ103の押し引
きによってループ部102が開閉し、ループ部102に
よってポリープを縛ることができる。その後、ワイヤ1
03に高周波を流すことによって、ループ部102に緊
縛されたポリープの切除を行なう。
【0037】シースチューブ104の先端側の外面に
は、チューブ104の中心軸に対して垂直な円環状の溝
106が、チューブ104の長手方向に沿って複数形成
されており、これによって湾曲部105が形成されてい
る。 図示のように、溝106は、チューブ104の肉
部に形成されており、チューブ内孔に達して(貫通し
て)はいない。また、溝106と溝106との間の山部
107の幅寸法は、湾曲部105の先端側から基端側に
向かって段階的に大きくなっている。具体的には、山部
107の幅寸法をそれぞれa〜fとすると、図示のよう
にa<b<c<d<e<fとなるように設定されてい
る。ただし、互いに隣り合う溝106と山部107とを
組みとして考えた場合、各組みの幅tは一定に設定され
ている。したがって、 湾曲部105の先端側の組みほ
どその溝106の幅が大きく設定されている。換言する
と、湾曲部105の単位長さ当たりの溝幅の総和が、基
端側から先端側に向かうにしたがって大きくなってい
る。なお、各山部107には操作ワイヤ108が挿通さ
れるワイヤ挿通孔140が形成されている。そして、操
作ワイヤ108が各溝106を横切ってワイヤ挿通孔1
40に挿通され、操作ワイヤ108の先端がチューブ1
04先端の固定部109に固定されている。
【0038】このような構成のスネア処置具101は、
操作ワイヤ108を牽引すると、湾曲部105が湾曲動
作する。この場合、湾曲部105の先端側ほど溝幅が大
きくなっているため、湾曲部105は小さい操作力で先
端側から湾曲する。したがって、小さな湾曲動作で大き
な湾曲角が得られ、狭い管腔を傷付けることなく先端の
向きを即座に大きく変えることができる。すなわち、ポ
リープへのアクセス性能に優れ、また、細径化を図るこ
とができる。
【0039】図13は第3の実施形態の変形例を示して
いる。 図示のように、シースチューブ104の先端側
の外面に形成された各山部107の幅寸法は一定(x)
であり、各溝106の幅寸法は湾曲部105の先端側ほ
ど大きく設定されている。
【0040】図14は本発明の第4の実施形態に係る湾
曲チューブ121を示している。この湾曲チューブ12
1の外面には、第2の実施形態の図8の(b)に示され
た溝と同一形状の溝が形成されている。
【0041】湾曲チューブ121の製造方法が図14に
示されている。 図示のように、まず、湾曲チューブ1
21と同一形状の内枠を有する型124にNi−Ti粉
末と樹脂のバインダ(固着剤)との混合材料を押し込ん
で射出成型する。次に、射出成型によって得られたグリ
ーン体125を焼結することによって、樹脂成分を除去
して、Ni−Ti合金のみでできた焼結体126を得
る。その後、焼結体126を適当な湾曲形状で固定した
まま450度前後の温度で形状記憶処理することによ
り、湾曲形状を記憶した完成品すなわち湾曲チューブ1
21を得る。
【0042】このように金属射出成型(MIM)で製造
された湾曲チューブ121は、内視鏡やカテーテルの湾
曲部に用いられる。通電手段やヒーター手段によって湾
曲チューブ121を加熱すると、湾曲チューブ121が
初期形状である湾曲形状に復帰する。なお、湾曲チュー
ブ121を冷却すると、湾曲チューブ121が反対方向
に湾曲する。
【0043】上記構成の湾曲チューブ121は、 第2
の実施形態で示した湾曲部49と同様、その先端側から
湾曲する。したがって、第2の実施形態と同一の作用効
果を得ることができる。また、湾曲チューブ121は、
Ni−Ti合金を形状記憶処理して形成されるため、操
作ワイヤ不要の湾曲機構を実現できる。また、本実施形
態の製造方法によれば、MIMによる一体成型であるた
め、製作工数およびコストを低減できる。
【0044】図16はNi−Ti合金で製作された湾曲
管131を示している。図示のように、湾曲管131
は、複数のリング部132同士を棒状のヒンジ部133
で連結することにより構成されている。この湾曲管13
1は、図15で示したMIM製法により一体に成型され
る。 第4の実施形態の湾曲チューブ121と異なる点
は、記憶処理の代わりに超弾性処理を施している点であ
る。
【0045】超弾性処理は、適度な比率のNi−Ti素
材を記憶処理よりやや低温で熱処理することによって、
通常の金属より数十倍弾性の高い性質を実現するもの
である。このようにして製作された湾曲管131に牽引
ワイヤを接続すれば、湾曲構造が得られる。例えば、ヒ
ンジ部133を先端側から順次短くしていくことによっ
て、先端側から湾曲する湾曲構造となる。なお、図17
には、棒状のヒンジ部133の代わりに、板状のヒンジ
部137を用いて成型した湾曲管135が示されてい
る。
【0046】切削による後加工でヒンジ部133,13
7を形成せず、本構成のようにMIMによる一体加工で
ヒンジ部133,137を形成すれば、加工時の熱やひ
ずみによるヒンジ部133,137の機械的性能の劣化
がない。また、Ni−Ti合金を超弾性処理しているた
め、 十分な湾曲変形が可能な湾曲構造体を実現でき
る。
【0047】なお、以上説明してきた技術内容によれ
ば、以下に示すような各種の構成が得られる。 1.チューブ表面に、チューブ軸に対してある角度を持
った貫通しない溝を形成したチューブであって、前記チ
ューブは、先端側ほど柔軟になるように、先端側ほど単
位長さにおける溝幅を大きくし、一端をチューブ先端に
固定した操作ワイヤをチューブ長手方向に配設した、こ
とを特徴とする湾曲チューブ。 2.前記溝が螺旋状に形成されていることを特徴とする
第1項に記載の湾曲チューブ。
【0048】3.前記溝は、第1の螺旋溝と、第1の螺
旋とは逆向きに形成した第2の螺旋溝とからなることを
特徴とする第1項に記載の湾曲チューブ。 4.前記溝は、チューブ軸に対して垂直に形成されてい
ることを特徴とする第1項に記載の湾曲チューブ。 5.前記チューブが樹脂によって形成されていることを
特徴とする第1項に記載の湾曲チューブ。 6.前記チューブがNi−Ti系合金によって形成され
ていることを特徴とする第1項に記載の湾曲チューブ。
【0049】7.メタルインジェクションモールディン
グ工程により成型した湾曲チューブであって、金属材料
にはNi−Ti合金を用い、円管状部分と円管状部分同
士を接続するヒンジ部分とを前記工程により一体的に成
型し、その後、形状記憶処理または超弾性処理を施した
ことを特徴とする湾曲チューブ。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の湾曲チュ
ーブは、小さな湾曲動作で大きな湾曲角が得られ、先端
の向きを即座に大きく変えることができる。 また、強
度が高く、細径化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る湾曲チューブを
有する医療用カテーテルの概略図である。
【図2】(a)は図1の医療用カテーテルの正面図、
(b)は図1の医療用カテーテルの側断面図である。
【図3】図1の医療用カテーテルの先端に設けられた圧
力センサの構成図である。
【図4】図1の医療用カテーテルの湾曲チューブ(挿入
管)の湾曲動作状態を示す図である。
【図5】図1の医療用カテーテルを生体管路内に挿入し
ていく様子を説明するための図である。
【図6】図1の医療用カテーテルの湾曲部を形成するた
めの製法を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る湾曲チューブを
有する内視鏡の概略図である。
【図8】(a)は図7の内視鏡の正面図、(b)は図7
の内視鏡の先端側の側面図、(c)は図7の内視鏡の先
端側の側断面図である。
【図9】(a)は図7の(c)のAーA線に沿う断面
図、(b)は図7の内視鏡に配設されるSMAワイヤの
概略図である。
【図10】図9の(b)のSMAワイヤの製法を示した
図である。
【図11】図7の内視鏡を胆嚢に挿入した状態を示す図
である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る湾曲チューブ
を有するスネア処置具の一部断面を有する図である。
【図13】図12のスネア処置具の変形例を示す図であ
る。
【図14】(a)は本発明の第4の実施形態に係る湾曲
チューブの側面図、(b)は(a)の湾曲チューブの側
断面図である。
【図15】図14の湾曲チューブの製法を示す図であ
る。
【図16】(a)は湾曲管の斜視図、(b)は(a)の
BーB線に沿う断面図である。
【図17】図16の湾曲管の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…挿入管(湾曲チューブ) 11…操作ワイヤ 13,54,55,106…溝 41a…挿入部(湾曲チューブ) 104…シースチューブ(湾曲チューブ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する管体と、 前記管体の外周面上に管体の内孔に達しない深さで形成
    され、管体の長手方向に沿って設けられる溝部と、 前記管体を湾曲動作させるための手段と、 を具備し、 前記管体の単位長さ当たりの溝部の幅の総和が、管体の
    先端側ほど大きくなっていることを特徴とする湾曲チュ
    ーブ。
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