JP2634418B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP2634418B2
JP2634418B2 JP62320473A JP32047387A JP2634418B2 JP 2634418 B2 JP2634418 B2 JP 2634418B2 JP 62320473 A JP62320473 A JP 62320473A JP 32047387 A JP32047387 A JP 32047387A JP 2634418 B2 JP2634418 B2 JP 2634418B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レンズ駆動装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、モータ等の駆動源によってレンズを駆動す
る装置が知られているが、その場合の操作部材は、2個
の押釦式スイッチが使用されていて、それぞれのスイッ
チに対応して、撮影レンズの駆動方向と駆動速度が一義
的に決っている(例えば、特開昭59 −64816号公報参照)。あるいは、操作部材を環状に構
成して、撮影レンズの駆動速度も2種類にしたレンズ駆
動装置も本出願人により提案されている(特願昭60−27
1747号)。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のレンズ駆動装置は、上記スイッチの1つの状態
に対し、レンズ駆動用モータの駆動速度が1種類に設定
されるため、例えば、焦点調節についてみると微調節に
重点をおいた駆動速度の設定にすると、撮影レンズを無
限遠から至近まで駆動するのに時間がかかってしまう。
逆に焦点調節の粗調節に重点をおいた駆動速度の設定に
すると、微調節が行ないにくくなるという不具合が存在
する。また、微調節と粗調節の両方を満足させるために
は、レンズ駆動用モータの駆動速度を多種類に設定する
必要があり、そのために撮影レンズの繰出方向、繰込み
方向の、それぞれの駆動速度に対応した多くのスイッチ
が必要になり、スペース的にもコスト的にも問題があ
る。
一方、微調節に関しては、距離環をマニュアルで操作
する方が感覚的にも良好である。しかし、この微調節の
操作を行うためには、距離環の回転速度を遅くする必要
がある。したがって、この場合、微調節に時間がかかる
とともに、ゆっくりと指を動かさなければならず非常に
神経の細かい作業となるので、微調節を行うと疲れてし
まう。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもの
で、レンズ駆動用の操作部材を用いて撮影レンズの微調
節の駆動から高速での駆動までを行うことにより、操作
者の操作に対して感覚的に遅れのない駆動ができると共
に、マニュアル操作によるレンズ駆動と同様の感覚で正
確かつ迅速なレンズ駆動を行うことのできるレンズ駆動
装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明のレンズ駆動装置は、レンズ光学系を駆動する
モータと、手動で回転操作される回転操作部材と、この
回転操作部材の回転に伴いパルスを発生するパルス発生
手段と、このパルス発生手段からの前記パルスに基づき
前記回転操作部材の操作速度を検出する操作速度検出手
段と、前記パルス発生手段からの前記パルスに基づき前
記回転操作部材の操作量を検出する操作検出手段と、前
記検出された操作速度および操作量に基づき、前記レン
ズ光学系の駆動量を決定する演算手段と、この演算手段
の出力に対応して前記モータを制御する制御手段と、を
具備したことを特徴とし、 また、前記演算手段は、前記モータが停止している状
態で前記回転操作部材が操作された場合に、前記パルス
発生手段から出力される最初のパルスに応答して所定の
制御信号を出力し、前記モータを起動することを特徴と
する。
[実 施 例] 本発明のレンズ駆動装置は、AF機能を持ったカメラや
交換レンズに適用してもよいが、ここでは、AF機能を持
たないカメラに適用した場合について説明する。また、
カメラの機能を実現するためには露出や巻戻し等の処理
が必要不可欠であるが、本実施例ではレンズ駆動に関す
る説明のみを行い、他の処理機能についての説明は省略
する。
第1図は、本発明のレンズ駆動装置をパワーフォーカ
スに適用した場合の一実施例の概略を説明するためのブ
ロック系統図である。
カメラボディ上、または交換レンズの一部、またはリ
モートコントロール装置に設けられた操作部材1の操作
に応じて、パルス発生手段2から互いに位相の異なった
2相のパルスが発生する。この2相パルスは操作方向検
出手段3,操作量検出手段4および操作速度検出手段5に
それぞれ入力されると、操作方向検出手段3では2相パ
ルスの位相差から上記操作部材1の操作方向情報が検出
され、操作量検出手段4では2相パルスの少なくとも一
方のパルス数から上記操作部材1の操作量情報が検出さ
れ、操作速度検出手段5では2相パルスの少なくとも一
方のパルスのエッジ幅(パルスの立上りエッジから立下
りエッジまで、またはパルスの立下りエッジから立上り
エッジまでの時間幅)から上記操作部材1の操作速度情
報が検出される。上記3つの操作情報は、上記操作部材
1が回転部材であるときは、それぞれ回転方向,回転量
および回転速度に相当するが、上記操作部材1は位相の
異なる2相パルスを出力するものであれば、特に回転部
材である必要はない。上記操作方向情報,操作量情報お
よび操作速度情報は、モータ駆動情報演算手段6に入力
される。
モータ駆動情報演算手段6では、上記3つの操作情報
から、レンズ駆動用モータ8の駆動制御を行うための3
つのモータ駆動情報、すなわち、モータ駆動方向情報,
モータ駆動速度情報およびモータ駆動量(レンズ駆動
量)情報が、算術演算またはマトリックス表により求め
られる。これら3つのモータ駆動情報がモータ駆動制御
手段7に入力されると、このモータ駆動制御手段7はモ
ータ駆動信号を、モータ駆動回路を含むレンズ駆動用モ
ータ8に出力する。このモータ8の回転に応じて撮影レ
ンズ9が移動し、撮影レンズ9の移動に1対1に対応し
たレンズ移動パルスがレンズ移動量検出手段10に入力さ
れ、フィードバック情報として上記モータ駆動制御手段
7に送られ、上記モータ駆動量情報と比較される。な
お、レンズ駆動用モータ8の動きに対して撮影レンズ9
の移動がリニアである場合は、上記レンズ移動量情報は
撮影レンズ9の駆動時間に対応するため、第1図におい
て、レンズ移動量情報をモータ駆動時間に置き換え、撮
影レンズ9からモータ駆動制御手段7へのフィードバッ
ク系を廃止し、回路構成を簡単にしても同様の効果が得
られる。
以下、上記第1図に示される実施例装置の、さらに具
体的な一実施例の機能および作用を、第2図〜第4図の
フローチャートを参照して説明する。
上記第1図のパワーフォーカス装置の機能を実現する
に当たっては、上記操作方向検出手段3,操作量検出手段
4,操作速度検出主端5,モータ駆動情報演算主端6,モータ
駆動制御手段7およびレンズ移動量検出手段10はCPU
(中央演算処理装置)内でソフトウエアにより構成され
る。したがって、第2図〜第4図はこの一実施例のパワ
ーフォーカス装置に用いられるCPUの動作を示すフロー
チャートである。なお、これらのフローチャートに示し
た実施例では、操作部材1として、レンズ鏡筒に設けた
操作環、あるいはカメラボディに設けたダイヤル式の操
作円盤等の回転操作部材を用いている。第2図に示す<
PF>のフローは、パワーフォーカス装置の全体のフロー
であり、これには上記モータ駆動制御手段7の機能が含
まれる。また、第3図に示す<HEN>のフローは、第2
図の<PF>のフローの中でコールされるサブルーチンで
あり、これには上記操作方向検出手段3,操作量検出手段
4,操作速度検出手段5およびモータ駆動情報演算手段6
の機能が含まれる。さらに、第4図に示す<PHOTO>の
フローは、撮影レンズ9の移動に対応して出力されるフ
ォトインタラプタのパルスが反転する毎に割り込みが発
生して行われる割り込み処理であり、これには上記レン
ズ移動量検出手段10の機能が含まれる。
次に、これらのフローチャートにしたがって本実施例
装置の動作を詳細に説明する。
操作部材1が手動で回転操作されると、パルス発生手
段2から発せられる2相パルスの状態が変化し、そのエ
ッジによって割り込みが発生し、パワーフォーカス用の
プログラムに入る。モータ駆動制御手段7の機能を有す
る第2図に示す<PF>のルーチンのフローに入ると、ま
ず、すべての他の割り込みを禁止した後、インフラグを
0に、初期フラグを1に、エッジフラグを1にする。
この後、<HEN>のサブルーチンで、後述するように
操作部材1の操作方向の検出を行って操作方向情報であ
る方向フラグセットし、モータ駆動信号を変数KUDOにセ
ットする。そして、<HEN>のルーチンからリターンす
ると、初期フラグのチェックを行う。チャタリングを生
じた場合には、初期フラグは<HEN>のルーチンでも1
のままであるのでリターンし、この<PF>のフローから
抜ける。チャタリングを生じない場合には、<HEN>の
ルーチンで初期フラグは0となるので、この後モータ8
の駆動を開始するが、モータ8の駆動開始時は、駆動中
よりもトルクが大きいのでモータ駆動速度情報であるOD
UTYを大きくした方がよく、そのために起動フラグを1
とする。また前回のレンズ移動量情報であるOPPULSを0
とし、さらに変数BAWAIを15とする。OPPULSは、撮影レ
ンズ9の移動量に対応するフォトインタラプタのパルス
数である。BAWAIは、2相パルスのエッジ幅を16通りに
場合分けした操作速度情報の値であり、0のときが最高
速で、値が増えるにしたがって順次遅くなり、15で最低
速となる。
こうして、パルス発生手段2から発せられたパルスの
1つ目のエッジによってモータ駆動情報がセットされる
と、フォトインタラプタ(P.I.)の割り込みを許可した
後、モータ駆動信号としてKUDOをセットして実際にモー
タ駆動を開始する。そして、再度初期フラグのチェック
を行い、初期フラグが0であれば、モータ8の駆動方向
が当て付き方向であるかどうかをチェックし、当て付き
方向でなければ、起動フラグをチェックする。駆動開始
時は起動フラグが1であるので、モータ駆動速度情報で
あるODUTYを起動用デューティとし、KUDOを方向フラグ
に応じたモータ駆動信号とする。そして、撮影レンズ9
が当て付いていない場合にはMPULSのチェックを行う。
ここで、MPULSとは、操作部材1の操作回転速度を表
す変数で、操作部材1の操作により出力される2相パル
スのうち一方のパルスのエッジ幅に対応する時間区間中
に−間の1ループ毎にカウントされるパルス数であ
る。MPULSは、始めは、サブルーチン<HEN>で0にセッ
トされている。したがって、この後、MPULSに1が加算
され、ODUTY時間のタイマをスタートさせ、ODUTY時間が
経過するまで<HEN>のサブルーチンを繰り返し実行す
る。ODUTY時間が経過すると、モータ駆動回路をブレー
キ状態にし、(2.6ms−ODUTY)時間のタイマをスタート
させ、このタイマ時間が経過するまで、<HEN>のサブ
ルーチンを繰り返し実行する。そして、(2.6ms−ODUT
Y)時間が経過すると、この<PF>のフローのに戻っ
て以降のフローの動作が行われ、この−間の動作
が繰り返し実行される。このように本実施例では、DCモ
ータをパルス駆動制御することによりパワーフォーカス
のモータ駆動を行い、上記ODUTYに対応するモータ駆動
時間と上記(2.6ms−ODUTY)に対応するブレーキ時間も
ソフト的に形成し、2.6msのパルス駆動を行っている。
なお、モータ駆動速度情報を変換することにより、ステ
ップモータ,超音波モータ等、他のモータにも容易に適
用することができる。
こうしてからまでの区間で2.6msを計測すること
により、−間で、2.6msを1周期とするパルス駆動
を行っている。このうち、からまでの、上記計測時
間以外のモータ駆動時間のループ中では、モータ駆動が
終了したかどうかを初期フラグによりチェックしてい
る。操作方向が変わった場合には、後述する<HEN>で
初期フラグが1になるので、このときはモータ駆動信号
をブレーキにする。また、モータ駆動中は、当て付きに
関するチェックと、起動時かどうかのチェックを行い、
撮影レンズ9を当て付き方向に動かそうとしている場合
や、実際に撮影レンズ9が当て付いている場合には、初
期フラグを1にし、同じくモータ駆動信号をブレーキに
する。撮影レンズ9が当て付いているかどうかの判断
は、80%以上のデューティでパルス駆動を行っているに
もかかわらず、40ms以上の時間、フォトインタラプタの
パルスが出力されないことを検知することにより行う
が、当て付き検出用のスイッチを撮影レンズ内に設ける
ことによっても簡単に実現することができる。
2.6msの−間ループのループ回数は、MPULSでカウ
ントされていき、MPULSが200以上になったときには、モ
ータ駆動信号をブレーキにしてリターンする。すなわ
ち、操作部材1を停止させた場合や、非常に遅い速度で
操作部材1を操作した場合には、パルス発生手段2から
発せられたパルスの1つ目のエッジから次のエッジまで
MPULSが200以上をカウントすることになり、このときモ
ータ8にブレーキがかかりレンズ駆動が停止する。
また、上記<PF>のフローでは、に入る直前にフォ
トインタラプタの割り込みが許可されているので、モー
タ駆動が開始されると、上記−間で、第4図に示す
<PHOTO>のルーチンが割り込みで実行される。
第4図に示した、レンズ移動量検出手段10の機能を有
する<PHOTO>のサブルーチンでは、レンズの回転に1
対1に対応するフォトインタラプタのパルス数をカウン
トし、モータ駆動情報演算手段6で予め設定されたモー
タ駆動量情報とフォトインタラプタのパルス数が一定の
関係になるまで駆動を行う。まず、MPULSのチェックを
行い、これが2以下であればリターンし、3より大きけ
れば、起動フラグをチェックする。すなわち、起動時に
おいては、フォトインタラプタの停止位置にはバラツキ
があるため、5.2msの間はこの<PHOTO>のルーチンにお
いて以下のフローを実行しないようにしている。
駆動フラグが1であるときにはモータ駆動部をブレー
キ状態にした後、起動フラグを0にし、初期フラグを1
にしてリターンする。起動フラグが0になるとOPPULSか
ら1を引く。このときボローがでなければリターンし、
ボローがでればPPULSが0かどうかをチェックする。OPP
ULSは初めは<PF>のフローで0にセットされているの
で、このときボローがでてフォトインタラプタの1パル
ス分だけモータ駆動が行われる。PPULSは後述する<HEN
>のルーチンでパルスのエッジが入ったときのフローを
実行する毎に入力設定される今回のレンズ移動量情報で
あり、このフローによってPPULSがある値に設定されて
いれば、このPPULSをOPPULSに退避させ、またDUTYをODU
TYに退避させたのちPPULSを0にしてリターンする。そ
して、ボローがでるまで上記退避させたOPPULSから1を
減算し続けていき、ボローがでて、PPULS=0になった
とき、つまり2相パルスのエッジが入らなかった場合に
は、初期フラグを1にセットしてモータ駆動部をブレー
キ状態にしてリターンする。ボローがでても、PPULS≠
0のときは、つまり次のエッジが入ってPPULSが<HEN>
のフローで設定された場合は、再び、このときのPPULS
をOPPULSに退避させるとともにDUTYをODUTYに退避さ
せ、PPULSを0にしてボローがでるまでレンズ駆動を行
う。
ここで、上記ODUTYの説明に合わせて、この<PF>の
フローで重要な働きをしているDUTY,PPULS,OPPULSにつ
いて詳細に説明する。
ODUTY,OPPULSは、それぞれ、今、実際にモータ8をパ
ルス駆動しているデューティと、撮影レンズ9の移動に
1対1に対応するフォトインタラプタのパルス数に対応
するもので、OPPULSとフォトインタラプタのパルス数が
一致するまでODUTYで決まるデューティでモータを駆動
する。操作部材1はモータ8の動きと無関係に入力され
るため、OPPULSに相当するフォトインタラプタのパルス
数が入るまでの間にも、操作部材1が操作されて操作情
報が入力することは普通に起こることである。したがっ
て、この場合、新たな操作情報が入力する毎に駆動情報
を演算し、この新しい駆動情報に応じて駆動デューティ
と駆動量を変えることも可能であるが、本実施例では、
一旦、OPPULSやODUTYが設定されると、フォトインタラ
プタのパルス数がOPPULSと一致するまでは、ODUTYで決
まるデューティでモータ8を駆動することとし、OPPULS
とフォトインタラプタのパルス数が一致したところで、
その間に操作情報が入力されたかを判断し、入力されて
いるときには、その最新の操作情報に基づく駆動情報に
応じてモータ8の駆動を続けることになる。
すなわち、操作部材1の操作に応じてOPPULS,ODUTYと
は別の変数PPULSとDUTYにレンズ移動量とモータ駆動デ
ューティを演算してセットし、この処理を、次に述べる
<HEN>のフローの中で現在のモータ駆動状態とは無関
係に行わせ、最新の駆動情報に更新し続けることによ
り、上記のようにOPPULSとフォトインタラプタのパルス
数が一致したときにPPULS=0かどうかで、操作情報が
入力されたかを判断し、入力されているときは、OPPULS
にPPULSを、ODUTYにDUTYをそれぞれ入力する。したがっ
て、モータ8が停止するのは、設定されたOPPULSとフォ
トインタラプタのパルス数が一致する間に操作部材1が
操作されずOPPULS=0のときである。
次に、操作方向検出手段3〜モータ駆動情報演算手段
6の機能を有する<HEN>のサブルーチンについて述べ
る。サブルーチン<HEN>は、第3図に示すように、ま
ず、パルス発生手段2からの2相のパルスにエッジがあ
ったかどうかをチェックし、エッジがなかった場合はリ
ターンし、エッジがあるまで以下のフローを実行しな
い。2相パルスのエッジを検出した場合は、続いて、操
作部材1が前回と異なる方向に操作されたか否かをチェ
ックする。操作方向が変化した場合には方向フラグを反
転し、モータ駆動を止めるために初期フラグを1にし、
エッジフラグを1にし、操作量情報であるENPULSを0に
する。但し、MPULSが1以下のとき、つまり2.6ms以内
で、操作方向が変わったときは、チャタリングと判断し
て方向フラグを反転せずにリターンする。これによりパ
ルス発生手段2が疲労や劣化によりチャタリングの多い
波形を出力し易くなったとしても、このチャタリングに
よりレンズ駆動方向が反転してしまうことを防ぐことが
できる。
操作方向が変わらないときは、2.6ms以下の高速時で
も検出が可能であり、この場合には、方向フラグを同一
方向にセットし直した後、エッジフラグをチェックす
る。エッジフラグは<PF>のフローに入った始めに1に
セットされているので、この場合には0にされるが、リ
ターンした後、再度、<PF>からこの<HEN>のフロー
に入ってくるとエッジフラグは1にセットされてリター
ンする。このようにエッジフラグを交互に1と0にして
いるのは、2相パルスのうち、いずれかの相のパルスに
ついてのエッジを見て次に述べるフローを行わせるため
である。すなわち、CPUはパルスのエッジを検出すると
きに、2相のパルスの両方を区別していないので、一方
の相のパルスについてのみエッジ幅を検出できるように
するために、上記エッジフラグにより入力されるエッジ
を交互に取り込み、このエッジ幅に基づいてDUTY,PPULS
を求めるようにしている。
エッジフラグが1のときは、エッジフラグを0にする
とともに初期フラグをも0にし、以下に述べる演算を行
う。演算を行うに当り、演算で使用するエッジ幅に対応
したMPULSをOMPULSに移し、OMPULSを基にして演算を行
う。また次のエッジまでの時間をカウントするためにMP
ULSをクリアしたのち方向フラグをチェックし、方向フ
ラグに応じてモータ駆動情報をKUDOにセットする。すな
わち、方向フラグが1のときはKUDOに繰り出し用モータ
駆動信号をセットし、0のときは繰り込み用モータ駆動
信号をセットする。この後、インフラグのチェックを行
う。<PF>のフローに入ったばかりのときは1つ目のエ
ッジだけが検出されインフラグは0である。このときは
速度検出をできないので、インフラグを1にしてリター
ンする。したがって、2つ目のエッジ以降では、インフ
ラグが1となっているので、この<HEN>のフローにお
いてインフラグのチェックをした後、2つのエッジの時
間幅から高速時のモータ駆動量の演算を行うために、OB
AWAIにBAWAIを入れる。そして、BAWAIにOMPULSの場合分
け値を入れ、このBAWAIに対応した値をDUTYに入れる。
ここで、モータの回転速度については、例えば、 (但し、a,b,c,dは定数) のような、最高速度(DUTYの最大値=aNs+b+d)が
操作部材1の操作量Nsに比例し、操作速度(MPULS)ω
sの増加でモータ速度が一様に増加し、最高速度に収束
する演算式が考えられる。本実施例では、上記の演算を
計算によっては行わず、データの参照によって行う。具
体的には、上記(1)式でa=0とし、操作速度ωsを
16通りに場合分けしてBAWAIに場合の数を入力し、BAWAI
をアドレスの一部とするデータを参照することにより、
操作速度情報であるパルス駆動のデューティをDUTYに入
力する。
この後、BAWAI>13であれば、操作量情報であるENPUL
Sを0にする。操作開始時または微調節時ではBAWAIは15
または14であるので、このときはENPULSに0を入れ、第
1のデータ表から微調節用のBAWAIに対応するレンズ駆
動量を得てPPULSに入れた後、ENPULSに1を加えてリタ
ーンする。BAWAIが13以下のときは、ENPULSが3以上に
増加しない限りは上記第1のデータ表に基づいて微調整
用のBAWAIに対応するレンズ駆動量を得てPPULSに入れ
る。ENPULSが3以上のときは、更にこれが5以下である
かどうかをチェックし、5以下であれば、第2のデータ
表から低速用のBAWAIに対応するレンズ駆動量を得てPPU
LSに入れた後、同じくENPULSに1を加えてリターンす
る。またENPULSが6以上であれば、第3のデータ表から
高速用のBAWAIに対応するレンズ駆動量と、高速用のOBA
WAIに対応するレンズ移動量との平均をとってPPULSに入
れ、ENPULSに1を加えてリターンする。
上記モータ駆動量の演算についても、 (但しa,b,c,dは定数) のような、最大駆動量(Nmの最大値=aNs+b+d)が
操作部材1の操作量(ENPULS)Nsに比例し、操作速度ω
sの増加でモータ駆動量Nmが一様に増加し、最高駆動量
に収束する演算式が考えられるが、本実施例では、上述
したように操作量を3通りに場合分けし、その場合分け
毎に、BAWAIをアドレスの一部とするデータを参照する
ことにより行い、ENPULS≦2のときと、3≦ENPULS≦5
のときには、モータ駆動量を小さくすることにより微調
節を容易に行うことができるようにし、ENPULS≧6のと
きは、モータ駆動を滑らかにするために、今回と前回の
BAWAIに対応する駆動量データの平均をとって実際に制
御を行う駆動量とする。
通常、撮影者がマニュアルでピント合せを行うとき、
合焦位置付近まで素早く距離環を動かした後に一旦距離
環の回転を停止させるか、または非常に遅く回転させる
か、または回転方向を変えてから微調節の操作に移行す
るのが一般的であるが、本実施例では、この点を考慮し
て、BAWAIが13より大きくなるような場合にはENPULSを
0として微調節用のモータ駆動量を決めている。
なお、使用されるCPUの処理速度および処理能力、ま
たはモータの性能に応じて場合分けの数を多くしたり、
上記(1)式,(2)式を計算することにより、更に滑
らかな操作感覚を得ることができる。
本実施例においては、レンズ移動量情報のみでフィー
ドバックを行っているが、モータ駆動情報の演算時にフ
ォトインタラプタのパルスの時間幅の期待値を演算し、
この期待値と実際のフォトインタラプタのパルスの時間
幅とを比較し、モータ駆動制御手段7にフィードバック
してモータ駆動デューティを補正することも容易であ
る。
また、操作速度だけでなく、操作量によっても撮影レ
ンズの移動量を決めているので、微調節時には操作量が
少なければ、操作速度が多少変化しても滑らかな駆動を
行なうことができるので、指や手の僅かな速度変化にま
で神経を使う必要がなく、粗調節から微調節まで操作感
覚の良好な調節を行なうことができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、撮影レンズは、
操作部材を速く操作したときは速くかつ大きな駆動量
で、操作部材を遅く操作したときはゆっくりかつ小さな
駆動量で、操作速度に応じて駆動することができ、非常
に滑らかな駆動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のレンズ駆動装置の一実施例の概略を
説明するブロック系統図、 第2図〜第4図は、上記第1図に示した装置に用いられ
るCPUのプログラム動作を説明するためのフローチャー
トである。 1……操作部材 2……パルス発生手段 4……操作量検出手段 5……操作速度検出手段 6……モータ駆動情報演算手段(モータ駆動量決定手
段) 7……モータ駆動制御手段 8……レンズ駆動用モータ 9……撮影レンズ 10……レンズ移動量検出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズ光学系を駆動するモータと、 手動で回転操作される回転操作部材と、 この回転操作部材の回転に伴いパルスを発生するパルス
    発生手段と、 このパルス発生手段からの前記パルスに基づき前記回転
    操作部材の操作速度を検出する操作速度検出手段と、 前記パルス発生手段からの前記パルスに基づき前記回転
    操作部材の操作量を検出する操作量検出手段と、 前記検出された操作速度および操作量に基づき、前記レ
    ンズ光学系の駆動量を決定する演算手段と、 この演算手段の出力に対応して前記モータを制御する制
    御手段と、 を具備したことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】前記演算手段は、前記モータが停止してい
    る状態で前記回転操作部材が操作された場合に、前記パ
    ルス発生手段から出力される最初のパルスに応答して所
    定の制御信号を出力し、前記モータを起動することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のレンズ駆動装置。
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